JP2672634B2 - 磁気記録再生システムおよび磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生システムおよび磁気記録再生装置

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JP2672634B2
JP2672634B2 JP1048553A JP4855389A JP2672634B2 JP 2672634 B2 JP2672634 B2 JP 2672634B2 JP 1048553 A JP1048553 A JP 1048553A JP 4855389 A JP4855389 A JP 4855389A JP 2672634 B2 JP2672634 B2 JP 2672634B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数台の磁気記録再生装置(以下、VTRと
いう)を用い、夫々の再生映像信号の継ぎ合わせ、合成
などを行うようにした磁気記録再生システムおよび磁気
記録再生装置に関する。
〔従来の技術〕
例えば、2個のテープカセツトに録画されている場面
を選択して他の1個のテープカセツトに編集録画したい
場合には、3台のVTRを用いることによつてこれを行う
ことができる。これは、1台のVTRを録画用VTRとして録
画用のテープカセツトを装着し、他の2台のVTRを再生
用VTRとして夫々各場面が録画されている録画済みのテ
ープカセツトを装着し、再生用VTRで録画済みテープカ
セツトを再生しながらこれらの再生映像信号を録画用VT
Rで録画テープカセツトに記録するものである。
このような編集を行なう場合、再生用VTRでは、録画
済みテープカセツトについて必要な場面の頭出しが行な
われ、しかる後、一方の再生用VTRが録画用VTRを基準に
位相制御されながら、この録画済みテープカセツトの必
要な場面の頭から録画用テープカセツトに録画され、こ
の場面の終り近くで他方の再生用VTRが録画用VTRを基準
に位相制御されて再生開始し、この場面の終りで2つの
再生用VTRの再生映像信号を切り換えるようにする。
これによると、録画用テープカセツトでは、2個の録
画済みテープカセツト中の必要な場面を円滑に継ぎ合わ
せて録画するアセンブリやインサートなどの継ぎ目で画
面の乱れのない編集が可能となる。
また、2台の再生用VTRを同時に再生状態とし、これ
らの再生映像信号を適当な方式で合成することにより、
夫々の場面が録画分割、フエードなどで合成されて表示
されるような映像信号として録画用テープカセツトに録
画することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記のように複数の録画済みのテープカセ
ツトの必要な場面を1つの録画用テープカセツトに編集
あるいは画面合成録画する場合、一応録画済みテープカ
セツトについて必要な場面の頭出しが行なわれるのであ
るが、実際にこれらの場面を録画する場合には、編集録
画に際しては、録画しつつある場面の終端のタイミング
と次に録画すべき場面の開始のタイミングとが正確に一
致するように、すなわち駒(フレームまたはフイール
ド)単位で2つの場面のタイミングが一致するようにVT
Rを操作するのは非常に困難であり、このために、場面
の始端部や終端部で一部録画もれが生じたり、場面の始
端よりも前や終端よりも後に不必要な画像が録画された
りするし、また、画面合成録画に際しては、場面間の対
応する画面にタイミングずれが生ずるという問題があつ
た。
また、2つのテープカセツトに同一場面を録画し、こ
れらを同時に再生して夫々の再生映像信号を加算するこ
とにより、再生映像信号のノイズを低減することが考え
られる。これによると、従来の回路的なノイズリデユー
サでは得られない残像防止という優れた効果も得られ
る。しかし、この場合においても、2つの再生される映
像信号のタイミングずれを避けることができず、1駒分
でもずれがあると、ノイズ低減効果は著しく損なわれる
ことになる。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、複数のVTR
から再生される場面のタイミングを駒単位で所望に合わ
せることができるようにした磁気記録再生システムおよ
び磁気記録再生装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明による磁気記録再
生システムは、1フレーム(または1フイールド)毎に
順次内容が変わるタイムコードが付加された映像信号が
記録されているとともにコントロールトラツクに位置を
表わすインデツクスが記録されている磁気テープを再生
する複数個の磁気記録再生手段と、該磁気記録再生手段
の任意の1つを基準の磁気記録再生手段として他の任意
の1つを従の磁気記録再生手段とし該基準の磁気記録再
生手段によつて再生される該インデツクスとこれと同一
タイミングで該従の磁気記録再生手段から再生される該
インデツクスとが所望の関係となるように該従の磁気記
録再生手段での該磁気テープの走行を粗調整する第1の
調整手段と、該第1の調整手段の調整動作の終了ととも
に動作開始し該基準の磁気記録再生手段によつて再生さ
れる該タイムコードとこれと同一タイミングで該従の磁
気記録再生手段から再生される該タイムコードとが所定
の関係となるように該従の磁気記録再生手段での該磁気
テープの走行を微調整する第2の調整手段とで構成す
る。
また、本発明による磁気記録再生システムは、磁気テ
ープや回転ビデオヘツドの位相制御のためのサーボ制御
手段を備え磁気テープから1フレーム(または1フイー
ルド)毎に順次内容が変わるタイムコードが付加された
映像信号を再生する複数個の磁気記録再生手段と、該磁
気記録再生手段の任意の1つを基準の磁気記録再生手段
とし他の任意の1つを従の磁気記録再生手段として該基
準、従の磁気記録再生手段によつて再生される該タイム
コードの内容を比較し両者が所定の関係にないとき差検
出信号を出力して両者が所定の関係にあるとき一致信号
を出力するタイムコード比較手段と、該基準、従の磁気
記録再生手段のサーボ制御手段に夫々位相基準となる基
準信号を供給し該タイムコード比較手段が出力する差検
出信号によつて該従の磁気記録再生手段への基準信号の
周波数を増減し該タイムコード比較手段が該一致信号を
出力することによつて該基準、従の磁気記録再生手段に
よる再生映像信号の垂直同期信号の位相ずれを補正する
ようにした基準信号回路とで構成する。垂直同期信号の
位相ずれの補正は、垂直同期信号やヘツド切換信号の位
相比較の比較結果によつて該従の磁気記録再生手段への
該基準信号を変化させる場合や、該従の磁気記録再生手
段への該基準信号を該基準の磁気記録再生手段側の基準
信号と同一周波数、同一位相とする場合とがある。
さらに、本発明による磁気記録再生システムは、複数
の磁気記録再生手段で、テープ残量がほとんどなくなる
と次の磁気記録再生手段を記録モードとするようにし
て、順番にフレーム(またはフイールド)毎に順次内容
が変わるタイムコードが付加された映像信号を記録する
ようにし、かつ該複数の磁気記録再生手段で、テープ残
量がほとんどなくなると次の磁気記録再生手段が再生モ
ードとなるようにして、順番にタイムコードが付加され
た映像信号を再生し、該次の磁気記録再生手段が再生モ
ードとなると、その再生タイムコードと先行して再生モ
ードとなつている磁気記録再生手段の再生タイムコード
との内容が一致するように、サーボ基準信号を制御す
る。
本発明による磁気記録再生装置は、1フレーム(また
は1フイールド)毎に順次内容が変わるタイムコードが
付加された所望映像源からの基準映像信号に位相同期さ
せる磁気記録再生装置であつて、サーボ制御回路によつ
て磁気テープから1フレーム(または1フイールド)毎
に順次内容が変わるタイムコードが付加された映像信号
を再生する磁気記録再生手段と、該再生映像信号と該基
準映像信号とのタイムコードを比較し該タイムコードの
差が所定値より大きいときに第1の信号を、該タイムコ
ードの差が零ではない該所定値以下のとき第2の信号
を、該タイムコードの差が零のとき第3の信号を夫々発
生するタイムコード比較手段と、該再生映像信号と該基
準映像信号との垂直同期信号を位相比較する位相比較手
段と、該タイムコード比較手段の該第1の信号の出力に
伴なつて該サーボ制御回路を制御し該磁気テープを高速
走行させる制御手段と、該タイムコード比較手段の該第
2の信号の出力に伴なつて該第2の信号に応じて周波数
が増減し該タイムコード比較手段の該第3の信号の出力
に伴なつて該位相比較手段の出力信号に応じて該周波数
が増減する基準信号を発生し該基準信号を該サーボ制御
回路の位相基準信号とする基準信号回路とで構成する。
〔作 用〕
上記の第1番目の発明では、基準の磁気記録再生手段
と従の磁気記録再生手段とから夫々再生されるインデツ
クス間に所定の関係がないときには、第1の調整手段に
より、これらインデツクス間で該所定の関係が得られる
ように、該従の磁気記録再生手段で磁気テープの早送
り、巻戻しが行なわれる。該所定の関係が得られると、
次に、該基準の磁気記録再生手段と該従の磁気記録再生
装置とによつて再生映像信号中のタイムコードが所定の
関係となるように、第2の調整手段によつて該従の磁気
記録再生手段の磁気テープの走行が微調整される。
これにより、基準の磁気記録再生手段と従の磁気記録
再生手段とから再生される所望場面は、希望するフレー
ムどおしのタイミングが合うことになり、画面分割表や
ノイズリデユースのための合成が正しく行なわれるし、
編集においても、いずれの所望場面も、一部のフレーム
が欠落したり不要なフレームが付加されたりすることな
く、継ぎ合わすことが可能となる。
上記の第2の発明による磁気記録再生システムにおい
ては、基準の磁気記録再生手段における磁気テープ(基
準の磁気テープ)上での所望場面の記録位置はこの磁気
テープ上のタイムコードによつて指定されるし、従の磁
気記録再生手段における磁気テープ(従の磁気テープ)
上での所望場面の記録位置もこの磁気テープ上のタイム
コードによつて指定される。したがつて、基準の磁気テ
ープ上での該所望場面の始端や終端などの特定の記録位
置のタイムコードと従の磁気テープ上での該所望場面の
特定の記録位置のタイムコードとが同時に再生されるよ
うに、従の磁気テープの走行状態を調整することによ
り、基準、従の磁気テープから、フレーム(またはフイ
ールド)単位でタイミングが合うように、夫々の所望場
面を再生することができる。そして、かかる調整の後、
基準、従の磁気テープからの再生映像信号の垂直同期信
号の位相合わせが行なわれる。
したがつて、基準、従の磁気テープからは再生される
所望場面は、希望するフレームどおしのタイミングが合
うことになり、画面分割表やノイズリデユースのための
合成が正しく行なわれるし、編集においても、いずれの
所望場面も、一部のフレームが欠落したり不要なフレー
ムが付加されたりすることなく、継ぎ合わすことが可能
となる。
また、上記第3の発明による磁気記録再生システムに
おいては、映像信号が異なる磁気テープに順番に記録さ
れていくが、記憶が2つの磁気テープ間で移るとき、所
定時間これら磁気テープがともに記録モードとなつて同
時に同じ映像信号が記録されるオーバラツプ記録が行な
われる。この映像信号にはタイムコードが付加されてい
るから、これら磁気テープのオーバラツプ記録区間で
は、同じタイムコードが付加された同じ情報内容のフレ
ームが夫々の磁気テープに記録されていることになる。
そして、一方の磁気テープで再生が行なわれてこのオ
ーバラツプ記録区間になると、他方の磁気テープの再生
が行なわれるが、これら磁気テープからの再生タイムコ
ードの内容が一致するように、後から再生開始された磁
気テープの走行状態を調整することにより、これら磁気
テープからは同一内容のフレームがタイミングが一致し
て再生されることになり、このときに、磁気テープの一
方から他方へ再生映像信号を切換えることにより、この
切換点での映像信号の情報内容は連続して変化したもの
となる。
したがつて、複数の磁気テープから映像信号が順番に
再生されても、磁気テープの切換時点で情報内容の不自
然な切り換わりは生ぜず、あたかも1本の磁気テープか
ら再生されているようになる。
上記本発明による磁気記録再生装置においては、基準
映像信号と再生映像信号とのタイムコードの差が所定値
よりも大きいときには、この差が迅速に所定値以内とな
るように、磁気テープが順方向あるいは逆方向に高速走
行される。この差が所定値以内となると、通常再生時の
磁気テープの位相制御に用いられるサーボ基準信号の周
波数が増減され、上記のタイムコードが一致するよう
に、磁気テープの走行が制御される。これにより。再生
映像信号が基準映像信号にフレーム(またはフイール
ド)単位でタイミングが一致する。
しかる後、基準映像信号と再生映像信号との垂直同期
信号の位相差に応じてサーボ基準信号の周波数が増減
し、これによつて、これら垂直同期信号も位相同期する
ことになる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面によつて説明する。
第1図は本発明による磁気記録再生システムの一実施
例を示すブロック図であつて、1はTBC(タイムベース
コレクタ)、2は合成器、3はタイムコード回路、4,5
は比較回路、6a,6bは信号処理回路、7a,7b,8a,8bは回転
ビデオヘツド、9a,9bはシリンダモータ、10a,10bはサー
ボ制御回路,11a,11bはキヤプスタンモータ、12a,12bはC
TLP(コントロール信号)検出器、13a,13bは磁気テー
プ、14は基準信号回路、15はシステムコントローラ、16
は一致表示器、17は入力端子である。
この実施例においては、2台の再生用VTRを用いるも
のとし、これらをa,bの符合でもつて区別している。
同図において、符合aが付されている一方の再生用VT
Rでは、基準信号回路14からサーボ基準信号Saが供給さ
れるサーボ制御回路10aによつてキヤプスタンモータ11a
とシリンダモータ9aとが速度および位相制御され、キヤ
プスタンモータ11aによつて磁気テープ13aが走行駆動さ
れ、シリンダモータ9aによつて回転磁気ヘツド7a,8aが
磁気テープ13aを交互に再生走査する。回転磁気ヘツド7
a,8aからの再生映像信号は、信号処理回路6aで継ぎ合わ
されて連続した映像信号号となり、さらに、復調などの
処理がなされる。同様にして、信号bが付されている他
方の再生用VTRでも、基準信号回路14からサーボ基準信
号Sbが供給されるサーボ制御回路10bによつてキヤプス
タンモータ11bとシリンダモータ9bとが速度および位相
制御され、キヤプスタンモータ11bによつて磁気テープ1
3bが走行駆動され、シリンダモータ9bによつて回転磁気
ヘツド7b,8bが磁気テープ13bを交互に再生走査する。回
転磁気ヘツド7b,8bからの再生映像信号は、信号処理回
路6bで継ぎ合わされて連続した映像信号となり、さら
に、復調などの処理がなされる。
ここで、磁気テープ13a,13b上には、記録時に、予め
テープ位置情報として、タイムコードとCTLPインデツク
スとが記録されている。タイムコードは、たとえば、日
本放送協会編「VTR技術」日本放送出版協会発行(昭和5
8年3月)第2刷pp.226−228に記載されるVITC(Vertic
al Interval Time Code)のように、映像信号のフレー
ム毎の垂直ブランキング期間に挿入され、各フレームを
順番に番号付けするためのコードである。VITCはフレー
ム単位で挿入されることが規格されているが、フイール
ド単位で挿入するタイムコードであつてもよい。また、
CTLPインデツクスは、たとえば特開昭62−33388号公報
や昭和61年9月23日発行の電波新聞に記載されるVASS
(VHS Adress Seach System)のように、CTLPに付加さ
れて磁気テープ上のアドレスを表わすコードであつて、
CTLPのデユーテイ比を2種類に異ならせて一方を“0"ビ
ツト,他方を“1"ビツトとし、複数個のビツトの組み合
わせで1つのアドレス値を表わすようにしたものであ
る。したがつて、磁気テープ上では、これに記録されて
いる映像信号の複数フレーム毎にCTLPインデツクスによ
るアドレス値が値1ずつ変わつていく。
そこで、第1図において、磁気テープ13a,13bが走行
して回転磁気ヘツド7a,8a,回転磁気ヘツド7b,8bによつ
て信号再生が行なわれると、これらから再生される映像
信号の1フレーム(もしくは1フイールド)毎に垂直ブ
ランキング期間にタイムコードが含まれている。また、
CTLP検出器12a,12bにより、磁気テープ13a,13bから夫々
CTLPインデツクスと含むCTLPが再生される。
ところで、合成あるいは編集されるべき磁気テープ13
aに録画されているある場面Pと磁気テープ13bに録画さ
れているある場面Qとは、一般に、これらの記録位置の
アドレス値(すなわち、タイムコードやCTLPインデツク
スのアドレス値)が異なる。これら場面P,Qを合成ある
いは編集する場合には、これらの再生タイミングを所定
の関係にする必要があるが、このために、タイムコード
やCTLPインデツクスが用いられる。
すなわち、いま、符合aが付されている側のVTRを基
準VTRとすると、この基準VTRの磁気テープ13aでの場面
Pの記録位置を表わすCTLPインデツクスのアドレス値に
対する他方のVTRの磁気テープ13bでの場面Qの記録位置
を表わすCTLPインデツクスのアドレス値の差をオフセツ
ト値として比較回路5にセツトし、また、磁気テープ13
aでの場面Pの記録位置を表わすタイムコードのアドレ
ス値に対する磁気テープ13bでの場面Qの記録位置を表
わすタイムコードのアドレス値の差をオフセツト値とし
て比較回路4にセツトする。
しかる後、システムコントローラ15がサーボ制御回路
10a,10bを動作させ、磁気テープ13a,13bを走行させる。
これにより、CTLP検出器12a,12bでもつて磁気テープ13
a,13bからCTLPが再生され、比較回路5に供給される。
比較回路5では、これらのCTLPからCTLPインデツクスが
検出され、それらのアドレス値が予めセツトされている
オフセツト値で補正されて大小関係が比較される。この
比較結果はシステムコントローラ15に供給され、オフセ
ツト値で補正されたこれらアドレス値が一致しないとき
は、システムコントローラ15はサーボ制御回路10a,10b
を制御し、磁気テープ13bを巻戻しあるいは早送りして
比較回路5での上記アドレス値が一致するようにする。
たとえば、CTLPインデツクスのアドレス値が数百フレー
ム毎に1ずつ変化するものとし、磁気テープ13a上の回
転磁気ヘツド7a,8aの現走査位置から場面Pの記録位置
までのフレーム数と磁気テープ13b上の回転磁気ヘツド7
b,8bの現走行位置から場面Qの記録位置までのフレーム
数との差が2千数百フレーム程度であつて、磁気テープ
13a,13bから再生されるCTLPインデツクスのアドレス値
間には、オフセツト値で補正されても、値4の差がある
とすると、この差が零となるように磁気テープ13bが早
送りもしくは巻戻しされる。これにより、場面P,Qの再
生タイミング関係が規定される関係から±数百フレーム
の誤差範囲内で設定されることになる。
このようにして場面P,Qの粗いタイミング合わせが行
なわれる。場面P,Qの規定の再生タイミング関係はこれ
らを合成する場合と編集する場合とで異なる。合成の場
合には、場面P,Qの始端の再生タイミングが同時となる
関係であり、編集の場合には、場面P,Qの一方の終端と
他方の始端との再生タイミングが同時となる関係であ
る。
以上のようにして粗いタイミング合わせが完了し、比
較回路5の検出結果が零しなると、システムコントロー
ラ15は、サーボ制御回路10a,10bを夫々基準信号回路14
からの規定周波数のサーボ基準信号Sa,Sbによつて動作
させ、夫々のVTRを通常再生状態にするとともに、タイ
ムコード回路3と比較回路4とを動作させる。
そこで、信号処理回路6a,6bの再生映像信号は基準信
号回路14とタイムコード回路3とに供給される。タイム
コード回路3では夫々の再生映像信号からタイムコード
が分離され、これらのアドレス値が比較回路4で予めセ
ツトされているオフセツト値で補正されて大小比較され
る。オフセツト値で補正されたこれらアドレス値におい
て、磁気テープ13aから再生されたタイムコードのアド
レス値に対し、磁気テープ13bから再生されたタイムコ
ードのアドレス値が大きいときには、磁気テープ13aに
対して磁気テープ13bが進んでいることになり、逆の場
合には磁気テープ13bが遅れていることになる。比較回
路4は、磁気テープ13a,13b間に遅れや進みがあると差
検出信号Aを出力し、遅れも進みもないときには一致信
号Bを出力する。
いま、磁気テープ13bが磁気テープ13aよりも、タイム
コード値で±数百フレーム以内であるが、進んでいると
すると、これを表わす差検出信号Aが基準信号回路14に
供給される。基準信号回路14はサーボ制御回路10a,10b
に夫々同一周波数のサーボ基準信号Sa,Sbを供給してい
るが、比較回路4から磁気テープ13bが進んでいること
を表わす差検出信号Aが供給されると、サーボ基準信号
Sbの周波数を低める(数%程度)。これにより、磁気テ
ープ13bの走行速度が通常再生走行速度よりも低めら
れ、磁気テープ13aが磁気テープbに追いつくように動
作する。
磁気テープ13aが磁気テープ13bに追いついてこれらか
らのタイムコードのオフセツト値で補正されたアドレス
値が一致すると、比較回路4は一致信号Bを出力する。
これにより、基準信号回路14は信号処理回路6a,6bから
供給される再生映像信号の垂直同期信号の位相比較を行
ない、その位相関係に応じてサーボ基準信号Sbの周波数
を増減して、これら垂直同期信号の位相が一致するよう
に、サーボ制御回路10bを制御する。
逆に、磁気テープ13aの方が進んでいる場合には、こ
れを表わす比較回路4の差検出信号Aにより、基準信号
回路14は基準信号Sbの周波数を高める。
以上のようにして、場面P,Qにおける各フレームのタ
イムコードのアドレス値がオフセツト値を含めて一致す
ることになり、フレーム単位での細かいタイミング合わ
せがなされる。また、各フレーム毎に垂直同期信号の位
相も一致する。
この実施例は以上のように動作するのが、磁気テープ
13a,13bの所望場面を画面分割表示、ノイズリデユーサ
などのために合成する場合には、これら場面の始端での
タイムコードのアドレス値の差を比較回路4にセツトさ
れるオフセツト値とし、また、CTLPインデツクスのアド
レス値の差を比較回路5にセツトされるオフセツト値と
すればよい。これらオフセツト値を比較回路4,5にセツ
トして上記の動作を行なわせることにより、信号処理回
路6a,6bからは磁気テープ13a,13bの上記所望場面の再生
映像信号が最初のフレームから垂直同期信号までもタイ
ミングが一致して、すなわち駒単位でタイミングが合つ
て出力される。信号処理回路6a,6bから出力される再生
映像信号は、TBC1に供給されて1水平走査期間単位で一
致するように時間軸補正される。
以上のように垂直同期信号の位相までも一致すると、
基準信号回路14は安定した一致信号Dを一致表示器16に
送り、これを表示させる。また、この一致信号Dは合成
器2にも供給され、この一致信号Dが供給されている期
間、すなわち、一致表示器16が安定な表示を行なつてい
るとき、ユーザの所定操作でもつて入力端子17から供給
される制御信号により、合成器2は供給される2つの再
生映像信号を合成して他のVTRあるいはモニタ受像機な
どに供給する。
磁気テープ13a,13bの所望場面を継ぎ合わせるアセン
ブリ,インサート編集の場合には、これら場面の先行す
る方の終端とこれに継ぎ合わせる方の始端とにおけるタ
イムコードのアドレス値の差を比較回路4にセツトされ
るオフセツト値とし、CTLPインデツクスのアドレス値の
差を比較回路5にセツトされるオフセツト値として、上
記の動作を行なわせる。
すなわち、いま、磁気テープ13aの所望場面が先行す
るものとすると、符合aが付されている側のVTRが基準V
TRとして通常再生を行ない、合成器2から磁気テープ13
aの場面の映像信号が出力される。この間、符合bが付
されている側のVTRでは、比較回路5とシステムコント
ローラ15とにより、磁気テープ13bが早送りもしくは巻
戻しされて、磁気テープ13a,13bの再生CTLPインデツク
スのアドレス値の差が比較回路5にセツトされているオ
フセツト値に等しくなるように、粗いタイミング合わせ
が行なわれ、これが終了すると、比較回路4と基準信号
回路14とにより、磁気テープ13bが順方向に走行速度が
増減されて、磁気テープ13a,13bの再生タイミングのア
ドレス値の差が比較回路4にセツトされているオフセツ
ト値と等しくなるように、細かいタイミング合わせが行
なわれる。これが終了すると、TBC1により、磁気テープ
13a,13bの再生映像信号は駒単位でタイミングが合い、
しかも、水平同期信号も位相が合つているものとなる。
以上の動作が磁気テープ13aの所望場面の終端が再生
されるまでに行なわれ、この終端で合成器2が磁気テー
プ13aの再生映像信号から磁気テープ13bの再生映像信号
へと切換えて出力する。これにより、磁気テープ13aの
所望場面の終端に正しく磁気テープ13bの始端が継ぎ合
わされて再生されることになる。
磁気テープ13aの2つの所望場面の間に磁気テープ13b
の所望場面を挿入するインサート編集の場合や、磁気テ
ープ13a,13bに所望場面が複数録画されており、磁気テ
ープ13a,13bから交互に所望場面を再生して継ぎ合わせ
るアセンブリ編集の場面には、所望場面を通常再生する
側のVTRが基準VTRとなり、この再生中、他方のVTRは上
記の粗いタイミング合わせと細かいタイミング合わせと
が行なわれる。
すなわち、いま、磁気テープ13aに録画されている所
望場面をP1,P2とし、磁気テープ13bに録画されている所
望場面をQ1として、P1,Q1,P2の順に継ぎ合わせるものと
すると、まず、符合aが付されている側のVTRが基準VTR
として磁気テープ13aから場面P1を通常再生し、その
間、上記のように、符合bが付されている側のVTRで粗
いタイミング合わせと細かいタイミング合わせとが行な
われる。場面P1の終端で、合成器2により、磁気テープ
13aの場面P1の再生映像信号から磁気テープ13bの場面Q1
の再生映像信号へ切換えられると、符合bが付されてい
る側のVTRが基準VTRとして通常再生動作を行なう。この
間、場面Q1の終端と磁気テープ13aの次の場面P2の始端
でのCTLPインデツクスのアドレス値の差がオフセツト値
として比較回路5にセツトされ、タイムコードのアドレ
ス値の差がオフセツト値として比較回路4にセツトさ
れ、システムコントローラ15と基準信号回路14とによ
り、符合aが付されている側のVTRが粗いタイミング合
わせと細かいタイミング合わせの動作を行なう。そし
て、場面Q1の終端で合成器2が再生映像信号の切換えを
行なうと、符合aが付されている側のVTRが基準VTRとし
て通常再生動作を行ない、他方のVTRでは、次の継ぎ合
わせるべき場合への粗いタイミング合わせと細かいタイ
ミング合わせとが行なわれる。
以上のようにして、場面の合成や編集を行うことがで
きる。
第2図は第1図における基準信号回路14の一具体例を
示すブロック図であつて、18は発振器、19,20はカウン
タ、20,22は垂直同期信号検出器、23は位相比較器,24,2
5はスイツチ,26はスイツチ信号発生器であり、第1図に
対応する部分には同一符合をつけている。
同図において、発振器18の出力信号はカウンタ19,20
に供給されて分周され、サーボ基準信号Sa,Sbが生成さ
れる。カウンタ19,20の分周比は、サーボ基準信号Sa,Sb
が第1図の夫々のVTRを通常再生状態に設定する周波数
を中心として変化するように、可変に設定されている。
比較回路4(第1図)の差検出信号Aはスイツチ24の
a側に供給される。また、信号処理回路6a,6bの出力映
像信号は垂直同期信号検出器21,22に供給されて垂直周
期信号VS1,VS2が分離される。位相比較器23では、これ
ら垂直同期信号VS1,VS2が位相比較される。ここで、位
相比較器23はスイツチ信号発生器26で“H"の一致信号B
の立下りエツジ毎に反転するスイツチ信号SW1によつて
制御され、スイツチ信号SW1が“H"のときは垂直同期信
号VS1に対して垂直同期信号VS2が進んでいるか遅れてい
るかを表わし、また、スイツチ信号SW1が“L"のときに
は垂直同期信号VS2に対して垂直同期信号VS1が進んでい
るか遅れているかを表わす差検出信号Cを出力する。こ
の差検出信号Cがスイツチ24のb側に供給される。
スイツチ24は比較回路4からの一致信号Bによつて制
御され、“H"の一致信号Bがないときにはa側の差検出
信号Aを選択し、一致信号Bがあるときにはb側の差検
出信号Cを選択する。スイツチ24で選択された差検出信
号はスイツチ25を介してカウンタ19または20に供給され
る。スイツチ25はスイツチ信号発生器26からのスイツチ
信号SW1によつて制御され、このスイツチ信号SW1が“H"
のときにはd側に、“L"のときにはc側に夫々閉じるも
のとする。
カウンタ19,20では、スイツチ25から差検出信号が供
給されないときや供給されても零のとき、サーボ基準信
号Sa,Sbを周波数が夫々の磁気テープ13a,13b(第1図)
が通常再生走行速度で走行するような周波数となる分周
比が設定され、零でない差検出信号が供給されると、サ
ーボ基準信号Sa,Sbの周波数が上記と所定量異なるよう
に、分周比が変化される。
そこで、いま、第3図に示すように、スイツチ信号SW
1が“L"であつてスイツチ25がC側に閉じているとする
と、第1図の符号bが付されている側のVTRが基準VTRと
なり、磁気テープ13bがサーボ基準信号Sbによつて通常
再生走行速度で走行する。一方、符合aが付されている
側のVTRについては、上記の粗いタイミング合わせが終
了すると、位相比較回路4(第1図)からの差検出信号
Aがa側に閉じているスイツチ24を介し、さらに、スイ
ツチ25を介してカウンタ19に供給され、サーボ基準信号
Saの周波数が変化される。これにより、磁気テープ13a
の走行速度が変化されて細かいタイミング合わせが行な
われる。しかる後、一致信号Bが供給されるとスイツチ
24はb側に切換わり、位相比較器23からの垂直同期信号
VS2に対する垂直同期信号VS1の進み、遅れを表わす差検
出信号Cがカウンタ19に供給され、垂直同期信号の位相
合わせが行なわれる。
その後、比較回路4,5で次のオフセツト値のセツトが
行なわれると、一致信号Bが立下がり、スイツチ24がa
側に切換わるとともに、スイツチ信号SW1が“H"となつ
てスイツチ25がd側に切換わる。これにより、第1図の
符号aが付された側のVTRが基準VTRとして、他方のVTR
の細かいタイミング合わせ、垂直同期信号の位相合わせ
が行なわれる。
なお、編集の場合には、第1図のいずれのVTRを最初
に基準VTRとするかに応じて、スイツチ信号SW1のレベル
をプリセツトすることはいうまでもない。また、位相比
較器23、は垂直同期信号VS1,VS2が位相同期すると、一
致表示器16に供給される一致信号Dを出力し、垂直同期
信号VS1,VS2の位相が一致したことを表示させる。
第4図は本発明における基準信号回路14の他の具体例
を示すブロック図であつて、27は発振器,28,29はカウン
タ、30,31はスイツチ、32はスイツチ信号発生器、33は
T型フリツプフロツプ回路(以下、TFFという)、34,35
はインバータ、36,37はANDゲートである。
同図において、発振器27の出力信号はカウンタ28,29
で分周され、カウンタ28の出力信号はスイツチ30,31の
a側に、カウンタ29の出力信号はスイツチ30,31のb側
に夫々供給される。カウンタ29は、第2図のカウンタ1
9,20と同様に、分周比が可変であつて、位相比較回路4
(第1図)からの差検出信号Aによつて分周比が制御さ
れるが、カウンタ28は分周比が固定であつて、この分周
比は、第1図におけるVTRが通常再生時でのサーボ基準
信号Sa,Sbと同一周波数の信号を得られるように設定さ
れている。位相比較回路4から一致信号Bが出力されて
差検出信号Aが零のときには、カウンタ29の分周比はカ
ウンタ28の分周比と等しくなる。
スイツチ30,31はスイツチ信号発生器32によつて制御
され、第5図に示すように、スイツチ信号発生器32から
のスイツチ信号SWa,SWbが“H"のときb側に、“L"のと
きa側に閉じるものとする。スイツチ信号発生器32は一
致信号Bの立上りエツジでトリガーされるTFF33と、一
致信号Bとレベル反転するインバータ34,35と、インバ
ータ34の出力信号とTFF33のQ出力が供給されるANDゲー
ト36と、インバータ35の出力信号とTFF33の出力が供
給されるANDゲート37とから構成されており、ANDゲート
36からは、“H"の一致信号Bが供給されない1つおきの
期間“H"となるスイツチ信号SWaが、ANDゲート37からは
同じく他の1つおきの期間“H"となるスイツチ信号SWb
が夫々得られる。
そこで、いま、第1図の符号aが付されている側のVT
Rを基準VTRとして上記の粗いタイミング合わせが終り、
位相比較回路4(第1図)から差検出信号Aが供給され
たとすると、第5図において、スイツチ信号SWaは“L",
スイツチ信号SWbは“H"に保持されており、スイツチ30
はa側に、スイツチ31はb側に夫々閉じている。これよ
り、カウンタ28の出力信号はスイツチ30を通り、サーボ
基準信号Saとしてサーボ制御回路10a(第1図)に供給
され、カウンタ29の出力信号はスイツチ31を通り、サー
ボ基準信号Sbとしてサーボ制御回路10b(第1図)に供
給される。このとき、カウンタ29の分周比は差検出信号
Aによつて変化しており、このために、サーボ基準信号
Sbが変化して細かいタイミング合わせが行なわれる。
この細かいタイミング合わせが終ると、カウンタ29の
分周比はカウンタ28の分周比と等しくなり、サーボ基準
信号Sa,Sbの周波数が等しくなつて磁気テープ13a,13b
(第1図)の走行速度が等しくなる。但し、一般には、
サーボ基準信号Sa,Sbの位相は一致せず、このために、
磁気テープ13a,13bの再生映像信号の垂直同期信号は位
相が一致しない。
これと同時に、位相比較回路4から“H"の一致信号A
が供給され、その立上りエツジでスイツチ信号SWbが
“H"から“L"に反転してスイツチ31がa側に切換わる。
このために、サーボ基準信号Sa,Sbは同一カウンタ26か
ら出力されることになり、周波数、位相が等しくなる。
ここで、第1図におけるサーボ制御回路10a,10bは同一
構成で同一特性を有しており、この結果、サーボ基準信
号Sa,Sbに夫々同じ位相関係で位相設定される夫々のVTR
の再生垂直周期信号は互いに位相が一致することにな
る。
したがつて、この具体例では、第2図に示した具体例
のように垂直同期信号を位相一致させるための別個の手
段を設けることなく、垂直同期信号の位相一致を含めた
駒合わせが可能となる。
インサート編集などのために、その後位相比較回路4,
5に次のオフセツト値がセツトされると、一致信号Bが
立下がり、そのエツジでスイツチ信号SWaが“H"となつ
てスイツチ30がb側に切換わる。これにより、サーボ基
準信号Saはカウンタ29から出力されることになり、次の
細かいタイミング合わせは、カウンタ29の分周比を差検
出信号Aで制御してサーボ基準信号Saの周波数を変える
ことにより、第1図の符号aが付された側のVTRで行な
われる。そして、その後一致信号Bが供給されると、ス
イツチ30はa側に切換わり、サーボ基準信号Saはサーボ
基準信号Sbと同様にカウンタ28から出力されることにな
る。
このように、一致信号Bが供給されない期間毎にスイ
ツチ30,31は交互にb側に閉じ、これに応じてサーボ基
準信号Sa,Sbの周波数が交互に変化するようにして、細
かいタイミング合わせが2台のVTRで交互に行なわれる
ようにする。
なお、編集のときには、第1図の2台のVTRのいずれ
を最初に基準VTRとするかに応じてTFF33の状態をプリセ
ツトする。
また、この具体例では、図示しないが、第1図の信号
処理回路6a,6bから出力される映像信号の垂直同期信号
を位相比較する回路も設けられており、その出力信号が
一致信号Dとして一致表示器16(第1図)に供給され
る。
第6図は第1図における基準信号回路14のさらに他の
具体例を示すブロック図であつて、第2図に対応する部
分には同一符号をつけている。
この具体例は第2図に示した具体例を簡略化したもの
である。
すなわち、第6図において、カウンタ18は一定の分周
比であり、したがつて、このカウンタ18からは、第1図
の符号aを付けている側のVTRを通常再生状態にする周
波数のサーボ基準信号Saが常時出力される。また、位相
比較器23は、垂直同期信号検出器21からの垂直同期信号
VS1に対する垂直同期信号器22からの垂直同期信号VS2の
位相の進み、遅れを表わす差検出信号Cを出力する。こ
れにより、この具体例では、第2図に示した具体例での
スイツチ25およびスイツチ信号発生器26が省かれ、スイ
ツチ24で選択された差検出信号AまたはCがカウンタ20
にのみ供給される。
この具体例によると、第1図においては、常に符号a
が付けられた側のVTRが基準VTRとなり、符号bが付けら
れた側のVTRで磁気テープ13bの走行速度が増減されて細
かいタイミング合わせおよび垂直同期信号の位相合わせ
が行なわれる。もちろんこの場合には、磁気テープ13b
の早送り、巻戻しによつて粗いタイミング合わせも行な
われる。
以上のように、この具体例では、基準VTRが特定のVTR
に決められているために、インサート編集はできない
が、合成やノイズリデユーサとしての機能や磁気テープ
13aの1つの所望場面に磁気テープ13bの1つの所望場面
を継ぎ合わせて再生するアセンブリ編集は可能である。
第7図は第1図における基準信号回路14のさらに他の
具体例を示すブロック図であつて、第4図に対応する部
分には同一符号をつけている。
この具体例は第4図に示した具体例を簡略化したもの
である。
すなわち、第7図において、カウンタ28は一定の分周
比であり、したがつて、このカウンタ28からは、第1図
の符合aを付けている側のVTRを通常再生状態にする周
波数のサーボ基準信号Saが常時出力される。これによ
り、この具体例では、第4図に示した具体例でのスイツ
チ30およびスイツチ信号発生器32が省かれ、スイツチ31
が位相比較回路4(第1図)からの一致信号Bで直接制
御される。スイツチ31は、一致信号Bの期間a側に閉
じ、それ以外の期間ではb側に閉じる。
この具体例によつても、基準VTRが特定のVTRに決めら
れるが、第4図に示した具体例と同様の垂直同期信号の
位相合わせが行なわれ、また、第6図に示した具体例と
同様に合成や編集を行なうことができる。
また、第4図に示した具体例と同様、一致表示器16
(第1図)などへ供給される一致信号Dの発生手段を有
することはいうまでもない。
第8図は第1図における位相比較回路4の一具体例を
示すブロック図であつて、38は演算器,39は比較器であ
り、第1図に対応する部分には同一符号をつけている。
同図において、まず、磁気テープ13a,13bにおける所
望場面での上記のような所定位置のタイムコードのアド
レス値の差Nofが、オフセツト値として、演算器38にセ
ツトされる。このオフセツト値Nofは常に一方の磁気テ
ープ13aの上記アドレス値を基準として他方の磁気テー
プ13bの上記アドレス値の差としてもよいが、また、基
準VTR側の磁気テープでの上記アドレス値を基準として
他方のVTR側の磁気テープでの上記アドレス値の差とし
てもよい。いずれにしても、このオフセツト値Nof
正,負の値をとることになる。
いま、磁気テープ13aから再生されるタイムコードの
アドレス値をNa,磁気テープ13bから再生されるタイムコ
ードのアドレス値をNbとすると、位相比較回路4におい
ては、たとえば、タイムコード回路3で分離された磁気
テープ13aからの再生タイムコードに演算器38でオフセ
ツト値Nofが加算され、比較器39に供給される。また、
タイムコード回路3で分離された磁気テープ13bかのら
の再生タイムコードが直接比較器39に供給される。
比較器39は、上記粗いタイミング合わせの終了ととも
にシステムコントローラ15の制御によつて動作を開始
し、一方のタイムコードのオフセツト値Nofが加算され
たアドレス値(Na+Nof)と他方のタイムコードのオフ
セツト値Nbとを比較し、両者が不一致のときには差検出
信号Aを出力し、両者が一致すると一致信号Bを出力す
る。
なお、オフセツト値Nofを磁気テープ13bから再生され
たタイムコードに加算するようにしてもよい。但し、こ
の場合には、オフセツト値Nofは上記の場合と正,負逆
になる。
第9図は第1図におけるTBC1の一具体例を示すブロッ
ク図であつて、40a,40bは記憶回路、41a,41bは水平同期
検出器、42a,42bは逓倍回路、43は読出回路であり、第
1図に対応する部分には同一符号をつけている。
同図において、信号処理回路6aからの映像信号は水平
同期検出器41aに供給されて水平同期信号が検出され、
この水平同期信号から逓倍回路42aでクロックが生成さ
れる。記憶回路40aは水平走査線の数周期分記憶可能な
容量をもち、信号処理回路6aからの映像信号を上記の水
平同期信号を基準にし上記のクロツクを用いて1水平走
査線単位で書き込む。
同様にして、信号処理回路6bからの映像信号に対して
も、水平同期検出器41b、逓倍回路42bを用いて、上記と
同様に、記憶回路40bへの書き込みが行なわれる。
読出回路43は、記憶回路40a,40bを同時に読出し制御
する。
従つて、第1図における2つのVTRから再生された映
像信号は、このTBC1を通過すると、それぞれのVTRにお
いて発生する位相制御系のオフセツトやジツタ等が吸収
されて水平同期信号も互いに一致する。これら映像信号
の内容が同一である場合には、このTBCから出力される
これら映像信号の同一時点での(読出しクロツク単位
で)情報内容は同一であり、このために、合成器2(第
1図)で加算すると、ノイズが低減されてノイズリデユ
ーサとしての機能が得られる。
この具体例では、編集の際、第1図における2つのVT
R間で基準VTRが交代しても、場面の切換点では2つの映
像信号間で水平同期信号の位相も一致している。
第10図は第1図におけるTBC1の他の具体例を示すブロ
ツク図であつて、40は記憶回路、44a,44bは垂直同期検
出器、45は遅延素子であり、第9図に対応する部分には
同一符号をつけている。
この具体例では、第6図あるいは第7図に示した基準
信号回路14を用いる場合のように、第1図における一方
のVTR、ここでは、符号aが付けられている側のVTRを常
時基準VTRとする場合に使用されるものである。
第10図において、垂直同期検出器44b,水平同期検出器
41bは、信号処理回路6bからの映像信号よりそれぞれ垂
直同期信号,水平同期信号を検出する。そして、この垂
直同期信号を1フイールドの基準点として記憶回路40を
初期化し、水平同期信号を基準に1水平走査線単位で信
号処理回路6bからの映像信号を記憶回路40に書き込む。
このときの書込み用クロツクは、水平同期検出器41bで
検出された水平同期信号を逓倍回路42bで逓倍したもの
を用いる。
また、信号処理回路6aからの映像信号は遅延素子45で
水平同期信号の数周期分遅延され、TBC1より出力され
る。一方、垂直同期検出器44a,水平同期検出器41aは、
この映像信号より垂直同期信号,水平同期信号を検出す
る。そして、この垂直同期信号により記憶回路40の読み
出しを初期化し、水平同期信号を基準に上記のように1
水平走査線単位で書き込んだ映像信号を読み出す。この
ときの読出し用のクロツクは、水平同期検出器41aで検
出された水平同期信号を逓倍回路42aで逓倍したものを
用いる。ここで、逓倍回路42a,42bの逓倍比は等しい。
そこで、信号処理回路6bからの映像信号の水平同期信
号を基準にしてこの映像信号を1水平走査期間記憶回路
40に書き込み、これを遅延素子45からの映像信号の水平
同期信号を基準に読み出すことから、遅延素子45からの
映像信号と記憶回路40からの映像信号は水平同期信号の
位相が一致する。また、信号処理回路6bからの映像信号
の水平同期信号を逓倍したクロツクによりこの映像信号
を書き込み、遅延素子45からの映像信号の水平同期信号
を逓倍したクロツクにより読み出すことにより、信号処
理回路6a,6bからの映像信号の映像内容が同一である場
合、遅延素子45からの映像信号と記憶回路40からの映像
信号の情報内容はクロツク単位で一致する。
信号処理回路6aからの映像信号と信号処理回路6bから
の映像信号との垂直同期信号は、前記システムにより一
致している。そのため、TBC1により信号処理回路6bから
の映像信号の時間軸補正する量は、第1図における2台
のVTRのそれぞれ再生において発生する位相制御のオフ
セツト及びジツタである。従つて、遅延素子45と記憶回
路40の容量はこれを補正するのに充分な量、すなわち水
平走査線の数本分でよい。
また、この具体例では、記憶回路40の書込み,読出し
の初期化に垂直同期信号を用いたが、信号処理回路6a,6
bからの映像信号の垂直同期信号は既に同期しているか
ら、遅延素子45の遅延量に記憶回路40の書込み,読出し
の遅延量を合わせることにより、垂直同期信号による初
期化は不要となる。
第11図は本発明による磁気記録再生システムの他の実
施例を示すブロツク図であつて、46a,46b,47a,47bはマ
グネツト、48a,48bはヘツド位置検出器であり、第1図
に対応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省
略する。
第1図で示した実施例では、2台のVTRからの再生映
像信号の垂直同期信号の位相合わせを直接これら垂直同
期信号を用いて行なつたが、第11図においては、ヘツド
切換信号を用いて垂直同期信号の位相合わせを行なうも
のである。
第11図において、シリンダモータ9aの回転軸上には2
つのマグネツト46a,47aが設けられ、シリンダモータ9a
によつて回転ビデオヘツド7a,8aに対して所定の位相関
係で回転する。これらマグネツト46a,47aはヘツド位置
検出器48aによつて交互に検出され、回転ビデオヘツド7
a,8aの回転に同期した30Hzのヘツド切換信号HSWaが生成
される。このヘツド切換信号HSWaは、一方では、信号処
理回路6aに供給され、回転ビデオヘツド7a,8aを切換え
てこれからの再生映像信号を継ぎ合わせて連続した映像
信号とし、他方では、基準信号回路14に供給される。
また、シリンダモータ9bの回転軸上にも2つのマグネ
ツト46b,47bが設けられ、シリンダモータ9bによつて回
転ビデオヘツド7b,8bに対して所定の位相関係で回転す
る。これらマグネツト46b,47bはヘツド位置検出器48bに
よつて交互に検出され、回転ビデオヘツド7b,8bの回転
に同期した30Hzのヘツド切換信号HSWaが生成される。こ
のヘツド切換信号HSWbは、一方では、信号処理回路6bに
供給され、回転ビデオヘツド7b,8bを切換えてこれから
の再生映像信号を継ぎ合わせて連続した映像信号とし、
他方では、基準信号回路14に供給される。
なお、ヘツド切換信号HSWa,HSWbによる回転ビデオヘ
ツドの切換点は映像信号の垂直ブランキング期間内に設
定され、たとえばVHS規格では、垂直同期信号の前縁よ
りも6.5H前とされている。
基準信号回路14は第1図の実施例と同様であるが、た
だタイムコードのアドレス値が一致したら、ヘツド切換
信号HSWa,HSWbを位相比較して垂直同期信号の位相合わ
せを行なう。したがつて、一致信号Dはこの位相比較に
よつて得られる。
他の部分については第1図に示した実施例と同様であ
り、この実施例と同様の効果が得られる。
第12図は本発明による磁気記録再生システムのさらに
他の実施例を示すブロツク図であつて、第1図に対応す
る部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
同図において、信号処理回路6a、回転ビデオヘツド7
a,7b、シリンダモータ9a、サーボ制御回路10a、キヤプ
スタンモータ11aの部分は従来の構成の一方のVTRであつ
て、サーボ制御回路10aにサーボの位相基準となる基準
信号の発生部も含まれている。その他の部分は他方のVT
Rに組み込まれており、このVTRに従来の構成のVTRが接
続されている。但し、磁気テープ13aにも、磁気テープ1
3bと同様にタイムコードやCTLPインデツクスが既に記録
されている。
比較回路5には、磁気テープ13bに録画されている所
望場面Qの始端でのCTLPインデツクスのアドレス値がセ
ツトされ、比較回路4には、磁気テープ13aに録画され
ている所望場面Pの始端でのタイムコードに対する所望
場面Qの始端でのタイムコードのアドレス値の差がオフ
セツト値としてセツトされる。
そして、システムコントローラ15により、従来の方法
によつて、磁気テープ13aでの所望場面の頭出しを行な
い、磁気テープ13bに対しては早送り,巻戻しを行な
う。これにより、CTLP検出器12bによつて磁気テープ13b
からCTLPが再生され、比較回路5でこのCTLPから抽出さ
れるCTLPインデツクスのアドレス値と予めセツトされて
いるアドレス値とが比較され、両者が一致すると、シス
テムコントローラ15はサーボ制御回路10bを制御して磁
気テープ13bを停止させる。これにより、磁気テープ13b
の所望場面Qの頭出しが完了する。
次に、システムコントローラ15はサーボ制御回路10a,
10bを動作させ、2台のVTRを通常再生モードにする。こ
れ以降は先の実施例と同様であつて、磁気テープ13a,13
bから再生されるタイムコードのアドレス値が比較回路
4で比較される。この比較結果に基づいて基準信号回路
14が制御され、基準信号Sbの周波数が変化されて磁気テ
ープ13bの走行速度が増減されて細かい(すなわち、駒
単位の)タイミング合わせが行なわれる。
以上のようにして、画面分割表示やノイズリデユース
などのための合成を行なうことができる。
なお、この実施例において、比較回路5の代りにカウ
ンタを用い、磁気テープ13bでの現在CTLP検出器12bが再
生するCTLPインデツクスのアドレス値と所望場面の始端
でのCTLPインデツクスのアドレス値との差だけカウント
するように磁気テープ13bを早送りまたは巻戻しをし、
磁気テープ13bの所望場面の頭出しをするようにしても
よい。
第13図は本発明による磁気記録再生システムのさらに
他の実施例を示すブロツク図であつて、49は入力端子、
50は垂直同期検出器、51はスイツチ回路、52は供給リー
ル、53は巻取リール、54,55は回転検出器、56はテープ
残量検出器であり、第1図に対応する部分には同一符号
をつけている。
この実施例は、2本の磁気テープにわたつて連続に場
面の録画,再生をできるようにしたものである。
同図において、まず、記録モードについて説明する。
記録指令があるが、システムコントローラ15は信号処
理回路6a,6bとサーボ制御回路10aを動作状態とする。入
力端子49から入力される映像信号Sinは信号処理回路6a,
6bに供給されるとともに、垂直同期検出器50に供給さ
れ、垂直同期信号VSが分離される。この垂直同期信号VS
は基準信号としてサーボ制御回路10aに供給され、これ
により、垂直同期信号VSを位相基準として符号aが付さ
れている側のVTRが記録モードに設定されている。この
とき、垂直同期信号VSはサーボ制御回路10bにも供給さ
れるが、このサーボ制御回路10bは非動作状態にあるた
め、符号bが付されている側のVTRは停止している。
また、垂直同期信号VSはタイムコード回路3にも供給
される。このタイムコード回路3はタイムコード発生機
能も有しており、供給される垂直同期信号VSに同期し、
入力映像信号Sinのフレーム(またはフイールド)毎に
1ずつアドレス値が異なるタイムコードを発生し、信号
処理回路6a,6bに供給する。信号処理回路6a,6bでは、入
力映像信号がその垂直ブランキング期間にタイムコード
が付加され、変調などの記録のための所定の処理がなさ
れる。信号処理回路6aで処理された映像信号はシリンダ
モータ9aによつて回転する回転ビデオヘツド7a,8aに供
給され、磁気テープ13a上に記録される。
ここで、符号aが付けられている側のVTRでは、回転
検出器54,55によつて供給リール52,巻取リール53の回転
速度が検出され、これら回転速度に基づいてテープ残量
検出器56で供給リール52での磁気テープ13aの残量が検
出される。
システムコントローラ15はこの検出される残量を監視
しており、この残量がわずかな所定量となると、サーボ
制御回路10bを垂直同期検出器50からの垂直同期信号VS
を基準信号として動作開始させ、符号bが付けられてい
る側のVTRを記録モードとする。これにより、信号処理
回路6bで処理された映像信号がシリンダモータ9bによつ
て回転する回転ビデオヘツド7b,8bに供給されて磁気テ
ープ13bに記録される。このとき、回転ビデオヘツド7b,
8bで記録される映像信号にも、回転ビデオヘツド7a,8a
で記録される映像信号と同じ内容のタイムコードが付加
されている。
符号bが付けられている側のVTRの記録開始後所定期
間経過すると、システムコントローラ15はサーボ制御回
路10aを非動作状態とし、符号aが付けられている側のV
TRを停止させる。したがつて、これ以降では、符号bが
付けられている側のVTRで入力映像信号Sinの記録が行な
われる。
このようにして、磁気テープ13a,13bでもつて続けて
場面の録画が可能となる。
次に、再生モードについて説明する。
再生指令があると、システムコントローラ15は信号処
理回路6a,6bとサーボ制御回路10aとを動作状態とする。
サーボ制御回路10aは基準信号回路14から基準信号Sa
供給され、これを位相基準として符号aが付けられてい
る側のVTRを再生モードにする。回転ビデオヘツド7a,8a
によつて磁気テープ13aから再生された映像信号は信号
処理回路6aに供給され、連続した映像信号となるととも
に、復調などの所定の再生処理がなされてタイムコード
回路3とスイツチ回路51とに供給される。スイツチ回路
51は信号処理回路6a,6bの出力信号が供給されるが、信
号処理回路6a側を選択するように初期設定されており、
これにより、信号処理回路6aからの映像信号がスイツチ
回路51を通つて出力映像信号Soutとなる。
再生モードにおいても、システムコントローラ15はテ
ープ残量検出器56で検出される供給リール52での磁気テ
ープ13aの残量を監視しており、この残量が上記所定量
に達すると、サーボ制御回路10bを動作させる。サーボ
制御回路10bは基準信号回路14から基準信号Sbが供給さ
れ、これを位相基準として符号bが付けられている側の
VTRを再生モードにする。回転ビデオヘツド7b,8bによつ
て磁気テープ13bから再生された映像信号は信号処理回
路6bに供給され、連続した映像信号となるとともに、復
調などの所定の再生処理がなされてタイムコード回路3
とスイツチ回路51とに供給される。しかし、このとき、
スイツチ回路51は信号処理回路6aからの映像信号を出力
している。
タイムコード回路3はシステムコントローラ15によつ
てタイムコード抽出動作を行ない、信号処理回路6a,6b
からの映像信号からタイムコードを抽出する。これらタ
イムコードのアドレス値が比較回路4で比較される。こ
れら映像信号間では、同じアドレス値が付されているフ
レーム(またはフイールド)の情報内容は全く等しい。
そこで、磁気テープ13aに対して磁気テープ13bに進み、
遅れがあると、比較回路4で比較される2つのタイムコ
ードのアドレス値は一致しない。このときには、先の各
実施例と同様に、比較回路4は差検出信号Aを出力し、
基準信号回路14はこれによつて基準信号Sbの周波数を変
化させ、磁気テープ13bの走行速度を増減する。
2つのタイムコードのアドレス値が一致すると、比較
回路4は差検出信号Aに代えて一致信号Bを発生する。
これにより、信号処理回路6a,6bからの映像信号の垂直
同期信号を用いて、基準信号回路14は基準信号Sbの周波
数,位相を基準信号Saと等しくし、垂直同期信号の位相
合わせを行なう。これとともに、一致信号Bによつてス
イツチ回路51が制御され、この一致信号Bが供給されて
から垂直同期信号の位相合わせが完了するのに充分な一
定の時間経過した後、信号処理回路6aから信号処理回路
6bへと選択切換えする。これにより、信号処理回路6bか
らの映像信号がスイツチ回路51を通つて出力映像信号S
outとなる。
以上の符号bが付けられている側のVTRが再生モード
に設定されてからスイツチ回路51が切換わるまでの期間
は、記録時にテープ残量検出器56で上記所定量の残量が
検出されてから符号aが付けられている側のVTRが停止
されるまでに磁気テープ13aに記録されている部分を再
生する期間内に設定されており、この部分の再生がなさ
れたときに、システムコントローラ15によつてサーボ制
御回路10aは非動作状態となり、符号aが付けられてい
る側のVTRは停止する。これ以降は磁気テープ13bからの
再生が続行する。
以上のように、スイツチ回路51で切換えが行なわれる
時点では、信号処理回路6a,6bからの映像信号は駒単位
でタイミングおよび垂直同期信号が合つており、したが
つて、この切換点で画像の乱れや画像の移りが不自然に
なることはない。
なお、この実施例では、スイツチ回路51は、一致信号
Bが供給されてから一定時間後に切換え動作を行なうと
したが、実際に垂直同期信号の位相比較を行ない、ある
いは基準信号SaとSb,夫々のVTRのヘツド切換信号の位相
比較を行ない、一致信号Bが供給された後上記の位相比
較で2つの信号の位相が一致したときに、スイツチ回路
51が切換えを行なうようにしてもよい。
また、スイツチ回路51の前段に、信号処理回路6a,6b
の映像信号の水平同期信号を位相を合わせるTBCを設け
てもよい。基準信号回路14としても、先に説明したもの
を用いるようにしてもよい。
以上説明した実施例では、2台のVTRとしているが、
3台以上のVTRであつても同様であることはいうまでも
ない。
第14図は本発明による磁気記録再生装置の一実施例を
示すブロツク図であつて、4′は比較回路、6は信号処
理回路、7,8は回転ビデオヘツド、9はシリンダモー
タ、10はサーボ制御回路、11はキヤプスタンモータ、12
はCTLP検出器、13は磁気テープ、14′は基準信号回路、
57は入力端子、58,59は垂直同期検出器、60は位相比較
器、61はスイツチ、62はカウンタ、63は比較器、64は再
生用VTRであり、第1図に対応する部分には同一符号を
つけている。
同図において、一点鎖線よりも右側の部分がこの実施
例の磁気記録再生装置であり、再生用VTR64は従来のVTR
であるが、1フレーム毎(もしくは1フイールド毎)に
タイムコードが付加された再生映像信号Svを出力する。
この実施例は、この再生映像信号Svを基準とし、これに
磁気テープ13からの再生映像信号Sv′がフレーム(もし
くはフイールド)単位でタイミングが合い、かつ垂直同
期信号が一致するように、粗いタイミング合わせと細か
いタイミング合わせが行なわれる。
信号処理回路6、回転ビデオヘツド7,8、シリンダモ
ータ9、サーボ制御回路10、キヤプスタンモータ11、CT
LP検出器12および磁気テープ13の部分は第1図における
符号bが付されている再生用VTRと同様のものである。
比較回路4′は、第1図における比較回路4と同様
に、映像信号Sv,Sv′のタイムコードを比較して差検出
信号Aと一致信号Bとを出力するが、これらタイムコー
ドの差(当然オフセツト値で補正されている)を表わす
差値信号Eも出力する。
基準信号発生回路14′は分周比が可変の分周器と発振
器とからなり、発振器の出力信号を分周器で分周してサ
ーボ制御回路10のサーボ基準信号を生成する。再生用VT
R64からの基準映像信号Svと信号処理回路6からの再生
映像信号Sv′は夫々垂直同期検出器58,59に供給されて
垂直同期信号が検出され、位相比較器60で位相比較され
る。位相比較器60から出力される差検出信号Cと比較回
路4′から出力される差検出信号Aとはスイツチ61によ
つて一致信号Bの有無に応じて選択される。基準信号回
路14′の分周器はこのスイツチ61で選択された差検出信
号に応じて分周比が変化し、サーボ制御回路10のサーボ
基準信号の周波数が増減する。
再生用VTR64が再生モードに設定され、また、システ
ムコントローラ15により、サーボ制御回路10が基準信号
回路14′からのサーボ基準信号によつて再生モード動作
すると、映像信号Sv,Sv′のタイムコードが比較回路
4′で比較されてこれらの差を表わす差値信号Eが出力
される。この差値信号Eは比較器63とシステムコントロ
ーラ15とに供給される。
システムコントローラ15は、供給された差値信号Eを
取り込んで、これにより、タイムコードの差が所定の閾
値よりも大きいか否かを判定し、大きいときには、この
差値信号Eの差値を比較器63にプリセツトするとともに
カウンタ62をリセツトし、サーボ制御回路10を強制的に
制御して磁気テープ13を順方向もしくは逆方向に高速走
行させる。一方、CTLP検出器12は磁気テープ13からCTLP
を再生し、このCTLPをカウンタ62がカウントする。カウ
ンタ62のカウント値は比較器63でプリセツト値(先の差
値)と比較され、両者が一致すると、カウンタ62は一致
信号をシステムコントローラ15に送る。システムコント
ローラ15は、この一致信号を受けると、比較回路4′か
らの差値信号を再び取り込み、差値が上記所定の閾値よ
り大きいか否かを判定する。大きいときには、比較器63
に差値信号Eの差値をプリセツトしてカウンタ62をリセ
ツトし、再び上記の動作を行なわせる。
この動作は粗いタイミング合わせを行なうものである
が、ここで、一数値例をもつてこの動作をより詳しく説
明する。
磁気テープを高速走行させるモードとしては、早送
り、巻戻しモードとサーチモードとがある。早送り、巻
戻しモードはアンローデイング状態で非常に高速に走行
させるものであり、この場合、磁気テープを瞬間的に停
止させることは不可能であるし、また、ローデイングに
よつてテープ位置が20フレーム程度ずれることは避けら
れない。このために、早送り、巻戻しでのテープ位置の
設定精度は±100フレーム以上となる。また、サーチモ
ードはローデイング状態で磁気テープを高速走行させる
ものであるが、早送り、巻戻しモードに比べて走行速度
は遅く設定される。このために、サーチモードによるテ
ープ位置設定精度は早送り、巻戻しモードのときよりも
高いが、それでも、±5フレーム以上の誤差が生ずる。
そこで、この場合、システムコントローラ15において
は、上記の所定閾値を±5フレームとする。そして、差
値信号Eによつてタイムコードの差値が±100フレーム
以上であるときには、サーボ制御回路10を制御して早送
りもしくは巻戻しモードに設定し、また、差値が±5フ
レーム以上、±100フレーム以下であるときには、サー
チモードに設定する。したがつて、最初早送りもしくは
巻戻しモードが設定されても、その後の差値信号Eの取
込みによつて差値が±5フレーム以上で±100フレーム
以下となつた場合には、サーチモードが設定されること
になる。
タイムコードの差値が所定の閾値以下(上記の場合、
±5フレーム以下)である場合には、システムコントロ
ーラ15はサーボ制御回路10が基準信号回路14′からのサ
ーボ基準信号で動作するように制御する。これにより、
上記のように、比較回路4′から一致信号Bが出されな
いときには、差検出信号Aによつて基準信号回路14′が
制御され、細かいタイミング合わせが行なわれる。比較
回路4′から一致信号Bが出力されると、基準信号回路
14′は位相比較器60からの差検出信号Cによつて制御さ
れ、映像信号Sv,Sv′の垂直同期信号の位相合わせが行
なわれる。
以上の部分以外の部分では、第1図に示した実施例と
同様であるので、説明を省略する。
第15図は本発明による磁気記録再生装置の他の実施例
を示すブロツク図であつて、65はCTLPインデツクス回
路、66は入力端子であり、第14図に対応する部分には同
一符号を付けて重複する説明を省略する。
第14図に示した実施例は、粗いタイミング合わせにお
いて、タイムコードの差値と再生CTLPのカウント値とを
比較するものであつたが、第15図に示す実施例では、CT
LPインデツクスを比較するようにしたものである。
第15図において、再生用VTR64は、タイムコードが付
加された映像信号ばかりでなく、CTLPインデツクスも磁
気テープから再生して出力する。再生VTR64から出力さ
れるCTLPインデツクスINは入力端子66から入力され、比
較器63に供給される。また、CTLP検出器12によつて磁気
テープ13から再生されたCTLPはCTLPインデツクス65に供
給され、CTLPインデツクスIN′が抽出されて比較器63に
供給される。比較器63はCTLPインデツクスIN、IN′の値
をオフセツト値で補正して比較し、両者が一致したとき
一致信号をシステムコントローラ15に送る。
システムコントローラ15では、所定の閾値が設定され
ており、比較回路4′からの差値信号Eを取り込んで映
像信号Sv,Sv′のタイムコードの差値がこの閾値よりも
大きいか否かを判定する。これが大きい場合には、シス
テムコントローラ15をサーボ制御回路10を制御して磁気
テープ13を順方向もしくは逆方向に高速走行させる。
ここで、先に説明したように、CTLPIN,IN′の値が一
致しても、タイムコードの差値は±数百フレーム程度ま
での値となつている。このために、この場合の上記閾値
は±数百フレームに設定される。タイムコードの差値が
この閾値以下の場合には、CTLPインデツクスIN,IN′の
値は一致する。
上記のように磁気テープ13を高速走行させていると
き、CTLPインデツクスIN,IN′の値が一致して比較器63
から一致信号が出力されると、システムコントローラ15
は、粗いタイミング合わせが終了したとして、サーボ制
御回路10が基準信号回路14から出力されるサーボ基準信
号で動作するようにし、第14図に示した実施例と同様
に、細かいタイミング合わせ、垂直同期信号の位相合わ
せが行なわれる。
なお、上記各実施例において、具体的に数値を示した
が、これは説明の便宜上示したにすぎず、これによつて
本発明が限定されるものではない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、複数のVTRか
ら再生される所望場面を駒単位でタイミング合わせする
ことが可能となり、編集での場面の切換えを過不足なく
高い精度で行なうことができるし、また、画面分割表示
やノイズリデユーサとしての合成を良好に行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による磁気記録再生システムの一実施例
を示すブロツク図、第2図は第1図における基準信号回
路の一具体例を示すブロツク図、第3図はその動作説明
図、第4図は第1図における基準信号回路の他の具体例
を示すブロツク図、第5図はその動作説明図、第6図お
よび第7図は夫々第1図における基準信号回路のさらに
他の具体例を示すブロツク図、第8図は第1図における
タイムコードの比較回路の一具体例を示すブロツク図、
第9図及び第10図は夫々第1図におけるタイムベースコ
レクタの具体例を示すブロツク図、第11図〜第13図は夫
々本発明による磁気記録再生システムの他の実施例を示
すブロツク図、第14図および第15図は夫々本発明による
磁気記録再生装置の実施例を示すブロック図である。 1……タイムベースコレクタ、2……合成器、3……タ
イムコード回路、4,4′,5……比較回路、7,7a,7b,8,8a,
8b……回転ビデオヘツド、10,10a,10b……サーボ制御回
路、12,12a,12b……コントロール信号検出器、13,13a,1
3b……磁気テープ、14,14′……基準信号回路、15……
システムコントローラ、16……一致表示器、46a,46b,47
a,47b……マグネツト、48a,48b……ヘツド位置検出器、
49……映像信号入力端子、50……垂直同期検出器、51…
…スイツチ回路、52……供給リール、53……巻取リー
ル、54,55……回転検出器、56……テープ残量検出器、5
8,59……垂直同期検出器、60……位相比較器、61……ス
イツチ、62……カウンタ、63……比較器、64……再生用
VTR、65……CTLPインデツクス回路。
フロントページの続き (72)発明者 相澤 俊郎 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−80543(JP,A) 特開 平1−128268(JP,A)

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1フレーム(または1フイールド)毎に順
    次内容が変わるタイムコードが付加された映像信号が記
    録されているとともにコントロールトラックに位置を表
    わすインデックスが記録されている磁気テープを再生す
    る複数個の磁気記録再生手段と、該磁気記録再生手段の
    任意の1つを基準の磁気記録再生手段として他の任意の
    1つを従の磁気記録再生手段とし該基準の磁気記録再生
    手段によつて再生される該インデツクスとこれと同一タ
    イミングで該従の磁気記録再生手段から再生される該イ
    ンデツクスとが所望の関係となるように該従の磁気記録
    再生手段での該磁気テープの走行を粗調整する第1の調
    整手段と、該第1の調整手段の調整動作の終了とともに
    動作開始し該基準の磁気記録再生手段によつて再生され
    る該タイムコードとこれと同一タイミングで該従の磁気
    記録再生手段から再生される該タイムコードとが所定の
    関係となるように該従の磁気記録再生手段での該磁気テ
    ープの走行を微調整する第2の調整手段とを有し、該基
    準の磁気記録再生手段と該従の磁気記録再生手段とから
    同一タイミングで再生される該タイムコードが該所望の
    関係にあるように、夫々の磁気テープの走行位相関係を
    設定可能に構成したことを特徴とする磁気記録再生シス
    テム。
  2. 【請求項2】磁気テープや回転ビデオヘッドの位相制御
    のためのサーボ制御手段を備え磁気テープから1フレー
    ム(または1フィールド)毎に順次内容が変わるタイム
    コードが付加された映像信号を再生する複数個の磁気記
    録再生手段と該磁気記録再生手段の任意の1つの基準の
    磁気記録再生手段として他の任意の1つを従の磁気記録
    再生手段とし該基準の磁気記録再生手段と該従の磁気記
    録再生手段とから再生される該タイムコードの内容を比
    較し両者が所望の関係にないとき差検出信号を出力し両
    者が該所望の関係にあるとき一致信号を出力するタイム
    コード比較手段と、該基準の磁気記録再生手段と該従の
    磁気記録再生手段とのサーボ制御手段に夫々位相基準と
    なる基準信号を供給し該タイムコード比較手段からの該
    差検出信号によつて該従の磁気記録再生手段への基準信
    号の周波数を増減し該タイムコード比較手段からの該一
    致信号の供給に伴ない該基準の磁気記録再生手段と該従
    の磁気記録再生手段とによる再生映像信号の垂直同期信
    号の位相ずれに応じて該従の磁気記録再生手段への基準
    信号の位相を変化させる基準信号回路とからなり、該基
    準の磁気記録再生手段と該従の磁気記録再生手段とによ
    る再生映像信号のフレーム(またはフイールド)単位の
    タイミング合わせと垂直同期信号の位相合わせとを可能
    に構成したことを特徴とする磁気記録再生システム。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記基準信号回路は、
    発振器と、該発振器の出力信号を分周して一方が前記基
    準の磁気記録再生手段の前記基準信号を、他方が前記従
    の磁気記録再生手段の基準信号を発生する2つの分周器
    と、前記基準の磁気記録再生手段による再生垂直同期信
    号(またはこれと一定位相関係の信号)に対する前記従
    の磁気記録再生手段による再生垂直同期信号(またはこ
    れと一定位相関係の信号)の位相ずれを検出する位相比
    較器と、前記2つの分周器のうちの前記従の磁気記録再
    生手段への基準信号を発生する分周器の分周比を前記タ
    イムコード比較手段からの差検出信号と該位相比較器の
    検出出力信号とによつて選択的に変化させる手段とから
    なることを特徴とする磁気記録再生システム。
  4. 【請求項4】請求項2または3において、前記基準信号
    回路によつて前記再生映像信号のフレーム(またはフイ
    ールド)単位のタイミング合わせと垂直同期信号の位相
    合わせとが達成されたことを表示する一致表示器を設け
    たことを特徴とする磁気記録再生システム。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記一致表示器の前記
    表示期間前記基準の磁気記録再生手段と前記従の磁気記
    録再生手段との前記再生映像信号を合成することを可能
    としたことを特徴とする磁気記録再生システム。
  6. 【請求項6】磁気テープや回転ビデオヘツドの位相制御
    のためのサーボ制御手段を備え磁気テープから1フレー
    ム(または1フイールド)毎に順次内容が変わるタイム
    コードが付加された映像信号を再生する複数個の磁気記
    録再生手段と、該磁気記録再生手段の任意の1つを基準
    の磁気記録再生手段として他の任意の1つを従の磁気記
    録再生手段とし該基準の磁気記録再生手段と該従の磁気
    記録再生手段とから再生される該タイムコードの内容を
    比較し両者が所望の関係にないとき差検出信号を出力し
    両者が該所望の関係にあるとき一致信号を出力するタイ
    ムコード比較手段と、該基準の磁気記録再生手段と該従
    の磁気記録再生手段とのサーボ制御手段に夫々位相基準
    となる基準信号を供給し該タイムコード比較手段からの
    該差検出信号によつて該従の磁気記録再生手段への該基
    準信号の周波数を増減し該タイムコード比較手段からの
    該一致信号の供給に伴ない該従の磁気記録再生手段への
    該基準信号を該基準の磁気記録再生手段への該基準信号
    と同一周波数、同一位相にする基準信号回路とからな
    り、該基準の磁気記録再生手段と該従の磁気記録再生手
    段とによる再生映像信号のフレーム(またはフイール
    ド)単位のタイミング合わせと垂直同期信号の位相合わ
    せとを可能に構成したことを特徴とする磁気記録再生シ
    ステム。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記基準信号回路は、
    発振器と、該発振器の出力信号を一定の分周比で分周す
    る第1の分周器と、該発振器の出力信号を分周し前記タ
    イムコード比較手段からの前記差検出信号によつて分周
    比が増減する第2の分周器と、前記基準の磁気記録再生
    手段に該第1の分周器の出力信号を前記基準信号として
    供給しかつ前記従の磁気記録再生手段には前記タイムコ
    ード比較手段が前記一致信号を出力しない期間該第2の
    分周器の出力信号をまた前記タイムコード比較手段が前
    記一致信号を出力する期間該第1の分周器の出力信号を
    夫々前記基準信号として供給する手段とからなることを
    特徴とする磁気記録再生システム。
  8. 【請求項8】請求項6または7において、前記基準信号
    回路によつて前記再生映像信号のフレーム(またはフイ
    ールド)単位のタイミング合わせと垂直同期信号の位相
    合わせとが達成されたことを表示する一致表示器を設け
    たことを特徴とする磁気記録再生システム。
  9. 【請求項9】請求項8において、前記一致表示器の前記
    表示期間前記基準の磁気記録再生手段と前記従の磁気記
    録再生手段との前記再生映像信号を合成することを可能
    としたことを特徴とする磁気記録再生システム。
  10. 【請求項10】1フレーム(または1フイールド)毎に
    順次内容が変わるタイムコードが付加された所望映像源
    からの基準映像信号に位相同期させる磁気記録再生装置
    であつて、サーボ制御回路によつて磁気テープから1フ
    レーム(または1フイールド)毎に順次内容が変わるタ
    イムコードが付加された映像信号を再生する磁気記録再
    生手段と、該再生映像信号と該基準映像信号とのタイム
    コードを比較し該タイムコードの差が所定値より大きい
    ときに第1の信号を、該タイムコードの差が零ではない
    該所定値以下のとき第2の信号を、該タイムコードの差
    が零のとき第3の信号を夫々発生するタイムコード比較
    手段と、該再生映像信号と該基準映像信号との垂直同期
    信号を位相比較する位相比較手段と、該タイムコード比
    較手段の該第1の信号の出力に伴なつて該サーボ制御回
    路を制御し該磁気テープを高速走行させる制御手段と、
    該タイムコード比較手段の該第2の信号の出力に伴なつ
    て該第2の信号に応じて周波数が増減し該タイムコード
    比較手段の該第3の信号の出力に伴なつて該位相比較手
    段の出力信号に応じて該周波数が増減する基準信号を発
    生し該基準信号を該サーボ制御回路の位相基準信号とす
    る基準信号回路とからなり、該基準映像信号への該再生
    映像信号のフレーム(またはフイールド)単位のタイミ
    ング合わせと垂直同期信号の位相合わせとを可能に構成
    したことを特徴とする磁気記録再生装置。
  11. 【請求項11】請求項10において、前記再生映像信号と
    前記基準映像信号とのフレーム(またはフイールド)単
    位のタイミング合わせと垂直同期信号の位相合わせとが
    達成されたことを表示する一致表示器を設けたことを特
    徴とする磁気記録再生装置。
  12. 【請求項12】請求項11において、前記一致表示器の前
    記表示期間前記基準映像信号と前記再生映像信号とを合
    成することを可能としたことを特徴とする磁気記録再生
    装置。
  13. 【請求項13】第1番目,…,第N番目(但し、Nは2
    以上の整数)のN個の磁気記録再生手段と、入力映像信
    号にそのフレーム(またはフイールド)毎に順次内容が
    変化するタイムコードを付加する手段と、第i番目(但
    し、i=1,2,3,…,N−1)の該磁気記録再生手段で該タ
    イムコードが付加された該入力映像信号を第i番目の磁
    気テープに記録させテープ残量が所定量に達したときに
    第(i+1)番目の該磁気記録再生手段で該タイムコー
    ドが付加された該入力映像信号の第(i+1)番目の磁
    気テープへの記録を開始させて所定時間経過後該第i番
    目の磁気記録再生手段の記録を停止させる手段とでもつ
    て、第1,第2,…の磁気記録再生手段の順で該入力映像信
    号を連続的に記録することができるようにし、かつ、第
    j番目(但し、j=1,2,3,…,N−1)の該磁気記録再生
    手段で該第i番目の磁気テープから該タイムコードが付
    加された映像信号を再生させてテープ残量が上記所定量
    に達したときに第(j+1)番目の該磁気記録再生手段
    で該第(i+1)番目の磁気テープからの該タイムコー
    ドが付加された映像信号の再生を開始させ上記所定時間
    経過後に該第j番目の磁気記録再生手段を停止させる手
    段と、該第j番目および第(j+1)番目の磁気記録再
    生手段によつて再生される該タイムコードの内容を比較
    し両者が不一致のとき差検出信号を出力し両者が一致し
    たとき一致信号を出力するタイムコード比較手段と、該
    差検出信号によつて該第(j+1)番目の磁気記録再生
    手段のサーボ位相基準となる基準信号を変化させる基準
    信号回路と、該タイムコード比較手段が該一致信号を出
    力してから上記所定時間内に該第j番目の磁気記録再生
    手段の再生映像信号から該第(j+1)番目の磁気記録
    再生手段の再生映像信号へ切換え出力するスイツチ手段
    とでもつて、該第1,第2,…の磁気記録再生手段の順で連
    続して映像信号を再生することができるように構成した
    ことを特徴とする磁気記録再生システム。
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