JP2506499B2 - 画像の動きベクトル検出装置及び揺れ補正装置 - Google Patents
画像の動きベクトル検出装置及び揺れ補正装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、おもにビデオカメラの振動や揺れによる画
面全体の動きベクトルを、画像信号より検出する画像の
動きベクトル検出装置、及びその画面全体の不要な揺れ
を補正する画像の揺れ補正装置に関するものである。
面全体の動きベクトルを、画像信号より検出する画像の
動きベクトル検出装置、及びその画面全体の不要な揺れ
を補正する画像の揺れ補正装置に関するものである。
従来の技術 従来の画像の動きベクトル検出装置としては、例えば
特開昭61−269475号公報に示されたものが知られてい
る。
特開昭61−269475号公報に示されたものが知られてい
る。
第8図はこの従来の動きベクトル検出装置を応用した
画像の揺れ補正装置のブロック図を示すものである。20
は画像信号入力端子、21は各検出領域のベクトル検出回
路、22は相関値検出部、23はベクトルの信頼性判定手
段、24は動きベクトル決定手段、25は揺れ補正手段であ
る。
画像の揺れ補正装置のブロック図を示すものである。20
は画像信号入力端子、21は各検出領域のベクトル検出回
路、22は相関値検出部、23はベクトルの信頼性判定手
段、24は動きベクトル決定手段、25は揺れ補正手段であ
る。
以上のように構成された従来の画像の動きベクトル検
出装置においては、まず入力端子20に少なくとも2フィ
ールド以上の時間的に連続する画像信号が入力される。
各検出領域のベクトル検出回路21では、予め第9図の2
6,27,28,29に示すように画面内に4つのベクトル検出領
域が定められており、2フィールド間の各検出領域につ
いて、所定の範囲の量(i,j):imin<i<imax,jmin<
j<jmax偏移した位置の信号の差ΣlΔLl(i,j)を相
関値としてそれぞれ求め、その値の最小値を与える偏移
(i′,j′)を検出し、これを各領域のベクトルとす
る。相関値検出部22では、相関値の最小値、平均値、最
大値を求め、ベクトルの値とともにベクトルの信頼性判
定手段23および動きベクトル決定手段24に出力する。ベ
クトルの信頼性判定手段23および動きベクトル決定手段
24では、各領域の相関値の最小値、平均値、最大値より
ベクトルの信頼性を判定し、信頼性ありと判定された領
域のベクトルの大きさと方向性が一致すれば、それらの
平均の値を画面全体の動きベクトルと決定し出力する。
また一致しない場合は0ベクトルを出力する。揺れ補正
手段25は、1フィールド以上の画像信号記憶手段もしく
はCCDを持ち、揺れ補正回路によって、ここからの信号
の読みだし位置を制御することによって、第10図の30、
31に示すように、揺れの大きい画像が入力されるとき、
第n−1フィールド30、第nフィールド31の入力画像信
号について、動きベクトル決定手段24より入力された動
きベクトル19をもとに、その動きを補正する方向32に画
像の画面を33から34に並行移動し、また補間等によって
画面の拡大等の操作をし、揺れの少ない1画面の大きさ
の画像信号35、36を出力する。
出装置においては、まず入力端子20に少なくとも2フィ
ールド以上の時間的に連続する画像信号が入力される。
各検出領域のベクトル検出回路21では、予め第9図の2
6,27,28,29に示すように画面内に4つのベクトル検出領
域が定められており、2フィールド間の各検出領域につ
いて、所定の範囲の量(i,j):imin<i<imax,jmin<
j<jmax偏移した位置の信号の差ΣlΔLl(i,j)を相
関値としてそれぞれ求め、その値の最小値を与える偏移
(i′,j′)を検出し、これを各領域のベクトルとす
る。相関値検出部22では、相関値の最小値、平均値、最
大値を求め、ベクトルの値とともにベクトルの信頼性判
定手段23および動きベクトル決定手段24に出力する。ベ
クトルの信頼性判定手段23および動きベクトル決定手段
24では、各領域の相関値の最小値、平均値、最大値より
ベクトルの信頼性を判定し、信頼性ありと判定された領
域のベクトルの大きさと方向性が一致すれば、それらの
平均の値を画面全体の動きベクトルと決定し出力する。
また一致しない場合は0ベクトルを出力する。揺れ補正
手段25は、1フィールド以上の画像信号記憶手段もしく
はCCDを持ち、揺れ補正回路によって、ここからの信号
の読みだし位置を制御することによって、第10図の30、
31に示すように、揺れの大きい画像が入力されるとき、
第n−1フィールド30、第nフィールド31の入力画像信
号について、動きベクトル決定手段24より入力された動
きベクトル19をもとに、その動きを補正する方向32に画
像の画面を33から34に並行移動し、また補間等によって
画面の拡大等の操作をし、揺れの少ない1画面の大きさ
の画像信号35、36を出力する。
以上説明したものは、相関値の最小値、平均値、最大
値よりベクトルの信頼性を判定しているが、その他相関
値の最小点とその周りの点の値の差、つまり最小点の周
りの傾きよりベクトルの信頼性を判定するもの、また最
小値の値だけで判定するものなど相関値の状態から信頼
性を判定する方法はいろいろなものがある。
値よりベクトルの信頼性を判定しているが、その他相関
値の最小点とその周りの点の値の差、つまり最小点の周
りの傾きよりベクトルの信頼性を判定するもの、また最
小値の値だけで判定するものなど相関値の状態から信頼
性を判定する方法はいろいろなものがある。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、動きベクトル検
出装置は、各領域ごとの信頼性判定結果から画面全体の
動きベクトルの決定を行っているため、移動物が画面内
に入り込んだ場合に誤動作することが多かった。すなわ
ち、移動物の検出は各領域ごとに独立して行っているた
めに、十分な移動物の検出性能を得ることができなかっ
た。
出装置は、各領域ごとの信頼性判定結果から画面全体の
動きベクトルの決定を行っているため、移動物が画面内
に入り込んだ場合に誤動作することが多かった。すなわ
ち、移動物の検出は各領域ごとに独立して行っているた
めに、十分な移動物の検出性能を得ることができなかっ
た。
この点についてさらに詳しく説明する。第11図(a)
は移動物が画面内に入り込んだ場合、第11図(b)はカ
メラに一定周期の振動を与えた場合の相関値の時間変動
を示すものである。第11図(a)にT1で示す期間が移動
物が存在する期間であり、第11図(b)にT2で示す期間
がカメラに振動を与えた期間である。ここで移動物によ
る動きとカメラの揺れによる動きを区別するために、相
関値のレベルに注目する。移動物の場合は移動物の侵入
によって相関値が大きく増加するが、カメラの揺れの場
合は相関値の変動は少ない。そこで、あるレベルより相
関値が大きい場合は移動物であるとして信頼性なしと判
定する。ところが状況によっては移動物でも相関値の変
動が少なかったり、カメラの揺れでも相関値が大きく変
動することがあり、各領域において両者を正しく判別す
ることは困難である。このような課題が従来存在した。
は移動物が画面内に入り込んだ場合、第11図(b)はカ
メラに一定周期の振動を与えた場合の相関値の時間変動
を示すものである。第11図(a)にT1で示す期間が移動
物が存在する期間であり、第11図(b)にT2で示す期間
がカメラに振動を与えた期間である。ここで移動物によ
る動きとカメラの揺れによる動きを区別するために、相
関値のレベルに注目する。移動物の場合は移動物の侵入
によって相関値が大きく増加するが、カメラの揺れの場
合は相関値の変動は少ない。そこで、あるレベルより相
関値が大きい場合は移動物であるとして信頼性なしと判
定する。ところが状況によっては移動物でも相関値の変
動が少なかったり、カメラの揺れでも相関値が大きく変
動することがあり、各領域において両者を正しく判別す
ることは困難である。このような課題が従来存在した。
本発明は、このような従来の画像の動きベクトル検出
装置の課題を解消することを目的とする。
装置の課題を解消することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は、画面中に複数の検出領域を設け、前記各検
出領域について所定の偏移における相関値を求める手段
と、画面の左右もしくは上下の検出領域間での相関値の
差を求める手段と、前記相関値より各検出領域ごとに動
きベクトルを求める手段と、各検出領域ごとの相関値を
もとに各検出領域での動きベクトルの信頼性を判定する
手段と、信頼性の判定と領域間の相関値の差をもとに各
検出領域の動きベクトルを用いて画面全体の動きベクト
ルを決定する手段とを備えたものである。
出領域について所定の偏移における相関値を求める手段
と、画面の左右もしくは上下の検出領域間での相関値の
差を求める手段と、前記相関値より各検出領域ごとに動
きベクトルを求める手段と、各検出領域ごとの相関値を
もとに各検出領域での動きベクトルの信頼性を判定する
手段と、信頼性の判定と領域間の相関値の差をもとに各
検出領域の動きベクトルを用いて画面全体の動きベクト
ルを決定する手段とを備えたものである。
また、本発明は、画面中に複数の検出領域を設け、前
記各検出領域について所定の偏移における相関値を求め
る手段と、画面の左右もしくは上下の検出領域間での相
関値の差を求める手段と、前記相関値より各検出領域ご
とに動きベクトルを求める手段と、各検出領域ごとの相
関値と領域間の相関値の差をもとに各検出領域での動き
ベクトルの信頼性を判定する手段と、信頼性の判定をも
とに各検出領域の動きベクトルを用いて画面全体の動き
ベクトルを決定する手段とを備えたものである。
記各検出領域について所定の偏移における相関値を求め
る手段と、画面の左右もしくは上下の検出領域間での相
関値の差を求める手段と、前記相関値より各検出領域ご
とに動きベクトルを求める手段と、各検出領域ごとの相
関値と領域間の相関値の差をもとに各検出領域での動き
ベクトルの信頼性を判定する手段と、信頼性の判定をも
とに各検出領域の動きベクトルを用いて画面全体の動き
ベクトルを決定する手段とを備えたものである。
また、本発明は、画面中に複数の検出領域を設け、前
記各検出領域について所定の偏移における相関値を求め
る手段と、前記相関値の時間変動値を求める手段と、画
面の左右もしくは上下の検出領域間での相関値の時間変
動値の差を求める手段と、前記相関値より各検出領域ご
とに動きベクトルを求める手段と、各検出領域ごとの相
関値と相関値の時間変動値をもとに各検出領域での動き
ベクトルの信頼性を判定する手段と、信頼性の判定と領
域間の相関値の時間変動値の差をもとに各検出領域の動
きベクトルを用いて画面全体の動きベクトルを決定する
手段とを備えたものである。
記各検出領域について所定の偏移における相関値を求め
る手段と、前記相関値の時間変動値を求める手段と、画
面の左右もしくは上下の検出領域間での相関値の時間変
動値の差を求める手段と、前記相関値より各検出領域ご
とに動きベクトルを求める手段と、各検出領域ごとの相
関値と相関値の時間変動値をもとに各検出領域での動き
ベクトルの信頼性を判定する手段と、信頼性の判定と領
域間の相関値の時間変動値の差をもとに各検出領域の動
きベクトルを用いて画面全体の動きベクトルを決定する
手段とを備えたものである。
また、本発明は、画面中に複数の検出領域を設け、前
記各検出領域について所定の偏移における相関値を求め
る手段と、前記相関値の時間変動値を求める手段と、画
面の左右もしくは上下の検出領域間での相関値の時間変
動値の差を求める手段と、前記相関値より各検出領域ご
とに動きベクトルを求める手段と、各検出領域ごとの相
関値と相関値の時間変動値と領域間の相関値の時間変動
値の差をもとに各検出領域での動きベクトルの信頼性を
判定する手段と、信頼性の判定をもとに各検出領域の動
きベクトルを用いて画面全体の動きベクトルを決定する
手段とを備えたものである。
記各検出領域について所定の偏移における相関値を求め
る手段と、前記相関値の時間変動値を求める手段と、画
面の左右もしくは上下の検出領域間での相関値の時間変
動値の差を求める手段と、前記相関値より各検出領域ご
とに動きベクトルを求める手段と、各検出領域ごとの相
関値と相関値の時間変動値と領域間の相関値の時間変動
値の差をもとに各検出領域での動きベクトルの信頼性を
判定する手段と、信頼性の判定をもとに各検出領域の動
きベクトルを用いて画面全体の動きベクトルを決定する
手段とを備えたものである。
また、本発明は、以上のいずれかの画像の動きベクト
ル検出装置と、少なくとも1フィールド以上の画像信号
記憶手段もしくはCCDと、前記画像の動きベクトル検出
装置から検出される動きベクトルをもとに、前記画像信
号記憶手段もしくは前記CCDの読みだし位置を制御する
手段とを備えた画像揺れ補正装置である。
ル検出装置と、少なくとも1フィールド以上の画像信号
記憶手段もしくはCCDと、前記画像の動きベクトル検出
装置から検出される動きベクトルをもとに、前記画像信
号記憶手段もしくは前記CCDの読みだし位置を制御する
手段とを備えた画像揺れ補正装置である。
作用 本発明は上記した構成により、各検出領域ごとに移動
物が領域内に侵入したかどうかを相関値又は相関値の時
間変動値によって判断するとともに、領域間における相
関値又は、相関値の時間変動値の差を求めることによっ
て移動物の検出を行い、画面全体の動きベクトルを決定
する。
物が領域内に侵入したかどうかを相関値又は相関値の時
間変動値によって判断するとともに、領域間における相
関値又は、相関値の時間変動値の差を求めることによっ
て移動物の検出を行い、画面全体の動きベクトルを決定
する。
そして、決定した画面全体の動きベクトルをもとに画
像信号記憶手段やCCDの読みだし位置を制御することに
よって画面の揺れを補正する。
像信号記憶手段やCCDの読みだし位置を制御することに
よって画面の揺れを補正する。
実施例 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は本発明の第1の実施例における動きベクトル
検出装置のブロック図を示すものであり、1は画像信号
入力端子、2a〜2dは各検出領域のベクトル検出回路、3a
〜3dは相関値検出手段、4a〜4dはベクトルの信頼性判定
手段、5、6は相関値の差を求める手段、7は動きベク
トル決定手段である。
検出装置のブロック図を示すものであり、1は画像信号
入力端子、2a〜2dは各検出領域のベクトル検出回路、3a
〜3dは相関値検出手段、4a〜4dはベクトルの信頼性判定
手段、5、6は相関値の差を求める手段、7は動きベク
トル決定手段である。
以上のように構成された第1の実施例の画像の動きベ
クトル検出装置において、まず入力端子1に少なくとも
2フィールド以上の時間的に連続する画像信号が入力さ
れる。画面は予め第9図の26,27,28,29に示すように4
つのベクトル検出領域が定められており、各検出領域の
ベクトル検出回路2a〜2dでは、2フィールド間の各検出
領域について、所定の範囲の量(i,j):imin<i<ima
x,jmin<j<jmax偏移した位置の信号の差ΣlΔLl(i,
j)を相関値としてそれぞれ求め、その値の最小値を与
える偏移(i′,j′)を検出し、これを各領域のベクト
ルとする。相関値検出手段3a〜3dでは、各検出領域ごと
に相関値の最小値、平均値、最大値を求める。ベクトル
の信頼性判定手段4a〜4dでは、相関値検出手段3a〜3dか
ら入力された相関値より各検出領域の信頼性を判定し、
その判定結果と各検出領域の動きベクトルを動きベクト
ル決定手段7に出力する。左右差検出手段5では画面の
左右領域の相関値の差を求め、上下差検出手段6では画
面の上下領域の相関値の差を求める。画面の上下あるい
は左右の領域の相関値の差を求める方法としては、第9
図の4領域すべてを用いても、2領域だけを用いてもよ
い。なお、対角の2領域を用いると上下と左右の差を同
時に検出することができる。動きベクトル決定手段7
は、領域間の相関値の差が所定の値以下の場合、信頼性
ありと判定された各領域のベクトルの中間値(大小順番
に並べたときの中間に位置する値、ただし偶数個の場合
は中間に近い位置の2つの値の平均値)を画面全体の動
きベクトルと決定して出力する。また領域間の相関値の
差が所定の値より大きい場合は、画面全体の動きベクト
ルは0とする。
クトル検出装置において、まず入力端子1に少なくとも
2フィールド以上の時間的に連続する画像信号が入力さ
れる。画面は予め第9図の26,27,28,29に示すように4
つのベクトル検出領域が定められており、各検出領域の
ベクトル検出回路2a〜2dでは、2フィールド間の各検出
領域について、所定の範囲の量(i,j):imin<i<ima
x,jmin<j<jmax偏移した位置の信号の差ΣlΔLl(i,
j)を相関値としてそれぞれ求め、その値の最小値を与
える偏移(i′,j′)を検出し、これを各領域のベクト
ルとする。相関値検出手段3a〜3dでは、各検出領域ごと
に相関値の最小値、平均値、最大値を求める。ベクトル
の信頼性判定手段4a〜4dでは、相関値検出手段3a〜3dか
ら入力された相関値より各検出領域の信頼性を判定し、
その判定結果と各検出領域の動きベクトルを動きベクト
ル決定手段7に出力する。左右差検出手段5では画面の
左右領域の相関値の差を求め、上下差検出手段6では画
面の上下領域の相関値の差を求める。画面の上下あるい
は左右の領域の相関値の差を求める方法としては、第9
図の4領域すべてを用いても、2領域だけを用いてもよ
い。なお、対角の2領域を用いると上下と左右の差を同
時に検出することができる。動きベクトル決定手段7
は、領域間の相関値の差が所定の値以下の場合、信頼性
ありと判定された各領域のベクトルの中間値(大小順番
に並べたときの中間に位置する値、ただし偶数個の場合
は中間に近い位置の2つの値の平均値)を画面全体の動
きベクトルと決定して出力する。また領域間の相関値の
差が所定の値より大きい場合は、画面全体の動きベクト
ルは0とする。
上述したところから分かるように、従来例の動きベク
トル検出装置と異なる点は、各検出領域ごとの信頼性判
定結果のみから画面全体の動きベクトルの決定を行うの
ではなく、各検出領域ごとの信頼性判定結果と、領域間
における相関値の差から画面全体の動きベクトルを決定
する点である。
トル検出装置と異なる点は、各検出領域ごとの信頼性判
定結果のみから画面全体の動きベクトルの決定を行うの
ではなく、各検出領域ごとの信頼性判定結果と、領域間
における相関値の差から画面全体の動きベクトルを決定
する点である。
この点について、以下に、さらに詳しく説明する。な
お、以下では左右領域の場合についてのみ説明を行い、
上下領域については同様のため説明は省略する。
お、以下では左右領域の場合についてのみ説明を行い、
上下領域については同様のため説明は省略する。
第2図は移動物が画面内に左から右に入り込んだ場合
の左右各領域の動きベクトルと相関値および領域間の相
関値の差について時間を横軸にとってを示すものであ
る。第2図(a)は左領域の動きベクトル、同図(b)
は右領域の動きベクトル、同図(c)の実線は左領域の
相関値、また、破線は右領域の相関値、同図(d)は左
右領域の相関値の差をそれぞれ示す。相関値は検出領域
内への移動物の侵入とともに値が増加し、領域全体を移
動物が占めると値は減少する。移動物が検出領域から出
て行くときに相関値は再び増加する。信頼性判定手段4
では各領域ごとに、同図(c)の相関値をもとに信頼性
判定を行うが、従来例で説明したように各領域ごとの判
定では移動物を誤判定することが多い。
の左右各領域の動きベクトルと相関値および領域間の相
関値の差について時間を横軸にとってを示すものであ
る。第2図(a)は左領域の動きベクトル、同図(b)
は右領域の動きベクトル、同図(c)の実線は左領域の
相関値、また、破線は右領域の相関値、同図(d)は左
右領域の相関値の差をそれぞれ示す。相関値は検出領域
内への移動物の侵入とともに値が増加し、領域全体を移
動物が占めると値は減少する。移動物が検出領域から出
て行くときに相関値は再び増加する。信頼性判定手段4
では各領域ごとに、同図(c)の相関値をもとに信頼性
判定を行うが、従来例で説明したように各領域ごとの判
定では移動物を誤判定することが多い。
他方、相関値の左右領域の差を求める左右差検出手段
5では移動物が左右の領域に侵入する時間差のために、
同図(d)に示す信号が得られ、各領域の信頼性判定結
果とともに差信号がベクトル検出手段7に送られる。ベ
クトル検出手段7では相関値の左右領域の差信号の絶対
値が所定の値以上になった場合は、信頼性判定手段7の
結果にかかわらず、画面全体の動きベクトルをある期間
0とする。これによって、各領域ごとの信頼性判定手段
7では移動物を誤判定した場合でも領域間の差信号によ
って移動物の侵入を検出することが可能となる。なお本
実施例では画面中の検出領域の数は4としたがそれ以外
でもよい。
5では移動物が左右の領域に侵入する時間差のために、
同図(d)に示す信号が得られ、各領域の信頼性判定結
果とともに差信号がベクトル検出手段7に送られる。ベ
クトル検出手段7では相関値の左右領域の差信号の絶対
値が所定の値以上になった場合は、信頼性判定手段7の
結果にかかわらず、画面全体の動きベクトルをある期間
0とする。これによって、各領域ごとの信頼性判定手段
7では移動物を誤判定した場合でも領域間の差信号によ
って移動物の侵入を検出することが可能となる。なお本
実施例では画面中の検出領域の数は4としたがそれ以外
でもよい。
次に本発明の第2の実施例の動きベクトル検出装置に
ついて説明する。第2の実施例の動きベクトル検出装置
の構成を第3図に示す。第1図と同一のものには同一番
号を付け、それらの説明は省略する。第3図で8a〜8dは
ベクトルの信頼性判定手段、9は動きベクトル決定手段
である。
ついて説明する。第2の実施例の動きベクトル検出装置
の構成を第3図に示す。第1図と同一のものには同一番
号を付け、それらの説明は省略する。第3図で8a〜8dは
ベクトルの信頼性判定手段、9は動きベクトル決定手段
である。
以上のように構成された第2の実施例の画像の動きベ
クトル検出装置において、各領域のベクトルと相関値の
導出方法および相関値の領域間の差を求める方法は第1
の実施例と同様であるので説明を省略する。そこで、ベ
クトルの信頼性判定手段8a〜8dでは、相関値検出手段3a
〜3dから入力された相関値と、相関値の左右領域の差を
求める左右差検出手段5および上下領域の差を求める上
下差検出手段6から入力された領域間の相関値の差信号
より、各領域の信頼性を判定し、その判定結果と各領域
の動きベクトルを動きベクトル決定手段9に出力する。
動きベクトル決定手段9は、信頼性ありと判定された各
領域のベクトルの中間値(大小順番に並べたときの中間
に位置する値、ただし偶数個の場合は中間に近い位置の
2つの値の平均値)を画面全体の動きベクトルと決定し
て出力する。
クトル検出装置において、各領域のベクトルと相関値の
導出方法および相関値の領域間の差を求める方法は第1
の実施例と同様であるので説明を省略する。そこで、ベ
クトルの信頼性判定手段8a〜8dでは、相関値検出手段3a
〜3dから入力された相関値と、相関値の左右領域の差を
求める左右差検出手段5および上下領域の差を求める上
下差検出手段6から入力された領域間の相関値の差信号
より、各領域の信頼性を判定し、その判定結果と各領域
の動きベクトルを動きベクトル決定手段9に出力する。
動きベクトル決定手段9は、信頼性ありと判定された各
領域のベクトルの中間値(大小順番に並べたときの中間
に位置する値、ただし偶数個の場合は中間に近い位置の
2つの値の平均値)を画面全体の動きベクトルと決定し
て出力する。
このことからわかるように、従来例の動きベクトル検
出装置と異なる点は、各検出領域ごとに相関値のみから
各検出領域の信頼性を判定するのではなく、各検出領域
の相関値と検出領域間における相関値の差から各検出領
域の信頼性を判定する点である。この点について、以下
に、さらに詳しく説明する。なお、以下では左右領域の
場合についてのみ説明を行い、上下領域については同様
のため説明は省略する。
出装置と異なる点は、各検出領域ごとに相関値のみから
各検出領域の信頼性を判定するのではなく、各検出領域
の相関値と検出領域間における相関値の差から各検出領
域の信頼性を判定する点である。この点について、以下
に、さらに詳しく説明する。なお、以下では左右領域の
場合についてのみ説明を行い、上下領域については同様
のため説明は省略する。
移動物が画面内に左から右に入り込んだ場合について
第2図を用いて説明する。第2図の(a)〜(d)は既
に第1の実施例で説明した通りである。すなわち、第2
図(d)の相関値の左右領域の差信号は、左領域の相関
値から右領域の相関値を引いたものである。この図に示
すように移動物が画面上を通過することによって、相関
値の差信号は正負に大きく変動する。そこで信頼性判定
手段8a,8b(左領域の信頼性判定手段)では相関値に加
えて、相関値の差信号を正の所定レベルと比較して信頼
性を判定し、信頼性判定手段8c、8d(右領域の信頼性判
定手段)では相関値に加えて相関値の差信号を負の所定
レベルと比較して信頼性を判定する。動きベクトル決定
手段9では、上述したように信頼性ありと判定された各
領域のベクトルの中間値(大小順番に並べたときの中間
に位置する値、ただし偶数個の場合は中間に近い位置の
2つの値の平均値)を画面全体の動きベクトルと決定し
て出力する。
第2図を用いて説明する。第2図の(a)〜(d)は既
に第1の実施例で説明した通りである。すなわち、第2
図(d)の相関値の左右領域の差信号は、左領域の相関
値から右領域の相関値を引いたものである。この図に示
すように移動物が画面上を通過することによって、相関
値の差信号は正負に大きく変動する。そこで信頼性判定
手段8a,8b(左領域の信頼性判定手段)では相関値に加
えて、相関値の差信号を正の所定レベルと比較して信頼
性を判定し、信頼性判定手段8c、8d(右領域の信頼性判
定手段)では相関値に加えて相関値の差信号を負の所定
レベルと比較して信頼性を判定する。動きベクトル決定
手段9では、上述したように信頼性ありと判定された各
領域のベクトルの中間値(大小順番に並べたときの中間
に位置する値、ただし偶数個の場合は中間に近い位置の
2つの値の平均値)を画面全体の動きベクトルと決定し
て出力する。
以上のように本実施例では、各領域の信頼性判定にお
いて各領域の相関値と領域間の相関値の差を用いること
によって、移動物に対する信頼性判定の判定性能を更に
向上させることができる。なお本実施例では画面中の検
出領域の数は4としたがそれ以外でもよい。
いて各領域の相関値と領域間の相関値の差を用いること
によって、移動物に対する信頼性判定の判定性能を更に
向上させることができる。なお本実施例では画面中の検
出領域の数は4としたがそれ以外でもよい。
次に本発明の第3の実施例の動きベクトル検出装置に
ついて説明する。第3の実施例の動きベクトル検出装置
の構成を第4図に示す。第1図と同一のものには同一番
号を付け、説明は省略する。第4図で10a〜10dは相関値
の時間変動値検出手段、11a〜11dはベクトルの信頼性判
定手段、12、13は相関値の時間変動値の差を求める手
段、14は動きベクトル決定手段である。
ついて説明する。第3の実施例の動きベクトル検出装置
の構成を第4図に示す。第1図と同一のものには同一番
号を付け、説明は省略する。第4図で10a〜10dは相関値
の時間変動値検出手段、11a〜11dはベクトルの信頼性判
定手段、12、13は相関値の時間変動値の差を求める手
段、14は動きベクトル決定手段である。
以上のように構成された第3の実施例の画像の動きベ
クトル検出装置において、各領域のベクトルと相関値の
導出方法は、第1の実施例と同様であるので説明を省略
する。
クトル検出装置において、各領域のベクトルと相関値の
導出方法は、第1の実施例と同様であるので説明を省略
する。
相関値の時間変動値検出手段10では相関値を平均した
後の時間微分値、もしくは差分値を求める。ベクトルの
信頼性判定回路手段11は、相関値検出手段3から入力さ
れた相関値と、相関値の時間変動値検出手段10から入力
された相関値の時間変動値より、各領域の信頼性を判定
し、その判定結果と各領域の動きベクトルを動きベクト
ル決定手段14に出力する。相関値の時間変動値の差を求
める差検出手段12では、画面の左右領域の差、差検出手
段13では、画面の上下領域の差を求める。画面の上下あ
るいは左右の領域の相関値の時間変動値の差を求める方
法としては、第9図の4領域すべてを用いても、2領域
だけを用いてもよい。なお、対角の2領域を用いると上
下と左右の差を同時に検出することができる。動きベク
トル決定手段14は、領域間の相関値の時間変動値の差が
所定の値以下の場合は信頼性ありと判定された各領域の
ベクトルの中間値(大小順番に並べたときの中間に位置
する値、ただし偶数個の場合は中間に近い位置の2つの
値の平均値)を画面全体の動きベクトルと決定して出力
する。また領域間の相関値の時間変動値の差が所定の値
より大きい場合は、画面全体の動きベクトルは0とす
る。
後の時間微分値、もしくは差分値を求める。ベクトルの
信頼性判定回路手段11は、相関値検出手段3から入力さ
れた相関値と、相関値の時間変動値検出手段10から入力
された相関値の時間変動値より、各領域の信頼性を判定
し、その判定結果と各領域の動きベクトルを動きベクト
ル決定手段14に出力する。相関値の時間変動値の差を求
める差検出手段12では、画面の左右領域の差、差検出手
段13では、画面の上下領域の差を求める。画面の上下あ
るいは左右の領域の相関値の時間変動値の差を求める方
法としては、第9図の4領域すべてを用いても、2領域
だけを用いてもよい。なお、対角の2領域を用いると上
下と左右の差を同時に検出することができる。動きベク
トル決定手段14は、領域間の相関値の時間変動値の差が
所定の値以下の場合は信頼性ありと判定された各領域の
ベクトルの中間値(大小順番に並べたときの中間に位置
する値、ただし偶数個の場合は中間に近い位置の2つの
値の平均値)を画面全体の動きベクトルと決定して出力
する。また領域間の相関値の時間変動値の差が所定の値
より大きい場合は、画面全体の動きベクトルは0とす
る。
上述したところから分かるように、従来例の動きベク
トル検出装置と異なる点は、各検出領域ごとの信頼性判
定結果のみから画面全体の動きベクトルの決定を行うの
ではなく、各検出領域ごとの信頼性判定結果と、領域間
における相関値の時間変動値の差から画面全体の動きベ
クトルを決定する点である。この点についてさらに詳し
く説明する。なお、以下では左右領域の場合についての
み説明を行い、上下領域については同様のため説明は省
略する。
トル検出装置と異なる点は、各検出領域ごとの信頼性判
定結果のみから画面全体の動きベクトルの決定を行うの
ではなく、各検出領域ごとの信頼性判定結果と、領域間
における相関値の時間変動値の差から画面全体の動きベ
クトルを決定する点である。この点についてさらに詳し
く説明する。なお、以下では左右領域の場合についての
み説明を行い、上下領域については同様のため説明は省
略する。
第5図は移動物が画面内に左から右に入り込んだ場合
の左右領域の動きベクトルと、相関値の時間変動値およ
び、領域間の相関値の時間変動値の差について、時間を
横軸にとってを示すものである。第5図(a)は左領域
の動きベクトル、同図(b)は右領域の動きベクトル、
同図(c)は左領域の相関値の時間変動値、同図(d)
は右領域の相関値の時間変動値、同図(e)は左右領域
の相関値の時間変動値の差である。ただし、領域間の差
を求める際、各領域における相関値の時間変動値が負の
部分は0とした。
の左右領域の動きベクトルと、相関値の時間変動値およ
び、領域間の相関値の時間変動値の差について、時間を
横軸にとってを示すものである。第5図(a)は左領域
の動きベクトル、同図(b)は右領域の動きベクトル、
同図(c)は左領域の相関値の時間変動値、同図(d)
は右領域の相関値の時間変動値、同図(e)は左右領域
の相関値の時間変動値の差である。ただし、領域間の差
を求める際、各領域における相関値の時間変動値が負の
部分は0とした。
信頼性判定手段11では、各領域ごとに相関値と、第5
図(c)、(d)に示した相関値の時間変動値をもとに
信頼性判定わ行うが、そのように信頼性判定に相関値の
時間変動値を用いても、従来例で説明した場合と同様
に、各領域ごとの判定では移動物を誤判定することが多
い。
図(c)、(d)に示した相関値の時間変動値をもとに
信頼性判定わ行うが、そのように信頼性判定に相関値の
時間変動値を用いても、従来例で説明した場合と同様
に、各領域ごとの判定では移動物を誤判定することが多
い。
他方、相関値の時間変動値の左右領域の差を求める差
検出手段12では移動物が左右の領域に侵入する時間差の
ために、同図(e)に示す信号が得られ、各領域の信頼
性判定結果とともに差信号がベクトル決定手段14に送ら
れる。ベクトル決定手段14では相関値の時間変動値の左
右領域の差信号の絶対値が所定の値以上になった場合
は、信頼性判定手段11の結果にかかわらず、画面全体の
動きベクトルをある期間0とする。これによって、各領
域ごとの信頼性判定手段11では移動物を誤判定した場合
でも領域間の差信号によって移動物の侵入を検出するこ
とが可能となる。なお本実施例では画面中の検出領域の
数は4としたがそれ以外でもよい。また、領域間の差を
求める際、各領域における相関値の時間変動値が負の部
分は0としたが、必ずしも0にする必要はない。
検出手段12では移動物が左右の領域に侵入する時間差の
ために、同図(e)に示す信号が得られ、各領域の信頼
性判定結果とともに差信号がベクトル決定手段14に送ら
れる。ベクトル決定手段14では相関値の時間変動値の左
右領域の差信号の絶対値が所定の値以上になった場合
は、信頼性判定手段11の結果にかかわらず、画面全体の
動きベクトルをある期間0とする。これによって、各領
域ごとの信頼性判定手段11では移動物を誤判定した場合
でも領域間の差信号によって移動物の侵入を検出するこ
とが可能となる。なお本実施例では画面中の検出領域の
数は4としたがそれ以外でもよい。また、領域間の差を
求める際、各領域における相関値の時間変動値が負の部
分は0としたが、必ずしも0にする必要はない。
次に本発明の第4の実施例の動きベクトル検出装置に
ついて説明する。第4の実施例の動きベクトル検出装置
の構成を第6図に示す。第4図と同一のものには同一番
号を付け、説明は省略する。第6図で15a〜15dはベクト
ルの信頼性判定手段、16は動きベクトル決定手段であ
る。
ついて説明する。第4の実施例の動きベクトル検出装置
の構成を第6図に示す。第4図と同一のものには同一番
号を付け、説明は省略する。第6図で15a〜15dはベクト
ルの信頼性判定手段、16は動きベクトル決定手段であ
る。
以上のように構成された第4の実施例の画像の動きベ
クトル検出装置において、各領域のベクトルと相関値の
導出方法および相関値の時間変動値の領域間の差を求め
る方法は、第1および第3の実施例と同様であるので説
明を省略する。
クトル検出装置において、各領域のベクトルと相関値の
導出方法および相関値の時間変動値の領域間の差を求め
る方法は、第1および第3の実施例と同様であるので説
明を省略する。
ベクトルの信頼性判定手段15a〜15dでは、相関値検出
手段3a〜3dから入力された相関値と、相関値の時間変動
値検出手段10a〜10dから入力された相関値の時間変動値
と、相関値の時間変動値の左右領域の差を求める差検出
手段12および上下領域の差を求める差検出手段13から入
力された領域間の相関値の時間変動値の差信号とより各
領域の信頼性を判定し、その判定結果と各領域の動きベ
クトルを動きベクトル決定手段16に出力する。動きベク
トル決定手段16は、信頼性ありと判定された各領域のベ
クトルの中間値(大小順番に並べたときの中間に位置す
る値、ただし偶数個の場合は中間に近い位置の2つの値
の平均値)を画面全体の動きベクトルと決定して出力す
る。
手段3a〜3dから入力された相関値と、相関値の時間変動
値検出手段10a〜10dから入力された相関値の時間変動値
と、相関値の時間変動値の左右領域の差を求める差検出
手段12および上下領域の差を求める差検出手段13から入
力された領域間の相関値の時間変動値の差信号とより各
領域の信頼性を判定し、その判定結果と各領域の動きベ
クトルを動きベクトル決定手段16に出力する。動きベク
トル決定手段16は、信頼性ありと判定された各領域のベ
クトルの中間値(大小順番に並べたときの中間に位置す
る値、ただし偶数個の場合は中間に近い位置の2つの値
の平均値)を画面全体の動きベクトルと決定して出力す
る。
このことから分かるように、従来例の動きベクトル検
出装置と異なる点は、各検出領域ごとに相関値と相関値
の時間変動値のみから各検出領域の信頼性を判定するの
ではなく、各検出領域の相関値と、相関値の時間変動値
および、検出領域間における相関値の時間変動値の差か
ら各検出領域の信頼性を判定する点である。この点につ
いて以下にさらに詳しく説明する。なお、以下では左右
領域の場合についてのみ説明を行い、上下領域について
は同様のため説明は省略する。
出装置と異なる点は、各検出領域ごとに相関値と相関値
の時間変動値のみから各検出領域の信頼性を判定するの
ではなく、各検出領域の相関値と、相関値の時間変動値
および、検出領域間における相関値の時間変動値の差か
ら各検出領域の信頼性を判定する点である。この点につ
いて以下にさらに詳しく説明する。なお、以下では左右
領域の場合についてのみ説明を行い、上下領域について
は同様のため説明は省略する。
移動物が画面内に左から右に入り込んだ場合について
第5図を用いて説明する。第5図の(a)〜(e)は既
に第3の実施例で説明した通りである。ただし、第5図
(e)の相関値の時間変動値の左右領域の差信号は、左
領域から右領域の相関値の時間変動値を引いたものであ
り、また各領域における相関値の時間変動値が負の部分
は0とした。この図に示すように移動物が画面上を通過
することによって、相関値の時間変動値の差信号は正負
に大きく変動する。そこで信頼性判定手段15a、15b(左
領域の信頼性判定手段)では相関値と相関値の時間変動
値に加えて、相関値の時間変動値の差信号を正の所定レ
ベルと比較して信頼性を判定し、信頼性判定手段15c、1
5d(右領域の信頼性判定手段)では、相関値と相関値の
時間変動値に加えて、相関値の時間変動値の差信号を負
の所定レベルと比較して信頼性を判定する。動きベクト
ル決定手段16では、上述したように信頼性ありと判定さ
れた各領域のベクトルの中間値(大小順番に並べたとき
の中間に位置する値、ただし偶数個の場合は中間に近い
位置の2つの値の平均値)を画面全体の動きベクトルと
決定して出力する。
第5図を用いて説明する。第5図の(a)〜(e)は既
に第3の実施例で説明した通りである。ただし、第5図
(e)の相関値の時間変動値の左右領域の差信号は、左
領域から右領域の相関値の時間変動値を引いたものであ
り、また各領域における相関値の時間変動値が負の部分
は0とした。この図に示すように移動物が画面上を通過
することによって、相関値の時間変動値の差信号は正負
に大きく変動する。そこで信頼性判定手段15a、15b(左
領域の信頼性判定手段)では相関値と相関値の時間変動
値に加えて、相関値の時間変動値の差信号を正の所定レ
ベルと比較して信頼性を判定し、信頼性判定手段15c、1
5d(右領域の信頼性判定手段)では、相関値と相関値の
時間変動値に加えて、相関値の時間変動値の差信号を負
の所定レベルと比較して信頼性を判定する。動きベクト
ル決定手段16では、上述したように信頼性ありと判定さ
れた各領域のベクトルの中間値(大小順番に並べたとき
の中間に位置する値、ただし偶数個の場合は中間に近い
位置の2つの値の平均値)を画面全体の動きベクトルと
決定して出力する。
以上のように本実施例では、各領域の信頼性判定にお
いて各領域の相関値と、相関値の時間変動値に加え、領
域間の相関値の時間変動値の差を用いることによって、
移動物に対する信頼性判定の判定性能を向上させること
ができる。なお本実施例では画面中の検出領域の数は4
としたがそれ以外でもよい。また、領域間の差を求める
際、各領域における相関値の時間変動値が負の部分は0
としたが、必ずしも0にする必要はない。
いて各領域の相関値と、相関値の時間変動値に加え、領
域間の相関値の時間変動値の差を用いることによって、
移動物に対する信頼性判定の判定性能を向上させること
ができる。なお本実施例では画面中の検出領域の数は4
としたがそれ以外でもよい。また、領域間の差を求める
際、各領域における相関値の時間変動値が負の部分は0
としたが、必ずしも0にする必要はない。
次に本発明における揺れ補正装置のブロック図を第7
図に示す。第7図で、17は動きベクトル検出装置、18は
揺れ補正手段である。なお、動きベクトル検出装置17の
構成は上述した第1〜第4の実施例で説明したもののう
ち、いずれであってもよい。
図に示す。第7図で、17は動きベクトル検出装置、18は
揺れ補正手段である。なお、動きベクトル検出装置17の
構成は上述した第1〜第4の実施例で説明したもののう
ち、いずれであってもよい。
以上のように構成された揺れ補正装置の画像の動きベ
クトル検出装置の部分については、上述した通りであ
る。
クトル検出装置の部分については、上述した通りであ
る。
揺れ補正手段18は、第10図の30、31に示すように揺れ
の大きい画像が入力されるとき、第(n−1)フィール
ド30、第nフィールド31の入力画像信号について、動き
ベクトル検出装置17より入力された動きベクトル19をも
とに、その動きを補正する方向32に画像の画面を33から
34に並行移動し、また補間等によって画面の拡大等の操
作をし、揺れの少ない1画面の大きさの画像信号35、36
を出力する。
の大きい画像が入力されるとき、第(n−1)フィール
ド30、第nフィールド31の入力画像信号について、動き
ベクトル検出装置17より入力された動きベクトル19をも
とに、その動きを補正する方向32に画像の画面を33から
34に並行移動し、また補間等によって画面の拡大等の操
作をし、揺れの少ない1画面の大きさの画像信号35、36
を出力する。
以上のように本実施例によれば、各検出領域ごとに移
動物が領域内に侵入したかどうかを、相関値や相関値の
時間変動値によって判断するとともに、領域間における
相関値や相関値の時間変動値の差を求めることによって
移動物の検出を行い、画面全体の動きベクトルを決定す
る。そして決定した画面全体の動きベクトルをもとに、
画像信号記憶手段やCCDの読みだし位置を制御すること
によって画面の揺れを補正する。これによって画面全体
の大部分または全体を占めるほどの移動物が画面を通過
する場合でも補正は中断され、撮影者の意図する方向と
は異なる方向に画面が補正されるような誤動作が発生し
ない。
動物が領域内に侵入したかどうかを、相関値や相関値の
時間変動値によって判断するとともに、領域間における
相関値や相関値の時間変動値の差を求めることによって
移動物の検出を行い、画面全体の動きベクトルを決定す
る。そして決定した画面全体の動きベクトルをもとに、
画像信号記憶手段やCCDの読みだし位置を制御すること
によって画面の揺れを補正する。これによって画面全体
の大部分または全体を占めるほどの移動物が画面を通過
する場合でも補正は中断され、撮影者の意図する方向と
は異なる方向に画面が補正されるような誤動作が発生し
ない。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば各領域と同程度
かそれ以上の移動物が入ってきた場合にでも、従来のも
のでは移動物の検出ができなかったものが、領域間の相
関値又は相関値の時間変動値の差を用いることによって
移動物を感度よく検出することができる。これによっ
て、各領域の検出ベクトルの中から選択的にビデオカメ
ラの揺れによる動きベクトルだけを画面の動きベクトル
として検出できるようになり、また画面と同程度かそれ
以上の大きさの移動物が入ってきた場合にでも、従来の
ものでは移動物の動きが加算されたベクトルが誤って検
出されていたものが、検出が自動的に中断され誤ベクト
ルの検出を防止できる。
かそれ以上の移動物が入ってきた場合にでも、従来のも
のでは移動物の検出ができなかったものが、領域間の相
関値又は相関値の時間変動値の差を用いることによって
移動物を感度よく検出することができる。これによっ
て、各領域の検出ベクトルの中から選択的にビデオカメ
ラの揺れによる動きベクトルだけを画面の動きベクトル
として検出できるようになり、また画面と同程度かそれ
以上の大きさの移動物が入ってきた場合にでも、従来の
ものでは移動物の動きが加算されたベクトルが誤って検
出されていたものが、検出が自動的に中断され誤ベクト
ルの検出を防止できる。
第1図は本発明における第1の実施例の画像の動きベク
トル検出装置のブロック図、第2図は第1の実施例の動
きベクトル検出装置の動作を説明するためのグラフ、第
3図は本発明における第2の実施例の画像の動きベクト
ル検出装置のブロック図、第4図は本発明における第3
の実施例の画像の動きベクトル検出装置のブロック図、
第5図は第3の実施例の動きベクトル検出装置の動作を
説明するためのグラフ、第6図は本発明における第4の
実施例の画像の動きベクトル検出装置のブロック図、第
7図は本発明の一実施例の揺れ補正装置のブロック図、
第8図は従来例の画像の動きベクトル検出装置を応用し
た揺れ補正装置のブロック図、第9図は動きベクトル検
出装置の動作を説明するための画面図、第10図はその揺
れ補正の動作を説明するための画面図、第11図はその動
きベクトル検出装置の動作を説明するためのグラフであ
る。 1……画像信号入力端子、2……各領域でのベクトル検
出手段、3……各領域での相関値検出手段、4、8、1
1、15……各領域の信頼性判定手段、5、6……領域間
の相関値の差検出手段、7、9、14、16……ベクトル決
定手段、10……相関値の時間変動値検出手段、12、13…
…領域間の相関値の時間変動値の差検出手段、17……動
きベクトル検出装置、18……揺れ補正手段、19……動き
ベクトル。
トル検出装置のブロック図、第2図は第1の実施例の動
きベクトル検出装置の動作を説明するためのグラフ、第
3図は本発明における第2の実施例の画像の動きベクト
ル検出装置のブロック図、第4図は本発明における第3
の実施例の画像の動きベクトル検出装置のブロック図、
第5図は第3の実施例の動きベクトル検出装置の動作を
説明するためのグラフ、第6図は本発明における第4の
実施例の画像の動きベクトル検出装置のブロック図、第
7図は本発明の一実施例の揺れ補正装置のブロック図、
第8図は従来例の画像の動きベクトル検出装置を応用し
た揺れ補正装置のブロック図、第9図は動きベクトル検
出装置の動作を説明するための画面図、第10図はその揺
れ補正の動作を説明するための画面図、第11図はその動
きベクトル検出装置の動作を説明するためのグラフであ
る。 1……画像信号入力端子、2……各領域でのベクトル検
出手段、3……各領域での相関値検出手段、4、8、1
1、15……各領域の信頼性判定手段、5、6……領域間
の相関値の差検出手段、7、9、14、16……ベクトル決
定手段、10……相関値の時間変動値検出手段、12、13…
…領域間の相関値の時間変動値の差検出手段、17……動
きベクトル検出装置、18……揺れ補正手段、19……動き
ベクトル。
Claims (5)
- 【請求項1】画面中に複数の検出領域を設け、前記各検
出領域について所定の偏移における相関値を求める相関
値検出手段と、画面の左右もしくは上下の検出領域間で
の相関値の差を求める差検出手段と、前記相関値より各
検出領域ごとに動きベクトルを求めるベクトル検出手段
と、前記各検出領域ごとの相関値をもとに各検出領域で
の動きベクトルの信頼性を判定する信頼性判定手段と、
その信頼性の判定と前記得られた領域間の相関値の差を
もとに各検出領域の動きベクトルを用いて画面全体の動
きベクトルを決定するベクトル決定手段とを備えたこと
を特徴とする画像の動きベクトル検出装置。 - 【請求項2】画面中に複数の検出領域を設け、前記各検
出領域について所定の偏移における相関値を求める相関
値検出手段と、画面の左右もしくは上下の検出領域間で
の相関値の差を求める差検出手段と、前記相関値より各
検出領域ごとに動きベクトルを求めるベクトル検出手段
と、前記各検出領域ごとの相関値と前記得られた領域間
の相関値の差をもとに各検出領域での動きベクトルの信
頼性を判定する信頼性判定手段と、その信頼性の判定を
もとに各検出領域の動きベクトルを用いて画面全体の動
きベクトルを決定するベクトル決定手段とを備えたこと
を特徴とする画像の動きベクトル検出装置。 - 【請求項3】画面中に複数の検出領域を設け、前記各検
出領域について所定の偏移における相関値を求める相関
値検出手段と、前記相関値の時間変動値を求める時間変
動値検出手段と、画面の左右もしくは上下の検出領域間
での相関値の時間変動値の差を求める差検出手段と、前
記相関値より各検出領域ごとに動きベクトルを求めるベ
クトル検出手段と、前記各検出領域ごとの相関値と前記
得られた相関値の時間変動値をもとに各検出領域での動
きベクトルの信頼性を判定する信頼性判定手段と、その
信頼性の判定と前記得られた領域間の相関値の時間変動
値の差をもとに各検出領域の動きベクトルを用いて画面
全体の動きベクトルを決定するベクトル決定手段とを備
えたことを特徴とする画像の動きベクトル検出装置。 - 【請求項4】画面中に複数の検出領域を設け、前記各検
出領域について所定の偏移における相関値を求める相関
値検出手段と、前記相関値の時間変動値を求める時間変
動値検出手段と、画面の左右もしくは上下の検出領域間
での相関値の時間変動値の差を求める差検出手段と、前
記相関値より各検出領域ごとに動きベクトルを求めるベ
クトル検出手段と、前記各検出領域ごとの相関値と前記
相関値の時間変動値と前記領域間の相関値の時間変動値
の差をもとに各検出領域での動きベクトルの信頼性を判
定する信頼性判定手段と、その信頼性の判定をもとに各
検出領域の動きベクトルを用いて画面全体の動きベクト
ルを決定するベクトル決定手段とを備えたことを特徴と
する画像の動きベクトル検出装置。 - 【請求項5】請求項第1から第4のいずれかに記載の画
像の動きベクトル検出装置と、少なくとも1フィールド
以上の画像信号記憶手段もしくはCCD(電荷結像素子)
と、前記画像の動きベクトル検出装置から検出される動
きベクトルをもとに、前記画像信号記憶手段もしくは前
記CCDの読みだし位置を制御する揺れ補正回路とを備え
たことを特徴とする画像の揺れ補正装置。
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DE69130515T DE69130515T2 (de) | 1990-05-21 | 1991-05-21 | Vorrichtung zum Auffinden von Bildbewegungsvektoren und Vorrichtung zur Schwenkbewegungskorrektur |
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JPH04180369A (ja) | 1992-06-26 |
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