JPH0263990A - 自動２輪車のバックミラー装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） この発明は、旋回時等の走行状態に適応した視界が１９
られるように取着角を自動調整する自動２輪車のバック
ミラー装置に関する。

（従来の技術） 自動２輪車では車速や旋回の状況によってヘッドランプ
の適正な照射範囲およびショックアブソーバの適正な減
衰特性が変化するので、ヘッドランプ照射方向調整装置
およびショックアブソーバ減衰特性調整装置を備えて、
上記の変化に応じて自動釣に制御するようにしたものが
ある。自動２輪車では旋回のとき車体が傾くのを利用し
、傾斜角センサによって旋回状況を把握する。

一方自動２輪市には棒ハンドルにバックミラーが取着け
られ、後方を？！認できるようになっているが、車速や
旋回状況によって要求される視野が異なる場合が多い。

特に旋回時では、ハンドル操作と車体の傾斜によって旋
回方向と反対側の側上方へ視界が移動し、ライダは適確
な後方？Ｊ２認に迷うという問題がある。

（発明が解決しようとする課題） このように自ｖＪ２輪車のバックミラーは車速や旋回状
況に応じて適正な後方視界が得られないという問題があ
るのに鑑み、この発明は、ヘッドランプの照ｒｆＪ範囲
ヤショツクアブソーバの減衰特性の調整と同時に取着角
を調整して後方視界を常に適正に保つようにした自動２
輪車のバックミラー装置を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため、この発明の自動２輪車のバッ
クミラー装置は、駆動部により照（ト）方向を調整する
ヘッドランプ照射方向調整装置と、駆動部により減衰特
性を調整するショックアブソーバ減衰特性調整装置を備
えた自！！Ｊｌ　２輪車において、ハンドルに取着けら
れたバックミラーに、駆動部により取着角度を調整する
バックミラー視界調整装置を設け、地面に対する車体の
傾斜角を検出する傾斜角センサと車速を検出する車速セ
ンサの検出信号を入力して演算する制御７１Ｉｉ！！ｉ
の出力信号に」：す、上記各調整装置の駆動部を制御し
て、ヘッドランプ照射方向、ショックアブソーバ減衰特
性を調整すると同時に、バックミラー視界を調整するよ
うにした構成にしたものである。

（作用） こうして、車体に装置された傾斜角センサと車速センサ
の検出信号が常時制御２ＩＩ器に入力していて、その演
ｃ７結果により、必要に応じてヘッドランプ照射方向調
整装置、ショックアブソーバ減衰特性調整′ＳＡ胃およ
びバックミラー取着角調整装置の駆動部に１３号を送っ
てこれらを制御する。

バックミラー取着角度が自動的に変化し、ハンドルの旋
回や車体の傾斜によって移動した影像を、ライダが要求
する適正な視野のものに取戻す。

ヘッドランプの適正な照射方向調整（点灯時）、シ」ツ
クアブソーバの適正な減衰特性の調整と共に、自動２輪
車を操縦する上でのは能が向上する。

（実施例） 以下この発明の実施例を示す図に就いて説明する。

第２図は自動２輪車の典型的な構成を示す側面図である
。

ハンドル３により操舵可能にした前輪１とエンジン４に
より駆動される後輪２とを前後に配して構成され、後上
部にシート５が配置される。前輪１、後輪２はそれぞれ
フロントクツションユニット６、リヤクツションユニッ
ト７により緩Ｗｊされる。８はヘッドランプでフロン１
へフォーク９に一体的に支持される。１０はハンドル３
に取着けられたバックミラーである。

フレーム１１の下部には傾斜角センサ１２が装備される
。傾斜角センサ１２には、第１図に示すように、超音波
ビーム１３を左右方向に振りながら下方へ放射し、また
その反射波を検知する超音波トランスデユーサ１４が組
込まれている。超音波ビーム１３が地面に対して直角に
放射されたときの反射波が検知され、そのときの超音波
ビーム１３の振り角θを読み取着ことにより、角θが叩
車体の傾↑ｚ１角として検出される。その検出信りは制
１ｌｌｌ器１５に入力される。

また１、ｌ、ＩＩ　ｉｉｌ器１５には、慣用技術を用い
て測定される速度レンサ１６の検出信号が入力している
。

制」１器１５では、入力した車体傾斜角と重速の検出信
号に基づいて演篩した結果をヘッドランプ８の照墜１方
向調整装置１７、フロン１−、リヤクツションユニット
６．７に組込まれたショックアブソーバ１８の減東特性
調整装胃１９おにびバックミラー１０の視野調整装２？
２０の各駆動部に制御信号を出力する。

ヘッドランプ８は、発光ランプ２１の前面に置いたレン
ズ２２が横に延びた楕円形照射分ｔ５２３を画くように
設定されている（第４図）。レンズ２２は光軸を中心に
回動可能で、背後にドリブンギア２４が固定される。ド
リブンギア２４にはモータ２５ａ、２５ｂで駆動される
ドライブギア２６ａ、２６ｂが噛合い、前記制御器１５
の制御信号により制御されてレンズ２２を回動制御する
。

２７はその回動位置を検出して制御器１５にフィ−ドパ
ツクするレンズ回動角検出装置である。

こうして第４図に示すように、車体の傾斜やハンドル３
の操舵で傾斜した楕円形照射分布２３ａ（点線図示）を
適正な照射分布２３に調整する。

フロントおよびリヤクツションユニット６．７の伸縮作
用は、油圧シリンダ２９に設けたオリフィス３０により
減衰される。オリフィス３０の背後にはオリフィス３２
を有する回動可能な円盤３１が接し、円盤３１が回動す
ることによってオリフィス３０とオリフィス３２が重な
って形成される実質的なオリフィス面積が変化しく第５
図参照）、減衰特性が変化する。円盤３１はアクチュエ
ータ３３で駆動され、前記制ｒＩＪ器１５の制御信号が
アクチュエータ３３を制御し、減衰特性は車速および旋
回状況に応じて適正な値に調整される。

次に、バックミラー１０は、第３図に示すように、背面
に固定された球軸３４により支持され、互いに直交する
支軸３６ａ、３６ｂで揺動自在に軸支された半円形の縦
方向レバー３５ａ１横方向レバー３５ｂに係合する。縦
方向、横方向レバー３５ａ、３５ｂはそれぞれモータ３
７ａ、３７ｂで揺動され、バックミラー１０はその合成
された方向に自在に傾斜される。モータ３７ａ、３７ｂ
は前記制御器１５の制御信号により制御され、バックミ
ラー１０を適正な視野を得るように姿勢制御される。

なお図中２８はリセット信号発信装置、３８はメモリで
ある。

〔発明の効果〕

以上の通りこの発明に係る自動２輪車のバックミラー装
置は、駆動部により取着角度を調整するバックミラー視
界調整装置を設け、既設のヘッドランプ照射方向調整装
置およびショックアブソーバ減衰特性調整装置を制御す
るために設けられている車速センサおよび車体傾斜角セ
ンサの検出信号によって同時にバックミラー視界を調整
するようにしたもので、車速や旋回状況に応じて、ライ
ダの視認できる後方視界を適正に調整し、ヘッドランプ
照射方向調整、クツションユニットのショックアブソー
バ減衰特性調整と併せて、自動２輪車の操縦性を向上す
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示すバックミラー装置のυ
Ｉ１１］系統図、第２図はこの発明の装置を備えた自動
２輪車の側面図、第３図はバックミラー視界調整装置の
斜視図、第４図はヘッドランプの照射分布を示す説明図
、第５図は第１図Ａ−Ａ矢視によるショックアブソーバ
減衰特性調整装置の所面図である。 ６・・・フロントクツションユニット、７・・・リセク
ッションユニツｈ、８・・・ヘッドランプ、１０・・・
バックミラー　１２・・・傾斜角センサ、１５・・・制
御器、１６・・・速度センサ、１７・・・ヘッドランプ
照射方向調整装置、１８・・・ショックアブソーバ、１
９・・・ショックアブソーバ減衰特性調整装置、２０・
・・バックミラー視界調整装置。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 駆動部により照射方向を調整するヘッドランプ照射方向
   調整装置と、駆動部により減衰特性を調整するショック
   アブソーバ減衰特性調整装置を備えた自動２輪車におい
   て、ハンドルに取着けられたバックミラーに、駆動部に
   より取着角度を調整するバックミラー視界調整装置を設
   け、地面に対する車体の傾斜角を検出する傾斜角センサ
   と車速を検出する車速センサの検出信号を入力して演算
   する制御器の出力信号により、上記各調整装置の駆動部
   を制御して、ヘッドランプ照射方向、ショックアブソー
   バ減衰特性を調整すると同時に、バックミラー視界を調
   整するようにしたことを特徴とする自動２輪車のバック
   ミラー装置。