JP2676334B2 - ロボットアーム - Google Patents

ロボットアーム

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JP2676334B2
JP2676334B2 JP7195228A JP19522895A JP2676334B2 JP 2676334 B2 JP2676334 B2 JP 2676334B2 JP 7195228 A JP7195228 A JP 7195228A JP 19522895 A JP19522895 A JP 19522895A JP 2676334 B2 JP2676334 B2 JP 2676334B2
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忠素 玉井
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    • B25J9/10Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements
    • B25J9/109Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements comprising mechanical programming means, e.g. cams

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロボットアームに関
し、特にアームの伸縮に応じて対象物を保持しまたは放
すロボットアームに関する。
【0002】
【従来の技術】LSI製造工程における半導体ウエハの
表面上やLCDあるいは太陽電池等の表面上の微粒子や
汚れは、最終製品の歩留りを大きく低下させる。このた
め、半導体ウエハの加工処理プロセスにおいて、半導体
ウエハをゴミの発生しない環境で搬送、保管することが
望まれる。通常、半導体ウエハは複数枚がカセットに収
容され、加工処理装置間を搬送される。加工処理装置内
では、カセットから所定位置への半導体ウエハの移動が
ロボットアームを用いて行われる。加工処理装置内での
半導体ウエハの固定には、真空吸着チャックや静電チャ
ックが利用される。ロボットアームで移動中の半導体ウ
エハを確実に支持するため、これらのチャックを用いよ
うとすると、ロボットアームの構成が複雑化する。
【0003】例えば、ウエハの表面洗浄が極めて重要で
ある。洗浄に伴って環境破壊を生じさせないことも重要
である。アルゴンガスを用いて減圧雰囲気中で表面洗浄
を行う方法が知られている。これは、アルゴンガスまた
はアルゴンガスを含む混合ガスを極低温にし、表面に吹
き付ける方法である。ノズルから減圧雰囲気中にガスを
噴出することにより、ガスは急激に断熱膨張し、その温
度を低下させる。温度低下の結果、固体アルゴンが形成
され、固体アルゴン微粒子が表面上に衝突する。
【0004】例えば、加圧状態でのアルゴンを含むガス
を、その圧力でのアルゴンガスの液化点よりも高い温度
まで冷却し、ノズルから減圧雰囲気中に吹き出すことに
より、気体アルゴンを固体アルゴンに変化させる方法が
提案されている。
【0005】このように、減圧雰囲気中で処理を行う装
置においては、一般的に、常時減圧雰囲気とされている
処理室と減圧雰囲気と大気雰囲気とを繰り返す予備室と
が設けられる。処理室と予備室との間で処理対象物を移
送するロボットが必要になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】半導体プロセスにおい
ては、特にゴミの発生の少ない簡単な機構のロボットが
望まれる。
【0007】本発明の目的は、処理対象物を支持するた
めの専用の駆動機構を必要としないロボットアームを提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点による
と、回転軸と、前記回転軸に固定され、折り畳み伸縮機
構を有する腕部材と、前記腕部材先端部に回動可能に支
持され、前記回転軸に対して一定の相対的関係を保つ支
持部材と、前記支持部材上の支軸に揺動可能に支持され
る補助支持部材と、前記支持部材と前記腕部材との回動
部に設けられ、前記腕部材の折り畳み伸縮運動に基づい
て前記補助支持部材を駆動するカム機構とを有するロボ
ットアームが提供される。
【0009】腕部材が伸縮すると、カム機構により補助
支持部材が揺動する。補助支持部材が揺動することによ
って、処理対象物を支持しもしくは解放する。従って、
腕部材の伸縮に応じて処理対象物を支持したり解放した
りする。
【0010】
【発明の実施の形態】まず、図1及び図2を参照して、
本発明の実施の一形態による表面洗浄装置及び洗浄方法
の概略を説明する。
【0011】図1は、本発明の実施の一形態による表面
洗浄装置のブロック図を示す。アルゴン(Ar)ガスの
ボンベ1および窒素(N2 )ガスのボンベ2は、それぞ
れ圧力調整弁3、4を介して合流点20に配管で接続さ
れる。合流点20でアルゴンガスと窒素ガスが混合され
る。アルゴンと窒素の混合ガスは、配管21を通ってフ
ィルタ5に供給され、フィルタ5によりガス中の粒子が
除去される。
【0012】粒子の除去された混合ガスは、配管22を
通って冷却器(または熱交換器)6で冷却され、ノズル
装置10から真空容器11内に吹き出される。冷却器6
から出力された混合ガスの圧力および温度は、圧力計8
および温度計7で測定され、その測定結果は電気信号の
形で温度制御装置9に送られる。
【0013】温度制御装置9は、冷却器6の到達冷却温
度がその圧力でのアルゴンガスの液化点以下になるよう
に冷却器6を制御する。図2は、アルゴンガスの液化温
度および固化温度を示すグラフである。図中、横軸はエ
ントロピをジュール/モル・Kで表し、縦軸は温度を絶
対温度Kで表す。図中、領域Gは気相、領域Lは液相、
領域Sは固相を示す。曲線aは液化温度(気体液体界
面)を示し、破線bは固化温度(液体固体界面)、点P
はアルゴンの三重点を示す。
【0014】図1に示す温度制御装置9は、入力される
圧力信号および温度信号に基づいて、冷却器6の出口ガ
ス温度が図2に示すようなその圧力でのアルゴンガスの
液化温度以下になるように制御する。
【0015】したがって、混合ガス中のアルゴンガスの
一部または全部は冷却されて液化し、微細液滴を形成す
る。混合ガス中の窒素ガス濃度は、2〜70モル%とす
ることが好ましい。窒素ガスは、アルゴンガスよりも比
熱が大きいため、窒素ガスの濃度を高くするとガス冷却
のために必要な熱量が多くなり、好ましくないからであ
る。また、窒素の液化温度はアルゴンよりも低いため、
少しでも窒素ガスを含むことにより、冷却しすぎた場合
でもキャリアガスを気体の状態で残すことができる。
【0016】ノズル装置10から真空容器11内に混合
ガスを吹き出すことにより、混合ガスの圧力が急激に低
下し、断熱膨張を行なう。このため、混合ガスの温度が
急激に低下し、微細液滴は少なくとも表面が固化したア
ルゴンの微粒子に変化する。
【0017】このようにして、多量のアルゴン微粒子を
含む流体が被洗浄物12表面に噴射される。このように
して、被洗浄物12表面はアルゴンの微粒子により効率
的に洗浄される。
【0018】なお、真空容器11は、流量調整弁13を
介して真空排気装置に接続されている。また、真空容器
11には圧力計14が接続されており、圧力計14で検
出された圧力に対応する信号が、圧力制御器15に供給
される。
【0019】圧力制御器15は、検出された圧力に基づ
いて流量調整弁13を制御する。このように、流量調整
弁13、圧力計14及び圧力制御器15を含む真空排気
手段18によって、真空容器11内が所定の圧力に保た
れる。
【0020】なお、真空容器11内の圧力が絶対圧で
0.2気圧以上0.7気圧以下になるように圧力調整弁
13を制御することが好ましい。より好ましくは、アル
ゴンの三重点(0.68気圧)以下の圧力になるように
制御する。また、ノズル装置10内の圧力は、真空容器
11内の圧力との関係によって適正値が決まり、絶対圧
で3〜7気圧とすることが好ましい。
【0021】ノズル装置10内と真空容器11内の圧力
差が少ない場合は、高い洗浄効果が得られない。圧力差
を徐々に大きくすると洗浄効果が増加する。さらに大き
くすると、ノズル装置10から吹き出されたアルゴン微
粒子が真空容器11内に拡がって浮遊した状態になり、
洗浄効果は減少する。
【0022】これは、以下のように推察される。圧力差
が少ない場合には、混合ガスの断熱膨張量が少ない。こ
のため、アルゴン微細液滴が固化せず液滴の状態で洗浄
表面に衝突すると考えられる。この時の洗浄能力は低
い。また、圧力差が大きすぎる場合には、混合ガスの断
熱膨張量が大きくなり、混合ガスの温度が大きく低下す
る。このため、アルゴン微細液滴のほとんど中心部まで
固化して固体粒子となり、洗浄表面に衝突した際に弾性
的に反射すると考えられる。この時も洗浄能力は低い。
【0023】圧力差が適切な場合は、アルゴン微細液滴
の表面のみが固化し、内部は液相状態のままであると考
えられる。アルゴン微粒子の表面のみが固化し、殻状に
なっている場合には、洗浄表面に衝突した際に殻が割れ
るため、弾性的に反射することがない。そのため、洗浄
効果が向上するものと考えられる。
【0024】なお、真空容器11内の圧力がアルゴンの
三重点以下であれば、アルゴンは液相で存在し得ないた
め、少なくともアルゴン微細液滴の表面が固化する。真
空容器11内の圧力をアルゴンの三重点以下とすること
により、制御性よくアルゴン微細液滴を殻状のアルゴン
微粒子とすることができる。
【0025】なお、ガスを装置内に導入する前には、配
管21に接続された弁17を通してシステム内の雰囲気
を真空排気し、不純物ガスの混合を防止することが望ま
しい。また、装置運転停止後は、弁16を開き、混合ガ
スをベントすることが好ましい。
【0026】なお、ノズル装置10の上流側における圧
力はほぼ一定に保持されるため、圧力計8は冷却器6の
上流側に設けてもよい。アルゴンガスと窒素ガスの混合
ガスを用い、アルゴンガスを液化して微細液滴を窒素ガ
スまたは混合ガス中に浮遊させる場合を説明したが、ア
ルゴンガスのみを用いることも可能である。
【0027】この場合、ガスが冷却器6を通過する際、
アルゴンガスの一部が微細液滴に変化し、残余の気体ア
ルゴンガス中に浮遊する状態とすればよい。したがっ
て、洗浄用ガスとしては数%〜100%のアルゴンガス
を用いることができる。また、液滴の代わりに液体がノ
ズル装置の下部に溜まってもよい。ノズル装置からガス
と共に噴き出すことにより、液体は液滴となる。
【0028】また、真空容器11内で被洗浄物12を加
熱してもよい。アルゴンの微細液滴を含むガスがノズル
装置10を通って噴射することにより、微細液滴の少な
くとも表面は固化して被洗浄物12を衝撃するが、被洗
浄物の温度がある程度以上高ければ、被洗浄物表面に付
着したアルゴン微粒子または液滴は急激に蒸発する。
【0029】このように、粒子のサンドブラスト効果と
気化による洗浄作用を併用することもできる。また、ア
ルゴンガス濃度、圧力、冷却能力、冷却温度等を調整す
ることにより、アルゴン微粒子の径を制御することも可
能である。
【0030】図1では、冷却器を1段設ける場合につい
て説明したが、冷却器を2段以上の構成としてもよい。
まず1段目の冷却器で不純物ガスを液化等して、次に2
段目の冷却器でアルゴンの液化を行い、不純物を除去す
ることができる。
【0031】図3は、本発明の実施の形態によるウエハ
洗浄装置の平断面図を示す。ウエハ洗浄装置は、洗浄室
30、バッファ室40、ロボット室50、ウエハ搬入室
60、及びウエハ搬出室70を含んで構成される。洗浄
室30とバッファ室40との間、バッファ室40とロボ
ット室50との間、ロボット室50とウエハ搬入室60
との間、及びロボット室50とウエハ搬出室70との間
は、それぞれゲートバルブ81、82、83及び84で
仕切られている。各部屋の内部は、それぞれバルブを介
して真空ポンプ(図示せず)に接続されており、それぞ
れ独立に真空排気することができる。
【0032】洗浄室30内には純アルミニウム製の直管
状のノズルヘッダ31が取り付けられている。ノズルヘ
ッダ31の側壁には、軸方向に沿って複数のノズル32
が形成されている。ノズル32は、ノズルヘッダ31の
側壁に設けられた貫通孔で形成される。または、このよ
うな貫通孔に、アルミ製もしくはサファイア製等の微小
な管を挿入してノズルが形成される。ノズルヘッダ31
内に、図1で説明したようにアルゴン微細液滴を含むガ
スが供給される。ノズルヘッダ31内に供給されたガス
は、ノズル32から洗浄室30内に噴出する。このと
き、ガスが断熱膨張して冷却されアルゴン微粒子が形成
される。
【0033】洗浄室30の側壁に、流量調整機構33が
取り付けられており、流量調整機構33を通して洗浄室
30内を所望の圧力になるまで排気することができる。
ウエハ搬入室60及びウエハ搬出室70には、それぞれ
扉61及び71が設けられており、扉61もしくは71
を開けてウエハを保持したウエハキャリアを搬出入する
ことができる。洗浄すべきウエハ62がウエハキャリア
63に保持されて、ウエハ搬入室60内に配置される。
洗浄されたウエハは、ウエハ搬出室70内に配置された
ウエハキャリア73に順次蓄積される。
【0034】ロボット室50内には、ウエハを移送する
ためのロボットアーム51が格納されている。ロボット
アーム51は昇降機構を備えた回転軸52に取り付けら
れた第1の腕51A、第1の腕51Aの先端に取り付け
られた第2の腕51B、及び第2の腕51Bの先端に取
り付けられたアームヘッド51Cから構成されている。
ロボットアーム51は、各腕の接続点を屈曲させること
により、アームヘッド51Cを回転軸52上に移動させ
ることができる。また、回転軸52を中心として適宜回
動させて各腕の接続点を伸張させることにより、アーム
ヘッド51Cをバッファ室40、ウエハ搬入室60もし
くはウエハ搬出室70内に移動させることができる。
【0035】また、ロボットアーム51は、上下方向
(図において紙面の法線方向)に平行移動することがで
きる。アームヘッド51Cをウエハ搬入室60もしくは
バッファ室40内のウエハの下方に移動させ、アームヘ
ッド51Cを上昇させることにより、ウエハをアームヘ
ッド51C上に保持することができる。逆に、アームヘ
ッド51C上にウエハを保持し、バッファ室40もしく
はウエハ搬出室70内のウエハを保持すべき位置の上方
に移動させ、アームヘッド51Cを下降させることによ
り、ウエハを所定の位置に保持させることができる。
【0036】バッファ室40内には、ウエハホルダ41
及びバッファ板42が配置されている。ウエハホルダ4
1は、支軸45でバッファ室40内に支持される。支軸
45は、バッファ室40の下方を通って駆動軸48に接
続されている。駆動軸48は、ボールネジ機構49から
駆動力を受けて図の横方向に平行移動する。駆動軸48
を横方向に平行移動させることにより、支軸45及びウ
エハホルダ41を図の横方向に移動させることができ
る。駆動軸48はベローズを介してバッファ室に気密に
結合される。図3は、ウエハホルダ41をバッファ室4
0内のホームポジションに配置した場合を示している。
【0037】ウエハホルダ41は、ウエハを保持して図
の右方に移動し、ウエハがノズルヘッダ31の右側に位
置するまでウエハを洗浄室30内に搬入する。ウエハを
洗浄室30内に搬入した後、ウエハホルダ41は、図の
上下方向に往復運動しながら徐々に左方に移動する。こ
のとき、ノズルヘッダ31の複数のノズル32から噴き
出したアルゴン微粒子を含むガスがウエハ表面に吹きつ
けられて、ウエハ表面を洗浄する。洗浄時におけるウエ
ハホルダ41の往復運動の振幅をノズル32のピッチ以
上にし、左方への移動を適当な速さにすることにより、
ウエハ表面を隈なく洗浄することができる。なお、ウエ
ハホルダ41のウエハ保持機構については、後に図9を
参照して詳しく説明する。
【0038】バッファ板42は、アームヘッド51Cか
らウエハホルダ41へ、もしくはウエハホルダ41から
アームヘッド51Cへウエハを移し替える際に、一時的
にウエハを保持する。バッファ板42は2段構成とさ
れ、同時に2枚のウエハを保持することができる。バッ
ファ室40内におけるウエハの移し替え方法について
は、後に図7及び図8を参照して詳細に説明する。
【0039】次に、図3に示す洗浄装置を用いてウエハ
を洗浄する工程を説明する。まず、すべてのゲートバル
ブ81〜84を閉じ、バッファ室40及びロボット室5
0内を100mtorr以下の圧力になるまで真空排気
する。また、ノズルヘッダ31から洗浄室30内にアル
ゴン微粒子を含むガスを噴出させつつ、洗浄室30内の
圧力が0.3〜0.7気圧になるように洗浄室30内を
排気する。ウエハ搬入室60内に洗浄前の複数のウエハ
62を保持したウエハキャリア63を配置する。ウエハ
搬出室70内に、空のウエハキャリア73を配置する。
ウエハ搬入室60及びウエハ搬出室70内を100mt
orr以下の圧力になるまで真空排気する。
【0040】ゲートバルブ83を開けてアームヘッド5
1Cをウエハ搬入室60内に移動させ、洗浄前のウエハ
62をアームヘッド51C上に保持する。ロボットアー
ム51を縮めて洗浄前のウエハ62をウエハ搬入室60
からロボット室50に移送する。ゲートバルブ83を閉
じる。
【0041】ゲートバルブ82を開けてアームヘッド5
1Cをバッファ室40内に移動させ、アームヘッド51
Cで保持していた洗浄前ウエハをバッファ板42を経由
してウエハホルダ41に移し替える。バッファ板42に
洗浄済ウエハが保持されている場合には、洗浄済ウエハ
をアームヘッド51Cに移し替えてバッファ室40から
ロボット室50に移送する。ゲートバルブ82を閉じ
る。
【0042】バッファ室40内に窒素ガスを導入して、
バッファ室40内の圧力を洗浄室30内の圧力と同程度
にする。バッファ室40内と洗浄室30内とがほぼ同程
度の圧力になった後、ゲートバルブ81を開ける。バッ
ファ室40内と洗浄室30内の圧力がほぼ等しいため、
ゲートバルブ81を開けても急激なガスの移動は起こら
ない。従って、各部屋の内壁等に付着しているパーティ
クルがガス流によって巻き上げられてウエハに付着する
ことを防止できる。
【0043】ウエハホルダ41を図の右方に移動させ、
ウエハを洗浄室30内に搬入する。ウエハホルダを図の
上下方向に往復運動させながら左方にゆっくり移動させ
る。このとき、ノズル32から噴出したアルゴン微粒子
を含むガスがウエハ表面に吹き付けられて、ウエハ表面
が洗浄される。洗浄後、ウエハホルダ41をバッファ室
40内に収容し、ゲートバルブ81を閉じる。バッファ
室40内を100mtorr以下の圧力まで真空排気
し、洗浄後のウエハをウエハホルダ41からバッファ板
42に移し替える。
【0044】ウエハの洗浄と並行して、ロボットアーム
51は、洗浄後のウエハをウエハ搬出室70内のウエハ
キャリア73に収納する。さらに、ロボットアーム51
は、洗浄すべき次のウエハをウエハ搬入室60から取り
出し、ロボット室50内に移送する。
【0045】ゲートバルブ82を開け、ロボットアーム
51に保持されている洗浄前ウエハをウエハホルダ41
に移し替える。バッファ板42に保持されている洗浄後
のウエハを、アームヘッド51Cに移し替え、ロボット
室50に移送する。
【0046】上記処理を繰り返すことにより、複数のウ
エハを順次洗浄することができる。上記処理では、バッ
ファ室40内と洗浄室30内の圧力を等しくするため
に、バッファ室40内に窒素ガスを導入したが、窒素ガ
ス導入の代わりに、洗浄室30内の真空度をバッファ室
40内の真空度と同程度まで高めて、圧力差をなくす方
法も考えられる。洗浄室30内の真空度を高めるために
は、ノズルヘッダ31から噴き出しているアルゴン微粒
子を含むガスの供給を停止する必要がある。ガスの供給
を停止するとノズルヘッダ31内の圧力が急激に低下
し、ノズルヘッダ31内のガスが断熱膨張する。この断
熱膨張により温度が急激に低下し、ノズルヘッダ31内
のアルゴンが固化する。
【0047】ノズルヘッダ31内に固体アルゴンが生ず
ると、この固体アルゴンは容易には消滅しない。固体ア
ルゴンがノズル32を塞いでしまうこともある。次回洗
浄時のノズルヘッダ31内の温度、圧力等の条件設定も
困難になる。従って、バッファ室40と洗浄室30との
圧力差をなくすために洗浄室30内の真空度を高めるこ
とは、好ましくない。
【0048】図3に示すように、洗浄室30とロボット
室50とを直結せず、バッファ室40を介して接続する
ことにより、洗浄室30内を高真空に引くことなく、洗
浄室30とロボット室50との間でウエハを搬送するこ
とが可能になる。
【0049】図3では、処理室30内にアルゴン微粒子
を含む流体を噴出して表面洗浄を行う場合を説明した
が、バッファ室40を設けた効果は表面洗浄を行う場合
に限定されない。処理室30内を減圧雰囲気にして処理
を行う場合に効果がある。特に、ロボット室50内と処
理室30内との圧力が異なる場合に効果が大きい。ロボ
ット室50は通常の真空ポンプで100mtorr程度
以下まで真空排気される。従って、100mtorr程
度以上大気圧以下の減圧雰囲気で処理を行う場合に、大
きな効果が期待できる。
【0050】次に、図4を参照して、洗浄室の構成を説
明する。図4は、図3の一点鎖線A−Aにおける断面図
を示す。洗浄室30は、主として、主室34、副室35
及び熱シールド室36を含んで構成される。外壁100
によって主室34及び熱シールド室36が画定される。
主室34と熱シールド室36とは、熱シールド板101
によって分離される。主室34の全周囲を取り囲むよう
に熱シールド板101を配置してもよいが、図では、主
室34の側方及び下方のみに配置した場合を示してい
る。従って、主室34の上方は外壁100のみによって
外気と隔離される。
【0051】外壁100及び熱シールド板101のバッ
ファ室40側の側壁に、スリット状の貫通孔102が形
成されている。貫通孔102に対応するバッファ室40
側の側壁にも同様の貫通孔48が設けられており、貫通
孔102及び43を通してバッファ室40と主室34と
が連通する。外壁100とバッファ室40の側壁との間
にはゲートバルブ81が配置されている。ゲートバルブ
81が貫通孔48を塞ぐことにより、主室34とバッフ
ァ室40とを隔離することができる。
【0052】主室34を挟んでバッファ室40と対向す
る位置に副室35が配置されている。副室35は、主室
34側の面のみが開放された箱状の副室壁103によっ
て画定された平板状の空洞である。洗浄時には、バッフ
ァ室40から貫通孔48、102及び主室34を通って
副室35内にウエハが格納される。
【0053】主室34内の貫通孔102よりもやや上方
にノズルヘッダ31が取り付けられている。ノズルヘッ
ダ31に形成されたノズル32から、アルゴン微粒子を
含むガスが、貫通孔102側から副室35側に向かって
斜め下方に噴出する。ノズルヘッダ31とウエハの通路
との間に、ノズル32から噴出したガス流のうち、ガス
流の外周面近傍部分を遮蔽するための遮蔽板107及び
108が取り付けられている。遮蔽板107及び108
によって遮られなかった中央部分のガス流のみが、ウエ
ハ表面に衝突する。なお、ガス流の流路下には、熱シー
ルド板101が配置されている。遮蔽板107及び10
8の構成及び効果については、後に図12を参照して詳
しく説明する。
【0054】外壁100に気密に取り付けられた外壁1
06が、副室壁103の周囲を取り囲んでいる。外壁1
06と副室壁103との間の空洞に、ガス流路隔離板1
04が配置されている。ガス流路隔離板104と副室壁
103との間に、ガス流路37が画定され、ガス流路隔
離板104と外壁106との間にガス流路39が画定さ
れる。
【0055】ガス流路隔離板104の主室34側の端部
は、熱シールド板101に密着している。ガス流路37
は、熱シールド板101と副室壁103との間に形成さ
れた間隙109を通して主室34に連通している。ガス
流路39は、外壁100と副室壁103との間に形成さ
れた間隙110を通して熱シールド室36に連通してい
る。
【0056】ガス流路隔離板104の主室34と反対側
の端部には、円筒状のガス流路隔離管105が取り付け
られている。ガス流路隔離管105の先端は、流量調整
機構33内に挿入されている。主室34は、ガス流路3
7及びガス流路隔離管105の内部空洞を通って流量調
整機構33に接続される。熱シールド室36は、ガス流
路39及びガス流路隔離管105の外部空洞を通って流
量調整機構33に接続される。
【0057】流量調整機構33は、外管120、ニード
ル121、排気管122及びニードル駆動機構123を
含んで構成される。外管120の一端は、ガス流路隔離
管105の先端が外管120内に挿入されるように外壁
106に気密に取り付けられている。ガス流路37と3
9は、それぞれガス流路隔離管105の内部空洞及び外
部空洞を経由して外管120の内部空洞に連通してい
る。
【0058】外管120の内部空洞内に、小径ロッド
部、中径ロッド部及び大径ロッド部を有するニードル1
21が挿入されている。ニードル121の径切換部分及
び小径ロッド部の先端には、テーパが形成されている。
ニードル駆動機構123は、ニードル121を軸方向に
移動させ、外管120内への挿入の深さを調整する。排
気管122の一端が外管120の側壁に接続され、外管
120内が排気管122を介して排気される。ニードル
121の挿入の深さを変化させることにより、ガス流路
のコンダクタンスを変化させ排気流量を制御することが
できる。流量調整機構33については、後に図5及び図
6を参照して詳細に説明する。
【0059】次に、洗浄室30に着目して、ウエハの洗
浄方法を説明する。ノズルヘッダ31からアルゴン微粒
子を含むガスを噴出して主室34内を冷却し、主室34
内の温度を定常状態にする。ノズルヘッダ31から噴出
したガス及びアルゴン微粒子は、間隙109からガス流
路37を通って外部に排出される。
【0060】アルゴン微粒子が熱シールド板101に衝
突するため、熱シールド板101はアルゴンの液化点程
度まで冷却される。熱シールド板101が低温になるた
め、熱シールド板101と外壁100との接続面をOリ
ング等で気密に維持することは困難である。図4では、
Oリング等を使用せず熱シールド板101と外壁100
とを直接密着させている。このため、密着部分を通って
一部のガスが主室34から熱シールド室36に漏れる。
熱シールド室36内に漏れたガスは、間隙110からガ
ス流路39を通って外部に排出される。
【0061】主室34内の圧力が0.3〜0.7気圧、
熱シールド室36内の圧力が0.2〜0.6気圧になる
ように流量調整機構33を調整する。熱シールド室36
内の圧力を主室34内の圧力よりも低くしているのは、
熱シールド室36内のガスが主室34内に逆流しないよ
うにするためである。
【0062】ウエハを図3で説明したウエハホルダ41
に保持して、バッファ室40から貫通孔48及び102
を通って副室35内に搬入する。副室35内に搬入され
たウエハを、主室34内の遮蔽板107及び108の下
方を通過させてバッファ室40内に回収する。ウエハが
遮蔽板107及び108の下方を通過する時に、アルゴ
ン微粒子を含むガス流がウエハ表面に衝突し、表面を洗
浄する。
【0063】主室34内が冷却され定常状態になるまで
の時間を短縮するために、熱シールド板101の熱容量
をなるべく小さくすることが好ましい。本実施の形態で
は、厚さ5mmのアルミニウム板を用いた。
【0064】熱シールド室36の熱シールド効果を高め
るためには、熱シールド室36内をできるだけ高真空に
することが好ましい。主室34と熱シールド室36との
気圧差を大きくすると、熱シールド板101に大きな機
械的強度が要求される。しかし、熱シールド板101を
厚くして機械的強度を高めることは、熱容量が大きくな
るため好ましくない。従って、本実施の形態では、主室
34と熱シールド室36との圧力差を0.1気圧程度と
している。
【0065】外壁100の外部表面の温度が低下する
と、表面に水滴が付着する。さらに温度が低下すると霜
が付着する。水滴の付着を防止するためには、外壁10
0を厚くして、外壁の内外温度差を大きくすることが好
ましい。本実施の形態では、外壁の厚さを20mmとし
ている。
【0066】図4では、主室34内にアルゴン微粒子を
含む流体を噴出させる場合を示したが、熱シールド板1
01を設ける効果は、アルゴン微粒子を噴出させる場合
に限定されない。他の低温の流体を噴出させる場合に
も、熱シールド板101を配置する効果が期待できる。
【0067】次に、図5を参照して流量調整機構33の
構成及び作用を説明する。図5(A)及び(B)は、流
量調整機構33の断面図を示す。流量調整機構33は、
円筒状の外管120、ニードル121及び排気管122
を含んで構成されている。
【0068】外管120の一端が、洗浄室の外壁106
に気密に取り付けられ、外管120の内部空洞が洗浄室
内に連通している。外管120の端部から内部空洞内
に、ガス流路隔離管105が挿入されている。ガス流路
隔離管105内のガス流路37Aは、図4で説明したよ
うにガス流路37を通して主室34に連通している。ガ
ス流路隔離管105の外周面と外管120の内周面との
間に形成された円筒状のガス流路39Aは、ガス流路3
9を通して熱シールド室36に連通している。
【0069】排気管122の一端が、外管120の側壁
に取り付けられており、他端は図示しない真空ポンプに
接続されている。排気管122を通して外管120の内
部空洞を真空排気することができる。
【0070】外管120の内面には、ガス流路隔離管1
05の先端部と排気管122の取り付け部との間に、小
径部124が形成されている。ニードル121は、小径
ロッド部121A、中径ロッド部121B、大径ロッド
部121C、及びこれらを接続するテーパ部から構成さ
れている。小径ロッド部121Aの外形はガス流路隔離
管105の内径よりもやや小さく、中径ロッド部121
Bの外形は小径部124の内径よりもやや小さく、大径
ロッド部121Cの外径は外管121の内径よりもやや
小さい。
【0071】図5(A)及び(B)に示すように、ニー
ドル121は小径ロッド部121A側の端部から外管1
20内に挿入される。図4に示したニードル駆動機構1
23によって、ニードル121の挿入の深さが調節され
る。図5(A)及び(B)は、それぞれニードル121
を外管120内に浅く挿入した場合、及び深く挿入した
場合を示す。図5(B)に示すように、ニードル121
を外管120内に深く挿入すると、小径ロッド部121
Aがガス流路隔離管105内のガス流路37A内に挿入
され、中径ロッド部121Bの先端側の一部分が小径部
124内に挿入される。
【0072】図5(A)に示すように、ニードル121
の挿入深さが浅く小径ロッド部121Aがガス流路隔離
管105内に挿入されていないときは、ガス流路37A
及び39A共にニードル121と外管120の内面との
間に形成された間隙を通って排気管122に連通する。
このように、ガス流路37A及び39Aと排気管122
との間に比較的広いガス流路が形成され、このガス流路
を通してガス流路37A及び39A内が排気される。
【0073】図5(B)に示すように、小径ロッド部1
21Aのほとんどの部分をガス流路37A内に挿入する
と、ガス流路37A及び39Aと排気管122とを連通
させるガス流路が狭くなる。すなわち、ガス流路37A
は、小径ロッド部121Aの外周面とガス流路隔離管1
05の内周面との間の狭い間隙、及び中径ロッド部12
1Bの外周面と小径部124の内周面との間の狭い間隙
を通して排気管122に連通する。また、ガス流路39
Aは、中径ロッド部121Bの外周面と小径部124の
内周面との間の狭い間隙を通して排気管122に連通す
る。これらの狭い間隙は、流動抵抗として作用する。
【0074】この流動抵抗により、ガス流路37A及び
39Aと排気管122とを接続するガス流路のコンダク
タンスが小さくなるため、ガス流路37A及び39A内
の排気能力が低下する。また、ガス流路37Aと排気管
122とを接続するガス流路には、小径ロッド部121
Aと中径ロッド部121Bとによる流動抵抗が直列に介
在する。これに対し、ガス流路39Aと排気管122と
を接続するガス流路には、中径ロッド部による流動抵抗
のみが介在する。このため、ガス流路37A内の排気能
力がガス流路39A内の排気能力よりも大きく低下す
る。
【0075】小径ロッド部121Aの外径とガス流路隔
離管105の内径との差、中径ロッド部121Bの外径
と小径部124の内径との差、小径ロッド部121A及
び中径ロッド部121Bによる流動抵抗部の長さの比等
を調整することにより、ガス流路37A及び39A内の
排気能力の差を所望の値に設定することができるであろ
う。
【0076】次に、図6を参照して、図5に示す流量調
整機構を用いて真空容器内の圧力制御を行った実験結果
を説明する。図6は、実験に用いた流量調整機構の断面
図を示す。実験に用いた流量調整機構のニードルは、先
端のテーパ部を除いて単一径のものである。すなわち、
図5に示すニードル121の小径ロッド部121Aの
み、もしくは中径ロッド部121Bのみを有するニード
ルと考えることができる。
【0077】外管130内にニードル131が挿入され
ている。外管130の図の左端にニードル131の外径
とほぼ同径の貫通孔を有するニードル支持リング133
が取り付けられ、固定リング134により外管130に
固定されている。ニードル131は、ニードル支持リン
グ133の貫通孔に挿入され、半径方向に支持される。
外管130の内径は10.2mm、ニードル131の外
径は9.53mmである。排気管132の一端が外管1
30の側壁に接続され、他端は真空ポンプに接続されて
いる。真空ポンプの排気能力は約500リットル/分で
ある。
【0078】外管130の図の右端を真空容器に接続し
て、真空容器内の圧力を制御した。真空容器内には、流
量4slmの窒素ガス及び流量40slmのアルゴンガ
スを導入した。上記条件において、真空容器内の圧力を
0.2〜0.5気圧の範囲で変化させ、安定して制御す
ることができた。圧力が0.2〜0.5気圧の範囲で
は、ニードル131を軸方向に0.5mm移動させると
圧力が約0.01気圧変化した。
【0079】従来のニードルバルブは、円形の開口部に
ニードルのテーパ状先端部を挿入して開口部面積、すな
わちガス流路の断面積を変化させることにより、流量を
制御していた。比較的高真空を得たい場合には、従来の
方法でも安定して圧力を制御することができる。しか
し、従来のバルブを用いて0.2〜0.7気圧の範囲で
0.01気圧の変化をを安定して得ることは困難であっ
た。図6に示すように、ガス流路の断面積ではなく、流
動抵抗部の長さを変化させてコンダクタンスを調整する
流量調整機構を用いることにより、0.2〜0.7気圧
程度の圧力を安定して制御することができた。
【0080】また、従来のニードルバルブでは、ニード
ル先端を開口部に深く挿入すると、テーパ面が開口部の
縁に接触するおそれがあった。テーパ面と開口部の縁が
接触すると、接触部が変形したり切削粉等のゴミが発生
する場合がある。図5及び図6に示す流量調整機構にお
いては、ニードルを深く挿入してもニードルと外管が接
触しないため、接触による変形及びゴミの発生を防止で
きる。
【0081】次に、図7を参照してバッファ室内の構成
を説明する。図7(A)は、図3のバッファ室40内の
概略平面図を示す。バッファ室40内に、ウエハホルダ
41及びバッファ板42が配置されている。バッファ板
42は支柱43によりバッファ室40内に支持されてい
る。ウエハの搬入もしくは搬出時には、ゲートバルブ8
2が開き、ロボットアームのアームヘッド51Cがバッ
ファ室40内に挿入される。
【0082】バッファ板42は、支柱43に固定された
支持部材44及び支持部材44に固定された2枚の平板
から構成されている。図7(B)は、図7(A)の一点
鎖線B7−B7における断面図を示す。一定の間隔で平
行配置された上側平板42a及び下側平板42bが支持
部材44に固定されている。上側平板42a及び下側平
板42bは、同一の平面形状を有する。
【0083】図7(A)に示すように、上側平板及び下
側平板は、一端が支持部材44に固定され、ゲートバル
ブ81に沿って図の下方に延在し、ゲートバルブ81の
ほぼ中央まで達する腕部42Aと、腕部42Aの他端近
傍からバッファ室40の中央に向かって突出したウエハ
保持部42Bとを有する。ウエハ保持部42Bは、その
上面にウエハを保持する。ウエハをなるべく外周部近傍
で安定に保持できるように中心から外周に向かって突出
した3個の突出部42Baが設けられている。突出部4
2Baの上面には、突起が設けられており、この突起上
にウエハを保持する。支柱43は上下方向(図において
紙面の法線方向)に平行移動可能である。バッファ板4
2は支柱43と共に上下方向に移動する。
【0084】ウエハホルダ41は、ホームポジションに
あるときに、水平面内においてウエハ保持部42Bを腕
部42Aとの接続部を除く3方向から取り囲む平面形状
を有する。その内周は、ウエハ径よりもやや小さい円周
状であり、外周は矩形状である。内周には、ウエハホル
ダ41とバッファ板42とが水平面内で重ならないよう
に、突出部42Baに対応する部分に切り欠きが設けら
れている。ウエハ下面の外周部近傍をウエハホルダ41
上面の内周近傍に載置し、ウエハを保持する。ウエハホ
ルダ41の構造については、後に図9を参照して詳細に
説明する。
【0085】アームヘッド51Cは、バッファ室40内
に挿入したときに、水平面内においてウエハ保持部42
Bを腕部42Aとの接続部を除く3方向から取り囲む平
面形状を有する。また、アームヘッド51Cとバッファ
板42とが水平面内で重ならないような形状とされてい
る。アームヘッド51Cは、その上面上にウエハを保持
し、ウエハホルダ41がホームポジションにあるときの
ウエハ保持位置までウエハを移送する。アームヘッド5
1Cの構造については、後に図10を参照して詳しく説
明する。
【0086】バッファ板42は、水平面内においてウエ
ハホルダ41及びアームヘッド51Cと重ならないた
め、自由に上下方向に移動することができる。バッファ
板42が上昇するとき、ウエハホルダ41もしくはアー
ムヘッド51C上に保持されていたウエハが、バッファ
板42上に移し替えられる。逆に、バッファ板42が下
降するとき、バッファ板42上に保持されていたウエハ
が、ウエハホルダ41もしくはアームヘッド51C上に
移し替えられる。
【0087】次に、図8を参照して、バッファ室40内
のウエハの移し替え方法を説明する。図8は、バッファ
板の上側平板42a、下側平板42b、ウエハホルダ4
1、及びアームヘッド51Cの高さ方向の位置関係を概
略的に示す図である。
【0088】図8(A)に示すように、洗浄前のウエハ
62Aを保持したアームヘッド51Cを、上側平板42
aと下側平板42bとの間に挿入する。図8(B)に示
すようにバッファ板42を上昇させる。アームヘッド5
1C上に保持されていたウエハ62Aが下側平板42b
上に保持される。
【0089】図8(C)に示すように、アームヘッド5
1Cをバッファ室40から引き出し、上側平板42aと
下側平板42bとの間にウエハホルダ41が配置される
ようにバッファ板42を下降させる。ウエハ62Aがウ
エハホルダ41上に移し替えられる。ウエハホルダ41
を洗浄室内に移動させてウエハ62Aの洗浄を行う。図
8(D)に示すように、ウエハホルダ41が洗浄室30
内に挿入されている間にバッファ板42を下降させる。
ウエハホルダ41がホームポジションに戻ってきたとき
には、上側平板42aがウエハホルダ41よりも下にあ
る。図8(E)に示すように、下側平板42bがウエハ
ホルダ41よりも高くなるまでバッファ板42を上昇さ
せる。洗浄後のウエハ62Aが上側平板42a上に保持
される。
【0090】図8(F)に示すように、洗浄前のウエハ
62Bを保持したアームヘッド51Cを上側平板42a
と下側平板42bとの間に挿入する。図8(G)に示す
ように、下側平板42bがアームヘッド51Cよりも高
くなるまでバッファ板42を上昇させる。ウエハ62B
が下側平板42b上に保持される。
【0091】図8(H)に示すように、アームヘッド5
1Cを一旦バッファ室から引き出し、再度上側平板42
aと下側平板42bとの間に挿入する。図8(I)に示
すように、上側平板42aがアームヘッド51Cとウエ
ハホルダ41との間に配置され、下側平板42bがウエ
ハホルダ41よりも低くなるまでバッファ板42を下降
させる。ウエハ62Aがアームヘッド51C上に移し替
えられ、ウエハ62Bがウエハホルダ41上に移し替え
られる。アームヘッド51Cをバッファ室から引き出
す。図8(C)から図8(I)の工程を繰り返すことに
より、複数のウエハを順次洗浄することができる。
【0092】このように、バッファ板にウエハを保持す
る2段の平板42a及び42bを設けておくことによ
り、洗浄前のウエハのアームヘッド51Cからウエハホ
ルダ41への移し替えと、洗浄後のウエハのウエハホル
ダ41からアームヘッド51Cへの移し替えを短時間に
完了することができる。
【0093】図8では、バッファ板42のみを上下方向
に移動させる場合を示したが、アームヘッド51Cもし
くはウエハホルダ41を上下方向に移動させてもよい。
特に、ロボットアームは上下方向に移動する機能を有し
ているため、新たな機構を追加することなくアームヘッ
ド51Cを上下に移動させることができる。例えば、図
8(F)に示す工程において、バッファ板42を上昇さ
せる代わりにアームヘッド51Cを下降させてもよい。
【0094】次に、図9を参照してウエハホルダ41の
構成及び作用を説明する。図9は、ウエハホルダ41の
平面図を示す。ウエハホルダ41は、長方形のほぼ中央
部分に図の右側の辺に向かって開いた円形のくり抜き部
を形成した平面形状を有するウエハ保持部41aと、ウ
エハ保持部41aから図の左方に延在する腕部41bか
ら構成される。図の上側部分と下側部分は別個の平板4
1Aと41Bで形成され、両平板は腕部41bの左端近
傍において支軸45で開閉可能に接続されている。平板
41Aと41Bの支軸45近傍は、上下方向(図におい
て紙面の法線方向)に重なるように配置され、腕部41
bの右部分及びウエハ保持部41aは同一水平面内に配
置される。
【0095】ウエハ保持部41aに形成された円形のく
り抜き部の直径は、ウエハ径よりもやや小さく、くり抜
き部の周辺部上面にウエハ底面の縁部近傍領域を載せて
ウエハを保持する。
【0096】平板41Aと41Bとの間には弾性部材が
取り付けられ、両平板は常に閉じる向きに付勢されてい
る。また、ウエハホルダ41が図3に示すバッファ室4
0内のホームポジションにあるときに、腕部41bの上
下に重なった部分において平板41Bの腕部のみに接触
する位置にローラ46が固定配置されている。支軸45
を図の上方に少しだけ移動させると、平板41Bのみが
ローラ46に押し当てられるため、両平板がわずかに開
く。支軸45を元の位置に戻すと、弾性部材の復元力に
より両平板は閉じる。
【0097】ウエハ保持部41aの上面には、保持すべ
きウエハの外周線上に複数の突起47が形成されてい
る。平板41Aと41Bとをやや開いた状態でウエハ保
持部41a上にウエハを載置し、その後両平板を閉じる
と、複数の突起47がウエハの外周部を内向きに押さえ
つける。このため、ウエハをウエハ保持部41aの上面
に単に載置するだけの場合に比べて、より安定してウエ
ハを保持することができる。
【0098】次に、図10及び図11を参照して、ロボ
ットアームの構成及び作用を説明する。図10は、ロボ
ットアームの平面図を示す。ロボットアームは、主とし
て図3に示すロボット室50の底面から垂直方向に突出
した回転軸52に取り付けられた第1の腕51A、第1
の腕51Aの先端に取り付けられた第2の腕51B、及
び第2の腕51Bの先端に取り付けられたアームヘッド
51Cを含んで構成される。第1の腕51Aと第2の腕
51Bの長さは等しい。
【0099】第1の腕51Aは、ロボット室50の底面
に対して回転可能な回転軸52に回動可能に取り付けら
れている。第2の腕51Bは、第1の腕51Aに固定さ
れた回転軸53Bに回動可能に取り付けられている。ま
た、第2の腕51Bに、回転軸53Bと同軸の回転軸5
3Aが固定されている。回転軸52と回転軸53Aと
は、その外周面に歯を有し、タイミングベルト160A
で連結されている。回転軸52と回転軸53Aとの歯数
の比は2:1である。
【0100】アームヘッド51Cは、第2の腕51Bに
固定された回転軸54に回動可能に取り付けられてい
る。また、アームヘッド51Cに、回転軸54と同軸の
回転軸56が固定されており、回転軸53Bと回転軸5
6とは、その外周面に歯を有し、タイミングベルト16
0Bで連結されている。回転軸53Bと回転軸56との
歯数の比は1:2である。
【0101】第1及び第2の腕51A、51Bは、折り
畳み可能な腕を構成し、アームヘッド51Cの軸方向は
常に回転軸52に向かう。折り畳み機能のため、各回転
軸は上述のように二重構造になっている。
【0102】回転軸54の周囲には、第2の腕51Bの
上面から突出した凸部156A及び156B(図中斜線
を付して示す)が形成されている。凸部156Aと15
6Bとは、回転軸54の中心軸に関して相互に軸対称の
関係にある。凸部156A及び156Bは、それぞれ側
面にカム面157Aと158A、及びカム面157Bと
158Bを画定する。カム面158A及び158Bは、
回転軸54の中心軸を中心とする円筒状面の一部であ
る。カム面157A及び157Bと回転軸54の中心軸
との距離は一定ではなく、徐々に単調に変化している。
このため、カム面の回転に応じて、カム面157Aもし
くは157Bに接するカム従動面が回転軸54の半径方
向に駆動される。
【0103】アームヘッド51Cは、主として第2の腕
51Bに取り付けられた支持部材151、支持部材15
1に取り付けられた補助支持部材152A及び152B
を含んで構成される。
【0104】支持部材151には、ウエハ62の外周近
傍の底面を載置し、ウエハ62を水平(回転軸54に対
して垂直)に保持するウエハ載置面151a及び151
bが形成されている。ウエハ載置面151aは、ウエハ
62の回転軸54側の外周近傍を載置し、ウエハ載置面
151bは、その反対側の外周近傍を載置する。ウエハ
載置面151bは、連結部151dによって支持されて
いる。
【0105】ウエハ載置面151b上には、ウエハ62
の外周線に沿って複数のストッパ用突起151cが形成
されている。載置面151b上に載置されたウエハ62
の外周端面が突起151cの側面に接触し、載置面内に
おいてウエハ62を一方向から支持(ストップ)する。
【0106】補助支持部材152A及び152Bは、そ
れぞれ支持部材151の下面(図中において裏面)に形
成された支軸153A及び153Bに、これらの支軸を
支点としてウエハ載置面内で揺動可能に取り付けられて
いる。また、補助支持部材152Aと152Bとは、回
転軸54の中心軸を含みウエハ載置面151bの中央部
を通過する仮想平面に関して面対称の関係にある。
【0107】補助支持部材152A及び152Bの一方
の端部には、それぞれローラー154A及び154Bが
取り付けられている。ローラー154A及び154Bの
外周面は、それぞれカム面157A、158A及びカム
面157B、158Bに接触する。アームヘッド51C
が回転軸54を中心として回動すると、ローラー154
A及び154Bがカム面に沿って移動する。
【0108】補助支持部材152A及び152Bの他方
の端部には、それぞれウエハ62の外周端面に接触して
ウエハ62を突起151c側に押しつけるための突起1
55A及び155Bが形成されている。補助支持部材1
52A及び152Bは、それぞれ弾性部材159A及び
159Bにより、突起155A及び155B側の端部が
相互に近づく向きに揺動するように付勢されている。突
起155A及び155B側の端部が相互に離れる向きに
揺動すると、突起155A及び155Bが支持部材15
1の下部に隠れる。支持部材151の下面(図の裏面)
には、突起155A及び155Bの経路となる領域に凹
部が形成され、突起155A及び155Bが支持部材1
51に接触しないようにされている。
【0109】図11(B)は、カム機構部の断面を示
す。第2の腕51Bは中空の板状であり、内部底面から
中空部に突出した回転軸54が形成されている。アーム
ヘッド51Cの下面に、嵌合部55が形成されている。
嵌合部55の凹部と回転軸54とが嵌合することによ
り、アームヘッド51Cが第2の腕51Bに回動可能に
取り付けられる。
【0110】第2の腕51Bの上面に凸部156A及び
156Bが形成されている。凸部156A及び156B
のカム面に、それぞれローラー154A及び154Bの
外周面が接触している。
【0111】次に、ロボットアームの動作を説明する。
ロボットアームを縮める時には、回転軸52を固定した
まま第1の腕51Aを回転軸52を中心として図中反時
計回りに例えば角度θだけ回動させる。これは、回転軸
52が第1の腕51Aに対して時計回りに角度θだけ回
動したことと等価である。タイミングベルト160Aで
回転軸52に連結された回転軸53Aは、第1の腕51
Aに対して時計回りに2θだけ回転する。回転軸53A
は第2の腕51Bに固定されているため、第2の腕51
Bが第1の腕51Aに対して時計回りに角度2θだけ回
転する。従って、回転軸52の中心と回転軸54の中心
とを結ぶ直線の方向は変化しない。すなわち、ロボット
アームの向きは変化せず、長さのみが短くなる。
【0112】第2の腕51Bが第1の腕51Aに対して
時計回りに角度2θだけ回動するため、第1の腕51A
に固定された回転軸53Bは、第2の腕51Bに対して
反時計回りに角度2θだけ回動する。タイミングベルト
160Bで回転軸53Bに連結された回転軸56は、第
2の腕51Bに対して反時計回りに角度θだけ回動す
る。回転軸56に固定されたアームヘッド51Cも、第
2の腕51Bに対して反時計回りに角度θだけ回動す
る。第2の腕51Bが第1の腕51Aに対して時計回り
に角度2θだけ回動しているため、アームヘッド51C
は第1の腕51Aに対して時計回りに角度θだけ回動し
ていることになる。
【0113】第1の腕51Aを反時計回りに角度θだけ
回動したとき、アームヘッド51Cが第1の腕51Aに
対して時計回りに角度θだけ回動するため、アームヘッ
ド51Cの向きは変化しない。すなわり、アームヘッド
51Cは回転軸52に近づく向きに並進運動する。
【0114】アームヘッド51Cが第2の腕51Bに対
して相対的に回転軸54を中心として反時計回りに回動
すると、図10に示すようにローラー154Aが、カム
面158Aから157Aに移動する。補助支持部材15
2Aが、弾性部材159Aの復元力により、支軸153
Aを支点として反時計回りに揺動する。同様に、補助支
持部材152Bが支軸153Bを支点として時計回りに
揺動する。突起155A及び155Bがウエハ62を突
起151c側に押しつけ、ウエハ62をウエハ載置面1
51a及び151b上の所定の位置に支持する。
【0115】図11(A)は、ロボットアームを伸ばし
たときのカム機構部の平面図を示す。図10において、
回転軸52を固定したまま第1の腕51Aを時計回りに
回動させると、アームヘッド51Cが回転軸52から遠
ざかる方向に並進運動する。アームヘッド51Cが第2
の腕51Bに対して相対的に回転軸54を中心として時
計回りに回動する。ローラー154Aがカム面157A
から158Aの方へ移動する。補助支持部材152A
が、支軸153Aを支点として時計回りに揺動する。同
様に、補助支持部材152Bが、支軸153Bを支点と
して反時計回りに揺動する。
【0116】図10において、突起155A及び155
Bが支持部材151の下方に隠れ、ウエハ62の支持を
解放する。このように、ロボットアームを縮めると自動
的にウエハを支持し、伸ばすと自動的にウエハの支持を
解放する。
【0117】第2の腕51Bに形成したカム面とアーム
ヘッド51Cに取り付けたカム従動面とから構成される
カム機構を用いているため、補助支持部材152A及び
152Bを揺動させる駆動機構を別途設けることなく、
ウエハを支持することができる。
【0118】図10では、1対の補助支持部材を設けた
場合を説明したが、必ずしも1対である必要はない。1
本の補助支持部材でもウエハを載置面内に支持すること
が可能である。また、図10では、ウエハを支持する場
合を例に説明したが、支持対象物はウエハに限らない。
突起151cと突起155A及び155Bとの形状を適
当に選択すれば、ウエハ以外の対象物を支持することも
可能である。また、突起151cと突起155A及び1
55Bのみで対象物を支持できれば、ウエハ載置面15
1a及び151bは必ずしも必要ではない。
【0119】また、図10では、カム面を回転軸に対向
するように配置した場合を説明したが、回転軸と反対側
を向くように配置してもよい。また、ローラー154A
もしくは154Bを相互に対向する2つのカム面で挟み
込むようにしてもよい。
【0120】次に、図12を参照して、図4に示す遮蔽
板107の構成及び作用を説明する。図12(A)は、
遮蔽板107の平面図を示す。遮蔽板107は、長方形
状のステンレス板の1つの辺に、複数の半円形状の切り
欠き140を形成して構成される。切り欠き140のピ
ッチは、図3に示すノズルヘッダ31に形成されたノズ
ル32のピッチと等しい。また、切り欠き140が形成
された辺の端面は、斜角60度の斜面とされている。
【0121】図12(B)は、ノズルヘッダ31、遮蔽
板107、108、及び洗浄中のウエハ62の断面図を
示す。図12(B)は、ノズル32から噴出したガス流
の中心軸141がウエハ表面と45度で交わる場合を示
している。遮蔽板107は、半円形状の切り欠き140
の中心が、各ノズル32から噴出したガス流の中心軸1
41上に位置するように配置される。
【0122】ウエハ62の表面からの高さ5mmの位置
に遮蔽板107を配置し、ウエハ62の表面からノズル
32までのガス流の中心軸141に沿った長さが20m
mになる位置にノズルヘッダ31を配置して、ウエハの
洗浄を行った。切り欠き140の半径が3mm及び4m
mの場合には、遮蔽板107を配置しないで洗浄を行っ
た場合に比べて高い洗浄効果を得ることができた。切り
欠き140の半径が5mmの場合には、遮蔽板107を
配置しない場合と比べて、洗浄効果はほとんど変わらな
かった。
【0123】切り欠き140の半径を3mm及び4mm
とした場合に高い洗浄効果が得られた理由は、以下のよ
うに推察される。ノズル32から噴出したガス流は、進
行するに従って徐々に広がる。ガス流の外周部近傍の流
束は、ノズル32の内面近傍を通過したガスを多く含む
と考えられる。従って、ノズル32の内面から放出され
たゴミを多く含んでいると考えられる。また、ガス流の
外周部近傍の流束の速さは中心部の流束の速さに比べて
遅いため、洗浄効果も低い。
【0124】このため、ガス流の外周部近傍の流束はウ
エハ表面を洗浄するよりも、むしろゴミを付着させる作
用が強いと考えられる。特に、洗浄表面のうちガス流が
衝突する洗浄領域の洗浄表面内における進行方向に関し
て、中心軸141よりも後方の流束は、中央部の流束に
よって既に洗浄された表面領域に衝突する。図12
(B)に示す場合では、ガス流の中心軸141よりもウ
エハ62の進行方向側(図中矢印64で示す向き)を流
れる流束142は、既に洗浄された表面領域に衝突す
る。このため、流束142によって汚染されたウエハ表
面は、その後洗浄されない。従って、遮蔽板107で流
束142を遮断することにより、高い洗浄効果が得られ
ると考えられる。
【0125】ガス流の中心軸141よりも図中左側を流
れるガス流143によって汚染されたウエハ表面は、そ
の後ガス流の中央部の流束によって洗浄される。従っ
て、流束143による汚染の影響は少ないと考えられ
る。但し、流束143による汚染をも防止するために、
ガス流の中心軸141を挟んで遮蔽板107と対向する
位置に他の遮蔽板108を配置してもよい。
【0126】上記実験では、ウエハ表面から遮蔽板まで
の高さを5mmとしたが、高さを変えてもよい。例え
ば、高さを2〜5mmの範囲としても同様の効果が得ら
れるであろう。
【0127】図12では、直線状の外周部に半円状の切
り欠きを設けた遮蔽板を用いる場合を説明したが、必ず
しも半円状の切り欠きを設ける必要はない。例えば、1
80度以下の中心角を有する円弧状の切り欠きを設けて
もよいし、切り欠きのない直線状形状としてもよい。
【0128】上記実施の形態では、洗浄すべき表面を上
方に向け、ウエハを水平に配置して洗浄を行う場合を説
明したが、必ずしもウエハの向きはこの向きに限らな
い。例えば、洗浄すべき表面を下方に向けてもよいし、
ウエハを鉛直に配置してもよい。
【0129】以上実施の一形態に沿って本発明を説明し
たが、本発明はこれらに制限されるものではない。例え
ば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当
業者に自明であろう。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
処理対象物を支持するための専用の駆動機構を設けるこ
となく、簡易な機構で処理対象物を支持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による洗浄装置のブロッ
ク図である。
【図2】アルゴンの相図である。
【図3】本発明の実施の一形態による洗浄装置の平断面
図である。
【図4】図3に示す洗浄装置の洗浄室の断面図である。
【図5】図3に示す洗浄装置の流量調整機構の断面図で
ある。
【図6】実験に使用した流量調整機構の断面図である。
【図7】図3に示す洗浄装置のバッファ室内の平面図で
ある。
【図8】バッファ室内におけるウエハの移し替え方法を
説明するための概念図である。
【図9】図3に示す洗浄装置のウエハホルダの平面図で
ある。
【図10】図3に示す洗浄装置のロボットアームのアー
ムヘッドの平面図である。
【図11】図10に示すロボットアームの部分平面図及
び部分断面図である。
【図12】図3に示す洗浄装置の遮蔽板の平面図、及び
ノズルヘッダ、遮蔽板及びウエハの断面図である。
【符号の説明】
1、2 ボンベ 3、4 圧力調整弁 5 フィルタ 6 冷却器 7 温度計 8 圧力計 9 温度制御装置 10 ノズル装置 11 真空容器 12 被洗浄物 13 流量調整弁 14 圧力計 15 圧力制御器 16、17 弁 18 真空排気手段 20 合流点 21、22 配管 30 洗浄室 31 ノズルヘッダ 32 ノズル 33 流量調整機構 34 主室 35 副室 36 熱シールド室 37、39 ガス流路 40 バッファ室 41 ウエハホルダ 42 バッファ板 43 支柱 44 支持部材 45 支軸 46 ローラー 47 突起 48 貫通孔 50 ロボット室 51 ロボットアーム 52、53A、53B、54 回転軸 60 ウエハ搬入室 61、71 扉 62 ウエハ 63、73 ウエハキャリア 64 進行方向 70 ウエハ搬出室 81、82、83、84 ゲートバルブ 100、106 外壁 101 熱シールド板 102 貫通孔 103 副室壁 104 ガス流路隔離板 105 ガス流路隔離管 107、108 遮蔽板 109、110 間隙 120、130 外管 121、131 ニードル 122、132 排気管 123 ニードル駆動機構 124 小径部 133 ニードル支持リング 134 固定リング 140 切り欠き 141 中心軸 142、143 流束 151 支持部材 152A、152B 補助支持部材 153A、153B 支軸 154A、154B ローラー 155A、155B 突起 156A、156B 凸部 157A、157B、158A、158B カム面 159A、159B 弾性部材 160A、160B タイミングベルト

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と、 前記回転軸に固定され、折り畳み伸縮機構を有する腕部
    材と、 前記腕部材先端部に回動可能に支持され、前記回転軸に
    対して一定の相対的関係を保つ支持部材と、 前記支持部材上の支軸に揺動可能に支持される補助支持
    部材と、 前記支持部材と前記腕部材との回動部に設けられ、前記
    腕部材の折り畳み伸縮運動に基づいて前記補助支持部材
    を駆動するカム機構とを有するロボットアーム。
  2. 【請求項2】 前記カム機構が、 前記回動部の回転中心軸の周囲に、前記腕部材に固定し
    て設けられたカム面と、 前記補助支持部材に設けられ、前記カム面に接触するカ
    ム従動面とを有し、 さらに、前記補助支持部材に対して、前記カム従動面が
    前記カム面に押しつけられるように揺動する力を与える
    弾性部材を有する請求項1に記載のロボットアーム。
  3. 【請求項3】 前記支持部材が、処理対象物を一方向か
    ら支持する支持面を有し、 前記補助支持部材が、前記支持面に対向し、前記支持面
    との間に処理対象物を挟持する補助支持面を有する請求
    項1または2に記載のロボットアーム
  4. 【請求項4】 前記支持部材が、処理対象物を載置する
    載置面を有し、 前記支持面及び補助支持面が、前記載置面に載置された
    処理対象物の側面に接して、前記載置面内における処理
    対象物の位置を固定する請求項3に記載のロボットアー
    ム。
  5. 【請求項5】 さらに、前記回動部の回転中心軸を含
    み、前記支持面の中央を通過する仮想平面に関して、前
    記補助支持部材と面対称の関係になるように揺動可能に
    前記支持部材に取り付けられた他の補助支持部材を有
    し、 前記カム機構が、さらに、前記回動部の回転中心軸に関
    して前記カム面と軸対称の関係にあり、前記他の補助支
    持部材を駆動する他のカム面を有する請求項1〜4にい
    ずれかに記載のロボットアーム。
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