JP2671584B2 - 温風暖房機 - Google Patents
温風暖房機Info
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- JP2671584B2 JP2671584B2 JP2231716A JP23171690A JP2671584B2 JP 2671584 B2 JP2671584 B2 JP 2671584B2 JP 2231716 A JP2231716 A JP 2231716A JP 23171690 A JP23171690 A JP 23171690A JP 2671584 B2 JP2671584 B2 JP 2671584B2
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- variable
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は温風を用いて室内の暖房を行う温風暖房機に
関するものである。
関するものである。
従来の技術 一般に、この種の暖房機、例えばファンヒータは本体
内にバーナを設け、このバーナからの燃焼ガスを本体背
面に設けた送風機からの風と混合して温風吹出口から吹
出し、室内を暖房するようになっている。そして、温風
吹出口に回動自在な一枚可変翼を設け、この可変翼を必
要に応じて回動させることにより、前記温風を使用者本
体に当たらないようにし、不快感をなくすとともに、室
内温度分布も均一化し、快適性の向上を図っている。
内にバーナを設け、このバーナからの燃焼ガスを本体背
面に設けた送風機からの風と混合して温風吹出口から吹
出し、室内を暖房するようになっている。そして、温風
吹出口に回動自在な一枚可変翼を設け、この可変翼を必
要に応じて回動させることにより、前記温風を使用者本
体に当たらないようにし、不快感をなくすとともに、室
内温度分布も均一化し、快適性の向上を図っている。
しかしながら、この場合可変翼を角度により流れの方
向と流速が一意的に確定するために、必ずしも最適な温
度分布の設定を実現したものではなかった。したがっ
て、快適空間率は約70%と大幅に向上しているが、今だ
その快適性空間向上には改善の余地が残されていた。
向と流速が一意的に確定するために、必ずしも最適な温
度分布の設定を実現したものではなかった。したがっ
て、快適空間率は約70%と大幅に向上しているが、今だ
その快適性空間向上には改善の余地が残されていた。
そこで、出願人は上記温風吹出口に設ける可変翼を二
枚にして温風の流れをより細かく制御し、快適空間率を
さらに向上させた温風暖房機を考え、特願平1−151497
号として出願している。この二枚の可変翼を有するもの
は二枚の可変翼を連動させる必要から連動機構が必要と
なり、第13図A,Bに示すように上可変翼101をモータ102
と連係させる主連係板103,104と、上・下可変翼101,105
同志を連係させる副連係板106を有していた。
枚にして温風の流れをより細かく制御し、快適空間率を
さらに向上させた温風暖房機を考え、特願平1−151497
号として出願している。この二枚の可変翼を有するもの
は二枚の可変翼を連動させる必要から連動機構が必要と
なり、第13図A,Bに示すように上可変翼101をモータ102
と連係させる主連係板103,104と、上・下可変翼101,105
同志を連係させる副連係板106を有していた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記連動構成は上・下可変翼101,105の
一方端に主連係板103,104を、他方端に副連係板106を配
しているため相互間の寸法精度が出しにくく、また組立
性も悪かった。さらにモータ102、上・下可変翼101,105
を連係させるのに三枚の連係板103,104,106を必要とす
る等、部品点数も多く、かつ構成も複雑であり、コスト
高を招いていた。その上、前述した寸法精度が出しにく
にのに加え、摺同部が多いので少しでもバリがあると動
作しにくくなる等の課題があった。
一方端に主連係板103,104を、他方端に副連係板106を配
しているため相互間の寸法精度が出しにくく、また組立
性も悪かった。さらにモータ102、上・下可変翼101,105
を連係させるのに三枚の連係板103,104,106を必要とす
る等、部品点数も多く、かつ構成も複雑であり、コスト
高を招いていた。その上、前述した寸法精度が出しにく
にのに加え、摺同部が多いので少しでもバリがあると動
作しにくくなる等の課題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、上・下
可変翼とモータの連係構成の簡素化を図りつつ、快適性
の向上を図ることを目的としたものである。
可変翼とモータの連係構成の簡素化を図りつつ、快適性
の向上を図ることを目的としたものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するため、温風吹出口を有す
る本体と、この本体内に設けた熱発生手段ならにに、こ
の熱発生手段に風を供給して前記温風吹出口より温風を
吹出させる対流用送風機と、前記温風吹出口の吹出口枠
に上下に配設した回動自在な上、下の可変翼と、前記上
可変翼と係合した上可変翼レバーと、前記下可変翼と係
合した下可変翼レバーと、前記上可変翼レバーの上方に
設けた正逆回転可能なステッピングモータと、ステッピ
ングモータのモータ軸に取り付けられた駆動用カムで構
成されたモータ駆動部と、前記モータ駆動部と前記上可
変翼レバーを連係する上連結板と、前記上連結板に隣接
して設けられ、前記上可変翼レバーと下可変翼レバーを
連係する下連結板とを備え、前記上・下連結板は上・下
可変翼の同一端部側に設けるとともに、前記上・下連結
板にはその上下部にそれぞれ長穴を設け、前記上連結板
の上長穴に前記モータ駆動部の駆動軸を挿通させてこの
駆動軸と上連結板の上長穴上部との間に係合させた引張
モータバネを介して上連結板とモータ駆動部を連係させ
るとともに、前記上連結板の下長穴及び下連結板の上長
穴に上可変翼レバーの可動軸を挿通させてこの可動軸と
上連結板の下長穴上部及び下連結板の上長穴上部との間
に係合させた上連結板引張バネ及び下連結板引張バネを
介して上可変翼レバーと上・下連結板を連係させ、かつ
下連結板の下長穴に下可動翼レバーのピン軸を遊嵌させ
るとともに、下可変翼レバーをそのピン幅が下連結板の
下長穴上縁に当接するようにネジリバネで付勢し、更に
上可変翼レバーの長さを下可変翼レバーの長さよりも長
く設定するとともに、引張モータバネの荷重は上連結板
引張バネの荷重より大きくかつ引張モータバネの伸長時
の荷重はステッピングモータのフリックショントルクよ
りも小さく設定し、温風吹出口から温風量あるいは熱発
生手段が発生する熱量に応じて前記モータ駆動軸を回動
させ、前記モータ駆動部が回動することにより、前記上
連結板が上、下に動き、前記上連結板と係合した上可変
翼を回動させるとともに、下連結板が上、下に動作し、
かつ前記下連結板と係合した下可変翼が回動する構成と
するとともに、強運転時には下可変翼は回動途中で吹出
口枠に当接して上可変翼よりも先に停止し上可変翼は更
にその上可変翼レバーの可動軸が上長穴内を下方へ摺動
する構成としてある。
る本体と、この本体内に設けた熱発生手段ならにに、こ
の熱発生手段に風を供給して前記温風吹出口より温風を
吹出させる対流用送風機と、前記温風吹出口の吹出口枠
に上下に配設した回動自在な上、下の可変翼と、前記上
可変翼と係合した上可変翼レバーと、前記下可変翼と係
合した下可変翼レバーと、前記上可変翼レバーの上方に
設けた正逆回転可能なステッピングモータと、ステッピ
ングモータのモータ軸に取り付けられた駆動用カムで構
成されたモータ駆動部と、前記モータ駆動部と前記上可
変翼レバーを連係する上連結板と、前記上連結板に隣接
して設けられ、前記上可変翼レバーと下可変翼レバーを
連係する下連結板とを備え、前記上・下連結板は上・下
可変翼の同一端部側に設けるとともに、前記上・下連結
板にはその上下部にそれぞれ長穴を設け、前記上連結板
の上長穴に前記モータ駆動部の駆動軸を挿通させてこの
駆動軸と上連結板の上長穴上部との間に係合させた引張
モータバネを介して上連結板とモータ駆動部を連係させ
るとともに、前記上連結板の下長穴及び下連結板の上長
穴に上可変翼レバーの可動軸を挿通させてこの可動軸と
上連結板の下長穴上部及び下連結板の上長穴上部との間
に係合させた上連結板引張バネ及び下連結板引張バネを
介して上可変翼レバーと上・下連結板を連係させ、かつ
下連結板の下長穴に下可動翼レバーのピン軸を遊嵌させ
るとともに、下可変翼レバーをそのピン幅が下連結板の
下長穴上縁に当接するようにネジリバネで付勢し、更に
上可変翼レバーの長さを下可変翼レバーの長さよりも長
く設定するとともに、引張モータバネの荷重は上連結板
引張バネの荷重より大きくかつ引張モータバネの伸長時
の荷重はステッピングモータのフリックショントルクよ
りも小さく設定し、温風吹出口から温風量あるいは熱発
生手段が発生する熱量に応じて前記モータ駆動軸を回動
させ、前記モータ駆動部が回動することにより、前記上
連結板が上、下に動き、前記上連結板と係合した上可変
翼を回動させるとともに、下連結板が上、下に動作し、
かつ前記下連結板と係合した下可変翼が回動する構成と
するとともに、強運転時には下可変翼は回動途中で吹出
口枠に当接して上可変翼よりも先に停止し上可変翼は更
にその上可変翼レバーの可動軸が上長穴内を下方へ摺動
する構成としてある。
作用 本発明は上記構成により、暖房能力の変更に伴って上
・下の可変翼を駆動し温風の流れを細かく制御するよう
になるので快適な暖房が得られる。また、モータと上・
下可変翼を連係する上・下の連結板は上・下可変翼の同
一端部側に位置しているので寸法精度が出しやすく、か
つ組立性もよくなる。しかも、上記連結板は2枚でよい
ので構成も簡単なものとなり、しかも摺動部も少なくな
るので動作も安定したものとなる。さらに、使用者が上
可変翼あるいは下可変翼をいたずら等でふれても、使用
者が加えている力をなくせば、元の状態に戻り、安全で
ある。加えて、上可変翼を係合する連結板の連結部は長
穴とすると共に、上可変翼と連結板の上方を引張バネで
で連係されているので、上可変翼が閉じたときには上可
変翼は略垂直状態となって見栄えが良いものになる。さ
らに、下可変翼と係合している連続部の長穴も長穴とし
ておけば、上可動翼の動きとは個別に下可変翼も付勢さ
れるので、下可変翼も略垂直状態となり、見栄えよく保
てる。加えて、モータ駆動部と連係するとともに、上可
変翼と連結している上連結板の上方には水平部を設け、
前記モータ駆動部を位置決めするためのマイクロスイッ
チをON−OFFする構成としているので、マイクロスイッ
チがONした角度が、上可変翼の角度となり、上可変翼の
角度バラツキが生じにくく、一定の角度を保てる。
・下の可変翼を駆動し温風の流れを細かく制御するよう
になるので快適な暖房が得られる。また、モータと上・
下可変翼を連係する上・下の連結板は上・下可変翼の同
一端部側に位置しているので寸法精度が出しやすく、か
つ組立性もよくなる。しかも、上記連結板は2枚でよい
ので構成も簡単なものとなり、しかも摺動部も少なくな
るので動作も安定したものとなる。さらに、使用者が上
可変翼あるいは下可変翼をいたずら等でふれても、使用
者が加えている力をなくせば、元の状態に戻り、安全で
ある。加えて、上可変翼を係合する連結板の連結部は長
穴とすると共に、上可変翼と連結板の上方を引張バネで
で連係されているので、上可変翼が閉じたときには上可
変翼は略垂直状態となって見栄えが良いものになる。さ
らに、下可変翼と係合している連続部の長穴も長穴とし
ておけば、上可動翼の動きとは個別に下可変翼も付勢さ
れるので、下可変翼も略垂直状態となり、見栄えよく保
てる。加えて、モータ駆動部と連係するとともに、上可
変翼と連結している上連結板の上方には水平部を設け、
前記モータ駆動部を位置決めするためのマイクロスイッ
チをON−OFFする構成としているので、マイクロスイッ
チがONした角度が、上可変翼の角度となり、上可変翼の
角度バラツキが生じにくく、一定の角度を保てる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面を用いて説明すると、ま
ず、第8図を用いて本体構成を説明すると、1は暖房機
本体、2はこの暖房機本体1の前面に装着した前板で、
温風吹出口3を有する。4は上記暖房機本体1内に設け
たバーナで、熱発生手段となるものであり、この実施例
では灯油を気化させて燃焼させる気化式バーナが用いて
ある。5は上記バーナ4の下部を覆うバーナケースで、
仕切板6に取付けてある。7は上記バーナ4の上部を覆
う燃焼筒で、仕切板6に立設してあり、上部開口にはハ
ニカム状の排ガス浄化触媒8が設けてある。9は上記燃
焼筒7を覆う如く暖房機本体1内に設けたダクトで、前
面下部に開口部10が形成してある。11はこのダクト後部
に臨む如く取付けた対流用送風機で、フィンガード12に
よって覆われており、暖房機本体1外より吸い込んだ室
内空気をダクト内に供給し、このダクト9内で燃焼筒7
からの燃焼ガスと混合させて温風吹出口3より吹出すよ
うになっている。
ず、第8図を用いて本体構成を説明すると、1は暖房機
本体、2はこの暖房機本体1の前面に装着した前板で、
温風吹出口3を有する。4は上記暖房機本体1内に設け
たバーナで、熱発生手段となるものであり、この実施例
では灯油を気化させて燃焼させる気化式バーナが用いて
ある。5は上記バーナ4の下部を覆うバーナケースで、
仕切板6に取付けてある。7は上記バーナ4の上部を覆
う燃焼筒で、仕切板6に立設してあり、上部開口にはハ
ニカム状の排ガス浄化触媒8が設けてある。9は上記燃
焼筒7を覆う如く暖房機本体1内に設けたダクトで、前
面下部に開口部10が形成してある。11はこのダクト後部
に臨む如く取付けた対流用送風機で、フィンガード12に
よって覆われており、暖房機本体1外より吸い込んだ室
内空気をダクト内に供給し、このダクト9内で燃焼筒7
からの燃焼ガスと混合させて温風吹出口3より吹出すよ
うになっている。
14は上記ダクト9の下部開口部10に設けた吹出口枠
で、両側部を暖房機本体1の両側板1aに取付けた支持金
具13(第1図参照)にねじ止めしてある。この吹出口枠
14は断面凹状に形成してその底壁に開口15を形成し、こ
の開口15をダクト9の開口部10に合致させるとともに、
枠縁14aを前記前板2の内面に対接させてダクト9の開
口部10と温風吹出口3とを連絡している。そして、上記
吹出口枠開口15の上辺縁には傾斜方向の案内辺16が設け
てある。
で、両側部を暖房機本体1の両側板1aに取付けた支持金
具13(第1図参照)にねじ止めしてある。この吹出口枠
14は断面凹状に形成してその底壁に開口15を形成し、こ
の開口15をダクト9の開口部10に合致させるとともに、
枠縁14aを前記前板2の内面に対接させてダクト9の開
口部10と温風吹出口3とを連絡している。そして、上記
吹出口枠開口15の上辺縁には傾斜方向の案内辺16が設け
てある。
17は前記温風吹出口3の上部に位置する如く吹出口枠
14に設けた上可変翼で、その内面側は円弧状面18として
ある。この上、可変翼17は第1図に示すようにその両端
に上可変翼レバー18を設け、この上可変翼レバー18より
突設した軸14を暖房機本体側板1aに取付けた支持金具13
に貫通させて矢印aで示す如く回動自在としてある。
14に設けた上可変翼で、その内面側は円弧状面18として
ある。この上、可変翼17は第1図に示すようにその両端
に上可変翼レバー18を設け、この上可変翼レバー18より
突設した軸14を暖房機本体側板1aに取付けた支持金具13
に貫通させて矢印aで示す如く回動自在としてある。
20は可変翼レバーに設けた可動軸であり、可動軸20根
本には、上連結板21が通してあり、その上部には引張バ
ネである上連結板バネ22が可動軸20と上連結板21をつな
いでいる。また、上連結板21と可動軸20の係合する部分
は長穴A23を設けている。
本には、上連結板21が通してあり、その上部には引張バ
ネである上連結板バネ22が可動軸20と上連結板21をつな
いでいる。また、上連結板21と可動軸20の係合する部分
は長穴A23を設けている。
24は上連結板21の上方と係合したモータ駆動部であ
り、支持金具13にねじ止めしてあり、正逆回転可能なス
テッピングモータ25と、モータ軸に取付けられた駆動用
カム26で構成され、この駆動用カム26の駆動軸27を上連
結板21の上方の長穴B28と係合させ、駆動軸27と上連結
板21は引張バネである。モータバネ29でつないである。
り、支持金具13にねじ止めしてあり、正逆回転可能なス
テッピングモータ25と、モータ軸に取付けられた駆動用
カム26で構成され、この駆動用カム26の駆動軸27を上連
結板21の上方の長穴B28と係合させ、駆動軸27と上連結
板21は引張バネである。モータバネ29でつないである。
30は上可変翼17の下方に配設した下可変翼であり、下
可変翼30には下可変翼レバー31が設けられ、下可変翼レ
バー31のピン軸32と上可変翼レバー18の可動軸20は下連
結板33で連係している。また、可動軸20、ピン軸32の差
し込まれる下連結板33の部分はそれぞれ長穴上34と長穴
下35が形成してある。上可変翼レバー18の可動軸20と下
連結板33は引張バネである下連結板バネ36にて保持され
ており、下可変翼レバー31には上方向の力を加えるネジ
リバネ37がある。38は下連結板33の外れを防ぐための下
連結板支えである。39はモータ駆動部24の位置決めをす
るためのマイクロスイッチであり、上連結板21の上方の
水平部21aにてON−OFFを行うようになっている。
可変翼30には下可変翼レバー31が設けられ、下可変翼レ
バー31のピン軸32と上可変翼レバー18の可動軸20は下連
結板33で連係している。また、可動軸20、ピン軸32の差
し込まれる下連結板33の部分はそれぞれ長穴上34と長穴
下35が形成してある。上可変翼レバー18の可動軸20と下
連結板33は引張バネである下連結板バネ36にて保持され
ており、下可変翼レバー31には上方向の力を加えるネジ
リバネ37がある。38は下連結板33の外れを防ぐための下
連結板支えである。39はモータ駆動部24の位置決めをす
るためのマイクロスイッチであり、上連結板21の上方の
水平部21aにてON−OFFを行うようになっている。
第2図に示すのは、各主用部品の斜視図であり、上連
結板21の長穴B28の下方は径の大きな丸部28aがあり、駆
動軸27の中央部の段部27aよりも大きくしてあり、その
丸部28aに駆動軸27を差し込み、段部27aの根本のスライ
ド部27bを、長穴B28内をスライドさせることにより、外
れ防止を図っている。
結板21の長穴B28の下方は径の大きな丸部28aがあり、駆
動軸27の中央部の段部27aよりも大きくしてあり、その
丸部28aに駆動軸27を差し込み、段部27aの根本のスライ
ド部27bを、長穴B28内をスライドさせることにより、外
れ防止を図っている。
また、上可変翼レバー18の可動軸20も根本の段部A20a
に上連結板21の長穴A23を入れ、段部B20bに上連結板バ
ネ22を引っ掛け、その先の段部C20cに下連結板33の長穴
上34を入れ、その先の径の細い段部D20dに下連結板バネ
36を引っ掛ける。下可変翼レバー31のピン軸32は2段に
なっており、上方の段部32aに下連結板33の長穴下35を
差し込んでいる。
に上連結板21の長穴A23を入れ、段部B20bに上連結板バ
ネ22を引っ掛け、その先の段部C20cに下連結板33の長穴
上34を入れ、その先の径の細い段部D20dに下連結板バネ
36を引っ掛ける。下可変翼レバー31のピン軸32は2段に
なっており、上方の段部32aに下連結板33の長穴下35を
差し込んでいる。
また、40は上可変翼レバー18の位置決めをするため
に、支持金具13に設けた上ストッパーであり、上可変翼
17が閉じた際に垂直になるように位置決めしている。41
は同様に下可変翼レバー31の位置決めをする下ストッパ
ーである。
に、支持金具13に設けた上ストッパーであり、上可変翼
17が閉じた際に垂直になるように位置決めしている。41
は同様に下可変翼レバー31の位置決めをする下ストッパ
ーである。
一方、第8図に示す42は上記燃焼部及び、ステッピン
グモータ25を制御する制御部で、これは第11図のブロッ
ク図で示すように構成されている。
グモータ25を制御する制御部で、これは第11図のブロッ
ク図で示すように構成されている。
すなわち、43はサーミスタ等からなる温度検知部、44
は室内温度を設定する温度設定部、45は温度検知部43か
らの信号S1と室温設定部44からの信号S2とを比較してそ
の差に応じて例えば強,中、弱のような信号S3いを出力
する比較判定部、46はこの比較判定部47からの出力信号
S3に基づいてバーナ4の燃焼量と対流用送風機11の送風
量を制御する燃焼制御部で燃焼量及び送風量を制御する
信号S4を可変翼駆動部49にも出力するようになってい
る。そして可変翼駆動部49は上記信号S4に基づいて上可
変翼17の回転角を制御する信号S5をステッピングモータ
25に出力するようになっている。
は室内温度を設定する温度設定部、45は温度検知部43か
らの信号S1と室温設定部44からの信号S2とを比較してそ
の差に応じて例えば強,中、弱のような信号S3いを出力
する比較判定部、46はこの比較判定部47からの出力信号
S3に基づいてバーナ4の燃焼量と対流用送風機11の送風
量を制御する燃焼制御部で燃焼量及び送風量を制御する
信号S4を可変翼駆動部49にも出力するようになってい
る。そして可変翼駆動部49は上記信号S4に基づいて上可
変翼17の回転角を制御する信号S5をステッピングモータ
25に出力するようになっている。
第12図は上記制御ブロックで処理状態を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
まず、ステップ63は運転スイッチの操作を判定するも
ので、スイッチがON操作された場合は次のステップ64で
温室と設定温度との差に応じた燃焼量の算出を行い、次
ステップ65で同じく送風機11の回転数算出を、又、次ス
テップ66でポンプ周波数算出を行い、それらの次ステッ
プ67で燃焼出力として出す。そしてステップ68で燃焼開
始を確認した後、前記ステップ64で算出した燃焼量に応
じて上可変翼17の角度をステップ69で算出し、その駆動
出力をステップ70で出力し、上可変翼17を所定角度回動
させる。
ので、スイッチがON操作された場合は次のステップ64で
温室と設定温度との差に応じた燃焼量の算出を行い、次
ステップ65で同じく送風機11の回転数算出を、又、次ス
テップ66でポンプ周波数算出を行い、それらの次ステッ
プ67で燃焼出力として出す。そしてステップ68で燃焼開
始を確認した後、前記ステップ64で算出した燃焼量に応
じて上可変翼17の角度をステップ69で算出し、その駆動
出力をステップ70で出力し、上可変翼17を所定角度回動
させる。
なお、ステップ71は運転中か停止中かを判断する分岐
で、運転中の場合はステップ72を飛ばして次ステップへ
と進むが、停止中の場合はステップ72を処理した後、次
ステップへと移行する。ここで、ステップ72は前記ステ
ップ69で算出されている上可変翼17の角度を再度停止位
置の角度に設定し直す処理も行うものである。これによ
り、停止時は必ず上可変翼17を停止位置に戻すことがで
きるようになる。
で、運転中の場合はステップ72を飛ばして次ステップへ
と進むが、停止中の場合はステップ72を処理した後、次
ステップへと移行する。ここで、ステップ72は前記ステ
ップ69で算出されている上可変翼17の角度を再度停止位
置の角度に設定し直す処理も行うものである。これによ
り、停止時は必ず上可変翼17を停止位置に戻すことがで
きるようになる。
次に上記のように構成した本実施例の動作を説明す
る。
る。
まず、運転開始前、上・下可変翼17,30は第3図に示
すように略垂直方向(この位置を停止位置と称す)に位
置しており、温風吹き出し口3を覆っている。(第9図
に示すZ,Z') この状態から運転スイッチを投入すると、所定のシー
ケンスに従って点火、燃焼を行うと同時に送風機11を回
転させ、かつ上可変翼17を停止位置から所定の角度に回
動させる。
すように略垂直方向(この位置を停止位置と称す)に位
置しており、温風吹き出し口3を覆っている。(第9図
に示すZ,Z') この状態から運転スイッチを投入すると、所定のシー
ケンスに従って点火、燃焼を行うと同時に送風機11を回
転させ、かつ上可変翼17を停止位置から所定の角度に回
動させる。
すなわち、ステッピングモータ25の回転により、第3
図に示すように駆動用カム26の駆動軸27が矢印bのよう
に回転し、モータバネ29で引張られている上連結板21が
回動運転をする。これにより、上連結板21の長穴A23に
係合している上可変翼レバーが上連結板バネ22にて長穴
A23の上方に付勢されつつ、矢印Cのように回転し、こ
の上可変翼レバー18と一体の上可変翼17が矢印dのよう
に回転する。
図に示すように駆動用カム26の駆動軸27が矢印bのよう
に回転し、モータバネ29で引張られている上連結板21が
回動運転をする。これにより、上連結板21の長穴A23に
係合している上可変翼レバーが上連結板バネ22にて長穴
A23の上方に付勢されつつ、矢印Cのように回転し、こ
の上可変翼レバー18と一体の上可変翼17が矢印dのよう
に回転する。
その際に、下可変翼30は上可変翼17と連動して変化す
る。すなわち上可変翼17が回動すると、下連結板33と上
可変翼レバー18の可動軸20は下連結板バネ36にて連結さ
れているので、下連結板33は回転運動で、下方へ下がっ
ていく。それにより長穴下35にガイドされて、下可変翼
レバー31のピン軸32は回動することになり、下可変翼レ
バー31は上可変翼レバー17と連動して回動することにな
る。
る。すなわち上可変翼17が回動すると、下連結板33と上
可変翼レバー18の可動軸20は下連結板バネ36にて連結さ
れているので、下連結板33は回転運動で、下方へ下がっ
ていく。それにより長穴下35にガイドされて、下可変翼
レバー31のピン軸32は回動することになり、下可変翼レ
バー31は上可変翼レバー17と連動して回動することにな
る。
この際、ネジリバネ37により、下可変翼レバー31は上
方へ引き上げられようとするので、ピン軸32は長穴下35
の常に上方に当接している。
方へ引き上げられようとするので、ピン軸32は長穴下35
の常に上方に当接している。
次に下可変翼30が吹出口枠14と当り、第4図に示すよ
うに、動きが停止すると、下連結板バネ26が伸びてい
き、上可変翼レバーの可動軸20は長穴上34の中を摺動す
る。つまり、上・下可変翼レバー18,31の長さl1,l2を概
略2:1にしていれば、上可変翼17の動く速さよりも速く
下可変翼31は動き、第4図に示すように、上可変翼レバ
ーがXの時には下可変翼レバーはX′の位置にあり、温
風吹出口を最大に開口させる。
うに、動きが停止すると、下連結板バネ26が伸びてい
き、上可変翼レバーの可動軸20は長穴上34の中を摺動す
る。つまり、上・下可変翼レバー18,31の長さl1,l2を概
略2:1にしていれば、上可変翼17の動く速さよりも速く
下可変翼31は動き、第4図に示すように、上可変翼レバ
ーがXの時には下可変翼レバーはX′の位置にあり、温
風吹出口を最大に開口させる。
弱の時は上可変翼17は第5図に示すYの位置となる。
この際は、上可変翼レバー18の可動軸20は長穴上34に当
接し、下連結板33を持ち上げるので、それにつれ、ネジ
リバネ37にて常に上方へ付勢されている下可変翼レバー
31は、長穴下35の上方に当接しつつ、若干持ち上がるこ
とになり、Y′の位置になる。
この際は、上可変翼レバー18の可動軸20は長穴上34に当
接し、下連結板33を持ち上げるので、それにつれ、ネジ
リバネ37にて常に上方へ付勢されている下可変翼レバー
31は、長穴下35の上方に当接しつつ、若干持ち上がるこ
とになり、Y′の位置になる。
以上から明らかなように強燃焼・強送風の時は上可変
翼17が第4図Xのように略水平になっており、下可変翼
31もX′の如く略水平になっている。そのため、流速が
全体的に増加しており、第10図X″で示す如く温風は従
来のものより遠くまで到達し、かつ、快適性を高めるこ
とが可能となる。
翼17が第4図Xのように略水平になっており、下可変翼
31もX′の如く略水平になっている。そのため、流速が
全体的に増加しており、第10図X″で示す如く温風は従
来のものより遠くまで到達し、かつ、快適性を高めるこ
とが可能となる。
次に、弱燃焼・弱送風になると上可変翼17は第5図Y
のようにかなり下向きに傾斜するようになり、それにつ
れ、下可変翼31もY′のように多少持ち上がるので温風
は第10図でY″のように床面に沿って流れるようにな
る。
のようにかなり下向きに傾斜するようになり、それにつ
れ、下可変翼31もY′のように多少持ち上がるので温風
は第10図でY″のように床面に沿って流れるようにな
る。
したがって、温風の流速が弱くてドラフトの影響を受
けやすくてもその温風は従来のものに比べるとかなり遠
くまで到達するようになる。特に、下可変翼31の存在に
より、吹出口3の幅を狭くし、流速増加と共に、上可変
翼17の円弧状面18への付着効果(コアンダ効果)を高め
ること(誘引効果の向上)により、温風が上方へ上がる
のを防ぎ、快適性の向上を図っている。
けやすくてもその温風は従来のものに比べるとかなり遠
くまで到達するようになる。特に、下可変翼31の存在に
より、吹出口3の幅を狭くし、流速増加と共に、上可変
翼17の円弧状面18への付着効果(コアンダ効果)を高め
ること(誘引効果の向上)により、温風が上方へ上がる
のを防ぎ、快適性の向上を図っている。
次に、上記のようにして暖房を行っていて運転を停止
させると、可変翼駆動部51は燃焼制御部からの出力がな
くなってモータ25を元の状態まで回転、すなわち先とは
反対側へ回転させる。
させると、可変翼駆動部51は燃焼制御部からの出力がな
くなってモータ25を元の状態まで回転、すなわち先とは
反対側へ回転させる。
これにより、上連結板21、連結板33が上方へ持ち上げ
られ、上可変翼レバー18を矢印Cとは反対側に回転させ
て、可変翼17を元の状態、すなわち略垂直方向に回動復
帰させる。そして、下可変翼31は上可変翼と連結してい
る下連結板33が上方へ持ち上がるので、ネジリバネ37に
付勢されて、下連結板33の長穴下35の上方に当接しつ
つ、略垂直方向に回動復帰される。
られ、上可変翼レバー18を矢印Cとは反対側に回転させ
て、可変翼17を元の状態、すなわち略垂直方向に回動復
帰させる。そして、下可変翼31は上可変翼と連結してい
る下連結板33が上方へ持ち上がるので、ネジリバネ37に
付勢されて、下連結板33の長穴下35の上方に当接しつ
つ、略垂直方向に回動復帰される。
したがって、運転停止の状態では、上可変翼17下可変
翼31にて吹出口3はほぼ完全におおわれるので、ホコリ
等が燃焼部は入り込むのを防ぐとともに、デザイン的に
も非常にスッキリしたものとできる。
翼31にて吹出口3はほぼ完全におおわれるので、ホコリ
等が燃焼部は入り込むのを防ぐとともに、デザイン的に
も非常にスッキリしたものとできる。
次に、使用者が上可変翼17、あるいは下可変翼31をい
たずら等で触れても、異常がないことについて説明す
る。
たずら等で触れても、異常がないことについて説明す
る。
第6図に示すのは運転開始前の停止位置の状態にて、
上可変翼17をd方向に動かした場合である。上可変翼レ
バー18の可動軸20は上連結板21の長穴Aの中を下にスラ
イドし、上連結板バネ22が伸びる。そのためには、モー
タバネ29の荷重を上連結板バネ22の荷重よりも大きくし
てある。その結果モータ25は、停止位置のままで、モー
タ25に荷重が加わることがなく、破損することはない。
下可変翼30については、下連結板33で連結されているの
で第4図の状態と同じ状態となる。
上可変翼17をd方向に動かした場合である。上可変翼レ
バー18の可動軸20は上連結板21の長穴Aの中を下にスラ
イドし、上連結板バネ22が伸びる。そのためには、モー
タバネ29の荷重を上連結板バネ22の荷重よりも大きくし
てある。その結果モータ25は、停止位置のままで、モー
タ25に荷重が加わることがなく、破損することはない。
下可変翼30については、下連結板33で連結されているの
で第4図の状態と同じ状態となる。
次に、第7図に示すのは燃焼中に上可変翼17、下可変
翼30が水平方向に回動した第4図の状態にて、上可変翼
17をさわって略垂直方向にした場合(方向e)を示す。
この場合、上可変翼レバー18の可動軸20は上連結板21の
長穴A23の上方に当接しつつ、上連結板21を上方へ持ち
上げる。
翼30が水平方向に回動した第4図の状態にて、上可変翼
17をさわって略垂直方向にした場合(方向e)を示す。
この場合、上可変翼レバー18の可動軸20は上連結板21の
長穴A23の上方に当接しつつ、上連結板21を上方へ持ち
上げる。
ただし、モータ25の駆動用カム26は第4図に示す状態
と同じ位置にある。そのため、上連結板21の長穴B27は
駆動軸27をガイドしつつ、上方へスライドし、モータバ
ネ29は伸びることになる。この場合、モータバネ29の伸
びた状態の荷重をモータ25のフリクショントルクよりも
小さめに設定しておくことにより、モータ25には強利回
転させるような荷重は加わらず、破損することはない。
と同じ位置にある。そのため、上連結板21の長穴B27は
駆動軸27をガイドしつつ、上方へスライドし、モータバ
ネ29は伸びることになる。この場合、モータバネ29の伸
びた状態の荷重をモータ25のフリクショントルクよりも
小さめに設定しておくことにより、モータ25には強利回
転させるような荷重は加わらず、破損することはない。
そして、この状態にて上可変翼17に使用者が加えてい
る力を失くせば第4図に示す状態に戻る。これは下可変
翼30を同様のいたずらをしても同じことが言える。
る力を失くせば第4図に示す状態に戻る。これは下可変
翼30を同様のいたずらをしても同じことが言える。
以上のように使用者がたとえいたずらをしたとして
も、安全性は確保されている。
も、安全性は確保されている。
なお、上記実施例の説明では上可変翼17を燃焼量並び
に対流用風量の両方を連動して可変させるようにした
が、これは少なくともどちらか一方と連動させればよい
ものであり、又、他の具体的な構成も本発明に最適な例
として示したものであって、本発明の目的、効果を達成
するものであればどのように構成してもよいものであ
る。
に対流用風量の両方を連動して可変させるようにした
が、これは少なくともどちらか一方と連動させればよい
ものであり、又、他の具体的な構成も本発明に最適な例
として示したものであって、本発明の目的、効果を達成
するものであればどのように構成してもよいものであ
る。
発明の効果 以上のように本発明の温風暖房機は、温風量あるいは
熱発生手段が発生する熱量の変更と連動して温風吹出口
の上・下可変翼を上下方向に回動させるので、暖房能力
の強弱等に関係なく室内の温度分布をほぼ一定のものと
することができ、不快感の少ない快適で暖房効果が得ら
れる。
熱発生手段が発生する熱量の変更と連動して温風吹出口
の上・下可変翼を上下方向に回動させるので、暖房能力
の強弱等に関係なく室内の温度分布をほぼ一定のものと
することができ、不快感の少ない快適で暖房効果が得ら
れる。
また、実施例の説明から明らかなようにモータと上・
下可変翼とを連係させる上・下の連結板は上・下可変翼
の同一端部側に位置させているので、組立時に相互間の
寸法バラツキが生じにくく精度の高い組立ができるとと
もに、組立時に上・下可変翼の左右両端で作業をしなく
てもよく、組立性も向上する。しかもモータと上・下可
変翼とを連係させるのに上・下の連結板二枚でよいので
部品点数も少なくなり、構成の簡素化が図れる。また、
従来の連係構成のように主連係板同志の摺動や副連係板
と上下可変翼との連係部の摺動がなくなるのでその分動
作が安定し、寸法精度の向上も加わってその動作は極め
て安定したものとなる。しかも、上記連結板は2枚でよ
いので構成も簡単なものとなり、しかも摺動部も少なく
なるので動作も安定したものとなる。さらに、使用者が
上可変翼あるいは下可変翼をいたずら等でふれても、使
用者が加えている力をなくせば、元の状態に戻り、安全
である。加えて、上可変翼を係合する連結板の連結部は
長穴とすると共に、上可変翼と連結板の上方を引張バネ
でで連係させているので、上可変翼が閉じたときには上
可変翼は略垂直状態となって見栄えが良いものになる。
さらに、下可変翼と係合している連結部の長穴も長穴と
しておけば、上可変翼の動きとは別個に下可変翼も付勢
されるので、下可変翼も略垂直状態となり、見栄えよく
保てる。加えて、モータ駆動部と連係するとともに、上
可変翼と連結している上連結板の上方には水平部を設
け、前記モータ駆動部と位置決めするためのマイクロス
イッチをON−OFFする構成としているので、マイクロス
イッチがONした角度が、上可変翼の角度となり、上可変
翼の角度のバラツキが生じにくく、一定の角度を保て
る。
下可変翼とを連係させる上・下の連結板は上・下可変翼
の同一端部側に位置させているので、組立時に相互間の
寸法バラツキが生じにくく精度の高い組立ができるとと
もに、組立時に上・下可変翼の左右両端で作業をしなく
てもよく、組立性も向上する。しかもモータと上・下可
変翼とを連係させるのに上・下の連結板二枚でよいので
部品点数も少なくなり、構成の簡素化が図れる。また、
従来の連係構成のように主連係板同志の摺動や副連係板
と上下可変翼との連係部の摺動がなくなるのでその分動
作が安定し、寸法精度の向上も加わってその動作は極め
て安定したものとなる。しかも、上記連結板は2枚でよ
いので構成も簡単なものとなり、しかも摺動部も少なく
なるので動作も安定したものとなる。さらに、使用者が
上可変翼あるいは下可変翼をいたずら等でふれても、使
用者が加えている力をなくせば、元の状態に戻り、安全
である。加えて、上可変翼を係合する連結板の連結部は
長穴とすると共に、上可変翼と連結板の上方を引張バネ
でで連係させているので、上可変翼が閉じたときには上
可変翼は略垂直状態となって見栄えが良いものになる。
さらに、下可変翼と係合している連結部の長穴も長穴と
しておけば、上可変翼の動きとは別個に下可変翼も付勢
されるので、下可変翼も略垂直状態となり、見栄えよく
保てる。加えて、モータ駆動部と連係するとともに、上
可変翼と連結している上連結板の上方には水平部を設
け、前記モータ駆動部と位置決めするためのマイクロス
イッチをON−OFFする構成としているので、マイクロス
イッチがONした角度が、上可変翼の角度となり、上可変
翼の角度のバラツキが生じにくく、一定の角度を保て
る。
第1図は本発明の一実施例における温風暖房機の要部斜
視図、第2図は同要部の分解斜視図、第3図,第4図,
第5図は各燃焼状態における動作状態を示す側面図、第
6図,第7図はいたずら動作時の動作状態を示す側面
図、第8図は温風暖房機の断面図、第9図は同要部の拡
大断面図、第10図は温風の吹出状態を示す側面図、第11
図は制御ブロック図、第12図はその動作状態を示すフロ
ーチャート、第13図(A),(B)は従来の温風暖房機
の要部を示す斜視図である。 1……本体、3……温風吹出口、4……熱発生手段、11
……対流用送風機、17……上可変翼、19……上可変翼レ
バー、21……上連結板、22……上連結板バネ、23……上
連結板の長穴、24……モータ駆動部、28……上連結板の
長穴、29……モータバネ、30……下可変翼、31……下可
変翼レバー、33……下連結板、34……下連結板の長穴、
36……下連結板バネ。
視図、第2図は同要部の分解斜視図、第3図,第4図,
第5図は各燃焼状態における動作状態を示す側面図、第
6図,第7図はいたずら動作時の動作状態を示す側面
図、第8図は温風暖房機の断面図、第9図は同要部の拡
大断面図、第10図は温風の吹出状態を示す側面図、第11
図は制御ブロック図、第12図はその動作状態を示すフロ
ーチャート、第13図(A),(B)は従来の温風暖房機
の要部を示す斜視図である。 1……本体、3……温風吹出口、4……熱発生手段、11
……対流用送風機、17……上可変翼、19……上可変翼レ
バー、21……上連結板、22……上連結板バネ、23……上
連結板の長穴、24……モータ駆動部、28……上連結板の
長穴、29……モータバネ、30……下可変翼、31……下可
変翼レバー、33……下連結板、34……下連結板の長穴、
36……下連結板バネ。
Claims (1)
- 【請求項1】温風吹出口を有する本体と、この本体内に
設けた熱発生手段ならびに、この熱発生手段に風を供給
して前記温風吹出口より温風を吹出させる対流用送風機
と、前記温風吹出口の吹出口枠に上下に配設した回動自
在な上、下の可変翼と、前記上可変翼と係合した上可変
翼レバーと、前記下可変翼と係合した下可変翼レバー
と、前記上可変翼レバーの上方に設けた正逆回転可能な
ステッピングモータと、ステッピングモータのモータ軸
に取り付けられた駆動用カムで構成されたモータ駆動部
と、前記モータ駆動部と前記上可変翼レバーを連係する
上連結板と、前記上連結板に隣接して設けられ、前記上
可変翼レバーと下可変翼レバーを連係する下連結板とを
備え、前記上・下連結板は上・下可変翼の同一端部側に
設けるとともに、前記上・下連結板にはその上下部にそ
れぞれ長穴を設け、前記上連結板の上長穴に前記モータ
駆動部の駆動軸を挿通させてこの駆動軸と上連結板の上
長穴上部との間に係合させた引張モータバネを介して上
連結板とモータ駆動部を連係させるとともに、前記上連
結板の下長穴及び下連結板の上長穴に上可変翼レバーの
可動軸を挿通させてこの可動軸と上連結板の下長穴上部
及び下連結板の上長穴上部との間に係合させた上連結板
引張バネ及び下連結板引張バネを介して上可変翼レバー
と上・下連結板を連係させ、かつ下連結板の下長穴に下
可変翼レバーのピン軸を遊嵌させるとともに、下可変翼
レバーをそのピン軸が下連結板の下長穴上縁に当接する
ようにネジリバネで付勢し、更に上可変翼レバーの長さ
を下可変翼レバーの長さよりも長く設定するとともに、
引張モータバネの荷重は上連結板引張バネの荷重より大
きくかつ引張モータバネの伸長時の荷重はステッピング
モータのフリックショントルクよりも小さく設定し、温
風吹出口からの温風量あるいは熱発生手段が発生する熱
量に応じて前記モータ駆動軸を回動させ、前記モータ駆
動部が回動することにより、前記上連結板が上、下に動
き、前記上連結板と係合した上可変翼を回動させるとと
もに、下連結板が上、下に動作し、かつ前記下連結板と
係合した下可変翼が回動する構成とするとともに、強運
転時には下可変翼は回動途中で吹出口枠に当接して上可
変翼よりも先に停止し上可変翼は更にその上可変翼レバ
ーの可動軸が上長穴内を下方へ摺動する温風暖房機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2231716A JP2671584B2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | 温風暖房機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2231716A JP2671584B2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | 温風暖房機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04113164A JPH04113164A (ja) | 1992-04-14 |
JP2671584B2 true JP2671584B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=16927899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2231716A Expired - Fee Related JP2671584B2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | 温風暖房機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2671584B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001059644A (ja) * | 1999-08-20 | 2001-03-06 | Fujitsu General Ltd | 空気調和機 |
CN106678988B (zh) * | 2017-02-28 | 2022-08-19 | 广东美的制冷设备有限公司 | 空调器及其导风装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0752035B2 (ja) * | 1988-05-16 | 1995-06-05 | 松下電器産業株式会社 | 温風暖房機 |
JPH02154943A (ja) * | 1988-12-02 | 1990-06-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 温風暖房機 |
-
1990
- 1990-08-31 JP JP2231716A patent/JP2671584B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04113164A (ja) | 1992-04-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |