JP2626481B2 - テスト機能付き並列型a/d変換器 - Google Patents

テスト機能付き並列型a/d変換器

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JP2626481B2 JP18457993A JP18457993A JP2626481B2 JP 2626481 B2 JP2626481 B2 JP 2626481B2 JP 18457993 A JP18457993 A JP 18457993A JP 18457993 A JP18457993 A JP 18457993A JP 2626481 B2 JP2626481 B2 JP 2626481B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテスト機能付き並列型A
/D変換器に関し、テスト対象のA/D変換器にテスト
用の電圧を発生するテスト電圧発生機能を付加した並列
型A/D変換回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来、画像信号処理等に用いら
れる並列型A/D変換回路のテスト・システムの一例を
示すブロック図である。ここでは、説明を単純にするた
めに、3ビットの並列型A/D変換回路を例として説明
する。
【0003】図4におけるテスト・システムは、テスト
対象の並列型A/D変換回路3と、出力が並列型A/D
変換回路3のアナログ入力端子8に接続される電源16
と、入力端子が並列型A/D変換回路3のディジタル出
力端子9、10、11に接続されたバッファ・メモリ18とか
ら構成される。
【0004】図4におけるテスト対象の並列型A/D変
換回路3は、基準電源電圧Vref+、Vref-が供給される
基準電圧端子5、6を両端とした抵抗ラダーR1〜R9
と、アナログ入力電圧Vinが供給されるアナログ入力端
子8を一方の入力端子に接続し、所定の基準電圧を供給
する抵抗ラダーR1〜R9の分割端TP1〜TP8を他方の
入力端子に接続し、エンコーダの入力端子に接続される
CO1〜CO8を出力端子とする比較器CP1〜CP8と、
入力端子が比較器CP1〜CP8の出力端子CO1〜CO8
に接続され、出力が並列型A/D変換回路3のディジタ
ル出力端子9、10、11に接続されるエンコーダ17により
構成される。また、抵抗ラダーR1〜R9は、 R2=R3=R4=R5=R6=R7=R8、R1=R9=R2/
2 の関係式を満たすものとする。
【0005】次に、図4における並列型A/D変換回路
3の動作について説明する。図4における並列型A/D
変換回路3は、アナログ入力端子8よりアナログ入力電
圧Vinが入力され、アナログ入力電圧Vinと基準電圧V
ref+、Vref-を抵抗ラダーR1〜R9によって分圧される
端子TP1〜TP8の電圧とが比較器CP1〜CP8により
比較され、比較器の各出力CO1〜CO8がエンコーダ17
に入力され、エンコーダ17により2進コードD1〜D3に
変換され、前記ディジタル出力D1〜D3をディジタル出
力端子9〜11に出力する。
【0006】例えば、アナログ入力電圧Vinが、抵抗ラ
ダーR1〜R9の分割端TP5とTP6の中間の電圧であ
る場合、テスト対象の並列型A/D変換回路3に故障が
無ければ、比較器CP1〜CP5の出力CO1〜CO5は
ハイレベル(以下、Hとする)となり、比較器CP6〜
CP8の出力CO6〜CO8はローレベル(以下、Lとす
る)となり、比較器の出力CO1〜CO8に対応するディ
ジタル出力 (D1、D2、D3)=(1、0、1)を出
力する。
【0007】次に、図4におけるテスト・システム全体
の動作について説明する。図4において、テスト対象並
列型A/D変換回路3に、並列型A/D変換回路3の変
換速度に対して非常に速度の緩やかなテスト用のランプ
電圧19が電源16より印加され、入力されるランプ電圧19
の各電圧が並列型A/D変換回路3の抵抗ラダーR1〜
R9の各隣あう分割端(例えば、TP3、TP4)の中間
電圧におけるときの並列型A/D変換回路3のディジタ
ル出力D1〜D3をバッファ・メモリ18に記憶保持する。
【0008】図4に示すようなテスト対象の並列型A/
D変換回路3において、抵抗R1〜R9のばらつきや比較
器CPo1〜CP9のオフセット等により、アナログ入力
電圧Vinに対して本来期待されるディジタル出力が出力
されないという故障を有する場合があり、バッファ・メ
モリ18に記憶保持された各ディジタル出力が、電源16に
より与えられた各入力電圧に対して並列型A/D変換回
路が故障が無いとき本来期待されるディジタル出力と一
致するか否かにより、テスト対象の並列型A/Dが故障
を有するか否かを判断する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の並列型A/D変
換回路のテスト・システムにおいては、テスト対象の並
列型A/D変換回路にテスト用のランプ電圧を与えるた
めに高性能な電源やディジタル出力を取り込むための高
速なバッファ・メモリが必要とされ、コストが非常に高
くなるという課題があった。
【0010】さらに、並列型A/D変換回路を全出力コ
ードにわたってテストをすると、テストに要する時間が
非常に大きいという課題もある。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めの手段の要旨を以下に述べる。
【0012】[1] 本発明のテスト機能付き並列型A
/D変換器においては、第1の切り換えスイッチ回路と
並列型A/D変換回路とクロック信号生成回路とテスト
電圧発生回路とから構成されるテスト機能付き並列型A
/D変換器において、前記第1の切り換えスイッチ回路
は、第1及び第2の入力端子並びに出力端子を有し、該
第1入力端子はアナログ入力端子に接続され、該第2入
力端子は前器テスト電圧発生回路の出力端子に接続さ
れ、該出力端子が前記並列型A/D変換器の入力端子に
接続され、機能のテストをする状態とアナログ入力信号
のA/D変換をする状態とのうちいづれか一方に前記並
列型A/D変換回路の動作状態をテスト制御信号に応じ
て切り換え、前記並列型A/D変換回路は、入力端子よ
り入力される信号を前記クロック信号生成回路より供給
されるクロックに制御され、ディジタル信号に変換し、
前記クロック信号生成回路は前記テスト電圧発生回路と
前記A/D変換回路に制御クロック信号を与え、前記テ
スト電圧発生回路は、スイッチ回路と第1電圧保持容量
と第2電圧保持容量と電圧利得2倍の増幅器と第2の切
り換えスイッチ回路とから成り、前記テスト状態におい
て前記並列型A/D変換回路に入力されるテスト電圧を
発生し、前記スイッチ回路は、入力端子と出力端子を持
ち、前記並列型A/D変換回路の抵抗ラダーの中の低電
位側の基準電圧端子に接続される第1抵抗素子の他端に
入力端子が接続され、前記第1電圧保持容量は、一端が
前記スイッチ回路の前記出力端子及び前記第2の切り換
えスイッチ回路の第1入力端子に接続され、他端が前記
並列型A/D変換回路の前記第1基準電圧端子に接続さ
れ、前記第2電圧保持容量は、一端が前記第2の切り換
えスイッチ回路の第2入力端子に接続され、他端が前記
並列型A/D変換回路の前記第1基準電圧端子に接続さ
れ、前記電圧利得2倍の増幅器は、前記並列型A/D変
換回路の前記第1基準電圧端子を基準入力端子とし、前
記第2の切り換えスイッチ回路は第1及び第2の入力端
子並びに第1及び第2の出力端子を有し、該第1入力端
子は、前記スイッチ回路の前記出力端子に接続され、該
第2入力端子は前記第2電圧保持容量に接続され、該第
1出力端子は前記電圧利得2倍の増幅器の出力端子に接
続され、該第1入力端子又は該第2入力端子のどちらか
一方に前記制御クロック信号に応じて切り替えられ、該
第2出力端子は、前記電圧利得2倍の増幅器の入力端子
に接続され、該第1入力端子又は該第2入力端子に前記
制御クロック信号に応じて切り替えられることを特徴と
したテスト機能付き並列型A/D変換器。
【0013】[2] 前記電圧利得2倍の増幅器は演算
増幅器と利得抵抗r1、r2より構成され、前記演算増幅
器は、非反転入力端子と反転入力端子と出力端子とを具
備し、該反転入力と該出力端子との間に利得抵抗r1が
接続され、該反転入力と第1基準電圧端子との間には利
得抵抗r2が接続され、前記非反転入力端子は前記第2
の切り換えスイッチ回路の前記第2の出力端子に接続さ
れ、前記出力端子は前記第1の切り換えスイッチ回路の
前記一方の入力端子及び前記第2の切り換えスイッチ回
路の前記第1の出力端子に接続され、前記利得抵抗r1
及びr2の値を等しくすることにより2倍の電圧利得を
持つことを特徴とした前記[1]記載のテスト機能付き
並列型A/D変換器。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のブロック図であ
る。図1における並列型A/D変換回路は、例えば図4
における並列型A/D変換回路と同じ3ビットの構成の
ものを用いてもよい。
【0015】図1における本発明の並列型A/D変換回
路は、基準電圧端子5、6を両端とした抵抗ラダーR1
〜R9を有する。
【0016】アナログ入力端子が第1の切り換えスイッ
チ回路2の出力端子に接続され、9〜11をディジタル出
力D1〜D3が出力されるディジタル出力端子とする並列
型A/D変換回路3と、並列型A/D変換回路からの基
準電圧V0が供給され、クロック信号生成回路4からの制御
クロック信号cl1〜cl3により制御され、出力が第1
の切り換えスイッチ回路2の一方の入力端子に接続され
たテスト電圧発生回路1とを具備する。
【0017】更に、テスト制御端子7から印加されるテ
スト制御信号TESTにより、アナログ入力端子8とテ
スト電圧発生回路1の出力端子のどちらか一方の端子が
入力端子となるよう制御され、出力が並列型A/D変換
回路3の入力端子に接続された第1の切り換えスイッチ
回路2と、出力が並列型A/D変換回路3とテスト電圧
発生回路1に接続されたクロック信号生成回路4とから
構成される。
【0018】テスト制御信号TESTにより制御された
第1の切り換えスイッチ回路2により、並列型A/D変
換回路3をテストをする状態とアナログ入力電圧Vinを
A/D変換する状態とに切り換える。アナログ入力電圧
VinをA/D変換する状態においては、第1の切り換え
スイッチ回路2によりアナログ入力端子8と並列型A/
D変換回路の入力端子が接続され、アナログ入力電圧V
inが3ビットのディジタル出力D1〜D3に変換される。
【0019】並列型A/D変換回路3をテストをする状
態においては、始めに、第1の切り換えスイッチ回路2
によりテスト電圧発生回路1の出力端子とテスト対象の
並列型A/D変換回路の入力端子が接続される。
【0020】次いで、クロック信号生成回路4からの制
御クロック信号cl1により、テスト電圧発生回路1が
テスト電圧を生成するための初期状態となる。次いで、
クロック信号生成回路4からの制御クロック信号cl
2、cl3により、並列型A/D変換回路3をテストをす
るためのテスト電圧Vtestnが生成され、テスト対象の
並列型A/D変換回路3に入力される。ここでテスト電
圧Vtestnは、 Vtestn=2n-1・q+Vref- (n=1〜3) 但し、 q=(Vref+−Vref-)/8 となる。
【0021】テスト電圧Vtest1〜Vtest3は、テスト対
象の並列型A/D変換回路3に故障が無い場合、各々、
TP1、TP2の中間電圧、TP2、TP3の中間電圧、T
P4、TP5の中間電圧であり、ディジタル出力(D1、
D2、D3)がそれぞれ (1、0、0)、(0、1、
0)、(0、0、1)に対応している。
【0022】テスト対象並列型A/D変換回路3が故障
を有した場合、例えば、テスト電圧Vtest3に対して、
ディジタル出力が(0、0、0)や(1、1、1)のよ
うになり、大きなコード・ミスが起こる可能性がある。
Vtest2に対しても、(0、0、0)と大きなコード・
ミスが起こる可能性がある。
【0023】同様に、今回一例として示した3ビット並
列型A/D変換回路より高分解能の並列型A/D変換回
路においても、テスト電圧発生回路よりテスト対象の並
列型A/D変換回路に印加されるテスト電圧Vtestn
は、テスト対象の並列型A/D変換回路のディジタル出
力が大きなコード・ミスが起こる可能性のあるテスト電
圧となる。
【0024】従って、図1において、テスト対象の並列
型A/D変換回路3に入力されるそれぞれのテスト電圧
Vtest1〜Vtest3に対してディジタル出力D1〜D3が各
々、1になっているか否かを調べることにより、テスト
対象の並列型A/D変換回路が故障を有するか否かをテ
スト出来る。
【0025】以上のように、本発明においては、簡易的
にテスト対象の並列型A/D変換回路の各ディジタル出
力をテストをすることが出来る。
【0026】図2及び図3は、それぞれ、図1のテスト
電圧発生回路1の構成例を示す回路図及び動作を示すタ
イムチャートである。
【0027】図2のテスト電圧発生回路1において、電
圧利得2倍の増幅器12は、非反転入力端子が第2の切り
換えスイッチ回路13の一方の出力端子O2に接続され、
反転入力端子が利得抵抗r1及びr2の一端に接続され、
出力が図1における第1の切り換えスイッチ回路2の一
方の入力端子と利得抵抗r1の他端と第2の切り換えス
イッチ回路13の他方の出力端子O1に接続された演算増
幅器15と、演算増幅器15の反転入力端子と出力間に接続
された利得抵抗r1と、演算増幅器15の反転入力端子と
基準電圧端子6との間に接続された利得抵抗r2とから
構成される。
【0028】第2の切り換えスイッチ回路13は、入力端
子I1が電圧保持容量C1の一端に接続され、出力端子O
1が演算増幅器15の出力端子に接続され、制御クロック
信号cl2により、出力端子O1が入力端子I1、又はI2
のどちらか一端に接続されるスイッチと、入力端子I2
が電圧保持容量C2の一端に接続され、出力端子O2が演
算増幅器15の非反転入力端子に接続され、制御クロック
信号cl3により、出力端子O2が入力端子I1、又はI2
の他端に接続されるスイッチとから構成される。
【0029】スイッチ回路14は、制御クロック信号cl
1に制御されて、入力が図1における並列型A/D変換
回路の抵抗ラダーの分割端TP1に接続され、出力が電
圧保持容量C1の一端に接続されている。
【0030】電圧保持容量C1は一端が第2の切り換え
スイッチ回路13の一方の入力端子I1に接続され、他端
が基準電圧端子6に接続されている。また、電圧保持容
量C2は一端が第2の切り換えスイッチ回路13の他方の
入力端子I2に接続され、他端が基準電圧端子6に接続
されている。
【0031】図2において、電圧V1、V2は、それぞれ
電圧保持容量C1、C2に保持される電圧であり、電圧V
outnは、基準電圧端子6の電圧である基準電圧Vref-に
対する電圧利得2倍の増幅器12の出力電圧である。ここ
では r1=r2、C1=C2 とする。
【0032】次に、図2におけるテスト電圧発生回路1
の動作について、図3の各信号に基づいて説明する。始
めに、テスト制御信号TESTがHになり、図1に示す
テスト機能付きA/D変換器が自己のテスト対象のA/
D変換器3をテストをする状態となる。
【0033】次いで、制御クロック信号cl1がHとな
り、スイッチ回路14が導通し、電圧保持容量C1に電圧
V1が充電され、テスト電圧発生回路1がテスト電圧Vt
estnを発生するためのテスト初期状態となる。ここで電
圧V1は、 V1=q/2 となる。
【0034】次に、cl2がHとなり、電圧利得2倍の
増幅器12の出力端子が電圧保持容量C2に接続され、同
時に、cl3がLとなり、電圧利得2倍の増幅器12の入
力端子が電圧保持容量C1に接続され、電圧保持容量C1
に発生する電圧V2は、 V2=Vout1=q となる。
【0035】テスト電圧Vtest1は、 Vtest1=q+Vref- となり、図1のテスト対象の並列型A/D変換回路3に
入力される。
【0036】次に、cl2がLとなり、電圧利得2倍の
増幅器12の出力端子が電圧保持容量C1に接続され、同
時に、cl3がHとなり、電圧利得2倍の増幅器12の入
力端子が電圧保持容量C2に接続され、前記V2は、 V2=Vout1=2q となる。
【0037】テスト電圧Vtest2は、 Vtest2=2q+Vref- となり、図1のテスト対象の並列型A/D変換回路3に
入力される。
【0038】最後に、cl2がHとなり、電圧利得2倍
の増幅器12の出力端子が電圧保持容量C2に接続され、
同時に、cl3がLとなり、電圧利得2倍の増幅器12の
入力端子が電圧保持容量C1に接続され、前記V2は、 V2=Vout1=4q となり、前記テスト電圧は、 Vtest3=4q+Vref- となり、図1のテスト対象の並列型A/D変換回路3に
入力される。
【0039】その後、テスト制御信号TESTがLにな
り、図1に示すテスト機能付き並列型A/D変換回路が
アナログ入力電圧VinをA/D変換する状態に戻る。本
発明のテスト機能付き並列型A/D変換器を構成するテ
スト電圧発生回路1により、制御クロック信号cl2、
cl3の3クロックで、テスト対象の3ビット並列型A
/D変換回路3をテストをするためのテスト電圧が生成
できる。
【0040】この結果、より高分解能の並列型A/D変
換回路にも適用でき、nビットの並列型A/D変換回路
に対しては、nクロックの制御クロック信号cl2、c
l3のみで、テスト電圧を発生、並列型A/D変換回路
に入力し、非常に高速で、簡易的に並列型A/D変換回
路をテストをすることが可能となる。
【0041】
【発明の効果】本発明によるテスト機能付き並列型A/
D変換器は、テスト対象の並列型A/D変換回路にテス
ト用の電圧を発生するテスト電圧発生回路を付加し、高
速に自己でテストをすることを可能としている。
【0042】このため、従来、並列型A/D変換回路を
テストをするのに要した高性能な電圧源が不要となり、
テストに要するコストを低減するという効果がある。
【0043】また、従来要したテスト時間の大幅な削減
が可能になる効果もある。
【0044】例えば、10ビットの並列型A/D変換回路
をテストをする際、1つのディジタル出力をテストをす
るのに1秒かかるとすれば、各ディジタル出力をそれぞ
れテストをするには約1000秒を要する。
【0045】これに対し、本発明によるテスト機能付き
並列型A/D変換器によれば、約10秒と1/100倍のテス
ト時間しか要さない。なお、本テスト機能付き並列型A
/D変換器において、テストに要する回路は、集積回路
化を考慮した場合、素子数が約40程度で構成でき、テス
ト対象の並列型A/D変換回路が素子数約10000に対
し、テスト回路を付加したことで増加する面積はさほど
大きくない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の並列型A/D変換回路の実施例のブロ
ック図である。
【図2】図1に示したテスト電圧発生回路の回路図であ
る。
【図3】図2に示した回路の各部における信号波形及び
電圧変化図である。
【図4】従来の並列型A/D変換回路のテストシステム
のブロック図である。
【符号の説明】
1 テスト電圧発生回路 2 第1の切り換えスイッチ回路 3 並列型A/D変換回路 4 クロック信号生成回路 5 第2基準電圧端子 6 第1基準電圧端子 7 テスト制御端子 8 アナログ入力端子 9,10,11 ディジタル出力端子 12 利得2倍の増幅器 13 第2の切り換えスイッチ回路 14 スイッチ回路 15 演算増幅器 16 電源 17 エンコーダ 18 バッファ・メモリ 19 ランプ電圧 C1 第1電圧保持容量 C2 第2電圧保持容量 R1 抵抗ラダーの中の第1抵抗素子 R2 抵抗ラダーの中の第2抵抗素子 R3 抵抗ラダーの中の第3抵抗素子 R4 抵抗ラダーの中の第4抵抗素子 R5 抵抗ラダーの中の第5抵抗素子 R6 抵抗ラダーの中の第6抵抗素子 R7 抵抗ラダーの中の第7抵抗素子 R8 抵抗ラダーの中の第8抵抗素子 R9 抵抗ラダーの中の第9抵抗素子 I1 第2の切り換えスイッチ回路の第1入力端
子 I2 第2の切り換えスイッチ回路の第2入力端
子 O1 第2の切り換えスイッチ回路の第1出力端
子 O2 第2の切り換えスイッチ回路の第2出力端
子 cl1 クロック信号生成回路の制御クロック信
号 cl2 クロック信号生成回路の制御クロック信
号 cl3 クロック信号生成回路の制御クロック信
号 r1 演算増幅器の利得抵抗 r2 演算増幅器の利得抵抗 Vref+ 基準電源電圧 Vref- 基準電源電圧

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の切り換えスイッチ回路と並列型A
    /D変換回路とクロック信号生成回路とテスト電圧発生
    回路とから構成されるテスト機能付き並列型A/D変換
    器において、 前記第1の切り換えスイッチ回路は、第1及び第2の入
    力端子並びに出力端子を有し、該第1入力端子はアナロ
    グ入力端子に接続され、該第2入力端子は前器テスト電
    圧発生回路の出力端子に接続され、該出力端子が前記並
    列型A/D変換器の入力端子に接続され、機能のテスト
    をする状態とアナログ入力信号のA/D変換をする状態
    とのうちいづれか一方に前記並列型A/D変換回路の動
    作状態をテスト制御信号に応じて切り換え、 前記並列型A/D変換回路は、入力端子より入力される
    信号を前記クロック信号生成回路より供給されるクロッ
    クに制御され、ディジタル信号に変換し、 前記クロック信号生成回路は前記テスト電圧発生回路と
    前記A/D変換回路に制御クロック信号を与え、 前記テスト電圧発生回路は、スイッチ回路と第1電圧保
    持容量と第2電圧保持容量と電圧利得2倍の増幅器と第
    2の切り換えスイッチ回路とから成り、前記テスト状態
    において前記並列型A/D変換回路に入力されるテスト
    電圧を発生し、 前記スイッチ回路は、入力端子と出力端子を持ち、前記
    並列型A/D変換回路の抵抗ラダーの中の低電位側の基
    準電圧端子に接続される第1抵抗素子の他端に入力端子
    が接続され、 前記第1電圧保持容量は、一端が前記スイッチ回路の前
    記出力端子及び前記第2の切り換えスイッチ回路の第1
    入力端子に接続され、他端が前記並列型A/D変換回路
    の前記第1基準電圧端子に接続され、 前記第2電圧保持容量は、一端が前記第2の切り換えス
    イッチ回路の第2入力端子に接続され、他端が前記並列
    型A/D変換回路の前記第1基準電圧端子に接続され、 前記電圧利得2倍の増幅器は、前記並列型A/D変換回
    路の前記第1基準電圧端子を基準入力端子とし、 前記第2の切り換えスイッチ回路は第1及び第2の入力
    端子並びに第1及び第2の出力端子を有し、 該第1入力端子は、前記スイッチ回路の前記出力端子に
    接続され、 該第2入力端子は前記第2電圧保持容量に接続され、 該第1出力端子は前記電圧利得2倍の増幅器の出力端子
    に接続され、該第1入力端子又は該第2入力端子のどち
    らか一方に前記制御クロック信号に応じて切り替えら
    れ、 該第2出力端子は、前記電圧利得2倍の増幅器の入力端
    子に接続され、該第1入力端子又は該第2入力端子に前
    記制御クロック信号に応じて切り替えられることを特徴
    としたテスト機能付き並列型A/D変換器。
  2. 【請求項2】 前記電圧利得2倍の増幅器は演算増幅器
    と利得抵抗r1、r2より構成され、前記演算増幅器は、
    非反転入力端子と反転入力端子と出力端子とを具備し、 該反転入力と該出力端子との間に利得抵抗r1が接続さ
    れ、該反転入力と第1基準電圧端子との間には利得抵抗
    r2が接続され、 前記非反転入力端子は前記第2の切り換えスイッチ回路
    の前記第2の出力端子に接続され、 前記出力端子は前記第1の切り換えスイッチ回路の前記
    一方の入力端子及び前記第2の切り換えスイッチ回路の
    前記第1の出力端子に接続され、 前記利得抵抗r1及びr2の値を等しくすることにより2
    倍の電圧利得を持つことを特徴とした請求項1記載のテ
    スト機能付き並列型A/D変換器。
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