JP2672777B2 - ふとんカバーの製造方法 - Google Patents

ふとんカバーの製造方法

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JP2672777B2
JP2672777B2 JP6049542A JP4954294A JP2672777B2 JP 2672777 B2 JP2672777 B2 JP 2672777B2 JP 6049542 A JP6049542 A JP 6049542A JP 4954294 A JP4954294 A JP 4954294A JP 2672777 B2 JP2672777 B2 JP 2672777B2
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和雄 竹田
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株式会社丸八真綿
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ふとんカバーの製造方
法に関し、特に、袋状に構成されて内部にふとんを収納
するふとんカバーの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】こうしたふとんカバーを製造する方法と
しては、例えば、長方形状の表地と裏地とを重ね合わせ
て三方の側縁を縫い合わせ、開口された残りの側縁に、
この側縁を開閉するスライドファスナーを取り付けると
いう手順で製造する方法がある。こうした方法では、ど
うしても、1つ1つのふとんカバーに個別にファスナー
を縫い付けていく必要がある。このため、ファスナーを
ふとんカバーに自動的に取り付けることが困難であり、
手作業に頼らざるをえない。その結果、従来の製造方法
では、作業効率が悪くてコストがかかっていた。
【0003】この他、袋状のふとんカバーとしては、特
開昭59−179684号公報に示された構造のものが
ある。これは、表地を切断して、ふとん出し入れ用の開
口部を形成し、この開口部にスライドファスナーを縫い
付けたものである。
【0004】しかしながら、こうしたふとんにおいて
も、やはり、ファスナーをふとんの開口部に手作業で取
り付ける必要があり、このため、どうしても、製造効率
が悪いという問題を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の事情
に鑑みてなされたもので、袋状のふとんカバーを効率良
く製造することができ、大幅な製造コスト削減を可能と
するふとんカバーの製造方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るふとんカ
バーの製造方法は、前後方向に長い、表地となる原反
を、長さ方向に沿って切断して開口部を形成し、この開
口部の側縁に開閉可能な係止部材を取り付け、前記表地
となる原反の裏面側に、前後方向に長い裏地となる原反
を表地となる原反の延長方向に沿って配置し、表地とな
る原反と裏地となる原反との長手方向の側縁どうしを縫
い合わせ、前後方向の長さが所要長さとなるように表お
よび裏の原反を切断し、切断によって形成された前後端
側縁を縫い合わせる構成とされている。
【0007】請求項2に係るふとんカバーの製造方法
は、前後方向に長い、表地となる原反を、その長さ方向
に沿って切断し、前記表地となる原反に開口部を連続的
に形成する工程と、この開口部の側縁に開閉可能な係止
部材を取り付ける工程と、前記表地となる原反の裏面側
に、前後方向に長い裏地となる原反を表地となる原反の
延長方向に沿って配置する工程と、前記各工程終了後
に、前記表地となる原反と裏地となる原反との長手方向
の側縁どうしを止着する工程と、その後、前後方向の長
さが所要長さとなるように表および裏の原反を切断する
工程と、その後、切断によって形成された、前記表およ
び裏の原反の前後端側縁どうしを止着する工程とを備え
た構成とされている。
【0008】
【作用】表地となる原反に連続的に開口部を形成し、こ
の開口部に、開口部を開閉するスライドファスナーなど
の係止部材を連続的に取り付けるので、開口部への係止
部材の取り付け作業を容易とすることができる。
【0009】
【実施例】図1と図2は本発明の一実施例に係るふとん
カバーの製造方法によって製造されるふとんカバーの一
例を示す図である。
【0010】これらの図において、10はふとんカバー
である。このふとんカバー10は、長方形状で同形同大
に形成された表地20と裏地30とから構成されてい
る。前記表地20と裏地30とは、ぞれぞれの周縁21
・31どうしがヘム加工40によって縫い合わされて、
全体として袋状に形成されている。
【0011】前記表地20には、ふとんを出し入れする
開口部22が、長手方向に沿いかつ表地20の全長にわ
たって設けられている。前記開口部22の位置は、この
実施例においては、表地20の長手方向に沿う一側縁
(図1中で下端縁)の近傍に形成されている。前記開口部
22の端部は、内側に折り込まれたものとなっている
(図2)。前記開口部22の側縁の下面には、開閉可能な
係止部材としてのファスナー50が取り付けられてい
る。このファスナー50は、テープ51と務歯52とか
ら構成されており、テープ51と開口部22の側縁とが
縫い合わされたものとなっている。
【0012】つぎに、以上のように構成されたふとんカ
バー10の製造方法を図3〜図5に基づいて説明する。
【0013】まず、表地20となる原反をその長さ方向
に沿って切断して開口部22を形成するとともに、開口
部22の側縁を、図2に示すように内側に折り曲げ、こ
の作業と同時に、開口部22の側縁内側にファスナー5
0を配置して、ファスナー50のテープ51と開口部2
2の側縁とを縫い合わせる。ついで、表地20となる原
反の裏面側に、裏地30となる別の原反を表地20とな
る原反の延長方向に沿って重ねて配置する(図4)。この
状態で、表・裏地20・30となる原反の長手方向の側
縁21・31どうしをヘム加工し、互いに縫い合わせ
る。ついで、前後方向の長さが所要長さとなるように表
・裏地20・30となる原反を切断し、切断によって形
成された前後端側縁をヘム加工し、互いに縫い合わせ
る。このとき、ファスナー50の一端側近傍(図5中A
で示した部分)を縫わずに開口させておく。ついで、フ
ァスナー50の一端側からファスナー50の務歯52に
スライダーを取り付け、ファスナー50の一端側近傍を
縫い合わせて閉じる。このようにして図1に示すふとん
カバー10を形成する。
【0014】上記実施例のふとんカバー10によれば、
ふとんを出し入れする開口部22を表地20に形成した
ので、ふとんの側地の上方でファスナー50を開閉する
ことができる。このため、ふとんの縁をファスナー50
の務歯52が噛んでしまうといった事故を防止すること
ができる。
【0015】しかも、ふとんカバー10の周縁部にヘム
加工40が施されていることから、ふとんカバー10の
周縁部の剛性が高められて、ふとんとふとんカバー10
との面方向へのずれが抑制される。
【0016】これによって、使用によってもファスナー
50が常にふとんの側縁から離間した位置に保持され、
このファスナー50の開閉時におけるふとんの噛み込み
が防止される。
【0017】また、本実施例のふとんカバーの製造方法
においては、表地20となる原反と裏地30となる原反
とを縫い合わせる前に、表地20となる原反をその長さ
方向に沿って切断して開口部22を形成し、この作業と
同時に、開口部22の側縁にファスナー50を取り付け
るものとしているので、前後方向に長い表地20となる
原反の全長にわたってファスナー50を取り付けること
ができ、このためファスナー50の取り付け作業を機械
化することができて作業効率を向上させてコストダウン
を図ることができる。
【0018】
【発明の効果】請求項1に係るふとんカバーの製造方法
は、前後方向に長い、表地となる原反を、長さ方向に沿
って切断して開口部を形成し、この開口部の側縁に開閉
可能な係止部材を取り付け、前記表地となる原反の裏面
側に、前後方向に長い裏地となる原反を表地となる原反
の延長方向に沿って配置し、表地となる原反と裏地とな
る原反との長手方向の側縁どうしを縫い合わせ、前後方
向の長さが所要長さとなるように表および裏の原反を切
断し、切断によって形成された前後端側縁を縫い合わせ
る構成とされている。したがって、表地となる原反に連
続的に開口部を形成し、この開口部に、開口部を開閉す
るスライドファスナーなどの係止部材を連続的に取り付
けることができる。このように、係止部材を原反の開口
部に連続的に取り付けた後、表裏の原反を止着し、これ
らを切断して、切断によって形成された開口側縁を閉じ
ることによって、開口部に係止部材を備えた袋状のふと
んカバーを製造することができる。したがって、従来の
製造方法のように、個々のふとんカバーに逐一係止部材
を取り付けていく必要がない。このため、ふとんカバー
の製造方法の自動化が容易となり、製造コストを大幅に
低減させることが可能であるという効果がある。
【0019】請求項2に係るふとんカバーの製造方法
は、前後方向に長い、表地となる原反を、その長さ方向
に沿って切断し、前記表地となる原反に開口部を連続的
に形成する工程と、この開口部の側縁に開閉可能な係止
部材を取り付ける工程と、前記表地となる原反の裏面側
に、前後方向に長い裏地となる原反を表地となる原反の
延長方向に沿って配置する工程と、前記各工程終了後
に、前記表地となる原反と裏地となる原反との長手方向
の側縁どうしを止着する工程と、その後、前後方向の長
さが所要長さとなるように表および裏の原反を切断する
工程と、その後、切断によって形成された、前記表およ
び裏の原反の前後端側縁どうしを止着する工程とを備え
た構成とされているので、請求項1記載の製造方法と同
様の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るふとんカバーの平面
図である。
【図2】 図1のII−II線一部省略拡大断面図である。
【図3】 表地にファスナーを取り付けた状態の平面図
である。
【図4】 表地となる原反の裏面側に裏地となる原反を
配置した状態の側面図である。
【図5】 表地と裏地との前後端側縁を互いに縫い合わ
せた状態を示す平面図である。
【符号の説明】
10 ふとんカバー 20 表地 21 表地の長手方向に沿う側縁 22 開口部 30 裏地 31 裏地の長手方向に沿う側縁 50 係止部材としてのファスナー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に長い、表地となる原反を、長
    さ方向に沿って切断して開口部を形成し、この開口部の
    側縁に開閉可能な係止部材を取り付け、前記表地となる
    原反の裏面側に、前後方向に長い裏地となる原反を表地
    となる原反の延長方向に沿って配置し、表地となる原反
    と裏地となる原反との長手方向の側縁どうしを縫い合わ
    せ、前後方向の長さが所要長さとなるように表および裏
    の原反を切断し、切断によって形成された前後端側縁を
    縫い合わせることを特徴とするふとんカバーの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前後方向に長い、表地となる原反を、そ
    の長さ方向に沿って切断し、前記表地となる原反に開口
    部を連続的に形成する工程と、この開口部の側縁に開閉
    可能な係止部材を取り付ける工程と、前記表地となる原
    反の裏面側に、前後方向に長い裏地となる原反を表地と
    なる原反の延長方向に沿って配置する工程と、前記各工
    程終了後に、前記表地となる原反と裏地となる原反との
    長手方向の側縁どうしを止着する工程と、その後、前後
    方向の長さが所要長さとなるように表および裏の原反を
    切断する工程と、その後、切断によって形成された、前
    記表および裏の原反の前後端側縁どうしを止着する工程
    とを備えたことを特徴とするふとんカバーの製造方法。
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JPS61185374U (ja) * 1985-05-13 1986-11-19
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