JPH01289384A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業の利用分野〕 本発明は、ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置に
係わり、特に、１こま単位で磁気テープ上に映像信号を
記録できるようにした磁気記録再生装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置の応用
例として、監視などに用いられるタイムラプス方式の磁
気記録再生装置やアニメーションビデオソフト制作用の
磁気記録再生装置が知られている。このような応用例で
は、１こま単位で間欠的に映像信号が記録される。また
、他の応用例として、ファイル装置としてのものがあり
、この場合にも、必要な内容の映像信号が１こま単位で
磁気テープ上の所定の装置に記録される。

このように、映像信号を１こま単位で磁気テープに記録
することを、以下、こまどりということにするが、この
こまどりに際しては、磁気テープ上で新たに記録される
１こまのトラックが他の既に記録されているトラックと
同ピツチ、同傾斜角で形成されなければならない。この
ために、従来では、磁気テープを記録すべき装置から所
定ｐ！に巻き戻し、しかる後、磁気テープを順方向に走
行させ、巻き戻された部分で磁気テープを加速して通常
の速度（すなわち、記録速度）七なるようにするととも
に、回転ヘッドを既に記録されているトラックにトラッ
キング調整し、記録すべき位置で所望の１こまを記録し
て磁気テープを停止させるようにしている。

このこまどりの−従来例として、特開昭５８−６２９８
５号公報に記載されるタイムラプス方式磁気記録再生装
置においては、ＣＰＵ　（マイクロコンピュータ）によ
ってキャプスタンモータの間欠駆動するとともに、ｌフ
ィールド（もしくはｌフレーム）の映像信号の供給を側
扉するものであって、キャプスタンモータを起動させて
磁気テープを走行開始させ、磁気テープが通常の速度で
走行するようになってかつキャプスタンモータと同軸の
周波数発電機の出力パルスと基準信号との位相が一致し
たとき、ｌフィールド（もしくはｌフレーム）の映像信
号を記録させる。この記録が終ると磁気テープを停止さ
せ、しかる後、モータドライブ回路に巻戻し指令信号を
与え、キャプスタンモータを逆転回転させて磁気テープ
を所定ｇ１巻き戻すようにしている。ＣＰＵが映像信号
の垂直同期信号をカウントし、例えば３２フイールドも
しくは６４フイールド経過すると、再びキャプスタンモ
ータを起動させて上記の動作を行なうが、磁気テープの
巻き戻された部分の走行時に、磁気テープが通常の速度
で走行するようにしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、かかる従来技術では、記録の終了に伴なって
ＣＰＵがモータドライブ回路へ、停止指令信号の出力後
、巻戻しＩ旨令信号の出力して磁気テープを所定ｇ！巻
き戻すのであるが、この巻き戻しを行なうためには、通
常、巻戻し指令信号によってモータドライブ回路が予め
設定された時間だけ駆動電圧を出力し、これによってキ
ャプスタンモータを逆転駆動する方法や、ＣＰＵの巻戻
し指令信号の出力とともに周波数発電機の出力パルスを
カウントしてテープ巻戻し量を算出し、算出される時間
だけキャプスタンモータを逆転駆動する方法などがある
。

しかしながら、磁気テープとキャブスクン、ピンチロー
ラとの間にはすべりが生ずるし、磁気テープの伸縮も生
じ、しかも、これらは一定ではなく、磁気テープの場所
に応じて異なるものである。

このために、上記いずれの方法においても、磁気テープ
の巻戻し量を常に所定量に一定することはできず、した
がって、磁気テープ上に形成されるトラックのピッチに
バラツキが生ずるなどの問題がある。

また、上記の周波数発電機の出力パルスをカウントシて
テープ巻戻し量を算出する方法では、キャプスタンモー
タが通常の安定した速度で回転するものではないから、
この出力パルスの周波数が不安定であり、しかも、テー
プ走行方向を反転させるときにノイズが発生するなどし
てカウントミスが多く、正確な量のテープ巻戻しはでき
ない。

この問題はアニメーションビデオソフトの動作やファイ
ル装置でのデータの順次書込みについても同様に生ずる
ものであるが、さらには、ファイル装置で既に記録され
ている１こまを新たなｌこまに書き換える場合や磁気テ
ープ上に既に記録されている番組の先頭にタイトルを書
き込む場合などのように、記録済みの磁気テープの一部
を書き換るような場合には、既に記録されているトラッ
クとはずれて新たな１こまのトラックが形成されること
になり、このようにこまどりされた磁気テープを再生す
ると、その再生映像信号のＳ／Ｎが著しく劣化すること
になる。

本発明の目的は、かかる問題点を解消し、テープ巻戻し
量を常に一定とし、良好なこまどりを可能とした磁気記
録再生装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明は、予め磁気テープ
にはコントロール信号が記録されているものとし、こま
どり指令信号の入力とともに磁気テープを逆方向に走行
させる第１のモードと該磁気テープを順方向に走行させ
る第２のモードとを設定するタイミング制御回路と、該
第１のモードと該第２のモードとで加速パルスを発生す
る加速制御回路と、該加速パルスの発生後に減速パルス
を発生する減速制御回路と、キャプスタンモータの回転
速度制御信号を発生する定速制御回路と、該加速パルス
、該減速パルスおよび該回転速度制御信号を選択して該
キャプスタンモータを該第１゜第２のモードに応じて駆
動させる間欠走行制御回路とを設ける。

また、本発明は、所定フィールド数（もしくはフレーム
数）の映像信号を記憶するメモリと、前記第２モードで
の前記キャプスタンモータの回転速度制御期間中、回転
ヘッドの回転に位相同期して該メモリから映像信号を読
み出し、前記磁気テープ上に記録する手段を設ける。

さらに、本発明は、記録すべき静止画映像信号と前記磁
気テープから再生された静止画信号とを１フイールド毎
（もしくは１フレーム毎）に交互に選択する手段を設け
る。

〔作用〕

こまどり指令信号が入力されると、タイミング制御回路
は、まず、第１のモードに設定し、この第１のモードで
加速制御回路は回転ヘッドの回転に位相同期して加速パ
ルスを発生する。これにより、キャプスタンモータは磁
気テープが逆方向に走行するように起動・加速される。

これによってテープ巻戻しが開始される。

磁気テープがほぼ通常の速度で走行するようになると、
次に、キャプスタンモータは速度制御信号によって速度
制御される。しかる後、磁気テープからコントロール信
号が再生されると、これに位相同期して減速制御回路が
減速パルスを発生し、キャプスタンモータは停止する。

以上が第１のモードで行なわれ、磁気テープはコントロ
ール信号の再生後直ちに停止される。このために、コン
トロール信号に対する磁気テープの停止位置は一定とな
る。

次に、第２モードとなると、加速制御回路が再び回転ヘ
ッドの回転に位相同期して加速パルスを発生し、キャプ
スタンモータを磁気テープが順方向に走行するように起
動、加速させる。磁気テープがほぼ通常の速度で走行す
るようになると、キャプスタンモータは回転速度制御信
号によって制御される。キャプスタンモータが通常の速
度で走行する期間、回転ヘッドの回転に同期して所定フ
ィールド数（もしくはフレーム数）の映像信号が記録さ
れ、この記録路り近くで再生されるコントロール信号に
より、減速制御回路が減速パルスを発生し、キャプスタ
ンモータが停止される。

第１モードでのテープ巻戻し量は１こま分であっても、
２こま分であってもよい。

また、所定フィールド分（もしくは所定フレーム分）の
映像信号をメモリに記録し、これを回転ヘッドの回転に
同期して読み出し、磁気テープに記録することにより、
該映像信号が磁気記録再生装置と非同期に発生されても
、該磁気記録再生装置に同期して記録することができ、
逆に、該磁気記録再生装置を該映像信号に同期させるこ
とよりも、記録を即座に行なわせることができる。

さらに、記録すべき静止画信号と再生された静止画信号
とを交互に選択し、これをモニタすることにより、既に
記録された１こまと新たに記録すべき１こまとを比較で
き、アニメーションビデオソフトの制作などに際し、記
録すべき１こまの内容が正しいか否かの判定が容易に可
能となる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面によって説明する。

第１図は本発明による磁気記録再生装置の一実施例を示
すブロック図であって、１はビデオカメラ、２はタイト
ル信号発生機器、３は切換えスイッチ、４は映像信号記
録回路、５は同期分離回路、６は磁気テープ、７，８は
回転ヘッド、９はドラムモータ、１０はキャプスタンモ
ータ、１１．１２はり一ルモータ、１３はマグネット、
１４は回転検出ヘッド、１５はヘッドスイッチ信号発生
器、１６は位相比較器、１７はモータ駆動回路、１８は
コントロール信号発生器、１９はコントロールヘッド、
２０はこまどり指令信号の入力端子、２１はタイミング
制御回路、２２は減速制御回路、２３は加速制御回路、
２４は定速制御回路、２５は間欠走行制御回路、２６．
２７はモータ駆動回路である。

同図において、磁気テープ６には、映像信号の未記録部
分も含め、全長にわたって予めコントロール信号が記録
されている。このコントロール信号の記録には、キャプ
スタンモータ１０によって磁気テープ６を通常の速度で
走行させ、コントロール信号発生器１８から発生される
コントロール信号をコントロールヘッド１９に供給する
ことによって行なわれる。この場合、通常、コントロー
ル信号は映像信号の垂直同期信号から形成されるが、こ
れと等しい周波数の信号を別途形成してコントロール信
号としてもよい。

こまどり記録すべき映像信号の発生源としては種々ある
が、ここでは、ビデオカメラ１、マイコンやワードプロ
セサなどによるタイトル信号や画像信号の発生器２を例
として示している。かかる発生源は切換えスイッチ３に
よって選択され、選択された発生源からの映像信号は映
像信号記録回路４と同期分離回路５とに供給される。同
期分離回路５では、供給された映像信号から同期信号が
分離され、ドラムモータ９の回転位相を制御するために
、位相比較回路１６に供給される。

一方、ドラムモータ９は、図示しない回転速度制御手段
により、映像信号の１フレームを１周期とする速度で回
転速度制御されており、したがって、回転ヘッド７．８
もこの周期で回転し、磁気テープ６を１／２回転毎に交
互に傾め方向に走査する。マグネット１３はドラムモー
タ９によって回転駆動され、これと同じ回転数で回転す
る。このマグネット１３は回転検出ヘッド１４によって
検出され、ドラムモータ９の回転位相を表わすタックパ
ルスが発生きれる。このタックパルスはヘッドスイッチ
信号発生器１５に供給され、磁気テープ６の走査ととも
に回転ヘッド７．８を切換えるヘッドスイッチ信号ＳＷ
を生成する。このヘッドスイッチ信号ＳＷは同期分離回
路５からの同期信号と位相比較器１６で位相比較され、
これらの位相差信号がモータ駆動回路１７に供給される
。

モータ駆動回路１７はこの位相差信号に応じてドラムモ
ータ９の回転位相を＃Ｊ′ｍする。これにより、ドラム
モータ９は同期分離回路５からの同期信号と所定の回転
位相で回転する。

以上のようにして、ドラムモータ９は、こまどりするた
めに切換えスイッチ３によって選択された発生源からの
映像信号の同期信号に位相同期して回転するが、通常は
記録が行なわれず、入力端子２０からこまどり指令信号
が入力されると、タイミング制御回路２１によって映像
信号記録回路４が制御され、回転ヘッド７．８によって
磁気テープ６上に１フレームの映像信号が記録される。

このこまどりに際しては、入力端子２０からのこまどり
指令信号の入力に伴なって、タイミング制御回路２１に
より、キャプスタンモータ１０が制御されて磁気テープ
６が一旦１こま分（２トラツり分）巻戻され（これを、
以下、逆転１こま戻しという）、シかる後、順方向に磁
気テープ６が走行され、１こま分の記録が行なわれて停
止する（これを、以下、正転記録送りという）、この１
こま分の記ｕ時には、磁気テープ６は通常の速度で走行
し、回転ヘッド７．８は磁気テープ６上の記録すべき所
定部分を走査する。

以下、この実施例のこまどり動作について説明するが、
まず、第２図のタイミングチャートを用いて逆転１こま
戻しについて説明する。なお、第２図の夫々の信号には
、第１図の対応する信号と同一符号をつけている。

加速制御回路２３には、ヘッドスイッチ信号発生器１５
からヘッドスイッチ信号ＳＷが供給されている。ユーザ
のこまどり指令によって入力端子２０からこまどり指令
信号が入力されると、タイミング制御回路２１は減速制
御回路２２と加速制御回路２３とに制御信号を送り、ま
た、モータ駆動回路２７に逆転１こま戻しの正／逆転方
向制御信号Ｅを供給する。この正／逆転方向制御信号Ｅ
は、′Ｈ”　（高レベル）のときキャプスタンモータ１
０を逆転方向に回転させ、“Ｌ”（低レベル）のとき正
転方向に回転させる。

まず、加速制御回路２３は、タイミング制御回路２１か
ら制御信号が供給されると、その後のヘッドスイッチ信
号ＳＷの最初の立下りエツジを検出し、この立下りタイ
ミングよりも所定時間Ｔ。

だけ連れて所定時間幅ＴＡの加速パルスＡを発生する。

この加速パルスＡは間欠走行制御回路２５に供給され、
所定時間ＴＡだけキャプスタンモータ１０を加速する制
御信号か形成される。この制御信号はモータ駆動回路２
７に供給されるが、正／逆転方向制御信号Ｅはこのとき
“Ｈ”であり、これによってキャプスタンモータ１０は
、磁気テープ６が逆方向に走行開始するように、逆転方
向に起動、加速される。

このように、キャプスタンモータ１０は逆転方向に回転
を開始し、磁気テープ６は巻き戻しが開始される。この
キャプスタンモータ１０の回転により、このキャプスタ
ンモータ１０に設けられている周波数発電機（図示せず
）からキャプスタンモータ１０の回転速度に比例した周
波数をもつ周波数信号が発生され、定速制御回路２４に
供給される。この定速制御回路２４では、この周波数信
号からキャプスタンモータ１０を通常の速度で回転させ
るための回転速度制御信号が形成され、加速制御回路２
３が加速パルスＡを出力し終ると、定速制御回路２４は
この回転速度制御信号を間欠走行制御回路２５に供給す
る。間欠走行制御回路２５はこの回転速度制御信号に応
じた制御信号をモータ駆動回路２７に送る。このときも
正／逆転方向制御信号Ｅは′Ｈ”であり、これによって
キャプスタンモータ１０は、磁気テープが通常の速度で
巻き戻されるように、逆転方向に定速制御される。

このようにして磁気テープ６が巻き戻されていき、コン
トロールヘッド１９によって磁気テープ６から最初のコ
ントロール信号Ｂが再生されると、減速制御回路２２は
このコントロール信号Ｂから所定時間Ｔ２だけ遅れて所
定時間幅Ｔ８の減速パルスＣを発生する。これによって
定速制御回路２４は回転速度制御信号の出力を停止し、
減速パルスＣが間欠走行制御回路２５に供給される。こ
の減速パルスＣの期間Ｔ７では正／逆転方向制御信号Ｅ
はＬ′であり、このため、キャプスタンモータ１０には
正転方向の駆動信号が供給され、これによってキャプス
タンモータｌＯは制動がかかって直ちに停止する。

以上のキャプスタンモータ１０の駆動開始から停止まで
の駆動信号りの波形は第２図に示すようになり、加速パ
ルスＡの立下りから減速パルスＢの立上りまでの期間Ｔ
ｃは定速制御回路２４がら出力される回転速度制御信号
によるものである。

加速パルスＡの時間幅ＴＡはこれによってキャプスタン
モータＩＯがほぼ通常の速度で回転できるように設定さ
れ、また、減速パルスＣの時間幅Ｔ３は通常の速度で回
転しているキャプスタンモータ１０が停止できるように
設定される。

また、間欠走行制御回路２５は、減速制御回路２２、加
速制御回路２３、定速制御回路２４の出力信号に応じて
所定のトルクをキャプスタンモータｌＯに生じさせる駆
動制御信号りを出力する。

コントロール信号は映像信号の１フレームの周期で記録
されており、この１周期で磁気テープ６上に２つのトラ
ックが記録されることになる。

次に、第３図を用いてこの実施例の正転記録送りについ
て説明する。第３図においても、第１図の対応する信号
に同一の符号がつけられている。

上記のようにして磁気テープ６の巻戻しが終了すると、
タイミング制御回路２１はモータ駆動回路２７に正転記
録送りモードの正／逆転方向制御信号Ｅを供給し、これ
とともに、減速制御回路２２と加速制御回路２３とに制
御信号を送る。これに伴なって加速制御回路２３はヘッ
ドスイッチ信号ＳＷの最初の立下りエツジから時間Ｔ＋
だけ遅れて所定時間幅ＴＡの加速パルスＡを発生する。

この加速パルスＡによってキャプスタンモータ１０は、
逆転１こま戻しの場合と同様にして、起動。

加速されるが、モータ駆動回路２７に供給される正／逆
転方向制御信号Ｅは“Ｌ′であって、このため、キャプ
スタンモータ１０は正転方向に回転駆動されて磁気テー
プ６は順方向に走行を開始する。

磁気テープ６のこの順方向の加速走行により、先に説明
した逆転１こま戻しによる磁気テープ６の巻戻し部分が
巻き取られ始める。そして、逆転１こま戻しの場合と同
様に、加速パルスＡの立下りで定速制御回路２４がキャ
プスタンモータ１０の回転速度側ｆＩｌ信号を出力開始
する。これにより、キャプスタンモータ１０は通常の速
度で正転方向に回転するように速度制御される。磁気テ
ープ６の巻戻し部分の巻取り中にコントロールヘッド１
９は磁気テープ６からのコントロール信号Ｂを再生する
が、減速制御回路２２はこの最初に再生されたコントロ
ール信号Ｂには応答せず、定速制御回路２４はそのまま
回転速度制御信号を出力し続ける。

そのうちに磁気テープ６の逆転１こま戻しによる巻戻し
分が巻き取られるが、そのときにはキャプスタンモータ
１０は正転方向の回転速度が通常に安定化しており、し
たがって、磁気テープ６の走行も順方向の通常の速度に
安定化している。そこで、最初のコントロール信号Ｂが
再生された後のヘッドスイッチ信号ＳＷの最初の立下り
エツジから次の立下りエツジまでの１フレ一ム期間、タ
イミング制御回路２１は記録制御信号Ｆを出力し、これ
によって映像信号記録回路４が作動して切換えスイッチ
３で選択された発生源の映像信号が１フレ一ム期間回転
ヘッド７．８によって磁気テープ６に記録される。

この１フレームの映像信号の記録期間内にコントロール
ヘッド１９は磁気テープ６から次のコントロール信号Ｂ
を発生する。減速制御回路２２はこのコントロール信号
Ｂよりも所定時間Ｔ２だけ遅れて所定時間幅Ｔ、の減速
パルスＣを発生するが、この所定遅れ時間Ｔ２は、減速
パルスＣが記録期間Ｔａ　　（”２フイールド）の終了
直後に発生するように、設定される。この減速パルスＣ
の期間圧／逆転方向制御信号Ｅは“Ｈ′″となり、この
ため、キャプスタンモータ１０は、この減速パルスＣの
時間幅Ｔ、の期間所定の制動力がかかり、記録終了後直
ちに停止して磁気テープ６も停止する。

以上のようにして、磁気テープ６上には、１こま（１フ
レーム）分の映像信号が２つのトラックに記録される。

以上の動作は入力端子２０からこまどり指令信号が入力
される毎に行なわれ、１こまずつ映像信号が記録される
。

この実施例においては、通常の磁気記録再生装置のよう
に、トラックの端部一定の位置に映像信号の垂直同期信
号が記録されるように、ドラムモータ９の回転位相と切
換えスイッチ３で選択された映像信号の同期信号の位相
との同期がとられ、しかる後、こまどりが可能となる。

また、正転記録送りでは、第３図から明らかなように、
２番目のコントロール信号Ｂが再生されてから一定時間
後、したがって、映像信号の記録が終ってから一定時間
後に磁気テープ６は停止し、逆転１こま戻しでは、第２
図から明らかなように、コントロール信号Ｂが再生され
てから一定時間後に磁気テープ６は停止する。そこで、
磁気テープ６上におけるコントロールヘッド１９の逆転
１こま戻し終了時、正転記録送り終了時での停止位置は
、磁気テープ６上のコントロール信号の記録位１に対し
て一定であり、こまどりを行なう毎に変わることはない
。このため、正転記録送りにおいて、磁気テープ６が走
行を開始してから停止するまでの回転ヘッド７．８の走
査軌跡は、磁気テープ６の走行速度の変化とともに傾き
が変化してい（が、この（中きの変化は常に一定である
し、しかも、磁気テープ６上のトラックに関して一定の
関係にあり、磁気テープ６が通常の速度での走行状態と
なると、回転ヘッド７．８の走行軌跡はトラックに平行
となる。そこで、ヘッドスイッチ信号ＳＷに対する加速
パルスＡの遅延時間ＴＩ　、コントロール信号Ｂに対す
る減速パルスＣの遅延時間Ｔ２、加速パルスＡと減速パ
ルスＣの時間幅ＴＡ。

Ｔ、やこれらによるキャプスタンモータ１０のトルクな
どを適宜設定することにより、少なくとも１フレームの
映像信号を記録するとき、磁気テープ６に既に記録され
ているトラックに続いてこれらトラックと同じトラック
ピッチでこの１フレームの映像信号の２つのトラックを
形成することができる。

なお、タイミング制御回路２１はモータ駆動回路２６を
制御し、間欠走行制御回路２５の出力制御信号に応じて
逆転１こま戻し時にはリールモータ１１を駆動して磁気
テープ６を供給リールで巻き取り、正転記録送り時には
、リールモータ１２を駆動して磁気テープ６を巻取リー
ルで巻き取る。

以上のように、この実施例によれば、磁気テープの巻戻
し量を小さくし、かつ再生されるコントロール信号を基
準にして制御が行なわれるので、磁気テープとキャプス
タンとのすべりや磁気テープの伸縮による影響を大幅に
低減できるし、テープ移動量も高精度で設定でき、こま
どりを精度良く行なうことができる。

第４図は本発明による磁気記録再生装置の他の実施例を
示すブロック図であって、２８はメモリ指令信号の入力
端子、２９は書込み回路、３０はメモリ、３１は読出し
回路であり、第１図に対応する部分には同一符号をつけ
ている。

同図において、常時、図示しない基準信号源からの基準
信号に同期して、回転ヘッド７．８が映像信号の１フレ
ームの周期で回転するように、ドラムモータ９が回転駆
動されている。

ユーザの指令によって入力端子２８からメモリ指令信号
が入力されると、書込み回路２９は切換スイッチ３で選
択された映像信号を１フレ一ム分メモリ３０に書き込む
、その後、ユーザのこまどり指令によって入力端子２０
からこまどり指令信号が入力されると、第１回に示した
実施例と同様にして、逆転１こま戻しが行なわれ、次い
で正転記録送りが行なわれる。この正転記録送り中に第
３図に示したタイミングでタイミング制御回路２１ば記
録制御信号Ｆを発生する。この記録制御信号Ｆの期間Ｔ
４に読出し回路３１はメモリ３０からエフレー１．の映
像信号がドラムモータ９の回転位相に同期して読み出さ
れ、回転ヘッド７．８に供給されて磁気テープ６に記録
される。

第１図に示した実施例では、切換えスイッチ３で発生源
を選択してこまどりを行なう場合、この発生源からの映
像信号は、この映像信号の同期信号にドラムモータ９の
回転が同期するまでは、記録することができないが、第
４図に示す実施例では、第１図に示した実施例と同様の
効果が得られる上、ドラムモータ９は常時所定の速度で
回転しており、しかもその回転位相に同期してメモリ３
０から映像信号が読み出されるから、映像信号のメモリ
３０への書き込み後直ちにこまどり記録を行なうことが
でき、迅速なこまどりが可能となる。

第５図は本発明による磁気記録再生装置のさらに他の実
施例を示すブロック図であって、３２は映像信号再生回
路、３３は切換えスイッチであり、第１図に対応する部
分には同一符号をつけている。

この実施例は、特に、アニメーションビデオソフトの制
作に有用としたものであり、新たに記録する１こまが適
切な内容であるかを判定できるようにしたものである。

第５図において、適切な内容と判定された１こま分（１
フレ一ム分）の映像信号の記録は、第１図に示した実施
例と同様に、入力端子２０からこまどり指令信号を入力
することにより、正転記録送り時の第３図に示した記録
制御信号Ｆのタイミングで行なわれる。

新たに記録する１こまの内容が適切か否かを判定するた
めには、磁気テープ６が停とした状態で、回転ヘッド７
．８により、磁気テープ６に最後に記録された１こまの
トラックを操り返し再生し、この１こまの静止画信号を
得る。この静止画信号は映像信号再生回路３２で処理さ
れた後、切換えスイッチ３３に供給される。

一方、切換えスイッチ３で選択された発生源からの映像
信号も、所定の１こまの静止画信号であり、この静止画
信号と映像信号再生回路３２からの静止画信号とが、ヘ
ッドスイッチ信号発生器１５からのヘッドスイッチ信号
ＳＷによって制御される切換えスイッチ３３により、１
フイールド毎に交互に選択される。

第５図（ａ）は切換えスイッチ３３の出力映像信号Ｇを
示すものであって、ヘッドスイッチ信号ＳＷが“Ｈ”と
なる期間が切換えスイッチ３からの静止画信号の１フイ
一ルド分とすると、ヘッドスイッチ信号ＳＷが“Ｌ”と
なる期間が映像信号再生回路３２からの静止画信号の１
フイ一ルド分となる。この出力映像信号Ｇを図示しない
モニタに供給すると、モニタ上では、第５図（ｂ）に示
すように、これら静止画信号による画像が合成されて表
示される。

そこで、これら画像の比較が可能となり、新たに記録す
る１こまの内容が適切であるか否かを判定できる。アニ
メーションビデオソフトの制作の場合、画面上には背景
などの動きのない部分があるが、この部分を誤って動か
す場合もある。しかし、この実施例のように、既に記録
されている１こまと新たに記録する１こまとを同一画面
に表示して比較すると、動きのない部分を誤まって動か
してもこれを確実に見つけ出すことができ、しかも、表
示したままその部分を調整することにより、簡単にかつ
正確にその部分の修正が可能となる。

なお、第５図に示した実施例は、第１図に示した実施例
に映像信号再生回路３２と切換えスイッチ３３を付加し
たものであるが、第４図に示した実施例においても同様
の構成を付加し、メモリ３０からの静止画信号と映像信
号再生回路３２からの静止画信号とを交互に選択するこ
とにより、同様の効果を得ることができる。

第７図は第１図、第４図および第５図におけるタイミン
グ制御回路１８、減速制御回路２２、加速制御回路２３
および間欠走行１１１ｍ回路２５の一具体例を示すブロ
ック図であって、３４はカウンタ、３５はデコーダ、３
６はＤ−ＦＦ　（Ｄ型フリツプロップ回路）、３７はイ
ンバータ、３８はＲ５−ＦＦ　（Ｒ−３型フリップフロ
ップ回路）、３９はＥｘ−ＯＲ（排他的ＯＲ回路）、４
０はインバータ、４１はＤ−ＦＦ、４２はアンドゲート
、４３〜４６はモノマルチ（単安定マルチバイブレーク
）、４７はインバータ、４８はＤ−ＦＦ、４９〜５１は
スイッチ、５２．５３は定電圧源であり、前出図面に対
応する部分には同一符号をつけている。

また、第８図は第７図の各回路の動作を示すタイミング
チャーＩ・であって、第７図に対応する信号は同一符号
をつけている。

こまどりでは、たとえばアニメーションビデオソフトや
タイムラプス方式磁気記録再生装置のように、１こまず
つ順次続けて磁気テープに記録する場合がある。このよ
うな場合には、先に示した実施例のように、１こまの記
録が終ると、次の１こまの記録のために磁気テープを１
こま分巻き戻し、次に、磁気テープを順方向に走行させ
、巻戻された１こま分で回転ヘッドのトラッキング調整
した後、新たな１こまを記録すればよい。

これに対し、ファイル装置としての磁気記録再生装置に
おいては、あるいは、既に録画された磁気テープにタイ
トルなどを記録する場合には、各こまを順次続けて記録
する場合もあるが、任意の時期に所望の１こまを記録す
る場合もある。このような場合には、まず、この１こま
を記録すべき磁気テープ上の位置を見つけ出し、しかる
後、この位置での記録が行なわれる。そこで、このよう
な場合のこまどりでは、見つけ出した記録位置から磁気
テープを２こま分巻き戻し、しかる後、磁気テープを順
方向に走行させて巻戻し分の最初の１こま分で回転ヘッ
ドのトラッキング調整を行ない、次の１こま分で新たな
１こまを記録するようにする必要がある。

この具体例は、このように逆転２こま戻しによるこまど
り動作を行なうに構成したものであり、以下、この具体
例の動作を説明する。

第７図および第８図において、タイミング制御回路２１
はヘッドスイッチ信号ＳＷをカウントするカウンタ３４
と、カウンタ３４のカウント値Ｎをデコードするデコー
ダ３５と、入力端子２０（第１図）からのこまどり指令
信号をクロックとするＤ−ＦＦ３６と、Ｄ−ＦＦ３６の
Ｑ出力を反転するインバータ３７と、回出力が逆転２こ
ま戻しと正転記録送りとを表わすＲ３−ＦＦ３８と、こ
の回出力と減速制御回路２２からの減速パルスＣとから
正／逆転方向制御信号Ｅを生成するＥｘ−ＯＲ回路３９
とで構成されている。

いま、“Ｈ′のこまどり指令信号Ｈが入力されると、そ
の立上りエツジ（時刻ｔｏ）でＤ−ＦＦ３６のＱ出力は
“Ｈ”となり、インバータ３７で反転されてカウンタ３
４に供給される。カウンタ３４はこのインバータ３７の
出力が“１１”のときプリセット状態になり、こまどり
指令信号Ｈが入力されてインバータ３７の出力が“Ｌ”
となると、プリセット状態が解除されてヘッドスイッチ
信号ＳＷをカウントし、その立下りエツジ毎にカウント
アツプする。カウンタ３４のカウント値Ｎはデコーダ３
５でデコードされる。デコーダ３５はカウント値ＮがＮ
＋　、Ｎｚ　、Ｎａ　　（但し、”　＋　〈Ｎ　ｚくＮ
４）のときＨ″のパルス■を出力し、Ｎ。

（但し、Ｎ　ｔ　＜　Ｎ　ｓ　〈Ｎ　ａ　）のとき“Ｈ
”パルスＫを出力する。また、カウンタ３４のカウント
値ＮがＮ４よりも大きいある値になると、それを表わす
特定のビットパルスＩにより、Ｄ−ＦＦ３６はリセット
される。これにより、Ｄ−ＦＦ３６のＱ出力はＬ”とな
り、インバータ３７の出力は′″Ｈ″となつなカウンタ
３４はプリセットされる。

以上の一連の動作がこまどり指令信号Ｈ入力される毎に
行なわれる。

一方、Ｒ３−ＦＦ３Ｂはこまどり指令信号Ｈの立上りエ
ツジによってリセットされ、デコーダ３５からのパルス
にの立上りエツジによってセットされる。このＲ３−Ｆ
Ｆ３８ので出力はこまどり指令信号Ｈの立上りエツジか
ら次のパルスにの立上りエツジまでの期間“Ｈ′であり
、この回出力の“Ｈ′期間が逆転２こま戻しモード、次
の“Ｌ″の期間が正転記録送りモードとなる。

加速制御回路２３は２つのモノマルチ４５．４６によっ
て構成されている。モノマルチ４５はタイミング制御回
路２１からのパルスＩの立上りエツジでトリガされ、時
間幅Ｔ１の１Ｈ″のパルスＪを発生する。モノマルチ４
６はこのパルスＪの立上りエツジでトリガされ、時間幅
ＴＡの加速パルスＡを発生する。この加速パルスＡは、
第２図および第３図で示したように、ヘッドスイッチ信
号ＳＷよりも時間ＴＩだけ遅れている。

減速制御回路２２はコントロールヘッド１９からの１Ｈ
”のコントロール信号Ｂを反転するインバータ４０と、
インバータ４０の出力信号をクロックとするＤ−ＦＦ４
１と、アンドゲート４２と、２つのモノマルチ４３．４
４とから構成されている。

コントロールへラド１９によって再生された“ｆ（”の
コントロール信号Ｂは、アンドゲート４２に供給される
とともに、インバータ４０で反転され、このインバータ
４０の出力信号の立上りエツジ（したがって、コントロ
ール信号Ｂの後縁となる立下りエツジ）でＤ−ＦＦ４１
は“Ｈ”の入力データＤをサンプルホールドする。これ
によってＤ−ＦＦ４１のＱ出力は”Ｈ”となり、ゲート
ｆ言号としてアンドゲート４２に供給される。また、Ｄ
−ＦＦ　４１はタイミング制御回路２１のデコーダ３５
から出力されるパルスＫによってリセットされる。

そこで、Ｄ−ＦＦ４１がリセットされた後コントロール
ヘッド１９から再生される２番目のコントロール１３号
Ｂからアンドゲート４２を通過する。

モノマルチ４３はアンドゲート４２の出力パルスＬの立
下りエツジ（後縁）でトリガーされ、第２図、第３図で
示した時間Ｔ２に等しい時間幅の“Ｈ”のパルスＭを出
力し、モノマルチ４３はモノマルチ４３の出力パルスＭ
の立下りエツジでトリガーされ、第２図および第３図で
示した時間幅Ｔ、の減速パルスＣを発生する。したがっ
て、この減速パルスＣはアンドゲート４２を通ったコン
トロール信号りの後縁よりも時間Ｔ２だけ遅れている。

間欠走行制御回路２５は、減速制御回路２２から出力さ
れる減速パルスＣを反転するインバータ４７と、インバ
ータ４７の出力パルスによって“Ｈ”の入力データをサ
ンプルホールドしかつ加速制御回路２３からの加速パル
スＡによってリセットされるＤ−ＦＦ４８と、加速パル
スＡの期間ＴＡだけオンするスイッチ５１と、減速パル
スＣの期間Ｔ、ｌだけオンするスイッチ４９と、Ｄ−Ｆ
Ｆ４８のＱ出力の“Ｌ”期間だけオンするスイッチ５０
と、定電圧源５２．５３とから構成されている。

加速制御回路２３から加速パルスＡが出力されると、こ
のパルス期間ＴＡだけスイッチ５１が閉じ、定電圧源５
３の出力電圧が、スイッチ５１を介し、駆動制御信号り
としてモータ駆動回路２７に供給される。Ｄ−ＦＦ４８
はこの加速パルスＡの立下りエツジでリセットされ、そ
のＱ出力は“Ｌ”となる、このＱ出力の“Ｌ”の期間ス
イッチ５０が閉じ、定速制御回路２４からの回転速度制
御信号が、スイッチ５０を介し、駆動制御信号りとして
モータ駆動回路２７に供給される。減速制御回路２２か
ら減速パルスＣが出力されると、この減速パルスＣはイ
ンバータ４７で反転され、その出力パルスの立下りエツ
ジ（したがって、減速パルスＣの立上りエツジ（前縁）
）でＤ−ＦＦ４８は入力データＤをサンプルホールドす
る。このために、Ｄ−Ｆ　Ｆ　４８のＱ出力は′Ｈ″と
なり、スイッチ５０がオフする。これと同時に、減速パ
ルスＣによってスイッチ４９がオンし、このパルス期間
ＴＩ　％定電圧源５２の出力電圧が、スイッチ４９を介
し、駆動制御信号りとしてモータ駆動回路２７に供給さ
れる。

こまどりを行なうに際しては、まず、周知の方法により
、新たに未記録すべき磁気テープ上の位置が決定され、
図示しない手段により、Ｄ−ＦＦ３６．４１．４８はＱ
出力がＨ”となり、カウンタ３４がプリセット状態とな
るように初期設定されるとともに、ドラムモータ９が回
転制御される。これによってタイミング制御回路２１に
ヘッドスイッチ信号ＳＷが入力される。

そこで、ユーザのこまどり指令によってこまどり指令信
号Ｈが入力されると、Ｄ−ＦＦ３６が入力データをサン
プルホールドしてカウンタ３４はプリセット解除され、
また、Ｒ３−ＦＦ３　Ｂがリセットされてその回出力が
“Ｈ″となり、逆転２こま戻しモードが設定される。こ
のとき、減速制御回路２２は′Ｈ”の減速パルスＣを出
力せず、このため、Ｅｘ−ＯＲ回路３９は正／逆転方向
制御信号Ｅを“Ｈ”にしてモータ駆動回路２７に逆転方
向を指令する。

カウンタ３４はヘッドスイッチ信号ＳＷをカウントし、
そのカウント値ＮがＮ、になるとデコーダ３５はパルス
■を出力し、これにより、加速制御回路２３はパルス！
よりも時間Ｔ１だけ遅れて時間幅ＴＡの加速パルスＡを
出力する０間欠走行制御回路２５では、この加速パルス
へのパルス期間ＴＡスイッチ５１がオンし、定電圧源５
３の出力電圧が駆動制御信号りとしてモータ駆動回路２
７に供給される。モータ駆動回路２７は、この駆動制御
信号りの振幅に応じたトルクでタイミング制御回路２１
から出力される正／逆転方向制御信号Ｅのレベル（Ｈ”
）によってキャプスタンモータ１０を逆転方向に起動、
加速させる。

このようにしてキャプスタンモータ１０が逆転方向に回
転し始めると、磁気テープも走行を開始する。そして、
加速パルスＡの立下りエツジでスイッチ５１がオフする
とともにＤ−ＦＦ４８はリセットされ、そのＱ出力が“
Ｌ”となることによってスイッチ５０がオンする。キャ
プスタンモータ１０の回転速度は加速パルスＡの期間Ｔ
Ａではぼ通常の速度に達しており、定速制御回路２４か
らの回転速度制御信号は、スイッチ５０を介し、駆動制
御Ｉ信号りとしてモータ駆動回路２７に供給される。こ
のときもＥｘ−ＯＲ回路３９から出力される正／逆転方
向制御信号Ｅは“Ｈ”であり、このため、キャプスタン
モータ１０は、定速制御回路２４からの回転速度制御信
号により、逆転方向に速度制御される。

しかる後、コントロールヘッド１９から最初のコントロ
ール信号Ｂが再、生されると、減速制御回路２２では、
Ｄ−ＦＦ４１のＱ出力が“Ｈ”であることから、このコ
ントロール信号Ｂはアンドゲート４２を通過し、これよ
りも時間Ｔまたけ遅れて時間幅ＴＩの“Ｈ”の減速パル
スＣが生成される。この減速パルスＣはＥｘ−ＯＲ回路
３９に供給される。これによってこれから出力される正
／逆転方向制御信号ＥはＬ”となり、モータ駆動回路２
７は正転方向の指令がなされる。またＤ−ＦＦ４８のＱ
出力は減速パルスＣの立上りエツジで“Ｈ′となり、ス
イッチ５０がオフするとともに、この減速パルスＣのパ
ルス期間Ｔ、スイッチ４９がオンする。このために、定
電圧′ａ５２の出力電圧が、スイッチ４９を介し、モー
タ駆動回路２７に供給される。モータ駆動回路２７は、
正／逆転方向制御信号Ｅが“Ｌ”であることから、駆動
制御信号りのレベルに応じたトルクでキャプスタンモー
タ１０を正転方間に駆動する。これにより、キャプスタ
ンモータ１０は制動がかかつて停止する。

以上の一連の動作によって磁気テープは１こま分（２ト
ラック分）巻き戻される。

次に、カウンタ３４のカウント値ＮがＮ２になると、デ
コーダ３５から再びパルスＩが出力され、上記の一連の
動作が行なわれてさらに１こま分磁気テープが巻き戻さ
れる。したがって、磁気テープは合計２こま分巻き戻さ
れたことになる。

次に、カウンタ３４のカウント値ＮがＮ、となると、デ
コーダ３５はパルスＫを出力する。これにより、Ｒ３−
ＦＦ３８がセットされてその回出力は“Ｌ”となり、正
転記録送りモードが設定される。このとき、減速制御回
路２２は“Ｈ”の減速パルスＣを出力しないから、Ｅｘ
−ＯＲ回路３９から出力される正／逆転方向制？Ｉｌ信
号Ｅは“Ｌ”となる、また、Ｄ−ＦＦ４１はこのパルス
Ｋによってリセットされる。

その後、カウンタ３４のカウント値ＮがＮ４になると、
デコーダ３５はパルスＩを出力する。これにより、先に
説明したように、加速制御回路２３は加速パルスＡを出
力し、このパルス期間ＴＡスイッチ５１がオンする。モ
ータ駆動回路２７は、正／逆転方向制御信号Ｅが“Ｌｏ
であることにより、定電圧源５３の出力電圧のレベルに
応じたトルクでキャプスタンモータ１０を正転方向に起
動。

加速する。加速パルスＡの立下りエツジでは、スイッチ
５１がオフとなり、Ｄ−ＦＦ４Ｂがリセットされてスイ
ッチ５０がオンし、これによってモータ駆動回路２７は
、定速制御回路２４からの回転速度制御信号により、キ
ャプスタンモータ１０を正転方向に速度制御する。磁気
テープは順方向に走行する。

その後、コントロールヘッド１９から最初のコントロー
ル信号Ｂが再生される。しかし、Ｄ−ＦＦ４１はリセッ
ト状態にあってそのＱ出力はＬ′″であり、しかも、こ
のＱ出力はコントロール信号Ｂの立下りエツジ（後縁）
で“Ｈ”に反転するから、この最初のコントロール信号
Ｂはアンドゲート４２で阻止され、減速制御回路は減速
パルスＣを発生しない。

キャプスタンモータ１０が定速制御回路２４から出力さ
れる回転速度制御信号によって速度制御されている期間
、先に説明したように、ヘッドスイッチ信号ＳＷのタイ
ミングで磁気テープに１こま分の映像信号の記録が行な
われる。

そして、この磁気テープの走行中、コントロールへラド
１９から次のコントロール信号Ｂが再生されると、この
ときＤ−ＦＦ４１のＱ出力が“Ｈ。

であるから、このコントロール信号Ｂはアンドゲート４
２を通り、減速制御回路２２から減速パルスＣが発生す
る。この減速パルスＣによって、先に説明したように、
スイッチ５０がオフしてスイッチ４９がオンし、定電圧
源５２の出力電圧が駆動制御信号りとしてモータ駆動回
路２７に供給される。また、この減速パルスＣの期間Ｔ
ｓＥｘ−ＯＲ回路３９から出力される正／逆転方向制？
ｆＢ　ｆｔ号Ｅが“Ｈ″となる。したがって、キャプス
タンモータ１０は逆転方向のトルクがかかり、制動力が
作用して停止する。

以上のように、逆転２こま戻しを行ない、しかる後、磁
気テープを順方向に走行させて１こまの記録を行なうこ
まどりが可能となる。

また、タイミング制御回路２１は数こま分の記録制御信
号Ｆを発生するようにし、この期間減速パルスＣが遮断
されるようにすることにより、既に録画された磁気テー
プの所定位置（録画された番胆の先頭など）に数こま分
のタイトルなどを記録できる。

なお、この具体例においては、図示しない手段により、
カウンタ３４のカウント（Ｌ！ＮがＮ、のときデコーダ
３５がパルス■を発生しないようにすることができ、こ
れによって逆転１こま戻しによるこまどりが可能となる
。

また、上記実施例でリール台夫々にリールモータ１１．
１２を設けたが、リールモータを１個とし、アイドラな
どによって巻取リール台と供給リール台の駆動を切換え
るようにしてもよい。

さらに、上記実施例では、逆転こま戻しを行なった後、
正転記録送りを行ない、所定こま数の記録を行なって磁
気テープを停止させたが、逆に、正転記録送りを行なっ
て所定こま数の記録を行ない、しかる後、逆転こま戻し
を行なって磁気テープを停止させるようにしてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、コントロール信
号を用いるものであるから、磁気テープの伸縮やキャプ
スタンとのスリップなどの影響されず、録画済みの磁気
テープでもこまどり画面の挿入が可能となり、高精度で
高速応答のこまどりを実現でき、磁気記録再生装置の機
能が大幅に向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による磁気記録再生装置の一実施例を示
すブロック図、第２図はこの実施例の逆転１こま戻しの
動作を示すタイミングチャート、第３図は同じく正転記
録送りの動作を示すタイミングチャート、第４図および
第５図は夫々本発明による磁気記録再生装置の他の実施
例を示すブロック図、第６図は第５図に示した実施例の
動作説明図、第７図は各実施例の要部の一具体例を示す
ブロック図、第８図はこの具体例の動作を示すタイミン
グチャートである。 ４・・・・・・・・・映像信号記録回路、５・・・・・
・・・・同期分離１１ｕ路、６・・・・・・・・・磁気
テープ、７，８・・・・・・・・・回転ヘッド、９・・
・・・・・・・ドラムモータ、１０・・・・・・・・・
キャプスタンモータ、１５・・・・・・・・・ヘッドス
イッチ信号発生器、１９・・・・・・・・・コントロー
ルヘッド、２０・・・・・・・・・こまどり指令信号の
入力端子、２１・・・・・・・・・タイミング制御回路
、２２・・・・・・・・・減速制御回路、２３・・・・
・・・・・加速制御回路、２４・・・・・・・・・定速
制御回路、２５−・・・・・・・・間欠走行制御回路、
２７・・・・・・・・・モータ駆動回路、２９・・・・
・・・・・書込み回路、３０・・・・・・・・・メモリ
、３１・・・・・・・・・読出し回路、３２・・・・・
・・・・映像信号再生回路、３３・・・・・・・・・ス
イッチ。 第１図 第２図 Ｅ　　　　　　　　　　　− 第３図 第４図 第５図 １．。 第６ＥＪ （ａ） （ｂン 第７図 第８回 ｔハ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、予めコントロール信号が記録された磁気テープに映
   像信号を記録し、再生するヘリカルスキャン方式の磁気
   記録再生装置において、こまどり指令信号の入力によつ
   て動作し該磁気テープを逆方向に走行させる第１のモー
   ドと次に該磁気テープを順方向に走行させる第２のモー
   ドを設定するタイミング制御回路と、該第１のモードで
   少なくとも１回、第２のモードで１回回転ヘッドの回転
   に位相同期して加速パルスを発生する加速制御回路と、
   該第１のモードでは該加速パルス発生後毎に、該第２の
   モードでは該加速パルスの発生から映像信号の１フィー
   ルド（もしくは１フレーム）分以上遅れて夫々減速パル
   スを発生する減速制御回路と、キヤプスタンモータの回
   転速度制御信号を発生する定速制御回路と、該第１、第
   ２のモード夫々で該加速パルス、回転速度制御信号およ
   び該減速パルスを選択し該キヤプスタンモータを駆動す
   る間欠走行制御回路とを設け、該第１のモードで該磁気
   テープを所定トラック数分巻き戻し、しかる後該第２の
   モードで該磁気テープを所定トラック数分順方向に走行
   させ、該第２のモードで映像信号を所定フィールド（も
   しくはフレーム）数分記録することができるように構成
   したことを特徴とする磁気記録再生装置。 ２、請求項１において、前記所定フィールド（もしくは
   フレーム）数分の映像信号を記憶するメモリと、前記第
   ２のモードで前記回転ヘッドの回転に位相同期して該メ
   モリから該映像信号を読み出す読出し回路とを有し、該
   メモリから読み出された該映像信号を前記回転ヘッドで
   前記磁気テープに記録することができるように構成した
   ことを特徴とする磁気記録再生装置。 ３、請求項１または２において、記録すべき静止画映像
   信号と前記回転ヘッドによつて前記磁気テープから再生
   される静止画映像信号とを１フイールド（もしくは１フ
   レーム）毎に交互に選択するスイッチを有し、これら映
   像信号による画像を合成して表示可能に構成したことを
   特徴とする磁気記録再生装置。