JP2676924B2 - 位相同期回路 - Google Patents

位相同期回路

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JP2676924B2
JP2676924B2 JP1165240A JP16524089A JP2676924B2 JP 2676924 B2 JP2676924 B2 JP 2676924B2 JP 1165240 A JP1165240 A JP 1165240A JP 16524089 A JP16524089 A JP 16524089A JP 2676924 B2 JP2676924 B2 JP 2676924B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、基幹伝送系,公衆網,加入者系等のディ
ジタル伝送系に用いられる位相同期回路に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
位相同期回路は、クロック信号に同期したディジタル
信号を得るためのものである。この位相同期回路の一例
を第8図に示す。
この位相同期回路は、ディジタル伝送系に用いられる
ものであって、ラッチ回路803と、セレクタ804と、ゲー
ト8061〜8063とで構成されている。
このような位相同期回路において、クロック入力線80
2から入力されるクロック信号とデータ入力線801から入
力されるデータ信号は同じ繰り返し周期を有している。
つまり周波数同期は確保されているが、一般には、デー
タ入力線801から入力されるデータ信号とクロック入力
線802から入力されるクロック信号間の位相同期がとれ
ているとは限らないため、データ信号を直ちにこのクロ
ック信号を用いてタイミングすることはできない。そこ
で、この入力されたクロック信号を固有のゲート遅延を
有するゲート8061〜8063に通して4相のクロック信号を
作り出し、この生成された4相のクロック信号を入力と
するセレクタ回路804においては、制御信号入力線805か
ら入力される制御信号を用いて4相のクロック信号から
1相のクロック信号を選択する。選択されたクロック信
号、すなわちリタイミング信号がクロック出力線808に
出力される。
ラッチ回路803では、セレクタ804で選択されたクロッ
ク信号を用いて、データ入力線801から入力されるデー
タ信号を識別し、リタイミングを行う。リタイミングさ
れたデータ信号は、データ出力線807に出力される。
このように、第8図の回路では、リタイミングに使用
するクロック信号としては4相のクロック信号から選択
して使用することが可能であるので、例えクロック入力
線802から入力されるクロック信号とデータ入力線801か
ら入力されるデータ信号の位相同期がとれていなくて
も、このデータ信号を誤りなくリタイミングすることが
可能となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の位相同期回路、例えば第8図に示され
た位相同期回路においては、固有のゲート遅延を有する
ゲート8061〜8063を用いて4相のクロック信号を生成
し、この4相のクロック信号から1相のリタイミング信
号を選択して入力データ信号のリタイミングを行ってい
る。しかし、このリタイミング信号の選択は、入力デー
タ信号の位相を監視し、リタイミングが誤りなく行われ
るように前処理的に行われる必要がある。また、ゲート
8061〜8063が有するゲート遅延量がデータのリタイミン
グを行う上で重要なファクタとなり、さらに入力される
データ信号の繰り返し周波数に依存してゲート遅延量を
調整しなければならない。
本発明の目的は、これらの問題点を解決した、回路構
成が簡易であり、入力されるデータ信号の繰り返し周波
数に依存せず、リタイミング信号の選択を自動的に行う
位相同期回路を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
第1の発明は、ディジタル信号と、このディジタル信
号と周波数及び位相同期がとれた第1のクロック信号
と、このディジタル信号と周波数同期がとれた第2のク
ロック信号とが供給され、前記第2のクロック信号の位
相に同期したディジタル信号を得るための位相同期回路
であって、 前記ディジタル信号と第1のクロック信号とを入力と
し、前記ディジタル信号をN(Nは2以上の整数)系列
に展開するN系列展開回路と、 前記第1のクロック信号をN分周し、N分周クロック
信号を出力する第1のN分周回路と、 前記第1のN分周回路出力をM分周(Mは2以上の整
数)し、M分周クロック信号を出力するM分周回路と、 前記第2のクロック信号をN分周し、N相のN分周ク
ロック信号を生成する第2のN分周回路と、 前記第2のN分周回路出力であるN相のN分周クロッ
ク信号と、前記M分周回路出力信号の位相関係とを比較
し、前記M分周回路出力信号の変化点から最も位相の離
れたN分周クロック信号を選択する選択回路と、 前記N系列展開回路出力を前記第1のN分周回路出力
でラッチする第1のラッチ回路と、 前記第1のラッチ回路出力を前記選択回路出力でラッ
チする第2のラッチ回路とを有することを特徴としてい
る。
第2の発明は、ディジタル信号と、このディジタル信
号と周波数及び位相同期がとれた第1のクロック信号
と、このディジタル信号と周波数同期がとれた第2のク
ロック信号とが供給され、前記第2のクロック信号の位
相に同期したディジタル信号を得るための位相同期回路
であって、 前記ディジタル信号と第1のクロック信号とを入力と
し、前記ディジタル信号をN(Nは2以上の整数)系列
に展開するN系列展開回路と、 前記第1のクロック信号をN分周し、N分周クロック
信号を出力する第1のN分周回路と、 前記第1のN分周回路出力をM分周(Mは2以上の整
数)し、M分周クロック信号を出力するM分周回路と、 前記第2のクロック信号をN分周し、N相のN分周ク
ロック信号を生成する第2のN分周回路と、 前記第2のN分周回路出力であるN相のN分周クロッ
ク信号と、前記M分周回路出力信号の位相関係を比較
し、前記M分周回路出力信号の変化点から最も位相の離
れたN分周クロック信号を選択する選択回路と、 前記M分周回路出力信号を前記選択回路出力で誤りな
くラッチできているかどうかの監視を行う監視回路と、 前記監視回路出力に基づき前記選択回路制御を停止さ
せる手段と、 前記N系列展開回路出力を前記第1のN分周回路出力
でラッチする第1のラッチ回路と、 前記第1のラッチ回路出力を前記選択回路出力でラッ
チする第2のラッチ回路とを有することを特徴としてい
る。
〔作用〕
本発明は、位相同期回路において、回路構成が簡易で
あり、入力されるデータ信号の繰り返し周波数に依存せ
ず、リタイミング信号の選択を自動的に行う位相同期回
路を提供することにある。このために本発明は、ディジ
タル信号と、このディジタル信号と周波数及び位相同期
がとれた第1のクロック信号と、このディジタル信号と
周波数同期がとれた第2のクロック信号とが供給され、
この第2のクロック信号の位相に同期したディジタル信
号を得るものである。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は、第1の発明の一実施例を示す構成図であ
る。この位相同期回路は、データ入力信号と、このデー
タ入力信号と周波数及び位相同期がとれたローカルクロ
ック信号と、このデータ入力信号と周波数同期がとれた
マスタクロック信号とが供給され、マスタクロック信号
の位相に同期したディジタル信号を得るためのものであ
る。なお、本構成例はN=3(1−3直並列変換回
路),M=2(2分周回路)の場合である。
この位相同期回路は、1−3直並列変換回路(S/P)1
04と、3分周回路105,107と、2分周回路106と、位相比
較回路108と、セレクタ109と、ラッチ回路110,111とで
構成されている。
このような構成の位相同期回路において、1−3直並
列変換回路104は、データ信号入力線を介したデータ入
力信号101と、ローカルクロック入力線を介したローカ
ルクロック信号102とを入力とし、データ入力信号101を
3系列に展開する3系列展開回路である。
3分周回路105は、ローカルクロック入力線を介して
入力される、周波数f0のローカルクロック信号102を3
分周する。
2分周回路106は、3分周回路105からの出力信号を2
分周する。
3分周回路107は、マスタクロック入力線を介して入
力される。周波数f0のマスタクロック信号を3分周し、
3相の3分周クロック信号1071,1072,1073(Φ0,Φ1,Φ
2)を生成する3分周回路である。
位相比較回路108は、3分周回路107の出力信号である
3相の3分周クロック信号と、2分周回路106の出力信
号の位相関係を比較し、比較結果に係る出力信号をセレ
クタ109に出力する。この位相比較回路108は、第2図に
示されるように、Dフリップフロップ(D−F/F)4031
〜4033,4051〜4053と、排他的論理和ゲート(EX−OR)4
041〜4043とで構成されている。
セレクタ109は、位相比較回路108からの出力信号によ
り、2分周回路106の出力信号の変化点から最も位相の
離れた3分周クロック信号を選択する選択回路である。
このセレクタ109は、第2図に示されるように、バッフ
ァ4061〜4063と、ORゲート407とで構成されている。
ラッチ回路110は、1−3直並列変換回路104からの出
力信号を、3分周回路105から出力される3分周クロッ
ク信号でラッチし、ラッチ出力信号1101〜1103を出力す
る。
ラッチ回路111は、ラッチ回路110からのラッチ出力信
号1101〜1103を、セレクタ109から出力される出力信号
でラッチし、データ信号1121〜1123を各データ信号出力
線に出力する。
次に、この位相同期回路の動作を、第3図のタイミン
グチャートを参照して説明する。
この位相同期回路に入力されるローカルクロック信号
102はデータ入力信号101と周波数及び位相同期が確保さ
れた信号であり、マスタクロック信号103はデータ入力
信号101と周波数同期のみ確保された信号である。
データ入力信号101は直並列変換回路104でビット単位
に3系列の信号に展開され、ローカルクロック信号102
は3分周回路105で3分周され、さらに3分周回路105の
出力信号は2分周回路106で2分周される。
一方、マスタクロック信号103は3分周回路107で3分
周され、2π/3ずつ位相の異なる3相の3分周クロック
信号1071,1072,1073(Φ0,Φ1,Φ2)が生成される。
位相比較回路108では、2分周回路106の出力信号の変
化点がクロック信号Φ0とΦ1のクロック立ち上がり
間、クロック信号Φ1とΦ2のクロック立ち上がり間、
またはクロック信号Φ2とΦ0のクロック立ち上がり間
の何れに位置するのかの検出を行う。2分周回路106の
出力信号の周期は3相のクロック信号Φ0,Φ1,Φ2の2
倍、すなわち周期は6/f0であるので、クロック信号Φ0,
Φ1,Φ2の1周期に対して1回の変化点(“0"から
“1"、または“1"から“0"への遷移)が現れる。そこ
で、位相比較回路108では、第2図に示されるように、
2分周回106の出力信号を3分岐し、D−F/F4031〜4033
により各クロック信号Φ0,Φ1,Φ2でラッチする。EX−
OR4041はD−F/F4031とD−F/F4032、EX−OR4042はD−
F/F4032とD−F/F4033、EX−OR4043はD−F/F4033とD
−F/F4031の一致検出を行う。EX−OR4041の出力信号は
D−F/F4051の入力信号となりクロック信号Φ2、EX−O
R4042の出力信号はD−F/F4052の入力信号となりクロッ
ク信号Φ0、EX−OR4043の出力信号はD−F/F4053の入
力信号となりクロック信号Φ1でラッチされる。位相比
較回路108において、D−F/F4051の出力信号をa、D−
F/F4052の出力信号をb、D−F/F4053の出力信号をc
(a,b,cは“0"または“1")で現すと、2分周回路106の
出力信号の変化点がクロックΦ0とΦ1のクロック立ち
上がり間にある場合には(abc)=(100)、2分周回路
106の出力信号の変化点がクロック信号Φ1とΦ2のク
ロック立ち上がり間にある場合には(abc)=(010)、
2分周回路106の出力信号の変化点がクロック信号Φ2
とΦ0のクロック立ち上がり間にある場合には(abc)
=(001)となり、変化点検出が可能となる。第3図の
タイミングチャートにおいては、区間A、つまりクロッ
ク信号Φ2とクロック信号Φ0の間に2分周回路106の
出力信号の変化点があるので、(abc)=(001)とな
る。
セレクタ109は、第2図に示されるように、この3個
のD−F/F4051〜4053の出力信号a,b,cに基づいて3相の
クロック信号Φ0,Φ1,Φ2から1相のクロック信号を選
択する。セレクタ109のバッファ4061〜4063は、位相比
較回路108のD−F/F4051〜4053からの出力信号である制
御信号が“1"の場合に、ゲートを開き入力信号を出力す
る。ORゲート407は3個のバッファ4061〜4063の出力信
号を入力信号としており、第3図のタイミングチャート
の場合、D−F/F4053の出力信号のみ“1"であるので、
セレクタ109の出力線にはクロック信号Φ1、つまり3
分周回路107の出力信号1072が出力されることになる。
バッファ4061〜4063と制御信号であるD−F/F4051〜405
3の出力信号は、2分周回路106の出力信号の変化点から
もっともクロック立ち上がり時刻が離れたクロック信号
が選択されるように結線される。例えば、位相比較回路
108が、2分周回路106の出力信号の変化点がクロック信
号Φ0とΦ1のクロック立ち上がり間にあると判定した
場合にはクロック信号Φ2、クロック信号Φ1とΦ2間
と判定した場合にはクロック信号Φ0、クロック信号Φ
2とΦ0間にあると判定した場合にはクロック信号Φ1
がセレクタ109で選択されるように結線される。この選
択制御によって出力されるクロック信号の立ち上がり時
刻は、2分周回路106の出力クロック信号の変化点間隔
(1周期=2π)に対して2π/3〜4π/3の間に位置す
ることになる。
一方、ラッチ回路110は直並列変換回路104の出力信号
である3系列の出力信号を3分周回路105の出力信号で
ラッチする。このラッチ回路110の出力信号の変化点は
2分周回路106の出力クロック信号の変化点と同位置に
あるので、ラッチ回路111はラッチ回路出力データ信号
であるラッチ出力信号1101〜1103をセレクタ109の出力
信号のタイミングで誤りなくリタイミングすることが可
能となり、マスタクロック信号103の位相に同期したデ
ータ信号1121〜1123を出力することが可能となる。
このようにして、入力データ信号が誤りなくマスタク
ロック信号でリタイミングされ、ローカルクロック信号
に周波数及び位相同期したデータ信号が出力される。
第4図は、第2の発明の一実施例を示す構成図であ
る。この位相同期回路は、データ入力信号と、このデー
タ入力信号と周波数及び位相同期がとれたローカルクロ
ック信号と、このデータ入力信号と周波数同期がとれた
マスタクロック信号とが供給され、マスタクロック信号
の位相に同期したディジタル信号を得るためのものであ
る。なお、本構成例はN=8(1−8直並列変換回路)
の場合である。
この位相同期回路は、1−8直並列変換回路(S/P)2
04と、8分周回路205,207と、2分周回路206と、位相比
較回路208と、セレクタ209と、ラッチ回路210,211と、
状態監視回路214とで構成されている。
このような構成の位相同期回路において、1−8直並
列変換回路204は、データ信号入力線を介したデータ入
力信号201と、ローカルクロック入力線を介したローカ
ルクロック信号202とを入力とし、データ入力信号201を
8系列に展開する8系列展開回路である。
8分周回路205は、ローカルクロック入力線を介して
入力される、周波数f0のローカルクロック信号202を8
分周する。
2分周回路206は、8分周回路205からの出力信号を2
分周する。
8分周回路207は、マスタクロック入力線を介して入
力される、周波数f0のマスタクロック信号203を8分周
し、8相の8分周クロック信号Φ〜Φ7を生成する8分
周回路である。
位相比較回路208は、8分周回路207の出力信号である
8相の8分周クロック信号と、2分周回路206の出力信
号の位相関係を比較し、比較に係る出力信号をセレクタ
209に出力する。
セレクタ209は、位相比較回路108からの出力信号によ
り、2分周回路206の出力信号の変化点から最も位相の
離れた8分周クロック信号を選択する選択回路である。
状態監視回路214は、2分周回路206の出力信号をセレ
クタ209の出力信号で誤りなくラッチできているかどう
かの監視を行う。そして、監視に係る出力信号を位相比
較回路208に出力し、セレクタ209の動作制御を行う。こ
の状態監視回路214は、第5図に示されるように、Dフ
リップフロップ(D−F/F)503,504,506と、排他的論理
和ゲート(EX−OR)505とで構成されている。
ラッチ回路210は、1−8直並列変換回路204からの出
力信号を、8分周回路205からの出力信号でラッチす
る。
ラッチ回路211は、ラッチ回路210からの出力信号を、
セレクタ209からのセレクタ出力クロック信号2091でラ
ッチし、データ信号2121〜2128を各データ信号出力線に
出力する。
次に、この位相同期回路の動作について説明する。
データ入力信号201は直並列変換回路204でビット単位
に8系列の信号に展開され、ローカルクロック信号202
は8分周回路205で8分周され、さらに8分周回路205の
出力信号は2分周回路206で2分周される。一方、マス
タクロック信号203は8分周回路207で8分周され、8相
の、周波数f0/8のクロック信号(Φ0,Φ1,・・・,Φ
7)が生成される。
位相比較回路208は、8分周回路207で生成される8相
の、周波数f0/8のクロック信号(Φ0,Φ1,・・・,Φ
7)と2分周回路206からの出力信号との位相比較を行
い、2分周回路206の出力信号の変化点から最もクロッ
ク立ち上がり時刻が離れたクロック信号がセレクタ209
で選択される。
一方、状態監視回路214においては、第5図に示され
るように、D−F/F503,504は2ビットシフトレジスタを
構成しており、2分周回路206の出力信号を、セレクタ2
09からのセレクタ出力クロック信号2091のタイミングで
シフトする。D−F/F503の正相データ出力信号とD−F/
F504の逆相データ出力信号はEX−OR505の入力信号とな
り、一致検出が行われる。この一致検出出力信号は、D
−F/F506の入力信号となり、セレクタ出力クロック信号
2091の逆相のタイミングでリタイミングされ、状態監視
回路214の出力信号となる。入力信号である2分周回路2
06の出力信号はセレクタ出力クロック信号2091の2倍の
周期のクロック信号であるので、EX−OR505では常に一
致検出が出力される。この一致検出時には、ラッチ回路
211でのリタイミング動作が誤りなく行われていると判
断(正常状態)し、セレクタ209のクロック信号選択を
固定する。一度、不一致が検出されるとラッチ回路211
でのリタイミングに誤りが発生したと判断し、固定的選
択状態にあるセレクタ209の選択制御を作動させ正常状
態に復帰する。この選択制御固定操作は、ローカルクロ
ック信号202やマスタクロック信号203のジッタ等微妙な
位相変動で、ラッチ回路211に供給されるリタイミング
信号に生じる位相変動を抑圧する。なお、セレクタ出力
クロック信号2091の立ち上がり時刻は、2分周回路206
の出力クロック信号の変化点間隔(1周期=2π)に対
してπ/2〜3π/4の間に位置することになる。
このようにして、状態監視回路において、2分周回路
の出力信号をセレクタ出力クロック信号で誤りなくラッ
チできるかどうかの監視を行うと共に、この状態監視回
路の出力信号でセレクタの動作の制御を行う。
第6図は、第2の発明の他の実施例を示す構成図であ
る。この位相同期回路は、1−8直並列変換回路(S/
P)604と、8分周回路605,607と、2分周回路606と、位
相比較回路608と、セレクタ609と、ラッチ回路610,611
と、状態監視回路614とで構成されている。
さらに、状態監視回路614は、第7図に示されるよう
に、Dフリップフロップ7031〜7033,706と、排他的論理
和ゲート7041,7042と、ORゲート705とで構成されてい
る。
この位相同期回路では、セレクタ609の出力クロック
信号として、2分周回路606の出力信号の変化点から最
も位相の異なるクロック信号Φiを中心として±π/4位
相の異なる3相Φi−1、Φi、Φi+1のクロック信
号を選択し、クロック信号Φiをセレクタ出力線6091
クロック信号Φi−1をセレクタ出力線6092、クロック
信号Φi+1をセレクタ出力線6093を介して状態監視回
路614へ供給する。
また、状態監視回路614では、第7図に示されるよう
に、3個のD−F/F7031〜7033は入力信号である2分周
回路606の出力信号を3相のクロック信号Φi−1,Φi,
Φi+1でラッチする。EX−OR7041はD−F/F7031とD
−F/F7032の出力信号の一致、EX−OR7042はD−F/F7032
とD−F/F7033の出力信号の一致を監視する。EX−OR704
1,7042の出力信号はORゲート705を介してD−F/F706の
入力信号となり、クロック信号Φi+1の逆相でリタイ
ミングされ状態監視回路614の出力信号となる。この構
成では、D−F/F7031〜7033で、入力信号である2分周
回路606の出力信号の多点監視を行い、その監視結果が
一致していれば“0"、不一致が検出されれば“1"を状態
監視回路214の出力信号として位相比較回路608に供給
し、セレクタ609の動作制御を行う。
以上、第1図,第4図,第6図に示された実施例を用
いて本発明の説明を行ったが、本回路構成を用いて、非
同期回路を通過して位相同期ずれ状態となった複数の信
号を共通のクロック信号(マスタクロック信号)でリタ
イミングし、複数信号間のビット位相同期を確保するこ
とが可能となる。
〔発明の効果〕
このように、本発明によれば入力されるデータの繰り
返し周波数に依存することなく、簡易な論理操作を用い
るだけで最適なタイミングでデータ信号のリタイミング
を行い、かつリタイミング信号の自動的選択が可能な位
相同期回路が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第4図,第6図は、本発明の実施例である位相
同期回路を示す構成図、 第2図は、第1図の位相比較回路及びセレクタの構成
図、 第3図は、第1図で示した位相同期回路の動作を示すタ
イミングチャート、 第5図は、第4図の状態監視回路の構成図、 第7図は、第6図の状態監視回路の構成図、 第8図は、従来の位相同期回路の一例を示す構成図であ
る。 104……1−3直並列変換回路 105……3分周回路 106……2分周回路 107……3分周回路 108……位相比較回路 109……セレクタ 110,111……ラッチ回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル信号と、このディジタル信号と
    周波数及び位相同期がとれた第1のクロック信号と、こ
    のディジタル信号と周波数同期がとれた第2のクロック
    信号とが供給され、前記第2のクロック信号の位相に同
    期したディジタル信号を得るための位相同期回路であっ
    て、 前記ディジタル信号と第1のクロック信号とを入力と
    し、前記ディジタル信号をN(Nは2以上の整数)系列
    に展開するN系列展開回路と、 前記第1のクロック信号をN分周し、N分周クロック信
    号を出力する第1のN分周回路と、 前記第1のN分周回路出力をM分周(Mは2以上の整
    数)し、M分周クロック信号を出力するM分周回路と、 前記第2のクロック信号をN分周し、N相のN分周クロ
    ック信号を生成する第2のN分周回路と、 前記第2のN分周回路出力であるN相のN分周クロック
    信号と、前記M分周回路出力信号の位相関係とを比較
    し、前記M分周回路出力信号の変化点から最も位相の離
    れたN分周クロック信号を選択する選択回路と、 前記N系列展開回路出力を前記第1のN分周回路出力で
    ラッチする第1のラッチ回路と、 前記第1のラッチ回路出力を前記選択回路出力でラッチ
    する第2のラッチ回路とを有することを特徴とする位相
    同期回路。
  2. 【請求項2】ディジタル信号と、このディジタル信号と
    周波数及び位相同期がとれた第1のクロック信号と、こ
    のディジタル信号と周波数同期がとれた第2のクロック
    信号とが供給され、前記第2のクロック信号の位相に同
    期したディジタル信号を得るための位相同期回路であっ
    て、 前記ディジタル信号と第1のクロック信号とを入力と
    し、前記ディジタル信号をN(Nは2以上の整数)系列
    に展開するN系列展開回路と、 前記第1のクロック信号をN分周し、N分周クロック信
    号を出力する第1のN分周回路と、 前記第1のN分周回路出力をM分周(Mは2以上の整
    数)し、M分周クロック信号を出力するM分周回路と、 前記第2のクロック信号をN分周し、N相のN分周クロ
    ック信号を生成する第2のN分周回路と、 前記第2のN分周回路出力であるN相のN分周クロック
    信号と、前記M分周回路出力信号の位相関係を比較し、
    前記M分周回路出力信号の変化点から最も位相の離れた
    N分周クロック信号を選択する選択回路と、 前記M分周回路出力信号を前記選択回路出力で誤りなく
    ラッチできているかどうかの監視を行う監視回路と、 前記監視回路出力に基づき前記選択回路制御を停止させ
    る手段と、 前記N系列展開回路出力を前記第1のN分周回路出力で
    ラッチする第1のラッチ回路と、 前記第1のラッチ回路出力を前記選択回路出力でラッチ
    する第2のラッチ回路とを有することを特徴とする位相
    同期回路。
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