JP2673275B2 - 魚道設備 - Google Patents

魚道設備

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JP2673275B2
JP2673275B2 JP5354246A JP35424693A JP2673275B2 JP 2673275 B2 JP2673275 B2 JP 2673275B2 JP 5354246 A JP5354246 A JP 5354246A JP 35424693 A JP35424693 A JP 35424693A JP 2673275 B2 JP2673275 B2 JP 2673275B2
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fish
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勝二 寺薗
茂治 自閑
健一 平山
達郎 昌司
勝 菊池
欣弘 宇都
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財団法人ダム水源地環境整備センター
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/60Ecological corridors or buffer zones
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    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Landscapes

  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばダムの下流側か
ら上流側のダム貯水池に魚を搬送するモノレール式の魚
道設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の魚道設備を用いて遡上魚をダムの
下流側からダム貯水池に搬送する場合には、ダム直下
流の集魚位置からダム頂までの上昇工程、ダム頂にお
けるダム下流側から上流側への搬送工程(越堤工程)、
ダム頂からダム貯水池水面までの下降工程、の3つの
工程が必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この3
つの工程それぞれに異なる装置を設置すると操作が煩雑
となるばかりでなく、維持管理も大変であるという問題
があった。本発明はこのような問題点に鑑みてなされた
ものであり、上記した3つの工程を連続して行える魚道
設備を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の魚道設備は、ダム貯水池の水面上から
ダム背面壁側に設置された集魚位置間に設けられたモノ
レールと、このモノレール上を自走する駆動台車及びこ
の駆動台車に連結されてモノレール上を移動する走行台
車と、この走行台車に懸垂され魚を水と一緒に収納する
格納容器とで構成しているのであり、また、前記格納容
器に、魚を水と一緒にダム貯水池に放流する底扉及びこ
の底扉の開閉機構と、適宜の駆動手段によって回転する
スイベル管を介して側壁に設置した水位調整管を備えさ
せているのである。
【0005】
【作用】上記したように構成した本発明の魚道設備で
は、集魚位置で魚を水と一緒に格納容器に受け取った
後、駆動台車を自走させて走行台車に懸垂された格納容
器を集魚位置からダム貯水池の水面上まで移動する。そ
して、格納容器の底部がダム貯水池の水面近傍まできた
ところで底扉を開けて魚をダム貯水池に放流する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の魚の搬送設備を、添付図面に
示す実施例に基づいて説明する。図1はアーチダムに設
置した場合の本発明の魚道設備の全体概要図、図2は本
発明の魚道設備の側面図、図3は格納容器を2台連結し
た場合の図2と同様の図、図4はモノレールをダム堤体
を利用して設置した場合の図、図5はモノレールを地山
を利用して設置した場合の図、図6〜図8は本発明の魚
道設備の操作手順を順を追って説明する図である。
【0007】図面において、1はダム貯水池2の水面か
らダム3の天端道路3aを跨いで設けられた資料館Aの
中を通ってダム3の背面側に設置された集魚位置4まで
の間に設けられたモノレールであり、図4に示すよう
に、ダム3の堤体を利用して設置したり、また、図5に
示すように、地山を利用して設置したものであってもよ
い。なお、図1及び図4・5中の1aはモノレール1の
架構を示す。
【0008】5は前記モノレール1上を自走する駆動台
車であり、ダム3の頂近傍に設置した給電部から正逆回
転可能なケーブルリール5aに巻装されるケーブル5b
を介して給電されるモータ5cの出力軸の正逆回転を、
例えばチェーンスプロケットとチェーンを介して前記モ
ノレール1の下面中央部に敷設されたラック5dに噛合
するピニオン5eに伝達し、自走するように構成されて
いる。なお、この駆動台車5は、図2・図3に示すよう
に、それぞれ上下のガイドローラ5fによってモノレー
ル1に案内されるようになっている。
【0009】6は前記駆動台車5に連結ロッド7を介し
て連結され、モノレール1上を移動する走行台車であ
り、前記駆動台車5と同様にそれぞれ上下のガイドロー
ラ6aによってモノレール1に案内されるようになって
いる。
【0010】8は魚を水と一緒に収納する格納容器であ
り、前記した走行台車6から常に鉛直に保持されるよう
に、それぞれ直交する方向の2つのピン9,10を介し
て懸垂状に設置されている。そして、この格納容器8の
上部両側には、図4及び図5に示すように、集魚位置4
において魚を水と一緒に格納容器8内に受入れる時に余
水を余水槽に流れるようにするためのスクリーン8aを
設置するとともに、一方側壁の上方位置には魚の収納が
完了してモノレール1に沿って移動する時に格納容器8
内の水位を調整するための水位調整管8bが適宜の駆動
手段によって回転するスイベル管8cを介して設置され
ており、また底面にはダム貯水池2において格納容器8
内に収納されている魚を水と一緒に放流する時に、例え
ばシリンダ装置8eのロッドの出退動によって開閉する
底扉8dが設置されている。
【0011】加えて、この格納容器8の底面には、格納
容器8に魚を収納する前段階として格納容器8を水槽1
1に収納した際に、水槽11内の水位と格納容器8内の
水位が一緒になるようにするための逆止弁8fが設置さ
れているとともに〔図6参照〕、格納容器8がモノレー
ル1に沿って移動し、ダム貯水池2の水面上方所定位置
に達した時に駆動台車5に停止指令を発するように、図
示省略したが例えばフロートスイッチが配設されてい
る。
【0012】本発明の魚道設備は上記したような構成で
あり、次にこの魚道設備の操作手順を図6〜図8に基づ
いて説明する。まず、ケーブルリール5aを逆回転させ
てケーブル5bを巻き戻しつつモータ5cの出力軸を逆
回転させ、駆動台車5と走行台車6をモノレール1に沿
って集魚位置4まで移動し、格納容器8を水槽11に収
納する〔図6(a)〕。すると、格納容器8の内外水圧
差によって逆止弁8fが開いて格納容器8内に水槽11
内の水が注水される〔図6(b)〕。そして、格納容器
8の内外水位が一緒になって逆止弁8fが閉まると〔図
6(c)〕、魚を水と一緒に斜路12から流し込む〔図
7(a)〕。この時、余水は格納容器8のスクリーン8
aから溢れて余水槽に流出し〔図7(b)〕、魚は格納
容器8内に収納される〔図7(c)〕。
【0013】魚の収納が完了すると、ケーブルリール5
aを正回転させてケーブル5bを巻き取りつつモータ5
cの出力軸を正回転させて駆動台車5と走行台車6をモ
ノレール1に沿ってダム貯水池2方向に移動させ、格納
容器8を水槽11から離水させる。この時、格納容器8
内の水位は、水位調整管8bの作用によって余水が排水
され、所定の水位となる〔図8(a)〕。所定の水位に
なった後は、スイベル管8cを回転して水位調整管8b
を起立させる。これによって駆動台車5と走行台車6の
移動中における格納容器8の揺れによって、格納容器8
内の水が溢れだすことがなくなる。
【0014】駆動台車5はダム貯水池2の水面上方所定
位置まで移動したところで、例えばフロートスイッチか
らの信号によって停止する。この停止後、シリンダ装置
8eのロッドを出動作させて底扉8dを開き、ダム貯水
池2に格納容器8に収納した魚を放流する〔図8
(b)〕。なお、駆動台車5と走行台車6の移動時、ダ
ム3の頂近傍に設置した給電部を過ぎた時点で駆動台車
5のケーブルリール5aの回転を正回転から逆回転に変
更する。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の魚道設備
によれば、既存のダムに大幅な改造を行わなくても、ま
たどの様な形式のダムであっても、さらにダム堤体を必
ずしも利用しなくても、魚の収納から放流に至る一連の
作業を、集魚位置から放魚位置まで連続的に行えるの
で、操作が簡単でかつその維持管理も容易であり、省力
化が図れて将来の無人化にも対応が可能となる。また、
本発明ではモノレールであるから、曲線路の曲率半径が
小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アーチダムに設置した場合の本発明の魚道設備
の全体概要図である。
【図2】本発明の魚道設備の側面図である。
【図3】格納容器を2台連結した場合の図2と同様の図
である。
【図4】モノレールをダム堤体を利用して設置した場合
の図である。
【図5】モノレールを地山を利用して設置した場合の図
である。
【図6】本発明の魚の搬送設備の操作手順を順を追って
説明する図である。
【図7】本発明の魚の搬送設備の操作手順を順を追って
説明する図である。
【図8】本発明の魚の搬送設備の操作手順を順を追って
説明する図である。
【符号の説明】
1 モノレール 2 ダム貯水池 3 ダム 4 集魚位置 5 駆動台車 5a ケーブルリール 5c モータ 5d ラック 5e ピニオン 6 走行台車 8 格納容器 8b 水位調整管 8c スイベル管 8d 底扉 8e シリンダ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 昌司 達郎 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 菊池 勝 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 宇都 欣弘 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−279816(JP,A) 実開 平5−83030(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダム貯水池の水面上からダム背面壁側に
    設置された集魚位置間に設けられたモノレールと、この
    モノレール上を自走する駆動台車及びこの駆動台車に連
    結されてモノレール上を移動する走行台車と、この走行
    台車に懸垂され魚を水と一緒に収納する格納容器とで構
    成したことを特徴とする魚の搬送設備。
  2. 【請求項2】 格納容器に、魚を水と一緒にダム貯水池
    に放流する底扉及びこの底扉の開閉機構と、適宜の駆動
    手段によって回転するスイベル管を介して側壁に設置し
    た水位調整管を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    魚の搬送設備。
JP5354246A 1993-12-28 1993-12-28 魚道設備 Expired - Lifetime JP2673275B2 (ja)

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CN107700455A (zh) * 2017-09-15 2018-02-16 黄河科技学院 一种小型船只快速过坝系统

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