JP2683570B2 - 延線工事用架空線配列装置 - Google Patents

延線工事用架空線配列装置

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JP2683570B2
JP2683570B2 JP15920088A JP15920088A JP2683570B2 JP 2683570 B2 JP2683570 B2 JP 2683570B2 JP 15920088 A JP15920088 A JP 15920088A JP 15920088 A JP15920088 A JP 15920088A JP 2683570 B2 JP2683570 B2 JP 2683570B2
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九州男 渡部
利彦 江口
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、既設の架空地線(GW)を取外して、光ファ
イバ複合架空地線(OPGW)に張り替えるために行われ
る、いわゆる反転式延線工事において、GWとOPGWを上下
反転させる際に、両線が交差しないように配列するため
の装置に関するものである。
(従来の技術) GWとOPGWを張り替えるための、いわゆる反転式延線工
事は、例えば第8図乃至に示す手順で行われる。即
ち、延線径間の複数の鉄塔に張り渡されている既設の
地線(GW)を鉄塔Tから外して中間支持器Aに乗せ替え
る。なお、GWの一端側はドラム場側へ引き降ろしてお
く、引き降ろし部分を介してGW上に自走機Bを走行さ
せ、これに搬器C群を連結した連結ロープRを引かせ、
GW下に搬器C群を展開する。搬器Cは、上下にローラを
備え、上部ローラがGW上を走行し、下部ローラ上にはOP
GWを抱持している。OPGWが延線径間に張り渡された
ら、OPGWの張力を強めると共に、GWを緩めることによっ
て、搬器C群を反転させると同時にOPGWとGWの上下位置
を替える。連結ロープRを引くことにより、搬器C群
と共に、これに抱持されているGWをドラム場側へ巻き取
り回収する。こうして、鉄塔T上にはOPGWのみが残され
る。なお、ドラム場側には配列装置Dが設置され、OPG
W、GW、連結ロープRの3線を互いに干渉しないように
案内している。
ところで、OPGWとGWの上下位置を反転させた場合に
は、両線が途上で交差すると、搬器C群が停滞したり、
OPGWが損傷を受ける虞れがある。従って、OPGWとGWと
は、延線途上で互いに交差しないように、配列すること
が要求されている。
(発明が解決しようとする課題) 従って、本発明は、OPGWとGWの上下位置を反転させる
ときに、両線が途上で交差しないように、ドラム場側で
容易に両線の配置を変更することができる配列装置を提
供することを課題としている。
(課題を解決するための手段) 本発明においては、上記課題を解決するため、内側に
既設の地線(GW)、光ファイバ複合地線(OPGW)及び連
結ロープ(R)を通すことができる枠体1の鉄塔対向面
側に、鉄塔Tの上方に向けて斜めに、かつその斜面上に
おいて回転自在に円形枠3を取付け、この円形枠3は、
180゜の回転角度毎に枠体1に固定することができるよ
うにし、またこの円形枠3には、回転自在に複数の配列
ローラ8,9を設けて、これらで夫々GW、OPGW、連結ロー
プ(R)を案内させ、この状態で円形枠3を180゜回転
させてGWとOPGWとを上下に反転させることができるよう
にした。
(作 用) 本発明の配列装置は、ドラム場側に設置して用いる。
延線工事において、GW、OPGW、連結ロープRは、夫々後
方のドラム等から、枠体1内のローラ11〜17を介して、
円形枠3内の水平配列ローラ8に掛けられ、上方へ引き
出されている。しかして、OPGWが搬器C群に抱持されて
延線径間に展開されるまでは、GW、連結ロープR、OPGW
が、この順で上方から各水平配列ローラ8に掛けられて
いる。この配列は鉄塔T,T間における配列と同じである
から途中で各線が交錯することはない。鉄塔T,T間にお
いて、GWとOPGWの位置を上下に反転させる際には、鉄塔
Tから配列装置に到る引き降ろし区間でもGWとOPGWの位
置を上下に反転させる必要がある。そこで、GWとOPGWを
夫々枠体1等に引き止めて、張力を除去した状態で、円
形枠3を180゜回転させると、容易にGWとOPGWの位置が
上下に反転する。OPGWの枠体1内への引き込み位置は、
円形枠3の回転によって比較的大きく上下に変動するの
で、水平配列ローラ8より後方においてOPGWに無理な屈
折を生じる虞れがある。そのような場合には、OPGWの延
線を案内するためのローラ15,16の取付け位置を上下に
適宜変更してOPGWの屈折を可及的に小さくし、OPGWの保
護を図る。搬器Cは、連結ロープRの送り出しに従っ
て、適当間隔で順次連結ロープRに装着していくが、予
め複数をGW及びOPGWに掛けて、配列装置の前方に保持し
ておくのが効率的である。このような場合、複数の搬器
Cを支持腕7で保持して円形枠3の前面に衝突しないよ
うにし、他の線の引出しに支障を来さないようにする。
(実施例) 第1図乃至第7図に本発明の一実施例を示す。第1図
は配列装置の正面図、第2図は配列装置の平面図、第3
図は第1図III−III矢視図、第4図は配列装置の側面
図、第5図は第1図V−V断面図、第6図は反転後の配
列装置の正面図、第7図は設置状態の平面図である。
図において、1は、鉄骨材により略箱型に組み立てら
れた枠体であり、その内側には、既設のGW、OPGW及び連
結ロープRを通すことができるようになっている。
枠体1の鉄塔対向面側には、鉄塔Tの上方に向けて傾
斜した傾斜部2が設けられ、この傾斜部2上に、回転自
在に円形枠3が設けられている。即ち、枠体1の傾斜部
2上には、円形枠3の外周部に位置して4つの支持ロー
ラ4が回転自在に設けられており、これらの支持ローラ
4の溝内に、円形枠3の外周縁部を挟持しつつ回転する
ことができるようになっている。円形枠3の上下対向部
2ヵ所には回転ロックボルトの挿通孔3aを備えており、
この挿通孔3aを枠体1の対応孔に一致させて、これにロ
ックボルト5を装着することにより、円形枠3を180゜
の回転角度毎に枠体1に固定することができるようにな
っている。円形枠3の挿通孔3aの両側には、支持腕7を
取付けるためのブラケット6が設けられている。
支持腕7は、ブラケット6に対して着脱自在であり、
取付け状態において、先端部が円形枠3の前面部に張出
している。支持腕7の先端部には、GWを挿通させるため
のスリット7aを備えており、GWに支持された搬器Cを円
形枠3の前面部で受け止めることができると共に、常時
GWに接触して接地をとることができるようになってい
る。
円形枠3内には、水平方向に4つの水平配列ローラ8
と、これらと直交する方向に2つの縦方向配列ローラ9
とが夫々回転自在に取付けられており、両ローラ8,9に
囲まれた挿通部に夫々GW、連結ロープR、OPGWを通すこ
とができるようになっている。
枠体1の前方上部には、反転動作時にGW及びOPGWを一
時引き止めるための引手10が設けられている。
枠体1内には、GW、連結ロープR、OPGWを、相互に干
渉しないように案内する複数の各種ローラ11,1213,14,1
5,16,17が取付けられている。11,12は、GW案内用のロー
ラ、13は、GWと連結ロープRとを上下に区分して案内す
る開閉可能なダブル4面ローラ、14は連結ロープR及び
(または)GWの案内用ローラ、15,16,17はOPGW案内用の
ローラである。OPGW案内用のローラ15,16は、OPGWに無
理な屈折を生じないように、比較的大径のものが採用さ
れており、また夫々枠体1に対して、その取付け位置を
上下に変更することができるようになっている。18は接
地用のローラで、常時OPGWに接触して、接地をとること
ができるようになっている。
また、19は配列装置の前方に設置される作業台であ
り、この上に乗って作業を行うことができるようになっ
ている。
以上のように構成された配列装置は、第7図に示すよ
うに、延線工事においてドラム場側に設置して用いる。
第1図、第7図に示すように、GWは、リールワインダE
から架線ウィンチFを介して枠体1内に導かれ、ローラ
12,11を経て円形枠3の最上部のローラ間を通り、鉄塔
の上部へ引き上げられ、OPGWは、ドラムIから、延線車
Gを介して枠体1内に導かれ、ローラ17,16,15を経て円
形枠3の最下部のローラ間を通り、鉄塔の上部へ引き上
げられ、また連結ロープRは、リールワインダHから枠
体1内に導かれ、ローラ14,13を経て円形枠3の中間の
ローラ間を通って鉄塔の上部へ引き上げられている。G
W、連結ロープR、OPGWの3線の配列は鉄塔間における
配列と同じであるから途中で各線が交錯することはな
い。自走機が連結ロープRを引き上げる間、連結ロープ
Rに、所定間隔で多数の搬器Cを装着していく。このと
き搬器Cの上部ローラをGWに掛け、また下部ローラをOP
GWに掛ける必要があるので、予めいくつかの搬器CをGW
及びOPGWに掛けて、支持腕7上に保持しておくのが好都
合である。しかして、OPGWが搬器C群に抱持されて延線
径間に展開されたら、鉄塔間において、GWとOPGWの位置
を上下に反転させる。この際、鉄塔から配列装置に到る
引き降ろし区間でもGWとOPGWの位置を上下に反転させる
必要がある。そこで、枠体1の引手10とGW及びOPGWとの
間に図示しないカムアロング等を接続して、GWとOPGWを
夫々枠体に引き止め、枠体1の直前において張力を除去
した状態で、ロックボルト12を抜いて円形枠3を180゜
回転させると、容易にGWとOPGWの位置が上下に反転す
る。この際には、GWをローラ11,12から外して、ダブル
4面ローラ13を開き、その下段のローラに掛け、ローラ
14を通すと共に、OPGWの延線を案内するためのローラ1
5,16の取付け位置を上方に移してOPGWの屈折を可及的に
小さくする。こうして、GWとOPGWの位置を上下に反転さ
せたら、GWと連結ロープRとを引き降ろして巻き取って
いく。
(発明の効果) 以上のように、本発明においては、内側に既設のGW、
OPGW及び連結ロープ(R)を通すことができる枠体1の
鉄塔対向面側に、鉄塔Tの上方に向けて斜めに、かつそ
の斜面上において回転自在に円形枠3を取付け、この円
形枠3は、180゜の回転角度毎に枠体1に固定すること
ができるようにし、またこの円形枠3には、回転自在に
複数の配列ローラ8,9を設けて、これらで夫々GW、OPG
W、連結ロープ(R)を案内することができるように
し、この状態で円形枠3を180゜回転させてGWとOPGWと
を上下に反転させることができるようにしたため、鉄塔
T,T間に架設されたOPGWとGWの上下位置を反転させると
きに、両線が引き降ろし途上で交差しないように、ドラ
ム場側で容易に両線の配置を変更することができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図は配列装置の正面図、第2図は配列装置の平面図、
第3図は第1図III−III矢視図、第4図は配列装置の側
面図、第5図は第1図V−V断面図、第6図は反転後の
配列装置の正面図、第7図は設置状態の平面図であり、
第8図は従来の反転式延線工法の概略説明図である。 1……枠体、3……円形枠、4……支持ローラ、5……
ロックボルト、7……支持腕、8……水平配列ローラ、
9……縦方向配列ローラ、11〜17……ローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 広明 東京都品川区南品川6丁目5番19号 三 和テッキ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−260509(JP,A) 特開 昭62−260507(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既設の地線を光ファイバ複合地線に張り替
    えるための反転式延線工法において、既設の地線、光フ
    ァイバ複合地線及び多数の搬器を連結する連結ロープを
    夫々ローラに掛けて案内するために、ドラム場側に設置
    されるものであって、 内側に既設の地線、光ファイバ複合地線及び連結ロープ
    を通すことができる枠体と、 この枠体の鉄塔対向面側に、鉄塔の上方に向けて斜め
    に、かつその斜面上において回転自在に設けられると共
    に、180゜の回転角度毎に枠体に固定可能な円形枠と、 この円形枠内において、前記既設の地線、光ファイバ複
    合地線及び連結ロープを夫々案内することができるよう
    に、回転自在に支持された複数の配列ローラと、 前記枠体内において、前記既設の地線、光ファイバ複合
    地線及び連結ロープが相互に干渉しないように夫々延線
    を案内する複数のローラとを備えたことを特徴とする延
    線工事用架空線配列装置。
  2. 【請求項2】前記枠体には、前記円形枠の外周部を挟持
    しつつ回転することができるように、複数の支持ローラ
    が設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第
    (1)項に記載の延線工事用架空線配列装置。
  3. 【請求項3】前記円形枠内に設けられた配列ローラは、
    前記既設の地線、光ファイバ複合地線及び連結ロープの
    夫々四方を囲むように、回転自在に設けられた複数の水
    平配列ローラと、縦方向配列ローラとから成ることを特
    徴とする特許請求の範囲第(1)項または第(2)項に
    記載の延線工事用架空線配列装置。
  4. 【請求項4】前記枠体内には、前記光ファイバ複合地線
    の延線を案内するためのローラが、上下に取付け位置変
    更可能に設けられていることを特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項乃至第(3)項の何れかに記載の延線工事
    用架空線配列装置。
  5. 【請求項5】前記枠体には、前記円形枠の前面部に張出
    して、前記地線に吊支された搬器を円形枠の前面部で受
    け止めるための支持腕が着脱自在に設けられていること
    を特徴とする特許請求の範囲第(1)項乃至第(4)項
    の何れかに記載の延線工事用架空線配列装置。
JP15920088A 1988-06-29 1988-06-29 延線工事用架空線配列装置 Expired - Lifetime JP2683570B2 (ja)

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