JP2683171B2 - 建設用搬送足場装置 - Google Patents
建設用搬送足場装置Info
- Publication number
- JP2683171B2 JP2683171B2 JP21460291A JP21460291A JP2683171B2 JP 2683171 B2 JP2683171 B2 JP 2683171B2 JP 21460291 A JP21460291 A JP 21460291A JP 21460291 A JP21460291 A JP 21460291A JP 2683171 B2 JP2683171 B2 JP 2683171B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scaffolding
- pair
- construction
- wall
- frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Movable Scaffolding (AREA)
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、中層建物の施工に適用
する外部足場に人荷搬送設備等の各種機能を備えた建設
用搬送足場装置に係る。
する外部足場に人荷搬送設備等の各種機能を備えた建設
用搬送足場装置に係る。
【０００２】
【従来の技術】従来、鉄筋コンクリート造の中層建物の
施工には、建物躯体の施工に先攻して複数階分の外部足
場を建物外壁を囲繞するように架設し、同外部足場に作
業員や資材を施工階に搬送するための人荷用昇降リフト
を添設し、さらに工事用の電源・給排水・通信設備等の
仮設設備を配設して、前記装置や仮設設備を利用して建
物の最下階から最上階に向かって一階づつ積層方式によ
り施工をしている。
施工には、建物躯体の施工に先攻して複数階分の外部足
場を建物外壁を囲繞するように架設し、同外部足場に作
業員や資材を施工階に搬送するための人荷用昇降リフト
を添設し、さらに工事用の電源・給排水・通信設備等の
仮設設備を配設して、前記装置や仮設設備を利用して建
物の最下階から最上階に向かって一階づつ積層方式によ
り施工をしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記従来施工法で使用
する外部足場は鋼製枠組足場が主体であり、同鋼製枠組
足場は強度的な制約から自立高さは数階分が限度のた
め、足場を複数回に分割して架設することが必要であ
り、建物躯体の施工がその都度中断されるとともに、外
部足場転倒防止用の壁繋ぎ材を建物躯体に多数設置する
必要があり外壁仕上げ等作業を阻害する。また従来施工
法では建物躯体完了までは、建物を覆う仮設屋根を外部
足場を利用して架設することが出来ないため屋外作業と
なり、降雨等の天候に左右され日程の遅延や作業環境に
影響を及ぼす。更に人荷用昇降リフトや仮設設備は外部
足場に添設して架設する方法のため複数回に分割して架
設することとなり、作業が面倒で日程やコストも掛り、
且つ電力幹線等の養生不備による問題もあって漏電によ
る感電災害等を引き起こすこともある。
する外部足場は鋼製枠組足場が主体であり、同鋼製枠組
足場は強度的な制約から自立高さは数階分が限度のた
め、足場を複数回に分割して架設することが必要であ
り、建物躯体の施工がその都度中断されるとともに、外
部足場転倒防止用の壁繋ぎ材を建物躯体に多数設置する
必要があり外壁仕上げ等作業を阻害する。また従来施工
法では建物躯体完了までは、建物を覆う仮設屋根を外部
足場を利用して架設することが出来ないため屋外作業と
なり、降雨等の天候に左右され日程の遅延や作業環境に
影響を及ぼす。更に人荷用昇降リフトや仮設設備は外部
足場に添設して架設する方法のため複数回に分割して架
設することとなり、作業が面倒で日程やコストも掛り、
且つ電力幹線等の養生不備による問題もあって漏電によ
る感電災害等を引き起こすこともある。
【０００４】本発明は、前記従来技術の有する問題点に
鑑みて提案されたもので、その目的とする処は、全天候
方式の作業空間を確保して、同作業空間内で自動式の資
材搬送設備や安全な仮設設備を配置して、省力的で、能
率的で、しかも安全な環境内で施工することができる建
設用搬送足場装置を提供する点にある。
鑑みて提案されたもので、その目的とする処は、全天候
方式の作業空間を確保して、同作業空間内で自動式の資
材搬送設備や安全な仮設設備を配置して、省力的で、能
率的で、しかも安全な環境内で施工することができる建
設用搬送足場装置を提供する点にある。
【０００５】
【問題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明は、対向する一対の方形フレームと同一対の
方形フレームを繋ぎ梁で連結して構成した直方体形状の
単一足場枠を、同単一足場枠の上方及び側方を複数個連
結して形成してなる一双の屏風状の壁面足場ユニットを
建物外壁面に沿わせて並列に立設するとともに、前記単
一足場枠の前後方を複数個連結して形成してなる箱梁状
の屋根梁ユニットを前記一双の壁面足場ユニット間に複
数箇所横架して構成したことを特徴とする。また前記壁
面足場ユニットは、一対の方形フレーム内面両側端にガ
イドレールを垂直方向に添設した単一足場枠を複数個積
層して形成した昇降リフト用の昇降路と、前記昇降路以
外を一対の方形フレーム間に床板を横架し同床板上に一
双の走行レールを載設した単一足場枠で形成した搬送車
両用の搬送通路を備えることを特徴とする。また前記壁
面足場ユニットを構成する単一足場枠の外面建物側に、
昇降路部分は垂直方向に、搬送通路部分は水平方向にそ
れぞれ、仮設設備用の配線配管ラックを備えることを特
徴とする。
め、本発明は、対向する一対の方形フレームと同一対の
方形フレームを繋ぎ梁で連結して構成した直方体形状の
単一足場枠を、同単一足場枠の上方及び側方を複数個連
結して形成してなる一双の屏風状の壁面足場ユニットを
建物外壁面に沿わせて並列に立設するとともに、前記単
一足場枠の前後方を複数個連結して形成してなる箱梁状
の屋根梁ユニットを前記一双の壁面足場ユニット間に複
数箇所横架して構成したことを特徴とする。また前記壁
面足場ユニットは、一対の方形フレーム内面両側端にガ
イドレールを垂直方向に添設した単一足場枠を複数個積
層して形成した昇降リフト用の昇降路と、前記昇降路以
外を一対の方形フレーム間に床板を横架し同床板上に一
双の走行レールを載設した単一足場枠で形成した搬送車
両用の搬送通路を備えることを特徴とする。また前記壁
面足場ユニットを構成する単一足場枠の外面建物側に、
昇降路部分は垂直方向に、搬送通路部分は水平方向にそ
れぞれ、仮設設備用の配線配管ラックを備えることを特
徴とする。
【０００６】
【作用】本発明によれば前記したように、一双の屏風状
の壁面足場ユニットを建物外壁面に沿わせて並列に立設
するとともに、箱梁状の屋根梁ユニットを前記一双の壁
面足場ユニット間に複数箇所横架して構成することによ
って、建物躯体施工前に一度の作業で搬送足場装置を構
築し、前記搬送足場装置を被覆するように屋根テント及
び外壁テントを張架することによって全天候方式の作業
空間を提供することを可能とする。
の壁面足場ユニットを建物外壁面に沿わせて並列に立設
するとともに、箱梁状の屋根梁ユニットを前記一双の壁
面足場ユニット間に複数箇所横架して構成することによ
って、建物躯体施工前に一度の作業で搬送足場装置を構
築し、前記搬送足場装置を被覆するように屋根テント及
び外壁テントを張架することによって全天候方式の作業
空間を提供することを可能とする。
【０００７】また、壁面足場ユニットは昇降リフト用の
昇降路と搬送車両用の搬送通路を備えているので、前記
壁面足場ユニットにコンピューター制御の昇降リフトと
搬送車両を設けることによって、資材や人の自動化搬送
を可能とする。また、壁面足場ユニットは垂直方向と水
平方向に仮設設備用の配線配管ラックを備えているの
で、配線配管ラック内に所定の電線や水道管や排水管や
通信線等を設備することによって、一度の作業で安全な
仮設設備を提供することを可能とする。
昇降路と搬送車両用の搬送通路を備えているので、前記
壁面足場ユニットにコンピューター制御の昇降リフトと
搬送車両を設けることによって、資材や人の自動化搬送
を可能とする。また、壁面足場ユニットは垂直方向と水
平方向に仮設設備用の配線配管ラックを備えているの
で、配線配管ラック内に所定の電線や水道管や排水管や
通信線等を設備することによって、一度の作業で安全な
仮設設備を提供することを可能とする。
【０００８】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面により説明す
る。図１は、一双の屏風状の壁面足場ユニット７，７を
鉄筋コンクリート造の中層階建物Ｂに沿わせて並列に立
設するとともに、箱梁状の屋根梁ユニット８を前記一双
の壁面足場ユニット７，７間に複数箇所横架して構成し
た搬送足場装置Ａを、同搬送足場装置Ａを被覆するよう
に屋根テント１７と壁テント１８を張架した全天候方式
の作業空間内で、鉄筋コンクリート造の中層建物Ｂの施
工をしている実施状況を示す説明図である。
る。図１は、一双の屏風状の壁面足場ユニット７，７を
鉄筋コンクリート造の中層階建物Ｂに沿わせて並列に立
設するとともに、箱梁状の屋根梁ユニット８を前記一双
の壁面足場ユニット７，７間に複数箇所横架して構成し
た搬送足場装置Ａを、同搬送足場装置Ａを被覆するよう
に屋根テント１７と壁テント１８を張架した全天候方式
の作業空間内で、鉄筋コンクリート造の中層建物Ｂの施
工をしている実施状況を示す説明図である。
【０００９】前記壁面足場ユニット７，７には、後記す
る図７のように昇降路１０と搬送通路１３が配設されて
おり、前記昇降路１０に自動制御方式の昇降リフト２３
を設けて、人の昇降や昇降リフト２３の昇降架台１９上
に搭載した自動制御方式の搬送車両２８を施工階に昇降
する。さらに搬送通路１３の走行レール上を前記搬送車
両２８を自動制御で運転して施工階の所定位置に建設資
材３１を搬送する。また、壁面足場ユニット７，７に垂
直方向と水平方向に仮設設備用の配線配管ラック１６
（図２、３、４参照）が配設されており、前記配線配管
ラック１６内に所定の電線や水道管や排水管や通信線等
を設備することによって、中層建物Ｂの施工に必要なエ
ネルギーを必要箇所に安全に供給する。
る図７のように昇降路１０と搬送通路１３が配設されて
おり、前記昇降路１０に自動制御方式の昇降リフト２３
を設けて、人の昇降や昇降リフト２３の昇降架台１９上
に搭載した自動制御方式の搬送車両２８を施工階に昇降
する。さらに搬送通路１３の走行レール上を前記搬送車
両２８を自動制御で運転して施工階の所定位置に建設資
材３１を搬送する。また、壁面足場ユニット７，７に垂
直方向と水平方向に仮設設備用の配線配管ラック１６
（図２、３、４参照）が配設されており、前記配線配管
ラック１６内に所定の電線や水道管や排水管や通信線等
を設備することによって、中層建物Ｂの施工に必要なエ
ネルギーを必要箇所に安全に供給する。
【００１０】図２乃至図４は壁面足場ユニット７を構成
する搬送通路１３用と昇降路１０用の単一足場枠４及び
配線配管ラック１６の構成を説明する１実施例である。
図２は単一足場枠４を搬送通路１３として利用する場合
の構成を説明する斜視図で、対向する一対の鋼製方形フ
レーム１，１と方形フレーム１，１間を繋ぎ梁２で連結
して形成した直方体形状の単一足場枠４と、床板１１
と、走行レール１２で構成される。前記単一足場枠４の
方形フレーム１，１間に床板１１を横架し、同床板１１
上に一双の走行レール１２を載設して搬送車両２８の搬
送通路１３となる。本実施例では単一足場枠４の寸法
は、高さが建物一階相当、長さが１スパン相当、幅が約
２米としている。
する搬送通路１３用と昇降路１０用の単一足場枠４及び
配線配管ラック１６の構成を説明する１実施例である。
図２は単一足場枠４を搬送通路１３として利用する場合
の構成を説明する斜視図で、対向する一対の鋼製方形フ
レーム１，１と方形フレーム１，１間を繋ぎ梁２で連結
して形成した直方体形状の単一足場枠４と、床板１１
と、走行レール１２で構成される。前記単一足場枠４の
方形フレーム１，１間に床板１１を横架し、同床板１１
上に一双の走行レール１２を載設して搬送車両２８の搬
送通路１３となる。本実施例では単一足場枠４の寸法
は、高さが建物一階相当、長さが１スパン相当、幅が約
２米としている。
【００１１】図３は単一足場枠４を昇降路１０として利
用する場合の構成を説明する斜視図で、単一足場枠４
と、ラック方式のガイドレール９で構成される。前記単
一足場枠４の一対の方形フレーム１，１の内面両側端に
ラック方式のガイドレール９を垂直方向に添設して昇降
リフト２３の昇降路１０となる。
用する場合の構成を説明する斜視図で、単一足場枠４
と、ラック方式のガイドレール９で構成される。前記単
一足場枠４の一対の方形フレーム１，１の内面両側端に
ラック方式のガイドレール９を垂直方向に添設して昇降
リフト２３の昇降路１０となる。
【００１２】図４は配線配管ラック１６の構成を説明す
る斜視図で、断面凹状の樋の両側面間に棒鋼を梯子状に
溶着した基台１４と同基台１４に蓋板１５を螺着してい
る。前記基台１４の棒鋼に電線や水道管や排水管や通信
線等を結束して固定して蓋板１５を螺着する。なお配線
や配管の取出し部分は前記蓋板１５の一部を取外せばよ
い。
る斜視図で、断面凹状の樋の両側面間に棒鋼を梯子状に
溶着した基台１４と同基台１４に蓋板１５を螺着してい
る。前記基台１４の棒鋼に電線や水道管や排水管や通信
線等を結束して固定して蓋板１５を螺着する。なお配線
や配管の取出し部分は前記蓋板１５の一部を取外せばよ
い。
【００１３】図５乃至図６は搬送足場装置Ａの架設工程
を説明する１実施例である。図５は壁面足場ユニット７
の架設工程を示し、施工予定の中層建物Ｂの両側壁に沿
って、前記壁面足場ユニット７の土台３２を地盤Ｃ上に
木材等で水平に配設する。前記土台３２上に一層目の単
一足場枠４を一列に配置し、単一足場枠４同志と単一足
場枠４と土台３２を連結プレート５を介して接合ボルト
６で螺着する。この場合昇降リフト２３を配置する位置
にはガイドレール９を添設した昇降路１０用の単一足場
枠４を設置し、それ以外の位置には床板１１と走行レー
ル１２を載設した搬送通路１３用の単一足場枠４を使用
する。一層目を架設した後、中層建物Ｂの高さに応じて
一層目と同様に昇降路１０や搬送通路１３用の単一足場
枠４を順次積層して、一双の屏風状の壁面足場ユニット
７，７を立設する。なお壁面足場ユニット７が高い場合
は、転倒防止のため架設中はワイヤー３３等で控えを取
って置く必要がある。
を説明する１実施例である。図５は壁面足場ユニット７
の架設工程を示し、施工予定の中層建物Ｂの両側壁に沿
って、前記壁面足場ユニット７の土台３２を地盤Ｃ上に
木材等で水平に配設する。前記土台３２上に一層目の単
一足場枠４を一列に配置し、単一足場枠４同志と単一足
場枠４と土台３２を連結プレート５を介して接合ボルト
６で螺着する。この場合昇降リフト２３を配置する位置
にはガイドレール９を添設した昇降路１０用の単一足場
枠４を設置し、それ以外の位置には床板１１と走行レー
ル１２を載設した搬送通路１３用の単一足場枠４を使用
する。一層目を架設した後、中層建物Ｂの高さに応じて
一層目と同様に昇降路１０や搬送通路１３用の単一足場
枠４を順次積層して、一双の屏風状の壁面足場ユニット
７，７を立設する。なお壁面足場ユニット７が高い場合
は、転倒防止のため架設中はワイヤー３３等で控えを取
って置く必要がある。
【００１４】図６は屋根梁ユニット８を前記一双の壁面
足場ユニット７，７間に横架した工程を示し、単一足場
枠４の方形フレーム１同士を対向させ連結用ボルト穴３
を接合ボルト６で螺着して所定スパンの箱梁状の屋根梁
ユニット８を形成し、同屋根梁ユニット８の底面に床板
１１を敷設する。前記屋根梁ユニット８を、一双の壁面
足場ユニット７，７間の両外端位置と中間部に複数箇所
横架して搬送足場装置Ａを構築する。次いで、前記搬送
足場装置Ａを被覆するように屋根テント１７及び外壁テ
ント１８を張架する。
足場ユニット７，７間に横架した工程を示し、単一足場
枠４の方形フレーム１同士を対向させ連結用ボルト穴３
を接合ボルト６で螺着して所定スパンの箱梁状の屋根梁
ユニット８を形成し、同屋根梁ユニット８の底面に床板
１１を敷設する。前記屋根梁ユニット８を、一双の壁面
足場ユニット７，７間の両外端位置と中間部に複数箇所
横架して搬送足場装置Ａを構築する。次いで、前記搬送
足場装置Ａを被覆するように屋根テント１７及び外壁テ
ント１８を張架する。
【００１５】図７は搬送足場装置Ａに装置した昇降リフ
ト２３と搬送車両２８による資材搬送の実施状況を説明
するもので、昇降リフト２３の昇降は、例えば昇降路１
０に添設したラック方式のガイドレール９に係合した歯
車式電動機２０を回転駆動して昇降させる。建設資材３
１の搬送手順は、昇降リフト２３の昇降台１９に敷設し
た走行レール１２上に停止した搬送車両２８に、一階荷
置場Ｄの建設資材３１をホークリフト３４等で移載し、
昇降リフト２３を駆動して施工階に運行し停止したら、
搬送車両２８の電動車輪２５を駆動して施工階の所定位
置まで運行する。前記手順で搬送されて来た建設資材３
１は、施工中の中層建物Ｂ床上で稼働しているホークリ
フト３４やクレーン等（図示せず）で建物内に横取す
る。次いで空車となった搬送車両２８は上昇時と逆の手
順で一階に運行する。なお搬送車両２８は複数台用意し
て運転すると効率的である。
ト２３と搬送車両２８による資材搬送の実施状況を説明
するもので、昇降リフト２３の昇降は、例えば昇降路１
０に添設したラック方式のガイドレール９に係合した歯
車式電動機２０を回転駆動して昇降させる。建設資材３
１の搬送手順は、昇降リフト２３の昇降台１９に敷設し
た走行レール１２上に停止した搬送車両２８に、一階荷
置場Ｄの建設資材３１をホークリフト３４等で移載し、
昇降リフト２３を駆動して施工階に運行し停止したら、
搬送車両２８の電動車輪２５を駆動して施工階の所定位
置まで運行する。前記手順で搬送されて来た建設資材３
１は、施工中の中層建物Ｂ床上で稼働しているホークリ
フト３４やクレーン等（図示せず）で建物内に横取す
る。次いで空車となった搬送車両２８は上昇時と逆の手
順で一階に運行する。なお搬送車両２８は複数台用意し
て運転すると効率的である。
【００１６】また前記昇降リフト２３の制御盤２１にマ
イクロコンピューター２２を備えさせ、搬送車両２８の
制御盤２６にマイクロコンピューター（図示せず）を装
置し、中央制御手段（図示せず）のメーンコンピュータ
ー（図示せず）と接続して、予め組み込まれた運行プロ
グラムに従って昇降リフト２３と搬送車両２８を運転制
御をすることによって、資材搬送の無人化又は自動化が
可能である。
イクロコンピューター２２を備えさせ、搬送車両２８の
制御盤２６にマイクロコンピューター（図示せず）を装
置し、中央制御手段（図示せず）のメーンコンピュータ
ー（図示せず）と接続して、予め組み込まれた運行プロ
グラムに従って昇降リフト２３と搬送車両２８を運転制
御をすることによって、資材搬送の無人化又は自動化が
可能である。
【００１７】
【発明の効果】本発明によれば前記したように、一双の
屏風状の壁面足場ユニットを建物外壁面に沿わせて並列
に立設するとともに、箱梁状の屋根梁ユニットを前記一
双の壁面足場ユニット間に複数箇所横架して構成するこ
とによって、建物躯体施工前に一度の作業で搬送足場装
置を構築し、前記搬送足場装置を被覆するように屋根テ
ント及び外壁テントを張架することによって全天候方式
の作業空間を提供することを可能としたので、風雨等に
左右されることなく日程の遅延を防止し、作業場内の作
業環境の改善が図られ、作業場外への防塵や防音効果で
周辺環境の保全が図られる。
屏風状の壁面足場ユニットを建物外壁面に沿わせて並列
に立設するとともに、箱梁状の屋根梁ユニットを前記一
双の壁面足場ユニット間に複数箇所横架して構成するこ
とによって、建物躯体施工前に一度の作業で搬送足場装
置を構築し、前記搬送足場装置を被覆するように屋根テ
ント及び外壁テントを張架することによって全天候方式
の作業空間を提供することを可能としたので、風雨等に
左右されることなく日程の遅延を防止し、作業場内の作
業環境の改善が図られ、作業場外への防塵や防音効果で
周辺環境の保全が図られる。
【００１８】また、壁面足場ユニットは昇降リフト用の
昇降路と搬送車両用の作業通路を備えているので、前記
壁面足場ユニットにコンピューター制御の昇降リフトと
搬送車両を装置することによって、昇降路内で昇降リフ
トを駆動して搬送車両を所定階に運行し、作業通路内を
前記搬送車両を走行させて所定位置に運行することによ
って資材搬送の無人化又は自動化が容易となる。
昇降路と搬送車両用の作業通路を備えているので、前記
壁面足場ユニットにコンピューター制御の昇降リフトと
搬送車両を装置することによって、昇降路内で昇降リフ
トを駆動して搬送車両を所定階に運行し、作業通路内を
前記搬送車両を走行させて所定位置に運行することによ
って資材搬送の無人化又は自動化が容易となる。
【００１９】また、壁面足場ユニットは垂直方向と水平
方向に仮設設備用の配線配管ラックを備えているので、
所定ルートの配線配管ラック内に電線や水道管や排水管
や通信線等の仮設設備を一度の作業で設備することが可
能となり、日程や工費が低減され、建物の施工に必要な
エネルギーを必要箇所に安全に供給することが図られ
る。
方向に仮設設備用の配線配管ラックを備えているので、
所定ルートの配線配管ラック内に電線や水道管や排水管
や通信線等の仮設設備を一度の作業で設備することが可
能となり、日程や工費が低減され、建物の施工に必要な
エネルギーを必要箇所に安全に供給することが図られ
る。
【図１】本発明に係る建設用搬送足場装置の一実施例の
使用状況を示す概略斜視図である。
使用状況を示す概略斜視図である。
【図２】壁面足場ユニットを構成する搬送通路の構成を
説明する斜視図である。
説明する斜視図である。
【図３】図２の昇降路の構成を説明する斜視図である。
【図４】図２の配線配管ラックの構成を説明する斜視図
である。
である。
【図５】本発明装置の架設工程を示す斜視図である。
【図６】前記工程の次工程を示す斜視図である。
【図７】本発明装置による資材搬送の実施状況を示す縦
断正面図である。
断正面図である。
１ 方形フレーム ２ 繋ぎ梁 ４ 単一足場枠 ７ 壁面足場ユニット ８ 屋根梁ユニット １０ 昇降路 １２ 走行レール １３ 搬送通路 ２８ 搬送車両
Claims (3)
- 【請求項１】 対向する一対の方形フレームと同一対の
方形フレームを繋ぎ梁で連結して構成した直方体形状の
単一足場枠を、同単一足場枠の上方及び側方を複数個連
結して形成してなる一双の屏風状の壁面足場ユニットを
建物外壁面に沿わせて並列に立設するとともに、前記単
一足場枠の前後方を複数個連結して形成してなる箱梁状
の屋根梁ユニットを前記一双の壁面足場ユニット間に複
数箇所横架して構成したことを特徴とする建設用搬送足
場装置。 - 【請求項２】 前記壁面足場ユニットは、一対の方形フ
レーム内面両側端にガイドレールを垂直方向に添設した
単一足場枠を複数個積層して形成した昇降リフト用の昇
降路と、前記昇降路以外を一対の方形フレーム間に床板
を横架し同床板上に一双の走行レールを載設した単一足
場枠で形成した搬送車両用の搬送通路を備えることを特
徴とする請求項１記載の建設用搬送足場装置。 - 【請求項３】 前記壁面足場ユニットを構成する単一足
場枠外面の建物側に、昇降路部分は垂直方向に、搬送通
路部分は水平方向にそれぞれ、仮設設備用の配線配管ラ
ックを備えることを特徴とする請求項１又は２に記載の
建設用搬送足場装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21460291A JP2683171B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 建設用搬送足場装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21460291A JP2683171B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 建設用搬送足場装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0533498A JPH0533498A (ja) | 1993-02-09 |
| JP2683171B2 true JP2683171B2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=16658434
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21460291A Expired - Fee Related JP2683171B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 建設用搬送足場装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2683171B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL2031356B1 (nl) * | 2022-03-21 | 2023-09-29 | Javad Rostami | Metselsteiger met console aan gevelzijde |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102191852B (zh) * | 2010-02-25 | 2014-09-24 | 约翰·克莱门特·普雷斯顿 | 脚手架 |
| JP6024943B2 (ja) * | 2012-05-01 | 2016-11-16 | 清水建設株式会社 | 仮設設備ユニット架台 |
| KR102349268B1 (ko) * | 2013-10-16 | 2022-01-07 | 존 프레스톤 | 상호 연결된 복합 프레임 패널들을 사용하는 모듈형 빌딩 건축 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP21460291A patent/JP2683171B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL2031356B1 (nl) * | 2022-03-21 | 2023-09-29 | Javad Rostami | Metselsteiger met console aan gevelzijde |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0533498A (ja) | 1993-02-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR101794085B1 (ko) | 다층 건물의 건축 시스템 및 방법 | |
| EP0487516B1 (en) | Construction apparatus and construction method | |
| WO2019015243A1 (zh) | 一种井道模块拼装系统和拼装方法 | |
| CN105442773A (zh) | 金属屋面内板安装施工工艺及其施工平台 | |
| JP2683171B2 (ja) | 建設用搬送足場装置 | |
| JPH0483060A (ja) | 建築物構造 | |
| JPH08333898A (ja) | 建物ブロック等の垂直、水平運搬用架台 | |
| JP2008536030A (ja) | リングビーム構造物と木質梁工法 | |
| JP3192543B2 (ja) | 建物の解体工法 | |
| KR102454050B1 (ko) | 건축용 자재운반장치 | |
| CN215853971U (zh) | 一种平移式立体构件堆场 | |
| JP3234442B2 (ja) | 建築物のビルドアンドスクラップ式構築方法 | |
| JP2835880B2 (ja) | 高層建物の躯体施工法 | |
| JP2880884B2 (ja) | 壁面工事用移動足場 | |
| GB1565498A (en) | Portable buildings | |
| JPH026906B2 (ja) | ||
| RU2120011C1 (ru) | Высотная механизированная автостоянка и способ ее возведения | |
| JP2627705B2 (ja) | 架構の自動組立施工法 | |
| JP2934567B2 (ja) | 立体駐車場建設用作業ゴンドラ | |
| JPH086461B2 (ja) | クライミング式全天候型仮設屋根 | |
| JP2622313B2 (ja) | 建築物の構築方法 | |
| CN117513805A (zh) | 大跨度老旧厂房屋面更新改造施工方法 | |
| JPH07166712A (ja) | 搬送システム | |
| JPH04131447A (ja) | ビルの建設方法及び建設用搬送装置 | |
| JPH0932297A (ja) | 倉庫設備の施工方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |