JP2681731B2 - 電動式フレア加工機およびこれに使用するパイプのクランプ装置 - Google Patents

電動式フレア加工機およびこれに使用するパイプのクランプ装置

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JP2681731B2 JP22081492A JP22081492A JP2681731B2 JP 2681731 B2 JP2681731 B2 JP 2681731B2 JP 22081492 A JP22081492 A JP 22081492A JP 22081492 A JP22081492 A JP 22081492A JP 2681731 B2 JP2681731 B2 JP 2681731B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機等の配管接
続時に必要な、パイプ端部のフレア成形を容易に行なえ
るようにした電動式フレア加工機およびこれに使用する
パイプのクランプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機等の配管に際し、弁と
パイプとを接続する手段として、パイプの先端をフレア
に加工し、このフレア部を、先端部をテーパー状に形成
した弁の流通口に当てがい、フレアナットにてパイプを
弁に圧接固定する方法が採られている。
【0003】そして、前記パイプ先端のフレア成形に際
しては、例えば実公昭52−53号に示されているよう
な、先端にコーンを偏心させて設けたコーンホルダー
を、ねじを利用して手動回転させ、パイプ先端のフレア
成形の加工完了時にクラッチが働く手動式のフレア成形
用工具が広く利用されていた。しかし、前記手動式のフ
レア成形用工具では特にフレア加工時手に大きな負担が
かかり、多数のパイプのフレア成形加工を行なうことは
不可能であった。
【0004】そこで、前記パイプ先端部のフレア成形を
電動的に行なうものとして特開平3−268827号に
開示されているガングリップ型の電動フレア工具が開発
された。この電動フレア工具は、バッテリー式の小型モ
ータを利用し、モータの回転を複数の歯車により減速し
て、偏心コーンを固設した回転駆動軸を駆動し、この駆
動軸に、一方向回転伝達機構を介してねじ軸部材を本体
のめねじ部との螺合により前後動可能とし、該ねじ軸部
材と回転駆動軸との間に弾性部材を介在させたものであ
り、実施の形態としては、モータの回転を正逆可能とす
るシーソー式の押釦スイッチにより駆動し、フレア加工
完了時はクラッチを作動させてフレア加工を制御する方
式のもので、いわば、従来の手動式のフレア加工機の回
転を、モータと歯車減速機を用いて電動化しただけのも
のである。また、被加工物であるパイプのクランプ手段
については、別個のねじ締め式のもので、パイプを挟持
した後フレア加工機の先端部に固定するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の電動式
フレア加工機は、下記の如き種々の問題点を有するもの
である。 (1)作業中は常に押釦スイッチを押し続ける必要があ
り、無理な姿勢での作業時には大変疲れる。 (2)途中で押釦スイッチを離せば止まるため、フレア
加工時の途中で止まると再回転させてもフレア部が不均
一な形状のものとなり漏れの原因となる恐れがある。 (3)コーンの送りがねじ式のため、フレア加工時をは
じめ後退時も定速で一定のトルクしか出せず、従って、
トルクの大きなモータを必要とするので消費電力が大
で、無駄が多い。 (4)電動のねじ駆動のため、コーンの前進時、後退時
共にクラッチを作用させてねじを保護する必要があり、
この種クラッチの寿命は約5000回で耐久性に問題が
ある。 (5)また、フレア加工機へのパイプの固定は、予めね
じ止め式の別体のクランプにてパイプ先端部を固定した
後、このクランプをフレア加工機の先端部とインロー合
せしてロックする形態であるため、フレア加工機へのパ
イプの固定を片手にて行なうことは不可能で操作性に問
題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の問題点を
解決したもので、カムを利用することにより、コーンの
動きを効率的に行なうようにしたもので、例えば、フレ
ア加工前の空転送りは速く、フレア加工時は低速にして
大きなトルクを得ると共に、フレア加工後の後退は速く
するようにし、この1サイクルの工程を1プッシュボタ
ンの操作により行なうようにしたことを特徴とするもの
である。また、パイプ先端部をフレア加工機に固定する
手段については、クランプベースをフレア加工機の先端
部に一体的に固定すると共に、これに対し開閉可能に軸
支した可動アームを、リンクと偏心円弧部を有する固定
レバーにより、仮止めした後完全に締め付け固定可能な
構造とし、このパイプのクランプ操作を片手にて可能と
したことを特徴とするものである。
【0007】すなわち、本発明に係る電動式フレア加工
機は、モーターの回転を減速して第1従動軸9に伝える
歯車装置と、この第1従動軸9に対し回転かつ摺動
可能に設けられる先端にコーン16を傾斜状に備えてな
るコーンホルダー15と、このコーンホルダー15の外
周部に軸受スリーブ17を介して本体ケース13内を前
後動するように設けたスライダー18と、前記第1従動
軸9の回転をタイミングベルト24又は歯車により第2
従動軸25に伝える減速装置22と、この第2従動軸2
5により駆動されるカムと、このカムの1回転により前
記スライダー18を前後に1往復動させるピン又はクラ
ングと、前記本体ケース13前面に設けられ前記コーン
16進行方向前方にてフレア加工されるパイプPを保持
するクランプ装置35とを有するものである。
【0008】また、本発明に係る電動フレア加工機によ
ってフレア加工されるパイプのクランプ装置は、ほぼ中
央部にフレア加工されるパイプを挾持する2つ割ダイス
の一方43が固定され、右端に上下方向の広巾スリット
36を有する横長ブロック状のクランプベース37と、
このクランプベース37に対し右方が上方に開閉可能に
左端部にて軸支38され、前記ダイスの一方43と対向
する位置に2つ割ダイスの他方43が固定され、右端に
前記と同様の上下方向の広巾スリット39を有すると共
に右端上部に大きな円弧部40を有する横長ブロック状
の可動アーム41と、クランプベース37右端の広巾ス
リット内に設けたピン44を支点として該広巾スリット
内を回動するリンク45と、このリンク45の先端にピ
ン46を支点として該リンクに対し直交方向に回動する
固定レバー42とからなるフレア加工されるパイプのク
ランプ装置であって、固定レバー42の先端平面部Aか
ら下部に連らなる円弧をピン46の中心から徐々に大き
くなる偏心円弧部Cとし、この固定レバー42をリンク
45と直線状にした状態において該リンク45をピン4
4を支点として下方から上方に回動させることにより可
動アーム41をクランプベース37に仮止めし、続いて
固定レバー42を、ピン46を支点としてリンク45に
対し直角方向に水平状態まで回動させることにより、前
記偏心円弧部Cの作用により可動アーム41をクランプ
ベース37に完全に締め付け固定可能としたことを特徴
とするものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基き説明す
る。図1において、1は、電池2により回転するモータ
3のモータ軸で、このモータ軸1はギヤケース4内に配
置された遊歯車装置5の太陽歯車6を兼ねており、遊
歯車7と内歯車8の作用により第1従動軸9に減速し
て伝えられる。この第1従動軸9の先端は、ギヤケース
4上部の仕切板12を貫通して本体ケース13内に突出
状に設けられ、この突出部は六角軸10に形成されてい
る。
【0010】15は、六角軸10に対し摺動可能に設け
られた回転するコーンホルダーで、このコーンホルダー
15の先端部にはコーン16が一定角度傾斜させて回転
可能に設けられ、外周部には軸受スリーブ17を介して
前記コーンホルダー15と共に本体ケース13の内壁に
沿って摺動するスライダー18が設けられている。
【0011】19は、スライダー18の側面に突出状に
設けられたピンで、このピン19はニードルベアリング
20を介して後記する溝カム27のカム溝29に滑動可
能に嵌め込まれている。なお、前記のコーン16とコー
ンホルダー15との取付形態は従来品と同様のものであ
り、21は、コーンホルダー15とスライダー18との
間に設けられたスラスト軸受である。22は、歯車減速
装置で、前記第1従動軸9の側部に平行に配置された歯
車軸23との間をタイミングベルト24にて伝導し、そ
の横に配置された歯車軸からなる第2従動軸25との間
を歯車26にて伝導し、この第2従動軸25の一端の歯
車軸側を、前記仕切板12を貫通させて前記本体ケース
13の側部空間に臨ませてある。
【0012】27は、溝カムで、前記本体ケース13内
のスライダー18の側部に、該スライダー18と平行に
回転可能に設けられ、前記第2従動軸25の歯車との間
に設けられた歯車28を介して回転するようになってい
る。この溝カム27は図6に示すように、外周面に前記
ピン19のニードルベアリング20が摺動可能に嵌まる
エンドレス状のカム溝29を備えており、このカム溝
は、図7の展開図に示すように、スタート時の基点Sか
ら最初の20°は軸線に対し直交で、20°〜90°の
間Tが45°の傾斜を有し、90°〜185°の間Uが
15°の傾斜を有し、185°〜245°の間Vが直交
で、245°〜340°の間Wが逆方向の45°の傾斜
を有し、340°〜360°の基点までが直交になって
いる。
【0013】すなわち、溝カム27を矢印の如く左に回
転させると、最初のT区間(空送り)は速くコーン16
が進み、U区間(フレア加工区間)ではゆっくり進み、
V区間(フレア加工完了時)ではしばらくその位置で空
転し、W区間(戻り)では速く戻るという動きをなし、
これを1サイクルとして溝カム27の1回転にて行って
いる。
【0014】この溝カム27の回転は、図4に示す如く
ギヤケース4の後部に設けたモータの駆動スイッチ11
の一時的なプッシュ操作により得られるようになってい
る。すなわち、溝カム27の前端面に、図1、図8に示
すように、絶縁板30を介して一部を切り欠いたリング
状の接触板31が設けられ、この接触板31に2本の接
触子32が圧接するように設けられており、この接触子
32はモータ3の駆動電源(図示せず)と連動してい
る。
【0015】
【フレア加工機の作用】モータ3の駆動スイッチ11を
1プッシュすると、モータ軸1の回転は遊歯車装置5
を介して第1従動軸9の六角軸10に伝えられ、コーン
ホルダー15を介してコーン16を回転させると同時
に、この第1従動軸9からタイミングベルト24および
歯車減速装置22を介して歯車28により溝カム27を
回転させる。
【0016】この溝カム27の回転は、図8に示すよう
にリング状の接触板31上に2本の接触子32が接触し
ている間回転し、溝カム27が1回転して接触子32が
接触板31から外れ、絶縁板30の露出している部分に
来た時通電が止まるので必ず1回転にて自動的に停止す
る。
【0017】従って、溝カム27の回転によるコーン1
6の偏心回転と往復動により本体ケース13前方に固定
したパイプ先端部のフレア加工が行なえる。
【0018】
【クランプ装置の構造】35は、図1の如く本体ケース
13の前面に設けられたパイプ固定のためのクランプ装
置で、コーンホルダー15の中心線上前方に2つ割型の
ダイス43を位置させ、このダイスにてパイプPの先端
部を挟持固定するものである。以下、クランプ装置の説
明については、図1の上面から見た図を正面図として、
図3〜図5に基き説明する。
【0019】このクランプ装置35は図3〜5に示すよ
うに、本体ケース13の前面下部に固定された右端に上
下方向の広巾スリット36を有する横長ブロック状のク
ランプベース37と、このクランプベース37に対し右
方が上方に開閉可能に左端部にて軸支38された右端に
前記と同様の広巾スリット39を有すると共に右端上部
に大きな円弧部40を有する可動アーム41と、該可動
アーム41の右端部を前記クランプベース37に締め付
け固定するリンク45と固定レバー42とから成り、前
記コーンホルダー15の中心線上前方にて上下2つ割の
ダイス43の中心部にパイプPが挟持固定可能となって
いる。
【0020】固定レバー42は、前記クランプベース3
7の右端に設けられた広巾スリット36内をピン44に
て回動可能に設けられたリンク45の先端部に、該ピン
44と直交方向に設けられたピン46にて前記リンク4
5を跨ぐ状態にてリンク45と直交方向に回動可能に設
けられている。
【0021】ピン46に回動可能に固定される固定レバ
ー42の形状(寸法)は、固定レバー42の先端直線部
Aとピン46の中心間の寸法aが、可動アーム41を図
5のように完全に閉じた状態におけるピン46の中心か
ら可動アーム41の上面までの寸法eよりやや短く、こ
の先端直線部Aの下端Bと連らなる偏心円弧部Cの寸法
が、ピン46の中心からBまでの寸法bから下方に行く
に従って順次大きくなるように形成され、最終的には固
定レバー42の下側面に連らなっている。すなわち、図
5におけるピン46の中心から偏心円弧部下端面までの
寸法をcとし、同じく偏心円弧部の下端面と固定レバー
42との連結部の中間位置における寸法をdとすると、
前記aからb〜dにわたる偏心円弧部cの寸法関係はa
<b<c<dとなっている。
【0022】また、前記リンク45の上下のピン44、
46間の寸法は、可動アーム41がクランプベース37
に合せられ固定レバー42が図3、図5に示すようにク
ランプした状態において、固定レバー42下面の偏心円
弧部cにて可動アーム41を下方に押圧固定できる寸法
となっている。
【0023】なお、前記可動アーム41右端上部の円弧
部40の形態は図3に示すように、可動アーム41の上
面と右端面とを結ぶ大きな円弧でもよいし、大きな面取
り状の斜面でもよい。
【0024】
【クランプ装置の操作手順】
(1)クランプベース37と可動アーム41に2つ割の
ダイス43のそれぞれ片方を固定した状態で可動アーム
41を図3のIの位置まで開き、クランプベース37側
のダイス43の中心部に、被加工物であるパイプPの先
端部を乗せた後可動アーム41を矢印のように閉じる。
この状態では、通常パイプPには歪があって真円状でな
いため、可動アーム41はIIに二点鎖線にて示すように
右端部が少し浮き上った状態となる。 (2)固定レバー42をリンク45と一直線状にした状
態で、III の垂下状態から矢印のように上方に回動させ
る。固定レバー42の先端直線部Aが、少し浮いたIIの
状態の可動アーム41先端上部の円弧部40に接する
が、その後引き続きIVの直立位置まで回動させると可動
アーム41は軽く押し下げられるので、パイプPは仮固
定の状態となる。 (3)次いで固定レバー42を図5に示すようにIVから
矢印のように前記とは直角方向に回動させると、固定レ
バー42先端下部の偏心円弧部Cの作用により、可動ア
ーム41の右端上面を更に徐々に加圧し、Vの水平位置
にてパイプPを完全に締め付け固定する。 (4)上記(1)から(3)までのパイプのクランプ操
作は片手にて行なえるものである。従って、右手の人指
指から小指までの4本の指を、電動式フレア加工機側面
に設けられた保持ベルト50内に下から通して持った状
態で、左手を使って前記クランプ装置35にパイプPを
完全に固定した後、右手の親指にてモータ駆動スイッチ
28を1プッシュすることにより、コーン16は偏心回
転しながら前進し、パイプ先端のフレア加工完了の後後
退するという1往復動作を行った後自動停止する。 (5)パイプのフレア加工完了後は上記操作手順と逆の
操作により可動アーム41を開きパイプPを外せばよ
い。
【0025】上記の実施例においては、第2従動軸25
によるカムを利用したスライダー18の摺動手段とし
て、溝カム27とスライダー18に固定したピン19に
よる形態について説明したが、スライダー18の摺動手
段は前記の形態に限定されるものではなく、例えば下記
の如き手段によっても行なうことができる。
【0026】すなわち、図9は、前記第2従動軸25に
より溝カム51を回転させ、この溝カム51とスライダ
ー18との間を、ピン19を下端に備えその上部に軸支
部53を有するY型のリンク54により連結したもの
で、溝カム51の1回転によりスライダー18を1往復
させるものである。
【0027】図10は、前記第2従動軸25の先端にウ
ォーム55を設けると共に、このウォーム55により板
カム57を備えたウォーム歯車56を回転させ、この板
カム57により、下端にカムフォロア52を備え中央に
軸支部53を有するY型のリンク54を介してスライダ
ー18を駆動させるものである。
【0028】図11は、前記第2従動軸25により、ス
ライダー18の後方に同軸状に配置した溝カム58を回
転させ、この溝カム58とスライダー18との間に介在
させたリンク59により、溝カム1回転の間にスライダ
ー18を1往復させるものである。
【0029】図12は、前記第2従動軸25により、ス
ライダー18の後方に同軸状に配置した直列カム60を
回転させ、この直列カム60にてスライダー18の後端
面を押圧することにより、直列カム1回転の間にスライ
ダー18を1往復させるものである。
【0030】図13は、前記第2従動軸25に傘歯車6
1を設けると共に、この傘歯車61により板カム57を
備えた傘歯車62を回転させ、この板カム57により、
スライダー18の後端面から張り出させた張出板63を
介してスライダー18を駆動させるものである。
【0031】図14は、前記第2従動軸25の先端にウ
ォーム55を設けると共にこのウォーム55により、ス
ライダー18との間に配置したウォーム歯車56を回転
させ、このウォーム歯車56を偏心輪としてこれに設け
たリンク64の先端を、スライダー18と本体ケース1
3との間に設けた2本の小リンク65、65の中間連結
ピン66と連結してトッグルジョイントを形成し、ウォ
ーム歯車56を回転させることによりスライダー18を
1往復させるものである。この方式によるスライダー1
8の摺動は、カムを利用した場合のように往路と復路に
おいて図7に示すような微妙な変化は得られないがパイ
プのフレア加工には特に支障のないものである。
【0032】なお、図1、図4、図5の67はギヤケー
ス13の後面に設けられた紐通しで、この紐通し67に
紐を通し、この紐を首に掛けることができるようにした
ものである。従って、作業をしない時に、いちいちフレ
ア加工機自体を床や台上に置けば、作業時の持ち上げが
面倒であり、又、フレア加工機のボディにも傷がつくた
め、この紐による首掛け保持機能は重宝なものである。
【0033】また、本発明に係るフレア加工機は、図1
に示すような保持ベルト50による支持形態の他にガン
グリップタイプとすることもできる。
【0034】
【発明の効果】本発明は上述のように、モータの回転に
よりカムを利用してコーンを備えたスライダーを効率的
に駆動することができるように構成したため小馬力のモ
ータにて所定のフレア加工が可能となる。
【0035】また、作動スイッチを1プッシュスイッチ
として、カムの1回転によりコーンが1往復して自動的
に停止するようにしたため、フレア加工時にスイッチを
押し続ける必要がなく、安定したフレア加工が可能とな
る。
【0036】さらに、クラッチを備えていないので、耐
久性に優れ、寿命の長いものとなる。また、パイプの締
め付け、固定に際し、片手にて操作可能なレバー締め付
け方式を採用したため、右手にてフレア加工機を持った
状態で左手にてパイプの締め付け固定ができ、作業性が
大巾に良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフレア加工機の図2におけるD−
E−F−G切断平面図
【図2】図1のH−H断面図
【図3】本発明に係るパイプのクランプ装置の正面図
【図4】本発明の一部を断面して示す平面図
【図5】本発明の側面図
【図6】本発明の溝カムの平面図
【図7】本発明の溝カムの展開図
【図8】図1のJ−J断面図
【図9】スライダー摺動手段の他の例を示す部分平面図
【図10】スライダー摺動手段の他の例を示す部分平面
【図11】スライダー摺動手段の他の例を示す部分平面
【図12】スライダー摺動手段の他の例を示す部分平面
【図13】スライダー摺動手段の他の例を示す部分平面
【図14】スライダー摺動手段の他の例を示す部分平面
【符号の説明】
5 遊歯車装置 9 第1従動軸 1
0 六角軸 11 スイッチ 12 仕切板
13 本体ケース 15 コーンホルダー 16 コーン
17 軸受スリーブ 18 スライダー 19 ピン
22 減速装置 24 タイミングベルト 25 第2従動軸
27 溝カム 29 カム溝 30 絶縁板
31 接触板 32 接触子 35 パイプクランプ装置
37 クランプベース 40 大きな円弧部 41 可動アーム
42 固定レバー 43 ダイス 45 リンク

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モーターの回転を減速して第1従動軸9
    に伝える遊歯車装置と、この第1従動軸9に対し回転
    かつ摺動可能に設けられる先端にコーン16を傾斜状に
    備えてなるコーンホルダー15と、このコーンホルダー
    15の外周部に軸受スリーブ17を介して本体ケース1
    3内を前後動するように設けたスライダー18と、前記
    第1従動軸9の回転をタイミングベルト24又は歯車に
    より第2従動軸25に伝える減速装置22と、この第2
    従動軸25により駆動されるカムと、このカムの1回転
    により前記スライダー18を前後に1往復動させるピン
    又はクラングと、前記本体ケース13前面に設けられ前
    記コーン16進行方向前方にてフレア加工されるパイプ
    Pを保持するクランプ装置35とを有する電動式フレア
    加工機。
  2. 【請求項2】 モータの回転が1プッシュスイッチの操
    作により作動し、カムを1回転させた後自動停止するも
    のである請求項1記載の電動式フレア加工機。
  3. 【請求項3】 ほぼ中央部にフレア加工されるパイプを
    挾持する2つ割ダイスの一方43が固定され、右端に上
    下方向の広巾スリット36を有する横長ブロック状のク
    ランプベース37と、このクランプベース37に対し右
    方が上方に開閉可能に左端部にて軸支38され、前記ダ
    イスの一方43と対向する位置に2つ割ダイスの他方4
    3が固定され、右端に前記と同様の上下方向の広巾スリ
    ット39を有すると共に右端上部に大きな円弧部40を
    有する横長ブロック状の可動アーム41と、クランプベ
    ース37右端の広巾スリット内に設けたピン44を支点
    として該広巾スリット内を回動するリンク45と、この
    リンク45の先端にピン46を支点として該リンクに対
    し直交方向に回動する固定レバー42とからなるフレア
    加工されるパイプのクランプ装置であって、固定レバー
    42の先端平面部Aから下部に連らなる円弧をピン46
    の中心から徐々に大きくなる偏心円弧部Cとし、この固
    定レバー42をリンク45と直線状にした状態において
    該リンク45をピン44を支点として下方から上方に回
    動させることにより可動アーム41をクランプベース3
    7に仮止めし、続いて固定レバー42を、ピン46を支
    点としてリンク45に対し直角方向に水平状態まで回動
    させることにより、前記偏心円弧部Cの作用により可動
    アーム41をクランプベース37に完全に締め付け固定
    可能としたことを特徴とする電動フレア加工機によって
    フレア加工されるパイプのクランプ装置。
JP22081492A 1992-07-27 1992-07-27 電動式フレア加工機およびこれに使用するパイプのクランプ装置 Expired - Lifetime JP2681731B2 (ja)

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