JP2679881B2 - 色識別機能を有する光ファイバ - Google Patents

色識別機能を有する光ファイバ

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JP2679881B2
JP2679881B2 JP2409714A JP40971490A JP2679881B2 JP 2679881 B2 JP2679881 B2 JP 2679881B2 JP 2409714 A JP2409714 A JP 2409714A JP 40971490 A JP40971490 A JP 40971490A JP 2679881 B2 JP2679881 B2 JP 2679881B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は着色顔料を含有しない硬
化着色被膜を有する製品に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス光ファイバの製造過程で、ガラス
ファイバは母材から引き抜かれ、次いで、1種類以上の
被覆材料(一般的に、紫外線硬化性材料)で被覆され
る。被覆材料は例えば、高分子組成物などであり、ま
た、この被覆材料は1種類以上の塗布装置により塗布さ
れる。ファイバ被覆の機能は、その後の取扱い中および
使用中に光ファイバが被るであろう機械的な引掻きおよ
び摩耗からガラス光ファイバの表面を保護することであ
る。被覆または被覆類は機械的外力および環境温度に応
じて、ファイバの光特性にも影響を及ぼす。
【0003】例えば、ケーブルでは、光ファイバ類は、
被覆光ファイバに塗布された着色層を使用することによ
り互いに識別される。従来は、所望の色は適当な液状担
体に着色顔料粒子を分散させることにより市販の着色塗
料で得られていた。
【0004】光ファイバ用の着色塗料を形成するのに顔
料物質を使用すると、製造上の問題と性能上の問題が生
じる。例えば、有機バインダー樹脂中に分散された顔料
粒子は、全ての物理的混合物に見られるように、徐々に
明瞭な2相に分離する。その結果、顔料を有する着色塗
料の保存寿命は比較的短い。
【0005】顔料配合着色剤系における相分離の発生は
顔料粒子の同時発生的な凝集により複雑になる。望まし
くないことに、被覆光ファイバ上の着色塗料中で顔料粒
子の凝集が起こるとマイクロベンドを誘発する。このマ
イクロベンドは伝送損失を生じる。
【0006】更に、不透明な紫外線硬化性着色被膜を形
成するのに必要な比較的高濃度の顔料物質は、着色塗料
を硬化するのに必要な入射光の透過を阻害する。顔料成
分は、硬化源からの光を屈折、反射および散乱させる。
その結果、製造ラインに沿った光ファイバの製造スピー
ドが低下し、これにより製造コストが増大する。顔料配
合着色塗料の硬化速度が本質的に遅いと、加工およびこ
れら塗料の硬化は着色被膜の厚さの微小な変化に対して
敏感になる。
【0007】顔料配合着色塗料の使用に伴う別の欠点は
鉛またはカドミウムのような重金属を含有することであ
る。光ファイバ用の着色塗料においてこのような重金属
成分を使用することは安全性の問題を提起する。更に、
このような顔料配合着色塗料で着色塗装された光ファイ
バを地上の外部プラントで使用すると環境に対して有害
な作用を及ぼす可能性がある。
【0008】顔料配合系色識別システムが有する前記の
ような欠点のために、染料を使用することが提案され
た。しかし、染料の使用に伴う問題も存在する。また、
この問題は光ファイバに使用される着色塗料のうちの幾
つかのものに関連している。高分子被膜はガラスファイ
バ表面に対する機械的損傷を防ぐのに効果的である。し
かし、高分子被膜を通した水蒸気、ヒドロキシルイオン
および水素の拡散は光ファイバの強度、機械的結着性お
よび光性能に対する別の問題を提起する。
【0009】光ファイバの機械的破損は、応力腐食と呼
ばれるガラスファイバ破損メカニズムにより発生するこ
とがある。ガラス本体の外面に、例えば、機械的損傷ま
たはひびの入ったシリカ接着層から生じた表面欠陥が存
在する。微小亀裂と呼ばれるこれらの欠陥は応力集中部
として機能し、ファイバに引張応力が加わった時、これ
らの箇所でまず破損が起こる。特定の臨界値にまで応力
が増大するにつれて、ファイバは亀裂箇所で破損する。
通常、これらの亀裂は応力単独の影響下では成長しな
い。
【0010】例えば、不純物、および水蒸気などに由来
するヒドロキシルイオンの存在下で、引張荷重を受けた
ときに、これらの亀裂は予測可能な速度で成長する傾向
がある。この応力腐食はヒドロキシルイオンが光ファイ
バのシリカマトリックス中に混和した結果である。微小
亀裂は、引張荷重に抵抗する面積をゆっくりと、しか
し、着実に減少するという事実により、ファイバの破損
は他の状態での高い応力レベルよりも遥かに低い応力レ
ベルで発生する。
【0011】また、光ファイバに隣接して水素が存在す
ると、高分子被覆を通してファイバコア中に水素が拡散
する。ファイバコア中に拡散した水素はコアガラスマト
リックス欠陥と反応する。これにより、ファイバ中の光
損失が増大する。
【0012】ファイバを線引きした後で、高分子被覆を
様々な方法によりファイバ表面に塗布する前に、ファイ
バ表面に気密性被覆を施すことにより応力腐食および水
素吸着を阻止できるか、さもなければ、少なくともかな
りの程度にまで軽減することができる。
【0013】例えば、米国特許第4407561号明細
書には、様々な金属(例えば、ニッケル、銅およびアル
ミニウムなど)を使用し、ガラス光ファイバ用の気密封
止層を形成することが開示されている。この気密被覆
は、線引き直後の光ファイバを溶融金属プールに通過さ
せることにより施すことができる。現在は、一般的に、
炭素を含有する気密被覆を施すことが行われている。
【0014】問題は、これらの気密被覆が一般的に、隠
蔽困難な暗色を示すことである。常用の染料および顔料
系は、気密被覆材料を十分にカバーすることができず、
しかも、所望の性能特性を付与できないことが判明し
た。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、光フ
ァイバ用に使用される顔料非配合の着色塗料系を提供す
ることである。求められている着色塗料系は、かなり安
価なものであり、しかも、加工速度を全く低下すること
なく、現存の光ファイバ製造ラインに沿って光ファイバ
に塗布できるものでなければならない。言うまでもな
く、所望の着色塗料系は環境に適合しうるものでなけれ
ばならず、しかも、取り扱いにおける潜在的問題を発現
してはならない。
【0016】
【課題を解決するための手段】従来技術の前記のような
問題は本発明の着色塗料により解決される。
【0017】顔料を含有せず、不透明な色識別系を有す
る製品は線引きファイバのような支持体と、該支持体に
塗布された色識別系を含む。色識別系は支持体に対して
適当な付着力を有する紫外線硬化性塗料組成物からな
る。また、色識別系は高分子染料も含有する。
【0018】比較的高い隠蔽力が必要な一つの実施例で
は、色識別系は更に不透明剤も含有する。紫外線硬化性
塗料は、紫外線硬化性塗料と不透明剤からなる混合物が
白色の不透明液体を生成するのに十分に高い屈折率を与
えるのに十分な芳香族性を有する。
【0019】好都合なことに、色識別系は光ファイバ中
に数種類の形態で帯有させることができる。例えば、コ
アとクラッドおよび1層以上の被覆を有する光ファイバ
は、被覆の外層に塗布された着色層を有することができ
る。別法として、色識別系は光ファイバ被覆の外層中に
含ませることもできる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を更に詳細
に説明する。
【0021】先ず、図1および図2を参照する。ここは
符号20で全体が表された光ファイバが図示されてい
る。光ファイバ20は一般的に、コアとクラッドからな
るガラスファイバ部分22を有する。従来技術と同様
に、コアおよびクラッドは被覆系により保護されてい
る。一般的に、被覆系は高分子被覆材料の2枚の層を有
する。内層26は一次被覆層と呼ばれ、ガラス部分を保
護するために比較的軟質である。一次被覆層を取り囲ん
でいるのは外層28であり、この外層は二次被覆層と呼
ばれる。
【0022】図1および図2に示されるような幾つかの
光ファイバでは、気密被覆材料の層29が内層26とガ
ラスファイバ22との間に挿入されている。気密被覆材
料は湿気がガラスファイバ22に達するのを防止するた
めに使用されている。
【0023】複数本の光ファイバが1本のケーブル中に
組み込まれた時に、各光ファイバを特定できるようにす
るために、各光ファイバに色識別系を付与することが必
要になる。この仕事は光ファイバの製造者により行われ
ることが望ましい。さもなければ、ケーブル製造業者に
より行わなければならない。
【0024】本発明の色識別系は、従来技術の顔料含有
系と異なり、高分子着色剤の使用に基づく。顔料を含有
しない着色顔料は高分子着色剤を含有する。この高分子
着色剤は、有機染料単位が高分子鎖に化学的に結合され
た、高分子発色団含有分子からなる。以下、この化学成
分を「高分子染料」と呼ぶ。
【0025】高分子染料は米国特許第3157633号
明細書に開示されている。高分子染料はオリゴマー性の
ものであり、特に、染料分子が長鎖物質に結合している
ものである。光ファイバ着色染料中で高分子染料を使用
すると、この高分子染料は架橋網状組織内に取り込まれ
る。その結果、常用の染料の安定性よりも、遥かに高い
安定性が得られる。例えば、従来は、常用の染料の場
合、ケーブル充填物質中に滲出するのが普通であった。
【0026】前記のような問題は、存在する有機染料が
高分子鎖に化学的に結合された、高分子発色団含有分子
である高分子着色剤を含有する着色塗料を使用する色識
別系により避けられる。
【0027】高分子着色剤系光ファイバ着色塗料は半透
明なので、色識別系はまた、比較的低屈折率の不透明剤
も含有する。この不透明剤が高分子着色剤系着色塗料に
配合されると、硬化前および硬化後も、組成物を不透明
にする。不透明剤の屈折率は着色塗料組成物中の他の正
文に比べて低い。比較的大きな屈折率差を有する成分を
混合した場合、得られた混合物は肉眼的に白色を示す。
このベースに高分子染料を添加すると、塗料に色がつ
く。非高分子系染料を使用して着色することもできる
が、高分子染料により得られるような安定性を有しな
い。
【0028】色識別系は数種類の方法により包含させる
ことができる。図1に示された好ましい実施例では、色
識別系は、外層の二次被覆層28の周囲に塗布された層
30として包含される。このような構造では、クラッド
の外径は約125ミクロンであり、二次被覆層28の外
径は約250ミクロンである。色識別層の厚さは約2〜
35ミクロンの範囲内である。
【0029】好ましい実施例では、色識別層30は硬化
組成物、不透明剤および高分子染料からなる組成物であ
る。硬化組成物は紫外線硬化、可視光線硬化または熱硬
化組成物などである。
【0030】好ましい組成では、塗布された時の色識別
層30は、紫外線硬化性オリゴマー組成物、不透明剤お
よび高分子染料からなる組成物である。好ましくは、こ
の組成物は、約98重量%のオリゴマー組成物、約1重
量%の不透明剤および約2重量%の高分子染料からな
る。
【0031】オリゴマー組成物は文献中に一般的に記載
されているようなものである。例えば、オリゴマー組成
物は、約75重量%のオリゴマー、約23重量%の希釈
剤および約2重量%の光開始剤からなる。更に詳細に
は、或る紫外線硬化性オリゴマー組成物では、オリゴマ
ーはポリエチレングリコールアジペート・トルエンジイ
ソシアネート・ヒドロキシエチルアクリレートからな
る。希釈剤は約11.5重量%のN−ビニルピロリドン
および約11.5重量%のエトキシエトキシエチルアク
リレートからなる。光開始剤は“Irgacure65
1”の商品名でチバ・ガイギー社から市販されているよ
うなものである。
【0032】前記の組成物において、オリゴマー成分は
比較的粘稠であり、実際、室温では希望するようには流
動しない。しかし、希釈剤成分はオリゴマーの粘度を低
下させ、室温で加工可能にする。
【0033】紫外線硬化性オリゴマー物質と不透明剤と
の予備混合物は白色の不透明組成物を与える。紫外線硬
化性オリゴマー物質と不透明剤からなる予備混合物に高
分子染料を添加すると所望の着色染料組成物が得られ
る。
【0034】層30の厚さは着色染料について従来から
使用されてきた厚さの範囲内で変化させることができ
る。一般的に、色識別層の厚さは約2ミクロンである。
前記のように、本発明の色識別系では、その厚さは約3
5ミクロン程度まで可能である。このような厚さの層
は、被覆を有する光ファイバを包囲するのに使用される
周知の緩衝層として機能する。それ自体で、三つの機能
を果たす。第1は、被覆を有する光ファイバに頑丈性を
与える。第2に、耐マイクロベンド性を与える。第3
に、色識別性を与える。
【0035】図3には図1および図2に示された実施例
と別の実施例が図示されている。図3において、ガラス
ファイバ22および気密被覆層29は2枚の被覆層で包
囲されている。最初の、または内側被覆層42は一次被
覆層であり、これは図1および図2における一次被覆層
26と同一である。
【0036】図3の外側、または二次被覆層44は、硬
化性組成物であり、また、図1および図2の二次被覆層
の特性とほぼ同じ特性を有することを特徴とする、塗料
からなる。しかし、この実施例では、オリゴマー物質か
らなる二次被覆層は不透明剤および高分子染料も含有す
る。
【0037】図3の光ファイバの好ましい実施例では、
二次被覆層は、約98重量%の紫外線硬化性塗料成分、
約1重量%の不透明剤および約2重量%の高分子染料か
らなる。
【0038】二次被覆の組成物は、例えば、米国のイリ
ノイ州、デス・プライネス(DesPlaines)に
所在するデ・ソト(De Soto)社から市販されて
いるデソライト(Desolite)(登録商標)95
0−101塗料のような紫外線硬化性成分の99重量部
からなる予備混合物を最初に調製することにより得られ
る。予備混合物を形成する光硬化性成分に、二次被覆組
成物の屈折率よりもかなり低い屈折率を有するパーフル
オロポリエーテルのような不透明剤を1重量部添加す
る。このような不透明剤はZ−Dolの商品名で、ニュ
ージャージーに所在するアウシモント(Ausimon
t)社から市販されている。
【0039】この予備混合物98重量部に、所望の色の
高分子染料を2重量部添加する。このような高分子染料
は米国のサウスカロナイナ州、スパータンバーグに所在
するミリケン(Milliken)社から市販されてい
る。
【0040】更に、好ましい実施例では、二次被覆組成
物の紫外線硬化性成分は、約75重量%のオリゴマー、
23重量%の希釈剤および約2重量%の光開始剤からな
る。
【0041】図1および図2の実施例が好ましい。図1
および図2に図示されたような構成の場合、色識別系は
オフ−ラインで加えることができる。その結果、特定の
特性を有するファイバに付随させるべき色を選択する前
に、線引き光ファイバの特性を決めることができる。
【0042】顔料を含有しない着色塗料は幾つかの利点
を有する。この塗料は全ての気密被覆を隠蔽する能力を
有する。この塗料は安定である。また、この塗料はファ
イバの性能特性に悪影響を及ぼさない。更に、この塗料
は従来の顔料含有塗料に比べて安価である。従来技術の
顔料配合塗料は一般的に、約30〜40重量%の顔料を
含有していたが、本発明の塗料は約2重量%程度の高分
子染料しか含有しない。
【0043】従って、前記に説明した本発明の色識別系
は気密被覆層を有する光ファイバを着色するのに適して
いる。前記に説明したように、気密被覆は一般的に、黒
色の外観を呈するカーボン成分を含有する。全ての色識
別系は下部の黒色を隠蔽し、ファイバ上に所望の色を形
成するために不透明性を有しなければならない。従っ
て、気密被覆を有する光ファイバを色で特定するのに使
用される色識別系は不透明剤を必要とする。
【0044】一方、気密被覆を有しない光ファイバは銀
色の外観を呈する。その結果、所望の色を付与するため
の色識別系は不透明剤が不要であり、むしろ、光硬化性
塗料組成物と高分子染料だけでよい。
【0045】不透明剤を含有しない本発明の組成物を調
製する場合、混合工程は省略される。前記のデソライト
のような市販の材料の約98重量部を所望の色の高分子
染料の約2重量部と混合する。この混合物は図1に示さ
れた二次被覆の外面に塗布することができる。または、
この混合物はそれ自体で光ファイバ用の二次被覆となり
得る。
【0046】以上の説明は、本発明の一実施例に関する
もので、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々
の変形例が考え得るが、それらはいずれも本発明の技術
的範囲に包含される。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば顔
料粒子を使用する代わりに、高分子染料を使用すること
により、従来の顔料配合色識別系が有していた欠点を全
て解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗布された着色層を有する光ファイバの形状を
いた支持体の斜視図である。
【図2】図1の光ファイバの端面図である。
【図3】色同定手段を有する光ファイバの別の実施例の
端面図である。
【符号の説明】
20 光ファイバ 22 ガラスファイバ部分 26 一次被覆層 28 二次被覆層 29 気密被覆層 30 色識別層 42 一次被覆層 44 二次被覆層

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアとクラッドとからなる光ファイバ
    (22)上に形成された少なくとも1枚の被覆層(2
    9、26、28)とさらにその外側に形成された色識別
    系(30)とを有する色識別機能を有する光ファイバに
    おいて、 前記色識別系(30)は、 硬化塗料と、 高分子染料と を含有することを特徴とする色識別機能を有する光ファ
    イバ。
  2. 【請求項2】 前記高分子染料は、有機染料単位が高分
    子鎖に化学的に結合されている分子を含有する高分子発
    色団からなる請求項1の色識別機能を有する光ファイ
    バ。
  3. 【請求項3】 前記色識別系は、不透明剤を更に含有す
    ることを特徴とする請求項2の色識別機能を有する光フ
    ァイバ。
  4. 【請求項4】 前記不透明剤の屈折率は、前記硬化塗料
    の屈折率よりも低いことを特徴とする請求項3の色識別
    機能を有する光ファイバ。
  5. 【請求項5】 前記色識別系は、約98重量部の紫外線
    硬化塗料、約1重量部の不透明剤および約2重量部の高
    分子染料を含有することを特徴とする請求項1の色識別
    機能を有する光ファイバ。
  6. 【請求項6】 前記紫外線硬化塗料は、約75重量%の
    オリゴマー、約23重量%の希釈剤および約2重量%の
    光開始剤からなることを特徴とする請求項5の色識別機
    能を有する光ファイバ。
  7. 【請求項7】 前記紫外線硬化塗料は、ポリエチレング
    リコールアジペート・トルエンジイソシアネート・ヒド
    ロキシエチルアクリレートからなる約75重量%のオリ
    ゴマー、約11.5重量%のN−ビニルピロリドン、約
    11.5重量%のエトキシエトキシエチルアクリレート
    および約2重量%の光開始剤からなることを特徴とする
    請求項5の色識別機能を有する光ファイバ。
  8. 【請求項8】 前記被覆層は、内側の一次被覆層(2
    6)と外側の二次被覆層(28)からなり、前記二次被
    覆層(28)が色識別系として機能し、紫外線硬化塗料
    からなり、この紫外線硬化塗料は、約98重量部のオリ
    ゴマー物質、約1重量部の不透明剤および約2重量部の
    高分子染料からなることを特徴とする請求項1の色識別
    機能を有する光ファイバ。
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