JPH04257393A - 紙または厚紙ウェブのつや出し方法およびその装置 - Google Patents
紙または厚紙ウェブのつや出し方法およびその装置Info
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- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21G—CALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
- D21G9/00—Other accessories for paper-making machines
- D21G9/009—Apparatus for glaze-coating paper webs
Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
は厚紙ウェブの一方の側に施した後そのウェブを乾燥し
てコーティングをつや出しする紙または厚紙ウェブのつ
や出し方法に関する。
段を有する紙または厚紙ウェブのつや出し装置に関する
。
2つの主要グループに分類できる。第1の主要グループ
には、紙を通常の方法でコーティングした後、最大乾燥
質含量近くまで乾燥してそのコーティングをつや出しす
る方法が属する。このグループには例えばはけつや出し
加工や高つやカレンダー加工のような非常に異なるいく
つかの技術が含まれている。
つのつやつやした乾燥シリンダー上で乾燥しつや出しす
る方法からなる。この方法は流動コーティング法として
知られている。
光沢は得られないので、この方法は主としてカレンダー
加工の補足として用いられている。しかし、カレンダー
加工は常に厚紙のかさや堅さに逆効果を及ぼす。
トコーティングを対流乾燥法や輻射乾燥法といった従来
技術を用いて乾燥した後、つや出し加工またはカレンダ
ー加工を用いてつや出しする。しかし、プリントされる
予定の厚紙のような場合には光沢が不十分のため普通は
ワニスをぬる必要がある。
し加工や高つやカレンダー加工よりかなり良好な光沢が
得られる。しかも流動コーティング法ではかさが減るこ
とはない。しかし現在使われている流動コーティング技
術は、1つのオンライン工程として紙製造機または厚紙
製造機に適用できない。その理由は、現在の厚紙製造機
の最高運転速度は約400〜600m/分であり、紙製
造機のそれは約1300m/分であるのに対して、流動
コーティング法における実現可能な最高運転速度は約1
00m/分であるからである。流動コーティング法の速
度が遅いのは、コーティングから蒸発する水はこれをベ
ースウェブから1つのシリンダー上に移動させなければ
ならない、すなわち、湿潤コーティングは光沢シリンダ
ー上に案内されウェブの反対側から脱水されるという事
実による。流動コーティング法を用いる場合、可能な最
大シリンダー直径は約5mで、このため蒸発可能な領域
、したがって全過程の乾燥能力は制限されることになる
。
ような欠点を解消することである。具体的には流動コー
ティング法をさらに発展させて、流動コーティングで得
られる利点を維持しつつその有効性、そして流動コーテ
ィング機の能力を以前より高めることである。
の本発明は、コーティングを紙または厚紙ウェブの一方
の側に施した後前記ウェブを乾燥して前記コーティング
をつや出しする紙または厚紙ウェブのつや出し方法にお
いて、前記ウェブのコーティングされた側は、前記コー
ティングの乾燥質含量が80重量%未満で、加熱され平
滑で継目なしの良い熱伝導性のベルトの表面と接触させ
る一方、前記ウェブの反対側は、前記コーティングが前
記平滑ベルトと接触している間に前記コーティング中の
湿気が前記ウェブを通過し前記ウェブの反対側を通って
前記ウェブから離れるよう、冷却ベルトまたはその相当
物と接触させ、もって前記コーティングの光沢が乾燥工
程の間に増加するようにしたことを特徴とする。
段を有する紙または厚紙ウェブのつや出し装置において
、前記乾燥手段は平滑で継目なしの良好熱伝導性のベル
トおよびロールならびに前記ベルトを加熱する加熱手段
を有し、前記ベルトは、前記コーティングの乾燥質含量
が80重量%未満となるよう前記コーティング手段の直
後に前記ウェブを前記ベルト上に案内し前記コーティン
グを前記ベルトと接触させるために、前記コーティング
手段の直後に配置され、また、前記乾燥手段は前記ウェ
ブの反対側を冷却する冷却手段を有し、さらに、前記ウ
ェブは前記コーティングが乾燥されかつ前記ベルトと接
してつや出しされた後に前記ベルトとの接触が解かれる
ように配置されていることを特徴とする。
に関して蒸発速度に影響する要因を調査した結果、蒸発
速度は同じ温度に対応する飽和蒸気の圧力や同じ領域内
のその他すべての気体の分圧と比較して、蒸発面のごく
近傍の蒸発物質つまり水の分圧によって影響されること
がわかった。もし乾燥が大気圧下で行われれば、空気の
分圧はかなり水蒸気の分圧より高くなろう。空気の存在
はかなり水の蒸発に関係がある。そこで空気を取り除け
ば蒸発速度を上げることができる。
ebelt technique)が紙製造においてウ
ェブの乾燥に用いられてきた。コンデベルト法は、乾燥
の前にウェブの細孔の空気圧を減少させ、これに加えて
蒸発により生じた水蒸気を冷却により凝縮させて蒸発領
域における水蒸気の分圧をできるだけ低く保つという処
理に基礎を置いている。しかし従来、コンデベルト法は
、コーティングのつや出しはもちろんのことコーティン
グの乾燥に関しても用いられてこなかった。
ィング、特にそのつや出しについてコンデベルト法を使
用することに基礎を置いている。本発明によって教示さ
れるように、紙または厚紙ウェブのコーティングされた
側(コーティングの乾燥質含量は80%未満)は、みが
かれた金属ベルトのような加熱され平滑で継目なしの良
い熱伝導性の表面と接触し、ウェブの反対側は乾燥フェ
ルトまたはその相当物のような冷却されたベルトと接触
している。そのためコーティング中の湿気はウェブを通
過し、コーティングがベルトの平滑面と接触している間
にウェブの反対側を通ってウェブから離れ、その結果、
コーティングの光沢は乾燥工程の間に増加する。
デベルト法(それ自体は紙の乾燥に関する技術である)
が用いられ、この技術によってコーティングを平滑ベル
ト、例えば金属ベルトと接触させてその乾燥とともにつ
や出しを行い、もって乾燥と同時にコーティングがつや
出しされることがわかる。本方法では、空気およびウェ
ブの細孔内の水蒸気の分圧を下げることによって、従来
技術と比較して蒸発速度が速くなる。本発明の明らかに
新規な点は、コーティングの乾燥とつや出しを同時に行
えることである。つや出しは、本方法の場合、きわめて
平滑で光沢のある金属面がコーティングの湿潤なしたが
って可鍛性のある面の上に複製されるという事実に基づ
く。
ングおよびつや出しとともにかなり上げることができる
。また本発明によって、紙製造機または厚紙製造機に隣
接するオンライン工程で紙または厚紙ウェブをコーティ
ングすることさえできる。コーティングを乾燥させる能
力も所望のレベルまで上げることができるが、それはコ
ンデベルト法ではシリンダーの代わりに金属ベルトが熱
伝達のため用いられ、この金属ベルトは蒸発距離に何ら
制限を課すことなく所望の長さに作ることができるから
である。もし望めば、また乾燥能力が必要な時はいつで
も、複数のコンデベルトユニットを次々に接続して所望
の乾燥能力を得ることも可能である。
な点は、ウェブのコーティングされた側、つまりコーテ
ィングは、コーティングされた直後、そしてコーティン
グが湿っている(乾燥質含量80%未満、好ましくは7
0%未満)間中ずっと、加熱され平滑で継目なしの熱伝
導率の良い表面と接触していることである。そこで、流
動コーティング法の新奇な実施例が今や重要である。ウ
ェブを乾燥させる、つまり湿気をウェブからそのコーテ
ィングと反対側から取り除くとすぐ、ウェブを平滑ベル
トとの接触から解く。ここで用いる乾燥技術つまりコン
デベルト法は、それ自体は例えばフィンランド特許FI
−54514、FI−55539およびFI−5963
5によりすでに周知であり、これらは本明細書中に引例
として含まれている。前記引例から知られる乾燥技術や
関連真空技術は本発明による方法およびその装置に応用
可能である。
詳細に説明する。図1には、本発明による厚紙ウェブの
つや出し装置が示されている。この装置はコーティング
手段4と乾燥手段5とからなる。コーティング手段4は
、ウェブ1の表面にコーティング材料を塗布する通常の
アプリケータロール15と、コーティングをならすドク
ターブレード16と、矢印18の示す方向に回ってウェ
ブ1を重なり部分に案内するバッキングロール17とか
らなる。コーティング手段4は、それ自体紙および/ま
たは厚紙のコーティングに用いられるコーティング手段
であればどんな種類であってもよい。
みがかれた金属ベルト2と、このベルト2を例えば蒸気
によって加熱する加熱手段7とからなる。ベルト2はコ
ーティング手段4のすぐ後に配置されているので、ウェ
ブ1はコーティング手段4のすぐ後にベルト2上に案内
されてコーティングがベルト2の光沢面と接触する。そ
の結果、コーティングがベルト2に接触して案内されて
いる間コーティングの乾燥質含量は80重量%未満であ
るようになっている。
装置13とともに乾燥フェルト1′を有する。この乾燥
フェルト1′は、ウェブ1の進行方向にウェブ1つまり
ベルト2と同じ速度でロール12の周りを回るようにな
っている。さらにまた乾燥手段5は、継目なしの良好熱
伝導性のベルト2′を関連ロール6′および冷却部材8
とともに有し、そのベルト2′はウェブ1の進行方向に
ロール6′の周りを回るようになっている。2つのベル
ト2、2′は、それぞれ互いに押圧し合うロール6、6
′の間で平行に動く一対のベルトを構成している。乾燥
フェルト1′とこの上に配置されたウェブ1とは両ベル
ト2、2′の間に案内される。
熱手段7によって加熱され、ウェブ1の下の乾燥フェル
ト1′はベルト2′の冷却手段8によって絶え間なく冷
却される。したがって、湿気はコーティングからウェブ
1を通って乾燥フェルト1′の中に移動し、その中で凝
縮する。乾燥フェルト1′はロール12の周りを一周す
るので乾燥手段13によって絶えず乾燥される。乾燥手
段5を通過するとウェブ1は乾燥フェルト1′から離れ
、コンデベルト法により動作する別の乾燥手段5′に案
内される。
空処理が施されてウェブ1から空気を取り除き、つまり
ウェブ1と乾燥フェルト1′内の空気圧を減少させて乾
燥作用を高めるようになっている。ウェブ1と乾燥フェ
ルト1′は真空処理に続いて直ちにベルト2、2′間に
案内される。両ベルト2、2′は空気を通さないためウ
ェブ1とフェルト1′への真空処理によってウェブ1内
およびフェルト1′内の空気圧が低下し、その結果フェ
ルト内の空気の分圧が従来より低くなるのでウェブ1の
乾燥が促進され、それによって水蒸気の分圧を通常より
高くすることができる。
ガス炎式、スチーム式などのどんな加熱手段であっても
よい。さらに加熱手段は、例えば凝縮された蒸気を取り
除く液体除去手段を有してもよい。
段8は、それ自体は周知の技術、例えば冷媒で動作する
ものなど、どんな種類の冷却手段であってもよい。さら
に、フェルト1′に仕える乾燥手段13は、それ自体は
周知の技術、例えばプレスロールや加熱器具、真空装置
などに基づくものなど、どんな種類の乾燥手段であって
もよい。さらにまた、真空手段10は、例えば管路によ
り真空ポンプにつながりウェブ1および/またはフェル
ト1′に対してシールされた真空室に基づくものなど、
どんなものであってもよい。
来た空気を通さない2つのベルト2、2′の間でフェル
ト1′の上を搬送される。しかしこの代わりに、ウェブ
1を単にフェルト1′上のみでベルト2と接触させて送
るようにしてもよく、このとき冷却手段8はフェルト1
′を直接冷却するように配置される。この場合、フェル
ト1′は空気を通しても通さなくてもいずれであっても
よい。
、本発明は本実施例に限定されるわけではない。本発明
の実施例は特許請求の範囲内において変更可能である。
たは厚紙のつや出し加工の性能がかなり向上する。
装置を示す図である。
Claims (9)
- 【請求項1】コーティングを紙または厚紙ウェブ(1)
の一方の側に施した後前記ウェブを乾燥して前記コー
ティングをつや出しする紙または厚紙ウェブのつや出し
方法において、前記ウェブ(1) のコーティングされ
た側は、前記コーティングの乾燥質含量が80重量%未
満で、加熱され平滑で継目なしの良い熱伝導性のベルト
(2) の表面と接触させる一方、前記ウェブの反対側
は、前記コーティングが前記平滑ベルトと接触している
間に前記コーティング中の湿気が前記ウェブを通過し前
記ウェブの反対側を通って前記ウェブから離れるよう、
冷却ベルト(2′) またはその相当物と接触させ、も
って前記コーティングの光沢が乾燥工程の間に増加する
ようにしたことを特徴とする紙または厚紙ウェブのつや
出し方法。 - 【請求項2】空気を前記ウェブ(1) から真空処理に
よって取り除くことを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項3】前記ウェブ(1) を前記平滑ベルト(2
) と接触させるとき前記コーティングの乾燥質含量は
70重量%未満、好ましくは約55〜70重量%である
ことを特徴とする請求項2記載の方法。 - 【請求項4】前記ウェブ(1) および乾燥フェルト(
1′) は空気を通さない2つの継目なし良好伝導性ベ
ルト(2,2′) の間に挟んで案内し、前記2つのベ
ルトのうち前記コーティングと接触する方のベルトは加
熱し他方のベルトは冷却することを特徴とする請求項1
〜3のいずれか一つに記載の方法。 - 【請求項5】コーティング手段(4) と乾燥手段(5
) を有する紙または厚紙ウェブのつや出し装置におい
て、前記乾燥手段(5) は平滑で継目なしの良好熱伝
導性のベルト(2)およびロール(6) ならびに前記
ベルトを加熱する加熱手段(7) を有し、前記ベルト
は、前記コーティングの乾燥質含量が80重量%未満と
なるよう前記コーティング手段(4) の直後に前記ウ
ェブ(1) を前記ベルト(2) 上に案内し前記コー
ティングを前記ベルト(2) と接触させるために、前
記コーティング手段(4) の直後に配置され、また、
前記乾燥手段は前記ウェブの反対側を冷却する冷却手段
(8) を有し、さらに、前記ウェブは前記コーティン
グが乾燥されかつ前記ベルトと接してつや出しされた後
に前記ベルトとの接触が解かれるように配置されている
ことを特徴とする紙または厚紙ウェブのつや出し装置。 - 【請求項6】前記装置は真空処理により空気を前記ウェ
ブから取り除く真空手段(10)を有することを特徴と
する請求項5記載の装置。 - 【請求項7】前記装置はロール(12)および乾燥手段
(13)とともに前記ウェブを上に載せて前記ベルト(
2) と接触するよう案内する乾燥フェルト(1′)
を有し、また、前記冷却手段はロール(6′) および
冷却部材(8) とともに継目なしの良好熱伝導性のベ
ルト(2′) を有することを特徴とする請求項5また
は6記載の装置。 - 【請求項8】前記装置はそれぞれロール(2,2′)
および加熱または冷却手段(7,8) とともに2つの
平滑な金属ベルト(2,2′) を有し、前記両ベルト
は一部行程で平行かつ互いに寄り掛かって動くように配
置され、前記ウェブは前記両ベルトの間に挟まって案内
されることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一つに
記載の装置。 - 【請求項9】前記装置は前記ウェブの進行方向に次々に
配置された複数の乾燥手段(5) を有し、前記ウェブ
はこれらを通過するように案内されることを特徴とする
請求項5〜8のいずれか一つに記載の装置。
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