JP2677171B2 - テスト機能付並列型a/d変換装置 - Google Patents

テスト機能付並列型a/d変換装置

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JP2677171B2
JP2677171B2 JP5253869A JP25386993A JP2677171B2 JP 2677171 B2 JP2677171 B2 JP 2677171B2 JP 5253869 A JP5253869 A JP 5253869A JP 25386993 A JP25386993 A JP 25386993A JP 2677171 B2 JP2677171 B2 JP 2677171B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテスト機能付き並列型A
/D変換装置に関し、特に、テスト対象のA/D変換器
にテスト用の電圧を発生するテスト電圧発生機能を付加
した並列型A/D変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、画像信号処理等に用いられてい
る並列型A/D変換器のテストの機能を有する従来技術
の並列型A/D変換装置一例を示すブロック図である。
ここでは、説明を単純にするために、3ビットの並列型
A/D変換器を例として説明する。
【0003】この並列型A/D変換装置は、テスト対象
の並列型A/D変換器3と、出力が並列型A/D変換器
3のアナログ入力端子8に接続される電源18と、入力
が並列型A/D変換器3のディジタル出力端子9、10
および11に接続されたバッファ・メモリ20とから構
成される。
【0004】さらに、図4に示すテスト対象の並列型A
/D変換器3は、高電位側基準電源電圧Vref1が供給さ
れる基準電圧端子5および低電位側基準電源電圧Vref2
が供給される基準電圧端子6を両端とした抵抗ラダー
(R1〜R9)と、アナログ入力電圧Vinが供給され
るアナログ入力端子8を一方の入力端子に接続し、所定
の基準電圧を供給する抵抗ラダー(R1〜R9)の分割
端(TP1〜TP8)を他方の入力端子に接続し、アナ
ログ入力電圧Vinと分割端(TP1〜TP8)に発生
する分割電圧とを比較して出力信号を出力する出力端
(CO1〜CO8)とを有する比較器(CP1〜CP
8)と、入力が比較器(CP1〜CP8)の出力端子
(CO1〜CO8)に接続され出力が並列型A/D変換
器3のディジタル出力端子9、10および11に接続さ
れるエンコーダ19とにより構成される。また、抵抗ラ
ダー(R1〜R9)は、R2=R3=R4=R5=R6
=R7=R8、R1=R9=R2/2の関係を満たして
いる。
【0005】次に、並列型A/D変換器3の動作につい
て説明する。
【0006】この並列型A/D変換器3は、アナログ入
力端子8よりアナログ入力電圧Vinが入力され、アナ
ログ入力電圧Vinと基準電圧Vref1およびVref2を抵
抗ラダー(R1〜R9)によって分圧される端子(TP
1〜TP8)の電圧とが比較(CP1〜CP8)により
比較される。比較器(CP1〜CP8)の各出力(CO
1〜CO8)がエンコーダ19に入力され、エンコーダ
19により2進コードの出力(D1〜D3)に変換され
て、ディジタル出力(D1〜D3)をディジタル出力端
子(9〜11)に出力する。
【0007】例えば、アナログ入力電圧Vinが、抵抗
ラダー(R1〜R9)の分割端(TP5とTP6)の中
間の電圧である場合、テスト対象の並列型A/D変換器
3に故障が無ければ、比較器(CP6〜CP8)の出力
(CO6〜CO8)はハイレベル(以下、Hとする)と
なり、比較器(CP1〜CP5)の出力(CO1〜CO
5)はローレベル(以下、Lとする)となり、比較器の
出力(CO1〜CO8)に対応するディジタル出力(D
1、D2、D3)=(0、1、1)を出力する。
【0008】次に、図4に示す並列型A/D変換器3の
テスト機能を有する並列型A/D変換装置の動作につい
て説明する。
【0009】この並列型A/D変換装置は、テスト対象
並列型A/D変換器3に、並列型A/D変換器3の変換
速度に対して非常に速度の緩やかなテスト用のランプ電
圧21が電源18より印加され、入力されるランプ電圧
21の各電圧が並列型A/D変換器3の抵抗ラダー(R
1〜R9)の各隣あう分割端、例えば、分割端(TP3
またはTP4)の中間電圧におけるときの並列型A/D
変換器3のディジタル出力D(1〜D3)をバッファ・
メモリ20に記憶保持する。
【0010】テスト対象の並列型A/D変換器3は、抵
抗(R1〜R9)のばらつきまたは比較器(CP1〜C
P9)のオフセット等により、アナログ入力電圧Vin
に対して本来期待されるディジタル出力が出力されない
という故障を有する場合があり、バッファ・メモリ20
に記憶保持された各ディジタル出力が、電源18により
与えられた各入力電圧に対して並列型A/D変換器が故
障が無いとき本来期待されるディジタル出力と一致する
か否かにより、テスト対象の並列型A/Dが故障を有す
るか否かを判断する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の並列型A/D変換装置のテスト動作において
は、テスト対象の並列型A/D変換器にテスト用の高精
度のランプ電圧を与えるための高性能な電源およびディ
ジタル出力を取り込むための高速なバッファ・メモリを
必要とし、この並列型A/D変換装置の集積化ために
は、回路構成が複雑になり、そのコストが非常に高くな
るという問題点があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のテスト機能付並
列型A/D変換装置は、高電位側基準電圧および低電位
側基準電圧の供給を受けアナログ信号をNビット(Nは
整数)のディジタル信号に変換する並列型A/D変換器
と、外部制御端子により前記アナログ信号と前記並列型
A/D変換器の機能をテストするテスト信号とを切換え
て前記並列型A/D変換器へ供給する第1の切換えスイ
ッチ回路と、前記高電位側基準電圧よりこの高電位側基
準電圧と前記低電電位側基準電圧の差電圧を2N で除し
た量子化電圧のn倍(nは1〜2N の整数)の電圧分降
下した階段状電圧を前記テスト信号として発生するテス
ト電圧発生回路とを有する構成である。
【0013】また、本発明のテスト機能付並列型A/D
変換装置は、前記テスト電圧発生回路を制御する2N
のクロック信号を生成するクロック信号生成回路を有す
る構成とすることもできる。
【0014】さらにまた、本発明のテスト機能付き並列
型A/D変換装置のテスト電圧発生回路は、前記高電位
側基準電圧端子を電圧基準端子とし、前記高電位側基準
電圧より前記量子化電圧分降下した電圧端子を第1の入
力端子とするアナログ減算器と、このアナログ減算器の
第2の入力端子に出力端子が接続された電圧利得1倍の
増幅器と、第1の出力端子が前記アナログ減算器の出力
端子に接続され、第2の出力端子が前記電圧利得1倍の
増幅器の入力端子に接続され、前記第1の出力端子は第
1の入力端子あるいは第2の入力端子のどちらかに接続
され、前記第2の出力端子は前記第1の入力端子あるい
は第2の入力端子の残る端子に接続され、前記第1およ
び第2の入力端子それぞれ交互に前記電圧利得1倍の増
幅器の入力端子または前記アナログ減算器の出力端子に
接続される第2の切り換えスイッチ回路と、一端がこの
第2の切り換えスイッチ回路の第1の入力端子に接続さ
れ、他端が前記電圧基準端子に接続される第1の電圧保
持容量と、一端が前記第2の切り換えスイッチ回路の第
2の入力端子に接続され、他端が前記電圧基準端子に接
続される第2の電圧保持容量と、入力端が前記第2の切
り換えスイッチ回路の第1の入力端子に接続され出力端
が前記電圧基準端子に接続される第1のスイッチ回路
と、入力端が前記第2の切り換えスイッチ回路の第2の
入力端子に接続され他端が前記電圧基準端子に接続され
る第2のスイッチ回路と、を有する構成とすることもで
きる。
【0015】またさらに、本発明のテスト機能付並列型
A/D変換装置のアナログ減算器は、反転入力が第1の
抵抗の一端および第2の抵抗の一端に接続され非反転入
力が第3の抵抗の一端および第4の抵抗の一端に接続さ
れ出力が前記第1の抵抗の他端に接続される演算増幅器
を有し、前記第2の抵抗の他端は前記第の入力端子に
接続され前記第3の抵抗の他端は前記第の入力端子に
接続され前記第4の抵抗の他端は前記電圧基準端子に接
続される構成とすることもできる。
【0016】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明について説
明する。
【0017】図1は、本発明の一実施例のテスト機能付
A/D機能付A/D変換装置のブロック図である。本発
明の一実施例のテスト機能付A/D変換装置は、従来技
術の並列型A/D変換器と同じ構成の3ビットのA/D
変換器3を有し、この並列型A/D変換器3は、基準電
圧端子5および6のそれぞれを両端とした抵抗ラダー
(R1〜R9)を有し、アナログ入力端子8が切り換え
スイッチ回路2の出力端子29に接続され、出力端子
(9〜11)をディジタル出力(D1〜D3)が出力さ
れるディジタル出力端子(9〜11)を有する。
【0018】V0=q=(Vref1−Vref2)/8 なる量子化幅基準電圧V0が並列型A/D変換器から供
給され、クロック信号生成回路4からの制御信号(CL
K1〜CLK3)により制御され、出力端子31が切り
換えスイッチ回路2の一方の入力端に接続されたテスト
電圧発生回路1と、テスト制御端子27から印加される
テスト制御信号TESTにより、アナログ入力端子28
とテスト電圧発生回路1の出力端子31のどちらか一方
の端子が入力となるよう制御され、出力29が並列型A
/D変換器3の入力端子8に接続された切り換スイッチ
回路2と、出力が並列型A/D変換器3とテスト電圧発
生回路1に接続されたクロック信号生成回路4とから構
成される。
【0019】次に、この実施例のテスト機能付A/D変
換装置の各ブロックの動作について説明する。
【0020】テスト制御信号TESTにより制御された
切り換えスイッチ回路2により、並列型A/D変換器3
をテストする状態とアナログ入力電圧VinをA/D変
換する状態とに切り換える。
【0021】アナログ入力電圧VinをA/D変換する
状態においては、切り換えスイッチ回路2によりアナロ
グ入力端子28と並列型A/D変換器の入力端子8とが
接続され、アナログ入力電圧Vinが3ビットのディジ
タル出力(D1〜D3)に変換される。
【0022】並列型A/D変換器3をテストする状態に
おいては、始めに、切り換えスイッチ回路2によりテス
ト電圧発生回路1の出力端子31とテスト対象の並列型
A/D変換器3の入力端子8が接続される。次いで、ク
ロック信号生成回路4からの制御信号CLK1により、
テスト電圧発生回路1がテスト電圧を生成するための初
期状態となる。
【0023】さらに、クロック信号生成回路4からの制
御信号CLK2およびCLK3により、並列型A/D変
換器3をテストするためのテスト電圧Vtestn が Vtestn =−n・q+Vref1(n=1〜8) として生成され、テスト対象の並列型A/D変換器3に
入力される。
【0024】すなわち、本発明においては、従来の技術
で述べた高性能な電源より外部から供給されるランプ電
圧に相当するステップ幅qの階段状電圧を内部で生成し
て供給し、テスト対象の並列型A/D変換器の全ディジ
タル出力をテストすることが出来る。
【0025】同様に、今回一例として示した3ビット並
列型A/D変換器より高分解能の並列型A/D変換器に
おいても、テスト電圧発生回路よりテスト対象の並列型
A/D変換器に印加されるテスト電圧Vtestn は、テス
ト対象の並列型A/D変換器3の全ディジタル出力をテ
ストすることができるテスト電圧となる。
【0026】テスト電圧発生回路1の構成例を示す図2
およびその動作を示すタイムチャートである図3を参照
すると、このテスト電圧発生回路1のアナログ減算器1
2は、反転入力が抵抗r1およびr2のそれぞれの一端
に接続され、非反転入力が抵抗r3およびr4のそれぞ
れの一端に接続され、出力36が切り換えスイッチ回路
2の一方の入力端と抵抗r1の他端と切り換えスイッチ
回路13の入力の一方の出力端子O1に接続された演算
増幅器16と、演算増幅器16の反転入力と出力間に接
続された抵抗r1と、一端が演算増幅器16の反転入力
に接続され他端が並列型A/D変換器3の基準電圧V
ref1より量子化幅qの電圧が降下した電位(Vref1
q)を有する基準電圧端子32に接続された抵抗r2
と、非反転入力と電圧利得1倍の増幅器17の出力間に
接続された抵抗r3と、非反転入力と基準電圧端子35
との間に接続された抵抗r4とから構成される。
【0027】また、電圧利得1倍の増幅器17は、入力
が切り換えスイッチ回路13の他方の出力端O2に接続
され、出力がアナログ減算器12の一方の入力端34で
ある抵抗r3の一端に接続されている。また、切り換え
スイッチ回路13は、入力端子I1が電圧保持容量C1
の一端およびスイッチ回路15の入力端40に接続さ
れ、出力端子O1が演算増幅器16の出力端子36およ
び切り換えスイッチ回路2の一方の入力端に接続され、
制御信号CLK2により、出力端子O1が入力端子I1
またはI2のどちらか一端に接続されるスイッチと、入
力端子I2が電圧保持容量C2の一端およびスイッチ回
路14の入力端に接続され、出力端子O2が電圧利得1
倍の増幅器17の入力端子に接続され、制御信号CLK
3により、出力端子O2が入力端子I1またはI2のど
ちらか一端に接続されるスイッチとから構成される。
【0028】また、スイッチ回路14は、制御信号CL
K1に制御されて、出力が基準電圧端子33に接続さ
れ、入力が前記切り換えスイッチ回路13の一方の入力
端子I2に接続されており、また、スイッチ回路15
は、制御信号CLK1に制御されて、出力が基準電圧端
子33に接続され、入力が切り換えスイッチ回路13の
他方の入力端子I1に接続されている。
【0029】また、電圧保持容量C1は切り換えスイッ
チ回路13の一方の入力端子I1と基準電圧端子33間
に接続されており、電圧保持容量C2は切り換えスイッ
チ回路13の一方の入力端子I2と基準電圧端子33間
にそれぞれ接続されている。また、図2において、電圧
V1およびV2は、それぞれ電圧保持容量C1およびC
2に保持される電圧であり、電圧Voutn(n=1〜8)
は、基準電圧端子33の電圧である基準電圧Vref1に対
するアナログ減算器12の出力電圧である。また、抵抗
r1,r2,r3およびr4のそれぞれの抵抗値の関係
ならびに電圧保持容量C1およびC2のそれぞれの容量
値の関係は、r1=r2=r3=r4、C1=C2とす
る。
【0030】次に、テスト電圧発生回路1の動作につい
て、図3に示す各信号を参照して説明する。
【0031】始めに、テスト制御信号TESTがHにな
り、テスト機能付きA/D変換装置は自己のテスト対象
のA/D変換器3をテストする状態となる。次いで、制
御信号CLK1がHとなり、図2に示すスイッチ回路1
4およびスイッチ回路15が導通し、電圧保持容量C1
およびC2のそれぞれの両端の電圧V1およびV2のそ
れぞれが V1=V2=0 となり、テスト電圧発生回路1がテスト電圧Vtestn を
発生するためのテスト初期状態となる。
【0032】次に、制御信号CLK2がHとなり、アナ
ログ減算器12の出力端子が電圧保持容量C1に接続さ
れ、同時に、制御信号CLK3がLとなり、電圧利得1
倍の増幅器17の入力端子が電圧保持容量C2に接続さ
れ、電圧V1は V1=Vout1=−q となり、テスト電圧Vtest1 は Vtest1 =−q+Vref1 となり、テスト対象の並列型A/D変換器3に入力され
る。
【0033】次に、制御信号CLK2がLとなり、アナ
ログ減算器12の出力端子が電圧保持容量C2に接続さ
れ、同時に、制御信号CLK3がHとなり、電圧利得1
倍の増幅器17の入力端子が電圧保持容量C1に接続さ
れ、電圧V2は V2=Vout2=−2q となり、テスト電圧Vtest2 は Vtest2 =−2q+Vref1 となり、テスト対象の並列型A/D変換器3に入力され
る。
【0034】次に、制御信号CLK2がHとなり、アナ
ログ減算器12の出力端子が電圧保持容量C1に接続さ
れ、同時に、制御信号CLK3がLとなり、電圧利得1
倍の増幅器17の入力端子が電圧保持容量C2に接続さ
れ、電圧V2は V2=Vout3=−3q となり、テスト電圧Vtest3 は Vtest3 =−3q+Vref1 となり、テスト対象の並列型A/D変換器3に入力され
る。
【0035】以下同様に、制御信号CLK2およびCL
K3それぞれの切り換えにより、テスト電圧Vtestn は Vtestn =−nq+Vref1(n=4〜8) となりテスト対象の並列型A/D変換器3に入力され
る。
【0036】その後、テスト制御信号TESTがLにな
り、テスト機能付き並列型A/D変換器装置はアナログ
入力電圧VinをA/D変換する状態に戻る。
【0037】本発明のテスト機能付き並列型A/D変換
装置を構成するテスト電圧発生回路1を用いれば、制御
信号CLK2およびCLK3の8クロックで、テスト対
象の3ビット並列型A/D変換器3をテストするための
テスト電圧が生成でき、これは、より高分解能の並列型
A/D変換器にも適用でき、nビットの並列型A/D変
換器に対して、2のn乗のクロックの制御信号でテスト
電圧を内部で発生し、並列型A/D変換器に入力して並
列型A/D変換器の全てのディジタル出力をテストする
ことが可能である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるテス
ト機能付き並列型A/D変換装置は、テスト対象の並列
型A/D変換器にテスト用の電圧を発生するテスト電圧
発生回路を付加し、自己でテストすることを可能として
いる。このため、従来、並列型A/D変換器をテストす
るのに要した高性能な電源が不要となり、テストに有す
るコストを低減するという効果がある。また、本テスト
機能付き並列型A/D変換装置のテストに要する回路
は、集積回路化を考慮した場合、素子数が約50個程度
で構成でき、テスト対象の並列型A/D変換器が分解能
10ビットである場合の素子数が約10000個に対
し、テスト回路を付加したことでその集積回路のチップ
面積の増加する面積はさほど大きくない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のテスト機能付並列型A/D
変換装置のブロック図である。
【図2】図1に示すテスト電圧発生回路の回路図であ
る。
【図3】図2に示す回路の各部における信号波形および
電圧変化を示す図である。
【図4】従来の並列型A/D変換装置のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 テスト電圧発生回路 2 切り換えスイッチ回路 3 並列型A/D変換器 4 クロック信号生成回路 5,6,32,33,35 基準電圧端子 8 アナログ入力端子 9,10,11 ディジタル出力端子 12 アナログ減算器 13 切り換えスイッチ回路 14,15 スイッチ回路 16 演算増幅器 17 電圧利得1倍の増幅器 18 電源 19 エンコーダ 20 バッファ・メモリ 21 ランプ電圧 27,28,29,31,34,36,37,38,3
9,40,41,I1,I2,O1,O2 端子 C1,C2 電圧保持容量 CLK1,CLK2,CLK3 制御信号 r1,r2,r3,r4,R1〜R9 抵抗 TP1〜TP8 分割端 V1,V2 容量端子電圧

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高電位側基準電圧および低電位側基準電圧
    の供給を受けアナログ信号をNビット(Nは整数)のデ
    ィジタル信号に変換する並列型A/D変換器と、外部制
    御端子により前記アナログ信号と前記並列型A/D変換
    器の機能をテストするテスト信号とを切換えて前記並列
    型A/D変換器へ供給する第1の切換えスイッチ回路
    と、前記高電位側基準電圧よりこの高電位側基準電圧と
    前記低電電位側基準電圧の差電圧を2Nで除した量子化
    電圧のn倍(nは1〜2Nの整数)の電圧分降下した階
    段状電圧を前記テスト信号として発生するテスト電圧発
    生回路とを備え、前記テスト電圧発生回路は、前記高電
    位側基準電圧端子を電圧基準端子とし、前記高電位側基
    準電圧より前記量子化電圧分降下した電圧端子を第1の
    入力端子とするアナログ減算器と、このアナログ減算器
    の第2の入力端子に出力端子が接続された電圧利得1倍
    の増幅器と、第1の出力端子が前記アナログ減算器の出
    力端子に接続され、第2の出力端子が前記電圧利得1倍
    の増幅器の入力端子に接続され、前記第1の出力端子は
    第1の入力端子あるいは第2の入力端子のどちらかに接
    続され、前記第2の出力端子は前記第1の入力端子ある
    いは第2の入力端子の残る端子に接続され、前記第1お
    よび第2の入力端子がそれぞれ交互に前記電圧利得1倍
    の増幅器の入力端子または前記アナログ減算器の出力端
    子に接続される第2の切り換えスイッチ回路と、一端が
    この第2の切り換えスイッチ回路の第1の入力端子に接
    続され、他端が前記電圧基準端子に接続され、テスト時
    に初期化される第1の電圧保持容量と、一端が前記第2
    の切り換えスイッチ回路の第2の入力端子に接続され、
    他端が前記電圧基準端子に接続され、テスト時に初期化
    される第2の電圧保持容量と、を有することを特徴とす
    るテスト機能付き並列型A/D変換装置。
  2. 【請求項2】前記テスト電圧発生回路を制御する2N
    のクロック信号を生成するクロック信号生成回路を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載のテスト機能付き並
    列型A/D変換装置。
  3. 【請求項3】前記初期化手段として、入力端が前記第2
    の切り換えスイッチ回路の第1の入力端子に接続され出
    力端が前記電圧基準端子に接続される第1のスイ ッチ回
    路と、入力端が前記第2の切り換えスイッチ回路の第2
    の入力端子に接続され他端が前記電圧基準端子に接続さ
    れる第2のスイッチ回路と、を有することを特徴とする
    請求項1または2に記載のテスト機能付き並列型A/D
    変換装置。
  4. 【請求項4】前記アナログ減算器は、反転入力が第1の
    抵抗の一端および第2の抵抗の一端に接続され非反転入
    力が第3の抵抗の一端および第4の抵抗の一端に接続さ
    れ出力が前記第1の抵抗の他端に接続される演算増幅器
    を有し、前記第2の抵抗の他端は前記第1の入力端子に
    接続され前記第3の抵抗の他端は前記第2の入力端子に
    接続され前記第4の抵抗の他端は前記電圧基準端子に接
    続されることを特徴とする請求項1、2または3に記載
    のテスト機能付並列型A/D変換装置。
JP5253869A 1993-10-12 1993-10-12 テスト機能付並列型a/d変換装置 Expired - Lifetime JP2677171B2 (ja)

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