JP2681325B2 - トロリ線吊架高測定装置 - Google Patents
トロリ線吊架高測定装置Info
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- JP2681325B2 JP2681325B2 JP4097039A JP9703992A JP2681325B2 JP 2681325 B2 JP2681325 B2 JP 2681325B2 JP 4097039 A JP4097039 A JP 4097039A JP 9703992 A JP9703992 A JP 9703992A JP 2681325 B2 JP2681325 B2 JP 2681325B2
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- JP
- Japan
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- trolley wire
- trolley
- roller
- measuring device
- height
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- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、吊架されたトロリ線の
高さを、簡易に、かつ精度よく測定できるようにしたト
ロリ線吊架高測定装置に関するものである。
高さを、簡易に、かつ精度よく測定できるようにしたト
ロリ線吊架高測定装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】吊架されたトロリ線の高さが、規定値を
超過しているか否かを測定する方法として、高さ測定用
のポールをレール面とトロリ線に沿わせて立て掛け、ポ
ールの目盛りを読んで必要点の測定を行う方法と、レー
ル上を電気検測車で走行しながら測定する方法とが実用
化されている。
超過しているか否かを測定する方法として、高さ測定用
のポールをレール面とトロリ線に沿わせて立て掛け、ポ
ールの目盛りを読んで必要点の測定を行う方法と、レー
ル上を電気検測車で走行しながら測定する方法とが実用
化されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このうち、測定用のポ
ールを用いる方法は、測定作業者が測定点を順に移動し
ながら上記の測定を行う必要があるため、手数を要する
とともに、測定精度が作業者の熟練度により左右される
という問題点があった。一方、電気検測車を用いる方法
は、トロリ線の高さを機械的に測定することができるも
のの、実用化されている装置では、１本のトロリ線の測
定しか行うことができず、２本のトロリ線の高さを、個
別かつ同時に連続して測定できるものはなかった。ま
た、従来の装置では、単にトロリ線の高さを測定するだ
けで、トロリ線の長手方向の位置の測定は正確には行わ
れておらず、このため、測定したデータの処理に手数を
要し、トロリ線の吊架高さの調整を迅速に行うことがで
きないという問題点を有していた。
ールを用いる方法は、測定作業者が測定点を順に移動し
ながら上記の測定を行う必要があるため、手数を要する
とともに、測定精度が作業者の熟練度により左右される
という問題点があった。一方、電気検測車を用いる方法
は、トロリ線の高さを機械的に測定することができるも
のの、実用化されている装置では、１本のトロリ線の測
定しか行うことができず、２本のトロリ線の高さを、個
別かつ同時に連続して測定できるものはなかった。ま
た、従来の装置では、単にトロリ線の高さを測定するだ
けで、トロリ線の長手方向の位置の測定は正確には行わ
れておらず、このため、測定したデータの処理に手数を
要し、トロリ線の吊架高さの調整を迅速に行うことがで
きないという問題点を有していた。
【０００４】本発明は、上記従来のトロリ線の高さの測
定方法の有する問題点に鑑み、吊架されたトロリ線の高
さを、トロリ線の長手方向の位置と共に、簡易に、かつ
精度よく、個別かつ同時に連続して測定できるようにし
たトロリ線吊架高測定装置を提供することを目的とす
る。
定方法の有する問題点に鑑み、吊架されたトロリ線の高
さを、トロリ線の長手方向の位置と共に、簡易に、かつ
精度よく、個別かつ同時に連続して測定できるようにし
たトロリ線吊架高測定装置を提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】目的を達成するため、本
発明のトロリ線吊架高測定装置は、軌条上を走行する軌
陸車上に樹立したフレームに、軌条と直角方向に水平に
ガイドレールを配設し、このガイドレールに２台の台車
をそれぞれ移動自在に支持し、各台車に押上手段により
常に上昇力を受け、トロリ線の下面に押圧されるローラ
を備えた支持杆を昇降自在に設け、前記押上手段に変位
計を、ローラにロータリエンコーダーをそれぞれ併設
し、軌陸車を走行させることにより、前記変位計及びロ
ータリーエンコーダの出力信号から、平行に吊架された
２本のトロリ線の高さを、トロリ線の長手方向の位置と
共に、個別かつ同時に連続して測定できるようにしたこ
とを特徴とする。
発明のトロリ線吊架高測定装置は、軌条上を走行する軌
陸車上に樹立したフレームに、軌条と直角方向に水平に
ガイドレールを配設し、このガイドレールに２台の台車
をそれぞれ移動自在に支持し、各台車に押上手段により
常に上昇力を受け、トロリ線の下面に押圧されるローラ
を備えた支持杆を昇降自在に設け、前記押上手段に変位
計を、ローラにロータリエンコーダーをそれぞれ併設
し、軌陸車を走行させることにより、前記変位計及びロ
ータリーエンコーダの出力信号から、平行に吊架された
２本のトロリ線の高さを、トロリ線の長手方向の位置と
共に、個別かつ同時に連続して測定できるようにしたこ
とを特徴とする。
【０００６】
【作用】このトロリ線吊架高測定装置は、軌陸車を走行
させることにより、トロリ線の下面に押圧されるローラ
を備えた支持杆の押上手段に併設した変位計及びトロリ
線の下面に押圧されて転動するローラに併設したロータ
リーエンコーダの出力信号から、平行に吊架された２本
のトロリ線の高さを、トロリ線の長手方向の位置と共
に、個別かつ同時に連続して測定し、記録する。
させることにより、トロリ線の下面に押圧されるローラ
を備えた支持杆の押上手段に併設した変位計及びトロリ
線の下面に押圧されて転動するローラに併設したロータ
リーエンコーダの出力信号から、平行に吊架された２本
のトロリ線の高さを、トロリ線の長手方向の位置と共
に、個別かつ同時に連続して測定し、記録する。
【０００７】
【実施例】以下、本発明のトロリ線吊架高測定装置を図
示の実施例に基づいて説明する。図において、１は吊架
線Ｍにて予め定めた高さ位置に水平方向に吊架されたト
ロリ線、Ｒは軌条で、これは通常の鉄道と同様に上下に
平行して配設される。そして、この軌条Ｒ上に走行自在
にして軌陸車Ｃを配設し、この軌陸車Ｃ上にトロリ線吊
架高測定装置Ａを搭載し、軌陸車Ｃを走行させることに
より、平行に吊架された２本のトロリ線の高さを、トロ
リ線の長手方向の位置と共に、個別かつ同時に連続して
測定する。
示の実施例に基づいて説明する。図において、１は吊架
線Ｍにて予め定めた高さ位置に水平方向に吊架されたト
ロリ線、Ｒは軌条で、これは通常の鉄道と同様に上下に
平行して配設される。そして、この軌条Ｒ上に走行自在
にして軌陸車Ｃを配設し、この軌陸車Ｃ上にトロリ線吊
架高測定装置Ａを搭載し、軌陸車Ｃを走行させることに
より、平行に吊架された２本のトロリ線の高さを、トロ
リ線の長手方向の位置と共に、個別かつ同時に連続して
測定する。
【０００８】このトロリ線吊架高測定装置Ａは、軌陸車
Ｃ上に、トロリ線１の下面に対して概略所定高さになる
ように樹立したフレーム１１の上部に、軌条Ｒと直角方
向に水平にガイドレール５を配設して一体とするととも
に、このガイドレール５に２台の台車４，４をそれぞれ
ガイドレール５に沿って、移動自在に設けるようにす
る。台車４，４は、トロリ線１，１のカントに従って、
横方向へ追従移動するようにするか、あるいは、予めト
ロリ線１，１の下方位置になるようにセットするように
する。
Ｃ上に、トロリ線１の下面に対して概略所定高さになる
ように樹立したフレーム１１の上部に、軌条Ｒと直角方
向に水平にガイドレール５を配設して一体とするととも
に、このガイドレール５に２台の台車４，４をそれぞれ
ガイドレール５に沿って、移動自在に設けるようにす
る。台車４，４は、トロリ線１，１のカントに従って、
横方向へ追従移動するようにするか、あるいは、予めト
ロリ線１，１の下方位置になるようにセットするように
する。
【０００９】各台車４には、略垂直方向に、かつ昇降自
在に支持杆１４を支持するとともに、この支持杆１４の
上端に、トロリ線１の下面と接触して転動するローラ２
を水平に支持し、このローラ２の転動を計測するロータ
リーエンコーダ３をローラ２の回転軸に接続するととも
に、支持杆１４に固定したローラ取付枠２Ｆに支持する
ようにする。支持杆１４を支持した台車１４には、所定
の押圧力にてローラ２がトロリ線１の下面に接触するよ
うに、支持杆１４に常に上昇力を付与する押上手段６を
配設する。この押上手段６には、引張力を一定としたつ
る巻ばねを主体としたコブリング等が用いられ、かつこ
のコブリングの押上力を調整するために重錘８が設けら
れる。
在に支持杆１４を支持するとともに、この支持杆１４の
上端に、トロリ線１の下面と接触して転動するローラ２
を水平に支持し、このローラ２の転動を計測するロータ
リーエンコーダ３をローラ２の回転軸に接続するととも
に、支持杆１４に固定したローラ取付枠２Ｆに支持する
ようにする。支持杆１４を支持した台車１４には、所定
の押圧力にてローラ２がトロリ線１の下面に接触するよ
うに、支持杆１４に常に上昇力を付与する押上手段６を
配設する。この押上手段６には、引張力を一定としたつ
る巻ばねを主体としたコブリング等が用いられ、かつこ
のコブリングの押上力を調整するために重錘８が設けら
れる。
【００１０】さらに、押上手段６には変位計７を備え、
支持杆１４の上端に配設したローラ３が、トロリ線１の
下面に常に所定圧で接触している状態における押上手段
６の変位、すなわち、トロリ線１の高さを測定できるよ
うにする。
支持杆１４の上端に配設したローラ３が、トロリ線１の
下面に常に所定圧で接触している状態における押上手段
６の変位、すなわち、トロリ線１の高さを測定できるよ
うにする。
【００１１】そして、各台車４のロータリーエンコーダ
３及び変位計７からの出力信号は、軌陸車Ｃに搭載した
アンプ９に入力して増幅し、増幅信号を記録器１０に入
力し、軌陸車Ｃの走行位置におけるトロリ線高さを測定
するものである。
３及び変位計７からの出力信号は、軌陸車Ｃに搭載した
アンプ９に入力して増幅し、増幅信号を記録器１０に入
力し、軌陸車Ｃの走行位置におけるトロリ線高さを測定
するものである。
【００１２】これにより、軌陸車Ｃを走行させることに
より、トロリ線１の下面に押圧されるローラ３を備えた
支持杆１４の押上手段６に併設した変位計７及びトロリ
線１の下面に押圧されて転動するローラ２に併設したロ
ータリーエンコーダ３の出力信号から、平行に吊架され
た２本のトロリ線１，１の高さを、トロリ線１，１の長
手方向の位置と共に、個別かつ同時に連続して測定し、
記録する。
より、トロリ線１の下面に押圧されるローラ３を備えた
支持杆１４の押上手段６に併設した変位計７及びトロリ
線１の下面に押圧されて転動するローラ２に併設したロ
ータリーエンコーダ３の出力信号から、平行に吊架され
た２本のトロリ線１，１の高さを、トロリ線１，１の長
手方向の位置と共に、個別かつ同時に連続して測定し、
記録する。
【００１３】なお、１３は、測定作業時、作業者が誤っ
て転落しないようにした安全上の防護枠で、この防護枠
１３は取り外し可能である。
て転落しないようにした安全上の防護枠で、この防護枠
１３は取り外し可能である。
【００１４】
【発明の効果】本発明のトロリ線吊架高測定装置によれ
ば、軌陸車を走行させることにより、トロリ線の下面に
押圧されるローラを備えた支持杆の押上手段に併設した
変位計及びトロリ線の下面に押圧されて転動するローラ
に併設したロータリーエンコーダの出力信号から、平行
に吊架された２本のトロリ線の高さを、トロリ線の長手
方向の位置と共に、個別かつ同時に連続して測定し、記
録することができ、このため、測定したデータの処理に
手数を要さず、トロリ線の吊架高さの調整を迅速に行う
ことができる。
ば、軌陸車を走行させることにより、トロリ線の下面に
押圧されるローラを備えた支持杆の押上手段に併設した
変位計及びトロリ線の下面に押圧されて転動するローラ
に併設したロータリーエンコーダの出力信号から、平行
に吊架された２本のトロリ線の高さを、トロリ線の長手
方向の位置と共に、個別かつ同時に連続して測定し、記
録することができ、このため、測定したデータの処理に
手数を要さず、トロリ線の吊架高さの調整を迅速に行う
ことができる。
【図１】本発明のトロリ線吊架高測定装置の外観説明図
である。
である。
【図２】同正面図である。
【図３】同側面図である。
【図４】同使用状態の説明図である。
１ トロリ線 ２ ローラ ３ ロータリーエンコーダ ４ 台車 ５ ガイドレール ６ 押上手段 ７ 変位計 Ｃ 軌陸車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭33−310（ＪＰ，Ｂ１) 特公 昭45−35963（ＪＰ，Ｂ１)
Claims (1)
- 【請求項１】 軌条上を走行する軌陸車上に樹立したフ
レームに、軌条と直角方向に水平にガイドレールを配設
し、このガイドレールに２台の台車をそれぞれ移動自在
に支持し、各台車に押上手段により常に上昇力を受け、
トロリ線の下面に押圧されるローラを備えた支持杆を昇
降自在に設け、前記押上手段に変位計を、ローラにロー
タリエンコーダーをそれぞれ併設し、軌陸車を走行させ
ることにより、前記変位計及びロータリーエンコーダの
出力信号から、平行に吊架された２本のトロリ線の高さ
を、トロリ線の長手方向の位置と共に、個別かつ同時に
連続して測定できるようにしたことを特徴とするトロリ
線吊架高測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4097039A JP2681325B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | トロリ線吊架高測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4097039A JP2681325B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | トロリ線吊架高測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0699765A JPH0699765A (ja) | 1994-04-12 |
| JP2681325B2 true JP2681325B2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=14181420
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4097039A Expired - Fee Related JP2681325B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | トロリ線吊架高測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2681325B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ATE392333T1 (de) * | 2005-04-26 | 2008-05-15 | Plasser Bahnbaumasch Franz | Messvorrichtung zur ermittlung der höhenanlage eines fahrdrahtes |
| JP5885592B2 (ja) * | 2012-05-30 | 2016-03-15 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | トロリ線の静高さの推定方法及び推定装置 |
| CN102719701B (zh) * | 2012-07-09 | 2014-10-15 | 江苏三鑫特殊金属材料股份有限公司 | 一种易切削钛合金及其制备方法 |
-
1992
- 1992-03-24 JP JP4097039A patent/JP2681325B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0699765A (ja) | 1994-04-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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