JP2674939B2 - 通話路バス制御装置 - Google Patents

通話路バス制御装置

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JP2674939B2
JP2674939B2 JP5116810A JP11681093A JP2674939B2 JP 2674939 B2 JP2674939 B2 JP 2674939B2 JP 5116810 A JP5116810 A JP 5116810A JP 11681093 A JP11681093 A JP 11681093A JP 2674939 B2 JP2674939 B2 JP 2674939B2
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泰之 石井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動電話交換機におけ
るプロセッサと通話路系装置との間の情報の送受信制御
を行なう通話路バス制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プロセッサが制御する装置の中でも、自
動電話交換機に用いられる通話路系装置(以下、SP系
装置と呼ぶ)は多数の装置類で構成され、かつ、多重処
理を必要とするものであり、プロセッサは一連のシーケ
ンスの中で、それらの装置を制御するために非常に多く
の制御オーダを発行しなければならない。従って、多数
のSP系装置をコンパクトに接続することにより、高速
でリアルタイムに処理できることが重要となる。
【0003】従来、このような点を考慮したバス制御方
式として、図2に示すバス構成を有して図3に示すタイ
ミングチャートを実現するものが採用されていた(特公
昭61−18227号公報)。
【0004】プロセッサ1から32ビットの制御データ
(制御オーダ)を送出し、SP系装置2から32ビット
のアンサデータを受信する場合の動作について説明す
る。
【0005】プロセッサ1は、制御データの送出要求が
発生した場合、まず、送受切替線を送信モードに設定す
る(ステップa)。次に、制御データの1ブロック目を
送出するために、データ線に1ブロック目のデータを送
出し、転送語数線を1ブロック目表示に設定し、送出同
期信号を送出する(ステップb)。その後、2ブロック
目を送出するために、データ線に2ブロック目のデータ
を送出し、転送語数線を2ブロック目表示に設定し、送
出同期信号を送出する(ステップc)。
【0006】以上により、プロセッサ1は、制御データ
32ビットを16ビットずつ2個のブロックに分けてS
P系装置2に送出したことになる。
【0007】制御データの送出が終了したことにより、
プロセッサ1は送受切替線を受信モードに設定する(ス
テップd)。
【0008】SP系装置2は、送出同期信号に基づい
て、プロセッサ1から送信されてきた制御データを取込
み、SP系装置2は、制御データ内に含まれている装置
指定情報が自装置を指定しているか否かをチェックし、
一致すれば制御データを処理してアンサデータを返送す
ることになる。この際にはまず、SP系装置2は、送受
切替信号が受信モードであることを確認する(ステップ
e)。次に、アンサデータの1ブロック目を送出するた
めに、データ線に1ブロック目のデータを送出し、さら
に1ブロック目についてのアンサコードを送出し、転送
語数線を1ブロック目表示に設定して、アンサ同期信号
を送出する(ステップf)。その後、2ブロック目を送
出するために、データ線に2ブロック目のデータを送出
し、さらに2ブロック目についてのアンサコードを送出
し、転送語数線を2ブロック目表示に設定して、アンサ
同期信号を送出する(ステップg)。
【0009】以上により、SP系装置2は、アンサデー
タ32ビットを16ビットずつ2個のブロックに分けて
プロセッサ1に送出したことになる。
【0010】プロセッサ1は、アンサ同期信号に基づい
て、SP系装置2から送られてきたアンサデータを受信
する。プロセッサ1は、予め定められた回数だけブロッ
クを受信したことにより、通信終了と判断して送受切替
信号を送信モードに設定する(ステップh)。
【0011】以上のように、従来の通話路バスの制御に
おいては、プロセッサ1がSP系装置2に送出する1語
(32ビット)のデータを2分割して送出し、SP系装
置2がこのデータを受信し、その内容を解析して処理を
実行して、実行結果をアンサコードに表示しつつ実行に
伴なう1語(32ビット)のアンサデータを2分割して
返送する固定のシーケンスを有してした。そして、この
固定シーケンスの中で、送受切替信号がプロセッサ1か
らの送信である期間と、SP系装置2がプロセッサ1へ
応答する期間を定義し、それぞれの期間に送信同期信号
又はアンサ同期信号を返信し合うことで、各方向の通信
内容が定義されていた。一方、プロセッサ1側も、リア
ルタイム処理を確実に行なうために、送出したオーダ
(制御データ)の結果が判定できるまで待ち合わせてい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では、
自動電話交換機が担うサービス機能が非常に向上してき
ており、その容量も拡大してきている。そのため、プロ
セッサやSP系装置が通話路バスを駆動する回数が増加
し、プロセッサの処理能力を向上させなければならなく
なっている。このような要求に対しては、プロセッサ側
の処理が高速になり、かつ、送出すべきデータも速く準
備できるように、同一のSP系装置に対するオーダを一
括転送する方法が有効である。
【0013】しかしながら、上述した従来のバス制御方
式を適用すると、通話路バスが固定シーケンスの繰返し
でしか対応できないために、処理能力において、プロセ
ッサが単一転送を行なう場合に比べて殆ど向上しない。
【0014】また、従来方式によれば、SP系装置の方
からみると、一つの処理指令が複数語のオーダで構成さ
れるときに一語ずつ単独に到来するので、プロセッサ側
で意図したオーダ群の単位が明確にならず、SP系装置
が対応し難いという問題があった。
【0015】因に、プロセッサと通話路系装置との間に
通話路バス制御装置を介在させることで、プロセッサに
よる一括転送処理を容易にしようとしたものも提案され
ている。しかし、一括転送を伴なうプロセッサのSP系
装置に係る制御命令を実行するのに、転送語数間にシー
ケンス上のオーバーヘッドが必要であって効率の良い一
括転送を実現できなかった。また、SP系装置の方から
みてプロセッサ側で意図したオーダ群の単位が明確にな
らずに対応し難いという問題も残っていた。本発明は、
以上の点を考慮してなされたものであり、プロセッサの
処理能力を向上させることができる、しかも、SP系装
置がプロセッサによって指示された処理を明確に認識す
ることができる通話路バス制御装置を提供しようとした
ものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、プロセッサ及び通話路系装置間に介在され、通話路
系装置に対する制御情報をプロセッサから得て動作する
本発明の通話路バス制御装置は、以下の各手段を有す
る。
【0017】プロセッサから制御情報を受信したときに
機能する第1の受信手段が、(1) 1又は複数のオーダか
らなるオーダ群が1又は複数のブロックで一括転送され
る場 合における、各ブロック内の最終オーダを与える区
切り情報を、制御情報から検出するBLK検出手段と、
(2) 1のオーダ群が1又は複数のブロックに分割されて
転送される場合における最終ブロックの最終オーダを表
す区切り情報を、制御情報から検出するEND検出手段
と、(3) プロセッサと通話路系装置間の転送が、プロセ
ッサがアンサデータを要求するIN系の転送か、それと
もプロセッサがアンサデータを要求しないOUT系の転
送かを表す転送種別を、制御情報より検出する種別検出
手段と、(4) BLK検出手段、END検出手段及び種別
検出手段において検出された各検出結果並びに制御情報
を入力し、オーダ又はオーダ群についての受信内容エラ
ー及び通信エラーを検出するエラー検出手段と、(5) 制
御情報を入力し、通話路バスに一括して転送すべき1ブ
ロック分のオーダ群と、そのブロック内の最終オーダで
あることを表す、BLK検出手段及び又はEND検出手
段において検出された区切り情報を蓄積する送信データ
蓄積手段とを備える。
【0018】また、データ蓄積手段から通話路バスへ蓄
積されているオーダ群を送出するときに機能する第1の
送信手段は、(1) 1のオーダ群が1又は複数のブロック
に分割されて一括転送される場合、各ブロックを1転送
単位とし、各ブロックについての最終オーダを表す区切
り情報が送信データ蓄積手段から送出されるまで、当該
ブロック内のオーダを通話路バスに対して連続的に送出
させる送出制御手段を備える。
【0019】さらに、通話路系装置より通話路バスを介
して情報を受信したときに機能する第2の受信手段が、
(1) 種別検出手段の検出結果より、通話路系装置からプ
ロセッサへのアンサデータの転送があることが検出され
たとき、通話路バスから一括受信された情報のうち正常
な応答のあったアンサデータ群を蓄積する受信データ蓄
積手段と、(2) 通話路バスから受信された情報から、通
話路系装置におけるオーダ群に対する実行が正常に行わ
れたか否かを判定する実行結果判定手段とを備える。
【0020】さらにまた、通話路バスから受信された情
報をプロセッサへ転送するときに機能する第2の送信手
段は、(1) 一括転送されたオーダ群に対する通話路系装
置からの応答確認後、種別検出手段の検出結果に応じ
て、通話路バスを介して正常に受信されたアンサデータ
及び実行結果判定手段における判定結果、又は、実行結
果判定手段における判定結果を、プロセッサに対して通
知する通知手段を備える。
【0021】
【作用】本発明の通話路バス制御装置においては、プロ
セッサからの制御情報をプロセッサとのインタフェース
上で定義されるブロック単位に受信する。すなわち、プ
ロセッサは同一の通話路系装置に対する1又は複数のオ
ーダからなるオーダ群を一括して用意し、そのオーダ群
を1又は複数のブロック単位(1又はそれ以上のオーダ
でなる)で通話路バス制御装置に与えることができる。
通話路バス制御装置は、ブロック単位のオーダ群の受信
時、各種の検出手段が、各ブロック内の最終オーダを与
える区切り情報を検出したり、1のオーダ群が1又は複
数のブロックに分割されて転送される場合における最終
ブロックの最終オーダを表す区切り情報を検出したり、
転送種別がIN系の転送かOUT系の転送かを検出した
り、受信内容のエラーや通信エラーを検出したりして受
信結果の正常性を確認し、そして、蓄積手段に通話路バ
スに一括して送出すべき1ブロック分のオーダ群と、そ
のブロック内の最終オーダを表す区切り情報を蓄積す
る。
【0022】受信結果が良好であって受信情報の蓄積が
完了すると、通話路バス制御装置は該ブロック内のオー
ダを通話路バスに対して連続的に送出させる送出制御手
段を備える。
【0023】さらに、通話路系装置より通話路バスを介
して情報を受信したときに機能する第2の受信手段が、
(1) 種別検出手段の検出結果より、通話路系装置からプ
ロセッサへのアンサデータの転送があることが検出され
たとき、通話路バスから一括 受信された情報のうち正常
な応答のあったアンサデータ群を蓄積する受信データ蓄
積手段と、(2) 通話路バスから受信された情報から、通
話路系装置におけるオーダ群に対する実行が正常に行わ
れたか否かを判定する実行結果判定手段とを備える。
【0024】さらにまた、通話路バスから受信された情
報をプロセッサへ転送するときに機能する第2の送信手
段は、(1) 一括転送されたオーダ群に対する通話路系装
置からの応答確認後、種別検出手段の検出結果に応じ
て、通話路バスを介して正常に受信されたアンサデータ
及び実行結果判定手段における判定結果、又は、実行結
果判定手段における判定結果を、プロセッサに対して通
知する通知手段を備える。
【0025】
【作用】本発明の通話路バス制御装置においては、プロ
セッサからの制御情報をプロセッサとのインタフェース
上で定義されるブロック単位に受信する。すなわち、プ
ロセッサは同一の通話路系装置に対する1又は複数の
ーダからなるオーダ群を一括して用意し、そのオーダ群
1又は複数のブロック単位(1又はそれ以上のオーダ
でなる)で通話路バス制御装置に与えることができる。
通話路バス制御装置は、ブロック単位のオーダ群の受信
時、各種の検出手段が、各ブロック内の最終オーダを与
える区切り情報を検出したり、1のオーダ群が1又は複
数のブロックに分割されて転送される場合における最終
ブロックの最終オーダを表す区切り情報を検出したり、
転送種別がIN系の転送かOUT系の転送かを検出した
り、受信内容のエラーや通信エラーを検出したりして受
信結果の正常性を確認し、そして、蓄積手段に通話路バ
スに一括して送出すべき1ブロック分のオーダ群と、そ
のブロック内の最終オーダを表す区切り情報を蓄積す
る。
【0026】受信結果が良好であって受信情報の蓄積が
完了すると、通話路バス制御装置は、各ブロックを1転
送単位とし、各ブロックについての最終オーダであるこ
とを表す区切り情報が送信データ蓄積手段から送出され
るまで、当該ブロック内のオ ーダを通話路バスに対して
連続的に送出する。
【0027】通話路バス制御装置には、プロセッサがア
ンサデータを要求しないOUT系の転送の場合には、通
話路系装置から、全体で1つのステータス情報が与えら
れ、プロセッサがアンサデータを要求するIN系の転送
の場合には、通話路系装置から、アンサデータが連続的
に与えられた後、ステータス情報が与えられ、通話路バ
ス制御装置は、アンサデータを蓄積手段に蓄積する。
のときには、実行結果判定手段が、通話路系装置におけ
るオーダ群に対する実行が正常に行なわれたか否かを判
定する。
【0028】通話路バス制御装置は、プロセッサへは、
OUT系の転送を要求するオーダの場合には、通話路系
装置による実行結果や実行結果判定手段における判定結
果を通知し、IN系の転送を要求するオーダの場合に
は、正常ならば、正常に受信されたアンサデータを連続
して返送し、正常でなければ、不良であるという判定結
果を通知する。
【0029】従って、最終オーダを明確にしたバースト
転送を実行できるようにしたので、プロセッサの転送効
率を高めることができる、プロセッサとSP系装置間の
インタフェースを明確に規定できる、処理能力に優れた
通話路バス制御装置を実現できる。
【0030】
【実施例】以下、本発明による通話路バス制御装置の一
実施例を図面を参照しながら詳述する。ここで、図1が
この実施例の構成を示すブロック図である。なお、図1
は、図の内容が複雑になることを避けるため、Pバス制
御部20及びSPバス制御部21からの制御線について
は全てを示していない。
【0031】図1において、この実施例の通話路バス制
御装置3は、プロセッサ1に対してはPバス(プロセッ
サバス)4によって接続されており、また、複数のSP
系装置(図示せず)に対してはSPバス(通話路バス)
5によって接続されている。
【0032】因に、プロセッサ1に対して1又はそれ以
上の通話路バス制御装置3が接続されていても良い。
【0033】なお、プロセッサ1がSP系装置に対して
発行する転送命令は2種類あって、一つはプロセッサ1
からみてIN系のものでアンサデータを期待するBDT
I命令と呼ばれるものであり、他はプロセッサ1からみ
てOUT系のものでアンサデータが不要ではあるが処理
結果の良否の通知を求めるBDTO命令と呼ばれるもの
である。BDTI命令の際にはリード系オーダを出力
し、BDTO命令の際にはライト系オーダを出力する。
【0034】まず、リード系オーダを例として、ブロッ
ク転送(このことの詳細は後述する)が行なわれる動作
を説明し、この説明を通じて通話路バス制御装置3の内
部構成等を明らかにする。
【0035】図4は、プロセッサ1からSP系装置へオ
ーダを転送する際における、Pバス4の一部の情報配列
を示したものである。図5は、プロセッサ1がブロック
転送を行なう場合に内部の汎用レジスタR2〜R4やメ
モリMに設定する内容の説明図である。
【0036】Pバス4は、主として32ビットのアドレ
ス部と32ビットのデータ部とで構成されている。
【0037】アドレス部は、図4(a)に示すように、
Pバス4を介した転送における受信装置番号RA及び送
信元装置番号SAと、BDTI命令(リード系オーダ)
かBDTO命令(ライト系オーダ)かを指示するコマン
ド種別CMDと、今回のバースト転送(定義は後述す
る)において何番目の送出オーダかを示す転送語数表示
WCと、1ブロックの最終オーダ(今回のバースト転送
における最終オーダ)か否かを表すブロック終了表示B
LKと、今回の命令における最終オーダか否かを表す命
令終了表示ENDとからなる。
【0038】また、データ部は、図4(b)に示すよう
に、転送先のSP系装置が接続されている方路(SPバ
ス)を特定する方路番号Rと、転送先のSP系装置番号
SPAと、制御オーダSDとからなる。
【0039】なお、Pバス4は、アドレス部及びデータ
部の他に、このバスサイクルがメモリ(プロセッサ1内
のメモリであって図5参照)に対して行なうものか入出
力に対して行なうものかを指定する信号(以下、M/I
O指定と呼ぶ)や入力あるいは出力動作かを指定する信
号(以下、R/W指定と呼ぶ)やタイミング信号等のコ
ントロール信号部を有する。
【0040】プロセッサ1は、あるSP系装置へのブロ
ック転送を行なう場合には、まず、図5に示すように、
汎用レジスタR2には方路番号RとSP系装置番号SP
Aと今回の命令による制御オーダの転送語数WCを設定
し、汎用レジスタR3にはSP系装置に送出する制御オ
ーダ(図5ではSD0〜SDNからなる)が格納されて
いるメモリMの先頭番地(図5ではa)を設定する。ま
た、ブロック転送の種別がIN系の場合には、汎用レジ
スタR4にアンサデータを格納するメモリMの先頭番地
(図5ではb)を設定してブロック転送命令を実行す
る。
【0041】なお、転送を開始する前に、メモリMの連
続するアドレス(図5ではaからa+N)の領域に、転
送しようとするSP系装置に与える同一命令種類の制御
オーダSD1〜SDNを格納しておくことを要する。
【0042】ここで、プロセッサ1は、SP系装置に処
理してほしい内容(特定の機能を果すために必要なオー
ダのまとまり:オーダ群)を複数種類、メモリMに設定
することができる。また、この実施例の場合、上述した
ように、メモリMに設定された全ての制御オーダを1回
の転送によって通話路バス制御装置3に転送することは
条件とされておらず、メモリMに設定された制御オーダ
を何回かの転送によって通話路バス制御装置3に転送す
ることができる。なお、この明細書においては、メモリ
Mに設定された同一命令に係る全ての制御オーダを複数
のブロックに分けて転送する方式を「ブロック転送」と
呼び、1ブロックの制御オーダを連続的に転送すること
を「バースト転送」と呼ぶこととしている。
【0043】この実施例の場合、例えば、1回のバース
ト転送単位(1ブロックの制御オーダの構成)を、1語
〜256語のいずれかの語数で指定される1オーダ群
(上述したように、特定の機能を果すために必要なオー
ダのまとまり)に定めることができる。図5に示すメモ
リMの構成における最上位ビット231は、バースト転送
される各ブロックの最終オーダか否かを表すものであ
る。なお、例えば、最終ブロックの最終オーダはレジス
タR2やR3に設定された内容で定まるので、最上位ビ
ット231の論理レベルがいずれであっても良い。
【0044】しかしながら、単一オーダ(1語オーダ)
だけで意味のあるものや、少数(2〜3語)のオーダで
意味のあるものも多い。SP系装置のように1装置で非
常に多い制御対象を持つものは、1回のBDTI命令
に、このような語数が少ないオーダ群を多く含み、その
結果、オーダ群の発行回数も当然多くなる。このままで
はブロック転送の意義が薄れる。そこで、1回のBDT
I命令によって多くのオーダ群を処理できるように、1
回のバースト転送単位を1オーダ群とする上述したイン
タフェース規定以外にも、プロセッサ1及びSP系装置
間の上位プロトコルとして、次のような規定を行なうこ
とが転送やSP系装置による処理の効率化のために有効
である。
【0045】すなわち、単一オーダで1オーダ群が規定
されるものについては、ブロック終了表示の有無に拘ら
ず、バースト転送されるインタフェース上の1ブロック
内に含め、SP系装置が全体で意味のあるオーダ群であ
ると解釈するのではなく、オーダ群解析で単一オーダが
複数個あると検出して処理することに、送信側(プロセ
ッサ1内のプログラム)及びSP系装置間の上位プロト
コルで定める。
【0046】例えば、10種類の単一オーダを含む10
語オーダのブロック構成をプロトコルで規定しておき、
SP系装置がこのような10語オーダを受信した場合に
は、後述するようにしてバースト転送についての伝達処
理としての正常性を確認し、その後、単一オーダのまと
まりであること、及び、単一オーダの内容を実行レベル
で解釈して実行すれば良い。
【0047】このようなことは、2語構成や3語構成の
オーダ群についても言えることであり、ある特定された
オーダの組合せはN語構成のオーダ群のまとまりである
と解釈できれば、それは1つのバースト内で複数組存在
しても良い。
【0048】従って、このような上位プロトコルを採用
している場合、上述したメモリMの最上位ビット
(231)やブロック終了表示BLKは、伝達レベルの1
バースト単位を明示するものであり、SP系装置は伝達
されたオーダ内にブロック終了表示BLKが含まれてい
るときには、受信したオーダ群を実行レベルで機能から
見た複数のオーダ群に分解処理すれば良い。
【0049】なお、このような上位プロトコルは、一般
の通信では通信不良や制御不良が極めて希であることを
前提としている。すなわち、このような上位プロトコル
で規定される内容は、通話路バス制御装置3や、プロセ
ッサ1のBDTI/BDTO命令等のブロック転送を制
御する部分は、その内容を知ることができず、このよう
な知得方法がない状態で、1バースト転送で複数のオー
ダ群を転送しても、その全部のオーダ群が全てのレベル
で結果が良くないと、全体の結果が不良として後述する
ステータス情報に反映されるので、上記のような前提が
必要である。
【0050】プロセッサ1は、BDTI命令の実行に際
して、内部の汎用レジスタR2〜R4やメモリMに対す
る設定処理を終了すると、Pバス4上にバスコマンドを
何回(バースト転送に係る制御オーダ数に等しい)か送
出する。Pバス4に係るバスコマンドは、上述したよう
にアドレス部及びデータ部と、M/IO指定やR/W指
定とで定義される。M/IO指定はメモリMをアクセス
するか否かを示し、R/W指定はこのバスサイクルにお
いてアンサデータを伴うか否かを示すものである。ブロ
ック転送に伴うバスコマンドは、BDTI命令でも当初
はSP系装置に送出するデータ(制御オーダ)を必要と
するため必ずR/W指定はライト(W)指定で送出され
る。
【0051】このときのアドレス部は、上述した図4
(a)に示す構成を有し、受信装置番号RAには通話路
バス制御装置3を指示する装置番号が挿入され、バスコ
マンドの送信元装置番号SAにはプロセッサ1の装置番
号が挿入され、コマンド種別CMDにはBDTI命令を
指定するコマンドが挿入され、転送語数表示WCにはバ
ースト転送内で閉じたオーダの序数(何番目の語かを示
す数)が挿入され、ブロック終了表示BLKにはブロッ
ク内の最終データ(オーダ)か否かが挿入され、命令終
了表示ENDには命令の最終オーダかそれ以外かを示す
データが挿入される。
【0052】ここで、受信装置番号RA及び送信元装置
番号SAはシステムによって自動的に定まり、コマンド
種別CMDは命令種別によって定まり、転送語数表示W
CはレジスタR2の転送語数WCで指定される範囲内で
0から順に連番が付与されて定まり、ブロック終了表示
BLKはメモリMの最上位ビットの内容で定まり、命令
終了表示ENDはレジスタR3の内容で修飾されるa番
地からの送出オーダ数で定まり、このような定まった内
容をプロセッサ1内で自動的に編集してアドレス部を完
成させて送出する。
【0053】データ部は、上述した図4(b)に示す構
成を有し、方路番号R及びSP系装置番号SPAにはレ
ジスタR2の該当情報が挿入され、オーダ本体SDには
メモリMの所定番地(最初のバスコマンドであればa番
地)の内容のうち下位25ビットが挿入されて送出され
る。
【0054】なお、通話路バス制御装置3には複数のS
Pバス5も接続可能であり、方路番号Rは今回の転送に
係るSPバスを特定する(従って、後述するSPバスイ
ンタフェース部27も特定する)ものである。
【0055】上述したバスコマンドのうち受信装置番号
RA及び送信元装置番号SAはPバス4上の規定である
が、それ以外はプロセッサ1及び通話路バス制御装置3
間の取決めによるものである。
【0056】一方、通話路バス制御装置3においては、
Pバスインタフェース部10がPバス4上のバスコマン
ドをモニタしており、Pバスインタフェース部10はア
ドレス部の受信装置番号RAが自装置3に割り当てられ
ている番号と一致するときに始めてこのバスコマンドを
受信する。
【0057】通話路バス制御装置3の各部はそれぞれ、
Pバスインタフェース部10が1個のバスコマンドを受
信する毎に、以下のような動作を実行する。
【0058】アドレス一致検出部16は、受信装置番号
RAが自装置番号に一致するかを確認し、一致すればN
CM信号(一致信号)をPバス制御部20に送出する。
なお、NCM信号を受信したPバス制御部20は、バス
コマンドの受付応答をCTL信号(コントロール信号)
の一部を使用してPバスインタフェース部10に返送
し、これによりPバスインタフェース部10はプロセッ
サ1に今回のアクセスの完了を通知する。
【0059】通信チェック部15は、現在受信完了した
オーダ群をSP系装置が実行中でリセットオーダ以外の
他の全てのオーダを受信できない状態か、SP系装置に
対するブロック転送の途中であって送信元装置(送信元
装置番号SA)が定まったものでなくてはならない状態
かをPバス制御部20から与えられているBSY信号
(ビジー信号)に基づいてチェックし、このバスコマン
ド(制御オーダ)を受理すると処理が混乱する場合には
Pバス制御部20にiLL信号(受理不可信号)によっ
て異常を通知する。
【0060】受信内容チェック部14は、1つのバース
ト転送内での複数の制御オーダの正常性を、以下の3点
についてチェックする。なお、チェックに必要な方路番
号RやSP系装置番号SPAやその時点までの転送語数
表示WCは、この受信内容チェック部14によって記憶
されている。
【0061】(1) 各制御オーダで方路R及びSP系装置
番号SPAが同一であること (2) 各制御オーダでコマンド種別CMDの内容(R/
W)がリード系又はライト系で統一されていること (3) 各制御オーダの転送語数表示WCが0から始まる連
続番号であること 受信内容チェック部14は、チェック結果に応じて、N
G0信号(エラー信号)をエラー表示部24に与えると
共に、WC0信号(最初の転送を指示する転送語数信
号)をPバス制御部20、送信用バッファ部22及び受
信用バッファ部23に与える。
【0062】なお、受信内容チェック部14がチェック
する転送語数表示WCの値は、Pバスインタフェース上
では図4に示すように6ビット表記であり、一方、1回
のバースト転送で許容されている制御オーダ数(バスコ
マンド数)は256(=28)までであり、そこで、次
のようにPバス4のインタフェース上は表現することと
している。
【0063】転送語数表示WC値は、Pバスインタフェ
ース上では32(=25 )を法として表現し、転送語数
表示WCが0であることを判別するために32を越える
ものは最上位ビット25 を1とする。転送語数表示WC
が0であることは任意の順序のときに特別に許されもの
であり、転送語数表示WCが0以外のものは上記法則に
従っている必要(連続番号である必要)がある。これ
は、何らかの理由でプロセッサ1が再送を求めたり初期
設定したりした場合に、転送語数表示WCが0から開始
し直すことがあるからである。転送語数表示WCが0の
制御オーダを受信すると、通話路バス制御装置3の内部
において、それまで受信していた状態はクリアされる。
但し、通信チェックに違反する場合は、新たに転送語数
表示WCが0で発行されたものと、それまでに受信した
オーダの実行関係とに矛盾が生じるので、この場合に
は、通話路バス制御装置3の内部だけでなくSPバス5
をも含めて初期化する。
【0064】種別検出部13は、コマンド種別CMDを
解析して、BDTI命令によるものかBDTO命令によ
るものかを判定し、転送語数表示WCが0のときの判定
結果R/W指定を記憶して、受信内容チェック部14、
Pバス制御部20及びSPバス制御部21に配る。上述
したように、BDTI命令はSP系装置の実行するオー
ダがリード系であることを示すためにコマンド種別CM
DでIN系であることを示し、BDTO命令はSP系装
置の実行するオーダがライト系であることを示すために
コマンド種別CMDでOUT系であることを示す。
【0065】アドレスレジスタ17は、転送語数表示W
Cが0のときのアドレス情報を記憶しており、転送語数
表示WCが0以外のときの送信元装置番号SAを通信チ
ェック部15に通知する。
【0066】BLK検出部11は、バースト転送単位で
あるオーダ群の中の最後のオーダを受信したことをブロ
ック終了表示BLK(Hレベル)によって検出する。ま
た、BLK検出部11は、オーダ(最終オーダ以外を含
む)を受信する毎に、受信したブロック終了表示BLK
の論理レベル(Hレベル又はLレベル)をそのまま有す
るBLK信号を、オアゲート19を介して、Pバスイン
タフェース部10及び送信用バッファ部22間のデータ
バスに与え、データのうち方路番号Rの部分を削って2
31ビット目にこのBLK信号(1ビット)を挿入してバ
ースト転送の区切りを表示するようにしている。これに
より、1バースト転送単位であるオーダ群の中の最終オ
ーダを受信したときには、送信用バッファ部22に格納
される231ビット目は1となり、バースト転送単位であ
るオーダ群の中の最終オーダ以外を受信したときには、
送信用バッファ部22に格納される231ビット目は0と
なる。
【0067】図6は、通話路バス制御装置3からSPバ
ス5へのオーダ(所定のSP系装置へのオーダ)の構成
を示すものである。
【0068】SPバス5へのオーダは、ブロック終了表
示BLKと、無意味な1ビットと、SP系装置番号SP
Aと、制御オーダ本体SDとからなる。このオーダは、
Pバス4のデータ部の内容を送信用バッファ部22に格
納させる際に行なうBLK検出部11の上述した操作に
よって編集される。
【0069】ところで、方路は図示していないが、複数
存在するSPバス5のうち今回の転送に係るSPバス5
は、Pバス制御部20が方路番号Rをデコードすること
により特定している。また、実際上、SPバス5を接続
できるSP系装置数に上限があるので、接続する必要の
あるSP系装置の数が多数である場合には、複数用意し
たSPバスインターフェース部27のうち今回の転送に
係るSPバスインタフェース部27及びSPバス5を、
Pバス制御部20が、方路番号Rをデコードすることに
より特定している。これにより、プロセッサ1の命令単
位での方路別のアクセスが可能となる。なお、前述した
方路番号RをBLK信号に書き換える処理は、方路番号
Rに対するSPバス5(SPバスインタフェース27を
含む)を特定した後に実行される。
【0070】END検出部12は、ブロック転送命令で
の最終制御オーダであることを、命令終了表示ENDに
よって検出するものであり、BLK検出部11よりも優
先度は高くなっている。命令終了表示ENDによって命
令の最終オーダ(最終バーストの最終オーダ)を検出す
ると、受信した命令終了表示ENDの論理レベル(Hレ
ベル)をそのままオアゲート19を通過させることで形
成されたBLK信号によって、BLK検出部11が行な
うと同様にして、送信用バッファ部22への格納を操作
して、SPバス5へ送出するオーダ(図6)の231ビッ
ト目を1に設定する。
【0071】なお、バーストの最終オーダと命令の最終
オーダとを区別することは、プロセッサ1や通話路バス
制御装置3から見れば、バースト転送を継続するか否か
等の点から意義があるが、SP系装置から見ればバース
ト転送が何回目であってもバースト転送されてきたオー
ダ群を処理すれば良いので区別する意義はなく、SP系
装置へ転送するデータに区別する情報を挿入する必要は
ない。
【0072】以上のように、制御オーダ(バスコマン
ド)をPバス4から受信する毎に、通話路バス制御装置
3はチェックを行なう。
【0073】送信用バッファ部22は、転送語数表示W
Cが0の制御オーダ(今回のバースト転送の最初の制御
オーダ)を通話路バス制御装置3が正常に受信すること
でWC0信号が与えられると、その格納アドレスポイン
タ(ライトポインタ:カウンタで構成される)を0とす
ると共に、その読出しアドレスポインタ(リードポイン
タ)を0とする。そして、正常な制御オーダを受信する
毎に、転送語数表示WCの値に拘らず、ライトポインタ
で示される送信用バッファ部22内の場所に受信オーダ
(図6参照)を格納し、ライトポインタを1インクリメ
ントする。
【0074】ここで、Pバス4のインタフェース規定と
して一つのバースト転送に許容されるデータ数が上述し
たように256語とすると、送信用バッファ部22や後
述する受信用バッファ部23も256語分の容量が必要
である。
【0075】上述したように、制御オーダを1語正常に
受信する毎に送信用バッファ部22は書込みを行ない、
256語の制御オーダを書込んだ際には、Pバス制御部
20に対してWC=256信号(256語格納信号)を
出力する。
【0076】Pバス制御部20は、BLK検出部11又
はEND検出部12からのBLK信号を受信しない前
に、送信用バッファ部22からのWC=256信号を受
信すると、プロセッサ1との間でイリーガルな状態が発
生したと判断して処理を中断してNG1信号(エラー信
号)をエラー表示部24に与える。また、プロセッサ1
との間で受信装置番号RA及び送信元装置番号SAが確
認された後のチェックで異常が検出された場合にも、エ
ラー表示部24にはNG0信号あるいはNG1信号が与
えられる。
【0077】エラー表示部24は、NG0信号あるいは
NG1信号が与えられるとエラー表示を行ない、プロセ
ッサ1に対して通話路バス制御装置3から応答を行なっ
ても良い状態にシーケンスが達したら、すなわち、ブロ
ック終了表示BLK又は命令終了表示ENDを受信する
と、IS信号(エラー返送信号)によってアドレス編集
部18を起動してエラーを示すアクセス応答をプロセッ
サ1に返送させる。また、エラー表示部24は、NG0
信号あるいはNG1信号を受信すると、Pバス制御部2
0にSTP信号(停止信号)を与えて処理を停止させ
る。
【0078】Pバス制御部20は、制御オーダを256
語受信する前に有意なBLK信号を受信すると(有意な
ブロック終了表示BLK又は命令終了表示ENDが検出
されると)、それまでにエラーがないことを確認してS
Pバス制御部21にSPSTR信号(SPバス起動信
号)を送出する。
【0079】SPバス制御部21は、このSPSTR信
号が与えられることにより起動される。このとき、SP
バス制御部21は、送信用バッファ部22から第1語目
の制御オーダを読出し、32ビット構成のレジスタ26
にセットして、SPバスインタフェース部27を介し
て、そのオーダをSPバス5に送出する。また、送信用
バッファ部22のリードポインタを1インクリメントす
る。以下、同様にして、送信用バッファ部22からのオ
ーダの読出し(リードポインタのインクリメント動作を
含む)、及び、SPバス5へのオーダの送出を繰返す。
【0080】図7は、当該通話路バス制御装置3と所定
のSP系装置とのリード系オーダ時の転送タイミングチ
ャートである。
【0081】なお、SPバス5は、図7に示すように、
送受切替信号線、アドレスストローブ信号線、送信同期
信号線、アンサ同期信号線、リード/ライト信号線、ス
テータス信号線、転送語数信号線及びデータバスからな
っており、データバスはこの実施例の場合16ビットで
ある。
【0082】リード系オーダを実行する場合、種別検出
部13からのR/W信号がR(リード)型になっている
ので、SPバス制御部21は、SPSTR信号によって
SPバス5のリード/ライト信号をリード(Hレベル)
側とする。また、SPバス制御部21は、このとき、S
Pバスインタフェース部27によって送受切替信号SR
CG(図1参照)を送信(Lレベル)側とさせる。そし
て、一定時間が経過した後、SPバスインタフェース部
27を介して送信オーダ、アドレスストローブ信号、語
数表示信号をSPバス5に送出しつつ、送信同期信号C
SYNC(図1参照)もSPバス5に送出する。この実
施例の場合、送信同期信号の立上りエッジにおいて各信
号の値を定義している。
【0083】上述したように、SPバス5中のデータバ
スは16ビットであるので、レジスタ26に順次ラッチ
される1語32ビット構成のオーダS1、S2、S3
(図6参照:図7は3語のオーダの例)は16ビットず
つ(S1−1、S1−2、S2−1、S2−2、S3−
1、S3−2)2度に分けて送信され、語数表示信号は
SPバス5のこの物理的な転送順番をLレベル(オーダ
の前半)及びHレベル(オーダの後半)の交番によって
示す。なお、上述したアドレスストローブ信号は1語目
の区間を示すのにも使用されている。
【0084】送信シーケンスは、送信用バッファ部22
内に送出すべき全オーダが既に準備されているので、バ
ッファ部22からの読出し、オーダのSPバス5への送
出を所定のタイミングに従って連続的に繰返し、SPバ
ス制御部21は、次のいずれかの状態になると、送受切
替信号を受信(Hレベル)側に切り替えて受信シーケン
スに入る。
【0085】(1) 送出オーダ内にブロック終了表示BL
K(231ビットがHレベル)があるのを検出したとき (2) 送信用バッファ部22内のライトポインタとリード
ポインタが同一になったことを検出したとき 第1の状態は、送信用バッファ部22内に格納されてい
る、プロセッサ1からの最終オーダを送信した状態であ
り、第2の状態は、送信用バッファ部22に格納された
オーダ数と送信オーダ数が一致した状態であり、両状態
は共に必要なオーダの全てを送信し終えた状態を示して
いるので、受信シーケンスに移行することができる。
【0086】図5に示すメモリMの格納状態における、
第1回目のバースト転送では、プロセッサ1から通話路
バス制御装置3に3語の制御オーダ(SD0〜SD3)
が転送される。図7は、例えば、このような3語構成の
オーダ群のバースト転送がプロセッサ1からあった場合
に、通話路バス制御装置3がSP系装置へバースト転送
する場合のタイミングチャートに相当する。
【0087】図8は、通話路バス制御装置3がSPバス
5を介して受信する、SP系装置から出力されたアンサ
データとステータスの論理的な構成を示すものである。
【0088】アンサデータRDは、図8(a)に示すよ
うに、32ビットで1語を構成するものである。ステー
タスは、図8(b)に示すように、アンサデータの語数
表示WCとアンサコードANSCとからなり、無意味な
ビットを含めて計16ビットからなるものである。
【0089】SP系装置番号SPAによって特定された
SP系装置は受信したオーダ群を分析し、誤りがなけれ
ば、その内容を実施して、各オーダに対するアンサデー
タをアンサ同期信号を伴ってSPバス5を介して通話路
バス制御装置3に返送することを繰返す。通話路バス制
御装置3は、受信シーケンスでは、このようなアンサデ
ータ等を受信処理する。
【0090】アンサデータR1、R2、R3は32ビッ
トで構成されるので、図7に示すように、送信と同様に
16ビット(R1−1、R1−2、R2−1、R2−
2、R3−1、R3−2)ずつ2度に分けて返信され、
このとき、語数表示信号は送信の場合と同じようにHレ
ベル及びLレベル間で交番に駆動される。また、受信シ
ーケンスにおいては、それらの情報を定義するのは、ア
ンサ同期信号ASYN(図1参照)の立上りエッジであ
る。SP系装置は、アンサデータの返送が終了すると、
これに引き続いて16ビットのステータス情報ST(図
1参照)を返送する。このときには、アンサデータと明
確に区別するためにステータス信号STA(図1参照)
が付加される。
【0091】通信路バス制御装置3においては、16ビ
ットに分割されたアンサデータを受信する毎に32ビッ
ト構成のレジスタ25に蓄えることにより、32ビット
(1語)のアンサデータに組上げ、その後、受信用バッ
ファ部23にアンサデータを移す。
【0092】受信用バッファ部23は、上述したよう
に、最大256語のアンサデータの格納が可能な容量を
有する。受信用バッファ部23は、送信シーケンスにお
いて、プロセッサ1から転送語数表示WCが0の制御オ
ーダを受信したときに共に0にクリアされるライトポイ
ンタとリードポインタを有する。受信用バッファ部23
は、アンサデータが1語書込まれる毎に、受信用バッフ
ァ部23についてのライトポインタを1インクリメント
する。
【0093】送信用バッファ部22及び受信用バッファ
部23が有するポインタ(特にライトポインタ)は、バ
ッファリングするアンサデータの最大量を規定するよう
になっており、SP系装置に送出したオーダとSP系装
置から受信したアンサデータの数を一致させるようにし
ている。すなわち、送信用バッファ部22のライトポイ
ンタの値と受信用バッファ部23のライトポインタの値
が等しいときに、さらにアンサデータを受信すると、受
信データが過多となってエラーを検出する。
【0094】このような通話路バス制御装置3が検出で
きるエラーの外に、SP系装置が検出して通知してくる
エラーもある。
【0095】図9は、ステータス情報に含まれているア
ンサコードの定義内容を示すものである。
【0096】ステータス情報STは、上述したように、
転送語数表示WCとアンサコードANSCからなる。転
送語数表示WCは、オーダ群としてSP系装置が何語正
常に処理したかを示すものである。アンサコードANS
Cは3ビットでなり、そのビットパターンによって、図
9に示すように、無応答、正常、リトライ要求、準正
常、インタフェース異常、自装置内部異常、オーダ未定
儀などの、SP系装置が受信したオーダ群全体に対して
実行した結果を表すものである。
【0097】従って、通話路バス制御装置3(SPバス
制御部21)は、ステータス情報STを受信すると、以
下のチェックを行なう。
【0098】(1) アンサコードが正常(001)を指示
していること (2) 転送語数表示WCが送信したオーダ数と一致してい
ること (3) 受信用バッファ部23のライトポインタの値が送信
用バッファ部22のライトポインタの値と一致している
こと 以上の3点が満たされたときに正常受信終了として、S
Pバス制御部21はPバス制御部20にTRQ信号(返
送要求信号)を与え、Pバス制御部20に制御が移行す
る。なお、正常でないと判断されたアンサデータについ
ては返送せず破棄し、正常なアンサデータのみを受信用
バッファ部23内に蓄積する。
【0099】このとき、Pバス制御部20は、Pバスイ
ンタフェース部10をCTL信号によって駆動して受信
用バッファ部23に蓄積されたアンサデータを1語ずつ
プロセッサ1に返送させる。この際には、1語返送する
毎に受信用バッファ部23のリードポインタを1インク
リメントし、このリードポインタがライトポインタと同
値になると返送を中止する。
【0100】なお、Pバス4上のアドレス部は、アドレ
ス編集部18が編集したものが適用される。アドレス編
集部18はアドレスレジスタ17からの受信装置番号R
A、送信元装置番号SAを入れ替えることで通信方向を
通話路バス制御装置3からプロセッサ1に設定し、プロ
セッサ1に対する応答内容(SP系装置についてのエラ
ー表示)をアドレス部の最下位ビット20 に編集する。
なお、通話路バス制御装置3からプロセッサ1への返送
の際のアドレス部構成は、図示は省略するが、受信装置
番号RA、送信元装置番号SAを上位側に備えると共
に、最下位(20)ビットがエラー表示になっており、
他は空ビットになっている。
【0101】プロセッサ1との間のアンサデータの返送
でエラーを生じると、Pバスシーケンス上でバスエラー
をプロセッサ1が通話路バス制御装置3に返送し、この
通知によって通話路バス制御装置3の内部はリセットさ
れて初期状態に戻る。
【0102】プロセッサ1は、上述したようにして、制
御オーダを1オーダ群だけ通話路バス制御装置3に送出
し終えた段階では、通話路バス制御装置3からの応答を
待っており、一定の時間内にその応答がなかった場合は
エラーとする。また、BDTI命令の場合には、プロセ
ッサ1は、応答がある毎にアドレス部をチェックし、エ
ラー表示が正常応答(20 =0)であれば、データ部
(アンサデータ)を汎用レジスタR4で示されるメモリ
上の番地(b番地)から順に格納していく。このように
して所定数のアンサデータを受信完了すると、BDTI
命令で指定した汎用レジスタR2に設定されている転送
語数WC(図5参照)で示されるオーダを全部処理して
いるか否かを確認し、処理していないときには、次のオ
ーダ群について、通話路バス制御装置3に対するバース
ト転送を再開する。
【0103】図5に示すメモリMの構成例では、1回目
のバースト送信に対する全てのアンサデータを正常に受
信し終わったときには、a+3番地に格納されているオ
ーダからのバースト転送処理を再開する。
【0104】以上のように、この実施例においては、バ
ースト転送自体は複数回に分かれるが、何個のオーダ群
でも、1個のBDTI命令でSP系装置に発行すること
が可能である。
【0105】以上、通話路バス制御装置3の構成及びB
DTI命令時の動作を説明した。以下では、BDTO命
令を実行した場合の動作を説明する。なお、BDTO命
令時の動作は、主に、BDTI命令の動作との相違点を
中心に説明する。
【0106】BDTO命令時においても、プロセッサ1
は、汎用レジスタR2には方路番号RとSP系装置番号
SPAと今回の命令による制御オーダの転送語数WCを
設定し、汎用レジスタR3にはSP系装置に送出する制
御オーダ(図5ではSD0〜SDNからなる)が格納さ
れているメモリMの先頭番地(図5ではa)を設定し、
メモリMの連続するアドレス(図5ではaからa+N)
の領域に、転送しようとするSP系装置に与えるBDT
O命令の制御オーダSD1〜SDNを格納しておく。し
かし、BDTO命令の場合、アンサデータがないので、
汎用レジスタR4に対する設定はなされない。
【0107】プロセッサ1は、BDTO命令のブロック
転送時には、汎用レジスタR2に格納されている方路番
号R及びSP系装置番号SPAで特定されるSP系装置
に対して、汎用レジスタR3で示されるメモリの先頭番
地(a)から、制御情報(図4参照)を編集しながら通
話路バス制御装置3に送出するものであり、オーダを編
集している際にメモリM内に示されたオーダ群の区切り
(231ビットが1)を検出したときにはそのオーダをバ
ースト転送の最終オーダとする。1個のバースト転送を
行なった後は、プロセッサ1は、バースト転送したオー
ダ群に対する全ての実行結果を示す応答を一つ受信す
る。このようなバースト転送及び実行結果の応答の受信
を、命令の最終オーダを送出し、それを含むバースト転
送に対する実行結果の応答を受信するまで繰返す。
【0108】ここで、通話路バス制御装置3からのバー
スト転送の応答で、アドレス部のエラー表示がエラーを
指示するもの(20 =1)となっていれば、BDTI命
令と同様に動作不良を示し、命令は中断する。
【0109】図10は、当該通話路バス制御装置3と所
定のSP系装置とのライト系オーダ時の転送タイミング
チャートである。
【0110】通話路バス制御装置3においては、1バー
ストの制御オーダを正常に受信完了すると、Pバス制御
部20からSPバス制御部21にSPSTR信号が送出
されることでSPバス制御部21に制御が移行し、SP
バス制御部21は、種別検出部13からのR/W信号に
従って、SPバス5のリード/ライト信号をライト側と
して送信シーケンスを開始する。SPバス制御部21
は、送信が終了すると送受切替信号を受信側とし、ステ
ータス情報STが返送されるのを待ち受ける。SP系装
置からステータス情報STが返送されずにアンサデータ
が返送された場合には、SPバス制御部21は、インタ
フェースエラーとして処理する。ステータス情報STが
返送されてくると、SPバス制御部21は、アンサコー
ドが001(正常)であること、転送語数表示WCが送
信したオーダ数と一致していることをチェックして処理
の正常性を確認する。
【0111】なお、BDTO命令では、アンサデータの
返送がないので、BDTI命令とは異なって、受信用バ
ッファ部23のライトポインタの値が送信用バッファ部
22のライトポインタの値と一致していることのチェッ
クは行なわない。
【0112】以上のように、また、図10に示すよう
に、BDTO命令とBDTI命令とではアンサデータの
転送の有無が大きく異なっている。
【0113】通話路バス制御装置3は、プロセッサ1に
対しては、以下のような3段階の手順によって応答す
る。
【0114】(1) Pバス制御部20はPバスインタフェ
ース部10を介してPバス4の使用権を得る。
【0115】(2) Pバス4の使用権を得たら、Pバスイ
ンタフェース部10は、アドレスレジスタ17の内容と
エラー表示部24からのエラー表示(IS)によってア
ドレス編集部18が作成したアドレス情報と受信用バッ
ファ部23の内容をPバス4に送出する。このとき、ア
ドレス編集部18はアドレスレジスタ17からの受信装
置番号RA、送信元装置番号SAを入れ替えることで通
信方向を通話路バス制御装置3からプロセッサ1に設定
し、プロセッサ1に対する応答内容(SP系装置につい
てのエラー表示)をアドレス部の20 に編集する。
【0116】(3) 通信結果がプロセッサ1から返送され
てくると、Pバスインタフェース部10はその通知をP
バス制御部20に与える。
【0117】なお、エラー表示のある場合はデータ部
(図4(b)参照)は意味を持たないので、特に受信用
バッファ部23からデータを取出す必要はなく、オール
0のデータを出力しても良い。
【0118】また、プロセッサ1とのインタフェースの
間でアドレス部のエラー表示がエラー(20 =1)を表
示しているときには、データ部としてステータス情報S
Tを送出しても良い。
【0119】以上、通話路バス制御装置3がプロセッサ
1とSP系装置間に介在して複数オーダをブロックに区
切って一括転送する場合の動作を、BDTO命令につい
て説明した。
【0120】以下では、主なエラー処理についてその概
要を説明する。
【0121】(1)プロセッサ1から通話路バス制御装
置3への伝送中のエラー 通常のバス上でのエラーについては一般的なことである
ので、その説明は省略する。以下では、プロトコル(伝
達レイヤ)レベルでのエラー(1-1) 〜(1-5) に着目して
説明する。
【0122】(1-1) 初期状態にあるときに、通話路バス
制御装置3が転送語数表示WCが0以外のアドレス情報
を受信したエラー (1-2) 転送語数表示WCが0のアドレス情報を正常に受
信して受信中モードに移行した以後に受信した転送語数
表示WCの値が期待値(連番)と異なっているエラー (1-3) 受信モード時において、通信中は一定であるはず
の方路番号R、SP系装置番号SPA、コマンド種別C
MD(従ってR/W種別)が異なっているエラー (1-4) 受信モード時に制御オーダの間隔が一定時間以上
経過したエラー (1-5) 初期状態や受信モード以外のモードで制御オーダ
を受信したエラー(受信モード時にブロック終了表示B
LKや命令終了表示ENDを検出すると起動中モードに
移行するが、例えば、起動中モードで制御オーダを受信
したエラー) 上述したエラー(1-1) 〜(1-3) はプロセッサ1とのイン
タフェースはプロトコルレベルで確立している可能性が
あるので、エラー処理を保留して、BLK信号の検出
(ブロック終了表示BLKや命令終了表示ENDの受
信)まで待ち、不良応答をプロセッサ1に返送する。こ
の場合には、当然に、SPバス5は起動されない。
【0123】エラー(1-4) 及び(1-5) は、プロトコルレ
ベルでプロセッサ1とは通信不能なものであり、通話路
バス制御装置3は無条件に内部を初期化する。エラー(1
-5)では、既にSPバス5を起動していることもあるの
で、通話路バス制御装置3はSPバス5のリセットも行
なう。なお、SPバス5のリセットシーケンスは、上述
したように送受切替信号を変化させることで実行され
る。
【0124】(2)SPバスインタフェースについてS
P系装置が検出するエラー (2-1) インタフェースシーケンスエラー (2-2) 2語目以後の通信先が異なっているエラー (2-3) パリティ(制御オーダに含まれている)が異常で
あるエラー (2-4) 通信モードが変化したエラー (2-5) 通信途中に送受切替信号が受信から送信になった
エラー エラー(2-1) はタイミングチャート上で示される各信号
線の相互関係の矛盾を検出するものであり、エラー(2-
5) は、上述したように特にリセットシーケンスとして
定義されるものである。エラー(2-5) は、通常、通話路
バス制御装置3がSPバスシーケスを開始した後に何ら
かのエラーを検出したときに、インタフェースを解放さ
せ、プロセッサ1に早急にエラー通知を行なうための手
段として用いられる。SP系装置は相互に(他のSP系
装置も含める)二重ドライブにならないならば、エラー
(2-1) 〜(2-4) の状態を検出すると、SPバスシーケン
スが送受切替信号が受信となったときにエラーのステー
タス情報(アンサコード:図9参照)を通話路バス制御
装置3に返送する。
【0125】以上のように、上記実施例の通話路バス制
御装置によれば、プロセッサから制御情報を受信したと
きに機能する第1の受信手段に、(1) 1又は複数のオー
ダからなるオーダ群が1又は複数のブロックで一括転送
される場合における、各ブロック内の最終オーダを与え
る区切り情報を、制御情報から検出するBLK検出手段
11と、(2) 1のオーダ群が1又は複数のブロックに分
割されて転送される場合における最終ブロックの最終オ
ーダを表す区切り情報を、制御情報から検出するEND
検出手段12と、(3) プロセッサと通話路系装置間の転
送が、プロセッサがアンサデータを要求するIN系の転
送か、それともプロセッサがアンサデータを要求しない
OUT系の転送かを表す転送種別を、制御情報より検出
する種別検出手段13と、(4) BLK検出手段11、E
ND検出手段12及び種別検出手 段13において検出さ
れた各検出結果並びに制御情報を入力し、オーダ又はオ
ーダ群についての受信内容エラー及び通信エラーを検出
するエラー検出手段14、15と、(5) 制御情報を入力
し、通話路バスに一括して転送すべき1ブロック分のオ
ーダ群と、そのブロック内の最終オーダであることを表
す、BLK検出手段11及び又はEND検出手段12に
おいて検出された区切り情報を蓄積する送信データ蓄積
手段22とを設ける。また、データ蓄積手段から通話路
バスへ蓄積されているオーダ群を送出するときに機能す
る第1の送信手段に、(1) 1のオーダ群が1又は複数の
ブロックに分割されて一括転送される場合、各ブロック
を1転送単位とし、各ブロックについての最終オーダを
表す区切り情報が送信データ蓄積手段22から送出され
るまで、当該ブロック内のオーダを通話路バスに対して
連続的に送出させる送出制御手段21を設ける。さら
に、通話路系装置より通話路バスを介して情報を受信し
たときに機能する第2の受信手段に、(1) 種別検出手段
13の検出結果より、通話路系装置からプロセッサ1へ
のアンサデータの転送があることが検出されたとき、通
話路バスから一括受信された情報のうち正常な応答のあ
ったアンサデータ群を蓄積する受信データ蓄積手段23
と、(2) 通話路バスから受信された情報から、通話路系
装置におけるオーダ群に対する実行が正常に行われたか
否かを判定する実行結果判定手段21とを設ける。さら
にまた、通話路バスから受信された情報をプロセッサ1
へ転送するときに機能する第2の送信手段に、(1) 一括
転送されたオーダ群に対する通話路系装置からの応答確
認後、通話路バスを介して正常に受信されたアンサデー
タ及び又は実行結果判定手段における判定結果を、プロ
セッサ1に対して通知する通知手段20を設ける。これ
により、一括転送を伴なうプロセッサのSP系装置制御
命令を実行するのに、バースト転送を通話路バスに適用
することができ、それによって、転送語数間に、従来必
要だったシーケンス上のオーバーヘッドを取り除くこと
ができ、効率の良い一括転送を実現し、SP系装置に対
するオーダ群もバースト転送単位であるブロックごとに
その最終オーダを表示することが可能となり、プロセッ
サ側で意図したオーダ群の一括処理が行なえるので、プ
ロトコルの明確化が果せることができる。
【0126】すなわち、プロセッサの処理能力を向上さ
せることができる、しかも、SP系装置がプロセッサに
よって指示された処理を明確に認識することができる通
話路バス制御装置3を実現できる。
【0127】なお、上記実施例においては、送信用バッ
ファ部と受信用バッファ部を別個に有するものを示した
が、受信用バッファ部は送信が完了した後に必要となる
ため、リードポインタやライトポインタを別とすれば、
同一のバッファ部を送信時と受信時とで併用するように
しても良い。
【0128】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、プロセ
ッサから制御情報を受信したときに機能する第1の受信
手段が、1又は複数のオーダからなるオーダ群が1又は
複数のブロックで一括転送される場合における、各ブロ
ック内の最終オーダを与える区切り情報を、制御情報か
ら検出するBLK検出手段と、1のオーダ群が1又は複
数のブロックに分割されて転送される場合における最終
ブロックの最終オーダを表す区切り情報を、制御情報か
ら検出するEND検出手段と、プロセッサと通話路系装
置間の転送が、プロセッサがアンサデータを要求するI
N系の転送か、それともプロセッサがアンサデータを要
求しないOUT系の転送かを表す転送種別を、制御情報
より検出する種別検出手段と、BLK検出手段、END
検出手段及び種別検出手段において検出された各検出結
果並びに制御情報を入力し、オーダ又はオーダ群につい
ての受信内容エラー及び通信エラーを検出するエラー検
出手段と、制御情報を入力し、通話路バスに一括して転
送すべき1ブロック分のオーダ群と、そのブロック内の
最終オーダであることを表す、BLK検出手段及び又は
END検出手段において検出された区切り情報を蓄積す
る送信データ蓄積手段とを備え、データ蓄積手段から通
話路バスへ蓄積されているオーダ群を送出するときに機
能する第1の送信手段は、1のオーダ群が1又は複数の
ブロックに分割されて一括転送される場合、各ブロック
を1転送単位とし、各ブロックについての最終オーダを
表す区切り情報が送信データ蓄積手段から送出されるま
で、当該 ブロック内のオーダを通話路バスに対して連続
的に送出させる送出制御手段を備え、さらに、通話路系
装置より通話路バスを介して情報を受信したときに機能
する第2の受信手段が、種別検出手段の検出結果より、
通話路系装置からプロセッサへのアンサデータの転送が
あることが検出されたとき、通話路バスから一括受信さ
れた情報のうち正常な応答のあったアンサデータ群を蓄
積する受信データ蓄積手段と、通話路バスから受信され
た情報から、通話路系装置におけるオーダ群に対する実
行が正常に行われたか否かを判定する実行結果判定手段
とを備え、さらにまた、通話路バスから受信された情報
をプロセッサへ転送するときに機能する第2の送信手段
は、一括転送されたオーダ群に対する上記通話路系装置
からの応答確認後、種別検出手段の検出結果に応じて、
通話路バスを介して正常に受信されたアンサデータ及び
実行結果判定手段における判定結果、又は、実行結果判
定手段における判定結果を、プロセッサに対して通知す
る通知手段を有するので、一括転送を伴うプロセッサの
通話路系装置への制御命令を実行するのに、バースト転
送を通話路バスに適用することができ、それによって、
転送語数間に、従来必要だったシーケンス上のオーバー
ヘッドを取り除くことができ、効率の良い一括転送を実
現できると共に、通話路系装置に対するオーダもバース
ト転送単位に最終オーダを表示することが可能となり、
プロセッサ側で意図したオーダ群の一括処理が行なうこ
とができ、プロトコルの明確化を果せすことができる。
【0129】れともプロセッサがアンサデータを要求し
ないOUT系の転送かを表す転送種別を、制御情報より
検出する種別検出手段と、BLK検出手段、END検出
手段及び種別検出手段において検出された各検出結果並
びに制御情報を入力し、オーダ又はオーダ群についての
受信内容エラー及び通信エラーを検出するエラー検出手
段と、制御情報を入力し、通話路バスに一括して転送す
べき1ブロック分のオーダ群と、そのブロック内の最終
オーダであることを表す、BLK検出手段及び又はEN
D検出手段において検出された区切り情報を蓄積する送
信データ蓄積手段とを備え、データ蓄積手段から通話路
バスへ蓄積されているオーダ群を送出するときに機能す
る第1の送信手段は、1のオーダ群が1又は複数のブロ
ックに分割されて一括転送される場合、各ブロックを1
転送単位とし、各ブロックについて の最終オーダを表す
区切り情報が送信データ蓄積手段から送出されるまで、
当該ブロック内のオーダを通話路バスに対して連続的に
送出させる送出制御手段を備え、さらに、通話路系装置
より通話路バスを介して情報を受信したときに機能する
第2の受信手段が、種別検出手段の検出結果より、通話
路系装置からプロセッサへのアンサデータの転送がある
ことが検出されたとき、通話路バスから一括受信された
情報のうち正常な応答のあったアンサデータ群を蓄積す
る受信データ蓄積手段と、通話路バスから受信された情
報から、通話路系装置におけるオーダ群に対する実行が
正常に行われたか否かを判定する実行結果判定手段とを
備え、さらにまた、通話路バスから受信された情報をプ
ロセッサへ転送するときに機能する第2の送信手段は、
一括転送されたオーダ群に対する上記通話路系装置から
の応答確認後、種別検出手段の検出結果に応じて、通話
路バスを介して正常に受信されたアンサデータ及び実行
結果判定手段における判定結果、又は、実行結果判定手
段における判定結果を、プロセッサに対して通知する通
知手段を有するので、一括転送を伴うプロセッサの通話
路系装置への制御命令を実行するのに、バースト転送を
通話路バスに適用することができ、それによって、転送
語数間に、従来必要だったシーケンス上のオーバーヘッ
ドを取り除くことができ、効率の良い一括転送を実現で
きると共に、通話路系装置に対するオーダもバースト転
送単位に最終オーダを表示することが可能となり、プロ
セッサ側で意図したオーダ群の一括処理が行なうことが
でき、プロトコルの明確化を果せすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】従来のバス制御方式を説明するブロック図であ
る。
【図3】従来のバス制御方式を説明するタイミングチャ
ートである。
【図4】実施例のPバスの情報配置構成を示す説明図で
ある。
【図5】実施例のプロセッサ内のレジスタ等の設定内容
を示す説明図である。
【図6】実施例のSPバスへのオーダ構成を示す説明図
である。
【図7】実施例のBDTI命令時のSPバスのタイミン
グチャートである。
【図8】実施例のSP系装置からの返送情報の説明図で
ある。
【図9】実施例のアンサコードの概要を示す説明図であ
る。
【図10】実施例のBDTO命令時のSPバスのタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
1…プロセッサ、3…通話路バス制御装置、4…Pバス
(プロセッサバス)、5…SPバス(通話路バス)、1
1…BLK検出部、12…END検出部、13…種別検
出部、14…受信内容チェック部、15…通信チェック
部、20…Pバス制御部、21…SPバス制御部、22
…送信用バッファ部、23…受信用バッファ部、24…
エラー表示部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−260498(JP,A) 特開 平4−122193(JP,A) 特開 平4−165838(JP,A) 特公 昭61−18227(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセッサ及び通話路系装置間に介在さ
    れ、通話路系装置に対する制御情報をプロセッサから得
    て動作する通話路バス制御装置において、 プロセッサから制御情報を受信したときに機能する第1
    の受信手段が、 1又は複数のオーダからなるオーダ群が1又は複数のブ
    ロックで一括転送される場合における、各ブロック内の
    最終オーダを与える区切り情報を、上記制御情報から検
    出するBLK検出手段と、 1のオーダ群が1又は複数のブロックに分割されて転送
    される場合における最終ブロックの最終オーダを表す区
    切り情報を、上記制御情報から検出するEND検出手段
    と、 プロセッサと通話路系装置間の転送が、プロセッサがア
    ンサデータを要求するIN系の転送か、それともプロセ
    ッサがアンサデータを要求しないOUT系の転送かを表
    す転送種別を、上記制御情報より検出する種別検出手段
    と、 上記BLK検出手段、END検出手段及び種別検出手段
    において検出された各検出結果並びに上記制御情報を入
    力し、オーダ又はオーダ群についての受信内容エラー及
    び通信エラーを検出するエラー検出手段と、 制御情報を入力し、通話路バスに一括して転送すべき1
    ブロック分のオーダ群と、そのブロック内の最終オーダ
    であることを表す、上記BLK検出手段及び又はEND
    検出手段において検出された区切り情報を蓄積する送信
    データ蓄積手段とを備え、 上記データ蓄積手段から通話路バスへ蓄積されているオ
    ーダ群を送出するときに機能する第1の送信手段は、 1のオーダ群が1又は複数のブロックに分割されて一括
    転送される場合、各ブロックを1転送単位とし、各ブロ
    ックについての最終オーダを表す区切り情報が上記送信
    データ蓄積手段から送出されるまで、当該ブロック内の
    オーダを上記通話路バスに対して連続的に送出させる送
    出制御手段を備え、 通話路系装置より通話路バスを介して情報を受信したと
    きに機能する第2の受信手段が、 上記種別検出手段の検出結果より、通話路系装置からプ
    ロセッサへのアンサデータの転送があることが検出され
    たとき、通話路バスから一括受信された情報のうち正常
    な応答のあったアンサデータ群を蓄積する受信データ蓄
    積手段と、 通話路バスから受信された情報から、通話路系装置にお
    けるオーダ群に対する実行が正常に行われたか否かを判
    定する実行結果判定手段とを備え通話路バスから受信された情報をプロセッサへ転送する
    ときに機能する第2の送信手段は、 上記一括転送されたオーダ群に対する上記通話路系装置
    からの応答確認後、上記種別検出手段の検出結果に応じ
    て、上記通話路バスを介して正常に受信されたアンサデ
    ータ及び上記実行結果判定手段における判定結果、又
    は、上記実行結果判定手段における判定結果を、上記プ
    ロセッサに対して通知する通知手段を備え、 通話路バスにおける一括転送を可能としたことを特徴と
    する通話路バス制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04122193A (ja) * 1990-09-13 1992-04-22 Fujitsu Ltd パスオーダ監視方式
JPH04165838A (ja) * 1990-10-30 1992-06-11 Nec Corp 同期式連続データのatm交換処理方式

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