JP2682908B2 - 銅管検査用コイル巻き機 - Google Patents

銅管検査用コイル巻き機

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JP2682908B2
JP2682908B2 JP3125802A JP12580291A JP2682908B2 JP 2682908 B2 JP2682908 B2 JP 2682908B2 JP 3125802 A JP3125802 A JP 3125802A JP 12580291 A JP12580291 A JP 12580291A JP 2682908 B2 JP2682908 B2 JP 2682908B2
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coil
bobbin
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憲武 小口
俊哉 岡村
秀雄 和田
智紀 増田
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Tokyo Gas Co Ltd
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Tokyo Gas Co Ltd
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  • Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷温水の供給や冷暖房
用の熱媒の循環用に配管された銅管の損傷を渦流探傷器
を用いて検査する際に用いられるコイル巻き機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】建物内に配管された銅管を検査する方法
として、渦流探傷器を使用する場合、検査対象銅管に渦
電流発生用のコイルを取り付ける必要がある。
【0003】従来におけるコイルの取り付け方法には、
次の2例がある。 1.図8(A)に示すように、検査対象銅管100を切
断して、この切断した部 分101からコイル104付の
ボビン103を挿入し、銅管100に沿ってボ ビン10
3を移動させながら探傷検査を行い、終了後には、
(B)に示すよう に、切断した部分101にスリーブ1
05を接続して復旧する方法。
【0004】2.図9(A)(B)に示すように、検査
対象銅管100の外側を抱くようにし て半径方向に2つ
割れ構造のボビン106を取り付けたのち、(C)に示
すコ イル107を矢印方向に押し潰して(D)に示すよ
うに半円形に形成し、これ を(B)に示すようにボビン
106に両側から取り付ける方法。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公知例に
おいて図8の方法は、一旦銅管100を切断するため、
この検査中は配管の使用を一時中断しなければばらない
という不便があり、又切断や復旧に多くの手間がかか
る。
【0006】一方図9の方法は、上記欠点はない代わり
に、半割れ状態にコイル107を形成するためには、図
9(C)に示すように、一旦形成したリング状のコイル
107を半円形(D)に形成し、これを2つ割れのボビ
ン106に夫々装着することから、コイル107の量
は、通常に比較して同一性能を発揮させるためには2倍
必要になると共に、2つ割れ部分において左右のコイル
107に連続性が無いので、この不連続部分においては
磁束が発生せず、ここに位置する損傷については検査漏
れが生じてしまう。又、コイル107は押し潰されてい
るため、発生する磁束が弱くなり、検査エラーの心配も
ある。本発明の目的は、銅管を切断せずに渦流探傷器用
のコイルを現場巻きして銅管の探傷検査を行うことがで
きるコイル巻き機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は次のとお
りである。胴体部の中心に被測定対象銅管が通る貫通穴
を形成し、且つ、この胴体部の中間に2条のコイル形成
用の線巻き溝を形成すると共に、この線巻き溝の両サイ
ドに、前記胴体部の直径よりも大径の受動プーリー部を
一体に形成し、更に、前記貫通穴の中心線を境にして半
径方向に二分割自在に構成して成るコイルボビンと、
ーター駆動により回転し、且つ、前記コイルボビンの受
動プーリーに圧接して回転を伝達するための一対の駆動
プーリーを設けると共に、前記コイルボビンの線巻き溝
と前記受動プーリーに駆動プーリーを圧接したときに対
向する位置にコイル形成用の巻き線を巻き取った線巻き
ボビン2個をフリー又は前記モーターにより回転自在に
構成して成る線巻き機本体と、から成る銅管検査用コイ
ル巻き機。
【0008】
【作用】2つ割りのコイルボビンは、銅管を抱くように
して外側から取り付け、次にコイル巻き機本体側の線巻
きボビンをフリーにしてこれから巻き線を解いてこの先
端をコイルボビンの巻き溝に夫々結び、次にモーターを
回転させて線巻き機本体側の駆動プーリーを回転させ
る。作業者は、この駆動プーリーをコイルボビン側の受
動プーリーに押し当てて回転を伝えると、コイルボビン
が銅管の周囲で空回転し、この結果コイルボビンの巻き
溝に線巻きボビン側から巻き線が供給されてここに2条
のコイルが形成される。線巻きボビン側からすべての巻
き線が供給されたところで駆動プーリーを受動プーリー
から逃し、コイルボビンの回転を止めてコイルの形成を
終了し、あとは渦流探傷器を前記コイルボビンのコイル
に接続して所定の検査を行う。
【0009】すべての検査終了後は、前記コイルボビン
に形成されたコイルの先端を線巻きボビンに結び、この
線巻きボビンをモーターにより回転させてコイルボビン
側のコイルを線巻きボビン側に巻き取る。その上で、空
のコイルボビンを2つ割りにして銅管から取り外し、作
業を終了する。
【0010】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
詳述する。符号の1は線巻き機本体、2、2aは線巻き
機本体1の上端に一定の間隔をあけて回転自在に取り付
けられた一対の駆動プーリーであって、電池5を電源と
するモータ3によりウォームギヤー4、ベルト4aを介
して同一方向に回転せられる。6、6aは前記駆動 プー
リー2、2aの中間において、後述するコイルボビンの
内輪に係合する押えプーリーである。
【0011】7、7aは線巻き機本体1に取り付けられ
た一対の線巻きボビンであって、この線巻きボビン7、
7aには、あらかじめ一定量の巻き線P、P′が夫々巻
き取ってある。8、8aは前記線巻きボビン7、7aに
モータ3の回転を伝達したり、フリーにしたりするため
のノブ、9は線巻き機本体1を他の物体に固定するため
の取付ねじである。
【0012】10はコイルボビンであって、このコイル
ボビン10は、図4、図5に示すように、胴体部には2
条の線巻き溝12、12aが形成されていると共に、線
巻き溝12、12aの両側に受動プーリー11、11a
が形成されている。更にこのコイルボビン10は、中心
に貫通穴15が形成されていると共に、この貫通穴15
の中心線を境として、図5において線13、13aで半
径方向に二つ割りにしたり、この二つ割りにしたものを
連結ピン14、14aで連結することができる構成とな
っている。
【0013】上記実施例のコイル巻き機について、その
使用例を図6及び図7に基づいて詳述する。先ず、コイ
ルボビン10は、連結ピン14、14aを抜いてコイル
ボビン10を二つ割りにしたのち、銅管100を貫通穴
15内に収め、連結ピン14、14aで再び連結する
(図6)。
【0014】次に、図7に示すように、線巻きボビン
7、7aから巻き線P、P′を解き、この先端をコイル
ボビン10の線巻き溝12、12aに結び、駆動プーリ
ー2、2aを受動プーリー11、11aに当接させると
共に、押えプーリー6、6aをコイルボビン10の受動
プーリー11、11aの内輪11bに当ててモータ3を
回転する。このとき、線巻きボビン7、7aはノブ8、
8aによりフリーにされている。モータ3が回転する
と、ウォームギヤー4→ベルト4aを介して駆動プーリ
ー2、2a→受動プーリー11、11aが回転し、コイ
ルボビン10は銅管 100の廻りで空回転し、この結
果、線巻きボビン7、7aに巻き取られていた巻き線
P、P′は夫々線巻き溝12、12a側に巻き取られ、
これにより線巻き溝12、12aに渦電流発生用のコイ
ルが形成される。
【0015】探傷検査は、このコイルを用いて行う。検
査が終了すると、今度は、コイルボビン10に形成され
たコイルの先端を線巻きボビン7、7aに結び、駆動プ
ーリー2、2aをコイルボビン10の受動プーリー1
1、11aから離し、一方、ノブ8、8aを操作してモ
ータ3の回転を線巻きボビン7、7a側に伝達すると、
コイルボビン10側の巻き線(コイル)が解けて線巻き
ボビン7、7a側に巻き取られる。すべて巻き取ったと
ころで連結ピン14、14aを抜き、コイルボビン10
を二つに割って銅管100から取り外し、作業を終了す
る。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上のように、銅管を切断せず
に現場でコイルボビンにコイルを巻きつけて渦流探傷器
を用いて検査できる。この結果、次の如き効果を奏す
る。 a.銅管を切断しないので配管の使用を止める必要がな
く、冷温水の供給や冷暖房の中断がない。 b.コイルボビンの左右の線巻き溝には同一条件で同量
巻き線を巻きつけてコ イルを形成することができるの
で、磁束の発生バランスがよく、検査精度を高めること
ができる。 c.コイルボビンは、2つ割りでありながら、輪状のコ
イルを巻きつけているため、磁束の発生に弱い部分が無
く、検査精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明コイル巻き機の側面図。
【図2】本発明コイル巻き機の正面図。
【図3】本発明コイル巻き機の平面図。
【図4】コイルボビンの平面図。
【図5】コイルボビンの側面図。
【図6】コイルボビンを銅管に取り付けた状態の説明
図。
【図7】コイル巻き機の使用説明図。
【図8】(A)銅管を切断して取り付ける従来のコイル
ボビンの説明図。
【図8】(B)切断した銅管を復旧した状態の説明図。
【図9】(A)2つ割りコイルボビンの説明図。
【図9】(B)2つ割りコイルボビンを銅管に取り付け
た状態の説明図。
【図9】(C)リング状に形成したコイルの説明図。
【図9】(D)リング状のコイルを半円形に形成したコ
イルの説明図。
【符号の説明】
巻き機本体 2、2a 駆動プーリー 3 モーター 10 線巻きボビン 11、11a 受動プーリー 12、12a 線巻き溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴体部の中心に被測定対象銅管が通る貫
    通穴を形成し、且つ、この胴体部の中間に2条のコイル
    形成用の線巻き溝を形成すると共に、この線巻き溝の両
    サイドに、前記胴体部の直径よりも大径の受動プーリー
    部を一体に形成し、更に、前記貫通穴の中心線を境にし
    て半径方向に二分割自在に構成して成るコイルボビン
    と、 モーター駆動により回転し、且つ、前記コイルボビンの
    受動プーリーに圧接して回転を伝達するための一対の駆
    動プーリーを設けると共に、前記コイルボビンの線巻き
    溝と前記受動プーリーに駆動プーリーを圧接したときに
    対向する位置にコイル形成用の巻き線を巻き取った線巻
    きボビン2個をフリー又は前記モーターにより回転自在
    に構成して成る線巻き機本体と、 から成る銅管検査用コイル巻き機。
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