JP2673964B2 - キャリッジ装置及びディスク装置 - Google Patents
キャリッジ装置及びディスク装置Info
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- JP2673964B2 JP2673964B2 JP1010819A JP1081989A JP2673964B2 JP 2673964 B2 JP2673964 B2 JP 2673964B2 JP 1010819 A JP1010819 A JP 1010819A JP 1081989 A JP1081989 A JP 1081989A JP 2673964 B2 JP2673964 B2 JP 2673964B2
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Description
【発明の詳細な説明】 ［概要］ キャリッジの両側に位置しキャリッジの直進移動を案
内するガイド手段として、斜め上方の向いた第１の面及
び斜め下方を向いた第２の面を有するガイドと、ガイド
の第１及び第２の面にそれぞれ当接しガイドに対する水
平方向の相対的な移動が可能なガイドローラとを備え、
ガイドがキャリッジ側に設けられ、ガイドローラがキャ
リッジを支持するベース側に設けられたキャリッジ装
置、並びに、このキャリッジ装置を用いたディスク装置
に関し、 キャリッジの移動から発生するキャリッジ自身の振動
及びキャリッジ外部からキャリッジへ伝達される振動を
抑制できるキャリッジ装置、並びに、上記キャリッジの
振動を抑制しオフトラックの発生を防止できるディスク
装置を提供することを目的とし、 ガイド手段の内の予圧側のガイド手段については、一
端部がベース側に取り付けられ、他端側がガイドローラ
側に取り付けられて水平方向で且つキャリッジの移動方
向と略直交する方向に可撓可能な板ばねを介して、ガイ
ドローラをベースに支持させ、且つ、一端部がベース側
で支持され、他端部が板ばねの他端部を可撓方向に付勢
するスプリングを用いて、ガイドローラをガイド側に付
勢するように構成する。
内するガイド手段として、斜め上方の向いた第１の面及
び斜め下方を向いた第２の面を有するガイドと、ガイド
の第１及び第２の面にそれぞれ当接しガイドに対する水
平方向の相対的な移動が可能なガイドローラとを備え、
ガイドがキャリッジ側に設けられ、ガイドローラがキャ
リッジを支持するベース側に設けられたキャリッジ装
置、並びに、このキャリッジ装置を用いたディスク装置
に関し、 キャリッジの移動から発生するキャリッジ自身の振動
及びキャリッジ外部からキャリッジへ伝達される振動を
抑制できるキャリッジ装置、並びに、上記キャリッジの
振動を抑制しオフトラックの発生を防止できるディスク
装置を提供することを目的とし、 ガイド手段の内の予圧側のガイド手段については、一
端部がベース側に取り付けられ、他端側がガイドローラ
側に取り付けられて水平方向で且つキャリッジの移動方
向と略直交する方向に可撓可能な板ばねを介して、ガイ
ドローラをベースに支持させ、且つ、一端部がベース側
で支持され、他端部が板ばねの他端部を可撓方向に付勢
するスプリングを用いて、ガイドローラをガイド側に付
勢するように構成する。
［産業上の利用分野］ 本発明は、キャリッジの両側に位置しキャリッジの直
進移動を案内するガイド手段として、斜め方向を向いた
第１の面及び斜め下方を向いた第２の面を有するガイド
と、ガイドの第１及び第２の面にそれぞれ当接しガイド
に対する水平方向の相対的な移動が可能なガイドローラ
とを備え、ガイドがキャリッジ側に設けられ、ガイドロ
ーラがキャリッジを支持するベース側に設けられたキャ
リッジ装置、並びに、このキャリッジ装置を用いたディ
スク装置に関する。
進移動を案内するガイド手段として、斜め方向を向いた
第１の面及び斜め下方を向いた第２の面を有するガイド
と、ガイドの第１及び第２の面にそれぞれ当接しガイド
に対する水平方向の相対的な移動が可能なガイドローラ
とを備え、ガイドがキャリッジ側に設けられ、ガイドロ
ーラがキャリッジを支持するベース側に設けられたキャ
リッジ装置、並びに、このキャリッジ装置を用いたディ
スク装置に関する。
例えば磁気ディスク装置においては、記憶容量を増加
させるために記憶密度を高めることがなされている。記
憶密度を高くすると、アクセス時にオフトラックが起こ
りやすくなる。よって、磁気ディスク装置内のキャリッ
ジ装置として振動に強いものが求められ、磁気ディスク
装置としては、オフトラックが起こりにくいものが要望
されている。
させるために記憶密度を高めることがなされている。記
憶密度を高くすると、アクセス時にオフトラックが起こ
りやすくなる。よって、磁気ディスク装置内のキャリッ
ジ装置として振動に強いものが求められ、磁気ディスク
装置としては、オフトラックが起こりにくいものが要望
されている。
［従来の技術］ 次に磁気ディスク装置を例にとって従来のキャリッジ
支持構造を説明する。第４図は従来の磁気ディスク装置
のキャリッジ支持構造を説明する構成図である。
支持構造を説明する。第４図は従来の磁気ディスク装置
のキャリッジ支持構造を説明する構成図である。
図において、１は磁気ディスクに対してデータのリー
ド／ライトを行なうヘッドが設けられるヘッドアームア
ッセンブリ２や駆動源であるボイスコイルモータが設け
られるキャリッジである。このキャリッジ１の両側に、
キャリッジ１の直進移動を案内するガイド手段が設けら
れている。
ド／ライトを行なうヘッドが設けられるヘッドアームア
ッセンブリ２や駆動源であるボイスコイルモータが設け
られるキャリッジである。このキャリッジ１の両側に、
キャリッジ１の直進移動を案内するガイド手段が設けら
れている。
この従来例では、キャリッジ１の両側に、斜め上方を
向いた第１の面1a,1b及び斜め下方を向いた第２の面1c,
1dを有するガイド1e,1fが設けられている。
向いた第１の面1a,1b及び斜め下方を向いた第２の面1c,
1dを有するガイド1e,1fが設けられている。
また、キャリッジ１を支持するベースであるハウジン
グ３の一方の壁面には、キャリッジ１の両側部に設けら
れたガイド1e,1fの内の一方のガイド1eの第１及び第２
の面1a,1cに当接するガイドローラ4,5がガイドローラブ
ロック６を介して設けられている。
グ３の一方の壁面には、キャリッジ１の両側部に設けら
れたガイド1e,1fの内の一方のガイド1eの第１及び第２
の面1a,1cに当接するガイドローラ4,5がガイドローラブ
ロック６を介して設けられている。
ハウジング３の他方の壁面には、ガイドローラブロッ
ク７が設けられ、このガイドローラブロック７には、キ
ャリッジ１の他方のガイド1fの第１の面1b方向に摺動可
能に設けられ、予圧を加えるためのスプリング８によっ
てガイド1fの第１の面1b方向に付勢され、第１の面1bに
押接するガイドローラ９と、キャリッジ１のガイド1fの
第２の面1dに当接するガイドローラ10とが設けられてい
る。
ク７が設けられ、このガイドローラブロック７には、キ
ャリッジ１の他方のガイド1fの第１の面1b方向に摺動可
能に設けられ、予圧を加えるためのスプリング８によっ
てガイド1fの第１の面1b方向に付勢され、第１の面1bに
押接するガイドローラ９と、キャリッジ１のガイド1fの
第２の面1dに当接するガイドローラ10とが設けられてい
る。
このように、ガイド1eとガイドローラ4,5等とで一方
の側のガイド手段を構成し、ガイド1fとガイドローラ9,
10等とで予圧側のガイド手段を構成することにより、キ
ャリッジ１の紙面に対して垂直な方向の移動を可能にし
ている。
の側のガイド手段を構成し、ガイド1fとガイドローラ9,
10等とで予圧側のガイド手段を構成することにより、キ
ャリッジ１の紙面に対して垂直な方向の移動を可能にし
ている。
この構成において、図示しないボイスコイルモータに
電流が流れると、キャリッジ１は紙面に垂直方向に移動
し、ヘッドアームアッセンブリに設けられたヘッドが磁
気ディスクの目的のトラックへアクセスする。
電流が流れると、キャリッジ１は紙面に垂直方向に移動
し、ヘッドアームアッセンブリに設けられたヘッドが磁
気ディスクの目的のトラックへアクセスする。
［発明が解決しようとする課題］ 上記構成の従来例においては、予圧側のガイド手段の
一部を構成するガイドローラ９の予圧方向がガイド1fの
面1bに垂直な方向（第４図のＩ方向）である。よって、
面1bの傾きが水平方向に対して例えば45゜であると、水
平方向分力及び垂直方向分力はそれぞれ押圧の となり、水平方向及び水平方向の押圧力が十分に確保で
きない。しかも、キャリッジ１はスプリング８が撓むこ
とにより垂直方向にも容易に移動し得るようになってい
る。このため、キャリッジ１自身の移動による振動及び
スピンドルモータ等からキャリッジ１へ伝達される振動
を抑制できず、上記キャリッジ支持構造を用いた磁気デ
ィスク装置においては、オフトラックが発生するという
問題点がある。
一部を構成するガイドローラ９の予圧方向がガイド1fの
面1bに垂直な方向（第４図のＩ方向）である。よって、
面1bの傾きが水平方向に対して例えば45゜であると、水
平方向分力及び垂直方向分力はそれぞれ押圧の となり、水平方向及び水平方向の押圧力が十分に確保で
きない。しかも、キャリッジ１はスプリング８が撓むこ
とにより垂直方向にも容易に移動し得るようになってい
る。このため、キャリッジ１自身の移動による振動及び
スピンドルモータ等からキャリッジ１へ伝達される振動
を抑制できず、上記キャリッジ支持構造を用いた磁気デ
ィスク装置においては、オフトラックが発生するという
問題点がある。
また、この場合、水平方向及び垂直方向の押圧力を確
保しようとして、スプリング８を付勢力をアップする
と、第１の面1bやガイドローラ９が異常摩耗するという
問題点もある。
保しようとして、スプリング８を付勢力をアップする
と、第１の面1bやガイドローラ９が異常摩耗するという
問題点もある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目
的は、キャリッジの移動から発生するキャリッジ自身の
振動及びキャリッジ外部からキャリッジへ伝達される振
動を抑制できるキャリッジ装置、並びに、上記キャリッ
ジの振動を抑制しオフトラックの発生を防止できるディ
スク装置を提供することにある。
的は、キャリッジの移動から発生するキャリッジ自身の
振動及びキャリッジ外部からキャリッジへ伝達される振
動を抑制できるキャリッジ装置、並びに、上記キャリッ
ジの振動を抑制しオフトラックの発生を防止できるディ
スク装置を提供することにある。
［課題を解決するための手段］ 第１図は本発明の原理図（キャリッジ装置及びディス
ク装置における主要部のみを示している）である。図に
おいて、11は例えばヘッドを目的のトラックへ移動させ
るキャリッジである。11aはキャリッジ11の一方の側部
に設けられ、斜め上方を向いた第１の面11b及び斜め下
方を向いた第２の面11cが形成されたガイド、11dはキャ
リッジ11の他方の側部に設けられ、斜め上方を向いた第
１の面11e及び斜め下方を向いた第２の面11fが形成され
たガイドである。12,13はキャリッジ11を支持するベー
スとしてのハウジング14の一方の壁面に設けられ、キャ
リッジ11のガイドの第１及び第２の面11b,11cに当接す
るガイドローラである。15,16はブロック17上に設けら
れ、キャリッジ11のガイド11fの第１の面11e及び第２の
面11fに当接するガイドローラである。18はブロック17
（ガイドローラ15,16）をハウジング14の他方の壁面に
支持するための板ばねで、それ自身は水平方向で且つキ
ャリッジ11の移動方向と略直交する方向に可撓可能なも
のである。19はブロック17（ガイドローラ15,16）をガ
イド11d側に付勢するスプリングである。
ク装置における主要部のみを示している）である。図に
おいて、11は例えばヘッドを目的のトラックへ移動させ
るキャリッジである。11aはキャリッジ11の一方の側部
に設けられ、斜め上方を向いた第１の面11b及び斜め下
方を向いた第２の面11cが形成されたガイド、11dはキャ
リッジ11の他方の側部に設けられ、斜め上方を向いた第
１の面11e及び斜め下方を向いた第２の面11fが形成され
たガイドである。12,13はキャリッジ11を支持するベー
スとしてのハウジング14の一方の壁面に設けられ、キャ
リッジ11のガイドの第１及び第２の面11b,11cに当接す
るガイドローラである。15,16はブロック17上に設けら
れ、キャリッジ11のガイド11fの第１の面11e及び第２の
面11fに当接するガイドローラである。18はブロック17
（ガイドローラ15,16）をハウジング14の他方の壁面に
支持するための板ばねで、それ自身は水平方向で且つキ
ャリッジ11の移動方向と略直交する方向に可撓可能なも
のである。19はブロック17（ガイドローラ15,16）をガ
イド11d側に付勢するスプリングである。
ガイド11aとガイドローラ12,13等とで一方の側のガイ
ド手段を構成し、ガイド11dとガイドローラ15,16等とで
予圧側のガイド手段を構成することにより、キャリッジ
１の紙面に対して垂直な方向の移動を可能にしている。
ド手段を構成し、ガイド11dとガイドローラ15,16等とで
予圧側のガイド手段を構成することにより、キャリッジ
１の紙面に対して垂直な方向の移動を可能にしている。
［作用］ 第１図に示すキャリッジ支持構造（キャリッジ装置及
びディスク装置）において、キャリッジ11は一方の側部
に設けられたガイド11aがガイドローラ12及び13によっ
て直進移動可能に支持され、他方のガイド11dがガイド
ローラ15及び16によってそれぞれ直進移動可能に支持さ
れる。
びディスク装置）において、キャリッジ11は一方の側部
に設けられたガイド11aがガイドローラ12及び13によっ
て直進移動可能に支持され、他方のガイド11dがガイド
ローラ15及び16によってそれぞれ直進移動可能に支持さ
れる。
そして、ガイドローラ15,16が設けられたブロック17
は板ばね18によって支持されるとともに、スプリング19
によってガイド11d方向に付勢される。
は板ばね18によって支持されるとともに、スプリング19
によってガイド11d方向に付勢される。
このキャリア支持構造では、板ばね18がベース側に設
けられ、且つこの板ばね18の垂直方向の剛性が高いた
め、キャリッジ11は垂直方向には全く移動（振動）でき
ず、水平方向の移動のみが許容される。また、この板ば
ね18は、スプリング19の付勢力を全て水平方向の予圧力
として正確にブロックに伝達する役目も果たす。このた
め、板にスプリング19が正確に水平方向を向いていなく
ても、キャリッジ11は安定した水平方向のみの予圧がか
けられる。よって、キャリッジ11の振動は水平・垂直の
両方向とも確実に抑制される。
けられ、且つこの板ばね18の垂直方向の剛性が高いた
め、キャリッジ11は垂直方向には全く移動（振動）でき
ず、水平方向の移動のみが許容される。また、この板ば
ね18は、スプリング19の付勢力を全て水平方向の予圧力
として正確にブロックに伝達する役目も果たす。このた
め、板にスプリング19が正確に水平方向を向いていなく
ても、キャリッジ11は安定した水平方向のみの予圧がか
けられる。よって、キャリッジ11の振動は水平・垂直の
両方向とも確実に抑制される。
［実施例］ 次に、図面を用いて本発明の一実施例を説明する。第
２図は本発明の一実施例を説明する構成図、第３図は第
２図におけるＡ矢視図である。
２図は本発明の一実施例を説明する構成図、第３図は第
２図におけるＡ矢視図である。
これらの図において、21はキャリッジで、例えば磁気
ディスク装置であれば、磁気ディスクに対してデータの
リード／ライトを行なうヘッドが設けられるヘッドアー
ムアッセンブリ22や駆動源であるボイルコイルモータが
搭載されたキャリッジである。このキャリッジ21の両側
に、キャリッジ21の直進移動を案内するガイド手段が設
けられている。
ディスク装置であれば、磁気ディスクに対してデータの
リード／ライトを行なうヘッドが設けられるヘッドアー
ムアッセンブリ22や駆動源であるボイルコイルモータが
搭載されたキャリッジである。このキャリッジ21の両側
に、キャリッジ21の直進移動を案内するガイド手段が設
けられている。
この実施例では、キャリッジ21の両側に、斜め上方を
向いた第１の面21a,21b及び斜め下方を向いた第２の面2
1c,21dを有するガイド21e,21fが設けられている。
向いた第１の面21a,21b及び斜め下方を向いた第２の面2
1c,21dを有するガイド21e,21fが設けられている。
キャリッジ21を支持するベースであるハウジング23の
一方の壁面には、キャリッジ21の両側部に設けられたガ
イド21e,21fの内の一方のガイド21eの第１及び第２の面
21a,21cに当接するガイドローラ24,25がガイドローラブ
ロック26を介して設けられている。
一方の壁面には、キャリッジ21の両側部に設けられたガ
イド21e,21fの内の一方のガイド21eの第１及び第２の面
21a,21cに当接するガイドローラ24,25がガイドローラブ
ロック26を介して設けられている。
ハウジング23の他方の壁面には、ガイドローラブロッ
クベース27が取り付けられている。このガイドローラブ
ロックベース27には、ねじ28を用いて、水平方向で且つ
キャリッジ21の移動方向と略直交する方向に可撓可能な
板ばね29の一端部が取り付けられている。30はねじ28の
締付け力を均一に板ばね29へ伝達するスペーサである。
クベース27が取り付けられている。このガイドローラブ
ロックベース27には、ねじ28を用いて、水平方向で且つ
キャリッジ21の移動方向と略直交する方向に可撓可能な
板ばね29の一端部が取り付けられている。30はねじ28の
締付け力を均一に板ばね29へ伝達するスペーサである。
板ばね29の他端部には、ローラブロック31が設けら
れ、このローラブロック31は、一端部がガイドローラブ
ロックベース27に他端部がローラブロック31に係合する
スプリング32によって、ガイド21f方向（第２図におい
て矢印II方向）に付勢されている。更に、このローラブ
ロック31上には、キャリッジ21のガイド21fの第１の面2
1bに押接するガイドローラ33と、ガイド21fの第２の面2
1dに押接するガイドローラ34が設けられている。
れ、このローラブロック31は、一端部がガイドローラブ
ロックベース27に他端部がローラブロック31に係合する
スプリング32によって、ガイド21f方向（第２図におい
て矢印II方向）に付勢されている。更に、このローラブ
ロック31上には、キャリッジ21のガイド21fの第１の面2
1bに押接するガイドローラ33と、ガイド21fの第２の面2
1dに押接するガイドローラ34が設けられている。
ガイド21eとガイドローラ24,25等とで一方の側のガイ
ド手段を構成し、ガイド21fとガイドローラ33,34等とで
予圧側のガイド手段を構成することにより、キャリッジ
21の紙面に対して垂直な方向の移動を可能にしている。
ド手段を構成し、ガイド21fとガイドローラ33,34等とで
予圧側のガイド手段を構成することにより、キャリッジ
21の紙面に対して垂直な方向の移動を可能にしている。
次に、上記構成の作動を説明する。例えば磁気ディス
ク装置であれば、図示しないボイスコイルモータに電流
が流れることによって、キャリッジ21は紙面に垂直方向
に移動し、ヘッドアームアッセンブリに設けられたヘッ
ドが磁気ディスク上の目的のトラックへアクセスする。
ク装置であれば、図示しないボイスコイルモータに電流
が流れることによって、キャリッジ21は紙面に垂直方向
に移動し、ヘッドアームアッセンブリに設けられたヘッ
ドが磁気ディスク上の目的のトラックへアクセスする。
上記構成によれば、板ばね21がベース側に設けられ、
且つこの板ばね21の断面形状が垂直方向に長い矩形であ
るので、その断面係数が大きく垂直方向の曲げ剛性が高
くなり、キャリッジ21の垂直方向の振動はこの板ばね29
によって確実に抑制される。
且つこの板ばね21の断面形状が垂直方向に長い矩形であ
るので、その断面係数が大きく垂直方向の曲げ剛性が高
くなり、キャリッジ21の垂直方向の振動はこの板ばね29
によって確実に抑制される。
また、スプリング32の付勢力は２分されて、ガイドロ
ーラ15,16を介してキャリッジ21を押圧する。よって、
キャリッジ21のガイド21fの第１及び第２の面21b,21dに
加わる圧力も２分されるので、第１及び第２の面21b,21
dの摩耗が少なくなる。
ーラ15,16を介してキャリッジ21を押圧する。よって、
キャリッジ21のガイド21fの第１及び第２の面21b,21dに
加わる圧力も２分されるので、第１及び第２の面21b,21
dの摩耗が少なくなる。
更に、板ばね29は、スプリング32の付勢力を全て水平
方向の予圧力として正確にローラブロック31に伝達する
役目も果たす。このため、仮にスプリング32が正確に水
平方向を向いていなくても、キャリッジ21には安定した
水平方向のみの予圧がかけられ、スプリング32の付勢力
はすべてキャリッジ21を水平方向に押圧する力となるの
で、キャリッジ21の水平方向の振動は確実に抑制され
る。
方向の予圧力として正確にローラブロック31に伝達する
役目も果たす。このため、仮にスプリング32が正確に水
平方向を向いていなくても、キャリッジ21には安定した
水平方向のみの予圧がかけられ、スプリング32の付勢力
はすべてキャリッジ21を水平方向に押圧する力となるの
で、キャリッジ21の水平方向の振動は確実に抑制され
る。
よって、キャリッジ21の移動から発生するキャリッジ
21自身の振動及びスピンドルモータ等のキャリッジ21外
部からキャリッジ21へ伝達される振動が確実に抑制さ
れ、磁気ディスク装置であれば、オフトラックが発生し
にくくなる。
21自身の振動及びスピンドルモータ等のキャリッジ21外
部からキャリッジ21へ伝達される振動が確実に抑制さ
れ、磁気ディスク装置であれば、オフトラックが発生し
にくくなる。
［発明の効果］ 以上説明したように、本発明では、キャリッジの両側
に位置しキャリッジの直進移動を案内するガイド手段と
して、斜め上方を向いた第１の面及び斜め下方を向いた
第２の面を有するガイドと、ガイドの第１及び第２の面
にそれぞれ当接しガイドに対する水平方向の相対的な移
動が可能なガイドローラとを備え、ガイドがキャリッジ
側に設けられ、ガイドローラがキャリッジを支持するベ
ース側に設けられた構成において、予圧側のガイド手段
については、一端部がベース側に取り付けられ、他端部
がガイドローラ側に取りけられて水平方向で且つキャリ
ッジの移動方向と略直交する方向に可撓可能な板ばねを
介して、ガイドローラをベースに支持させ、且つ、一端
がベース側で支持され、他端部が板ばねの他端部を可撓
方向に付勢するスプリングを用いて、ガイドローラをガ
イド側に付勢している。
に位置しキャリッジの直進移動を案内するガイド手段と
して、斜め上方を向いた第１の面及び斜め下方を向いた
第２の面を有するガイドと、ガイドの第１及び第２の面
にそれぞれ当接しガイドに対する水平方向の相対的な移
動が可能なガイドローラとを備え、ガイドがキャリッジ
側に設けられ、ガイドローラがキャリッジを支持するベ
ース側に設けられた構成において、予圧側のガイド手段
については、一端部がベース側に取り付けられ、他端部
がガイドローラ側に取りけられて水平方向で且つキャリ
ッジの移動方向と略直交する方向に可撓可能な板ばねを
介して、ガイドローラをベースに支持させ、且つ、一端
がベース側で支持され、他端部が板ばねの他端部を可撓
方向に付勢するスプリングを用いて、ガイドローラをガ
イド側に付勢している。
この構成によれば、板ばねがベース側に設けられ、且
つこの板ばねの垂直方向の剛性が高いため、キャリッジ
は垂直方向には全く移動（振動）できず、水平方向の移
動のみが許容される。また、この板ばねは、スプリング
の付勢力を全て水平方向の予圧力として正確にガイドロ
ーラに伝達する役目も果たす。このため、仮にスプリン
グが正確に水平方向を向いていなくても、キャリッジに
は安定した水平方向のみの予圧がかかる。よって、キャ
リッジの振動は水平・垂直の両方向とも確実に抑制され
ることになる。即ち、本発明によれば、キャリッジの移
動から発生するキャリッジ自身の振動及びキャリッジ外
部からキャリッジへ伝達される振動を抑制できるキャリ
ッジ装置、並びに、上記ギャリッジの振動を抑制しオフ
トラックの発生を防止できるディスク装置を実現するこ
とができる。
つこの板ばねの垂直方向の剛性が高いため、キャリッジ
は垂直方向には全く移動（振動）できず、水平方向の移
動のみが許容される。また、この板ばねは、スプリング
の付勢力を全て水平方向の予圧力として正確にガイドロ
ーラに伝達する役目も果たす。このため、仮にスプリン
グが正確に水平方向を向いていなくても、キャリッジに
は安定した水平方向のみの予圧がかかる。よって、キャ
リッジの振動は水平・垂直の両方向とも確実に抑制され
ることになる。即ち、本発明によれば、キャリッジの移
動から発生するキャリッジ自身の振動及びキャリッジ外
部からキャリッジへ伝達される振動を抑制できるキャリ
ッジ装置、並びに、上記ギャリッジの振動を抑制しオフ
トラックの発生を防止できるディスク装置を実現するこ
とができる。
第１図は本発明の原理図、第２図は本発明の一実施例を
説明する構成図、第３図は第２図におけるＡ矢視図、第
４図は従来の磁気ディスク装置のキャリッジ支持構造を
説明する構成図である。 第１図乃至第３図において、 11,21はキャリッジ、 11a,11d,21e,21fはガイド、 11b,11e,21a,21bは第１の面、 11c,11f,21c,21dは第２の面、 12,13,15,16,24,25,33,34はガイドローラ、 17,31はブロック、 18,29は板ばね、 19,32はスプリングである。
説明する構成図、第３図は第２図におけるＡ矢視図、第
４図は従来の磁気ディスク装置のキャリッジ支持構造を
説明する構成図である。 第１図乃至第３図において、 11,21はキャリッジ、 11a,11d,21e,21fはガイド、 11b,11e,21a,21bは第１の面、 11c,11f,21c,21dは第２の面、 12,13,15,16,24,25,33,34はガイドローラ、 17,31はブロック、 18,29は板ばね、 19,32はスプリングである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 仁三 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 鈴木 一弘 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−868（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−40785（ＪＰ，Ａ)
Claims (2)
- 【請求項１】キャリッジの両側に位置し前記キャリッジ
の直進移動を案内するガイド手段として、斜め上方を向
いた第１の面及び斜め下方を向いた第２の面を有するガ
イドと、前記ガイドの第１及び第２の面にそれぞれ当接
し前記ガイドに対する水平方向の相対的な移動が可能な
ガイドローラとを備え、前記ガイドが前記キャリッジ側
に設けられ、前記ガイドローラが前記キャリッジを支持
するベース側に設けられたキャリッジ装置において、 前記ガイド手段の内の予圧側のガイド手段については、
一端部が前記ベース側に取り付けられ、他端部が前記ガ
イドローラ側に取り付けられて水平方向で且つ前記キャ
リッジの移動方向と略直交する方向に可撓可能な板ばね
を介して、前記ガイドローラを前記ベースに支持させ、
且つ、一端部が前記ベース側で支持され、他端部が前記
板ばねの他端部を可撓方向に付勢するスプリングを用い
て、前記ガイドローラを前記ガイド側に付勢するように
構成したことを特徴とするキャリッジ装置。 - 【請求項２】ヘッドを直進移動可能なキャリッジに搭載
し、該ヘッドをディスク上の目的のトラックまで移動し
てアクセスするディスク装置であって、 前記キャリッジの両側に位置し前記キャリッジの直進移
動を案内するガイド手段として、斜め上方を向いた第１
の面及び斜め下方を向いた第２の面を有するガイドと、
前記ガイドの第１及び第２の面にそれぞれ当接し前記ガ
イドに対する水平方向の相対的な移動が可能なガイドロ
ーラとを備え、前記ガイドが前記キャリッジ側に設けら
れ、前記ガイドローラが前記キャリッジを支持するベー
ス側に設けられたものを用いたディスク装置において、 前記ガイド手段の内の予圧側のガイド手段については、
一端部が前記ベース側に取り付けられ、他端部が前記ガ
イドローラ側に取り付けられて水平方向で且つ前記キャ
リッジの移動方向と略直交する方向に可撓可能な板ばね
を介して、前記ガイドローラを前記ベースに支持させ、
且つ、一端部が前記ベース側で支持され、他端部が前記
板ばねの他端部を可撓方向に付勢するスプリングを用い
て、前記ガイドローラを前記ガイド側に付勢するように
構成したことを特徴とするディスク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1010819A JP2673964B2 (ja) | 1989-01-19 | 1989-01-19 | キャリッジ装置及びディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1010819A JP2673964B2 (ja) | 1989-01-19 | 1989-01-19 | キャリッジ装置及びディスク装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02192079A JPH02192079A (ja) | 1990-07-27 |
| JP2673964B2 true JP2673964B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=11760964
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1010819A Expired - Fee Related JP2673964B2 (ja) | 1989-01-19 | 1989-01-19 | キャリッジ装置及びディスク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2673964B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61275116A (ja) * | 1985-05-30 | 1986-12-05 | Res Dev Corp Of Japan | グラフアイトフイルムおよび繊維の製造方法 |
-
1989
- 1989-01-19 JP JP1010819A patent/JP2673964B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02192079A (ja) | 1990-07-27 |
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |