JPS6132929Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6132929Y2
JPS6132929Y2 JP5066982U JP5066982U JPS6132929Y2 JP S6132929 Y2 JPS6132929 Y2 JP S6132929Y2 JP 5066982 U JP5066982 U JP 5066982U JP 5066982 U JP5066982 U JP 5066982U JP S6132929 Y2 JPS6132929 Y2 JP S6132929Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
steel
stranded
bundle
circular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5066982U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58154252U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5066982U priority Critical patent/JPS58154252U/ja
Publication of JPS58154252U publication Critical patent/JPS58154252U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6132929Y2 publication Critical patent/JPS6132929Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
  • Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)
  • Unwinding Of Filamentary Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は架空線路に使用する特殊な鋼撚線の繰
出器に関するものである。
一般の電話ケーブルを電柱に架渉する場合、ま
ず鋼撚線を張渡し、ついでケーブルハンガなどで
ケーブルをこの鋼撚線につり下げるのが普通であ
る。特殊な鋼撚線、例えば7本の鋼線を撚り合せ
た鋼撚線又は4本のアルミニウム線を撚り合せた
アルミニウム撚線が使用される。以下これらの撚
線を総称して鋼撚線として表現する。通常、これ
らの鋼撚線は外径650mmの束にして針金又は鋼帯
を使用して2ないし3個所封じてある。鋼撚線の
束が重量にして35Kgから60Kg程度である所謂短ピ
ースの鋼撚線を繰出す器具は現在まで見出せな
い。このような短ピース用鋼撚線を繰出す場合に
は束を封じる針金又は鋼帯を切断すると鋼撚線の
反発力により鋼撚線の端末が跳ねる危険があり、
さらに束の全体が所謂ばらけにより鋼撚線の繰出
しが困難になる。本考案はこの点を考慮して、円
筒形の鋼製のフレームの内に水平ローラ及び垂直
ローラを取付け、鋼撚線の束のばらけを押えて鋼
撚線の束を円滑に回動して繰出しを行うことので
きる鋼撚線繰出器を提供する。
本考案の構成は円形の上枠部及び円形の下枠部
とをその円形枠の円周に沿つて配置する複数本の
支柱により構成するフレームと、フレーム内にお
いて鋼撚線の束を回動するためフレームの下枠部
に下枠部の中心から放射状に配置する複数本の水
平ローラ及びフレームの支柱に対して平行に水平
ローラに対して垂直に上枠部と下枠部との間に配
置する複数本の垂直ローラと、水平ローラ上に鋼
撚線の束を置くための円形の底板と、底板上に鋼
撚線の束を案内するための底板に設ける複数本の
ガイドピンと、ガイドピンを案内として底板上に
置く鋼撚線の束を上方より押えるための円形の上
蓋と、上蓋に対してガイドピンを介して押力を加
えるための複数個のスプリング及び上蓋押えワツ
シヤと、フレームの側方に設ける鋼撚線引出口と
フレームの下枠部に装着可能な脚とを具備する。
以下図面を参照して本考案の鋼撚線繰出器の実
施例を説明する。
本考案の鋼撚線繰出器は鋼撚線の束を鋼製のフ
レーム内に垂直ローラ、底板及び上蓋をもつて上
下及び周辺を囲み、鋼撚線の端末部分の踏ねや鋼
撚線の束のばらけを押え、鋼撚線の束から鋼撚線
を水平ローラを用いて円滑に回動しながら容易に
鋼撚線の繰出し作業を行う繰出器である。
第1図は本考案の鋼撚線繰出器の主要な構成部
分を示す分解図である。1は鋼製のフレームであ
る。フレーム1は円形の上枠部と同じく円形の下
枠部とを円形枠の円周に沿うてこの実施例では8
本の支柱22を配置し溶接して構成する。下枠部
は後に説明する水平ローラの取付のために円形の
下枠部と同心円の半径の異なる円形枠を準備し、
この円形枠と下枠部との間を放射状に6本の水平
支柱24を用いて溶接して連結する。2は水平ロ
ーラであり、下枠部と同心円の半径の異なる円形
枠とにより回動自在に設ける。この実施例では8
本の水平ローラ2が放射状に等間隔に配置する。
水平ローラ2の本数は例えば6本でも良い。しか
し8本以上の水平ローラ2を使用することは構成
を複雑化する。3はフレーム1の支柱に平行で水
平ローラ2に対しては垂直に上枠部と下枠部との
間に枠の円周に沿うて回動自在に配置する垂直ロ
ーラである。水平ローラ2及び垂直ローラはいず
れも軽合金又は硬質合成樹脂を用いて製造され
る。垂直ローラ3はこの実施例では8本等間隔の
位置に配置して設ける。第2図はフレーム1を上
方より見た平面図であり、第3図は第2図のA−
A′線の切断による垂直ローラ3と水平ローラ2
との位置関係を説明する図である。垂直ローラ3
と水平ローラ2のフレーム1に対する取付け位置
は第3図に示すように垂直ローラ3と水平ローラ
2との間にA−A′線の切断面からみて間隙を生
じない様にする必要がある。もしもここにおいて
間隙が生じる場合には鋼撚線の端末部分が跳ね又
は鋼撚線の束のばらけにより鋼撚線が落ちこみ、
繰出操作を困難にする。フレーム1には鋼撚線繰
出器の運搬のため取手11を2個対称的に設けて
ある。さらにフレーム1の支柱の側部に後におい
て説明する脚14を差込むための差込みパイプ1
5が2個所に設けてある。4はフレーム1内に置
く円形の底板である。底板4は軽量化を図るため
に適当に打抜き部分を設けるとともに鋼撚線の束
を案内するための複数本のガイドピン5を直立し
て設ける。ここでは小円形板の鍔部16をそれぞ
れ設けたガイドピン5が6本示されている。その
うち3本のガイドピン5にはそれぞれ2個ずつの
ノツクピン17が設けてある。鋼撚線の束はガイ
ドピン5を案内として底板4の上に置く。鋼撚線
の束の上に上蓋6が置かれ、上蓋6は円形板であ
り、ガイドピン5が貫通するための孔が6個設け
られると共に軽量化を図るために底板4と同じよ
うに打抜部分を設ける。上蓋6には把手9が設け
られ、上蓋6と底板4との間に鋼撚線の束を固定
した後に把手9をもつて鋼撚線の束を回動するこ
とができる。ガイドピン5に設けられたノツクピ
ン16はスプリング7及び上蓋押えワツシア8を
用いて上蓋6を押えるのに役立つ。上蓋押えワツ
シア8は第4図に斜視図として示すがガイドピン
5に挿入する孔の内側にノツクピン17を通過す
ることのできるための溝18を切込し、さらに上
蓋押えワツシア8の上面には溝18の切込みに対
して角度90゜の位置に切込19を設ける。上蓋押
えワツシア8は上蓋6に挿入したガイドピン5に
スプリング7を挿入し、その上から上蓋押えワツ
シア8を挿入し、上蓋押えワツシア8の切込み溝
18を通してノツクピン17を通過させた後90゜
角度に廻すことにより上蓋押えワツシア8の上面
の切込み19をノツクピン17に係合して固定す
る。鋼撚線の束は鋼撚線の弾性に抗して円形に束
ねてあるため束の周りを3個所を針金又は鋼帯で
封じてある。針金又は鋼帯を切断するときには鋼
撚線の束の反発力により所謂ばらけが起り、鋼撚
線の束は水平方向では垂直ローラ3に接触し、垂
直方向では上蓋6を介してガイドピン5の鍔部1
6及びスプリング7さらに上蓋押えワツシア8に
よつて押えられる。10は引出口である。鋼撚線
の端末部分は引出口10を通じて外方に引出す。
引出口10は4本の硬質合成樹脂製ローラを組合
せて四角形に構成し、フレーム1に設ける。鋼撚
線は傷を付することなく円滑に取出口10のロー
ラ上を通過することができる。4本のローラを使
用する代りに3本の硬質合成樹脂製ローラを三角
形に組合せて取出口を構成することができる。
本考案の鋼撚線繰出器の使用方法を説明する。
フレーム1内に底板4を置く。短ピース用鋼撚線
の束を底板4のガイドピン5を案内にして底板4
上に置く。次に上蓋6をガイドピン5を案内にし
て挿入して鋼撚線の束の上に置く。ガイドピン5
の3本にそれぞれスプリング7を通し、さらにそ
の上から上蓋押えワツシア8を用いて上蓋6を固
定する。鋼撚線の束の封じの針金又は鋼帯を切断
する。鋼撚線の端末部分を取出口より引出し鋼撚
線の端末部分はフレーム1の支柱22に固定す
る。他方の鋼撚線の端末部分はガイドピン5に固
定する。鋼撚線の端末部分を引出口10より徐々
に引出すことにより円滑に繰出される。
本考案の鋼撚線繰出器は鋼撚線の巻取りに使用
できる。普通梱包される鋼撚線の束はドラムに巻
かれ全体として200Kgの重量を有する。このもの
を短スパンに切断して架空線路短スパン鋼撚線と
して使用することがある。この場合、必要量のス
パンの鋼撚線を本考案の鋼撚線繰出器に巻き取る
必要がある。まず梱包された鋼撚線の先端部分を
引出して引出口10よりフレーム1内に導きガイ
ドピン5に固定する。上蓋押えワツシア8により
上蓋6を固定した後に把手9を徐々に廻わすこと
により鋼撚線はフレーム1内に巻き取られる。最
後に鋼撚線の端末部分はフレーム1の支柱22に
固定する。
本考案の鋼撚線繰出器を使用して架空線路の鋼
撚線を架渉することができる。第5図は本考案の
鋼撚線繰出器の使用を説明する図である。フレー
ム1の脚差込みパイプ15のそれぞれに脚14を
押込む。フレーム1は地面Gに対して斜傾して固
定できる。鋼撚線20は矢印の方向に円滑に引出
しできる。
以上説明したように本考案の鋼撚線繰出器は構
造が簡単で重量は比較的軽く運搬が容易である。
短ピースの鋼撚線の繰出作業を安全にそして迅速
に行うことができる。さらに本考案の鋼撚線繰出
器は巻取り作業にも使用できるので益するところ
極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の鋼撚線繰出器の一実施例を示
す分解図、第2図は同じくフレームの平面図、第
3図は第2図のA−A′線の切断による水平ロー
ラと垂直ローラとの関係を示す図、第4図は上蓋
押えワツシアの斜視図、第5図は本考案の鋼撚線
繰出器の使用状態を説明する図である。 1……フレーム、2……水平ローラ、3……垂
直ローラ、4……底板、5……ガイドピン、6…
…上蓋、7……スプリング、8……上蓋押えワツ
シア、10……引出口、14……脚、20……鋼
撚線、22……支柱、24……下枠支柱。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円形の上枠部及び円形の下枠部とをその円形枠
    の円周に沿つて配置する複数本の支柱22により
    構成するフレーム1と、上記フレーム1内におい
    て鋼撚線の束を回動するため上記フレーム1の下
    枠部に下枠部の中心から放射状に配置する複数本
    の水平ローラ2及び上記フレーム1の支柱22に
    対して平行に上記水平ローラ2に対しては垂直に
    上記上枠部と上記下枠部との間に配置する複数本
    の垂直ローラ3と、上記水平ローラ2上に鋼撚線
    の束を置くための円形の底板4と、上記底板4上
    に鋼撚線の束を案内するための上記底板4に設け
    る複数本のガイドピン5と、上記ガイドピン5を
    案内として上記底板4上に置く鋼撚線の束を上方
    より押えるための円形の上蓋6と、上記上蓋6に
    対して上記ガイドピン5を介して押力を加えるた
    めの複数のスプリング7及び上蓋押えワツシヤ8
    と、上記フレーム1の側方に設ける鋼撚線引出口
    10と上記フレーム1の下枠部に装着可能な脚1
    4とを具備することを特徴とする鋼撚線繰出器。
JP5066982U 1982-04-09 1982-04-09 鋼撚線繰出器 Granted JPS58154252U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5066982U JPS58154252U (ja) 1982-04-09 1982-04-09 鋼撚線繰出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5066982U JPS58154252U (ja) 1982-04-09 1982-04-09 鋼撚線繰出器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58154252U JPS58154252U (ja) 1983-10-15
JPS6132929Y2 true JPS6132929Y2 (ja) 1986-09-25

Family

ID=30061453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5066982U Granted JPS58154252U (ja) 1982-04-09 1982-04-09 鋼撚線繰出器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58154252U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH045499Y2 (ja) * 1986-12-15 1992-02-17
JP2736679B2 (ja) * 1989-03-20 1998-04-02 株式会社ジオトップ 鋼棒等の巻取り、送り出し供給方法と、これに用いる鋼棒等の収納リング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58154252U (ja) 1983-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU770284B2 (en) Cord reel and storage device
DE69202328D1 (de) Aufwickelvorrichtung zum Auf- und Abwickeln eines Kabels auf eine Trommel.
AU3688599A (en) Cable wire spool
EP1809429A1 (en) Cabling continuous deployment system and tool
JPS6132929Y2 (ja)
US4206889A (en) Coil unwinding device
US5806780A (en) Universal cable take-off system
US5490624A (en) Tippet tamer
US3026060A (en) Radially adjustable reel
US3173638A (en) Lashed cable support
KR200161222Y1 (ko) 케이블 가설용 권취기의 케이블 안내구
US20020117574A1 (en) Wire spool stay
US3030047A (en) Coil accommodating and dispensing device
JPH034097Y2 (ja)
JP4011783B2 (ja) ケーブルの繰出装置
JP2006288167A (ja) ケーブル架線用補助装置及びケーブル保持装置並びにケーブル架線方法
US2721037A (en) Wire winding tool
JPS62285877A (ja) 線状材巻取装置
CA1308406C (en) Rope coiler
CN217626798U (zh) 一种简易电工放线器
KR102532796B1 (ko) 조류퇴치가 가능한 가공배전선 지지장치
JP2762074B2 (ja) ローラー式固定器
JPS584802Y2 (ja) 梱包機におけるバンド誘導機構
JPH0320011Y2 (ja)
JPS6229288B2 (ja)