JP2676576B2 - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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JP2676576B2 JP4310025A JP31002592A JP2676576B2 JP 2676576 B2 JP2676576 B2 JP 2676576B2 JP 4310025 A JP4310025 A JP 4310025A JP 31002592 A JP31002592 A JP 31002592A JP 2676576 B2 JP2676576 B2 JP 2676576B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はら旋スキャンを行うX線
CT装置に関する。 【0002】 【従来の技術】ら旋スキャンを行ったX線CT装置の従
来例には、「ディジタル画像処理の医用機器への応用と
問題点」(技研センタ主催のセミナー「医用画像のディ
ジタル信号処理技術とその臨床応用への問題点」での発
表論文。昭和56年10月26日。堀場勇夫著。II42
〜II44ページ)(従来例Aと称す)、及び特開昭59
−111738号(従来例Bと称す)がある。従来例A
は、ら旋スキャンCT装置の原理を示す文献であり、X
線源を被検体の囲りに回転させること、この回転と共に
被検体を体軸方向に移動させることの2つの特徴を持つ
ら旋スキャンの原理を開示する。更に、従来例Aは、こ
のら旋スキャンで収集したデータを再構成する旨を開示
する。かくして、ら旋スキャンによるX線CT装置の原
理が記載されたことになる。 【0003】従来例Bは、従来例Aと同様にら旋スキャ
ンX線CT装置を開示する。更に従来例Bは、ら旋スキ
ャンで収集したデータからの再構成法及びアーチファク
ト低減法を各種開示する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記各従来例は、片方
向のみのベッドの移動である。片方向のみの移動の結
果、再構成のために必要な投影データは、被検体の体軸
方向の幅でみるに、大きくならざるを得ない。更に、体
軸方向の幅が大きくなると、再構成画像そのものの信頼
性に問題がでてくる。 【0005】本発明の目的は、ら旋スキャンにおいて再
構成に必要な体軸方向の幅を減少させ、再構成画像の信
頼性を高めることを可能にするX線CT装置を提供する
ものである。 【0006】 【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、X線
を発生するX線源と、X線源と対向して設けられた被検
体を透過してきたX線を検出するX線検出器と、被検体
を乗せて往路と復路との両者それぞれに連続移動可能な
患者ベッドと、検出したデータを収集するデータ収集手
段と、該データから画像再構成する画像再構成手段と
を、少なくとも有し、該X線源を被検体の囲りに連続的
に回転移動させ、該回転移動中に前記患者ベッドを被検
体の体軸方向に連続的に移動させ、該被検体の移動中に
被検体にX線を曝射し、往復の両方向でら旋状走査を行
わせ任意スライス位置の断層像を画像再構成することと
した。本発明は、X線を発生するX線源と、X線源と対
向して設けられた被検体を透過してきたX線を検出する
X線検出器と、被検体を乗せて往路と復路との両者それ
ぞれに連続移動可能な患者ベッドと、検出したデータを
収集するデータ収集手段と、該データから画像再構成す
る画像再構成手段とを、少なくとも有し、該X線源を被
検体の囲りに連続的に回転移動させ、該回転移動中に前
記患者ベッドを被検体の体軸方向に連続的に移動させ、
該被検体の移動中に被検体にX線を曝射し、往復の両方
向でら旋状走査を行わせ、前記往路と復路とでそれぞれ
収集したデータ相互を用いて任意のスライス位置での投
影データを求め、該投影データより任意スライス位置の
断層像を画像再構成することとした。更に、本発明は、
X線を発生するX線源と、X線源と対向して設けられた
被検体を透過してきたX線を検出するX線検出器と、被
検体を乗せて往路と復路との両者それぞれに連続移動可
能な患者ベッドと、検出したデータを収集するデータ収
集手段と、該データから画像再構成する画像再構成手段
とを、少なくとも有し、該X線源を被検体の囲りに連続
的に回転移動させ、該回転移動中に前記患者ベッドを被
検体の体軸方向に連続的に移動させ、該被検体の移動中
に被検体にX線を曝射し、往復の両方向でら旋状走査を
行わせることとしたX線CT装置において、前記往路と
復路とでそれぞれ収集したデータ相互間で補間処理を行
って任意のスライス位置での投影データを求め、該投影
角データより任意スライス位置の断層像を画像再構成す
ることとした。これにより、往路と復路との2方向のら
旋スキャンが実現でき、そこから得た投影データから往
路のみでは得られない高分解能の再構成画像を得ること
ができる。 【0007】 【実施例】図2はR−R方式CT装置の外観図である。
X線CT装置は、X 線管装置(X線発生装置)1と、
X線検出器2、X線管用高電圧発生器(図示せず)、患
者ベッド3より成る。X線管装置1とX線検出器2とは
互いにベッド3上の被検体を挟んで対向した位置関係に
ある。この対向した位置関係のもとで、X線管装置1と
X線検出器2とは、連続回転させる。連続回転のため
に、X線管装置1への高電圧装置からの高電圧は、スリ
ップリングを介して給電させた。この回転速度は後述の
図5の正弦波軌跡からわかるように一定速度である。 【0008】X線管装置1とX線検出器2とはフレーム
に一体的に搭載させた。フレーム(スキャナ)にスリッ
プリング機構をつけて高電圧を供電させる。 【0009】患者ベッド3は、スキャナの回転面に垂直
な方向(矢印)に一定速度で移動できる。患者ベッド3
の移動とX線管装置1によるX線の曝射とX線管装置1
の回転とは互いに同期させる。 【0010】患者ベッド及びX線管装置1がそれぞれで
定まる一定速度で移動及び回転することにより、ら旋ス
キャンでの収集データの管理が容易となる利点を持つ。
もし、患者ベッドの移動及びX線管装置1の回転がそれ
ぞれ一定でないと、後述する補間処理での係数a、bの
設定も容易でなく、同一投影角の2つのデータの抽出も
容易でない。 【0011】今、スキャナは、ある固定された回転面で
連続して、且つ高速で回転させる。このとき、患者ベッ
ド3を一定速度でガントリ開口部4に挿入し、所望の断
層面を含む範囲で走査する。この走査に先だって走査位
置決めを行う。 【0012】位置決めは、図3より、撮影開始の基準と
なる最初の断層面6をスキャナ回転面Aからある距離a
だけ手前に位置決めされる。距離aは、患者ベッドの移
動速度が一定になるまでの余裕を持ち、スキャナ及び患
者ベッドが回転及び移動開始後、その速度が定常状態に
なるB面(距離b)に同期してX線パルスの曝射を開始
する。この場合の距離bは、患者ベッドが移動する方向
での補間を用いて投影データを求めるため、計測し始め
及び終了後に余分にデータを計測しなければならない距
離である。患者ベッドが最終断層面7を距離bだけ過ぎ
たB′面まで達するとX線の曝射は停止され、患者ベッ
ドは減速しA′面で停止する。この様に、患者ベッドを
走査中に移動することによって、静止した被検体から見
て、図4(イ)に示すようにら旋状に走査される。この
際のX線管装置の被検体に対する片方向スキャンによる
軌跡を図5に示す。 【0013】ら旋状走査によって得た投影データ(以
後、ら旋データと呼ぶ)は、図4に示すように、スキャ
ナを被検体の囲りにら旋状に回転させ走査した場合に得
られる投影データと等価である。 【0014】ら旋データSRは投影角β、及び被検体の
体軸方向の位置Xとで決定される。ここで走査開始時の
位置X0、スキャナが1回転する間にベッド(及び被検
体)が移動する距離をDとする。被検体位置Xnでのス
ライス面(断層面)S(Xn)の断層像を再構成するに
は、投影データR(β、Xn)(但し、β=0゜〜36
0゜)が必要である。そしてら旋データSRから所望断
層面S(Xn)の投影データR(β、Xn)を補間によっ
て求め、その投影データから画像再構成する。 【0015】断層像を求めるには、その断層面における
投影データR(β、Xn)(但し、β=0゜〜360
゜)を求めればよい。ら旋データを一般式で示すと以下
となる。 【数1】SR=(βi、Xj) 但し、投影角βiは0゜≦βi≦360゜の範囲の値であ
り、位置Xjは、X0≦Xj≦Xeを満足する任意の一転で
ある。X0は走査開始位置、Xeは走査終了位置である。
投影角βiは図5の縦軸のX線管高さに相当する。 【0016】そこで、片方向スキャンにあっては、Xj
=Xnの位置Xnのスライス面S(Xn)における、投影
角βiでの投影データ 【数2】R(βi、Xn) は、Xnの前後1回転分(±D)の区間(即ち、Xn−D
<Xn<Xn+Dの区間)のデータを利用すること、及び
同じ投影角βiのら旋データから投影角R(βi、Xn
を補間によって求めること、によって算出する。この補
間は、2点線形補間であり、例えば図5に示す投影角β
1でみるに、投影角β1と一致する、Xnの前後位置は
e、Xmであり、その時の投影データはSR(β1
e)、SR(β1、Xm)であり、且つXeとXnとの距
離bはb=Xn−Xe、XmとXnとの距離aはa=Xm
nである故に、補間式は〔数3〕となる。 【数3】 R(β1、Xn)= {SR(β1、Xe)×a+SR(β1、Xm)×b} /(a+b) この処理をXnを固定したままで、0゜≦βi≦360゜
の360゜全方向(全投影角)について行えば、位置X
nの投影データが得られる。 【0017】片方向スキャンでのX線CT装置の実施例
を図1に示す。X線CT装置は、X線発生装置1、X線
検出器2、データ収集回路2A、バッファメモリ12、
補間回路13、フィルタ補正回路14、逆投影演算回路
15、CRT16より成る。 X線発生装置1…ファン状X線ビームを発生する。 X線検出器2…透過ファン状X線ビームの検出を行う多
チャンネル検出素子より成る。 データ収集回路2A…多チャンネルの検出器2の検出値
を取り込みプリアンプ、AD変換等の処理を行い、ら旋
投影データSRを得る。 【0018】2次元バッファ…i×jのアドレスを持つ
バッファである。ら旋投影データSRを格納する。即
ち、このバッファ12は投影番号i、スキャナ回転数番
号(何回転目か)jで決定づけられる。更にスキャナ1
回転における投影数をpp,スキャナの回転総数(何ス
キャンしたか)をJCとすると、ら旋データSRのパラ
メータは、この2次元配列の引数i,jによって次のよ
うに求められる。 【数4】投影角βi=β0+(i−1)×Δθ 位置Xij=X0+(j−1)×D+(i−1)×ΔD ただし、 【数5】ΔD=360゜/pp ΔD=D/pp となる。 【0019】補間回路13…位置Xnが指定されると、
nにおける投影データR(βi、Xn)を補間によって
作成する。即ち、ら旋投影データSRを投影データRに
変換する。 【0020】フィルタ補正回路14…ぼけ補正を行う。
フィルタ関数は、ぼけ補正の内容によって決まる。 逆投影演算回路15…フィルタ補正回路14のフィルタ
リング後の出力を逆投影する。これによって断層像を得
る。CRT16…断層像の表示を行う。 【0021】動作を説明する。X線発生装置1とX線検
出器2とは予め定められた平面上を連続的に回転してい
る。この状態で被検体を乗せたベッド3が一定速度で前
進する。前進の過程で被検体にX線発生装置1からのX
線が曝射される。この曝射は、ら旋状走査によってなさ
れたものとなる。ら旋状走査によって得る透過X線は、
X線検出器2で検出され、データ収集回路2Aで各種の
前処理及びAD変換される。かくして、ら旋データSR
を得る。このら旋データSRは引数i,jをアドレスと
する2次元バッファ12に格納される。被検体の測定範
囲全域にわたって、同様にら旋データSRを得、2次元
バッファ12に格納する。 【0022】2次元バッファ12にら旋データが埋まっ
た後に、補間回路13はら旋データSRから所望断層面
の投影データRを得る。即ち、位置Xnを指定して所望
断層面を特定化し、位置Xnにおける投影データR
(i,Xn)を作成する。具体的には、〔数4〕,〔数
5〕から明らかなように、ら旋データSRの被検体の体
軸方向のサンプル位置を横軸に、投影番号iを縦軸にと
ると、図6の関係となる。従って、投影データR(i,
n)は、次の式で求めることができる。 【数6】 R(i,Xn)={SR(i,J1)×a+SR(i,J1+1)×b} /(a+b) 【0023】次に、得られた投影データR(i,Xn
は、フィルタ補正回路14でぼけ補正処理を受ける。ぼ
け補正処理後の投影データは逆投影演算回路15で逆投
影処理され、位置Xnにおける断層像を得る。CRT1
6が断層像を表示する。 【0024】本発明は、以上の片方向スキャンに代わっ
て往復両方向スキャンを行って、そこから補間処理で再
構成像を得ようとするものである。本発明の実施例を述
べる。患者ベッドを一方向だけでなく逆方向にも移動
し、図3のB面からB′面まで走査させる。この際、往
路方向(順方向)移動の軌跡9と復路方向(逆方向)移
動の軌跡8が交差する様に走査を行うと、被検体は図4
(ロ)に示す様に走査される。断層像を1枚だけ得る場
合を図7(イ)、(ロ)により説明する。 【0025】図7(イ)はスキャナ回転速度16、患者
ベッド移動速度17及びX線パルス18の関係をタイム
・チャートで示したものである。図7(ロ)より、1枚
の断層像を得るために必要な180゜(あるいはそれ以
上)の走査9を順方向について行い、スキャナがさらに
180゜回転するまで患者ベッドの移動・X線の曝射を
休止させ、180゜位相をずらした後(こうすることに
よって、順方向の軌跡と逆方向の軌跡が交差する)、逆
方向に180゜(あるいはそれ以上)の走査8を行う
と、被検体に対するX線管装置の軌跡9は図7(ロ)に
示す様になる。ただし、破線部は、患者ベッドの移動・
曝射を休止してスキャナのみ回転していることを表わ
す。 【0026】このように走査した場合、投影データは患
者ベッドが順方向に移動している時の投影データと、逆
方向に移動している時の投影データとの補間によって求
める。また、片方向スキャンでは、どの断層面でも補間
による誤差は同じ条件であったが、両方向スキャンでは
交点を含み、ベッド移動方向に対し垂直な面が最も補間
による誤差が少ない。そこで、図7(ロ)に示した走査
をした場合、断層面19を求める。 【0027】図8において、(イ)は上からの、(ロ)
は横からの軌跡の投影である。図7(ロ)における断層
面19は図8の面Sに対応する。面Sの断層像を求める
には、面S上での投影データを求めればよい。そこで、
同じ投影角βをもつ投影データP1,P2を考える。P
1は順方向、P2は逆方向移動時の投影データである。
P1,P2からは面S上の投影データPが求められる。
投影データP(i,j)は線形補間を用いれば、 【数7】 P(i,j)=(P1(i,j)+P2(i,j))/2 i=1,2,…CN CN:全チャンネル数 j=1,2,…NP NP:全ビュー数 と求まる。この処理を0≦β≦180゜について行う
と、前半の半走査の投影データが得られる。得られた1
80゜分の投影データから1枚の断層像を求め、このデ
ータをぼけ補正し逆投影すれば、所望の断層像が得られ
る。 【0028】尚、図9にはこの両方向スキャンでの図6
対応図を示す。ら旋データの被検体の体軸方向のサンプ
ル位置を横軸に、投影番号を縦軸にとってある。図6と
対比する。図6ではスライス位置Xnに対し、その両側
の2つの軌跡L1とL2とから再構成像を得る。図9で
は、その両側の軌跡L3とL4とから再構成像を得る。L
1とL2とは位置Xnの両側に完全に分離されており、そ
の体軸方向幅も大きい。即ち、再構成像を得るのにその
幅の大きい体軸方向の位置から補間で求める必要があ
る。一方、図9では、軌跡L3とL4とはXnでクロス
し、L3とL4との体軸方向の幅も小さい。即ち、スライ
ス位置Xnにより近い位置のデータで再構成が可能にな
る。この結果、再構成画像の信頼性が高まる。 【0029】以上の実施例では得られた180゜分の投
影データから1枚の断層像を求めたが、他の実施例とし
て360゜分の投影データを求め断層像を求める方法を
述べる。図10において、360゜分の投影データを求
めるには、順・逆方向共360゜の走査が必要となる。
実施例2の範囲を0゜〜180゜とすると、本実施例で
は−90゜〜280゜の範囲で走査が必要となる。前半
の半走査は最初の実施例と同様に求められ、後半の半走
査は図10(イ)に示すQ1(n),Q2(n)から同様
にQ(n)が求められ、得られた全投影データから1枚
の断層像が再構成できる。ただし、この第2の実施例で
は後半の半走査を求める場合、補間に用いる投影データ
が距離的に遠く離れてしまい、前半の半走査を求める場
合と比べ、補間による誤差が大きくなる点を考えなけれ
ばならない。しかし、片方向スキャンに比しては誤差は
少ない。 【0030】図11は本発明の制御系統図を示す。X線
制御部101は、高圧発生器110を制御して高圧電圧
の発生を行わせる。いわゆるX線の曝射制御である。回
転フレーム制御部102は、X線管装置(X線発生器)
とX線検出器とを対向して連続回転させる制御だけでは
なく、投影角も加味した制御が可能で、任意に投影角を
制御できる。ベッド移動制御部103は、ベッド移動方
向、速度を制御する。ただし、走査最中は一定速度であ
る。 【0031】システム制御部内の同期化装置100は、
ベッド位置検出器113からの位置情報と、投影角検出
器114からの投影角情報を用いて、X線制御部10
1、回転フレーム制御器102、ベッド移動制御部10
3の同期をとる。 【0032】具体的には、各実施例において、予め指定
されたスライス位置が 【数8】 X(n)=Xs+3(D/4)+(D/2)n になるように、走査開始位置Xsを決定する。ただし、
Dはベッド移動スピード及び回転フレームの回転スピー
ドによって決定される。また、順方向走査終了時の位置
e、及び投影角θeを記憶しておき、逆方向走査の開始
位置がXe、開始投影角がθe+180゜になるように、
システムを制御する。 【0033】第3世代(R−R方式)CT装置におい
て、投影データから断層像を再構成するアルゴリズムと
しては、検出された扇状ビームデータをそのまま逆投影
するダイレクト法と、扇状ビームデータを並行ビームデ
ータに変換してから逆投影するアレンジ法などが知られ
ているが、本発明はそれらのアルゴリズムや世代によら
ず、例えばコーンビームを利用したら旋スキャンや電子
走査形等種々の適用ができ、効果を発揮する。 【0034】更に、補間法としては、線形補間の他に2
次、3次等の高次補間(数スライス分)も可能である。 【0035】 【発明の効果】本発明によれば、往復の両方向でのら旋
走査でき、高速な連続スキャンが可能となる。更に、両
方向のら旋スキャンで収集したデータに対して、任意の
スライス位置で、その前後の比較的近い連続するデータ
を用いて補間処理により正確な投影データを得ることが
できるようになり、ひいては再構成画像の信頼性を高め
ることができるようになった。更に、スライス位置は、
任意のどこでも可能であり、断層像をその任意の位置で
自在に生成可能になった。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のCT装置の実施例図である。 【図2】R−R方式CT装置の外観図である。 【図3】片方向スキャンの説明図である。 【図4】片方向スキャンと両方向スキャンの説明図であ
る。 【図5】回転位置とら旋データとの関係図である。 【図6】位置と投影番号との関係図である。 【図7】本発明の実施例でのタイムチャート及び軌跡を
示す図である。 【図8】本発明の実施例での軌跡を示す図である。 【図9】本発明の両方向スキャンでの位置と投影番号と
の関係図である。 【図10】本発明の他の実施例の説明図である。 【図11】本発明のシステム構成図である。 【符号の説明】 1 X線管装置 2 X線検出器

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【1】 X線を発生するX線源と、X線源と対向して設
    けられた被検体を透過してきたX線を検出するX線検出
    器と、被検体を乗せて往路と復路との両者それぞれに連
    続移動可能な患者ベッドと、検出したデータを収集する
    データ収集手段と、該データから画像再構成する画像再
    構成手段とを、少なくとも有し、該X線源を被検体の囲
    りに連続的に回転移動させ、該回転移動中に前記患者ベ
    ッドを被検体の体軸方向に連続的に移動させ、該被検体
    の移動中に被検体にX線を曝射し、往復の両方向でら旋
    状走査を行わせ、前記往路と復路とでそれぞれ収集した
    データ相互を用いて任意のスライス位置での投影データ
    を求め、該投影データより任意スライス位置の断層像を
    画像再構成することを特徴とするX線CT装置。 【2】 X線を発生するX線源と、X線源と対向して設
    けられた被検体を透過してきたX線を検出するX線検出
    器と、被検体を乗せて往路と復路との両者それぞれに連
    続移動可能な患者ベッドと、検出したデータを収集する
    データ収集手段と、該データから画像再構成する画像再
    構成手段とを、少なくとも有し、該X線源を被検体の囲
    りに連続的に回転移動させ、該回転移動中に前記患者ベ
    ッドを被検体の体軸方向に連続的に移動させ、該被検体
    の移動中に被検体にX線を曝射し、往復の両方向でら旋
    状走査を行わせることとしたX線CT装置において、前
    記往路と復路とでそれぞれ収集したデータ相互間で補間
    処理を行って任意のスライス位置での投影データを求
    め、該投影データより任意スライス位置の断層像を画像
    再構成することを特徴とするX線CT装置。
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