JP2003522849A - カレンダ掛けにおける方法および装置 - Google Patents

カレンダ掛けにおける方法および装置

Info

Publication number
JP2003522849A
JP2003522849A JP2001558536A JP2001558536A JP2003522849A JP 2003522849 A JP2003522849 A JP 2003522849A JP 2001558536 A JP2001558536 A JP 2001558536A JP 2001558536 A JP2001558536 A JP 2001558536A JP 2003522849 A JP2003522849 A JP 2003522849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
paper
paperboard
smooth
belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001558536A
Other languages
English (en)
Inventor
コイヴクンナス,ペッカ
ハルコネン,ハンナマリ
タルヤ,リスト
Original Assignee
メッツォ ペーパー インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by メッツォ ペーパー インコーポレイテッド filed Critical メッツォ ペーパー インコーポレイテッド
Publication of JP2003522849A publication Critical patent/JP2003522849A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21GCALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
    • D21G1/00Calenders; Smoothing apparatus
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21GCALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
    • D21G1/00Calenders; Smoothing apparatus
    • D21G1/006Calenders; Smoothing apparatus with extended nips
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21GCALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
    • D21G1/00Calenders; Smoothing apparatus
    • D21G1/0073Accessories for calenders
    • D21G1/0093Web conditioning devices

Landscapes

  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 紙ウエブまたは板紙ウエブをカレンダ掛けする方法では、紙ウエブまたは板紙ウエブ(W)の特性が、湿った紙ウエブまたは板紙ウエブの内部の蒸気圧を変化することによって変更される。紙ウエブまたは板紙ウエブをカレンダ掛けする装置は、湿った紙ウエブまたは板紙ウエブ(W)の内部の蒸気圧を変化するための手段を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カレンダ掛けにおける方法および装置に関する。当該方法は、処理
後にウエブが平滑な表面および嵩高構造を有するように紙ウエブまたは板紙ウエ
ブのカレンダ掛けに関係する。当該装置は、上述した方法を実行するためのもの
である。
【0002】 典型的には、カレンダは、多重ロールを含み、ロールの間にニップが形成され
る。1つのカレンダは、ニップを形成する1以上のロール対を含む。ロールは加
熱されていなくても加熱されていてもよく、硬面または軟面を有していても良い
。ウエブは、ニップを経て巻上げ路に沿って進行し、この処理を用いて、例えば
、ウエブの厚さの変動が減少し、表面はより平滑化してウエブはより薄くなる。
【0003】 米国特許5,649,478号は、紙または板紙の平滑な表面および嵩高構造
を得るマシンカレンダを開示する。ニップの前に、マシンカレンダの伝達ロール
に水分を吹きかけ、その水分はニップ中でウエブに移される。
【0004】 米国特許5,750,259号は、ソフトニップを形成する熱いカレンダーロ
ールおよび平滑面のベルトを用いたウエブの仕上げを論じる。ウエブは、平滑化
し、光沢化する。
【0005】 国際出願公開公報98/44195では、ロングニップを形成するために設け
られた装置を用いたウエブのカレンダ掛けを論じる。カレンダ掛けされるウエブ
の両側には、望ましくは金属から成るエンドレスベルトが軟面および硬面のロー
ルの周りを進行し、鏡でみると対称となるような配置がある。ウエブの両側にあ
る軟面ロールはニップを形成し、ニップを通じてウエブが進行する。該公報に開
示されている発明の一実施例(公報の図4)は、硬面もニップを形成している装
置である。硬面ロールによって形成されたニップでは、非常に大きな圧力を用い
ることができ、この場合、その効果はマシンカレンダと同等である。硬面ロール
によって形成されたニップの後に、ウエブの両側を進行するベルトは、高圧力を
用いたときの問題である折れがウエブに生じないように、ウエブを支持する。ウ
エブは、ベルト間を軟面ロールによって形成されたニップへ進行し、該ニップは
、硬面ロールによって形成されたニップよりも長く、圧力は小さい。このニップ
では、ソフトカレンダを用いたときに紙の両面で得られる効果と同様のつや出し
効果を得ることが出来る。
【0006】 カレンダ掛けに関し、ウエブを薄くすることが望まれていない状況がある。幾
つかの適用においては、例えば、印刷紙では、平滑表面を有する嵩高紙が求めら
れる。密度が高く平滑な外表面を有し、表面が硬い領域では嵩高である紙は、多
くの適用において良質である。
【0007】 本発明による方法および装置を用いて、平滑で嵩高な紙または板紙を製造する
ことが出来る。その方法は、紙ウエブまたは板紙ウエブの特性は湿った紙ウエブ
または板紙ウエブの内側の蒸気圧を変化することによって変わる点において特徴
づけられる。その装置は、湿った紙ウエブまたは板紙ウエブの内側の蒸気圧を変
化する手段を含む点において特徴づけられる。
【0008】 本発明による方法および装置を用いることにより、最悪の場合であっても嵩が
僅かに減少するだけであるように、有利な表面の平滑性を得ることができる。他
の事の間では、該方法および装置を用いて得られた製造物は、印刷インクを均等
に吸収し、印刷シリンダと紙との間で良好な接触が得られるように柔軟な構造を
有するという利点を有する。装置を連続的に設けることにより、ウエブの両側を
処理することが出来る。
【0009】 カレンダ掛けの前に、ウエブは周知の方法および装置によって製造することが
出来る。本発明によるカレンダ掛けの方法では、湿った紙ウエブまたは板紙ウエ
ブは、実質的な外部荷重がウエブに作用されるように、平滑な対の表面の間を進
行する。平滑な対の表面は、ロングニップを形成し、該ニップは僅かに外部的に
積載され、ニップの積載はニップの全長で一定である。対の表面は、湿った不浸
透性の材料から成り、ウエブからの水分の蒸発を制限する。第1の対の表面は加
熱されて温度Tとなり、第2の対の表面は温度Tよりも高い温度の温度T となっている。対の表面の間は実質的に閉じているので、蒸気が、低い温度、即
ち、温度Tの対の表面に向かって流れ始める。このように、熱い表面で生成さ
れた蒸気は乾燥に関連して低圧へ、例えば、低温での対の表面へと転じる。蒸気
圧を生成するために、温度Tが少なくとも100℃であることが要求される。
ウエブの表面は、より熱い対の表面に対する接触において、平滑化する。より低
い温度中の対の表面に対して、圧力が作用され、該圧力は平滑な対の表面間に圧
力をかけることに抵抗するものである。有利にも、内部の蒸気圧は、平滑な対の
表面に対する接触において減少され、紙の内部で遅く且つ制御された蒸気圧の減
少が得られる。このように、紙の表面が平滑のままであることが保証され、繊維
はウエブの表面から吐き出されない。ウエブは、ウエブに跡をつけることをもた
らすワイヤーを両方の対の表面の間に設けることなく、直接両方の対の表面と接
触する。平滑な対の表面の表面粗さは、有利にも、R=0.1−0.4μmで
ある。カレンダ掛け処理後、ウエブは必要であれば更に乾燥され、その後、巻く
ことが可能である。
【0010】 本発明による方法はまた、ウエブの表面に添加物を据えるために用いることが
出来る。適切な粒子の大きさの顔料及び/又は微粉が、内部の蒸気圧によってウ
エブの表面に運ばれ、繊維の間隙及び/又は繊維間の空間に充填される。このよ
うに、紙は内部からある程度塗装される。本発明による方法はまた、複数層の形
成と結合することができ、表面層の原材料構成物を、平坦かつ平滑な表面構造を
得るために生かすことが出来る。複数層の形成においては、顔料及び/又は微粉
は、有利にも、表面層のみに据えられ得る。
【0011】 該方法で要求される高温は、例えば、周知のサーモロール技術または熱い乾燥
シリンダを用いて得ることが出来る。有利にも、平滑な対の表面が周知の方法で
加熱される本発明の装置を使って前記処理を行うことができる。
【0012】 以下、本発明を付加されている以下の図面と共に実施例を用いて説明する。
【0013】 図1は、本発明による装置の実施例の簡単な側面図である(図は透視図ではな
い)。
【0014】 図2は、図1による装置と同等の実験装置で計測したときの含水率の機能とし
てウエブ内部の蒸気圧を図示したものである。
【0015】 図1によると、ウエブWは、実質的に、ロール1a、1b、4a及び4bを含
む第1の装置Fを介して、水平面を進行する。構造的には、ロール1a、1b、
4a及び4bは、有利にも、金属ロールのような硬面ロールと同様である。ウエ
ブWの両側には、ロール1a及び1bが互いにウエブWの反対側に設けられ第1
のロール対を形成し、ロール4a及び4bが互いにウエブWの反対側に設けられ
第2のロール対を形成するというように同様の配列がなされている。ウエブWの
同じ側にあるロール1a及び4aは、ロール1b及び4bと同様に、互いに特有
の距離内にあり、ベルト2がその周りを回動するように配設されている。並列の
ロール1a、1b、4a及び4bの縦方向は、ウエブWの幅方向と等しい。ウエ
ブWの上下のベルト2の間には空間があり、その幅は実質的に装置を通過するウ
エブWの幅の厚さと同じであり、僅かな外部荷重がウエブWに及ぼされる。ベル
ト2は、ウエブWの上下で均等に長い。幾つかの場合のベルトは異なる長さを有
していても良い。ロールの位置において、大きな押す力を伴うニップは、ロール
対を形成するロール1aと1bの間およびロール4aと4bの間は形成されない
が、小さな外部の押す力が、全装置を介して進行するウエブの長さの部分で実質
的に一定である。このように、装置は、ウエブに長期間衝撃し小さな押す力を有
するニップを有する。
【0016】 ベルト2は、非常に平滑な表面を有する湿った不浸透性の材料から成り、鋼ま
たは別の金属、ゴムまたはプラスティックであってもよい。ベルト2は、ウエブ
Wよりも大きい又は均等の幅を有する。並列のロール1a、1b、4a及び4b
は、少なくともベルト2の全幅よりも拡大する。ベルト2は、例えば、蒸気、電
気抵抗器、又は誘導加熱器の如き周知の方法を用いて加熱してもよい。ベルト2
の温度を調節する1つの有利な方法は、図1に示される配置であり、低温中のベ
ルト2は水で冷却され、高温中のベルト2は蒸気で加熱される。
【0017】 該装置中で、紙または板紙の一方の側は一度に処理される。もし、両側を処理
することが望まれるのであれば、図1に示すように、2つの連続した装置が要求
される。図に示される第1の装置Fおよび第2の装置Sは、実質的に同様の構造
を有する。第1の装置Fにおいて、ウエブWよりも上のベルト2の温度がT
あり、ウエブWよりも下のベルト2の温度がTであれば、第2の装置Sにおい
て、ウエブWよりも上のベルト2の温度がTであり、ウエブWよりも下のベル
ト2の温度がTである。
【0018】 本発明による方法を用いて、平滑な表面および嵩高構造を伴う紙または板紙を
製造することが可能となる。ウエブの該処理は、ウエブが適切な含水率を有する
処理段階で、例えば、乾燥段階の最後で行われる。このように、所望の効果は相
当に低い含水率、即ち、約6乃至7%で得ることが出来るが、適切な含水率は有
利にも10乃至25%である。該処理はまた、より前の段階で行われることがで
き、処理される材料の含水率はより大きい。しかしながら、密度が高い表面は、
水分蒸発を防止し、大量のエネルギが最後の乾燥に必要とされる。当該方法は、
乾燥ウエブに対しても適用でき、図1に示されるように、カレンダ掛けの前であ
って乾燥後に、再度湿らされる。
【0019】 ウエブWは、ウエブWがカレンダ掛けへ導かれる前に、例えば、ノズル3から
水を噴霧して湿らされる。水は、2つのベルト2のより熱いベルトの側にあるウ
エブの側に噴霧される。湿らすことはまた、蒸気をウエブの表面に運ぶことによ
って実行され得る。ウエブWの内部の蒸気圧は、蒸気流中の水分をウエブの中心
部分に移すことにより平衡を求め、同時に、ウエブWの上下にあるベルト2の間
の圧力に抵抗する圧力が低温中のベルト2に作用され、これによって、ウエブの
嵩が維持される。より熱いベルト2側のウエブの表面はより平滑化し、より熱い
ベルトに対する長期間の接触中に可塑化される。ウエブの他側が処理されるとき
は、第1の処理と比較すると、より熱いベルトはウエブの反対側にある。最初に
カレンダ掛けされる側は、他側の処理の間中、平滑化が維持される。 例1 図2及び表1は、ウエブの含水率の機能として内部蒸気圧中の増加を示す。表
1において、スラッシュは、同じ含有率で計測された内部蒸気圧を分離する。内
部蒸気圧は、静電の実験装置の圧力センサを用いて計測され、前記圧力センサは
、ウエブの下のベルトに取り付けられている。静電の実験装置は、図1に示す装
置と同様の原理に基づくものであるが、平滑なベルトは、その中で静止したまま
である。ウエブの湿度が5乃至13%の間にあるときは、内部蒸気圧は2乃至4
バールの間を変化する。
【0020】
【表1】 例2 230g/mの板紙が、2つの連続した装置を含む図1による装置を用いて
カレンダ掛けされた。1つの装置の長さ、即ち、ウエブWの入口方向の側のウエ
ブWの進行方向のロール1a及び1bの外面の最外点とウエブの出口方向の側の
ウエブWの進行方向のロール4a及び4bの外面の最外点との距離は、8メート
ルである。第1の装置Fにおいて、ウエブWの上のベルト2の温度は160℃で
あり、ウエブWの下のベルト2の温度は100℃である。第2の装置Sにおいて
、ウエブWの上のベルト2の温度は100℃であり、ウエブWの下のベルト2の
温度は160℃である。第1の装置の前に、湿らすこととカレンダ掛けとの間に
僅かな遅れが生じるように、ウエブWの下面は湿らされた。湿らすことは、ノズ
ル3から水を噴霧することによって実行された。
【0021】 ウエブWは、第1の装置Fを通過し、その後、ウエブのより低い表面が、第1
の装置の前のより上の表面と同様の方法で湿らされ、そしてウエブWは第2の装
置Sを通過した。夫々の湿らす機会で湿らすために用いられる水の量は少なく、
約5g/mであった。実験の間中、目的はベルト2の間の装置に優勢する押す
圧力を出来るだけ小さく維持することであり、ウエブの全部分がベルト2の間に
位置する間中、0.5バールであった。ウエブの運転速度は、600m/min
であった。カレンダ掛けを用いることによって、平滑な表面および嵩高な板紙と
いう最適の結果を得ることができた。製造された板紙の嵩は、典型的には1.8
乃至2.0cm/gの間で多様であり、ベンドツェン(Bendtsen)粗
さは300乃至800ml/minであった。
【0022】 本発明は、上記記載に制限されず、請求の範囲の範囲内で変更してもよい。紙
または板紙のカレンダ掛け装置のベルトの温度は、広い範囲で調節することがで
き、連続した装置のベルトの温度は、上述した温度と異なってもよい。特に、処
理においては2つの側があることが望ましいときには、図1の装置中の連続した
ベルト対で温度T及び/又はTは異なる。
【0023】 該方法を実施するための該装置は、上記したものと異なってもよい。該装置は
、例えば、紙または板紙が進行し僅かに押すニップを形成する熱いシリンダおよ
びベルト回転から成ってもよい。ニップのプレスは、ウエブがシリンダと十分な
接触を得るようでなければならない。熱いシリンダへの重複角度は、有利にも1
80度である。ベルト回転を形成するベルトは、重合体材料または金属から成っ
ていてもよい。重要な面は、カレンダ掛けされるウエブの厚さが僅かに減少のみ
する又はカレンダ掛けの前の厚さに比較して増加するように、湿った紙ウエブま
たは板紙ウエブの内部の蒸気圧を利用して紙ウエブまたは板紙ウエブをカレンダ
掛けすることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による装置の実施例の簡単な側面図である(図は透視図ではない)。
【図2】 図1による装置と同等の実験装置で計測したときの含水率の機能としてウエブ
内部の蒸気圧を図示したものである。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年10月17日(2001.10.17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の名称】 カレンダ掛けにおける方法および装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、カレンダ掛けにおける方法および装置に関する。当該方法は、処理
後にウエブが平滑な表面および嵩高構造を有するように紙ウエブまたは板紙ウエ
ブのカレンダ掛けに関係する。当該装置は、上述した方法を実行するためのもの
である。
【0002】 典型的には、カレンダは、多重ロールを含み、ロールの間にニップが形成され
る。1つのカレンダは、ニップを形成する1以上のロール対を含む。ロールは加
熱されていなくても加熱されていてもよく、硬面または軟面を有していても良い
。ウエブは、ニップを経て巻上げ路に沿って進行し、この処理を用いて、例えば
、ウエブの厚さの変動が減少し、表面はより平滑化してウエブはより薄くなる。
【0003】 米国特許5,524,532号は、紙ウエブまたは板紙ウエブの表面をカレン
ダ掛けする方法と装置を開示する。ウエブの両表面間に温度差を生じさせて、カ
レンダ掛けされる表面をその反対側の表面よりも冷たくするようにしている。実
質的にウエブからの水分の蒸発を防ぎながら、ウエブ内の水分を冷たい方の表面
へ移動させ、所定の水分プロファイルを作り出す。所定の水分プロファイルを有
するウエブをカレンダ掛け用ニップに進入させて、ウエブの相対的に冷たくかつ
相対的に湿っている表面をニップの加熱ロールに押し付け、それによってそのウ
エブの表面をカレンダ掛けするようにしている。
【0004】 米国特許5,649,478号は、紙または板紙の平滑な表面および嵩高構造
を得るマシンカレンダを開示する。ニップの前に、マシンカレンダの伝達ロール
に水分を吹きかけ、その水分はニップ中でウエブに移される。
【0005】 米国特許5,750,259号は、ソフトニップを形成する熱いカレンダーロ
ールおよび平滑面のベルトを用いたウエブの仕上げを論じる。ウエブは、平滑化
し、光沢化する。
【0006】 国際出願公開公報98/44195では、ロングニップを形成するために設け
られた装置を用いたウエブのカレンダ掛けを論じる。カレンダ掛けされるウエブ
の両側には、望ましくは金属から成るエンドレスベルトが軟面および硬面のロー
ルの周りを進行し、鏡でみると対称となるような配置がある。ウエブの両側にあ
る軟面ロールはニップを形成し、ニップを通じてウエブが進行する。該公報に開
示されている発明の一実施例(公報の図4)は、硬面もニップを形成している装
置である。硬面ロールによって形成されたニップでは、非常に大きな圧力を用い
ることができ、この場合、その効果はマシンカレンダと同等である。硬面ロール
によって形成されたニップの後に、ウエブの両側を進行するベルトは、高圧力を
用いたときの問題である折れがウエブに生じないように、ウエブを支持する。ウ
エブは、ベルト間を軟面ロールによって形成されたニップへ進行し、該ニップは
、硬面ロールによって形成されたニップよりも長く、圧力は小さい。このニップ
では、ソフトカレンダを用いたときに紙の両面で得られる効果と同様のつや出し
効果を得ることが出来る。
【0007】 カレンダ掛けに関し、ウエブを薄くすることが望まれていない状況がある。幾
つかの適用においては、例えば、印刷紙では、平滑表面を有する嵩高紙が求めら
れる。密度が高く平滑な外表面を有し、表面が硬い領域では嵩高である紙は、多
くの適用において良質である。
【0008】 本発明による方法および装置を用いて、平滑で嵩高な紙または板紙を製造する
ことが出来る。その方法は、少なくとも1つが加熱される2つの平滑で湿った不
浸透の対の表面の間に形成されたロングニップを通じて、僅かな外部の押す圧力
下で進行する湿った紙ウエブ又は板紙ウエブをカレンダ掛けする方法であり、前
記ウエブの第1の表面は、少なくとも100℃という第1の温度を有する第1の
対の表面と接触し、前記ウエブの第2の表面は、少なくとも160℃という第1
の温度を有する第2の対の表面と接触し、前記ウエブの第2の表面は、第2の対
の表面との接触によって対の表面間を進行する間中カレンダ掛けされ、対の表面
を用いて前記ウエブから水分の蒸発の制限及びウエブの加熱のために湿った紙ウ
エブ又は板紙ウエブの内部の内部蒸気圧は増加され、前記内部蒸気圧は平滑な対
の表面間の僅かな押す圧力に抵抗し、これゆえカレンダ掛けの間は前記ウエブの
厚さの減少に逆らう方法である。本発明による装置は、上述した方法を実行する
ために設けられる点で特徴づけられる。
【0009】 本発明による方法および装置を用いることにより、最悪の場合であっても嵩が
僅かに減少するだけであるように、有利な表面の平滑性を得ることができる。他
の事の間では、該方法および装置を用いて得られた製造物は、印刷インクを均等
に吸収し、印刷シリンダと紙との間で良好な接触が得られるように柔軟な構造を
有するという利点を有する。装置を連続的に設けることにより、ウエブの両側を
処理することが出来る。
【0010】 カレンダ掛けの前に、ウエブは周知の方法および装置によって製造することが
出来る。本発明によるカレンダ掛けの方法では、湿った紙ウエブまたは板紙ウエ
ブは、実質的な外部荷重がウエブに作用されるように、平滑な対の表面の間を進
行する。平滑な対の表面は、ロングニップを形成し、該ニップは僅かに外部的に
積載され、ニップの積載はニップの全長で一定である。対の表面は、湿った不浸
透性の材料から成り、ウエブからの水分の蒸発を制限する。第1の対の表面は加
熱されて温度Tとなり、第2の対の表面は温度Tよりも高い温度の温度T となっている。対の表面の間は実質的に閉じているので、蒸気が、低い温度、即
ち、温度Tの対の表面に向かって流れ始める。このように、熱い表面で生成さ
れた蒸気は乾燥に関連して低圧へ、例えば、低温での対の表面へと転じる。蒸気
圧を生成するために、温度Tが少なくとも100℃であることが要求される。
ウエブの表面は、より熱い対の表面に対する接触において、平滑化する。より低
い温度中の対の表面に対して、圧力が作用され、該圧力は平滑な対の表面間に圧
力をかけることに抵抗するものである。有利にも、内部の蒸気圧は、平滑な対の
表面に対する接触において減少され、紙の内部で遅く且つ制御された蒸気圧の減
少が得られる。このように、紙の表面が平滑のままであることが保証され、繊維
はウエブの表面から吐き出されない。ウエブは、ウエブに跡をつけることをもた
らすワイヤーを両方の対の表面の間に設けることなく、直接両方の対の表面と接
触する。平滑な対の表面の表面粗さは、有利にも、R=0.1−0.4μmで
ある。カレンダ掛け処理後、ウエブは必要であれば更に乾燥され、その後、巻く
ことが可能である。
【0011】 本発明による方法はまた、ウエブの表面に添加物を据えるために用いることが
出来る。適切な粒子の大きさの顔料及び/又は微粉が、内部の蒸気圧によってウ
エブの表面に運ばれ、繊維の間隙及び/又は繊維間の空間に充填される。このよ
うに、紙は内部からある程度塗装される。本発明による方法はまた、複数層の形
成と結合することができ、表面層の原材料構成物を、平坦かつ平滑な表面構造を
得るために生かすことが出来る。複数層の形成においては、顔料及び/又は微粉
は、有利にも、表面層のみに据えられ得る。
【0012】 該方法で要求される高温は、例えば、周知のサーモロール技術または熱い乾燥
シリンダーを用いて得ることが出来る。有利にも、平滑な対の表面が周知の方法
で加熱される本発明の装置を使って前記処理を行うことができる。
【0013】 以下、本発明を付加されている以下の図面と共に実施例を用いて説明する。
【0014】 図1は、本発明による装置の実施例の簡単な側面図である(図は透視図ではな
い)。
【0015】 図2は、図1による装置と同等の実験装置で計測したときの含水率の機能とし
てウエブ内部の蒸気圧を図示したものである。
【0016】 図1によると、ウエブWは、実質的に、ロール1a、1b、4a及び4bを含
む第1の装置Fを介して、水平面を進行する。構造的には、ロール1a、1b、
4a及び4bは、有利にも、金属ロールのような硬面ロールと同様である。ウエ
ブWの両側には、ロール1a及び1bが互いにウエブWの反対側に設けられ第1
のロール対を形成し、ロール4a及び4bが互いにウエブWの反対側に設けられ
第2のロール対を形成するというように同様の配列がなされている。ウエブWの
同じ側にあるロール1a及び4aは、ロール1b及び4bと同様に、互いに特有
の距離内にあり、ベルト2がその周りを回動するように配設されている。並列の
ロール1a、1b、4a及び4bの縦方向は、ウエブWの幅方向と等しい。ウエ
ブWの上下のベルト2の間には空間があり、その幅は実質的に装置を通過するウ
エブWの幅の厚さと同じであり、僅かな外部荷重がウエブWに及ぼされる。ベル
ト2は、ウエブWの上下で均等に長い。幾つかの場合のベルトは異なる長さを有
していても良い。ロールの位置において、大きな押す力を伴うニップは、ロール
対を形成するロール1aと1bの間およびロール4aと4bの間は形成されない
が、小さな外部の押す力が、全装置を介して進行するウエブの長さの部分で実質
的に一定である。このように、装置は、ウエブに長期間衝撃し小さな押す力を有
するニップを有する。
【0017】 ベルト2は、非常に平滑な表面を有する湿った不浸透性の材料から成り、鋼ま
たは別の金属、ゴムまたはプラスティックであってもよい。ベルト2は、ウエブ
Wよりも大きい又は均等の幅を有する。並列のロール1a、1b、4a及び4b
は、少なくともベルト2の全幅よりも拡大する。ベルト2は、例えば、蒸気、電
気抵抗器、又は誘導加熱器の如き周知の方法を用いて加熱してもよい。ベルト2
の温度を調節する1つの有利な方法は、図1に示される配置であり、低温中のベ
ルト2は水で冷却され、高温中のベルト2は蒸気で加熱される。
【0018】 該装置中で、紙または板紙の一方の側は一度に処理される。もし、両側を処理
することが望まれるのであれば、図1に示すように、2つの連続した装置が要求
される。図に示される第1の装置Fおよび第2の装置Sは、実質的に同様の構造
を有する。第1の装置Fにおいて、ウエブWよりも上のベルト2の温度がT
あり、ウエブWよりも下のベルト2の温度がTであれば、第2の装置Sにおい
て、ウエブWよりも上のベルト2の温度がTであり、ウエブWよりも下のベル
ト2の温度がTである。
【0019】 本発明による方法を用いて、平滑な表面および嵩高構造を伴う紙または板紙を
製造することが可能となる。ウエブの該処理は、ウエブが適切な含水率を有する
処理段階で、例えば、乾燥段階の最後で行われる。このように、所望の効果は相
当に低い含水率、即ち、約6乃至7%で得ることが出来るが、適切な含水率は有
利にも10乃至25%である。該処理はまた、より前の段階で行われることがで
き、処理される材料の含水率はより大きい。しかしながら、密度が高い表面は、
水分蒸発を防止し、大量のエネルギが最後の乾燥に必要とされる。当該方法は、
乾燥ウエブに対しても適用でき、図1に示されるように、カレンダ掛けの前であ
って乾燥後に、再度湿らされる。
【0020】 ウエブWは、ウエブWがカレンダ掛けへ導かれる前に、例えば、ノズル3から
水を噴霧して湿らされる。水は、2つのベルト2のより熱いベルトの側にあるウ
エブの側に噴霧される。湿らすことはまた、蒸気をウエブの表面に運ぶことによ
って実行され得る。ウエブWの内部の蒸気圧は、蒸気流中の水分をウエブの中心
部分に移すことにより平衡を求め、同時に、ウエブWの上下にあるベルト2の間
の圧力に抵抗する圧力が低温中のベルト2に作用され、これによって、ウエブの
嵩が維持される。より熱いベルト2側のウエブの表面はより平滑化し、より熱い
ベルトに対する長期間の接触中に可塑化される。ウエブの他側が処理されるとき
は、第1の処理と比較すると、より熱いベルトはウエブの反対側にある。最初に
カレンダ掛けされる側は、他側の処理の間中、平滑化が維持される。 例1 図2及び表1は、ウエブの含水率の機能として内部蒸気圧中の増加を示す。表
1において、スラッシュは、同じ含有率で計測された内部蒸気圧を分離する。内
部蒸気圧は、静電の実験装置の圧力センサを用いて計測され、前記圧力センサは
、ウエブの下のベルトに取り付けられている。静電の実験装置は、図1に示す装
置と同様の原理に基づくものであるが、平滑なベルトは、その中で静止したまま
である。ウエブの湿度が5乃至13%の間にあるときは、内部蒸気圧は2乃至4
バールの間を変化する。
【0021】
【表1】 例2 230g/mの板紙が、2つの連続した装置を含む図1による装置を用いて
カレンダ掛けされた。1つの装置の長さ、即ち、ウエブWの入口方向の側のウエ
ブWの進行方向のロール1a及び1bの外面の最外点とウエブの出口方向の側の
ウエブWの進行方向のロール4a及び4bの外面の最外点との距離は、8メート
ルである。第1の装置Fにおいて、ウエブWの上のベルト2の温度は160℃で
あり、ウエブWの下のベルト2の温度は100℃である。第2の装置Sにおいて
、ウエブWの上のベルト2の温度は100℃であり、ウエブWの下のベルト2の
温度は160℃である。第1の装置の前に、湿らすこととカレンダ掛けとの間に
僅かな遅れが生じるように、ウエブWの下面は湿らされた。湿らすことは、ノズ
ル3から水を噴霧することによって実行された。
【0022】 ウエブWは、第1の装置Fを通過し、その後、ウエブのより低い表面が、第1
の装置の前のより上の表面と同様の方法で湿らされ、そしてウエブWは第2の装
置Sを通過した。夫々の湿らす機会で湿らすために用いられる水の量は少なく、
約5g/mであった。実験の間中、目的はベルト2の間の装置に優勢する押す
圧力を出来るだけ小さく維持することであり、ウエブの全部分がベルト2の間に
位置する間中、0.5バールであった。ウエブの運転速度は、600m/min
であった。カレンダ掛けを用いることによって、平滑な表面および嵩高な板紙と
いう最適の結果を得ることができた。製造された板紙の嵩は、典型的には1.8
乃至2.0cm/gの間で多様であり、ベンドツェン(Bendtsen)粗
さは300乃至800ml/minであった。
【0023】 本発明は、上記記載に制限されず、請求の範囲の範囲内で変更してもよい。紙
または板紙のカレンダ掛け装置のベルトの温度は、広い範囲で調節することがで
き、連続した装置のベルトの温度は、上述した温度と異なってもよい。特に、処
理においては2つの側があることが望ましいときには、図1の装置中の連続した
ベルト対で温度T及び/又はTは異なる。
【0024】 該方法を実施するための該装置は、上記したものと異なってもよい。該装置は
、例えば、紙または板紙が進行し僅かに押すニップを形成する熱いシリンダおよ
びベルト回転から成ってもよい。ニップのプレスは、ウエブがシリンダと十分な
接触を得るようでなければならない。熱いシリンダへの重複角度は、有利にも1
80度である。ベルト回転を形成するベルトは、重合体材料または金属から成っ
ていてもよい。重要な面は、カレンダ掛けされるウエブの厚さが僅かに減少のみ
する又はカレンダ掛けの前の厚さに比較して増加するように、湿った紙ウエブま
たは板紙ウエブの内部の蒸気圧を利用して紙ウエブまたは板紙ウエブをカレンダ
掛けすることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による装置の実施例の簡単な側面図である(図は透視図ではない)。
【図2】 図1による装置と同等の実験装置で計測したときの含水率の機能としてウエブ
内部の蒸気圧を図示したものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 タルヤ,リスト フィンランド国 40800 ヴァーヤコスキ ハーリュティエ 10エー Fターム(参考) 4L055 CH01 EA20 FA14 FA16

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湿った紙ウエブまたは板紙ウエブの内側の蒸気圧を変化する
    ことによって紙ウエブまたは板紙ウエブ(W)の特性が変わる点において特徴づ
    けられる紙ウエブ又は板紙ウエブをカレンダ掛けする方法。
  2. 【請求項2】 ウエブの温度および水分に作用することによって紙ウエブま
    たは板紙ウエブ(W)の内側の蒸気圧が変化することを特徴とする請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 ウエブを加熱しウエブからの水分の蒸発を制限することによ
    って紙ウエブまたは板紙ウエブ(W)の内側の蒸気圧が増加することを特徴とす
    る請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 ウエブ(W)からの水分の蒸発は、ウエブの表面を湿った不
    浸透の平滑な対の表面に接触することを維持することによって制限されることを
    特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 ウエブ(W)の両表面が同時に、湿った不浸透の平滑な対の
    表面と接触することを維持することを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 平滑な対の表面を加熱することによって、ウエブは加熱され
    ることを特徴とする請求項4又は5記載の方法。
  7. 【請求項7】 第1の平滑な対の表面が少なくとも160℃に加熱されるこ
    とを特徴とする請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 第2の平滑な対の表面が少なくとも100℃に加熱されるこ
    とを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 紙ウエブまたは板紙ウエブ(W)の内側の蒸気圧は、ウエブ
    が平滑な対の表面と接触するときにウエブは冷却されて、ゆっくりと減少される
    ことを特徴とする請求項1乃至8いずれか一記載の方法。
  10. 【請求項10】 紙又は板紙の微粉又はパルプ中で混合された顔料が、ウエ
    ブ(W)の内部の蒸気圧を用いてウエブの表面に移動されることを特徴とする請
    求項1乃至8いずれか一記載の方法。
  11. 【請求項11】 湿った紙ウエブまたは板紙ウエブ(W)の内側の蒸気圧を
    変化する手段を含むことを特徴とする紙ウエブまたは板紙ウエブをカレンダ掛け
    する装置。
  12. 【請求項12】 紙ウエブまたは板紙ウエブ(W)の内側の蒸気圧を変化す
    る手段はウエブの両面における湿った不浸透の平滑な対の表面を含み、少なくと
    も1つの対の表面は加熱されることを特徴とする請求項11記載の装置。
  13. 【請求項13】 平滑な対の表面は少なくとも2つのロール(1a、4a;
    1b、4b)の周りを回転するように配置されるベルト(2)であることを特徴
    とする請求項12記載の装置。
  14. 【請求項14】 ベルト(2)は、金属材料から成ることを特徴とする請求
    項13記載の装置。
  15. 【請求項15】 紙ウエブまたは板紙ウエブの両面に、ウエブに対して実質
    的に平行なベルト(2)があることを特徴とする請求項11乃至14いずれか一
    記載の装置。
  16. 【請求項16】 幅がウエブ(W)の厚さと等しい間隙がベルト(2)の間
    に残存していることを特徴とする請求項11乃至15いずれか一記載の装置。
  17. 【請求項17】 2つの装置(F、S)がウエブ(W)の両表面を処理する
    ために連続して設けられていることを特徴とする請求項11乃至16いずれか一
    記載の装置。
JP2001558536A 2000-02-11 2001-02-01 カレンダ掛けにおける方法および装置 Pending JP2003522849A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FI20000288 2000-02-11
FI20000288A FI115235B (fi) 2000-02-11 2000-02-11 Menetelmä ja laite kalanteroinnissa
PCT/FI2001/000090 WO2001059211A1 (en) 2000-02-11 2001-02-01 Method and device changing the vapour pressure inside the paper web in calendering

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003522849A true JP2003522849A (ja) 2003-07-29

Family

ID=8557442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001558536A Pending JP2003522849A (ja) 2000-02-11 2001-02-01 カレンダ掛けにおける方法および装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6779440B2 (ja)
JP (1) JP2003522849A (ja)
AU (1) AU2001231807A1 (ja)
DE (1) DE10195355T1 (ja)
FI (1) FI115235B (ja)
WO (1) WO2001059211A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007511677A (ja) * 2003-11-20 2007-05-10 メッツォ ペーパー インコーポレイテッド 仕上げ装置が後段にある抄紙機又は板紙抄紙機のドライヤセクションでの繊維ウェブ処理方法

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI115235B (fi) 2000-02-11 2005-03-31 Metso Paper Inc Menetelmä ja laite kalanteroinnissa
FI116402B (fi) * 2001-04-17 2005-11-15 Metso Paper Inc Kalanterointimenetelmä
DE10157723B4 (de) * 2001-11-24 2005-12-22 Voith Paper Patent Gmbh Vorrichtung und Verfahren zum Glätten einer Papier- oder Kartonbahn
FI20020896A0 (fi) * 2002-05-13 2002-05-13 Metso Paper Inc Kalanterin nippi ja kalanteri
DE102005054103A1 (de) * 2005-11-12 2007-05-16 Voith Patent Gmbh Glättanordnung
FI117869B (fi) * 2006-01-02 2007-03-30 Metso Paper Inc Menetelmä ja laite mattapintaisen kuiturainan valmistamiseksi
US9481777B2 (en) 2012-03-30 2016-11-01 The Procter & Gamble Company Method of dewatering in a continuous high internal phase emulsion foam forming process

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3815463A1 (de) 1988-05-06 1989-11-16 Kuesters Eduard Maschf Verfahren zur erzeugung von glaette und glanz auf einer papierbahn und entsprechende kalanderanordnung
FI80102C (fi) 1988-07-01 1990-04-10 Tampella Oy Ab Foerfarande och anordning foer torkning av en fiberbana.
US5400707A (en) 1992-10-09 1995-03-28 Champion International Corporation Apparatus for finishing a continuous sheet of paper
FI91423C (fi) 1993-02-01 1994-06-27 Tampella Oy Valmet Kuivatuslaitteen kuivatustilan nauhanreunatiiviste
US5524532A (en) * 1994-12-28 1996-06-11 Valmet Corporation Method and apparatus for calendering a paper or board web
US5607553A (en) 1995-08-29 1997-03-04 Westvaco Corporation Method and apparatus for finishing paper
US6475342B1 (en) * 1996-12-10 2002-11-05 Metso Paper, Inc. Method of and arrangement for treating a fiber web
FI102305B1 (fi) 1997-04-02 1998-11-13 Valmet Corp Kalanterointimenetelmä ja menetelmää soveltava kalanteri
FI102304B1 (fi) 1997-04-02 1998-11-13 Valmet Corp Kalanterointimenetelmä ja menetelmää soveltava kalanteri
FI115235B (fi) 2000-02-11 2005-03-31 Metso Paper Inc Menetelmä ja laite kalanteroinnissa

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007511677A (ja) * 2003-11-20 2007-05-10 メッツォ ペーパー インコーポレイテッド 仕上げ装置が後段にある抄紙機又は板紙抄紙機のドライヤセクションでの繊維ウェブ処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE10195355T1 (de) 2003-05-15
WO2001059211A1 (en) 2001-08-16
AU2001231807A1 (en) 2001-08-20
FI20000288A (fi) 2001-08-12
FI20000288A0 (fi) 2000-02-11
US20030110959A1 (en) 2003-06-19
FI115235B (fi) 2005-03-31
US6779440B2 (en) 2004-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2365989C (en) Method and apparatus for handling a paper or board web
US20050011624A1 (en) Method, paper machine and base paper for the manufacture of lwc printing paper coated once
US9797096B2 (en) Food wrap paper and method of manufacturing same
FI115405B (fi) Kalanterointimenetelmä erityisesti esikalanterointia varten ja paperin käsittelylinja
KR960031707A (ko) 표면 처리된 종이 생산 방법 및 제지기 건조 단부
JP4671576B2 (ja) 板紙ウエブをカレンダ掛けする方法
EP2765237B1 (en) Method for producing a fiber web and production line for producing a fiber web
JP2003522849A (ja) カレンダ掛けにおける方法および装置
DE69922041T2 (de) Verfahren und vorrichtung zur behandlung von papier oder pappebahnen
CN1101499C (zh) 造纸机的干燥部内纸张卷曲的控制方法及造纸机或纸板机
JPH09323059A (ja) 移動ウェブのコーティング方法及び装置
CA2412441C (en) Precalendering method, finishing method and apparatus for implementing the methods
US6485611B2 (en) Method for smoothening a paper web before coating
EP0966566B1 (en) Method of and arrangement for treating a fiber web
JPH05239790A (ja) 巻取紙の製造方法
WO1997044524A1 (en) A method and apparatus for producing lwc-paper
US6475342B1 (en) Method of and arrangement for treating a fiber web
WO2000000696A1 (en) Method and apparatus for moistening the paper web in the drying section
US6726810B2 (en) Apparatus for smoothening a paper web before coating