JPH05239790A - 巻取紙の製造方法 - Google Patents

巻取紙の製造方法

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JPH05239790A
JPH05239790A JP4309538A JP30953892A JPH05239790A JP H05239790 A JPH05239790 A JP H05239790A JP 4309538 A JP4309538 A JP 4309538A JP 30953892 A JP30953892 A JP 30953892A JP H05239790 A JPH05239790 A JP H05239790A
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21GCALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
    • D21G1/00Calenders; Smoothing apparatus

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オフセット印刷における熱荒れを抑制するた
めに巻取紙を改質する。 【構成】 スーパーカレンダか、あるいは合成ローラカ
レンダを用いて巻取紙オフセット印刷の仕上げに通常使
用される水分含有量よりも大きな水分含有量で巻取紙を
仕上げし、そのあとコンベクションとラディエーション
とコンダクションを用いて約3.5%以下の水分含有量
まで巻取紙を乾燥させることによって、高い光沢と滑ら
かさを有するオフセット巻取紙が製造される。好ましい
ポスト乾燥条件においては、それまで湿っていた繊維の
ボンディングが生じて、望ましい印刷特性にロックし、
オフセット印刷のときの熱荒れを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この明細書はここでも参照されて
いる1991年10月23日に出願された米国特許願第
07/781、575号の一部継続出願である。
【0002】
【従来の技術】巻取紙(web) オフセット印刷の場合、イ
ンクは巻取紙の両側へ同時に塗布され、そのあとに高温
のエアーを吹き付けることによって比較的過酷な乾燥が
行われる。高温乾燥は塗布されたインクを乾燥させるた
めに必要である。この乾燥プロセスにおいては、巻取紙
の水分含有量(moisture content)が約3.5%よりも多
いと、印刷表面が荒れる(roughened) 。こうした荒れは
シート供給(sheet fed)印刷方式においては起きない。
シート供給印刷方式においては、一般に外から熱を加え
ることなく、化学的硬化によってもっとゆっくりとした
乾燥が行われる。高水分量(high moisture) で巻取紙オ
フセット印刷方式によって印刷された紙の状態は、”熱
荒れ(heat roughened)した”と言われる。この荒れは、
紙とプレスの両方のパラメータに依存する。最も重要な
紙パラメータはプレスに入ってくる紙の水分量である。
しかし、巻取紙の出力部温度(exit temperature)、速
度、オーブン温度などのプレス乾燥条件も熱荒れの原因
となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プレスに入ってくる巻
取紙の水分含有量は重要な役割を果たす。約3.5%以
上の水分含有量を有する紙は印刷のときに荒れ、水分含
有量が約3.5%以下の紙は印刷すると滑らかになる傾
向にある。レジスタ(register)やプレスの生産性を維持
する必要があるため、プレスの条件を変更することは困
難であるから、このことは、製紙業者は必要な調節を行
ってプレスにおける熱荒れを克服しなければならないこ
とを意味する。
【0004】
【課題を解決するための手段】高品質な印刷を行うため
には巻取紙は高い光沢と滑らかさを有している必要が
る。紙製造工程における仕上げ(カレンダ掛け)によっ
て、滑らかさと光沢はともに向上する。仕上げは、スー
パーカレンダ仕上げか、あるいは合成ローラ(synthetic
roll)カレンダによって行われる。また、オフセット印
刷工程における場合と同様に、巻取紙の水分量は仕上げ
のときに重要な役割を果たす。一般に、高水分量で仕上
げられた巻取紙は低水分量で仕上げられた巻取紙よりも
より滑らかな仕上げと高い光沢とを有する。しかし、高
水分量で仕上げされた巻取紙は次に乾燥を行って、印刷
を行うときに熱荒れが生じないような水分含有量にされ
なければならない。都合の悪いことに、仕上げされた巻
取紙を乾燥すると、巻取紙オフセット印刷のときに被る
のと同じタイプの熱荒れを起こす。従って、水分量は仕
上げと巻取紙印刷工程の両方において重要な役割を果た
すため、問題は、高水分量で紙の仕上げを行い印刷機に
よって望まれる所望の高い光沢と滑らかさを実現しつ
つ、一方では印刷時における性能をよくするためにでき
る限りの光沢性と滑らかさを維持した巻取紙を低水分量
で印刷機に供給できることである。従って、単に高水分
量で仕上げを行うだけでは十分ではなく、そのあと、高
水分量仕上げを行うことによって得られた良質の仕上げ
を劣化させずに紙を乾燥しなければならない。これは、
特定の製品に対して乾燥速度を選択することと、所望の
結果を得るために用いられるポスト乾燥(post-drying)
法を用いることによって行われる。
【0005】巻取紙の乾燥を特性付ける最も一般的な方
法は、lb/sq.ft/hrで表された平均水分除去
速度(removal rate)である。都合の悪いことには、この
平均水分除去速度は水分含有量と巻取紙の速度の両方の
関数であるため、一定ではない。しかし、乾燥を特性付
ける便利な方法が、コンベクション加熱すなわち対流加
熱によって乾燥を行うエアーフォイル(air foil)乾燥機
に対して開発されている。この方法は、巻取紙オフセッ
トコーティングの乾燥は乾燥の降下速度時間(falling r
ate period) によって常に特性付られる、すなわち乾燥
速度は水分含有量に依存するという事実に基づいてい
る。水分含有量と滞留時間の関係は対数関数によってリ
ニアライズされるため、速度定数(rate constant) Kは
乾燥機の出力(すなわち乾燥機の空気の温度及び速度)
にしか依存しないように定義できる。この定数は水分含
有量や巻取紙速度には依存せず、
【数2】 によって定義される。この方法はこの発明において開示
されている高水分量仕上げされた巻取紙の乾燥にも適用
できると考えられる。計算は、巻取紙が熱にさらされ湿
気が取り除かれる長さが有限であるようなエアーフォイ
ルタイプなどのコンベクション乾燥機に対してはかなり
簡単である。その長さと巻取紙の速度がわかれば、滞留
時間は即座に決定できる。同じ計算が、コンダクション
(conduction)乾燥ドラム周囲のラップ(wrap)やラディエ
ント(radiant= 放射) 乾燥ユニットの長さを測定するこ
とによって、コンダクション乾燥やラディエント乾燥に
対しても行うことができる。しかし、上述した乾燥方法
の両方とも、巻取紙が乾燥装置と接触している時間以外
においても水分の除去が行われる。従って、乾燥速度定
数のより厳密な計算は使用する乾燥方法に大きく依存す
ることがわかる。ところが、この発明の性能はポスト乾
燥装置を出る巻取紙の温度をモニタすることによって最
もよく特性付けられる。最適な性能は、約300゜F以
下の巻取紙出力部温度、好ましくは200〜260゜F
の巻取紙出力部温度(200゜F以下の巻取紙出力部温
度によっても同じ様な結果が得られるけれども)が得ら
れるようなポスト乾燥手続きを使用することによって達
成できる。
【0006】この発明においては、巻取紙の水分含有量
が巻取紙オフセット印刷の仕上げに通常使用される水分
含有量(すなわち3〜5%)よりも多い場合や、あるい
は選択した温度、圧力、巻取紙速度において紙の不透明
さの低下や黒化(blackening)あるいはガルバナイジング
(galvanizing) が生じるような水分含有量よりも少ない
ような条件のもとで、スーパーカレンダ(SC)か、あ
るいは合成ローラカレンダ(SRC)を用いて巻取紙を
仕上げし、そのあと巻取紙を例えば、コンベクション(c
onvection)(すなわちエアー)や、ラディエーション(r
adiation) (すなわち赤外線)、あるいはコンダクショ
ン(conduction)(すなわち加熱されたローラ)、もしく
は低圧力加熱ニップ(nip) (すなわちグロスカレンダ)
などを用いた乾燥法の巻取紙出力部温度によって特性付
けられる適度かつほぼ均一な速度で約3.5%よりも低
い最終的な水分含有量まで巻取紙を乾燥することによっ
て、改善された巻取紙オフセット印刷用紙を製造してい
る。製造された紙は高いレベルの光沢と滑らかさを有
し、好ましいポスト乾燥条件によって、高水分量仕上げ
によって得られる表面性状が劣化するのを最小限に抑え
ることができる。この方法によれば、そのあとに行なわ
れる巻取紙オフセット印刷工程のときに印刷表面の熱荒
れを効果的に抑えることができる。
【0007】熱荒れとは、印刷のときに生じる紙表面の
滑らかさの低下を、例えばベックスムースネス(Bekk sm
oothness) で測ったもので特性付けられる。また、同じ
タイプの熱荒れは高水分量仕上げされた巻取紙に施され
るポスト乾燥工程のときにも生じる可能性がある。ベッ
クスムースネス試験は、紙産業において一般に用いられ
ている空気漏れ法である。ベックスムースネス試験にお
いては、紙の表面とベック装置の滑らかな表面との間か
ら、決まった容積の空気が漏れるのに掛かる時間(秒単
位)によって紙表面の相対的な滑らかさを測定する。紙
の表面が滑らかであればあるほど、一定量の空気が逃げ
るのに掛かる時間は長くなる。
【0008】巻取紙の滑らかさは、高い温度と圧力、そ
して高い水分含有量で巻取紙を処理すると向上すること
が知られている。水分含有量が約4〜10%の範囲内で
増加すると、仕上げ工程のときに滑らかさと光沢は一般
によくなる。10%以上の水分含有量では、不透明さの
低下(opacity loss)と黒化が一般に生じてくる。この発
明による仕上げはスーパーカレンダと合成ローラカレン
ダのどちらによって行なわれてもよい。なぜなら、どち
らの方法も仕上げにおいてだいたい同様の改善が得られ
るからである。しかし、プレスに入ってくる巻取紙の滑
らかさを改善するために高水分量で仕上げを行なって
も、巻取紙オフセット印刷のときに生じる熱荒れの問題
を解決することにはならない。実際、巻取紙オフセット
印刷のときに生じる熱荒れ効果と、プレスに入ってくる
巻取紙の水分含有量との間にはある関係が存在する。高
水分量の仕上げによって得られる改善にもかかわらず、
プレスに入ってくる巻取紙の水分含有量が約3.5%よ
りも大きいと、印刷された滑らかさはほとんど常に印刷
されない滑らかさよりも悪い。一方、巻取紙を印刷の前
に約3.5%以下の水分含有量まで乾燥すると、ほとん
ど常に、印刷された滑らかさは印刷されない滑らかさよ
りも高い。しかし、高水分量仕上げによって実現される
滑らかさは、印刷のために水分含有量を3.5%あるい
はそれ以下に低下させるために行われるポスト乾燥工程
のときの乾燥速度によって影響を受ける。従って、この
発明において最良の結果を得るためには、巻取紙は約4
〜10%の範囲の高い水分含有量で仕上げされ、次に適
度かつ均一に3.5%あるいはそれ以下の水分含有量ま
で乾燥され、高水分量仕上げによって得られる滑らかさ
の低下を最小限に抑えることが好ましい。ラディエーシ
ョンや、コンベクション、そしてコンダクションなどの
任意の方法を用いて、あるいはそれらの組合せによって
ポスト乾燥を行ってもよい。
【0009】この発明において必要とされる仕上げの量
は製造する品質仕様に依存する。この発明のメカニズム
は完全にはわかっていないが、熱荒れは繊維のディポン
ディング(debonding) と非常に速い水分解放(water rel
ease) からのスウェリング(swelling)のためか、あるい
は繊維内への吸水からの応力緩和のためであると考えら
れる。これは、巻取紙の速い乾燥速度とオフセット印刷
に使用されるファウンテンソルーションウォータ(fount
ain solution water) が組合わさって生じる。このよう
に、高水分量仕上げを行ったあと、印刷の前に適度かつ
均一な乾燥を行うと、それまで湿っている紙繊維は内部
的に結合し(bonded)、望ましい印刷特性に永久的に固定
され、熱荒れ効果は少なくなる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面に基づいてこの発明の詳細を
説明する。熱荒れは、3.5%以上の水分含有量を有す
る巻取紙の形の紙がオフセット印刷によって印刷された
とき、あるいは高水分量で仕上げられた巻取紙が最適で
ない条件でポスト乾燥されたときに生じる現象である。
熱荒れは目で見てわかるミクロな表面現象であり、ベッ
クスムースネス試験によって測定される滑らかさの測定
において明かになる(show up) 。巻取紙オフセット印刷
においてはインクは巻取紙の両面に同時に塗布され、そ
のあと比較的過酷なエアー吹き付けによる乾燥が行わ
れ、インクが乾かされる。巻取紙の表面上に加熱された
エアーを吹き付けると、巻取紙は荒れ、水分含有量が約
3.5%以上の場合にはその滑らかさがかなり悪くな
る。
【0011】巻取紙オフセット印刷のときの熱荒れの影
響をなくし、印刷機に高い光沢と滑らかさを有する紙を
供給するために、この発明は、まず巻取紙を4%を越え
る水分含有量、好ましくは4〜10%の範囲の比較的高
い水分含有量でスーパーカレンダあるいは合成ローラカ
レンダによって仕上げを行い、そのあと仕上げの劣化を
最小限に抑えるためにコンベクションかラディエーショ
ン、あるいはコンダクションによって3.5%あるいは
それ以下の水分含有量まで乾燥を行うという、二段階法
を提案する。仕上げに使用される実際の水分含有量は、
仕上げ工程のために選択された温度、圧力、巻取紙速度
に依存する。最初に高い光沢と不透明さを有する滑らか
な表面を得るには、選択する初期水分含有量はこの発明
では非常に重要な特性である。なぜなら、仕上げ工程が
大きすぎる水分含有量で行われると、巻取紙が不透明さ
のひどい低下や黒化、ガルバナイジングが生じる。これ
らの条件は温度レベルや、カレンダニップにおいて実現
されるZ方向の温度プロフィールの関数である。従っ
て、この発明の方法による仕上げを行うための巻取紙の
臨界水分含有量は紙のタイプによって変わり、また温
度、圧力、巻取紙速度、仕上げ方法によって変わる。
【0012】この発明においては、スーパーカレンダあ
るいは合成ローラカレンダに入ってくる巻取紙の最初の
水分含有量は約4%よりも大きいこと、しかし黒化、ガ
ルバナイジングや不透明さの低下が生じる水分含有量よ
りも小さいことが好ましい。仕上げ装置が機械で駆動さ
れるときには、製紙機械での乾燥の程度を制御して仕上
げに対して所望の水分含有量を与えることは通常簡単な
ことである。仕上げ装置が機械で駆動されないときに
は、ある場合には、仕上げを行う前に巻取紙に水分を加
える必要がある。与えられた条件に対する最大許容水分
含有量、すなわち上述した有害な影響が生じる水分含有
量は、使用する特定の紙及び仕上げ装置に対して通常の
実験によって簡単に決定することができる。スーパーカ
レンダによって仕上げを行う場合には、典型的な動作条
件は2,000psi(140.6 kg/cm2 )以上のニップ
圧力を得るための約1,200〜2,500pliの負
荷と、約100〜210゜Fの間の温度(スチールロー
ラ表面温度)と、約1、000〜3,000fpmのオ
ーダの巻取紙速度である。もっと大きな速度において
は、スーパーカレンダでは装置の利用性に応じて約4,
000pliまでの負荷が使用される。一つあるいは複
数の加熱ドラムと、加熱ドラムとニップした(nip) 関係
にある一つあるいは複数の合成ソフトローラを有する合
成ローラ仕上げ装置に対しては、典型的な動作条件は約
250〜350゜Fのスチールローラ表面温度と、巻取
紙速度1,000〜3,500fpmと、140.6k
g/cm2 )以上のニップ圧力を得るための1,200〜
3,000pliの動作負荷である。合成ローラカレン
ダに対しては、約450゜Fまでの温度と5,000f
pmまでの巻取紙速度が許容可能である。紙のタイプや
コーティングの重量、そして所望する仕上げに応じて、
スーパーカレンダあるいは合成ローラカレンダにおいて
一つあるいは複数のニップを使用してもよい。仕上げ工
程においてある程度の水分が失われるが、この発明に従
って熱荒れの緩和を行うためには、巻取紙は仕上げを行
ったあと、印刷の前に約3.5%以下の水分含有量まで
ポスト乾燥を行わなければならない。この発明に適した
合成ローラには数多くの供給元があり、ベロワ・エック
ス・シー・シー(Beloit XCC)、クラインウェハーズ・エ
ラプラスト(Kleinewefers Elaplast) 、ストウ・ウッド
ワード・プラステック・エー(Stowe Woodward Plastech
A) 、クスターズ・マット・オン・ライン(Kusters Mat
-on-Line) のようなローラがある。
【0013】ポスト乾燥工程は、適度かつほぼ均一な速
度で行うことによって、高水分量仕上げによって達成さ
れる仕上げの劣化を最小限に抑えることが好ましい。ス
ペースが限られているときの既存装置に好ましい乾燥方
法は、例えばIR(赤外線)ヒータを使用した非吹き付
け法である。しかし、適当な条件下で行われるエアー吹
き付けやソフト合成ローラと加熱スチールローラによっ
て形成される低圧加熱ニップ(光沢カレンダ)を使用し
た方法を含む他の乾燥方法も満足な結果の得られること
がわかっている。この場合の低圧とは、コーティングさ
れている、あるいは行われていない紙の大部分のグレー
ドに対して約2,000psiよりも小さいことを意味
する。ポスト乾燥工程の目的は、乾燥装置から出る巻取
紙温度によって特性付けられる乾燥速度で巻取紙を乾燥
することによって、前述した内部繊維ボンディングを行
わせ、オフセット印刷のときに繊維ディボンディングが
生じないようにすることである。このように、巻取紙を
乾燥するための周知の方法は適切に配置すれば(configu
red)この発明に使用できる。
【0014】例1 巻取紙オフセット印刷における印刷表面の熱荒れ効果を
示すために、水分含有量4%、6%、8%において、コ
ーティングされた紙を商業的に(commercially)スーパー
カレンダ掛けした。カレンダ条件は2,000fpm、
1,200〜1,600pli、180゜Fであった。
スーパーカレンダ掛けされたこの紙の第1の組を、シー
ト供給プロセスを用いて一度(once)印刷した。別の二つ
の組を巻取紙オフセット印刷によって異なるプレスで二
度(twice) 印刷した。すべての印刷条件は、ポスト乾燥
を行わずに仕上げされた紙に対して行った。印刷されて
いない制御サンプル(control sample)を含む紙の滑らか
さをベックによって測定した。その結果を図1に示す。
【0015】図1のデータによると、コーティングされ
た紙の印刷されていないときの滑らかさ(unprinted smo
othness)は、仕上げのときの水分含有量が増加するほど
よくなる。一方、シート供給される紙の印刷されたとき
の滑らかさ(printed smoothness)は、印刷されていない
ときの滑らかさとほとんど変わらない。すなわち、シー
ト供給される印刷工程においてはほとんど、あるいはま
ったく熱荒れがない。他方において、巻取紙の印刷され
たときの滑らかさは、特に水分含有量が増加すると劇的
に低下する。従って、巻取紙オフセット印刷工程によっ
て熱荒れ効果が生じることが、この発明の展開において
わかろう。
【0016】例2 乾燥速度の熱荒れ効果に対する影響を示すために、8%
の水分含有量でスーパーカレンダによって仕上げされた
コーティングされた紙をエアー吹き付けしてポスト乾燥
し、巻取紙オフセット印刷の乾燥機を使用することによ
って印刷−乾燥をシミュレートした。エアーの温度は四
つの異なる条件(290゜F、340゜F、390゜
F、425゜F)で変化させ、三つの異なる速度(50
0、750、1,000fpm)で乾燥速度を変えた。
1.3%の水分がスーパーカレンダ工程で失われたた
め、乾燥機に入ってくる紙の水分含有量は6.7%であ
った。図2は温度及び乾燥率(速度)の各条件に対し
て、ベックスムースネスの低下を示している。これらの
結果から、与えられた水分含有量に対して、乾燥機の温
度が上昇するにつれて巻取紙の滑らかさは低下すること
がわかる。従って、エアー吹き付けポスト乾燥は、印刷
機で生じるような紙表面の熱荒れを起こさせることを示
している。このとき、荒れは温度及び乾燥速度が大きい
ほどひどくなる。
【0017】例3 例2で使用したのと同じ紙サンプルをIR(赤外線)ヒ
ータ、非吹き付け乾燥方法によって59%及び100%
出力で乾燥した。乾燥機に入ってくる紙水分含有量は約
6.7%であった。図3は非吹き付け法を使用して巻取
紙を乾燥したときの影響を示しており、特に、適度な乾
燥速度で乾燥したときの荒れの少なさ、すなわち100
%出力に対するIR乾燥機の59%出力における荒れの
程度の小ささを示している。100%出力で乾燥された
紙に対しては、ベックスムースネスは2,300秒から
1,100秒に減少した。一方、59%出力において
は、ベックスムースネスは約2,300秒から1,80
0秒までしか減少しなかった。
【0018】例4 コーティングされた巻取紙オフセット印刷紙の印刷を評
価した結果、高水分量仕上げとこの発明によるポスト乾
燥の有効性が示された。いくつかの紙サンプルはスーパ
ーカレンダ掛けのときに4%及び8%の水分含有量で仕
上げした。仕上げ条件は2,000fpm、180゜
F、5,000psi(351.5 kg/cm2 )以上のニップ
圧力を得るための1,200〜1,600pliであっ
た。サンプルのいくつかは次に異なる乾燥速度で、約
2.8%〜3.2%の範囲の水分含有量までIRによっ
て乾燥した。ポスト乾燥条件と巻取紙出力部温度は、表
1及び表2に示されている。サンプル3〜8は乾燥する
前は2095のベックスムースネスを有していた。サン
プル9は乾燥する前は717のベックスムースネスを有
していた。ポストIR巻取紙出力部温度は乾燥機の出口
から約1フィート(30.48cm)のところで非接触
式のIRパイロメータで測定した。温度は乾燥機から十
分に離れたところで測定して、実際の測定に影響を与え
る可能性のある乾燥機の影響をなくさなければならな
い。
【表1】 ────────────────────────────────── サン 乾燥条件 水分量% ベックスムースネス ポスト乾燥機 プル Wi WF 印刷前 印刷後 出力部温度゜F ────────────────────────────────── 1 なし 8 6.4 2095 841 - 2 なし 4 4.2 717 619 - 3 2 ユニット 8 2.8 973 1266 300 100% 600fpm 4 1 ユニット 8 2.9 1214 1396 260 100% 180fpm 5 3 ユニット 8 3.0 1284 1648 285 65% 600fpm ────────────────────────────────── 注:Wi は仕上げ装置へ入るときの水分含有量を表している WF はポスト乾燥のあとの水分含有量を表している
【表2】 ────────────────────────────────── サン 乾燥条件 水分量% ベックスムースネス ポスト乾燥機 プル Wi WF 印刷前 印刷後 出力部温度゜F ────────────────────────────────── 6 2 ユニット 8 3.0 1619 1973 270 45% 180fpm 7 3 ユニット 8 3.4 1969 2365 205 35% 180fpm 8 3 ユニット 8 3.2 1005 1403 300 100% 1000fpm 9 3 ユニット 4 3.2 619 635 250 100% 2000fpm ────────────────────────────────── 注:Wi は仕上げ装置へ入るときの水分含有量を表している WF はポスト乾燥のあとの水分含有量を表している
【0019】表1のデータ及び図4は、紙が約3.5%
以下の水分含有量までポスト乾燥されると、印刷された
ときの滑らかさが印刷されていないときの滑らかさより
もほとんど常に大きいことを示している。しかし、この
実施例においては、300゜Fよりも高い過酷な巻取紙
出力部温度におけるポスト乾燥によって、高水分量仕上
げで得られる利点が著しく失われた(例えば、300゜
Fの巻取紙出力部温度において元の滑らかさの約半分が
失われているサンプル8を参照のこと)。従って、この
発明において発明の性能を特性付けるために巻取紙出力
部温度を使用していることは理にかなったアプローチで
あるということができる。
【0020】例5 種々のポスト乾燥法の効率を最適化するための研究を行
った。スーパーカレンダ(SC)と合成ローラカレンダ
(SRC)の両方によって仕上げされた紙をIR、ドラ
イヤカン(CAN)及び低圧グロスカレンダニップ(G
C)によってポスト乾燥した。GCポスト乾燥工程は約
1,600psi(112.5 kg/cm2 )のニップ圧力か、
あるいは仕上げに通常使われるニップ圧力よりも小さい
ニップ圧力を使用した。70lb(31.7kg)コーティン
グされた巻取紙オフセット印刷紙に対するデータは、ラ
ディエント乾燥及びコンダクション乾燥の高水分量仕上
げ比較を示す表3に示されている。同様の結果は、他の
グレードの紙に対しても得られた。これらのデータは種
々の乾燥方法を用いた約6%の水分量における巻取紙の
最適なポスト乾燥方法が、200゜F〜260゜Fの範
囲の巻取紙出力部温度で達成できることを示している。
この例に対しては、接触型ポスト乾燥方法に対する巻取
紙出力部温度を巻取紙が加熱ドラムを離れたすぐあとで
非接触型パイロメータを用いて測定した。
【表3】 ────────────────────────────────── サン 仕上げ 乾燥方法 水分量 ベック ポスト乾燥機 プル % スムースネス 出力部温度゜F Wi WF 前 後 ────────────────────────────────── 1 スーパー GC 6.1 2.7 944 973 220 CAN 2.9 1032 200 IR 3.1 829 255 2 300 ゜F GC 6.1 2.8 1314 1650 220 SRC CAN 2.8 1323 205 IR 2.8 1331 260 3 350 ゜F GC 6.2 3.1 1750 2048 220 SRC CAN 3.1 1786 210 IR 3.1 1843 260 4 400 ゜F GC 6.5 3.2 1835 2128 230 SRC CAN 3.2 2258 205 IR 3.6 2222 255 ──────────────────────────────────
【0021】上述した説明とここでの実施例から当該分
野の技術者には明かなように、この発明の方法は巻取紙
オフセット印刷紙の製造に対して重要な利点を提供して
いる。本質的にこの方法は二段階仕上げ法であるため、
製紙業者は印刷機へ、巻取紙オフセット印刷に対して優
れた性能を有するような高品質の紙を提供することがで
きる。従って、この発明は特定の実施例を参照しつつ多
少詳しく説明したが、発明の精神及び添付されている特
許請求の範囲に記載されている発明の範囲内において、
様々な変形及び修正を行えることが理解できよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】巻取紙オフセット印刷の、表面の荒れに対する
影響を示す棒グラフである。
【図2】エアー吹き付け乾燥の、表面滑らかさに対する
影響を示すグラフである。
【図3】ノンインパクト(IR)乾燥の、表面滑らかさ
に対する影響を示すグラフである。
【図4】従来の方法で仕上げされ、次にこの発明に従っ
て印刷の前に仕上げ及び乾燥された紙の表面滑らかさに
対する、巻取紙オフセット印刷の効果を示す棒グラフで
ある。
【図5】この発明による工程を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エリック・ディー・ジョンソン アメリカ合衆国 21530 メリーランド, フリントストーン,ルート 2,ボックス 72 (72)発明者 ブライアン・ジェイ・オートマン アメリカ合衆国 21044 メリーランド, コロンビア,セダー・ファーン・コート 5957 (72)発明者 エス・クレイグ・ペトロ アメリカ合衆国 42001 ケンタッキー, パドカー,レッド・フォックス・トレイル 132

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高い光沢と滑らかさを有していてオフセ
    ット印刷のときに優れた印刷結果が得られるような巻取
    紙を製造する方法であって、 a) 紙の重量パーセントで4%〜10%の範囲の水分含
    有量で紙に対して少なくとも140.6kg/cm2 のニ
    ップ圧力を形成できるような十分な大きさの力で巻取紙
    を仕上げする段階と、 b)印刷を行なう前に、仕上げされた巻取紙を3.5%以
    下の水分含有量まで乾燥する段階と、を有する方法。
  2. 【請求項2】 前記巻取紙を仕上げする段階a)が複数の
    ハードローラ及びソフトローラを有しするスーパーカレ
    ンダ装置を用いて実施され、前記巻取紙が前記ハードロ
    ーラとソフトローラによって形成される少なくとも一つ
    のニップの間に通される請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記スーパーカレンダ装置の少なくとも
    一つのハードローラが加熱されている請求項2記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 前記巻取紙を仕上げする段階a)が滑らか
    な仕上げ用ハードローラと、少なくとも一つの弾力性を
    有するバッキングローラとを用いて実施され、前記巻取
    紙が前記仕上げ用ローラとバッキングローラによって形
    成される少なくとも一つのニップの間に通される請求項
    1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記巻取紙を仕上げする段階a)が第2の
    滑らかな仕上げ用ハードローラと少なくとも一つの弾力
    性を有する別のバッキングローラを用いて実施され、前
    記巻取紙が前記第2の仕上げ用ローラと前記弾力性を有
    する別のバッキングローラによって形成される少なくと
    も一つのニップの間に通され、仕上げ用ハードローラの
    少なくとも一つが加熱されている請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記巻取紙を乾燥する段階b)が140.
    6kg/cm2 以下のニップ圧力と100゜Fから400
    ゜Fの間の温度で少なくとも一つのグロスカレンダ用ニ
    ップを用いて行なわれる請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記巻取紙を乾燥する段階b)がコンベク
    ション、ラディエーション、コンダクションからなるグ
    ループの中から選択される方法によって行なわれる請求
    項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 巻取紙を仕上げする段階a)で得られた仕
    上げの状態を保持するために、前記巻取紙を乾燥する段
    階b)が適度かつほぼ均一な速度で行なわれる請求項1記
    載の方法。
  9. 【請求項9】 前記巻取紙を仕上げする段階a)の水分含
    有量が紙の重量%で6〜8%の範囲内である請求項1記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 高い光沢と滑らかさを与え、オフセッ
    ト印刷を行なうときの巻取紙の熱荒れを防止するような
    オフセット印刷巻取紙の仕上げ方法であって、 a)巻取紙を140.6kg/cm2 以上の圧力と紙の重量
    %で4〜10%の範囲の水分含有量でカレンダ掛けする
    段階と、 b)カレンダ掛けされた巻取紙を 【数1】 で与えられる乾燥速度で3.5%以下の最終水分含有量
    まで乾燥させる段階と、を有し、前記乾燥速度がカレン
    ダ掛けする段階において得られた仕上げ状態の少なくと
    も50%が維持されるように選択されている方法。
  11. 【請求項11】 前記巻取紙を乾燥させる段階b)がコン
    ベクションとラディエーションとコンダクションからな
    るグループの中から選択される方法によって行なわれる
    請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記カレンダ掛けする段階a)のカレン
    ダ掛けがスーパーカレンダか弾力性を有するローラカレ
    ンダからなるグループの中から選択される手段によって
    行なわれる請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 オフセット印刷のときに熱荒れを起こ
    さないような、オフセット印刷で使用される巻取紙の製
    造方法であって、印刷する前に水分含有量が3.5%以
    下になるまで巻取紙を乾燥する段階が設けられている方
    法。
  14. 【請求項14】 オフセット印刷するときに熱荒れを生
    じないようなオフセット印刷用巻取紙であって、印刷す
    る前の水分含有量が3.5%以下である巻取紙。
  15. 【請求項15】 前記巻取紙の少なくとも一つの表面に
    コーティングが施されている請求項14記載の巻取紙。
  16. 【請求項16】 高い光沢と滑らかさを与え、オフセッ
    ト印刷を行なうときの巻取紙の熱荒れを防止するような
    オフセット印刷巻取紙の仕上げ方法であって、 a)前記仕上げ用ローラを250゜F以上の温度まで加熱
    した状態で請求項5に記載の方法に従って巻取紙を仕上
    げする段階と、 b)前記仕上げされた巻取紙を乾燥して300゜F以下の
    巻取紙出力部温度を実現する段階と、を有する方法。
  17. 【請求項17】 前記乾燥を行う段階b)が200゜F〜
    260゜Fの範囲の温度で行われる請求項16記載の製
    造方法。
  18. 【請求項18】 前記乾燥を行う段階b)がコンベクショ
    ンとラディエーションとコンダクションからなるグルー
    プの中から選択される方法によって行なわれる請求項1
    7記載の仕上げ方法。
  19. 【請求項19】 高い光沢と滑らかさを与え、オフセッ
    ト印刷を行なうときの巻取紙の熱荒れを防止するような
    オフセット印刷巻取紙の仕上げ方法であって、 a)前記ハードローラを100゜F〜210゜Fの範囲の
    温度に加熱した状態で請求項3に記載の方法に従って巻
    取紙を仕上げする段階と、 b)前記仕上げされた巻取紙を乾燥して300゜F以下の
    巻取紙出力部温度を実現する段階と、を有する仕上げ方
    法。
  20. 【請求項20】 前記巻取紙を乾燥する段階b)が200
    ゜F〜260゜Fの範囲の温度で行われ、前記乾燥する
    段階b)の乾燥がコンベクションとラディエーションとコ
    ンダクションからなるグループの中から選択される方法
    によって行なわれる請求項19記載の製造方法。
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