JP2678526B2 - ウエブの加圧乾燥装置 - Google Patents

ウエブの加圧乾燥装置

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JP2678526B2
JP2678526B2 JP7521201A JP52120195A JP2678526B2 JP 2678526 B2 JP2678526 B2 JP 2678526B2 JP 7521201 A JP7521201 A JP 7521201A JP 52120195 A JP52120195 A JP 52120195A JP 2678526 B2 JP2678526 B2 JP 2678526B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、総じて製紙機械に関する。より詳しくは、
本発明は紙ウエブのプレス及びドライヤに関する。更に
詳しくは、本発明は広巾ニッププレスを使用する紙ウエ
ブドライヤに関する。
〔背景技術〕
過去何年もの間、木材パイプを紙に転換するプロセス
に多くの進展がなされてきた。製紙機械は、移動するス
クリーン上に繊維パルプ又は紙料の層をつくり、スクリ
ーン表面上に比較的薄い繊維のウエブを形成するために
繊維の紙料から水分を除去することを含む。ウエブを乾
燥してその強度を増すために、ウエブはスクリーンから
はずされ、ウエブ中に残る水分量を減らすために種々の
プレスロールの間を通過させられる。製紙機械のプレス
部を通過してウエブの密度を増加した後、ウエブはウエ
ブ中に残る過剰水分が取除かれるように多数の加熱され
たドラム又はドライヤに導かれる。
近代の製紙機械では乾燥部に、それぞれ直径5フィー
ト、長さ33フィートまでのドライヤドラムを80個以上有
することは異常ではない。必然的にこれらのドライヤド
ラムは、広大な床面積を占め、こればフォーミング部と
プレス部を合わせた設備に要する床面積を大巾に超える
ほどである。更に、増大する燃料コストについて言え
ば、より多くの水分をプレス部で除去できれば、乾燥部
で必要とされるエネルギーはより少くなることは明らか
である。従って多くの研究が、紙ウエブがプレス部を出
る前に水分量をより多く除去する試みをもって行われて
きた。これは、必要なドライヤドラムの数及びウエブ内
に残る湿分を追い出すエネルギー及び水蒸気の量を減少
させることである。
プレス部設計における革新技術は、いわゆる広巾ニッ
ププレス(以下ENPという)の導入によって1980年に商
業化された。これは、プレス後のウエブ中の繊維パーセ
ントを35%から約50%に成功裡に増大させた。従前のプ
レス技術と比較したENPの主たる特徴は以下の通りであ
る。
慣用のプレスではウエブは互いに逆回転するロールに
よって形成されるニップを通過するが、ENPではロール
の一方は凹型のシューで置換えられている。シューの凹
表面はプレスロールの外表面と協働し、ウエブがプレス
ロールとシューの間でより長い時間緩やかな圧力で押付
けられるように、伸長した又は広巾のプレス部を形成す
る。ウエブが広巾ニップを通過することができるよう
に、可動のブランケットが凹表面とウエブの間に配され
ており、それによってウエブはプレス部を通過する間ブ
ランケットとプレスロールの間でプレスされる。
ENPにおけるより最近の改良は、バッキングロール端
部を円形に作ることのできる場合に、ブランケットをバ
ッキングロールの端部を越えるように延ばし端部を回転
水頭に対してシールすることによってニップブランケッ
トからの油洩れの問題を解決した。
ENP機能における更なる改良は、バッキングロール或
いはプレスロールの表面を華氏200〜600度の温度範囲で
誘導加熱することにより達成された。ENPに熱を加えて
いわゆるインパルスドライヤを形成することは、ウエブ
のより良い乾燥を行うのみならず、ウエブ強度といった
機械的性質をも増進させた。ウエブ強度を増進させるこ
とにより、紙の生産コスト減少に莫大な効果をもたらす
ことができる。
強度の増した紙又は板紙を作る能力は、完成紙料、即
ち、紙を構成するために使用される繊維、を多様化する
ことができる。紙又は板紙のウエブにより大きな強度を
与える能力は、低コスト及び低強度繊維の使用、又は特
定用途に対する低重量紙の使用を可能にする。より少い
繊維又はより低コストの繊維の使用は、特に重量のある
紙又は板紙材には劇的なコスト節減を生むことができ
る。
必要なものは、特により高重量の紙ウエブに対し、改
良された乾燥及び強度を形成できる結合型プレスドライ
ヤである。
〔発明の開示〕
本発明のドライヤは、ウエブが広巾ニップに入る前と
広巾ニップを出た後双方においてウエブをドライヤバッ
キングロールに係合させることによってより効果的な乾
燥を達成する。ウエブはこうして広巾ニップを通過する
前にバッキングロールの表面上で前加熱される。更に、
ウエブはバッキングロールの表面上に保持されてプレス
後の乾燥を実施される。プレス後の乾燥の一部の間にお
いて、本発明の装置は紙ウエブがプレス/乾燥フェルト
により保持されず、それ故ウエブからの脱気が自由に起
るように配置されている。ある場合には、このゾーンは
水蒸気を除去する真空補助装置によって増進される。
慣用のENPでは、42ポンドのシートが乾き度20〜30パ
ーセントで入る場合、一パスで一般に乾き度を約10〜20
ポイント増進させる。高温プレス装置を通る前加熱、ホ
ットプレス及び後乾燥の結合によって、出側乾き度は更
に10〜15パーセントポイント改善することができる。こ
うして、この高温プレスは、出側乾き度を50パーセント
の範囲にすることのできる慣用の技術に対し、出側乾き
度を65パーセントの範囲にすることができる。この高温
プレスと乾燥の組合せは、ウエブの最高強度を慣用のプ
レス方法に対しほぼ20パーセント改善することが期待で
きる。
本発明では二つの高温プレスドライヤを組合わせて、
出側乾き度を70パーセント超に達成することができる。
ドライヤは共に同方向に回転するのでウエブは両ドライ
ヤに対し一面を向けており、またドライヤ間のオープン
ドロー部は両ドライヤロールの回転軸を含む平面に平行
している。ドライヤドラム間のウエブのオープンドロー
部は水蒸気を除去するための真空補助装置で囲むことが
できる。これはウエブが一つのドラムから他のドラムへ
移る間にウエブの乾燥を更に増進させる。或はまた、ド
ラムは互いに逆方向に回転し、紙ウエブは各ドラムに異
る面を向け、オープンドロー部は二つのドラムの回転軸
を含む平面に交差するようにすることもできる。
本発明のドライヤプレスは、表面を誘導加熱器によっ
て加熱されるバッキングロールからなる。バッキングフ
ェルトは、20〜30パーセント乾燥重量の繊維を含む形成
されたウエブを移送する。バッキングフェルトはウエブ
と共に、ロール外周面の周りにほぼ角度90〜100度にお
いて巻付けされる。その後、バッキングフェルトはロー
ルから離され、ウエブだけが引続きロールの周りに更に
ほぼ角度45度において巻付けされた後第二乾燥フェルト
により取去られる。バッキングロール表面での移送中の
ほぼ中間において、第一フェルトはウエブと共にENPを
通過する。第一フェルトがバッキングロールの外周部分
に巻付けられておりかつENPを形成するバッキングロー
ル部分に多かれ少かれ中心部を合わせていることの組合
せにより、ウエブがENPに入る前にウエブを暖める前加
熱ゾーンとウエブがバッキングロールから除かれる前に
自由な脱気を可能とする乾燥ゾーンに移行する後加熱ゾ
ーンとを創出することになる。
本発明の目的は、製紙機械におけるドライヤ部の長さ
を減少させる装置を提供することである。
本発明の別の目的は、紙又は板紙ウエブの強度を増す
装置を提供することである。
本発明の更なる目的は、特定の強度の又は品質の紙又
は板紙を製作するのに必要な紙料を減らし又はより低コ
ストの紙料を使用する製紙装置を提供することである。
本発明の更に別の目的は、紙ウエブの表面仕上を改善
することのできる製紙装置を提供することである。
本発明のなおも更なる目的は、一プレスにおいて紙ウ
エブの乾き度を15〜35パーセントポイント増進すること
のできる結合型プレスドライヤを提供することである。
発明の更なる目的、特徴及び利点は、付随する図面を
参照し以下の詳細説明から明らかとなろう。
図面の簡単な説明 図1は、ドラムプレスドライヤの概略側面図である。
図2は、ドライヤロールが共に同方向に回転する二プ
レスドライヤの概略側面図である。
図3は、ドライヤドラムが互いに逆方向に回転する二
プレスドライヤの概略側面図である。
図4は、二プレスドライヤを有する本発明の実施の形
態の概略側面図である。
〔発明を実施するための最良の形態〕
図1〜4において、同番号は類似の部材を示すことと
し、改良型インパルスドライヤ20が図1に示されてい
る。インパルスドライヤ20は、前加熱ゾーン21、プレス
ゾーン又は広巾ニップ26及び後加熱ゾーン23を有する。
ゾーン21,26,23は、シュー24とのニップ26を形成するプ
レスロール22上に形成される。シュー24は、ロール22に
面する凹表面を有し、ロール22に押付けられるように設
けられている。プレスニップ26がロール22とシュー24と
の間に形成されている。紙ウエブ28は送り込みロール36
によってロール22の表面34と接触させられ、ここでロー
ル22の熱い表面34によって前加熱される。それからウエ
ブ28はニップ26を通しながらプレスゾーン26に入る。プ
レスフェルト32はウエブ28の下にあって、ウエブ28の下
かつ環状ベルト30の上で移動する。ウエブ28、フェルト
32及びベルト30は共に、シュー24とロール22の間のニッ
プ26を通過する。
油がシュー24とベルト30の間に供給される。油はベル
ト30とシュー24の間に流体力学的楔を形成させる。液体
楔はウエブに圧力を伝えると同時にウエブ28のニップ26
を通る動きを潤滑する。プレスフェルト32は紙ウエブ28
の下にありかつベルト30に乗った状態のままニップ26を
通過する。紙ウエブ28、プレスフェルト32及びベルト3
0、並びにロール22は継合しており、同速度で駆動され
る。かくして紙ウエブ28は、ウエブ28とプレスフェルト
32とプレスロール22の表面34との平面内に相対的な動き
がなく、格別のせん断力を受けることもない。それで紙
ウエブ28は広巾ニップ26を通って動く時に主として圧縮
力を受けることになる。この圧縮力の効果により、ウエ
ブはプレスロール22の表面34に密着するようになる。
圧力によるプレスロール表面34とウエブ28との密着し
た係合は、ロール22の表面34とウエブ28の間の急速な熱
交換を容易に行わせる。ロール22とウエブ28の間の急速
な熱交換は、インパルスドライヤの特性であり完全には
理解されていない乾燥メカニズムを創出させる。紙ウエ
ブの急速加熱はウエブ中の水分のいくらかを蒸発させ
る。ウエブ中の水分から生じた蒸気はロール22の表面34
と紙ウエブ28の間に捕えられる。その唯一の逃げ路は紙
ウエブ28からプレスフェルト32中に入ることである。紙
ウエブ28の上側表面からプレスフェルト32への水蒸気の
急速な下方への動きは、ウエブ28中の水分をフェルト32
内に吹き出すという効果を有する。この過程がインパル
ス乾燥であり、この結果紙ウエブ28から水分を急速に除
去することになる。
ニップ又はプレスゾーン26の後、ウエブ28は後加熱ゾ
ーンを通過する。後加熱ゾーンでは、ウエブ28はフェル
トによりある区間保持されるが、その後フェルト32は剥
ぎ取りロール38によって剥ぎ取られウエブ28はその背面
からの脱気が自由となる。脱気を伴う後加熱の後、ウエ
ブ28はフィードロール40から供給される移送フェルト41
によってプレスロール22からはずされる。
製紙技術の熟練者に知られているように、紙ウエブ28
のクロスマシン巾は通常100〜400インチであり、ロール
22の如きインパルスドライヤの構成部分はその特定の機
能により一般にそれより若干長い巾となっている。
環状ベルト30とその支持方法は慣用のものであり、Ro
erigらの米国特許第4,673,461号に詳細に説明されてい
る。ベルト30は連続した環をなしている。これはプレス
ロール22よりも大きなクロスマシン巾を有しており、そ
こでベルト端部(図示されていない)は円形の密閉部材
(図示されていない)に対してシールされており、こう
してシールされたベルト30内にニップ潤滑油を保有して
いる。静止ビーム33がベルト30内にあり、このビームが
ピストン37を有する油圧ピストン室35の手段によってシ
ュー24を調整自在に支えている。シュー24はローラピン
39により枢支され、ローラピン39はシュー24内の下向き
の溝とピストン37内の上向きの溝内に収容されている。
ピストンは、ピストン室35内でピストン下部の流体圧力
により上向きに押されており、ピストン室35は細長い溝
の形をなしピストンを摺動自在に受けると共にシュー24
の下部に機械の全巾に亘って延びている。ベルト30は運
転開始時にベルト30を安定させるのに役立つ曲線ガイド
(図示されていない)又は内部空気圧によって案内する
ことができる。このガイド又は空気圧は通常運転中にば
たつき又は不安定が起った時にもベルト30を安定させ
る。
ベルト30は運転速度に達すると、シュー24とプレスロ
ール22の間のニップ26を通過する時以外は、ベルト30が
自然に円形となるように遠心力が働く。
プレスフェルト32は、送り込みロール36と送り出しロ
ール38上に支えられている。送り込みプレスフェルトロ
ール36と送り出しロール38は典型的に直径2フィートで
あり、これに対応するプレスロール22の直径は5フィー
トである。ロール36,38はプレスフェルトをインパルス
ドライヤ20のニップ26に導く位置に運ぶ役目をする。プ
レスフェルト32は、送り出しロール38を離れた後、フェ
ルトドライヤ(図示されていない)によってフェルト32
内の水分及び過剰な湿分を除去すべく処理され、その後
再使用のため送り込みロール36に戻される。
図1のプレスロール22は、回転しないクラウン支持ビ
ーム52を有する油圧クランク制御機構50を有する。クラ
ウン支持ビームは、金属ベースの殻の内表面60に対して
ピストン58を押付けるピストン空洞部56に油を供給する
油供給口54を有する。中央のビーム又は軸50に沿って空
間を置いて配されたピストン58は、プレスロール22とシ
ュー24の間に一定の圧力を及ぼす役目をする。
図1には誘導加熱器62が略式で示されている。これは
高周波電流で賦勢されるコイル64を有する。誘導加熱器
62は一般に見られる慣用のものである。これは高周波交
流により振動磁界を起させこれによりロール22の表面34
に渦電流を生じさせるものである。誘導された電流は表
面34中に抵抗加熱を生じさせ、これによって表面34は望
みの温度に加熱される。ロール表面の温度は、華氏400
度と500度の間に上げることが好ましい。
高重量のライナー板紙で行われた高温プレスの研究
は、ウエブ28がドラム22の表面34上で拘束されている間
に実施された前加熱ゾーン23でのウエブの前加熱、ニッ
プ26中でホットプレス及び後加熱ゾーン23での後乾燥
が、プレスして乾燥した慣用のシートに対しより高い脱
水能力と製品強度を与えることを示している。
ウエブ28は、固着により生じる層剥離を避けるため表
面34に固着しないように拘束することが重要である。ま
たウエブ28は水分除去と強度形成を最高度に行うために
プレス及び乾燥プロセスの間表面34に対して拘束するこ
とが同じく重要である。
インパルスドライヤ20は、図1に示されたように、前
加熱ゾーン21、ホットプレスゾーン(又は広巾ニップ)
26及び後加熱ゾーン23の三つのゾーンで紙ウエブ28をプ
レスし乾燥する。後加熱ゾーン23は、ウエブ保持ゾーン
66と自由脱気ゾーン68に分かれる。
ウエブ28はホットプレス32により加熱されたシリンダ
22に運ばれる。シリンダ22は典型的には華氏400度の温
度に加熱されるが、華氏300度から900度の範囲の温度
は、他の技術的障害が克服されるならば、このプロセス
の範囲内に適合する。華氏300度から500度のシステムは
通常実施可能である。前記三つのゾーン21,26,23の機能
を以下に説明する。
前加熱ゾーン21では、ウエブ28はその温度が華氏212
度以上に上げられるようにロール表面34に接触保持され
る。
ニップ或はホットプレスゾーン26では、ウエブ28は蒸
発気流をホットフェルト中に脱気させるようにより水分
除去を促進するために高圧に曝される。このゾーン26は
強度の大部分を形成する。
後加熱乾燥ゾーン23では、ウエブ28はロール22の熱い
表面34に圧迫されている。乾燥ゾーン23の重要な機能は
自由乾燥ゾーン68であり、これはウエブ28が表面34に圧
迫されている間ウエブ28からの自由な脱気を可能にす
る。自由脱気ゾーン68は、ウエブ28から水蒸気を抽出す
る真空補助装置(図示されていない)によって増進する
ことができる。
慣用の広巾ニッププレスでは、乾き度20〜30パーセン
トの42ポンドのシートが入ってきた場合、プレスを通る
一パスで乾き度を通常約10〜20パーセントポイント増加
させる。乾き度パーセントは、ウエブ28の乾いた繊維を
構成する重量パーセントである。高温プレス装置20を通
る前加熱、ホットプレス及び後乾燥の組合せにより、出
側乾き度は慣用ドライヤに対し5〜15パーセント改善す
ることができる。かくして、前加熱及び後加熱を伴うこ
の高温プレスは、出側乾き度を慣用の技術では50パーセ
ントの範囲であるのに対し、65パーセントの範囲にする
ことができる。
プレスと乾燥の組合せは乾燥のみに較べて製品強度を
改善する。上記の高温プレス装置は、製品乾燥紙料(繊
維成分)及び結合特性によっては強度形成を慣用のプレ
スに対して約20パーセント以上も極大化する。強度形成
は、後乾燥サイクル中の多段ホットプレスにより最もよ
く達成することができる。
ウエブ中の固体成分を更に高めるために、図2に示さ
れた如く、二つのプレスロール70,72をドライヤ74に結
合することができる。バッキングロール70,72は誘導加
熱器76,78で加熱される。バッキングロール70は、図2
の如くオープンエンド型の広巾ニッププレス80を備えて
おり、ここでブランケット82はブランケットロール84に
より支持されており、その一方のブランケットロール86
はプレスフェルト32の送り出しロールとしても機能して
いる。同様に、バッキングロール72は広巾ニッププレス
88を有する。
製紙技術の熟練者に知られているように、広巾ニップ
プレス80,88は図1に示されたような林檎型とすること
ができる。特定型式の広巾ニップの設計は自由である
が、多くの場合林檎型広巾ニップは、端部シール部にシ
ュー24と環状ベルト82間の摩擦を減ずる潤滑油を含むの
で、好ましいものである。
第一ロール70の広巾ニップ80は、加熱されたプレスフ
ェルト32とウエブ28をロール70の表面との接触に持ち込
む送り込みローラ36を備えている。かくして、インパル
スドライヤ29と同様な方法で、前加熱ゾーン21、プレス
ゾーン26及び後加熱ゾーン23が形成される。フェルト32
で保持されたウエブ28はそれからロール70,72の間のド
ロー部に入る。ウエブ28とフェルト32は、上部真空装置
92と下部真空装置94の間でドロー部90を通過し、こうし
て真空装置はフェルト32とウエブ28から水蒸気を脱気さ
せて除去し、ウエブ28を乾燥する。
ドロー部90を通過後、ウエブ28とフェルト32は送り込
みローラ96によってロール72の表面との接触に持ち込ま
れる。ウエブ28はその後第二前加熱ゾーン98を通り第二
プレスゾーン100に入り、更にその後第二後加熱ゾーン1
02を通過する。かくしてドライヤ74は、ドロー部によっ
て形成される真空補助水蒸気除去ゾーン並びに第二の前
加熱、プレス及び後加熱ゾーン98,100,102を追加するこ
とによってウエブの乾き度及び強度を増進させる。第二
ロール72は第一ロール70よりも高温にすることができ
る。
一つのロールでウエブ28を過度に乾燥することは、ウ
エブ28をロール表面34に固着させる可能性がある。これ
はウエブ28がロールから離れる時にウエブ28の層剥離を
起すことになる。ドライヤ74はウエブ28のロール表面34
への固着を防止しながら乾燥を増進させる利点がある。
第二後加熱ゾーン102は、図1に示されたゾーン68に類
似の自由脱気ゾーンとすることができる。しかしなが
ら、ウエブ28が第二後加熱ゾーン102に達するまでには
ウエブ28は充分に乾いたものとなり、フェルトへの脱気
が乾燥プロセスを妨げることはないであろう。
ある繊維構成(完成紙料)のウエブ、特に多層で構成
されるウエブ、では、ウエブ強度はウエブの両面をプレ
スし乾燥することにより最適化される。図3に示された
インパルスドライヤ104は、互いに逆方向に回転する第
一プレスロール70と第二プレスロール72を採用する。第
一ロール70は第一誘導加熱器76により加熱される。第二
ロール72は第二誘導加熱器78により加熱される。プレス
フェルト32上のウエブ28は送り込みローラ36によって第
一ロール70に巻付けられ、ここで前加熱ゾーン21、広巾
ニッププレス80により形成されるプレスゾーン26、及び
後加熱ゾーン23を通過する。後加熱ゾーン23を離れる
と、プレスフェルト32は剥ぎ取りローラ38により剥ぎ取
られてウエブを離れ、支え保持されないウエブは二つの
ロール70,72の間に形成されるオープンドロー部106に入
っていく。フェルト32が第一ロール70から剥ぎ取られた
所とウエブ28がオープンドロー部106に入った所の間で
ウエブ28の第一の面108は自由脱気域110に入る。ウエブ
28がオープンドロー部106に入ると、ウエブの両面が脱
気される。次に、ウエブは自由脱気ゾーン112に入り、
ここでウエブ28の第二の面114が自由な脱気により乾い
ていく。
第二プレスフェルト116が、第二送り込みローラ118に
よりロール72の表面34上でウエブ28との接触に持ち込ま
れる。第二送り込みロール118を過ぎると、ウエブ28は
第二前加熱ゾーン98に入る。第二前加熱ゾーン98からウ
エブは第二広巾ニッププレス88により形成される第二プ
レスーゾーン100に移動し、最後に第二後加熱ゾーン102
を通って出ていく。
図3に示されたインパルスドライヤ104は、後乾燥ゾ
ーン23,102をより長くすることができる。このドライヤ
104は自由脱気ゾーン110,112と、ウエブ28の両面が脱気
されるオープンドロー部106からなる脱気ゾーンを有す
る。ウエブがドライヤ104を去る前の第二のかつ最終の
プレス段階でウエブ表面の性質を最適化することも可能
である。ウエブの固体成分が70パーセント以上となる
と、加熱してプレスすることは表面仕上の手段となるこ
とがある。この装置は、70パーセント以上の乾き度まで
ウエブを脱水することができるので、表面仕上は第二ニ
ップ100で開始することができよう。表面仕上は、第三
加熱ニップ及び/又はホットカレンダーを追加すること
により更に推進することができる。ドライヤ104のシュ
ー24は、図3において、広巾ニッププレスの入口で圧力
が増加し出口に向って圧力が減少していく形状のものが
示されている。入口で圧力が高くなることは表面仕上の
改善をもたらす。しかしながら、シューは代りに、広巾
ニップ出口において最大圧力を有するように設けること
もできる。どの形状が望ましいかは、入ってくる固体に
より異る。例えば、入ってくる固体が75パーセントに近
い場合、最大圧はニップ入口周辺とすべきである。入っ
てくる固体が65パーセントであれば、最大圧は出口周辺
とすべきである。これは、紙シートがウエブに好ましい
正しい水分量、即ち35〜15パーセント、を有している時
にシート仕上げとするか又は予備カレンダーにかけるか
の考慮にかかっている。
本発明のインパルスドライヤ120が図4に示されてい
る。これは、プレス及び乾燥を行う前にウエブ28を前加
熱する蒸気シャワー122を有する。ドライヤ120は二つの
ロール70,72を有し、これらのロールは前後に配され、
図2に示されたドライヤ74と同様に同方向に回転する。
ドライヤ120は、上部フェルト124と下部フェルト126を
用いるダブルフェルトを採用する。上部フェルト124は
開度が大きく、耐熱性繊維で作られていなければならな
い。
これらの条件に合うフェルトは、オルバニ・インタナ
ショナル社(Albany International)の表示「R40」又
は「Albany Felt R」のものが利用可能である。上記フ
ェルト124は、水に耐えそしてウエブ28の再湿しに耐え
る疏水性のものとする。下部フェルト126は上部フェル
トの下にあり、ウエブ28からの湿分を受けとる。上部フ
ェルト124を通るウエブ28からの水蒸気及び水の受取を
促進するため、下部フェルトは疏水性であることが好ま
しく、典型的なフェルトはオルバニ・インタナショナル
社(Albany International)の表示「BXC5」又は「Alba
ny Felt B」型である。
上部フェルト124は、送り込みフェルトロール128で送
られ、第一真空ロール130上で下部フェルト126の上にあ
りかつこれと一体となると共に更にここでウエブ28と一
体となる。それから、上部フェルト124と下部フェルト1
26の上にあるウエブ28は真空箱132によって拘束された
まま蒸気シャワー装置122に入る。蒸気シャワー装置122
は、ウエブを水の沸点である華氏212度近くに加熱す
る。この後、ウエブと上部フェルト124及び下部フェル
ト126は第二真空ローラ134によりロール70のロール表面
34に巻付けられる。
ロール70に巻付けられると、ウエブは前加熱ゾーン21
で前加熱され、広巾ニップ80で形成されるプレスゾーン
又はニップ26を通過し、引続き後加熱ゾーン23に入る。
後加熱ゾーン23から、ウエブ28とバッキングフェルト12
4,126は第一ロール70と第二ロール72の間のドロー部136
に入る。ドロー中間部真空ロール138はウエブ28をフェ
ルト124,126に対して圧迫する役目をする。真空ロール1
38はまたウエブ28の第一ロール70及び第二ロール72への
巻付け量を増加させる。増加された巻付量は後加熱ゾー
ン23と前加熱ゾーン98を増加させる。
第二蒸気シャワー装置140は、ドロー部136におけるウ
エブの冷却を防止する。第二蒸気シャワー装置140は、
ドロー部136で実質上の冷却が起らなければ省略するこ
とができる。しかしながら、ウエブ28中に形成される強
度を最高にするためにウエブ28がドライヤ120を通る間
拘束と加熱を続けることが重要である。広巾ニップ80,8
8のブランケット82は、ウエブが第一広巾ニップ80のプ
レスゾーン26と第二広巾ニップ88により形成されるプレ
スゾーン100を通過する時、ウエブから除去される水分
量を最高にするため通気型のものとすることが好まし
い。フェルト124は、最終の送り出し真空ロール103にお
いてウエブ28及びフェルト126から引離される。
ウエブ28の最上の性質は、加熱及びプレスのプロセス
中にシートがホットプレスされ拘束されている間に形成
される。この拘束されたプレスシステムは層剥離による
シート損傷を防止するため水及び水蒸気の除去を適正に
行わねばならない。この拘束されたホットプレスシステ
ムはシートの層剥離のないように固体化及び性質形成を
達成すべきである。
シートが最後の加熱ロール72及びフェルト124から分
離されかつプレス120の出口において層剥離しないこと
を確実にするため、熱剥離性のロール表面(非粘着性)
及び上部フェルト124の熱剥離性のフェルト表面を使用
することも重要である。プレス120は10〜20インチの広
巾ニッププレスシュー24及び直径48〜60インチのプレス
ロール70,72を使用するのが好ましい。これは42ポンド
級ライナ板紙に対し毎分1500〜3000フィートの範囲の運
転を可能とし、プレスを華氏400〜500度の温度で運転し
て60〜70パーセントの範囲の出側固体化を達成する。
プレスの入口ではシートの予備蒸気加熱が行われる
が、二つの加熱ロール70,72の間では随意又は不要であ
る。真空ロール130,134及び真空箱132によって適用され
る真空は、ウエブの拘束中に適正に予備蒸気加熱を確保
するために必要である。目的はプレス120を華氏500度以
下の温度で運転することであるが、プレスは温度に制約
されず、場合によりより高い温度が望ましいことがあ
る。
二つのロールが紙ウエブの予備蒸気加熱を実施してい
るが、本発明の単ロールプレスも蒸気シャワー装置の予
備加熱を行うことができる。
オープン型の広巾ニッププレスを採用するロールが示
されているが、端部を閉じた林檎型広巾ニッププレスを
使用することも可能である。更に林檎型広巾ニッププレ
スが示されているが端部を開いたロール型式のプレスを
使用することもできる。
誘導加熱器及び広巾ニッププレスを備えた一つ又は二
つのプレスロールが示されたところでは、前後に配され
又は逆回転する三以上のロールを採用することもでき
る。
特定のバッキングロールの温度は華氏400〜500度であ
ると説明したが、他のロール温度又はロール温度の結合
を任意の完成紙料の紙ウエブについて特別の性質を形成
するために使用することもできる。
開度のある疎水性の第一フェルトが疎水性の第二フェ
ルトと共に使用されたところでは、二つのフェルトの性
質が結合された一つのフェルトとすることもできる。更
に、一フェルトが示されたところでは、二以上のフェル
トを使用することもできる。
誘導加熱器が示され説明されたところでは、赤外線ヒ
ータ、火炎直接型ヒータ、ホットガスヒータ又は蒸気ヒ
ータを含むがこれらに限定されない他の型式の加熱器を
使用することもできる。
インパルスドライヤ20,74,104及び120がライナ板紙の
処理に特に有利であると説明されたところでは、種々の
重量及び完成紙料の紙ウエブを本発明の装置により有利
に処理することができる。
本発明はここに図示され説明された特定の構成及び配
置に限定されず以下の請求の範囲内の修正形をも包含す
るものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−52897(JP,A) 特開 昭63−50594(JP,A) 特開 平2−104791(JP,A) 特公 平1−41758(JP,B2) 国際公開92/8003(WO,A1) 国際公開91/8339(WO,A1)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転するように設けられ、円筒表面を有す
    る第一ドライヤロールと; ウエブの下にあるフェルトと; 前記フェルトとウエブを前記第一ドライヤロール円筒表
    面に係合させると共に広巾ニッププレスを形成するシュ
    ー及びベルトと; 前記第一ドライヤロール表面の部分を加熱する加熱器
    と; 前記第一ドライヤロール上流の第二ロールを備え;前記
    フェルトとウエブは前記第二ロール上を通過し、前記広
    巾ニッププレス手前の位置で前記第一ドライヤロール表
    面に係合させられ、それにより前記第二ロールと前記広
    巾ニッププレスの間で前加熱域を形成しており; 前記第一ドライヤロール下流の第三ロールを備え;前記
    フェルトとウエブは前記第三ロール上を通過し、後加熱
    ゾーンを形成するようニッププレスの下流の位置で前記
    第三ロールにより前記第一ドライヤロール表面に係合さ
    せられており; 前記第一ドライヤロール手前で加熱された水蒸気を放出
    するべく前記第二ロール手前に配置された蒸気シャワー
    と; 円筒表面を有し、前記第一ドライヤロール下流に位置す
    る第二ドライヤロールを備え、前記フェルトとウエブは
    前記第三ロール上から前記第二ドライヤロールへと通過
    し; 前記第二ドライヤロール円筒表面を加熱する第二加熱器
    と; 前記フェルトとウエブを前記第二ドライヤロール円筒表
    面に係合させると共にウエブが前記第一ドライヤロール
    との係合後通過する第二広巾ニッププレスを形成する第
    二シュー及びベルトと; 前記フェルトとウエブが通過する前記第二シュー及びベ
    ルト下流の送り出しロールを備え; てなることを特徴とするウエブの加圧乾燥装置。
  2. 【請求項2】前記第一フェルトは; 開度のあるフェルトで形成された上部フェルトと; 前記上部フェルトを保持する下部フェルトを備え;前記
    下部フェルトは疎水性である; ことを特徴とする請求の範囲1に記載された装置。
  3. 【請求項3】更に、ウエブが前記第三ロール上を移動す
    る時にウエブに加熱された水蒸気を放出すべく配された
    第二蒸気シャワー装置を備えてなることを特徴とする請
    求の範囲1に記載された装置。
  4. 【請求項4】前記第二ロールは真空ロールであることを
    特徴とする請求の範囲1に記載された装置。
  5. 【請求項5】前記第三ロールは真空ロールであることを
    特徴とする請求の範囲1に記載された装置。
  6. 【請求項6】前記加熱器は誘導加熱器であることを特徴
    とする請求の範囲1に記載された装置。
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