JP2670317B2 - 浸水検知器 - Google Patents
浸水検知器Info
- Publication number
- JP2670317B2 JP2670317B2 JP27905588A JP27905588A JP2670317B2 JP 2670317 B2 JP2670317 B2 JP 2670317B2 JP 27905588 A JP27905588 A JP 27905588A JP 27905588 A JP27905588 A JP 27905588A JP 2670317 B2 JP2670317 B2 JP 2670317B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- pair
- optical connector
- connector plugs
- optical
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば、光通信用のノンメタル光ケーブル
接続部の浸水を検知するのに用いられる浸水検知器の改
良に関するものである。
接続部の浸水を検知するのに用いられる浸水検知器の改
良に関するものである。
〔従来の技術〕 種々の分野で浸水の有無を検知することが要求されて
いる。例えば、光通信の分野では、ノンメタル光ケーブ
ルの長期に亙る信頼性を確保するためには光ケーブルの
接続部の浸水を速かに検知することができることが要求
される。従来からこのような光ケーブルの接続部の浸水
を検知するために浸水監視用の光フアイバ心線と吸水に
よって膨張または収縮して光フアイバ心線に曲げを付与
する吸水性材料との組み合わせから成る浸水検知器が提
案されている。この浸水検知器は、浸水によって吸水性
材料が膨張または収縮して光フアイバ心線に曲げを付与
するので光フアイバ心線の伝送損失が増加し、従って浸
水を検知することができる。
いる。例えば、光通信の分野では、ノンメタル光ケーブ
ルの長期に亙る信頼性を確保するためには光ケーブルの
接続部の浸水を速かに検知することができることが要求
される。従来からこのような光ケーブルの接続部の浸水
を検知するために浸水監視用の光フアイバ心線と吸水に
よって膨張または収縮して光フアイバ心線に曲げを付与
する吸水性材料との組み合わせから成る浸水検知器が提
案されている。この浸水検知器は、浸水によって吸水性
材料が膨張または収縮して光フアイバ心線に曲げを付与
するので光フアイバ心線の伝送損失が増加し、従って浸
水を検知することができる。
このように、従来技術の浸水検知器は、光フアイバ心
線の曲げによる伝送損失の増大から浸水を検知するが、
光フアイバ心線の曲げによる伝送損失の増加は僅かであ
り、検知されるべき物体への浸水を確実に検知すること
が困難であった。
線の曲げによる伝送損失の増大から浸水を検知するが、
光フアイバ心線の曲げによる伝送損失の増加は僅かであ
り、検知されるべき物体への浸水を確実に検知すること
が困難であった。
本発明の目的は、上記の欠点を回避し、検知すべき物
体への浸水を一層確実に検知することができる信頼性の
高い浸水検知器を提供することにある。
体への浸水を一層確実に検知することができる信頼性の
高い浸水検知器を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するために、浸水監視用
の光フアイバ心線に取付けられ相互に衝合する1対の光
コネクタプラグと、この1対の光コネクタプラグを収納
し入水孔を有する収納ケースと、収納ケース内に配置さ
れ入水孔からの浸水によって膨張または収縮して1対の
光コネクタプラグをその軸線に対して直交する方向に強
制的に変位させる吸水性変位部材とから成っていること
を特徴とする浸水検知器を提供するものである。
の光フアイバ心線に取付けられ相互に衝合する1対の光
コネクタプラグと、この1対の光コネクタプラグを収納
し入水孔を有する収納ケースと、収納ケース内に配置さ
れ入水孔からの浸水によって膨張または収縮して1対の
光コネクタプラグをその軸線に対して直交する方向に強
制的に変位させる吸水性変位部材とから成っていること
を特徴とする浸水検知器を提供するものである。
このような構成によると、検知すべき物体に浸水があ
った場合、吸水性変位部材は光フアイバ心線の曲げでは
なく1対の光コネクタプラグの軸線に対する直交方向へ
の変位によってこれらの光コネクタプラグの隙間の発生
を利用するので伝送損失の増加は著しく顕著であり、従
って浸水を確実に検知することができる。
った場合、吸水性変位部材は光フアイバ心線の曲げでは
なく1対の光コネクタプラグの軸線に対する直交方向へ
の変位によってこれらの光コネクタプラグの隙間の発生
を利用するので伝送損失の増加は著しく顕著であり、従
って浸水を確実に検知することができる。
本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明すると、
第1図(A)(B)は本発明に係る浸水検知器10を示
し、この浸水検知器10は、浸水監視用の光フアイバ心線
12,12′に取付けられ相互に衝合する1対の光コネクタ
プラグ14、14′と、この1対の光コネクタプラグ14、1
4′を相互に衝合するように収納し入水孔16aを有する収
納ケース16と、収納ケース16内に配置され吸水によって
膨張または収縮して1対の光コネクラプラグ14、14′の
衝合部15を光コネクタプラグ14、14′の軸線に対し直交
する方向に強制的に変位する吸水性変位部材18とから成
っている。尚、第1図(A)から解るように、収納ケー
ス16は1対の光コネクタプラグ14、14′がその衝合部15
と反対側の位置を支点17、17′として揺動するのを許す
ようにその衝合部15のまわりに空間が設けられている。
第1図の実施例では、吸水性変位部材18は、例えば、旭
電化株式会社から販売されているアデカウルトラCの如
き吸水によって膨張する性質の吸水膨張材料18Aから成
り、この吸水膨張材料18Aは収納ケース16の内壁と光コ
ネクタプラグ14、14′の衝合部15との間に係合してい
る。
第1図(A)(B)は本発明に係る浸水検知器10を示
し、この浸水検知器10は、浸水監視用の光フアイバ心線
12,12′に取付けられ相互に衝合する1対の光コネクタ
プラグ14、14′と、この1対の光コネクタプラグ14、1
4′を相互に衝合するように収納し入水孔16aを有する収
納ケース16と、収納ケース16内に配置され吸水によって
膨張または収縮して1対の光コネクラプラグ14、14′の
衝合部15を光コネクタプラグ14、14′の軸線に対し直交
する方向に強制的に変位する吸水性変位部材18とから成
っている。尚、第1図(A)から解るように、収納ケー
ス16は1対の光コネクタプラグ14、14′がその衝合部15
と反対側の位置を支点17、17′として揺動するのを許す
ようにその衝合部15のまわりに空間が設けられている。
第1図の実施例では、吸水性変位部材18は、例えば、旭
電化株式会社から販売されているアデカウルトラCの如
き吸水によって膨張する性質の吸水膨張材料18Aから成
り、この吸水膨張材料18Aは収納ケース16の内壁と光コ
ネクタプラグ14、14′の衝合部15との間に係合してい
る。
次に、この浸水検知器10の動作をのべる。収納ケース
16の入水孔16aから浸水すると、吸水膨張材料18Aは、第
1図(B)に示すように、膨張するので、この吸水膨張
材料18Aが係合する1対の光コネクタプラグ14、14′を
その軸線に対して直交する方向に強制的に押し、このた
め1対の光コネクタプラグ14、14′はその衝合部15で隙
間15aが発生する。従って光フアイバ心線12、12′の伝
送損失が著しく増加するので一端でパルス試験器によっ
て測定することによって浸水を確実に検知することがで
きる。
16の入水孔16aから浸水すると、吸水膨張材料18Aは、第
1図(B)に示すように、膨張するので、この吸水膨張
材料18Aが係合する1対の光コネクタプラグ14、14′を
その軸線に対して直交する方向に強制的に押し、このた
め1対の光コネクタプラグ14、14′はその衝合部15で隙
間15aが発生する。従って光フアイバ心線12、12′の伝
送損失が著しく増加するので一端でパルス試験器によっ
て測定することによって浸水を確実に検知することがで
きる。
第2図(A)(B)は本発明の他の実施例を示し、こ
の実施例では、吸水性変位部材18が、例えば、花王株式
会社から販売されているワンダーゴム(繊維)の如き吸
水によって収縮する性質の吸水収縮材料18Bから成り、
この吸水収縮材料18Bは、1対の光コネクタプラグ14、1
4′の衝合部15を巡ってその両端を収納ケース16の内壁
に固定している。
の実施例では、吸水性変位部材18が、例えば、花王株式
会社から販売されているワンダーゴム(繊維)の如き吸
水によって収縮する性質の吸水収縮材料18Bから成り、
この吸水収縮材料18Bは、1対の光コネクタプラグ14、1
4′の衝合部15を巡ってその両端を収納ケース16の内壁
に固定している。
この実施例の浸水検知器10は、入水孔16aからの浸水
によって吸水収縮材料18Bが収縮するので、1対の光コ
ネクタプラグ14、14′は、第2図(B)に示すように、
引っ張られ、このため1対の光コネクタプラグ14、14′
はその衝合部15に隙間15aが発生するので第1図の実施
例と同様に光フアイバ心線12、12′の伝送損失が著しく
増加し、浸水を確実に検知することができる。
によって吸水収縮材料18Bが収縮するので、1対の光コ
ネクタプラグ14、14′は、第2図(B)に示すように、
引っ張られ、このため1対の光コネクタプラグ14、14′
はその衝合部15に隙間15aが発生するので第1図の実施
例と同様に光フアイバ心線12、12′の伝送損失が著しく
増加し、浸水を確実に検知することができる。
本発明によれば、上記のように、検知すべき物体に浸
水があると、吸水性変位部材は光フアイバ心線に曲げを
付与するのではなく1対の光コネクタプラグの軸線に対
する直交方向への変位によってこれらの光コネクラプラ
グの衝合部の隙間の発生を利用して伝送損失を増加する
のでその損失値は従来の曲げ付与に比べて著しく顕著で
あり、従って浸水を一層確実に検知することができる実
益がある。
水があると、吸水性変位部材は光フアイバ心線に曲げを
付与するのではなく1対の光コネクタプラグの軸線に対
する直交方向への変位によってこれらの光コネクラプラ
グの衝合部の隙間の発生を利用して伝送損失を増加する
のでその損失値は従来の曲げ付与に比べて著しく顕著で
あり、従って浸水を一層確実に検知することができる実
益がある。
第1図(A)(B)はそれぞれ本発明の一実施例による
浸水検知器の浸水前の状態と浸水後の状態とを示す断面
図、第2図(A)(B)はそれぞれ本発明の他の実施例
による浸水検知器の浸水前の状態と浸水後の状態とを示
す断面図である。 10……浸水検知器、12、12′……光フアイバ心線、14、
14′……1対の光コネクタプラグ、16……収納ケース、
18……吸水性変位部材。
浸水検知器の浸水前の状態と浸水後の状態とを示す断面
図、第2図(A)(B)はそれぞれ本発明の他の実施例
による浸水検知器の浸水前の状態と浸水後の状態とを示
す断面図である。 10……浸水検知器、12、12′……光フアイバ心線、14、
14′……1対の光コネクタプラグ、16……収納ケース、
18……吸水性変位部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−837(JP,A) 特開 昭62−28703(JP,A) 特開 昭63−286739(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】浸水監視用の光フアイバ心線に取付けられ
相互に衝合する1対の光コネクタプラグと、前記1対の
光コネクタプラグを収納し入水孔を有する収納ケース
と、前記収納ケース内に配置され前記入水孔からの浸水
によって膨張または収縮して前記1対の光コネクタプラ
グをその軸線に対して直交する方向に強制的に変位させ
る吸水性変位部材とから成っていることを特徴とする浸
水検知器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27905588A JP2670317B2 (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | 浸水検知器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27905588A JP2670317B2 (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | 浸水検知器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02126129A JPH02126129A (ja) | 1990-05-15 |
JP2670317B2 true JP2670317B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=17605770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27905588A Expired - Lifetime JP2670317B2 (ja) | 1988-11-04 | 1988-11-04 | 浸水検知器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2670317B2 (ja) |
-
1988
- 1988-11-04 JP JP27905588A patent/JP2670317B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02126129A (ja) | 1990-05-15 |
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