JPH0511154A - 光フアイバケーブル - Google Patents
光フアイバケーブルInfo
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- JPH0511154A JPH0511154A JP3190907A JP19090791A JPH0511154A JP H0511154 A JPH0511154 A JP H0511154A JP 3190907 A JP3190907 A JP 3190907A JP 19090791 A JP19090791 A JP 19090791A JP H0511154 A JPH0511154 A JP H0511154A
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- JP
- Japan
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- optical fiber
- cable
- spacer
- fiber core
- coated optical
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Abstract
するスペーサ10に、さらに浅溝18を設け、その中に
検知用光ファイバ心線22を収納し、その一部が溝外に
出るようにする(図1(c))。ケーブルに外圧(側
圧)が加わると、検知用心線22に作用し、伝送損失を
増加させる。パワーメータで伝送損失をモニタしていれ
ば、ケーブルに加わる外圧を検出できる。OTDRの利
用により外圧作用位置も検出できる。 【効果】 ケーブルがある程度の外圧を受けて変形し
た状態をリニアに検出でき、異常を低レベルの状態から
検出できる。ケーブル外被は破壊されないが、ケーブ
ル内部の光ファイバには深刻な歪となるような微小な外
圧も検知できる。金属を全く用いない構造のセンサと
することができるため、ノンメタリック光ファイバケー
ブルの特徴を生かした線路保守が可能である。低損失
の光ファイバを用いれば、100km程度の長尺監視も可能
である。
Description
関し、特に、外圧検知機能を持たせて、ケーブル外被が
破壊される前に、その原因となる外圧の状況を監視でき
るようにした光ファイバケーブルに関するものである。
主として、1)ガス封入監視や、2)絶縁監視が、用い
られてきた。1)のガス封入監視は、ケーブル内に乾燥
空気等を封入または供給し、ケーブルおよび接続点が外
傷を受け、ガスが流出した場合に、接続部内に設置する
圧力センサが異常を検知するものである。また2)の絶
縁監視は、ケーブル内の外層に、1ペアの警報線(絶縁
層に孔明け加工を施した電線)を挿入しておき、ケーブ
ルが外傷を受け、浸水した場合に絶縁抵抗が低下して、
異常を検知するものである。
視方式の内、 1)のガス封入監視は、ガス供給装置、圧力センサ、セ
ンサの給電線や信号線が必要で、さらにケーブル端末に
カスダムを成形しなければならない。したがって、コス
ト高になる。 2)の絶縁監視は、上記の警報線を必要とする。 (2)両方式とも、金属導体の電線を用いるので、光ケ
ーブルの特徴であるノンメタリック方式に適用できな
い。 (3)両方式とも、基本的にはケーブル外被の破壊があ
って始めて異常感知ができるものであり、光ケーブルの
寿命設計の際に問題となる微小な応力歪は検知できな
い。
従来のスペーサ型とほぼ同じ構造のユニットを用いる
が、ただしこの場合のスペーサ10は、通常の溝(深溝
16、その深さAは収納する光ファイバ心線20の直径
より大)の他に、浅い溝18(その深さBが収納する光
ファイバ心線22の直径より小)を有する。以上のユニ
ットを用いて、光ファイバケーブルを構成する。
バ心線22を収納しただけの(通信用光ファイバ心線2
0を収納する深溝16を有しない)外圧検知専用ユニッ
ト32を、光ファイバケーブルの全長に当たって挿入す
るようにしてもよい。
2の直径より小さくしてあると、溝18に収納した検知
用光ファイバ心線22は、図1の(c)のように、一部
が溝18の両端を結ぶライン19より上に出る。そのた
め、ケーブルに側圧が作用すると、検知用光ファイバ心
線22に荷重が加わる(深溝16内の通信用光ファイバ
心線20のようにスペーサ10により保護されない)。
ると、その伝送損失が増加する。これを、一般に用いら
れている光源とパワーメータにより、検出することがで
きる。さらにOTDRにつなぐことにより、伝送損失変
化とともに外圧の作用した位置も検出できる。
Pなどからなるテンションメンバ12を持ち、かつプラ
スチック(たとえば高密度ポリエチレン)製の本体14
(細長い円筒状)の側面に、複数本のらせん状の深溝1
6と浅溝18を設けたものである。深溝16内には通信
用光ファイバ心線20を収納する。図1(b)のよう
に、深溝16の深さAは光ファイバ心線20の直径より
十分に大きい。したがって、通常のスペーサ形ユニット
と同じように、通信用光ファイバ心線20は外力から保
護される。
を収納する。図1(c)のように、浅溝18は、そのの
深さBが光ファイバ心線22の直径よりも小さい浅い溝
である。この場合、検知用光ファイバ心線22の1/3程
度が浅溝18の両端を結ぶライン19より上に出るよう
に設計する。24は押え巻で、プラスチックテープの重
ね巻などからなる。26はシースで、たとえばポリエチ
レンからなる。以上の使用材料はすべて非金属である。
に外圧(側圧)が加わると、まず検知用光ファイバ心線
22に荷重が加わる。荷重が加わると、検知用光ファイ
バ心線22の伝送損失が増加する。側圧と損失増加値は
ほぼ比例する。したがって、一般に用いられている光源
とパワーメータによって常時検知用光ファイバ心線22
をモニタしていれば、外圧が加わったこと及びその程度
を容易に知り得る。またOTDRの利用により、その位
置も知ることができる。
10が変形し、ついに通信用光ファイバ心線20にも外
圧が作用するようになるが、本発明の場合は、そのよう
になる前に、異常を予知できる。
利用した例を示す。図1(a)のケーブルからシース2
6を除いたもの(あるいは薄いシースをかぶせたもの)
をスペーサ型ユニット30として用い、その上に、順
次、遮水層40、がい装鉄線42、押え巻き44、外被
46を設けたものである。このような構造にすると、海
底でケーブルに錨が懸かった場合及びその検知が可能で
ある。なお、電力・光複合海底ケーブルの光ユニットと
しても利用することができる。
を示す。図1(a)のケーブルのシース26の代わりに
被覆又は押え巻き28を施してスペーサ型ユニット30
とし、それを中心テンションメンバ50の回りに集合
し、押え巻52、シース54を施す。
つのスペーサ型ユニット30から、深溝16と通信用光
ファイバ心線20を除いて、外圧検知専用ユニット32
とする。また、図4(c)のように、図3のケーブルの
1つのスペーサ型ユニット30から、浅溝18と検知用
光ファイバ心線22を除いて、通信専用ユニット34と
する。そして、同図(a)のように、外圧検知専用ユニ
ット32と通信専用ユニット34を撚り合わせ集合して
ケーブルを構成する。
光ファイバ心線の直径より小さい深さのものを有するの
で、上記のように、その光ファイバが外圧検知のセンサ
としての作用を持ち、次の効果を奏する。 (1)ケーブルがある程度の外圧を受けて変形した状態
をリニアに検出でき、異常を低レベルの状態から検出で
きる。 (2)ケーブル外被は破壊されないが、ケーブル内部の
光ファイバには深刻な歪となるような微小な外圧も検知
できる。 (3)金属を全く用いない構造のセンサとすることもで
きるため、誘導の心配がない。 (4)OTDRを用いることにより、長手方向すべての
場所のセンサとなる。 (5)センサ信号に光を用いるため、低損失の光ファイ
バを用いれば、100km程度の長尺監視も可能である。
深溝16の部分の拡大説明図、(c)は浅溝18の部分
の拡大説明図。
Claims (2)
- 【請求項1】 プラスチック製の細長い円筒体の側面に
らせん溝を有するスペーサの、前記溝内に光ファイバ心
線が収納され、その上に押え巻が施されたものであっ
て、かつ前記溝はその深さが前記光ファイバの直径より
小さくなっている外圧検知専用ユニットが、全長にわた
って挿入されている、光ファイバケーブル。 - 【請求項2】 プラスチック製の細長い円筒体の側面に
複数本のらせん溝を有するスペーサの、前記各溝内に光
ファイバが収納され、その上に押え巻が施されたもので
あって、かつ前記溝はその深さが収納する光ファイバ心
線の直径より小さくなっているものと大きくなっている
ものとからなるスペーサ型ユニットを有する、光ファイ
バケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3190907A JP2782124B2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 光ファイバケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3190907A JP2782124B2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 光ファイバケーブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0511154A true JPH0511154A (ja) | 1993-01-19 |
JP2782124B2 JP2782124B2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=16265703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3190907A Expired - Lifetime JP2782124B2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 光ファイバケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2782124B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11149022A (ja) * | 1997-11-14 | 1999-06-02 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光センサ複合パイプケーブル |
JPWO2017060971A1 (ja) * | 2015-10-06 | 2018-04-05 | ニューブレクス株式会社 | Dptssケーブル |
JPWO2021111699A1 (ja) * | 2019-12-04 | 2021-06-10 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58117509A (ja) * | 1982-01-05 | 1983-07-13 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光フアイバケ−ブルの製造方法 |
JPS629220U (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-20 |
-
1991
- 1991-07-05 JP JP3190907A patent/JP2782124B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58117509A (ja) * | 1982-01-05 | 1983-07-13 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光フアイバケ−ブルの製造方法 |
JPS629220U (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-20 |
Cited By (3)
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---|---|---|---|---|
JPH11149022A (ja) * | 1997-11-14 | 1999-06-02 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光センサ複合パイプケーブル |
JPWO2017060971A1 (ja) * | 2015-10-06 | 2018-04-05 | ニューブレクス株式会社 | Dptssケーブル |
JPWO2021111699A1 (ja) * | 2019-12-04 | 2021-06-10 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2782124B2 (ja) | 1998-07-30 |
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