JP2669987B2 - ビデオカメラの手振れ検出装置 - Google Patents

ビデオカメラの手振れ検出装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はビデオカメラの手振れ
検出装置に関し、特にたとえば撮像装置の揺れ成分を検
出する、ビデオカメラの手振れ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】撮像装置の揺れ成分を検出する従来の方
法としては、代表的マッチング法(特開昭61−201
581号公報に記載)から得られる動きベクトルを使っ
て画像情報から揺れ成分を検出する方法が、1989年
の第20回画像工学コンファレンスにおいて発表されて
いる。この技術では、画像情報から得られる動きベクト
ルを評価する方法として発散度パラメータを導入してい
る。
【0003】すなわち、画面内に動く物体が存在するよ
うな場合には、検出される動きベクトルが画面の各動き
ベクトル検出領域でランダムに異なるので、撮像成分の
揺れ成分と被写体自身の動きとを識別することが難し
く、被写体自身の動きを撮像装置の揺れ成分とみなして
誤って補正動作をする可能性がある。そこで、各動きベ
クトル検出領域の動きベクトルの違いの程度を評価する
発散度パラメータが導入されている。発散度パラメータ
は数1によって示される。
【0004】
【数1】
【0005】発散度が大きい場合すなわち動きベクトル
の方向が動きベクトル検出領域によってばらばらになっ
た場合には、動きベクトルに1以下の係数を乗ずること
によって補正を抑圧し誤検出の影響を軽減している。な
お、この従来技術では、1画面につき4つの動きベクト
ル検出領域が設けられ、1画面から4つの動きベクトル
を得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のように発散
度パラメータだけでは、どの動きベクトル検出領域の動
きベクトルが正しいか否かを判断できず、1つの動きベ
クトル検出領域に動く物体が存在した場合でも発散度が
高くなることがある。したがって、本来の手振れを示し
ている動きベクトルに対して悪影響を与える可能性があ
った。
【0007】それゆえに、この発明の主たる目的は、手
振れを正確に検出することができる、ビデオカメラの手
振れ検出装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、1画面に複
数の動きベクトル検出領域を含み、代表点マッチングに
よって動きベクトル検出領域の動きベクトルを求めて手
振れを検出するビデオカメラの手振れ検出装置であっ
て、代表点マッチングにより算出される累積加算結果を
第1の閾値と比較することによって動きベクトルの正誤
を判断する第1手段、第1手段が連続して正しいと判断
したフィールド数を数える第2手段、およびフィールド
数を第2の閾値と比較することによって動きベクトルの
正誤を判定する第3手段を備え、第3手段によって正し
いと判断された動きベクトルに基づいて手振れを検出す
るようにした、ビデオカメラ手振れ検出装置である。
【0009】
【作用】代表点マッチングにより算出される累積加算結
果の平均値が所定の閾値より小さい場合、または累積加
算結果の最小値が別の閾値より大きい場合には、検出さ
れた動きベクトルは第1手段によって誤りと判断され
る。そうでない場合には、連続して正しいと判断された
フィールド数すなわち通過度が第2手段で計算され、そ
の通過度が第2の閾値より小さい場合には、第3手段に
よってその動きベクトルは誤りと判断される。一方、通
過度が第2の閾値以上の場合には、第3手段はその動き
ベクトルは正しいと判断し、この第3手段で正しいと判
断された動きベクトルに基づいて手振れを検出する。こ
のように、1画面に含まれる複数の動きベクトル検出領
域毎に、その動きベクトルが正しいか否かを判断するの
で、誤検出の可能性が大幅に低減される。
【0010】
【発明の効果】この発明によれば、複数の動きベクトル
検出領域のうちの1つの動きベクトル検出領域に動く物
体が存在した場合であっても、その動く物体の存在する
動きベクトル検出領域を特定することができるので、動
く物体の存在する動きベクトル検出領域を除く、残りの
手振れを示す動きベクトル検出領域の動きベクトルによ
って正確に手振れを検出できる。
【0011】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0012】
【実施例】図1を参照して、この実施例のビデオカメラ
の手振れ検出装置10は、代表点マッチングにより動き
ベクトルを検出するものであり、入力端子12から得ら
れる画像信号が入力される代表点保存メモリ14を含
む。代表点保存メモリ14では、図2に示す動きベクト
ル検出領域16から抽出された複数個の代表点18を1
フィールド期間保存する。なお、この実施例では図2に
示すように画面20にたとえば4つの動きベクトル検出
領域16を形成し、各動きベクトル検出領域16は複数
個の相関検出領域22に分割される。各相関検出領域2
2は、図3に示すように1群の画素24を含み、1つの
相関検出領域22に対して1つの代表点18が決定され
る。この実施例では、代表点18は相関検出領域22の
ほぼ中央に設定される。
【0013】また、入力端子12から得られる画像信号
は相関器26に入力され、相関器26では代表点保存メ
モリ14に保存されている1フィールド前の代表点と相
関検出領域22の現フィールドの各画素24との相関演
算が行われる。すなわち、現フィールドの画像信号と前
フィールドとの間で輝度差が求められる。求められた輝
度差は、累積加算器28において、代表点18に対する
各偏移毎に全ての相関検出領域22すなわち動きベクト
ル検出領域16にわたって累積加算される。
【0014】各偏移毎に求められた全ての累積加算結果
のうち、累積加算結果が最小値となるときの代表点18
に対する偏移が、動きベクトル検出回路30によって求
められ、その偏移が動きベクトルとして出力端子32か
ら出力される。また、各偏移毎に求められた全ての累積
加算結果は、平均値検出回路34および最小値検出回路
36に入力される。そして、それぞれ平均値および最小
値が求められ、マイコン38に入力される。
【0015】マイコン38では、図4に示すように、ま
ずステップS1において累積加算結果の平均値が或る一
定の閾値Aより小さいか否かを判断する。累積加算結果
の平均値が閾値Aより小さい場合には、動きベクトル検
出回路20で得られた動きベクトルを誤りとする。ステ
ップS1において累積加算結果の平均値が閾値A以上の
場合には、ステップS3において累積加算結果の最小値
が或る一定の閾値Bより大きいか否かを判断する。累積
加算結果の最小値が閾値Bより大きい場合には、動きベ
クトル検出回路20で得られた動きベクトルを誤りとす
る。累積加算結果の最小値が閾値B以下の場合には、ス
テップS5において通過度を計算する。通過度とは、連
続して動きベクトルが正しいと判断されたフィールド数
を示す。そして、ステップS7においてこの通過度が一
定の閾値Cより小さいか否かを判断する。通過度が閾値
Cより小さい場合には動きベクトル検出回路30で得ら
れた動きベクトルを誤りとする。一方、通過度が閾値C
以上の場合には動きベクトルを正しいとする。マイコン
38からのこのような動きベクトルの正誤判断結果が出
力端子40から出力される。
【0016】マイコン38において動きベクトルが誤り
であると判断された動きベクトル検出領域16を除き、
残りの動き検出ベクトル検出領域16だけで平均をと
り、その平均を画面20全体の動きベクトルとして手振
れを検出する。その後の手振れ制御の方法としては、昭
和60年7月29日付で出願公開された特開昭60−1
43330号(撮影装置)などにおいて開示されてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】画面に設定される動きベクトル検出領域,相関
検出領域および代表点を示す図解図である。
【図3】相関検出領域を示す図解図である。
【図4】マイコンの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 …ビデオカメラの手振れ検出装置 14 …代表点保存メモリ 26 …相関器 28 …累積加算器 34 …平均値検出回路 36 …最小値検出回路 38 …マイコン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1画面に複数の動きベクトル検出領域を含
    み、代表点マッチングによって前記動きベクトル検出領
    域の動きベクトルを求めて手振れを検出するビデオカメ
    ラの手振れ検出装置であって、 前記代表点マッチングにより算出される累積加算結果を
    第1の閾値と比較することによって前記動きベクトルの
    正誤を判断する第1手段、 前記第1手段が連続して正しいと判断したフィールド数
    を数える第2手段、および前記フィールド数を第2の閾
    値と比較することによって前記動きベクトルの正誤を判
    定する第3手段を備え、 前記第3手段によって正しいと判断された動きベクトル
    に基づいて手振れを検出するようにした、ビデオカメラ
    手振れ検出装置。
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