JP2670824B2 - 電子部品供給方法 - Google Patents
電子部品供給方法Info
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- JP2670824B2 JP2670824B2 JP63284845A JP28484588A JP2670824B2 JP 2670824 B2 JP2670824 B2 JP 2670824B2 JP 63284845 A JP63284845 A JP 63284845A JP 28484588 A JP28484588 A JP 28484588A JP 2670824 B2 JP2670824 B2 JP 2670824B2
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、チップ状の電子部品を収納凹部内に収納し
た電子部品収納テープを用いた場合の電子部品供給方法
に関する。
た電子部品収納テープを用いた場合の電子部品供給方法
に関する。
（発明の概要） 本発明は、電子部品装着機の電子部品供給部において
電子部品収納テープからカバーテープを剥離して電子部
品を吸着位置に移送する際の電子部品供給方法であっ
て、カバーテープ剥離中の収納凹部内の電子部品の飛び
出しを下降位置の吸着ピンで防止するようにして、電子
部品供給動作の信頼性の向上を図ったものである。
電子部品収納テープからカバーテープを剥離して電子部
品を吸着位置に移送する際の電子部品供給方法であっ
て、カバーテープ剥離中の収納凹部内の電子部品の飛び
出しを下降位置の吸着ピンで防止するようにして、電子
部品供給動作の信頼性の向上を図ったものである。
（従来の技術） 従来、電子部品装着機の電子部品供給部としては、特
開昭59−229899号のように、収納凹部内に電子部品を収
納した電子部品収納テープよりカバーテープを剥離する
位置と、吸着ピンで開口した収納凹部より電子部品を吸
着して取り出す位置との間にある程度の距離をおき、剥
離位置と吸着位置との間に電子部品の飛び出し防止のた
めの押さえ手段を設けたものが知られている。
開昭59−229899号のように、収納凹部内に電子部品を収
納した電子部品収納テープよりカバーテープを剥離する
位置と、吸着ピンで開口した収納凹部より電子部品を吸
着して取り出す位置との間にある程度の距離をおき、剥
離位置と吸着位置との間に電子部品の飛び出し防止のた
めの押さえ手段を設けたものが知られている。
また、特開昭61−162423号のように、カバーテープ剥
離後の電子部品収納テープの各収納凹部の開口を薄板製
のカバー部材で覆い、電子部品収納テープ停止得にカバ
ー部材を後退させて吸着位置の収納部品を覆わない状態
とする電子部品供給方法も知られている。
離後の電子部品収納テープの各収納凹部の開口を薄板製
のカバー部材で覆い、電子部品収納テープ停止得にカバ
ー部材を後退させて吸着位置の収納部品を覆わない状態
とする電子部品供給方法も知られている。
（発明が解決しようとする課題） 上記の従来技術は、いずれも電子部品収納テープより
カバーテープを剥離する剥離位置と、吸着ピンで収納凹
部内の電子部品を吸着、取り出す吸着位置との間に所定
の距離が必要であり、かつまた電子部品の飛び出し防止
のための押さえ手段又はカバー部材が必要であり、小型
化や構造の簡素化の面では不利な構成であった。
カバーテープを剥離する剥離位置と、吸着ピンで収納凹
部内の電子部品を吸着、取り出す吸着位置との間に所定
の距離が必要であり、かつまた電子部品の飛び出し防止
のための押さえ手段又はカバー部材が必要であり、小型
化や構造の簡素化の面では不利な構成であった。
そこで、本出願人は、一定間隔の収納凹部内に電子部
品を収納した電子部品収納テープよりカバーテープを剥
離して前記収納凹部より吸着ピンで電部品を取り出す場
合において、カバーテープを剥離した直後の収納凹部よ
り電子部品を取り出す構成として、従来必要であった押
さえ手段や薄板製カバー部材を省略することを考慮して
いた。
品を収納した電子部品収納テープよりカバーテープを剥
離して前記収納凹部より吸着ピンで電部品を取り出す場
合において、カバーテープを剥離した直後の収納凹部よ
り電子部品を取り出す構成として、従来必要であった押
さえ手段や薄板製カバー部材を省略することを考慮して
いた。
しかし、収納凹部の配列間隔に相当する最短距離であ
っても収納凹部を完全に開口した状態で電子部品収納テ
ープを走行させる場合には、電子部品の飛び出しの危険
性が生じることが判明した。
っても収納凹部を完全に開口した状態で電子部品収納テ
ープを走行させる場合には、電子部品の飛び出しの危険
性が生じることが判明した。
本発明は、上記の点に鑑み、従来必要であった押さえ
手段や薄板製カバー部材を省略可能であって、しかも電
子部品の飛び出しを確実に防止可能で信頼性の高い電子
部品供給方法を提供することを目的とする。
手段や薄板製カバー部材を省略可能であって、しかも電
子部品の飛び出しを確実に防止可能で信頼性の高い電子
部品供給方法を提供することを目的とする。
（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明は、一定間隔の収
納凹部内に電子部品を収納した電子部品収納テープより
カバーテープを剥離して剥離直後の収納凹部より吸着ピ
ンで吸着して電子部品を取り出す電子部品供給方法にお
いて、 前記電子部品収納テープの底面側を支える受けガイド
と、前記電子部品収納テープの上面を押え所要の走行抵
抗を与える押え板と、該押え板の先端でカバーテープを
剥がす剥離作用部とを備える機構を用い、 次の電子部品を前記吸着ピンの真下に移送するために
電子部品収納テープが移動を開始すると前記カバーテー
プの剥離動作も前記剥離作用部で同時に開始するととも
に、前記吸着ピンが同期して下降を開始し、次の電子部
品の収納凹部から前記カバーテープが一部剥離した半開
き状態のときに、前記吸着ピンが前記収納凹部の開いた
部分に下降し、前記吸着ピンの下端面による電子部品の
上面の規制が継続された状態で前記電子部品収納テープ
の移動及びカバーテープの剥離動作を継続して電子部品
が前記吸着ピンの真下に到達し、前記吸着ピンで電子部
品を吸着保持するようにしている。
納凹部内に電子部品を収納した電子部品収納テープより
カバーテープを剥離して剥離直後の収納凹部より吸着ピ
ンで吸着して電子部品を取り出す電子部品供給方法にお
いて、 前記電子部品収納テープの底面側を支える受けガイド
と、前記電子部品収納テープの上面を押え所要の走行抵
抗を与える押え板と、該押え板の先端でカバーテープを
剥がす剥離作用部とを備える機構を用い、 次の電子部品を前記吸着ピンの真下に移送するために
電子部品収納テープが移動を開始すると前記カバーテー
プの剥離動作も前記剥離作用部で同時に開始するととも
に、前記吸着ピンが同期して下降を開始し、次の電子部
品の収納凹部から前記カバーテープが一部剥離した半開
き状態のときに、前記吸着ピンが前記収納凹部の開いた
部分に下降し、前記吸着ピンの下端面による電子部品の
上面の規制が継続された状態で前記電子部品収納テープ
の移動及びカバーテープの剥離動作を継続して電子部品
が前記吸着ピンの真下に到達し、前記吸着ピンで電子部
品を吸着保持するようにしている。
また、前記吸着ピンの下降時に、前記カバーテープが
剥離された電子部品収納テープの上面又は前記収納凹部
内の電子部品の上面を当該吸着ピンの下端面が押さえる
ようにしてもよい。あるいは、前記吸着ピンの下降時
に、前記収納凹部内の電子部品の上面に当該吸着ピンの
下端面が微少間隔で対向するようにしてもよい。
剥離された電子部品収納テープの上面又は前記収納凹部
内の電子部品の上面を当該吸着ピンの下端面が押さえる
ようにしてもよい。あるいは、前記吸着ピンの下降時
に、前記収納凹部内の電子部品の上面に当該吸着ピンの
下端面が微少間隔で対向するようにしてもよい。
（作用） 本発明の電子部品供給方法においては、電子部品収納
テープの収納凹部からカバーテープが一部剥離した半開
き状態のときに、吸着ピンが前記収納凹部の開いた部分
に下降して、当該収納凹部内の電子部品の上面を押さ
え、もしくは微少間隔で対向して電子部品上面をガイド
する働きをする。この結果、電子部品の入った収納凹部
が完全に開口して何にも規制されない状態で電子部品収
納テープを走行させることは無くなり、電子部品の飛び
出しを確実に防止できる。まった、特別な押さえ部材や
薄板製カバー部材は不要であり、小型で構造の簡単な装
置で本発明を実現可能な利点がある。
テープの収納凹部からカバーテープが一部剥離した半開
き状態のときに、吸着ピンが前記収納凹部の開いた部分
に下降して、当該収納凹部内の電子部品の上面を押さ
え、もしくは微少間隔で対向して電子部品上面をガイド
する働きをする。この結果、電子部品の入った収納凹部
が完全に開口して何にも規制されない状態で電子部品収
納テープを走行させることは無くなり、電子部品の飛び
出しを確実に防止できる。まった、特別な押さえ部材や
薄板製カバー部材は不要であり、小型で構造の簡単な装
置で本発明を実現可能な利点がある。
（実施例） 以下、本発明に係る電子部品供給方法の実施例を図面
に従って説明する。
に従って説明する。
第１図乃至第４図において、１は電子部品装着機上に
立設固定されるフレームであり、該フレーム１に電子部
品収納テープ（厚紙に収納凹部を打ち抜いて形成したも
のでもプラスチックのエンボスで収納凹部を形成しても
のでも良い）10の底面側を支える受けガイド２が水平に
固定されている。また、受けガイド２上を走行する電子
部品収納テープ10の上面を押さえて所要の走行抵抗を与
える押さえ板３が支点Ｐでフレームに枢着され、さらに
押さえ板３はばね４で受けガイド上の電子部品収納テー
プ10を押圧する向きに付勢されている。
立設固定されるフレームであり、該フレーム１に電子部
品収納テープ（厚紙に収納凹部を打ち抜いて形成したも
のでもプラスチックのエンボスで収納凹部を形成しても
のでも良い）10の底面側を支える受けガイド２が水平に
固定されている。また、受けガイド２上を走行する電子
部品収納テープ10の上面を押さえて所要の走行抵抗を与
える押さえ板３が支点Ｐでフレームに枢着され、さらに
押さえ板３はばね４で受けガイド上の電子部品収納テー
プ10を押圧する向きに付勢されている。
第２図乃至第４図は押さえ板３の先端部分、すなわち
カバーテープ剥離位置及び電子部品取り出し位置付近を
拡大して示すものである。これらの図から明らかなよう
に、電子部品収納テープ10は等間隔の収納凹部11を持
ち、各収納凹部内にチップ状の電子部品12が入ってお
り、収納凹部11の開口は剥離自在に貼り付けられたカバ
ーテープ13で閉塞されている。そして、押さえ板３の先
端５がカバーテープ13を剥がす剥離作用部となる。すな
わち、第５図にさらに拡大して示すように、押さえ板３
の先端５は、電子部品収納テープ10の走行方向に対して
ほぼ垂直にカバーテープ13を引っ張るための垂直面部20
を持ち、電子部品収納テープ上面に対接している押さえ
板３の下面とは曲率半径R1の曲面で円滑に連続してい
る。また、垂直面部20と押さえ板３の上面とは曲率半径
R2の曲面で円滑に連続している。ここで、押さえ板３の
下面と垂直面部20とのなす角θ１は、75〜105゜であ
り、R1,R2は最小0.1mm程度必要である。また、垂直面部
20があまり長い吸着ピンを備えたヘッド部の占める位置
を確保できなくなるため、押さえ板先端背後の上面は下
面に対して鋭角を成すようにしている。すなわち、角θ
２は10〜45゜の範囲の値である。
カバーテープ剥離位置及び電子部品取り出し位置付近を
拡大して示すものである。これらの図から明らかなよう
に、電子部品収納テープ10は等間隔の収納凹部11を持
ち、各収納凹部内にチップ状の電子部品12が入ってお
り、収納凹部11の開口は剥離自在に貼り付けられたカバ
ーテープ13で閉塞されている。そして、押さえ板３の先
端５がカバーテープ13を剥がす剥離作用部となる。すな
わち、第５図にさらに拡大して示すように、押さえ板３
の先端５は、電子部品収納テープ10の走行方向に対して
ほぼ垂直にカバーテープ13を引っ張るための垂直面部20
を持ち、電子部品収納テープ上面に対接している押さえ
板３の下面とは曲率半径R1の曲面で円滑に連続してい
る。また、垂直面部20と押さえ板３の上面とは曲率半径
R2の曲面で円滑に連続している。ここで、押さえ板３の
下面と垂直面部20とのなす角θ１は、75〜105゜であ
り、R1,R2は最小0.1mm程度必要である。また、垂直面部
20があまり長い吸着ピンを備えたヘッド部の占める位置
を確保できなくなるため、押さえ板先端背後の上面は下
面に対して鋭角を成すようにしている。すなわち、角θ
２は10〜45゜の範囲の値である。
一方、第１図のようにフレーム１には間欠送りピン付
きホイール６が支点Ｑで軸支されている。間欠送りピン
付きホイール６は電子部品収納テープ10の送り穴に係合
するピンを外周面に有するものであり、１回の間欠回転
で収納凹部11の配列間隔だけで電子部品収納テープ10を
進行させるものである。
きホイール６が支点Ｑで軸支されている。間欠送りピン
付きホイール６は電子部品収納テープ10の送り穴に係合
するピンを外周面に有するものであり、１回の間欠回転
で収納凹部11の配列間隔だけで電子部品収納テープ10を
進行させるものである。
電子部品収納テープ10より剥離されたカバーテープ13
を外部に引き出すための手段としてプーリー30及びこれ
に圧接する向きに付勢されたピンチローラー31がフレー
ム１の上方に配設されており、該プーリー30及びピンチ
ローラー（ゴムローラー）31はカバーテープ13を挟持
し、プーリー30のカバーテープ13との間の摩擦にてプー
リー30の矢印Ｓ方向の回転によってカバーテープ13を外
方向に引き出す機能を有している。
を外部に引き出すための手段としてプーリー30及びこれ
に圧接する向きに付勢されたピンチローラー31がフレー
ム１の上方に配設されており、該プーリー30及びピンチ
ローラー（ゴムローラー）31はカバーテープ13を挟持
し、プーリー30のカバーテープ13との間の摩擦にてプー
リー30の矢印Ｓ方向の回転によってカバーテープ13を外
方向に引き出す機能を有している。
なお、ヘッド部40は下端に吸着ピン41を具備し、かつ
吸着ピン41を昇降させる機能を持つ。また、50は外部に
引き出されたカバーテープ13を吸引して取り込む真空吸
塵装置である。
吸着ピン41を昇降させる機能を持つ。また、50は外部に
引き出されたカバーテープ13を吸引して取り込む真空吸
塵装置である。
以上の実施例の構成において、電子部品収納テープ10
より剥がされたカバーテープ13は剥離作用部となる押さ
え板３の先端５で折り返されて後方のプーリー30とピン
チローラー31の間を通って外部に引き出されている。
より剥がされたカバーテープ13は剥離作用部となる押さ
え板３の先端５で折り返されて後方のプーリー30とピン
チローラー31の間を通って外部に引き出されている。
第２図は収納凹部11より電子部品12を取り出した後の
状態であり、次の電子部品12を吸着ピン41の真下の吸着
位置Ｘに移送するために電子部品収納テープ10が矢印Ｔ
方向に移動を開始する（カバーテープの剥離動作も同時
に開始する）とともに吸着ピン41が同期して下降を開始
する。そして、最先端位置の電子部品12の入った収納凹
部11を覆うカバーテープ13に完全に剥がされる前に、換
言すれば第３図のように収納凹部11からカバーテープ13
が一部剥離した半開き状態のときに、前記吸着ピン41が
前記収納凹部11の開いた部分に下降する。ここで、吸着
ピン41は、ばねによるクッションでカバーテープの剥離
された電子部品収納テープ10上面を軽く押圧するように
すれば良く、前記ばねによるクッションでチップ部品を
押す力を所定の値に保つとともに高さ方向の押し付け位
置のばらつきを吸引する仕組みにする。
状態であり、次の電子部品12を吸着ピン41の真下の吸着
位置Ｘに移送するために電子部品収納テープ10が矢印Ｔ
方向に移動を開始する（カバーテープの剥離動作も同時
に開始する）とともに吸着ピン41が同期して下降を開始
する。そして、最先端位置の電子部品12の入った収納凹
部11を覆うカバーテープ13に完全に剥がされる前に、換
言すれば第３図のように収納凹部11からカバーテープ13
が一部剥離した半開き状態のときに、前記吸着ピン41が
前記収納凹部11の開いた部分に下降する。ここで、吸着
ピン41は、ばねによるクッションでカバーテープの剥離
された電子部品収納テープ10上面を軽く押圧するように
すれば良く、前記ばねによるクッションでチップ部品を
押す力を所定の値に保つとともに高さ方向の押し付け位
置のばらつきを吸引する仕組みにする。
第３図の吸着ピン41の下降状態では、収納凹部11の開
口の一部が吸着ピン41の下端面でふさがれることにな
り、電位部品12の飛び出しを確実に防止できる。そし
て、吸着ピン41による電子部品12の上面の規制が継続さ
れた状態で電子部品収納テープ10の移動及びカバーテー
プ13の剥離動作が継続されて第４図のように電子部品12
が吸着位置Ｘに到達し、既に下降していた吸着ピン41の
真空吸着動作及び上昇動作によって収納凹部11内の電子
部品12は取り出されることになる。
口の一部が吸着ピン41の下端面でふさがれることにな
り、電位部品12の飛び出しを確実に防止できる。そし
て、吸着ピン41による電子部品12の上面の規制が継続さ
れた状態で電子部品収納テープ10の移動及びカバーテー
プ13の剥離動作が継続されて第４図のように電子部品12
が吸着位置Ｘに到達し、既に下降していた吸着ピン41の
真空吸着動作及び上昇動作によって収納凹部11内の電子
部品12は取り出されることになる。
なお、収納凹部11に対して吸着ピン41の外径が小さく
ても大きくても実質的な動作に差し支えはない。吸着ピ
ン41の外径が収納凹部11よりも小さい場合には、第３図
から第４図の状態に移行する過程で吸着ピン41が収納凹
部11の縁から外れて収納凹部の内部に入って電子部品12
の上面に直接当たって当該部品の飛び出しを規制する。
その際、吸着ピン41が電子部品12の表面に当たった状態
で電子部品収納テープ10が移動すると電子部品12は収納
凹部11の後方に片寄せられる傾向になり、吸着するとき
吸着ピン41は中心より若干ずれる傾向が生じるが、実施
上は特に差し支えがないことを確認した。また、第４図
の仮想線41Aのように、吸着ピンの外径が収納凹部11よ
りも大きいときは、吸着ピン下端面は電子部品収納テー
プ10の上面に当たった状態を維持して吸着位置Ｘに来た
電子部品12を吸着する。
ても大きくても実質的な動作に差し支えはない。吸着ピ
ン41の外径が収納凹部11よりも小さい場合には、第３図
から第４図の状態に移行する過程で吸着ピン41が収納凹
部11の縁から外れて収納凹部の内部に入って電子部品12
の上面に直接当たって当該部品の飛び出しを規制する。
その際、吸着ピン41が電子部品12の表面に当たった状態
で電子部品収納テープ10が移動すると電子部品12は収納
凹部11の後方に片寄せられる傾向になり、吸着するとき
吸着ピン41は中心より若干ずれる傾向が生じるが、実施
上は特に差し支えがないことを確認した。また、第４図
の仮想線41Aのように、吸着ピンの外径が収納凹部11よ
りも大きいときは、吸着ピン下端面は電子部品収納テー
プ10の上面に当たった状態を維持して吸着位置Ｘに来た
電子部品12を吸着する。
上記実施例では、吸着ピン41がばねのクッションによ
り電子部品収納テープ10を押さえる場合で説明したが、
第６図（図中第２図と同一部分には同一符号を付した）
のように、電子部品収納テープ10の上面に微少間隔ΔＤ
で下降時の吸着ピン41の下端面が対向するようにしても
良い。この場合には、第２図乃至第４図に相当する動作
は電子部品12に対して吸着ピン41が非接触で行なわれる
ことになる。この第６図の場合でも電子部品12と吸着ピ
ン41の下端面とは微少間隔であり、電子部品12の動きは
規制されるので電子部品12が収納凹部11から飛び出すこ
とは無い。電子部品12の吸着時にも吸着ピン41と電子部
品上面との間に微少間隔が存在するが、吸着不能となっ
たり吸着位置が大きくずれることは無い。
り電子部品収納テープ10を押さえる場合で説明したが、
第６図（図中第２図と同一部分には同一符号を付した）
のように、電子部品収納テープ10の上面に微少間隔ΔＤ
で下降時の吸着ピン41の下端面が対向するようにしても
良い。この場合には、第２図乃至第４図に相当する動作
は電子部品12に対して吸着ピン41が非接触で行なわれる
ことになる。この第６図の場合でも電子部品12と吸着ピ
ン41の下端面とは微少間隔であり、電子部品12の動きは
規制されるので電子部品12が収納凹部11から飛び出すこ
とは無い。電子部品12の吸着時にも吸着ピン41と電子部
品上面との間に微少間隔が存在するが、吸着不能となっ
たり吸着位置が大きくずれることは無い。
なお、引き出されたカバーテープ13は別に設けた真空
吸塵装置50の吸込口に連続的に吸い込ませることで処理
する。
吸塵装置50の吸込口に連続的に吸い込ませることで処理
する。
（発明の効果） 以上説明したように、本発明の電子部品供給方法によ
れば、電子部品収納テープの収納凹部からカバーテープ
が一部剥離した半開き状態のときに、前記吸着ピンが前
記収納凹部の開いた部分に下降して収納凹部内の電子部
品の動きを規制するようにしているので、従来必要であ
った押さえ手段や薄板製カバー部材を使用することなく
最も簡単な構成で電子部品の飛び出しを確実に防止しつ
つカバーテープの剥がしと吸着位置への電子部品の移動
を可能にしている。また、本発明を実施するための装置
構造が簡単になり、小型化にも有効である。
れば、電子部品収納テープの収納凹部からカバーテープ
が一部剥離した半開き状態のときに、前記吸着ピンが前
記収納凹部の開いた部分に下降して収納凹部内の電子部
品の動きを規制するようにしているので、従来必要であ
った押さえ手段や薄板製カバー部材を使用することなく
最も簡単な構成で電子部品の飛び出しを確実に防止しつ
つカバーテープの剥がしと吸着位置への電子部品の移動
を可能にしている。また、本発明を実施するための装置
構造が簡単になり、小型化にも有効である。
第１図は本発明に係る電子部品供給方法の実施例の全体
構成を示す構成図、第２図乃至第４図は実施例を説明す
るための拡大断面図、第５図は押さえ板先端の拡大断面
図、第６図は本発明の他の実施例を示す拡大断面図であ
る。 １……フレーム、２……受けガイド、３……押さえ板、
５……先端、６……間欠送りピン付きホイール、10……
電子部品収納テープ、11……収納凹部、12……電子部
品、13……カバーテープ、30……プーリー、31……ピン
チローラー、40……ヘッド部、41……吸着ピン。
構成を示す構成図、第２図乃至第４図は実施例を説明す
るための拡大断面図、第５図は押さえ板先端の拡大断面
図、第６図は本発明の他の実施例を示す拡大断面図であ
る。 １……フレーム、２……受けガイド、３……押さえ板、
５……先端、６……間欠送りピン付きホイール、10……
電子部品収納テープ、11……収納凹部、12……電子部
品、13……カバーテープ、30……プーリー、31……ピン
チローラー、40……ヘッド部、41……吸着ピン。
Claims (3)
- 【請求項１】一定間隔の収納凹部内に電子部品を収納し
た電子部品収納テープよりカバーテープを剥離して剥離
直後の収納凹部より吸着ピンで吸着して電子部品を取り
出す電子部品供給方法において、 前記電子部品収納テープの底面側を支える受けガイド
と、前記電子部品収納テープの上面を押え所要の走行抵
抗を与える押え板と、該押え板の先端でカバーテープを
剥がす剥離作用部とを備える機構を用い、 次の電子部品を前記吸着ピンの真下に移送するために前
記電子部品収納テープが移動を開始すると前記カバーテ
ープの剥離動作も前記剥離作用部で同時に開始するとと
もに、前記吸着ピンが同期して下降を開始し、次の電子
部品の収納凹部から前記カバーテープが一部剥離した半
開き状態のときに、前記吸着ピンが前記収納凹部の開い
た部分に下降し、前記吸着ピンの下端面による電子部品
の上面の規制が継続された状態で前記電子部品収納テー
プの移動及びカバーテープの剥離動作を継続して電子部
品が前記吸着ピンの真下に到達し、前記吸着ピンで電子
部品を吸着保持することを特徴とする電子部品供給方
法。 - 【請求項２】前記吸着ピンの下降時に、前記カバーテー
プが剥離された電子部品収納テープの上面又は前記収納
凹部内の電子部品の上面を当該吸着ピンの下端面が押さ
える請求項１記載の電子部品供給方法。 - 【請求項３】前記吸着ピンの下降時に、前記収納凹部内
の電子部品の上面に当該吸着ピンの下端面が微少間隔で
対向する請求項１記載の電子部品供給方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63284845A JP2670824B2 (ja) | 1988-11-12 | 1988-11-12 | 電子部品供給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63284845A JP2670824B2 (ja) | 1988-11-12 | 1988-11-12 | 電子部品供給方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02132892A JPH02132892A (ja) | 1990-05-22 |
| JP2670824B2 true JP2670824B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=17683772
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63284845A Expired - Fee Related JP2670824B2 (ja) | 1988-11-12 | 1988-11-12 | 電子部品供給方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2670824B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0687518B2 (ja) * | 1987-01-19 | 1994-11-02 | 三洋電機株式会社 | 部品供給装置 |
-
1988
- 1988-11-12 JP JP63284845A patent/JP2670824B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02132892A (ja) | 1990-05-22 |
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