JP2677388B2 - 無機質板の製造方法 - Google Patents
無機質板の製造方法Info
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- JP2677388B2 JP2677388B2 JP16847888A JP16847888A JP2677388B2 JP 2677388 B2 JP2677388 B2 JP 2677388B2 JP 16847888 A JP16847888 A JP 16847888A JP 16847888 A JP16847888 A JP 16847888A JP 2677388 B2 JP2677388 B2 JP 2677388B2
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は無機質板の製造方法に関し、詳しくはシリ
カ源として流動床燃焼炉で生じる燃焼灰を用いた無機質
板の製造方法に関する。
カ源として流動床燃焼炉で生じる燃焼灰を用いた無機質
板の製造方法に関する。
従来、微粉炭燃焼ボイラーの廃ガス中に含まれる灰の
微粉粒子であるフライアッシュをシリカ源として利用し
て、無機質板材を製造する手段が種々開示されている
(例えば特開昭59−92956号後公報、同59−92957号公
報)。
微粉粒子であるフライアッシュをシリカ源として利用し
て、無機質板材を製造する手段が種々開示されている
(例えば特開昭59−92956号後公報、同59−92957号公
報)。
ところで、燃焼炉として、上述のような高温燃焼炉の
他に、流動床燃焼炉が知られている。
他に、流動床燃焼炉が知られている。
この流動床燃焼炉は、従来の微粉炭燃焼方式と異な
り、粉炭を石灰石やシリカ粒子などの流動媒体と共に流
動状態で燃焼させる方式で(1984年日本化学会「化学と
工業」第37巻12号参照)燃焼温度が750゜〜950゜と極端
に低いためNOXの発生量が著しく減少するばかりでなく
石灰石の添加によって同時脱硫できる長所を持ち、さら
に、燃焼の効率化、炉の小型化、低品位炭の使用などの
利点が数多く、広範に普及しつつある。
り、粉炭を石灰石やシリカ粒子などの流動媒体と共に流
動状態で燃焼させる方式で(1984年日本化学会「化学と
工業」第37巻12号参照)燃焼温度が750゜〜950゜と極端
に低いためNOXの発生量が著しく減少するばかりでなく
石灰石の添加によって同時脱硫できる長所を持ち、さら
に、燃焼の効率化、炉の小型化、低品位炭の使用などの
利点が数多く、広範に普及しつつある。
さらに、この流動床燃焼によって得られた灰は燃結度
が低く、非表面積が大きく、従来の石炭灰に比べて反応
性が高いと考えられる。
が低く、非表面積が大きく、従来の石炭灰に比べて反応
性が高いと考えられる。
従って、無機質製品のシリカ源として有効利用出来る
ものと考えられる。
ものと考えられる。
しかし、上記流動床燃焼炉の灰は燃焼温度が低いた
め、未然カーボンを大量に含み(15〜20%通常のフライ
アッシュは5%以下)、相対的にSiO2含有率が少なくな
るので、セメントマトリックスの硬化反応に必要なSiO2
量が不足する傾向にあり、また、脱硫剤としてCaCO3を
用いるため灰中にかなり多量の石こうを含み、これが成
形体の耐水性や強度を劣化させる要因となる他、脱硫剤
としてのCaCO3の配合量は石炭中の硫黄との反応当量の
5倍以上となっているので燃焼後の灰中に生石灰(Ca
O)を多量に含み、これがセメントの硬化反応に消費さ
れずに成形体中にCaOの形として残ると養生工程時に消
化反応によるポップアウト現象や膨張破壊を生ぜしめる
欠点が有った。
め、未然カーボンを大量に含み(15〜20%通常のフライ
アッシュは5%以下)、相対的にSiO2含有率が少なくな
るので、セメントマトリックスの硬化反応に必要なSiO2
量が不足する傾向にあり、また、脱硫剤としてCaCO3を
用いるため灰中にかなり多量の石こうを含み、これが成
形体の耐水性や強度を劣化させる要因となる他、脱硫剤
としてのCaCO3の配合量は石炭中の硫黄との反応当量の
5倍以上となっているので燃焼後の灰中に生石灰(Ca
O)を多量に含み、これがセメントの硬化反応に消費さ
れずに成形体中にCaOの形として残ると養生工程時に消
化反応によるポップアウト現象や膨張破壊を生ぜしめる
欠点が有った。
この発明は上記問題点に鑑み、流動床燃焼炉より生じ
る燃焼灰の有効利用、とりわけ、無機質板材の製造原料
として有効利用出来る無機質板の製造方法を得ることを
目的としてなされたものである。
る燃焼灰の有効利用、とりわけ、無機質板材の製造原料
として有効利用出来る無機質板の製造方法を得ることを
目的としてなされたものである。
即ち、この発明の無機質板の製造方法はセメント1に
対し、1.1〜3.0重量部の石炭灰と、0.15〜1.0重量部の
消石灰と、0〜0.45重量部の水酸化マグネシウムと0.15
〜0.65重量部のパルプ及び0.15〜0.65重量部のパーライ
トとから成る組成物において、上記石炭灰のうち、70重
量%以下を流動床灰として成る配合組成物を水の存在下
で板上に成形し、養生硬化することを特徴とするもので
ある。
対し、1.1〜3.0重量部の石炭灰と、0.15〜1.0重量部の
消石灰と、0〜0.45重量部の水酸化マグネシウムと0.15
〜0.65重量部のパルプ及び0.15〜0.65重量部のパーライ
トとから成る組成物において、上記石炭灰のうち、70重
量%以下を流動床灰として成る配合組成物を水の存在下
で板上に成形し、養生硬化することを特徴とするもので
ある。
この発明において使用される流動床灰は、既述のよう
に流動床燃焼炉より大量に排出される燃焼灰が使用され
る。
に流動床燃焼炉より大量に排出される燃焼灰が使用され
る。
上記流動床灰は、高温燃焼ガス中に含まれるフライア
ッシュと表1のような成分の相違を有し、特にセメント
マトリックスの硬化反応に役立つ、シリカ分(SiO2)が
フライアッシュに比し少なく、また、生石灰分(CaO)
が多い。
ッシュと表1のような成分の相違を有し、特にセメント
マトリックスの硬化反応に役立つ、シリカ分(SiO2)が
フライアッシュに比し少なく、また、生石灰分(CaO)
が多い。
そこで、流動床灰をシリカ分として添加するが、シリ
カ分の不足を補うため従来のフライアッシュとを混合配
合し、全体としてのシリカ分の過不足を無くする。
カ分の不足を補うため従来のフライアッシュとを混合配
合し、全体としてのシリカ分の過不足を無くする。
なお、流動床灰を石炭灰のうち、70重量%以下とする
のは、70重量%より多くすると、シリカ分の相対的不足
のため、出来上がった板材の曲げ強度が低下し、また、
生石灰の消化によるポップアウト現象や膨張破壊などが
発生し、さらに耐水性も低下するからである。
のは、70重量%より多くすると、シリカ分の相対的不足
のため、出来上がった板材の曲げ強度が低下し、また、
生石灰の消化によるポップアウト現象や膨張破壊などが
発生し、さらに耐水性も低下するからである。
なお、流動床灰中に含まれる生石灰の消化によるポッ
プアウト現象あるいは膨張破壊を防ぐため、流動床灰を
予備水和させ、これを用いても良い。
プアウト現象あるいは膨張破壊を防ぐため、流動床灰を
予備水和させ、これを用いても良い。
なお、他のセメント、消石灰、水酸化マグネシウム、
パルプ及びパーライト等は従来周知のいわゆるフライア
ッシュ配合と同一とされる。
パルプ及びパーライト等は従来周知のいわゆるフライア
ッシュ配合と同一とされる。
次に、この発明の実施例を説明する。
表2の配合にて、必要な水と均一混合し、厚さ5mm、
長さ1m、幅45cmの試験板を作成し、オートクレーブで養
生後、曲げ強度(kg/cm2)、絶乾比重、及び釘打限界合
格率(20×20mm(%))の試験を行なったところ、表2
下欄の結果となった。
長さ1m、幅45cmの試験板を作成し、オートクレーブで養
生後、曲げ強度(kg/cm2)、絶乾比重、及び釘打限界合
格率(20×20mm(%))の試験を行なったところ、表2
下欄の結果となった。
〔効果〕 この発明は以上説明したように、多量に廃出される流
動床灰を、フライアッシュとの併用によりその欠点を補
って、シリカ源として充分に使用可能となし、充分な強
度を発揮させ得、もってきわめて省資源を図る無機質板
の製造方法とすることが出来たのである。
動床灰を、フライアッシュとの併用によりその欠点を補
って、シリカ源として充分に使用可能となし、充分な強
度を発揮させ得、もってきわめて省資源を図る無機質板
の製造方法とすることが出来たのである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 16:06)
Claims (2)
- 【請求項1】セメント1に対し、1.1〜3.0重量部の石炭
灰と、0.15〜1.0重量部の消石灰と、0〜0.45重量部の
水酸化マグネシウムと0.15〜0.65重量部のパルプ及び0.
15〜0.65重量部のパーライトとからなる組成物におい
て、上記石炭灰のうち、70重量%以下を流動床灰として
成る配合組成物を水の存在下で板状に成形し、養生硬化
することを特徴とする無機質板の製造方法。 - 【請求項2】流動床灰が予め水と混合された予備水和さ
れたものである特許請求の範囲第1項記載の無機質板の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16847888A JP2677388B2 (ja) | 1988-07-06 | 1988-07-06 | 無機質板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16847888A JP2677388B2 (ja) | 1988-07-06 | 1988-07-06 | 無機質板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0218344A JPH0218344A (ja) | 1990-01-22 |
JP2677388B2 true JP2677388B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=15868842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16847888A Expired - Fee Related JP2677388B2 (ja) | 1988-07-06 | 1988-07-06 | 無機質板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2677388B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2578320B2 (ja) * | 1994-06-23 | 1997-02-05 | 日新電機株式会社 | 部分放電検知方法および部分放電検知装置 |
-
1988
- 1988-07-06 JP JP16847888A patent/JP2677388B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0218344A (ja) | 1990-01-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |