JP2682003B2 - トナー供給装置 - Google Patents

トナー供給装置

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JP2682003B2
JP2682003B2 JP63109870A JP10987088A JP2682003B2 JP 2682003 B2 JP2682003 B2 JP 2682003B2 JP 63109870 A JP63109870 A JP 63109870A JP 10987088 A JP10987088 A JP 10987088A JP 2682003 B2 JP2682003 B2 JP 2682003B2
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建樹 岡
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は複写機等の画像形成装置に使用されるトナー
供給装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、前記トナー供給装置として、撹拌部材を備えた
トナー収容槽内の開口部にトナー担持体としてローラを
回転駆動可能に設けるとともに、該ローラに規制部材で
あるブレードを圧接し、該ブレードで規制しつつ前記ロ
ーラの表面に保持されたトナーを搬送し、該トナーを直
接感光体の静電潜像の現像に供するか、又は、いったん
前記薄層状のトナーを現像スリーブに供給してキャリア
と混合したうえで現像に供するようにしたものがある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、この種の形態のトナー供給装置では、
いったんローラの表面に保持されたトナーのうち、余分
なものはブレードで掻き取るようにしているため、トナ
ー収容槽内のトナーでも、比較的粒径の小さなものほど
優先的に消費される。
このため、トナーの消費が進み、トナー収容槽内のト
ナー残量が少なくなるにつれて、換言すれば、複写枚数
が多くなるにつれて、画像のキメが粗くなりカブリが発
生し、加えて、トナーのこぼれも多くなるという問題点
を有していた。
(課題を解決するための手段) 本発明は前記問題点を解決するためになされたもの
で、前記従来のトナー供給装置において、トナー収容槽
内の前記トナー担持体側に仕切部を設け、前記トナー収
容槽の内部に、前記トナー担持体側に位置する小室と、
前記撹拌部材を備え、前記小室に新たなトナーを補給す
る補給室と、を形成したものである。
即ち、小室内のトナーから優先的に現象に供され、し
かも、規制部材で掻き落とされたトナーが補給室に送り
戻されることがないようにして、小室内に補給されたト
ナーが順次消費され、均一な粒径のトナーが安定的に供
給されるようにしたものである。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を添付図面を参照して説明す
る。
第1図に示す現像装置(1)は、概略、ケーシング
(3)とカバー(3a)とで構成される現像槽(2)内
に、感光体ドラム(100)側から順次右方に向かって現
像スリーブ(4)、トナー供給ローラ(12)を配置し、
トナー供給ローラ(12)の後方にトナー収容槽(22)を
形成したものである。
現像スリーブ(4)は、導電性非磁性材、例えばアル
ミニウムからなる円筒体で、表面にはブラスト処理にて
微小凹部が形成されており、矢印(a)方向に回転駆動
される感光体ドラム(100)と現像ギャップ(Ds)をも
って対向し、反時計回り方向[矢印(b)方向]に回転
駆動可能としてある。
現像スリーブ(4)と接地間には直流の現像バイアス
電源(5)(現像バイアス電圧:Vb)が接続してあり、
現像バイアス電源(5)のマイナス側が現像スリーブ
(4)に接続されている。
現像スリーブ(4)の内部に収容されている磁気ロー
ラ(6)は、軸方向に磁極を延設した複数の磁石を、前
記磁極が外周部でS極,N極交互に位置するように配置し
たもので、第1図に示す状態に固定されている。
現像スリーブ(4)の感光体ドラム(100)側上方に
は、カバー(3a)に取り付けた主現像剤撹拌板(7)が
穂高規制ギャップ(Db)をもって対向している。現像ス
リーブ(4)の右斜め上方には、カバー(3a)の支持部
(8)に取り付けた補助現像剤撹拌板(9)が対向して
おり、前記主現像剤撹拌板(7)と共に、現像スリーブ
(4)の上方に空室(11)を形成している。
なお、前記補助現像剤撹拌板(9)には、現像スリー
ブ(4)の軸方向にスリット(10)が形成されている。
トナー供給ローラ(12)は、アルミニウムなどの導電
性非磁性材で形成され、表面には微小凹部が形成されて
おり、現像スリーブ(4)の背面側にこれと供給ギャッ
プ(Dss)をもって平行に配置され、矢印(c)方向に
回転駆動可能としてある。
また、このトナー供給ローラ(12)は、交流電源(1
3)、直流電源(14)を介して接地され、それにより、
トナー供給ローラ(12)には直流に交流を重畳した脈流
する回収バイアス電圧が印加されている。
トナー供給ローラ(12)の背面側上方には、隅壁(1
5)が支軸(16)を中心に回動可能に取り付けてあり、
その上端部には現像槽(3)の上部後端部に一端を取り
付けたスプリング(17)の他端が係止され、隅壁(15)
は常時矢印(e)方向に付勢され、これにより、隅壁
(15)の下部に取り付けた剛性のブレード(18)がトナ
ー供給ローラ(12)の背面部に軽圧接触している。
なお、ブレード(18)と前記補助現像剤撹拌板(9)
とはシート(19)で連結され、これらによって、トナー
供給ローラ(12)の上方に空室(20)が形成されてい
る。
トナー供給ローラ(12)の下には、ケーシング(3)
に取り付けたトナー戻り防止フィルム(21)が配置さ
れ、その先端がトナー供給ローラ(12)の回転方向に沿
って圧接している。
トナー収容槽(22)は、前記隅壁(15)、ブレード
(18)、トナー供給ローラ(12)、トナー戻り防止フィ
ルム(21)、で現像槽(3)の後部を仕切って形成され
ている。また、トナー収容槽(22)の内部には、ケーシ
ング(3)の一部を上方に延設してトナー供給ローラ
(12)の背面に対向する仕切壁(25)が形成され、トナ
ー収容槽(22)の内部は、仕切壁(25)とトナー供給ロ
ーラ(12)とで挾まれた小室(26)と、仕切壁(25)の
背部に位置する補給室(27)とに仕切られ、補給室(2
7)には撹拌棒(23)が矢印(d)方向に回転駆動可能
に配設されている。
以上の構成からなる現像装置の動作について説明す
る。
なお、現像スリーブ(4)、トナー供給ローラ(12)
の上方の空室(11)にマイナス帯電性の磁性キャリアと
プラス帯電性の絶縁性トナーとの混合物からなるスター
タを装填し、トナー収容槽(22)内に前記絶縁性トナー
を装填する。
この状態で図示しないプリントスイッチがオンされる
と、現像スリーブ(4),トナー供給ローラ(12),撹
拌棒(23)がそれぞれ矢印(b),(c),(d)方向
に回転する。
以上のごとく現像装置(1)が動作することによっ
て、トナー収容槽(22)の小室(26)内のトナーは、ト
ナー供給ローラ(12)の表面微小凹部に取り込まれる。
トナー供給ローラ(12)に保持されたトナーは矢印
(c)方向に搬送され、ブレード(18)の先端部で余分
なトナーが掻き落とされるとともに、ブレード(18)の
先端を通過したトナーは、通過する際にブレード(18)
と摩擦接触して予備帯電される。
ブレード(18)の先端を通過したトナーは、現像スリ
ーブ(4)との対向部[トナー供給領域(Y)]に搬送
され、該トナー供給領域(Y)において、現像スリーブ
(4)上に保持されている現像剤に供給される。一方、
現像スリーブ(4)上の過剰トナーはトナー供給ローラ
(12)に回収される。
現像スリーブ(4)に供給されたトナーは、現像スリ
ーブ(4)の周面上に保持されているキャリアとともに
矢印(b)方向に搬送され、補助現像剤撹拌板(9)の
手前で大部分のものが塞止められる。
そして、現像剤は後から搬送されてくる現像剤に押さ
れて、補助現像剤撹拌板(9)に沿って反り上がり、ス
リット(10)を通り、下流側の空室(11)に送り込まれ
る。残る現像剤は補助現像剤撹拌板(9)と現像スリー
ブ(4)とのギャップを通過して下流側の空室(11)に
至る。
空室(11)に達した現像剤は、主現像剤撹拌板(7)
によって塞止められ、これに沿って反りあがり、さらに
逆流落下し、空室(11)内を時計回り方向に回転しつ
つ、前記スリット(10)を通過してくる現像剤と合流し
て混合される。
このようにして、十分混合撹拌された現像剤の一部
が、主現像剤撹拌板(7)と現像スリーブ(4)との穂
高規制ギャップ(Db)を通過して磁気ブラシを形成し、
該磁気ブラシは現像領域(X)において感光体ドラム
(100)の表面を摺擦し、その表面上の静電潜像を現像
して顕像化する。
現像領域(X)を通過した後、現像スリーブ(4)の
周面に残存する現像剤は、引き続き現像スリーブ(4)
の回転に基づいて矢印(b)方向に搬送され、トナー供
給ローラ(12)との対向部であるトナー供給領域(Y)
に至ると、消費に見合う量のトナーがトナー供給ローラ
(12)から新たに補充される。
そして、現像スリーブ(4)に供給されたトナーは、
空室(20),(11)に達するとここで十分混合撹拌さ
れ、この混合された現像剤が現像スリーブ(4)の表面
に均一に補充されて、前回の現像で消費したトナーの消
費パターンが消去される。
一方、トナー供給ローラ(12)に回収されたトナーは
その微小凹部に入り、トナー戻り防止フィルム(21)と
の間を通り、トナー収容槽(22)に至る。そして、トナ
ー供給ローラ(12)の表面には、現像によって消費され
た量に見合う量のトナーが補充される。
以上のごとく現像動作が実行されることにより、トナ
ー収容槽(22)の内部では小室(26)内のトナーが次第
に消費される。
しかし、小径トナーの方が大径トナーよりもトナー供
給ローラ(12)の表面微小凹部に充填される確率は高
く、また、トナー供給ローラ(12)の微小凹部に取り込
まれたトナーがブレード(18)の先端部を通過する際、
大径トナーの方が小径トナーよりも掻き落とされる確率
が高く、結果的に小室(26)のトナーのうち小径のもの
ほど先に消費され、小室(26)内のトナー平均粒径は次
第に大径化していく。
しかしながら、本発明にかかる現像装置(1)では、
トナー収容槽(22)の内部を、小室(26)とその背面側
に位置する補給室(27)とに分け、小室(26)で消費さ
れた量に見合うだけ、撹拌部材(23)の回転に基づいて
補給室(27)から新たなトナー、つまり、トナーがトナ
ー供給ローラ(12)に補給されたときの平均粒径(以
下、「投入時平均粒径」という。)を有するトナーを供
給するようにしている。
したがって、空のトナー収容槽(22)に新たなトナー
を装填して現像を繰り返し実行すると、初期の段階でこ
そ小径のトナーから優先的に消費されて小室(26)内の
トナーの平均粒径は次第に上昇するものの、小室(26)
から現像に供されるトナーの平均粒径が投入時平均粒径
まで上昇すると、消費されるトナーの平均粒径と補給さ
れるトナーの平均粒径がバランスする。また、小室(2
6)においては、そこでのトナー平均粒径がある一定レ
ベルに達すると、それ以上急激な平均粒径の変化はなく
次第に安定し、以後、一定粒径のトナーが現像に給され
るようになる。
次に、第1図に示す本発明の現像装置(1)と、該現
像装置(1)から仕切壁(25)を取り除いた形の現像装
置について、それぞれの現像条件を下記の如く設定し
て、下記する測点におけるトナー平均粒径を測定した結
果を第2,3図に示す。
・測点…小室(26) ・測点…現像領域(X)通過後の感光体ドラム(10
0)表面 ・測点…補給室(27)[仕切壁(25)の無い現像装置
ではトナー収容槽(22)] ・測点…ブレード(18)通過後のトナー供給ローラ
(12)の表面 〈現像条件〉 a.現像スリーブ(4) ・直径 ……24.5mm ・回転数 ……200rpm ・現像バイアス電圧(Vb) ……DC−200V b.トナー供給ローラ(12) ・直径 ……20mm ・回転数 ……200rpm ・回収バイアス電圧(Vss) ……DC−400V、 AC 700Vrms ・交流周波数……300Hz ・表面粗さ ……40μm c.ギャップ ・現像ギャップ(Ds) ……0.6mm ・穂高規制ギャップ(Dh)……0.45mm ・供給ギャップ(Dss) ……0.8mm d.ブレード(18)(ステンレスブレード) ・厚さ ……t=100μm ・圧接力 ……0.1g/mm e.トナー ・投入時平均粒径 ……14μm 第2,3図から明らかなように、仕切壁(25)を有する
現像装置(1)では、補給室(27)の観点におけるト
ナー平均粒径は、複写枚数のいかんに拘わらずトナー収
容層(22)に新たに補給されたときの投入時平均粒径
(14μm)を維持する。
また、小室(26)の測点の平均粒径は複写枚数が約
500枚まで上昇の一途を辿り大径化するが、その後は安
定して約16μmの平均粒径を維持する。さらに、感光体
ドラム(100)の測点、トナー供給ローラ(12)の測
点では初期段階では平均粒径が小さく、小径トナーか
ら優先的に供給されているが、前記小室(26)の測点
での平均粒径が安定状態に移行すると期をを同じくして
粒径の大径化が止まり、測点では投入時平均粒径(14
μm)で安定し、測点ではほぼ13.5μmで安定する。
即ち、本発明にかかる現像装置(1)では、小室(2
6)の平均粒径こそ投入時平均粒径(14μm)よりも大
径化するものの、実際に現像に供されるトナーの平均粒
径は投入時平均粒径となり、結果的にトナー収容槽(2
2)に補給されたトナーがそのまま供給されることにな
る。
一方、仕切壁(25)の無い現像装置では、トナー収容
槽(22)の測点の平均粒径は、複写枚数の増加と共に
大径化の一途を辿り、複写枚数が2,000枚になると平均
粒径は約20μmに達する。
また、測点,では、トナー収容槽(22)より小径
のものから供給されるため、初期の段階では投入時平均
粒径(14μm)より小さいが、その後次第に上昇し、複
写枚数が1,300〜1,400枚程になると14μmよりも大きく
なり、2000枚の時点では16μmを超え、複写枚数がある
程度以上にあると画像上にカブリが発生したり、画質が
粗くなることが確認された。
[第2実施例] 前記実施例では、ブレード(18)として鋼性のものを
用い、これをトナー供給ローラ(12)の回転方向とは逆
の方向から圧接させるとともに、ケーシング(3)の内
壁を上方に延設して仕切壁(25)を形勢するものとした
が、これに限らず、第4図に示す第2実施例のようにし
てもよい。
この第2実施例では、ブレード(18b)としてポリウ
レタンゴムからなるものを用い、これをトナー供給ロー
ラ(12b)の回転方向に沿って圧接させるとともに、ト
ナー戻り防止フィルム(21b)をトナー供給ローラ(12
b)の背面に圧接し、その先端を伸張することにより、
トナー戻り防止フィルム(21b)で仕切壁(28b)を構成
している。なお、(4b)は現像スリーブ、(6b)は磁気
ローラである。
そして、このものでも、トナーは小室(26b)内のも
のから優先的に消費され、そこでの消費に見合う量だけ
トナー収容槽(22b)の後部に形成した補給室(27b)か
ら撹拌部材(23b),(23b′)により補給される。
したがって、前記第1の実施例と同様に、現像には投
入時平均粒径のトナーが安定的に供給され、キメ細かな
カブリのない画像を得ることができる。
[第3実施例] 前記第1,第2実施例では、トナーとキャリアとの混合
物からなる2成分現像剤を用いたものについて示した
が、これに限らず、本発明は、第5図に示すように、一
成分現像剤に用いた現像装置(30)にも適用することが
できる。
この現像装置(30)では、トナー収容槽(31)の開口
部に外周部に微小凹部を有するトナー供給ローラ(34)
を設け、該トナー供給ローラ(34)の上部,下部外周面
にはブレード(35)、シール部材(36)が夫々圧接して
いる。
また、トナー収容槽(31)内に形成されているトナー
収容槽(33)では、トナー収容槽(31)の下部内面の一
部を延設してトナー供給ローラ(34)に対向する仕切壁
(37)が形成され、前記トナー収容槽(33)はトナー供
給ローラ側の小室(38)とその後方に位置して撹拌部材
(32)を収容する補給室(39)とに分けられている。な
お、トナー供給ローラ(34)には、電源(34a)から直
流に交流を重畳した現像バイアス電圧が印加される。
以上の構成からなる現像装置(30)では、トナー供給
ローラ(34)の回転に基づき、その表面微小凹部に取り
込まれたトナーは、ブレード(35)との対向部を通過す
る際に薄層化されるとともに余分なものは掻き落とされ
る。
トナー供給ローラ(34)の表面に保持されたトナー
は、感光体ドラム(100)との対向部[現像領域
(X)]に搬送されて現像に供され、現像領域(X)を
通過したトナー供給ローラ(34)の表面はトナー戻り防
止フィルム(36)の先端部を通り小室(38)に入ると再
びトナーの供給を受け、以下前述と同様の動作を行う。
一方、小室(38)内のトナーが消費されていくと、そ
れに見合う量のトナーが、補給室(39)内で回転する撹
拌部材(32)の搬送作用に基づいて補充される。
したがって、この現像装置(30)でも、前記2成分現
像剤を使用した現像装置(1)を同様に、トナーは小室
(38)のものから順に消費される。
次に、前記現像装置(30)と、該現像装置(30)と同
種の形態で、仕切壁(37)を設けていない第6図の現像
装置(30′)とを用い、夫々に平均粒径14μmのトナー
を投入し、トナー収容槽(33)の測点、トナー供給ロ
ーラ(34)の表面で現像領域(X)手前側の測点、感
光体ドラム(100)の表面で現像領域(X)を通過後の
測点、及び現像装置(30)の小室(38)の測点、の
各点における平均粒径を所定の複写枚数ごとに測定し
た。
その結果、第7図[現像装置(30)]、第8図[現像
装置(30′)]に示すように、前記第1図に示す現像装
置(1)の実験と同様の結果が得られた。
即ち、現像装置(30)では、複写枚数の増加とともに
小室(38)内の測点のトナー平均粒径こそある一定レ
ベルまで上昇するものの、現像に供される測点,の
トナー平均粒径は、トナー収容槽(31)内に投入された
平均粒径とほぼ同一の状態を維持する。
これに対し、現像装置(30′)ではトナー収容槽(3
3)内の観点の平均粒径は複写枚数の増加につれて大
径化し、複写枚数が1,500枚程度になると平均粒径は約1
8μmにもなり、現像に供される測点、のトナー平
均粒径は初期の段階では小粒径であるが、複写枚数が1,
000枚を超えると平均粒径は14μmよりも次第に大きく
なることが確認された。
[第4実施例] 第9図に示す第4実施例の現像装置(40)は、前記第
3実施例の現像装置(30)と同様に1成分現像剤を使用
するもので、前記第2実施例と同様にブレード(35b)
としてポリウレタンゴム等の弾性部材を使用するととも
に、トナー戻り防止フィルム(36b)をトナー供給ロー
ラ(34b)の背面に圧接し、さらに、その先端を上方に
延設してトナー戻り防止フィルム(36b)に仕切壁(41
b)を形成したものである。なお、(32b),(32b′)
は撹拌部材、(33b)はトナー収容槽、(38b)は小室、
(39b)は補給室である。
この実施例でも、前記実施例と同様の作用、効果が得
られる。
なお、以上の実施例では、補給室(27),(27b),
(39),(39b)にのみ撹拌部材を設けるものとした
が、これに限らず、小室(26),(26b),(38),(3
8b)内にも設けるようにしてもよい。
[第5実施例] 第10図は第5実施例を示し、この現像装置は、現像ス
リーブ(105)の表面にトナーを供給するトナー担持体
として、これまでのトナー供給ローラに代えてベルトタ
イプのトナー供給装置(11)を備えている。
前記トナー供給装置(110)は、現像スリーブ(106)
に対向する前ローラ(111)と、その背後に位置する後
ローラ(112)と、これらの周囲に巻回された無端状の
供給ベルト(113)と、で構成されている。
前記供給ベルト(113)はニッケル電鋳で構成されて
おり、外周部にはサンドブラスト処理等により微小凹凸
が形成され、前,後ローラ(111),(112)とともに矢
印方向に回転するようにしてある。なお、前ローラ(11
1)に巻回された供給ベルト(113)と現像スリーブ(10
5)との間には所定の供給ギャップが確保されている。
また、前ローラ(111)の下面と接触する供給ベルト(1
13)の外周部には、現像槽(103)に固定したトナー戻
り防止部材(114)が接触させてある。さらに、後ロー
ラ(112)と接触する供給ベルト(113)の後部外周面に
は、支軸(117)に回動可能に支持されたホルダ(116)
に設けた弾性金属ブレード(118)がスプリング(119)
により圧接させてある。
トナー供給装置(110)の後部に位置するトナー収容
槽(120)は、現像槽(103)の底部に設けた仕切壁(12
1)により、トナー供給装置(110)側に位置する小室
(122)と、その背後に位置する補給室(123)との区画
されている。なお、前記小室(122)、補給室(123)に
は、撹拌部材(124)、(125)が夫々収容されている なお、(104)はカバー、(107)は支持部材、(10
8)は穂高規制部材、(109)はスリーブカバー、(11
5)は隅壁、(200)は感光体ドラムである。
前記現像装置では、現像スリーブ(105)の回転に基
づいて、その外周部でトナーとキャリアが混合され、感
光体ドラム(200)の表面に形成されている。静電潜像
が顕像化される。
一方、現像スリーブ(105)の後部では、前,後ロー
ラ(111),(112)と共に供給ベルト(113)が矢印方
向に回転し、その表面に小室(122)内のトナーが保持
される。なお、小室(122)では撹拌部材(124)によっ
てトナーが供給ベルト(113)に向かって強制的に移動
させられており、トナーは供給ベルト(113)に効率よ
く保持される。
供給ベルト(113)に保持されたトナーは、ブレード
(118)の先端部で規制され、適量のトナーが現像スリ
ーブ(105)との対向部に搬送され、ここで現像スリー
ブ(105)にブラシ状態で保持されているキャリア、及
び現像剤によって掻き取られ、現像によって消費された
量に見合うトナーが補充される。
このようにして小室(122)内のトナーが消費されて
いくと、そこには消費量に見合うトナーが補給室(12
3)から補充される。
なお、本実施例の現像装置でも、小室(122)のトナ
ーは小粒径のものから次第に消費され、そこでの平均粒
径は次第に大きくなる。
しかし、供給ベルト(113)を介して現像に供される
トナーの平均粒径は最初の段階でこそ小径であるが、現
像の回数が増加するとともに次第に大径化し、ついに補
給槽(123)から小室(122)に供給されるトナーの平均
粒径に等しくなると、小室(122)におけるトナーの需
要と供給の粒径がバランスして、補給室(123)から補
給されるトナーがそのまま現像に供される状態になる。
[トナー担持体と規制部材との関係] 次に、トナー供給ローラ、供給ベルトなどのトナー担
持体とブレードとの関係について説明する。
前述のように、本発明にかかる現像装置は、トナー供
給ローラや供給ベルトに対してブレードを圧接し、これ
にて現像領域に搬送されるトナー量を一定に保持して、
画像濃度を適正に維持するようにしている。
したがって、前記現像装置では、トナー担持体とブレ
ードは、それらの接触部をトナーが通過できるものでな
ければならない。
即ち、トナー担持体とブレードをソフトタッチさせ、
それらの接触部から均一な厚さのトナー薄層が送り出さ
れるようにする必要がある。
具体的に、第11図から第15図に示すように、トナー担
持体としてトナー供給ローラ(130)を使用する場合、
該トナー供給ローラ(130)が第16図に示すような剛体
ローラ(140)であれば、第11,12図に示すように、ブレ
ードの片面又は先端部分をローラに圧接させるときは、
ブレード(131),(132)は弾性材を使用する必要があ
る。また、第13図に示すように、弾性板(133)の先端
に剛体(134)を有するもの、第14図に示すように薄肉
の金属板(135)からなるもの、又は、第15図に示すよ
うに、剛体(136)をスプリング(137)で圧接するもの
も使用可能である。
また、トナー供給ローラ(130)が、第17図に示すよ
うに、金属芯(142)の周囲を弾性材で被覆した弾性ロ
ーラ(141)であれば、第11,12図のブレード(131),
(132)は剛体のブレードでも構わない。また、第13図
から第15図に示す形態のブレードも使用可能である。
次に、トナー担持体としてベルトタイプのものを使用
し、第18図から第20図に示すように、ローラ(145),
(146)等の巻回された供給ベルト(147)の外周部であ
って、前記ローラ(145)等の間で張設状態にある部分
にブレードを圧接させるときは、弾性のブレード(14
8)、弾性板(149)の先端に剛体(150)を有するブレ
ード(151)、剛性ブレード(152)のいずれも使用可能
である。
また、第21,22図に示すように、前記ローラ(145)等
に直接接触している供給ベルト(147)の外周部にブレ
ードを圧接させる場合、前記ローラ(145)等が剛体ロ
ーラであれば、ブレードとしては弾性のブレード(14
8)、(151)などが使用できる。しかし、剛性ブレード
(152)は使用しない方が望ましい。ただし、第23図に
示すように、ローラ(145)等に前記第17図の弾性ロー
ラ(141)を使用する場合、ブレードとして剛性ブレー
ド(152)を使用することも可能である。この場合、弾
性ブレード(148),(151)も勿論使用可能である。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明にかかるトナー
供給装置では、トナー収容槽内に仕切壁を設けて、トナ
ー供給ローラの回転に基づいてブレードで掻き落とされ
たトナーが小室内に溜まり、前記仕切壁の背後に形成し
た補給槽に入ることがなく、トナー収容槽に投入時の平
均粒径を有するトナーが前記小室内に補給されるように
してある。
したがって、小室内では、トナー平均粒径が大径化し
ても、消費量に見合う分だけ投入時平均粒径のトナーが
供給されるため、現像にはほぼ投入時平均粒径のトナー
が安定的に供給され、キメ細かでカブリのない良品質の
画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる現像装置の断面図、第2,第3図
は複写枚数とトナー平均粒径との関係を示す図、第4図
は第2実施例の現像装置の断面図、第5図は第3実施例
の現像装置の断面図、第6図は従来の現像装置の断面
図、第7,8図は複写枚数とトナー平均粒径との関係を示
す図、第9図は第4実施例の現像装置の断面図、第10図
は第5実施例の断面図、第11図から第15図は規制部材の
具体例を示す断面図、第16,17図はトナー供給ローラの
断面図、第18図から第23図は供給ベルトに圧接する規制
部材の断面図である。 1……現像装置、3……ケーシング、4……現像スリー
ブ、12……トナー供給ローラ、18……ブレード、22……
トナー収容槽、23……撹拌部材、25……仕切壁、26……
小室、27……補給室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横山 知明 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内 (56)参考文献 特開 昭61−272769(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撹拌部材を備えたトナー収容槽の開口部に
    回転駆動可能に配設されたトナー担持体に規制部材を圧
    接し、該規制部材で規制しつつ、前記トナー担持体の回
    転に基づいて前記トナー収容槽内のトナーを搬送するト
    ナー供給装置において、前記トナー収容槽内の前記トナ
    ー担持体側に仕切部を設け、前記トナー収容槽の内部
    に、前記トナー担持体側に位置する小室と、前記撹拌部
    材を備え、前記小室にトナーを補給する補給室と、を形
    成したことを特徴とするトナー供給装置。
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