JP2677727B2 - 建設機械のロープ式多段伸縮アーム - Google Patents

建設機械のロープ式多段伸縮アーム

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JP2677727B2 JP24684291A JP24684291A JP2677727B2 JP 2677727 B2 JP2677727 B2 JP 2677727B2 JP 24684291 A JP24684291 A JP 24684291A JP 24684291 A JP24684291 A JP 24684291A JP 2677727 B2 JP2677727 B2 JP 2677727B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベル等の建設
機械のアタッチメントとして使用されるロープ式多段伸
縮アームに係り、特にその伸縮機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の多段伸縮アームとして、
図3に示すものが開発されている。この多段伸縮アーム
Aは、例えば、油圧ショベルの建設機械のブーム2等の
フロントアタッチメントに油圧シリンダ3により垂直姿
勢や傾斜姿勢がとれるように取付けられるもので、特公
昭63−47849号において開示されたものである。
この伸縮アームは、図3のX拡大矢視図である図4
(a)およびそのB−B断面図である図4(b)に示す
ように、フロントアタッチメントに取付けられる基端ア
ーム4と、1本以上の可動アームとしての中間アーム5
と先端アーム6とを順次テレスコープ式に挿嵌し、前記
中間アーム5および先端アーム6よりなる可動アームを
連係して伸縮させる油圧シリンダ16および伸縮用ロー
プ10、11、14、15を備え、先端アーム6の下端
に掘削具等の作業具7が取付けられる。
【0003】この伸縮アームAは、基端アーム4の基端
(上端)、先端(下端)の両端に案内シーブ12、13
をそれぞれ取付け、基端アーム4の外周側面の両端部に
一対の固定シーブ18、21を設け、固定シーブ18側
の軸にアーム伸縮用油圧シリンダ16の一端を連結し、
そのピストンロッドの先端に、基端アーム4の外面に沿
って転動するローラ17aを有するハンガー17を取付
け、該ハンガー17の両端に可動シーブ19、20を取
付ける。ロープ15は中間アーム5、先端アーム6およ
び作業具7を支持するアーム収縮用のもので、その一端
を中間アーム5の基端に結合し、基端アーム4の基端に
設けたシーブ12に掛け回し、固定シーブ21と可動シ
ーブ20との間で掛け回し、ロープ15の他端をシーブ
21を取付けたブラケット21aに接続している。ロー
プ14は作業具7を押し込むアーム伸長用のもので、そ
の一端を中間アーム5の基端に結合し、基端アーム4の
先端に設けたシーブ13に掛け回し、固定シーブ18と
可動シーブ19との間で掛け回し、ロープ14の他端を
シーブ18を取付けたブラケット18aに接続してい
る。また、10は先端アーム6を中間アーム5に対して
収縮させるロープで、該ロープ10は一端を基端アーム
4の先端に接続し、中間アーム5の基端に設けたシーブ
8に掛け回し、他端を先端アーム6の基端に接続してい
る。11は先端アーム6を中間アーム5に対して伸長さ
せるロープで、該ロープ11は一端を基端アーム4の先
端に接続し、中間アーム5の先端に設けたシーブ9に掛
け回し、他端を先端アーム6の基端に接続している。
【0004】この伸縮アームAは、油圧シリンダ16を
伸長(収縮)させると、ロープ14、15のシーブ1
8、19または20、21に対する掛け数倍だけの伸長
(収縮)量だけ伸長(収縮)し、これに連動して、先端
アーム6が中間アーム5の2倍の伸長(収縮)量だけ伸
長(収縮)する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような伸縮アーム
Aを、図3に示したように先端にクラムシェルバケット
7を取付けて掘削機として使用する場合、ロープ10、
11、14、15の寿命は実働時間で200〜300時
間程度である。この時間を超えるとロープが切れ、中間
アーム5あるいは先端アーム6が落下するという事故が
起こるおそれがある。そこで従来より種々の対策がとら
れて来た。その一例として、伸縮アームAを取付けた状
態での稼働時間を計測して所定時間を超えると警報を発
するものがあるが、しかしこれでは伸縮アームAが実働
している時間を計測していることにはならないので、実
状に合わない場合が多い。そこで本出願人は、ロープの
実働時間に合わせた計測値を得るため、シーブ8、9、
12、13、18〜21の1つの回転数をロープの稼働
時間として検出し、その時間が所定時間を超えると警報
を発するというものを開発しているが、実状としては、
作業者は安全率をみこして、警報器が警報を発してもこ
れを無視して作業を続ける場合が多々あり、ロープ切断
による中間アーム5や先端アーム6の落下事故が起こる
おそれがある。このようなことから、各メーカーとも、
ロープ切断による中間、先端アームの落下事故を確実に
防止するための対策に苦慮しているのが現状である。
【0006】本発明は、上記した実状に鑑み、ロープ切
断によるアームの落下事故を確実に防止できる構成の建
設機械のロープ伸縮式多段伸縮アームを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、建設機械本体に取付けられる基端アーム
と、1本以上の可動アームとをテレスコープ式に挿嵌
し、前記可動アームの伸縮用ロープを備えた建設機械の
ロープ式多段伸縮アームにおいて、前記伸縮用ロープの
うちの少なくともアーム収縮用ロープを2本にしたこと
を特徴とする。
【0008】
【作用】本発明は、上記構成を有するので、2本のロー
プのうちの1本が切断されても、他の1本が残りの可動
アームを支持するため、これらの可動アームの落下が防
止される。
【0009】
【実施例】図1は本発明による伸縮アームの一実施例を
示す斜視図である。図1において、図3、図4と同じ符
号は等価機能を有する部品を示す。本実施例において
は、中間アーム5を基端アーム4に対して収縮させるロ
ープを15A、15Bに示すように2本にすると共に、
先端アーム6を基端アーム4および中間アーム5に対し
て収縮させるロープも10A、10Bで示すように2本
にしている。
【0010】中間アーム5を収縮させるロープ15A、
15Bは、可動シーブ20A、20B(これらの可動シ
ーブ20A、20Bは、前記ハンガー17の一端に設け
た軸32に取付けられる)と、固定シーブ21A、21
B(該各固定シーブ21A、21Bは、基端アーム4に
固設したブラケット30、30間に支持させた軸31に
取付けられる)との間に掛け回し、各一端を後述の機構
により、ばね22A、22Bを介してブラケット30、
30に接続し、他端側は、基端アーム4の基端のシーブ
12A、12Bに掛け回して中間アーム5の基端側に接
続している。
【0011】中間アーム5を基端アーム4に対して伸長
させるロープ14は前記従来例と同じように1本のみ設
け、取付け構造も従来例と同じである。伸縮用油圧シリ
ンダ16は、従来例と異なり、前記ブラケット30、3
0間に支持させた軸31と前記ハンガー17に設けた軸
32とに両端を連結して取付けている。
【0012】前記先端アーム6を基端アーム4および中
間アーム5に対して収縮させるロープ10A、10B
は、一端を先端アーム6の基端に連結し、中間アーム5
の基端のシーブ8A、8Bに掛け回し、続いて基端アー
ム4の先端のシーブ28A、28Bに掛け回し、基端ア
ーム4にばね23A、23Bを介して接続している。ア
ーム伸長用ロープ9、11の取付け構造は前記従来例と
同様である。
【0013】図2はばね22Aのブラケット30あるい
は基端アーム4への接続機構を示す側面図で、他のばね
22B、23A、23Bの取付けにも同様の構造が採用
されるものである。このばね22Aの接続機構は、ロー
プ15Aの端部にロッド24を連結し、該ロッド24
を、ブラケット30に固定した取付け板25にロッド2
4の軸方向に移動自在に貫挿し、ロッド24に前記ばね
22Aを嵌めて前記取付け板25と受板27との間に介
在させ、受板27のロッド24上の位置をロッド24の
ねじ部24aに螺合した調整ナット25のねじ込み深さ
を変えることによって調整し、これにより左右のロープ
15A、15Bの張力がバランスするように構成されて
いる。
【0014】この構成によれば、収縮用ロープ15A、
15Bあるいは10A、10Bが同時に切断される確率
は非常に少なく、また一方が切断されればロープがばら
けてただちにこれが作業者に認識され、また、該伸縮ア
ームAの円滑な伸縮動作ができなくなるため、作業を中
断せざるをえない。したがって、中間アーム5あるいは
先端アーム6のロープ切断による落下事故を防止でき
る。また、ばね22A、22Bあるいは23A、23B
により、左右のロープ15Aと15B、あるいはロープ
10A、10Bの張力が均一になり、伸縮アームAの円
滑な伸縮動作が行われる。また、ロープ15A、15
B、10A、10Bの巻上げ終了時におけるこれらのロ
ープがたるんで乱れることが防止される。
【0015】なお、伸縮アームAの伸長用ロープ11、
14が切断しても、中間アーム5や先端アーム6は収縮
用ロープ15A、15B、10A、10Bにより支持さ
れているので、落下するおそれはないが、これらのロー
プ9、11も2本にしても良い。
【0016】
【発明の効果】請求項1によれば、少なくとも伸縮アー
ムの収縮用ロープを2本にしたので、ロープ切断による
中間、先端アームの落下事故を防止することができる。
【0017】請求項2によれば、2本のロープをばね力
調整機構を付帯したばねを介してアームに接続したの
で、2本のロープの張力のアンバランスを解消し、伸縮
アームの円滑な伸縮が行え、ロープ巻取り終了時のロー
プの乱れも防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による伸縮アームの一実施例を示す斜視
図である。
【図2】本実施例のロープ端部接続用ばねの取付け機構
を示す側面図である。
【図3】従来の伸縮アームを取付けた建設機械の一例を
示す側面図である。
【図4】(A)は図3のX拡大矢視図、(B)は(A)
のB−B断面図である。
【符号の説明】
A 伸縮アーム 4 基端アーム 5 中間アーム 6 先端アーム 8A、8B、9、13、28A、28B シーブ 10A、10B、15A、15B 収縮用ロープ 11、14 伸長用ロープ 17 ハンガー 18、21A、21B 固定シーブ 19、20A、20B 可動シーブ 22A、22B、23A、23B ばね

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建設機械本体に取付けられる基端アーム
    と、1本以上の可動アームとをテレスコープ式に挿嵌
    し、前記可動アームの伸縮用ロープを備えた建設機械の
    ロープ式多段伸縮アームにおいて、前記伸縮用ロープの
    うちの少なくともアーム収縮用ロープを2本にしたこと
    を特徴とする建設機械のロープ式多段伸縮アーム。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記2本にしたロープ
    の端部をばね力調整機構を付帯したばねを介してアーム
    に接続したことを特徴とする建設機械のロープ式多段伸
    縮アーム。
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