JP2670734B2 - 函体推進工法の防護工法 - Google Patents
函体推進工法の防護工法Info
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Description
を有する第1番目の函体を設置し、推進ジャッキで第1
の函体を掘進させ、この第1番目の函体の後方に第2番
目以下の函体を順次設置して縦列状態で函体を地中に掘
進させて地下構造物を構築する函体推進工法において、
併用する防護工法に関するものである。
に押進めてトンネル状の地中構造物を築造する推進工法
の一つとして、図3に示すような無限自走前進工法が知
られている。これは、特公昭53-6453 号公報にもあるよ
うに、多数(3個以上)のコンクリート函体1を並べ、
この函体1間に推進ジャッキ2を配設する。
口3を取付け、これら全函体1を貫通するように牽引部
材としてのPC鋼線4を配設し、その端部には定着具5
と牽引ジャッキ6を設置する。各函体1は最後尾のもの
を除いて後端にフード状のスカート7を設け、このスカ
ート7を後方に続く函体1の前端と摺動自在に係合させ
る。
頭の函体1からその後方の函体1との間に仕込んだ推進
ジャッキ2のストロークを伸ばして一定量ずつ前進さ
せ、全函体1が一定量前進したならば、また、先頭から
同じ動作を繰り返す。その場合、先頭の第1の函体1を
前進させるには定着具5と牽引ジャッキ6をフリーと
し、後方の函体1の自重と土圧による摩擦抵抗を反力と
して、第1の函体1と第2の函体1との間の推進ジャッ
キ2を作動させる。
と牽引ジャッキ6をPC鋼線4に固定し、牽引ジャッキ
6を作動してPC鋼線4を緊張させ、第1の函体1と第
3の函体1を反力に第2の函体1と第3の函体1間の推
進ジャッキ2により行う。
2の函体1を反力に、牽引ジャッキ6を作動してこれで
牽引する。
の下を函体を横切るように掘進させる場合には、沈下を
初めとして地山の変状を抑えるために図4に示すように
函体1の周囲にパイプルーフ8を配置することが行われ
ている。このパイプルーフ8による防護工は周知のよう
に、地中に圧入する鋼管を並べて配設することにより形
成するものであるが、その配置方法は函体1の上方に横
一列に並べる他に、図示のごとくこの函体1を囲むよう
に門型に並べることもある。
ーフ8による防護工は図示のように函体1の側部まで鋼
管を並べて配置する場合、函体1を発進させる発進坑か
ら設置する場合にはこの発進坑を利用して下部の鋼管ま
で比較的容易に地盤に挿入できるが、発進坑から離れた
途中でのみ配設する場合は下部の鋼管はかなりの深さま
で掘らなければ設置できないので極めて手数と労力がか
かる。
うような施工の場合には、このカーブの曲率に応じて函
体1の進行方向に延びるようにその側部に鋼管を配置す
ることは不可能である。従って、かかるカーブ施工の場
合は、函体1とパイプルーフ8との間にカーブを許容で
きるような大きな間隔を確保しておかなければならない
ので、その分本数が増えコスト高のものとなる。
し、発進坑から離れた場所でも簡単かつ安価に施工で
き、また、函体がカーブ進行する場合でも容易に対応で
きる函体推進工法の防護工法を提供することにある。
するため、先端にフード状の刃口を有する第1番目の函
体を設置し、推進ジャッキで第1の函体を掘進させ、こ
の第1番目の函体の後方に第2番目以下の函体を順次設
置して縦列状態で函体を地中に掘進させて地下構造物を
構築する函体推進工法において、該函体の推進方向の脇
に沿って地下連続壁を施工し、この地下連続壁で函体の
推進方向を横切るように配設する横パイプルーフ端を支
承し、前記函体はこの横パイプルーフ下を掘進させるこ
と、および、地下連続壁は、セメントミルク、ベントナ
イト液等、目的に適応し硬化液を、原位置の土に混合さ
せて造成する壁体であることを要旨とするものである。
これを地上に配置する掘削機等で比較的簡単に施工で
き、しかもその距離やカーブ等の形状は自由である。そ
して、函体の推進方向を横切るように配設する横パイプ
ルーフはこの地下連続壁で端部を支承されることで十分
荷重に耐えるものとなる。また、該横パイプルーフはそ
の端部が地下連続壁に係合する限り、並べる方向性はあ
る程度自由なものなので、配設用のピットを設ける場合
にも制約を受けにくいものとなる。
に加えて、地下連続壁は材料費がかからず一番簡単な方
法で施工できるものであり、より施工を簡略化できるも
のとなる。
説明する。図1は本発明の函体推進工法の防護工法の1
実施例を示す正面図、図2は同上平面図である。
な無限自走前進工法の場合であり、図中1はコンクリー
ト函体である。図示は省略するが、この函体1は先頭の
函体1の先端にフード状の刃口を取付け、これら全函体
を貫通するように牽引部材としてのPC鋼線を配設し、
その端部には定着具と牽引ジャッキを設置する。各函体
は最後尾のものを除いて後端にフード状のスカートを設
け、このスカートを後方に続く函体の前端と摺動自在に
係合させる。
の函体1からその後方の函体との間に仕込んだ推進ジャ
ッキのストロークを伸ばして一定量ずつ前進させ、全函
体が一定量前進したならば、また、先頭から同じ動作を
繰り返すものである。
の道路12下を函体1が推進するような場合、本発明は、
前記函体1の推進方向の脇に沿って地下連続壁9を施工
する。この地下連続壁9は、セメントミルク、ベントナ
イト液等、目的に適応し硬化液を、原位置の土に混合さ
せて造成する壁体である。
き、特殊多軸混練オーガ機にて、地盤を掘削する際にそ
の掘削ロッドの先端より前記目的に適応し硬化液を突出
させて土中において原位置土とミキシングし、1エレメ
ントの壁状の削孔混練を行い、原位置にソイルセメント
壁を造成する。次いで、各エレメント壁を完全にラップ
させることにより連続一体の壁体を造成する。このよう
に、原位置土混合工法によれば、地上に前記特殊多軸混
練オーガ機を設置するだけで、大きな掘削をともなわず
に、簡単に地下連続壁9を施工することができる。
配設する横パイプルーフ10の端をこの地下連続壁9の上
端に載置し、もしくは貫通させることにより、該地下連
続壁9で横パイプルーフ10を支承させる。
図1に示すように適宜ピット11を形成し、従来と同じく
このピット11に設置する圧入機(図示せず)で横パイプ
ルーフ10の構成材である鋼管を圧入させればよい。図中
13は横パイプルーフ10の圧入のための反力壁である。
ーフ10の径や長さに応じてセメント量を変化させて強度
を調整することが可能であり、また、横パイプルーフ10
をこの地下連続壁9に貫通させるには、必要であれば、
貫通部以外に芯材を予め設置して補強するようにしても
よい。
下連続壁9に係合するものであれば特に限定はなく、図
示と異なり道路12の進行方向に沿うように並べることも
あり、ピット11の設置位置を比較的自由に選択でき、ま
た、横パイプルーフ10の片側端のみを地下連続壁9で支
承するいわゆる片持ちタイプとすることもある。
10の下を掘進するものであり、道路12は該横パイプルー
フ10で防護される。
に使用するものとして説明したが、本発明の防護工法は
これ以外の推進工法やその他の類似の工法にも適用でき
る。
の防護工法は、先端にフード状の刃口を有する第1番目
の函体を設置し、推進ジャッキで第1の函体を掘進さ
せ、この第1番目の函体の後方に第2番目以下の函体を
順次設置して縦列状態で函体を地中に掘進させて地下構
造物を構築する函体推進工法において、発進坑から離れ
た場所でも簡単かつ安価に施工でき、また、函体がカー
ブ進行する場合でも容易に対応できるものである。
の挿入基地を兼ねるなどのパイプルーフの配設の影響を
受けることがなくなり、作業が輻輳することもなく、工
期の短縮とコストダウンを図ることができる。
示す正面図である。
示す平面図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 先端にフード状の刃口を有する第1番目
の函体を設置し、推進ジャッキで第1の函体を掘進さ
せ、この第1番目の函体の後方に第2番目以下の函体を
順次設置して縦列状態で函体を地中に掘進させて地下構
造物を構築する函体推進工法において、該函体の推進方
向の脇に沿って地下連続壁を施工し、この地下連続壁で
函体の推進方向を横切るように配設する横パイプルーフ
端を支承し、前記函体はこの横パイプルーフ下を掘進さ
せることを特徴とする函体推進工法の防護工法。 - 【請求項2】 地下連続壁は、セメントミルク、ベント
ナイト液等、目的に適応し硬化液を、原位置の土に混合
させて造成する壁体である請求項1記載の函体推進工法
の防護工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33506992A JP2670734B2 (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 函体推進工法の防護工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33506992A JP2670734B2 (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 函体推進工法の防護工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06158990A JPH06158990A (ja) | 1994-06-07 |
JP2670734B2 true JP2670734B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=18284418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33506992A Expired - Lifetime JP2670734B2 (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | 函体推進工法の防護工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2670734B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2808426B2 (ja) * | 1995-10-26 | 1998-10-08 | 誠 植村 | 地下構造物の構築方法 |
KR100486635B1 (ko) * | 1996-04-22 | 2005-08-05 | 주식회사 특수건설 | 함체의전진방법 |
JP4495641B2 (ja) * | 2005-06-02 | 2010-07-07 | 機動建設工業株式会社 | 発進坑口壁を兼ねたパイプルーフ受枠 |
JP4644167B2 (ja) * | 2006-08-25 | 2011-03-02 | 株式会社ピーエス三菱 | アンダーパス構築工法 |
-
1992
- 1992-11-19 JP JP33506992A patent/JP2670734B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06158990A (ja) | 1994-06-07 |
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