JP2672843B2 - 自動二輪車の前照灯配光調整装置 - Google Patents

自動二輪車の前照灯配光調整装置

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JP2672843B2 JP63234507A JP23450788A JP2672843B2 JP 2672843 B2 JP2672843 B2 JP 2672843B2 JP 63234507 A JP63234507 A JP 63234507A JP 23450788 A JP23450788 A JP 23450788A JP 2672843 B2 JP2672843 B2 JP 2672843B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J6/00Arrangement of optical signalling or lighting devices on cycles; Mounting or supporting thereof; Circuits therefor
    • B62J6/02Headlights
    • B62J6/022Headlights specially adapted for motorcycles or the like
    • B62J6/023Headlights specially adapted for motorcycles or the like responsive to the lean angle of the cycle, e.g. changing intensity or switching sub-lights when cornering

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は発進時或いは制動時に前照灯の光軸を上下に
調整して路面配光を略一定の範囲にする装置に関する。
(従来の技術) 自動二輪車の路面配光は1G状態での直進走行を基準と
して設定されており、走行時の車体の態勢によって路面
配光も変化してしまう。これを是正する技術として特
開昭63−53137号、特開昭63−166672号が知られてい
る。先行技術は、車速とハンドル切れ角とからコーナ
リング時のバンク角を演算し、これに合せて前照灯の光
軸を調整するようにしている。また、先行技術は、車
体の傾斜と走行速度を検出し、これらによって前照灯の
照射角を修正すうようにしたものである。
(発明が解決しようとする課題) 上述した従来技術では、発進時或いは制動時、更に
は路面の凹凸によって車体が前上り又は前下りになった
ことによる路面配光の調整まで行えるものではない。
また、従来技術では、ジンバル機構を用いるため、
車体振動に対する保護の為の配慮を要し、構造が複雑、
且つ大掛かりとなりがちであった。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決すべく本発明の請求項(1)は、自動
二輪車に車高調整機構を備え、この車高調整機構と光軸
調整機構とを同時に作動させる。
請求項(2)は、姿勢検出手段にフロントサスペンシ
ョンのストロークセンサ及びリヤサスペンションのスト
ロークセンサを含む。
請求項(3)は、光軸調整機構をシェードを上下させ
るものとした。
(作用) 請求項(1)では、光軸調整機構を車高調整機構と連
動させることで、車高調整による光軸の修正も可能にな
る。
請求項(2)では、フロント・リヤサスペンションの
ストロークに応じて光軸を調整する。
請求項(3)では、シェードを上下させることで光軸
を調整する。
(実施例) 以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図は本発明に係る前照灯配光調整装置を適用した
自動二輪車の全体図、第2図は前照灯部分の断面図、第
3図はリヤサスペンションの油圧回路図、第4図はコン
トロールのフローチャートである。
第1図において、自動二輪車は車体フレームのヘッド
パイプ1の部分から下方にフロントサスペンション2を
伸ばし、このフロントサスペンション2の下端で前輪3
を支承し、また車体フレームから後方へリヤフォーク4
を伸ばし、このリヤフォーク4後端で後輪5を支承し、
リヤフォーク4と後部フレームとの間にリヤサスペンシ
ョン6及びリヤサスペンション6のストロークセンサ7
を設けている。
また、車体の前端部はカウリング8で覆われ、このカ
ウリング8内に前照灯9及びフロントサスペンション2
のストロークセンサ10を収めている。
一方、ヘッドパイプ1には第2図に示すようにブラケ
ット11を固着し、このブラケット11の上下端から前方に
アーム12、13を延出し、アーム12には制御装置14を、ア
ーム13には制御装置14からの信号で駆動するモータ15及
びこのモータ15の駆動で進退動するラックバー16を設
け、更にアーム12の先端及びラックバー16の先端にジョ
イント受け17,18を取付け、これらジョイント受け17,18
に前照灯9の上面及び下面に取付けたボールジョイント
19,20を係合している。而して、制御装置14からの信号
でモータ15を駆動すると前照灯9は上方のボールジョイ
ント19を中心として上下方向に揺動し光軸が変化する。
ところで前記フロントサスペンション2及びリヤサス
ペンション6は車高調整できる構造となっている。即
ち、本実施例においては、第3図に示す車高調整機構35
でリヤサスペンション6及びフロントサスペンション2
の長さを調整可能としている。リヤサスペンション6の
構造について述べると、第3図に示すようにアウターシ
リンダ21の外側にジャッキシリンダ22を配し、このジャ
ッキシリンダ22内にジャッキピストン23を摺動自在に設
け、このジャッキピストン23にてジャッキシリンダ22内
に油室Sを画成するとともに懸架ばね24の上端を支持し
ている。
また、サージタンク25内の油をモータ26によって駆動
するポンプ27でアキュムレータ28内に蓄圧し、ONバルブ
29を開とすることでアキュムレータ28内の油を油室S内
に供給して車高を高くし、油室Sの油をリリーフバルブ
30を介してサージタンク25内に排出することで車高を低
くする。また、フロントサスペンション2についても略
同様の構造となっている。ここで前記バルブ29,30は前
記制御装置14からの信号で動作する。即ち、第4図に示
すようにストロークセンサ7,10によって検出したフロン
トサスペンション2及びリヤサスペンション6のストロ
ークが所定の範囲内にあるか否かを判断し、所定範囲を
超えた場合にはONバルブ29或いはリリーフバルブ30を操
作して車高調整を行い、更に各サスペンション2,6のス
トロークの比が所定範囲内にあるか否かを判断し、所定
範囲を超えた場合、つまり前上り又は前下りの度合いが
大きくなった場合には前記モータ15を駆動して光軸を上
下に調整する。
つまり、第5図のスクリーン配光(静止した車体前方
に設置したスクリーンへの配光)に示すように、1G状態
から制動等によって車体が前下りとなった場合には光軸
を上方に向け、配光a0からa1となるようにする。する
と、第6図に示すように路面配光もa0からa1に広がる。
また車体が前上りとなった場合には光軸を下方に向け、
配光がa0からa2に変化するようにする。
このように本発明にあってはストロークセンサ7,10に
よる検出値に基づいて車高調整と光軸調整とを同時に行
うようにしたので、車体姿勢に応じた路面配光をリアル
タイムに維持できる。また、更なる応答性向上を図るに
は、ストローク量検出を行う代りに、スロットル開度及
びブレーキスイッチ等を入力し、車体の姿勢を予測して
光軸を調整するような所謂アクチィブ制御も可能であ
る。
また、フロントサスペンション2のストロークセンサ
10及びリヤサスペンション6のストロークセンサ7を用
いることで、高価、且つ精密な構成を用いずに、上記サ
スペンション2,6のストロークに応じた光軸を制御する
ので、構成を簡素にすることができる。
第7図は別実施例を示す第2図と同様の図であり、前
記実施例と同一の部材についても同一の番号を付してい
る。
即ち、第7図に示す実施例は前照灯9の上面及び下面
にブラケット40,41を固着している。上方のブラケット4
0は第8図に示すようにT字状をなすとともにアーム12
の先端に取付けたブラケット42の凹部に係合し、且つこ
の状態でアーム12と前照灯9との間に入れ込んだ線スプ
リング43にて下方へ押し付けられる。また、ブラケット
41にはナット44を固着し、このナット44にボールネジ45
を螺合し、ボールネジ45にはウォームホイール46を外嵌
し、このウォームホイール46を制御装置14からの信号で
駆動するモータ15の軸に嵌着したウォームギヤ47に噛合
せしめている。而してモータ15にてボールネジ45が回転
することで前照灯9は上部の係合部を中心として上下方
向に揺動して光軸が調整される。尚、第7図において、
48はリターンスプリング、49はボールネジ45の移動量、
つまり前照灯9の角度を検出するためのポテンションメ
ータである。
また第9図に示す実施例にあっては、前照灯9の下部
に開口を形成し、この開口内にホルダー50を取付け、こ
のホルダー50内にシェード51を上下動自在に収納すると
ともに、制御装置14からの信号で駆動するモータ52によ
ってシェード51をバルブ53に対して上下せしめるように
している。このような構成とすることで前照灯9全体を
揺動させることなく、シェード51のみを上下させること
で光軸を調整でき、モータ52を容量の小さいもので済ま
せることができる。
(発明の効果) 以上に説明したように本発明によれば、請求項(1)
の自動二輪車の前照灯配光調整装置は、自動二輪車に車
高調整機構を備え、この車高調整機構と光軸調整機構と
を同時に作動させるので、車高調整による光軸の修正も
可能になり、光軸調整の頻度や光軸調整量が減少し、光
軸調整を実際の傾斜角測定に伴ったフィードバックを待
たずに速やかに行なうことができ、急発進、制動或いは
路面の凹凸等によって車体が前上り又は前下りの姿勢に
なっても、常に適切な路面配光を確保することができ
る。
請求項(2)の自動二輪車の前照灯配光調整装置は、
姿勢検出手段にフロントサスペンションのストロークセ
ンサ及びリヤサスペンションのストロークセンサを含む
ので、ジンバル等の高価、且つ精密な構成を用いずに、
サスペンションのストロークに応じて制御するため、構
成を簡素にすることができる。
請求項(3)の自動二輪車の前照灯配光調整装置は、
光軸調整機構をシェードを上下させるものとしたので、
前照灯全体を可動させたり、あるいは電気的接触端子を
備える電球を可動させるものではないため、モータを容
量の小さいもので済ませることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る前照灯配光調整装置を適用した自
動二輪車の全体図、第2図は前照灯部分の断面図、第3
図はリヤサスペンションの油圧回路図、第4図はコント
ロールのフローチャート、第5図はスクリーン配光を示
す図、第6図は路面配光を示す図、第7図は別実施例を
示す第2図と同様の図、第8図は第7図に示した前照灯
の要部の分解斜視図、第9図は更なる別実施例を示す第
2図と同様の図である。 尚、図面中2はフロントサスペンション、6はリヤサス
ペンション、7,10はストロークセンサ、9は前照灯、14
は制御装置、15,52はモータ、16はラックバー、35は車
高調整機構、45はボールねじ、51はシェード、52はモー
タである。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の前後方向における姿勢を検出する姿
    勢検出手段と、この姿勢検出手段によって検出した値に
    基づいて光軸を上下方向に変化させる光軸調整機構とを
    備える自動二輪車の前照灯配光調整装置において、前記
    自動二輪車は車高調整機構を備え、この車高調整機構と
    前記光軸調整機構とを同時に作動させることを特徴とし
    た自動二輪車の前照灯配光調整装置。
  2. 【請求項2】前記姿勢検出手段はフロントサスペンショ
    ンのストロークセンサ及びリヤサスペンションのストロ
    ークセンサを含むことを特徴とする請求項(1)に記載
    の自動二輪車の前照灯配光調整装置。
  3. 【請求項3】前記光軸調整機構はシェードを上下させる
    ものであることを特徴とする請求項(1)に記載の自動
    二輪車の前照灯配光調整装置。
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