JP2006505698A - ウェブの平滑性改善プロセス - Google Patents
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Abstract
本発明は、ウェブとは異なる速度で移動する処理されていない平滑ロールにウェブ表面をかけ、それによって摩擦によって発生する熱を生成し、艶消し面の最上部繊維を可塑化することにより、ウェブ表面の平滑性を改善するプロセスを提供する。驚くべきことに、本発明の発明者は、平滑性の向上を達成するために必要とされる熱の量を発生するために、研磨剤が必要ないことを発見した。
Description
本発明は嵩、密度、歩留まりおよび品質などの他の特性を損なわずに、繊維質ウェブの表面の平滑性を改善するプロセスに関する。特に、本発明は摩擦を生成し、それによって表面の繊維を可塑化するか溶融するのに十分な熱を発生するような方法で、紙/板紙ウェブを滑らかな未処理ロール上を通過させるプロセスに関する。
すべての印刷作業のために、紙/板紙の表面は可能な限り平滑かつ/または均質でなければならない。紙/板紙被印刷物をコーティングした後の最終仕上げプロセスとしてコーティングする前に、またはコーティングしていない紙/板紙のために、紙/板紙の表面の平滑性を改善する典型的プロセスは、シートの圧縮を含む。これをカレンダ仕上げと呼ぶ。カレンダ仕上げでは、紙を大きい圧力に曝して、表面に平滑な仕上げを与える。カレンダ仕上げの目的は、紙の表面を平滑化するか、紙を可塑的に変形して、カレンダ仕上げロールの表面を紙上に複製することである。これは、2本ロールの1つまたは複数のニップ間にウェブを通すことによって実行され、この方法で材料には圧迫と摩擦との両方が与えられ、光沢のある表面が生成される。双方のロールは、等しい硬度でも等しくなくてもよい。プロセスは、使用する圧力を大きくするか、表面の繊維を加熱または加湿して、より柔軟にすることによって向上させることができる。例えば、一つの方法では、ウェブの温度より高い温度の1つまたは複数の加熱したカレンダ仕上げ用ニップに、紙/板紙を通す。仕上げるべき紙/板紙の表面を、加熱したロールに押しつける。加えられた熱は、紙/板紙の表面温度を、繊維が軟化してロールの表面に一致するガラス転移温度まで上昇させる。
多くのタイプのカレンダがあるが、それはすべて、機械的圧迫および滑動力によって表面を平坦にする。従来のカレンダ仕上げは、幾つかの重大な欠点によって阻害される。再加湿した後、カレンダ仕上げによって平滑化した表面は完全に、または部分的に元の形態を再獲得する。紙は、カレンダ仕上げの結果として、その強度特性の35〜40%および元の透明度の25〜35%を失うことがあることも知られている。さらに、カレンダ仕上げ中にシートの多少の収縮または高密度化も発生する。カレンダ仕上げに関する問題に鑑みて、表面を平滑化するために幾つかの異なる方法を見いだすため、多大な努力が払われてきた。
米国特許第5,533,244号は、紙ウェブ上をウェブ自体とは異なる速度で滑動し、摩擦作用を生成する織物ベルトで紙を艶出し加工する方法を開示する。米国特許第4,089,738号は、軟質カレンダ仕上げ装置を開示し、これは紙の表面を擦る摩擦装置として作用する。装置は、元のスーパーカレンダと同じ方法で紙の表面を平滑にする。
製紙業では、ウェブの移送、コーティングおよびカレンダ仕上げなど、異なる目的には様々なタイプのロールを使用できることが知られている。例えば、乾燥ステップでは、原料を乾燥機区間に供給し、ここで原料は蒸気で加熱したローラ上を通過し、乾燥する。乾燥後、紙はサイズ・プレスに供給され、ここでカレンダ仕上げロールなどのローラを通過し、添加剤を加えられて、最終製品に必要な特殊な表面特性を生成する。
米国特許第6,468,133号および第6,497,793号は、錬磨ロールまたは振動錬磨装置または回転錬磨シリンダなどの錬磨手段でウェブの突出部分の大部分を削って除去することにより、紙の表面から高密度のフロックを除去する方法を開示する。米国特許第2,349,704号は、布研磨ロールで紙ウェブの表面を研磨する方法を開示する。ロールの表面は、粉末状にした研磨剤を含み、これが結合剤の助けで表面に結合される。その目的は、スーパーカレンダ・プロセスによるものと同程度まで紙を圧迫し、研磨することであり、この特許の明細書によると、処理した紙の密度は、スーパーカレンダ仕上げプロセス後と同じであり、Baush & Lombの光沢計によって測定した光沢は、処理前より10ポイント高い。米国特許第4,267,215号は、アプリケータ・ロールがウェブの動作方向に対して逆回転するリバース・ロール技術でウェブの表面をコーティングする方法を開示する。米国特許第2,118,763号は、繊維板を処理する方法に関し、この方法は、板を一方向に移動させ、同時に移動する板が、板の表面に接触し、表面が平滑で高温に加熱された1対の対向するローラの作用を受けることで構成され、前記ローラは、板が移動する方向とは反対方向に、はるかに高い速度で回転する。
先行技術はいずれも、繊維質ウェブの表面を平滑化する単純かつ経済的な方法を提供しない。さらに、紙の強度特性は、既知の方法を適用中に低下することが明白である。シートを高密度化せずにカレンダ仕上げから得られる平滑性の向上を達成すると、経済的に大いに有利になる。
本発明の発明者は、先行技術の教示、つまり平滑性を改善するために研磨剤またはカバー付きロールを必要とする教示を無視することにより、またはコーティングしていない平滑ロールを使用することにより、大幅な平滑性の改善を獲得することができる。
したがって、先行技術の欠点を解消し、ウェブの厚さおよび機械的特性をほぼ維持しながら、平滑性を改善するために、繊維質ウェブの表面、特に紙/板紙の表面を処理する新規のプロセスを提供することが、本発明の目的である。
したがって、嵩、密度、歩留まりおよび品質などの他の特性を損なわずに、繊維質ウェブの表面の平滑性を向上させるプロセスを提供することが、本発明の目的である。
繊維質ウェブがコーティングしていない平滑ロール上を通過し、熱を発生させて、繊維の表面を溶融させるのに十分な摩擦を引き起こすよう、ロールの回転速度とウェブの回転速度とが十分に異なるプロセスを提供することが、本発明の目的である。
繊維質ウェブが、ウェブの移動方向と同じ方向または反対方向で回転するコーティングしていない平滑ロール上を繊維質ウェブが通過するプロセスを提供することが、本発明のさらなる目的である。
本発明はさらに、コーティングしていない平滑なプロセスが単純な軟鋼ロールである改善されたプロセスを有する。
本発明はさらに、コーティングしていない平滑ロールが、クロムめっきした単純な軟鋼ロールである改善されたプロセスを有する。
また、本発明は、紙/板紙をウェブに押し当てる軟質バッキング・ロールを含むことができるプロセスを有する。
本発明はさらに、バッキング・ロールがウェブと同じ速度および方法で作動するプロセスを有する。
本発明はさらに、板紙のコーティング、サイズ・プレス処理またはカレンダ仕上げの前に平滑化ステップを加えることが好ましいプロセスを提供する。
本発明の目的は、カレンダ仕上げによる嵩の損失がない状態で、繊維質ウェブの平滑性を改善するプロセスを提供することであり、このプロセスは、カレンダ仕上げの前に紙/板紙をコーティングしていない平滑ロールにかけることを含む。
本発明のさらなる目的は、機械と交差する方向で厚さ制御を提供するためにのみカレンダ仕上げステップが必要であるプロセスを提供することである。その結果、失われる嵩が最少になる。
本発明の利点は、より少ない繊維でシート特性の多くを達成することができることであり、プロセスの結果、厚さを失うことなく表面の平滑性が改善される。
本発明の別の利点は、通常のカレンダ仕上げプロセスでは強力に関連した2つの変数(平滑性と厚さ)を分離し、それによって製紙業者に、厚さを失わずに表面の平滑性が改善された結果の紙を使用するか、紙を厚化することに伴う剛さの改善を獲得するか、繊維を除去して、以前と同じ厚さで終了するかについて、選択肢を与えることである。
製紙業では、ウェブの移送、コーティングおよびカレンダ仕上げなどの様々な目的にロールを使用してきた。本発明は、熱を発生させ、それにより以前はカバー付きの研磨ロールが必要であると考えられていた紙/板紙の平滑性の大きな改善を与えるために、平滑ロールを使用できるという驚くべき発見に基づく。特に、本発明は、ウェブとは異なる速度で移動するコーティングなしの平滑ロールにウェブの表面を曝し、それによって摩擦により発生する熱を生成して、マットの最上部繊維を可塑化することにより、ウェブ表面の平滑性を改善するプロセスを提供する。驚くべきことに、本発明の発明者は、平滑性の向上を達成するために必要な熱の量を発生するために、鋼ロールに研磨剤が必要なかったことを発見した。
「紙/板紙」、「紙」および「板紙」という用語は、セルロースまたはリグノセルロース繊維を含むシート形生成物を指す。「板紙」は「厚紙」と同義である。紙または板紙の坪量は、約30から約500g/m.sup2まで広い範囲内で変動してよい。処理すべきウェブの粗さは、Parker Print Surf方法で測定して約0.1から30.mu.m、好ましくは約1から15.mu.mである。本発明では、シェフィールド粗さテストで測定した通りの粗さは、100〜400ユニット、好ましくは200から325ユニット、もっとも好ましくは125ユニットに変動してよい。本発明は、望ましいいかなる紙または板紙ウェブの処理にも使用することができる。実際的な方法で、「紙」または「紙ウェブ」という用語は、本明細書ではそれぞれ「紙」および「板紙」と「紙ウェブ」および「板紙ウェブ」との両方を指すのに使用される。
本発明の範囲内で、「セルロース」および「リグノセルロース」という用語は、それぞれセルロースおよびリグノセルロース材料に由来する材料を示すために使用される。特に「セルロース」は、木材および他の植物原料の化学パルプ化から獲得可能な材料を指す。したがって、「セルロース繊維」を含むウェブは、例えばクラフト・パルプ、亜硫酸パルプまたはオルガノゾルブ・パルプで作成する。「リグノセルロース」は、機械的繊維解離によって、例えばリファイナ砕木パルプ化(RMP)、加圧リファイナ砕木パルプ化(PRMP)、サーモメカニカル・パルプ化(TMP)、または砕木(GW)または加圧砕木(PGW)、またはケミサーモメカニカル・パルプ化(CTMP)、またはウェブに形成してコーティングすることができる繊維質材料を製造する他の方法など、産業用精製プロセスによって、木材および他の植物原材料から獲得可能な材料を指す。
「微粉」、「フィブリル」および「繊維」という用語は、約10.mu.m未満、通常は0.001から2.mu.mの範囲の断面直径を有する細かく分割された材料を指し、「フィブリル」および「繊維」は、長さと断面直径との比率が約6を上回る材料である。
ウェブを前方に搬送する手段によって達成される外部ウェブ張力ばかりでなく「ウェブ張力」という用語は、コーティングしていない平滑ロールによって発生する摩擦によって生成される張力を示す。
紙/板紙は、網抄紙機などの従来の抄紙機上で製造される。このような機械では、製紙用原料の完成紙料(「完成紙料」は主に水であり、原料(「原料」は、木部繊維のバージン・パルプ、再生パルプまたはバージン・パルプと再生パルプとの混合物、充填材、サイズ剤である)を、紙を形成するテーブルとして働くワイヤ上へヘッドボックス(高速で動作する微細小孔のあるコンベヤ・ベルトまたはスクリーン)から堆積させる。完成紙料が移動するにつれ、ワイヤの下にある重力および吸引ボックスが水を引き出す。通常、紙は抄紙機の「ウェット・エンド」を出た後、なお圧倒的な量の水を含む。したがって、紙はプレス区間に入り、これは一連の重い回転シリンダでよく、紙から水を絞り出し、これをさらに圧縮して、含水量を低下させる。プレス後、紙は乾燥区間に入る。高温の空気または蒸気で加熱したシリンダが紙の両側に接触し、水分を蒸発させて低レベルにする。紙は任意選択でサイズ剤の液体を通過し、それによって有孔性が低下し、印刷インクが紙に浸透せず、表面に留まるのに役立つ。紙は、サイズ剤およびコーティング中の液体を蒸発させる追加の乾燥機を通過することができる。カレンダまたは研磨した鋼ロールは、紙をさらに平滑かつコンパクトにする。大部分のカレンダは光沢を追加するが、鈍い仕上げまたは艶消し仕上げを生成するために使用するカレンダもある。
本発明のステップは、好ましくはウェブに妥当な機械的強度を与えるのに十分な乾燥度までウェブを乾燥した後に、未処理の平滑ロールにウェブを曝すことで構成される。ロールは任意の直径でよい。唯一の条件は、ロールの表面が平滑なことである。ロールは、軟鋼から適切に形成することができる。本発明のプロセスでは、ウェブは2つの対向する表面を有することができ、プロセスは、ウェブの両面を未処理の平滑ロールに曝すことを含む。
本発明による平滑化は、熱を発生させ、それにより紙/板紙の表面繊維を溶融するのに十分な摩擦力を引き起こすような方法で、紙/板紙ウェブの片面または両面を未処理の平滑ロールに接触させることによって実行される。したがって、ロールと平滑化する紙/板紙との速度差は、熱を発生するのに十分な摩擦力を引き起こすのに十分でなければならない。それを実行する最善の方法は、ウェブとは反対方向に進むか、同じ方向であるが、異なる速度で進むようウェブを配置構成することである。限界の速度差は、紙/板紙を作成した木材またはパルプの品質によって決定される。
本発明のプロセスでは、表面と平滑ロールとの良好で均一な接触があることを保証するため、ウェブの平滑ロールとは反対の側で、ウェブと同じ速度および方向で進むバッキング・ロールを使用すると効果的である。ウェブに加える圧力は、紙/板紙の大幅な圧縮が生じない限り、広範囲に変動してよい。通常、表面圧力は約0.01から1000kPaで、好ましくは約1から300kPsである。速度および圧力は、局所的加熱が表面繊維の溶融する程度になるレベルに維持する。熱の発生は、当然、特定の繊維質ウェブおよび圧力によって決定される。例えばロールなどが過熱しないことを保証するため、温度調節用に内部または外部冷却を使用してよい。
ロールの回転は、従来の駆動手段によって実行される。したがって、ロールの動作は、任意のアクチュエータ、および空気圧および油圧シリンダおよび電気モータなどの作動機構によって実行することができる。例えば電気モータなどの原動機に結合したプーリ装着のエンドレス・ベルト・システムなどが、複雑な歯車システムを必要とせずに、都合よく平滑で可変速度の駆動手段をロールに提供する。
したがって、本発明はウェブの移動方向とは反対方向に抄紙機ロールまたは乾燥機箱を駆動することにより、既存の設備を改装することを含む。本発明は、ロールの軸線を旋回自在にレールに装着し、ロールを動作させるよう適合した状態で、処理していない平滑ロールをフレームに取り付けることによっても実行することができる。ロールをウェブに対して横方向に動作させることにより、装置を制御し、それと同時にウェブ張力を調節することができる。ロールの動作方向は、ウェブに対して横方向でなくてもよく、ロールは、例えばシャフトをウェブに対して斜めに、またはウェブに対して円形路に沿って回転することにより動作させることができる。ロールの動作により、距離を、つまりウェブがロール・シェル上で移動する長さを調整することも可能である。平滑化力の調整は、例えばコーティングしていない平滑ロールを、所定のウェブ張力を有するウェブと接触させ、ロールの位置を調整して最終的なウェブ張力を調節するか、ウェブとロールとの間の角度を変化させることにより実行することができる。
本発明により処理される紙/板紙のさらなる処理は、平滑な表面上で直接、または平滑な表面をサイジングするかコーティングした後に実行してよい。さらなるプロセスは通常、平滑な表面の研磨、光カレンダ仕上げ、または新たな乾燥、またはこれらすべての組み合わせを含む。コーティングの目的で、紙/板紙にはポリマ層、バリア層、ラッカ、または通常のコーティング色を設けることができる。これらの紙/板紙は特に、印刷および書き込みおよびインク・ジェット印刷に適している。処理せず、任意選択で光沢品質である製品は、包装、ラッピングおよび袋物の目的にも適切である。
本発明の好ましい実施形態では、ロールは処理していない平滑ロール、つまり表面を研磨材料で処理していないロールである。別の好ましい実施形態では、処理していない平滑ロールは、抄紙機用に準備されている任意のロールに使用するような標準的製造技術によって平滑にされている金属表面で実行することによって形成される。処理していない平滑ロールは、単純な軟鋼ロールまたはクロムめっきロールでよい。ロールは単純な軟鋼ロールであることが好ましい。
本発明による好ましい実施形態では、処理していない平滑ロールと繊維質ウェブとの速度差は、摩擦を引き起こし、それによって紙/板紙の表面繊維を溶融するのに十分な熱を発生させるよう、十分異なっていなければならない。
本発明の別の好ましい実施形態では、紙/板紙はコーティングした紙/板紙、コーティングしていない上質紙、軽量のコート紙/板紙、ライナ、または他の投球のコーティングしていない繊維質材料でよい。本発明のプロセスは、コーティング、サイズ・プレス処理、またはカレンダ仕上げの前に紙/板紙に使用することが好ましい。状況によっては、カレンダ仕上げが必要ないことがある。
好ましい実施形態では、紙/板紙の一方の表面を平滑化するために1つまたは複数のロールを使用する。ロールは、紙/板紙の動作方向とは反対方向または同じ方向に回転することができる。ウェブとコーティングしていない平滑ロールとの間に速度差があることのみが基本的なことである。
本発明は、ウェブの移動方向とは反対方向に抄紙機ロールまたは乾燥機被覆を駆動することにより、既存の設備を単純に改装する機会を広げるという点で、紙/板紙を平滑化するために単純に経済的なプロセスを提供する。したがって、本発明により、特殊な研削ロールの必要も、研削プロセス中に解放される残骸および埃の捕捉に使用する特殊な埃除去機器の必要もなくなる。さらに、以前の方法では、研磨ロール、耐摩耗性が低い紙の等級を使用すると、処理中に層状に剥離し、不具合が生じる。本発明は、高い表面強度の必要性をなくす。さらに、本発明のプロセスは、カレンダ仕上げで必要とされるステップをさらに少なくする。
平滑ロールと研磨ロールとの作用を比較するために、実験を実施した。この実験に使用した板紙は、Sourtheastern USの抄紙機で作成した固体漂白サルフェート(SBS)原材料であった。最小限のカレンダ仕上げを施し、コーティングせずに作成した。試作機器は50cm幅の原材料を使用した。研磨ロールは、HVOFプロセスにてタングステン・カーバイドでコーティングし、約175マイクロインチの最終粗さ平均(Ra)を有した。平滑ロールは単純に、抄紙機で動作するために通常の公差を有するよう製造した鋼ロールで、過度に研磨したり、機能的コーティングで覆ったりしていない。この装置では、紙ウェブをバッキング・ロールで機能的または「能動」ロールに押しつけて保持する。バッキング・ロールはウェブと同じ速度で移動する。バッキング・ロールは、非常に軟質のゴムで作成し、この場合は50というHSA値を有する。バッキング・ロールを変形して所望の結果を獲得するために加える圧力は、非常に小さく、通常は直線1インチあたり30〜10ポンド(pli)である。このような低い圧力は、通常のカレンダで見られるような圧力よりはるかに低く、その結果、カレンダで見られたほどの規模で厚さを損失しない。実験でのウェブ速度は、一般的に毎分300メートルと400メートル(mpm)の間であった。表1は、完全に平滑なロールが研磨ロールとほぼ同じ平滑性を与えることを示す。図1は、表1で見られるデータに対応する。図2は、本発明のコーティングしていない平滑ロールが、固体漂白サルフェート(SBS)にコーティングする前の研磨ロールと比較して、同様の平滑性の改善があることを示す。細線は、実験でニップ圧力に対する平滑性改善の平均値の95%信頼限界を示し、正方形および円は、平均値自体を示す。図3は、当技術分野で知られていることに基づき予想されること、および当業者が予想することを示す。つまり、平滑性は表面粗さを変化させるとは考えられず、したがって処理前と処理後における板紙の平滑性の違いはゼロとなっている。
本発明から逸脱することなく他の変形および改造ができることが明白である。したがって、上述し、添付図面で示した本発明の形態は例示にすぎず、本発明の範囲を制限するものではないことを理解されたい。
Claims (29)
- 繊維質ウェブの表面または紙または板紙の表面の平滑性を向上させるプロセスで、
ウェブ表面を処理していない平滑なロールにかけることを含み、前記ロールの回転速度とウェブの回転速度との差が、摩擦によって熱を発生させ、それにより艶消し面の最上部繊維を可塑化するほど十分であるプロセス。 - 最大で125シェフィールド・ユニットだけウェブ表面の粗さを低下させることを含む、請求項1に記載のプロセス。
- ウェブが2つの対向する表面を有し、プロセスが、ウェブの両面を平滑ロールにかけることを含む、請求項1に記載のプロセス。
- コーティングしていない平滑ロールが単純な鋼ロールである、請求項1に記載のプロセス。
- ロールがウェブと同じ方向に回転する、請求項1に記載のプロセス。
- ロールがウェブの方向とは反対方向に回転する、請求項1に記載のプロセス。
- 紙または板紙が印刷、包装またはラッピング用である、請求項1に記載のプロセス。
- ウェブを、コーティング、サイズ・プレスまたはカレンダ仕上げの前にコーティングしていない平滑ロールにかける、請求項1に記載のプロセス。
- プロセスが軟質バッキング・ロールを使用する、請求項1に記載のプロセス。
- 軟質バッキング・ロールがウェブと同じ速度および方向で移動する、請求項9に記載のプロセス。
- 印刷、包装またはラッピング用の紙または板紙の繊維質ウェブの表面を、ウェブの密度を実質的に上昇させることなく処理するプロセスで、
ウェブ表面を処理していない平滑なロールにかけることを含み、前記ロールの回転速度とウェブの回転速度との差が、摩擦によって熱を発生させ、それにより艶消し面の最上部繊維を可塑化するほど十分であるプロセス。 - 最大で125シェフィールド・ユニットだけウェブ表面の粗さを低下させることを含む、請求項11に記載のプロセス。
- 前記ウェブ表面の表面繊維が溶融するよう、ウェブ表面に対して十分な速度で移動する平滑ロールにウェブ表面を接触させることを含む、請求項11に記載のプロセス。
- ウェブが2つの対向する表面を有し、プロセスが、ウェブの両面を平滑ロールにかけることを含む、請求項11に記載のプロセス。
- コーティングしていない平滑ロールが単純な鋼ロールである、請求項11に記載のプロセス。
- ロールがウェブと同じ方向に回転する、請求項11に記載のプロセス。
- ロールがウェブの方向とは反対方向に回転する、請求項11に記載のプロセス。
- ウェブを、コーティング、サイズ・プレスまたはカレンダ仕上げの前にコーティングしていない平滑ロールにかける、請求項11に記載のプロセス。
- プロセスが軟質バッキング・ロールを使用する、請求項11に記載のプロセス。
- 軟質バッキング・ロールがウェブと同じ速度および方向で移動する、請求項19に記載のプロセス。
- 厚さを減少させずに紙または板紙の繊維質ウェブの表面の平滑性を向上させるプロセスで、
乾燥状態でウェブ表面を処理していない平滑なロールにかけることと、ウェブを前記ロールに接触させることとを含み、前記ロールの回転速度とウェブの回転速度との差が、摩擦によって熱を発生させ、それにより艶消し面の最上部繊維を可塑化するほど十分であるプロセス。 - 最大で125シェフィールド・ユニットだけウェブ表面の粗さを低下させることを含む、請求項21に記載のプロセス。
- 前記ウェブ表面の表面繊維が溶融するよう、ウェブ表面に対して十分な速度で移動する平滑ロールにウェブ表面を接触させることを含む、請求項21に記載のプロセス。
- ウェブが2つの対向する表面を有し、プロセスが、ウェブの両面を平滑ロールにかけることを含む、請求項21に記載のプロセス。
- コーティングしていない平滑ロールが単純な鋼ロールである、請求項21に記載のプロセス。
- ロールがウェブと同じ方向に回転する、請求項21に記載のプロセス。
- ロールがウェブの方向とは反対方向に回転する、請求項21に記載のプロセス。
- 紙または板紙が印刷、包装またはラッピング用である、請求項21に記載のプロセス。
- ウェブを、コーティング、サイズ・プレスまたはカレンダ仕上げの前にコーティングしていない平滑ロールにかける、請求項28に記載のプロセス。
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