JP2668933B2 - マトリックス型液晶表示装置 - Google Patents

マトリックス型液晶表示装置

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JP2668933B2 JP10972488A JP10972488A JP2668933B2 JP 2668933 B2 JP2668933 B2 JP 2668933B2 JP 10972488 A JP10972488 A JP 10972488A JP 10972488 A JP10972488 A JP 10972488A JP 2668933 B2 JP2668933 B2 JP 2668933B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、mn個の表示画素を形成する液晶セルと走査
駆動手段とを備えたマトリックス型液晶表示装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、mn個の表示画素を形成する液晶セルと走査駆動
手段とを備えたマトリックス型液晶表示装置では、特開
昭56−10726号公報に基づいて強誘電性液晶が従来のネ
マチック液晶にない高速応答性及び記憶特性を有するこ
とに着目し、これらの特性を有効に活用して、一表示画
面におけるON表示画素及びOFF表示画素をダイナミック
駆動してマトリックス表示するように構成したものがあ
る。なお上述したON表示画素とは、これに対応した強誘
電性液晶部分を含む表示領域であって光を透過させる表
示領域を言う。一方上述したOFF表示画素とは、これに
対応した強誘電性液晶部分を含む表示領域であって光を
透過させない表示領域を言う。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、この様な構成における強誘電性液晶では、
理想的には特開昭56−10726号公報で記述されている様
に強誘電性液晶の自発分極がセル厚方向で一様に上向き
の状態(前述のONまたはOFFに相当)と一様に下向きの
状態(前述のOFFまたはONに相当)が存在し、ダイナミ
ック駆動上重要な特性とされる記憶性と閾値特性を有す
る筈である。
しかし、現実の前述の構成における強誘電性液晶で
は、例えばJPN.J.APPL.PHYS.VOL26,NO1,1987,P1〜4に
示された様に自発分極がセル厚方向で一様な2つの状態
の外に、強誘電性液晶の自発分極が上下基板上で互いに
逆方向を向き、かつセル厚方向で自発分極をスメクチッ
ク面に投影したものが180度ねじれるツイストの状態が
4状態存在すること、またスイッチングプロセスも、内
部回位に先導された自発分極の反転機構で起こっている
事が明らかとなってきた。この様な反転機構を用いたマ
トリックス型表示装置では、ツイスト状態の介在による
コントラストの低下と閾値特性の悪化、また内部回位の
介在による応答速度の低下等の問題点が観察されてき
た。
これに対してダイナミック駆動上必要とされる特性を
確保するために、駆動パルスのパルス幅の制御、強誘電
性液晶の応答速度の電圧依存性、負の誘電率異方性を持
つ強誘電性液晶のスイッチング異常現像、高周波による
安定化現像等を利用して、駆動パルスのパルス波形に工
夫をこらし、かつ次の選択波形が加わるまでの非選択時
間では、高周波重畳による安定化効果により液晶の応答
を防止し、マトリックス表示を行うことが考えられる。
しかしながら、この様な方法では、上述した駆動パルス
の実現に必要な駆動回路の構成が複雑になるばかりでな
く、表示コントラストが低下して表示品位の大幅な低下
を招くという問題がある。
そこで、本発明者等は、上述した問題に対し鋭意研究
した結果、後述する実施例に示すような液晶を開発し
た。この液晶においては、印加電圧の正極性側において
印加電圧が第1の閾値電圧を超えた時に第1の安定な分
子配向状態から第2の安定な分子配向状態に変化開始
し、印加電圧が第1の閾値電圧より小さい第2の閾値電
圧を下回った時に第2の安定な分子配向状態から第1の
安定な分子配向状態に変化開始し、印加電圧の負極性側
において印加電圧の絶対値が第3の閾値電圧の絶対値を
超えたときに第1の安定な分子配向状態から第3の安定
な分子配向状態に変化開始し、印加電圧の絶対値が第3
の閾値電圧の絶対値より小さい第4の閾値電圧の絶対値
を下回った時に第3の安定な分子配向状態から第1の安
定な分子配向状態に変化開始して、第1の安定な分子配
向状態と第2の安定な分子配向状態の間の変化状態にお
いて第1のヒステリシス特性を有し、第1の安定な分子
配向状態と第3の安定な分子配向状態の間の状態変化に
おいて第2のヒステリシス特性を有するものである。
本発明は、このような液晶の第1、第2のヒステリシ
ス特性を用いた新規な駆動によってマトリックス表示を
行うことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明にお
いては、n条の行電極とm条の列電極とが互いに格子状
に対向されるように並設した両電極基板間に液晶を封入
してmn個の表示画素を形成する液晶セルと、前記n条の
行電極に走査信号を付与する行駆動回路と、前記m条の
列電極にデータ信号を付与する列駆動回路とを備えて、
前記mn個の表示画素によりマトリックス表示を行うよう
にしたマトリックス型液晶表示装置において、 前記液晶は、印加電圧の正極性側において前記印加電
圧が第1の閾値電圧を超えた時に第1の安定な分子配向
状態から第2の安定な分子配向状態に変化開始し、前記
印加電圧が前記第1の閾値電圧より小さい第2の閾値電
圧を下回った時に前記第2の安定な分子配向状態から前
記第1の安定な分子配向状態に変化開始し、前記印加電
圧の負極性側において前記印加電圧の絶対値が第3の閾
値電圧の絶対値を超えたときに前記第1の安定な分子配
向状態から第3の安定な分子配向状態に変化開始し、前
記印加電圧の絶対値が前記第3の閾値電圧の絶対値より
小さい第4の閾値電圧の絶対値を下回った時に前記第3
の安定な分子配向状態から前記第1の安定な分子配向状
態に変化開始して、前記第1の安定な分子配向状態と前
記第2の安定な分子配向状態の間の変化状態において第
1のヒステリシス特性を有し、前記第1の安定な分子配
向状態と前記第3の安定な分子配向状態の間の状態変化
において第2のヒステリシス特性を有するものであっ
て、 前記走査信号は、表示を消去する消去信号と、表示状
態を選択する選択信号とを有して構成されており、 前記消去信号と前記データ信号により前記表示画素に
印加される電圧は、前記表示画素に対応した液晶を前記
第1の安定な分子配向状態にするものであり、 前記選択信号と前記データ信号により前記表示画素に
印加される電圧は、前記表示画素を明状態にするとき、
第1の期間においては前記表示画素に対応した液晶を前
記第2の安定な分子配向状態にし、前記第1の期間と異
なる第2の期間においては前記表示画素に対応した液晶
を前記第3の安定な分子配向状態にするものであること
を特徴としている。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のマトリ
ックス型液晶表示装置において、前記消去信号と前記デ
ータ信号により前記第1の安定な分子配向状態にされた
後、前記選択信号と前記データ信号により前記表示画素
を明状態にすることを特徴としている。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の
マトリックス型液晶表示装置において、前記第1の期間
および前記第2の期間において前記表示画素を暗状態に
するとき、前記選択信号と前記データ信号により前記表
示画素に印加される電圧は、前記消去信号と前記データ
信号により前記第1の安定な分子配向状態にされた状態
を維持するものであることを特徴としている。
請求項4に記載の発明では、請求項1乃至3のいずれ
か1つに記載のマトリックス型液晶表示装置において、
前記第1の期間および前記第2の期間において前記選択
信号と前記データ信号により前記表示画素に印加される
電圧は、前記消去信号と前記データ信号により前記表示
画素に印加される電圧を基準として極性が互いに異なる
電圧であることを特徴としている。
請求項5に記載の発明においては、請求項1乃至4の
いずれか1つに記載のマトリックス型液晶表示装置にお
いて、前記第1の期間および前記第2の期間は、1画面
表示時間内で設定されることを特徴としている。
〔発明の作用効果〕
請求項1乃至5に記載の発明によれば、印加電圧の正
極性側と負極性側において第1、第2のヒステリシス特
性を有する液晶を用い、消去信号とデータ信号による電
圧を表示画素に印加し、表示画素に対応した液晶を前記
第1の安定な分子配向状態にして表示の消去を行い、ま
た選択信号とデータ信号にる電圧を表示画素に印加し、
これによって表示画素を明状態にするとき、第1の期間
においては表示画素に対応した液晶を前記第2の安定な
分子配向状態にし、第1の期間と異なる第2の期間にお
いては表示画素に対応した液晶を前記第3の安定な分子
配向状態にしている。
このように第1、第2のヒステリシス特性における第
1、第2、第3の安定な分子配向状態を利用して表示の
消去、選択を行うという、新規な駆動によってマトリッ
クス表示を行うことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面により説明する。
第1図は本発明に係わるマトリックス型液晶表示装置
の全体構成を示す図、第2図は液晶セルの拡大概略図、
第3図は液晶分子の配向状態を示す図、第4図は強誘電
性液晶の光透過率と印加電圧との関係を示す図である。
第1図に示すマトリックス型液晶表示装置は、マトリ
ックス型液晶セル10を備えており、この液晶セル10は、
第1図及び第2図に示す様に、例えば1〜10(μm)の
ギャップを介し一対の電極基板11、12を互いに平行配設
し、これら各電極基板11、12間に4−(1−トリフロロ
メチルヘプトキシカルボニルフエニール)−4′−オク
チルオキシビフェニール−4−カルボキシレート(以下
TFHPOBCと略す)13を密封し、かつ各電極基板11、12に
互いに偏光軸を直交させてなる各偏光板14、15をそれぞ
れ外方から添着して構成されている。
また、各行電極X1〜Xnと各列電極Y1〜Ymとの各交叉部
は、これら各交叉部に存在する各強誘電性液晶部分と共
にそれぞれ各表示画素(1、1)、……(1、m)、
(2、1)、……(n、m)を構成する。行電極と列電
極との間に−極性の適正な電圧が印加されたとき強誘電
性液晶がとり得る分子配向状態にて表示画素が光を透過
させる状態(即ち、ON表示状態)となり、一方行電極と
列電極との間に閾値以下の適正な電圧が印加されたとき
強誘電性液晶が取り得る分子配向状態にて表示画素が光
を透過させない状態(即ち、OFF表示状態)となる様
に、各偏光板14、15の偏光軸が強誘電性液晶の分子配向
軸との関係で定められている。なお、偏光板14の背後に
は、図示しないが同偏光板14に投光する光源が配置され
ている。
また、液晶表示装置は、第1図に示す様に、線順次走
査回路20と、この線順次走査回路20に接続したリセット
パルス発生回路30と、線順次走査回路20及びリセットパ
ルス発生回路30に接続した行駆動回路40及び列駆動回路
50とを備えている。
線順次走査回路20は、ROM21と、このROM21に接続した
コントローラ22により構成されている。ROM21は、液晶
セル10に表示させる所定の表示内容を表す表示データを
予め記憶するものである。この表示データは、液晶セル
10の各行電極のいずれかに入力する行電極表示データ
と、液晶セル10の各列電極に入力する列電極表示データ
とにより構成されている。コントローラ22は、同期パル
スLP、フレームパルスa(第7図参照)、シフトクロッ
クパルスSPを順次発生し、ROM21からの行電極表示デー
タをデータパルスPxとして順次発生し、かつROM21から
の列電極表示データをデータパルスPyとして順次発生す
る。
リセットパルス発生回路30は、モノステーブル・マル
チバイブレータIC(例えば74HC123相当)等で構成さ
れ、コントローラ22により発生するフレームパルスaの
立上がりに同期して所望のパルス幅を持つリセットパル
スbをローレベルにて発生する。また、このリセットパ
ルスbをコントローラ22へウエイト信号として出力し、
通常の線順次走査タイミングに同パルスを挿入する。コ
ントローラ22は、リセットパルスbがローレベルの間す
べての機能を停止し、リセットパルスbがハイレベルに
なると信号の発生を再開する。
次に、液晶セルの構成概要を説明する。
電極基板11は、第1図及び第2図に示す様に、透明状
のガラス板11aの内表面に沿って酸化インジウム或いは
酸化スズからなる透明状の導電膜11bを形成し、かつこ
の導電膜11bにn条の行電極X1、X2、………、Xnを、上
下方向に互いに間隔を付与するとともに左右方向に互い
に平行に突設形成して構成されている。
電極基板12も、第1図及び第2図に示す様に、透明状
のガラス板12aの内表面に沿って酸化インジウム或いは
酸化スズからなる透明状の導電膜12bを形成し、かつこ
の導電膜12bにm条の列電極Y1、Y2、……、Ymを、左右
方向に互いに間隔を付与するとともに各行電極X1、X2
……、Xnに直交するように突設形成して構成されてい
る。
また導電膜11a、11bの内表面には高分子膜16、17が付
設されている。高分子膜16、17の表面は、強誘電性液晶
分子13aが上下基板に平行かつ法線Pに直角方向に並ぶ
様にラビング処理を行っている。この高分子膜16、17の
代わりに酸化珪素の斜方蒸着膜などの結晶の方向性を持
った薄膜でも良い。
液晶セル10内への強誘電性液晶13の密閉にあたって
は、まず、高分子膜16、17のラビング方位が両導電膜11
b、12bの各内表面間間隔の中心を通り、両導電膜11b、1
2bに平行(即ち、法線Pに垂直)となる中心線に対して
両電極基板11、12を平行に組み合わせる。然る後、強誘
電性液晶13を加熱して等方性液体相として、毛細管現象
を利用して両電極基板11、12間に注入し、かつ液晶セル
10全体を毎分1℃程度にて徐冷することにより強誘電性
液晶13をスメクチックC相になるまで冷却する。
この様な冷却の結果、スメクチック層形体をとる強誘
電性液晶13は高分子膜16、17のラビング方向に沿って配
向することとなるが、第2図に示す様にスメクチック層
は“く”の字に折れ曲っている。この時の強誘電性液晶
分子13aは、第3図(a)に示す様に液晶セル10の上半
分では自発分極が左方向(右方向)を向く様に配向し、
下半分では自発分極が右方向(左方向)を向く様に配向
する。即ち、液晶分子13aの動きをスメクチックコーン
上で表せば、液晶分子13aは、液晶セル10の上半分では
上方向、下半分では下方向に位置し、“く”の字に折れ
曲がった部分で分割される。この第1の状態は、直交ニ
コル下で観察すれば消光した安定な状態である。
上記の様に構成した液晶セル10において、両電極基板
11、12間に紙面の下から上に向かって電界を印加する
と、第3図(a)に示す様に配向していた液晶分子13a
は電界Eと自発分極PSとの積のトルクと、弾性トルクが
競合する。そして、電界Eがある閾値を越えると、液晶
分子13aの配向状態は、第3図(b)に示す様に自発分
極がすべて上向きの状態になる(第2の状態)。即ちス
メクチックコーンで見れば、コーンの右側に位置する様
に変化する。
いま、直交した偏光板の偏光軸を第3図(a)に示す
様に配置すると、光の透過強度Iは、 で与えられる。ここにI0は主として偏光板の透過率で決
まる定数であり、θはティトル角でTFHPOBCの場合には
温度によって変化するが11〜31度である。Δnは液晶の
常光、異常光に対する屈折率の差であり、dはセルギャ
ップ、λは波長である。この(1)式から上記第2の状
態の光透過率は明の状態になる事がわかる。
また、第3図(a)に示す状態において、紙面の手前
から奥に向かって電界を印加しある閾値を越えると、第
3図(c)に示す様に液晶分子13aの配向状態は、自発
分極がすべて下向きになる(第3の状態)。即ちスメク
チックコーンで示せば分子コーンの左側に位置する様に
変化する。(1)式に従うと、この第3の状態の光透過
率も明の状態となる。
また液晶分子と自発分極の関係はコーンの左側の時に
自発分極が上向きの場合もあり、これは材料によって異
なるが、その場合液晶分子13aの位置と自発分極の向き
は前記の場合と逆になる。
上述の様に配向処理した強誘電性液晶13における印加
電圧と光透過率との関係を実験により確認したところ、
第4図に示すようにヒステリシス曲線Xとして得られ
た。即ち無電圧時の安定な第1の状態から正極性の電圧
を印加して安定な第2の状態に変化する際に、その光透
過率が10%変化する電圧をv3、90%変化する電圧をv4
する。また、正極性の電圧を印加した安定な第2の状態
から印加電圧を減少させて第1の状態に変化させる際
に、その光透過率が90%の電圧をv2、10%の電圧をv1
する。そうすると、これらの電圧v1、v2、v3、v4でヒス
テリシスループを作る事が容易に確認できる。また安定
な第1の状態から逆極性の電圧を印加して第3の状態に
移る際にも上述とほぼ同様の結果が得られる事は言うま
でもない。
他方、従来の強誘電性液晶における印加電圧と光透過
率との関係を実験により確認したところ、第4図に示す
様に曲線Yとして得られた。これら両曲線X、Yを比較
すれば容易に理解されるとおり、強誘電性液晶13は従来
の強誘電性液晶では示さなかったヒステリンス特性を示
す事が確認できる。
次に、第1図に示す行駆動回路と列駆動回路を構成す
る論理回路の例を説明する。
第5図は行駆動回路を構成する論理回路の詳細図、第
6図は列駆動回路を構成する論理回路の詳細図、第7図
及び第8図は論理回路の動作を説明するための出力波形
図である。
行駆動回路40は、第1図に示す様に、コントローラ22
に接続したシフトレジスタ40Aと、コントローラ22、リ
セットパルス発生回路30及びシフトレジスタ40Aに接続
した各論理回路40B1、40B2、………、40Bnを有してお
り、シフトレジスタ40Aは、コントローラ22からの同期
パルスLPを順次シフトパルスとして受け、これらの各シ
フトパルスに同期してコントローラ22からのデータパル
スPxを順次シフトさせてデータパルスcとして、各論理
回路40B1〜40Bnのいずれかに付与する。
論理回路40B1は、第5図に示す様に、インバータ41、
42、44、Dタイプラッチ48、ANDゲート43a、43b、43c、
43d、定電圧回路45a、45b、45c、45d、トランスミッシ
ョンゲート46a、46b、46c、46d、46eを備えている。そ
して、インバータ41はシフトレジスタ40Aに、インバー
タ42はDタイプラッチ48に、インバータ44はリセットパ
ルス発生回路30にそれぞれ接続される。Dタイプラッチ
48は、シフトレジスタ40AからのデータパルスCをG端
子に、コントローラ22からのフレームパルスaをD端子
に入力し、G端子入力がハイレベルの時フレームパルス
aをそのままQ端子より出力し、G端子入力がローレベ
ルになると、G端子入力信号の立下がり時のD端子入力
信号レベルを保持し、Q端子より出力し、ゲートパルス
a′を発生する。また、ANDゲート43a、43b、43c、43d
は、シフトレジスタ40A又はインバータ41のいずれか一
方、コントローラ23又はインバータ42のいずれか一方、
及びリセットパルス発生回路30に接続される。
ANDゲート43aは、第7図に示す様に、シフトレジスタ
40Aからのデータパルスcとリセットパルス発生回路30
からのリセットパルスbとラッチ48からのゲートパルス
a′がすべてハイレベルの時のみ応答してハイレベルに
てゲートパルスdを発生する。ANDゲート43bはインバー
タ41からの反転ゲートパルスcとリセットパルスbとゲ
ートパルスa′がすべてハイレベルの時のみ応答してハ
イレベルにてゲートパルスeを発生する。ANDゲート43c
は、データパルスcとリセットパルスbとインバータ42
からの反転ゲートパルスがすべてハイレベルの時のみ応
答してハイレベルにてゲートパルスfを発生する。AND
ゲート43dは、インバータ41の反転ゲートパルスcとイ
ンバータ42の反転ゲートパルスとリセットパルスbがす
べてハイレベルの時のみ応答してハイレベルにてゲート
パルスgを発生する。又、インバータ44はリセットパル
スbを反転し、反転ゲートパルスhを発生する。
トランスミッションゲート46aは、ANDゲート43aから
のゲートパルスdに応答して、このゲートパルスdを定
電圧回路45aからの正の定電圧(+V3)に基づき、(+V
3)のレベルまでシフトし、走査信号S1として各トラン
スミッションゲート46b、46c、46eとの共通出力端子47
に出力し、液晶セル10の行電極X1に付与する。トランス
ミッションゲート46bが、ANDゲート43bからゲートパル
スeを受けるとこのゲートパルスeを正の定電圧のレベ
ル(+V2)までシフトし、走査信号S2として出力端子47
に出力し、行電極X1に付与する。トランスミッションゲ
ート46cが、ANDゲート43cからゲートパルスfを受ける
と、このゲートパルスfを負の定電圧のレベル(−V3
までシフトし、走査信号S3として出力端子47に出力し、
行電極X1に付与する。トランスミッションゲート46d
が、ANDゲート43dからゲートパルスgを受けるとこのゲ
ートパルスgを負の定電圧のレベル(−V2)までシフト
し、走査信号S4として出力端子47に出力し、行電極X1
付与する。トランスミッションゲート46eが、インバー
タ44からゲートパルスhを受けると、このゲートパルス
を零レベルにシフトし、走査信号S0として出力端子に出
力し、行電極X1に付与する。
かかる場合、走査信号S0が表示を消去するリセット信
号として機能し、走査信号S1及びS3が行電極X1を選択す
るための選択信号として機能し、走査信号S2及びS4が同
電極を非選択とするための非選択信号として機能する。
残余の論理回路40B2〜40Bnは、共に論理回路40B1と同
様に構成されており、これら各論理回路40B2〜40Bnは、
シフトレジスタ40Aからの各データパルスc並びにコン
トローラ22からのフレームパルスa、リセットパルス発
生回路30からのリセットパルスbに応答して、論理回路
40B1と同様に、各走査信号S0、S1、S2、S3、S4をそれぞ
れ生じる。しかして、論理回路40B2からの走査信号S0及
び両走査信号S1、S3及び両走査信号S2、S4は、リセット
信号及び選択信号及び非選択信号としてそれぞれ液晶セ
ル10の行電極X2に付与され、論理回路40B3からの走査信
号S0及び両走査信号S1、S3及び両走査信号S2、S4は、リ
セット信号及び選択信号及び非選択信号としてそれぞれ
液晶セル10の行電極X3に付与され、以下同様にして、論
理回路40Bnからの走査信号S0及び両走査信号S1、S3及び
両走査信号S2、S4は、リセット信号及び選択信号及び非
選択信号としてそれぞれ液晶セル10の行電極Xnに付与さ
れる。
列区駆動回路50は、第1図に示す様に、コントローラ
22に接続したシフトレジスタ50A及びラッチ50Bと、コン
トローラ22及びリセットパルス発生回路30及びラッチ50
Bに接続した各論理回路50C1、50C2、………、50Cmを有
しており、シフトレジスタ50Aは、コントローラ22から
シリアルデータパルスPyを、同コントローラ22からのシ
フトロックパルスSPに応答して順次入力し、m個のパラ
レルデータパルスに変換しラッチ50Bに付与する。ラッ
チ50Bは、コントローラ22からの同期パルスLPに応答
し、シフトレジスタ50Aからのm個のデータパルスをラ
ッチして第7図に示すデータパルスjとして各論理回路
50C1、50C2、………、50Cmにそれぞれ付与する。
論理回路50C1は、第6図に示す様に、インバータ51、
ANDゲート52a、52b、NANDゲート53、定電圧回路54a、54
b、トランスミッションゲート55a、55b、55cを備えてい
る。そして、インバータ51はコントローラ22に接続さ
れ、ANDゲート52aはインバータ51とリセットパルス発生
回路30とラッチ50Bに接続され、ANDゲート52bはコント
ローラ22とリセットパルス発生回路30とラッチ50Bに接
続され、NANDゲート53は、リセットパルス発生回路30と
ラッチ50Bに接続される。
ANDゲート52aは、第7図に示す様に、インバータ51か
らのフレームパルスaの反転ゲートパルスとリセットパ
ルス発生回路30からのリセットパルスbとラッチ50Bか
らのデータパルスjがすべてハイレベルの時のみ応答し
てハイレベルにてゲートパルスkを発生する。また、AN
Dゲート52bは、コントローラ22からのフレームパルスa
とリセットパルス発生回路30からのリセットパルスbと
ラッチ50Bからのデータパルスjがすべてハイレベルの
時のみ応答し、ハイレベルにてゲートパルスlを発生す
る。また、NANDゲート53は、リセットパルス発生回路30
からのリセットパルスbとラッチ50Bからのデータパル
スjのうち少なくとも一方がローレベルの時応答し、ハ
イレベルにてゲートパルスmを発生する。
トランスミッションゲート55aは、ANDゲート52aから
のゲートパルスkに応答して同ゲートパルスkを定電圧
回路54aからの正の定電圧のレベル(+V1)までシフト
し、データ信号D2として各トランスミッションゲート55
b、55cとの共通の出力端子56に出力し、液晶セル10の列
電極Y1に付与する。また、トランスミッションゲート55
bがANDゲート52bからゲートパルスlを受ける同ゲート
パルスlを定電圧回路54bからの負の定電圧のレベル
(−V1)までのシフトしてデータ信号D1として出力端子
56に出力し、列電極Y1に付与する。また、トランスミッ
ションゲート55cがNANDゲート53からゲートパルスmを
受けると同ゲートパルスmを零レベルまでシフトしてデ
ータ信号D3として出力端子56に出力し、列電極Y1に付与
する。
かかる場合、データ信号D1、D2がONデータ信号として
機能し、データ信号D3がOFFデータ信号として機能す
る。
残余の論理回路50C2〜50Cmは、共に論理回路50C1と同
様に構成されており、これら各論理回路50C2〜50Cmは、
ラッチ50Bからの各ラッチデータパルスj、並びにコン
トローラ22からのフレームパルスa、リセットパルス発
生回路30からのリセットパルスbに応答して論理回路50
C1と同様に各データ信号D1、D2、D3を生じる。しかし
て、論理回路50C2からの両データ信号D1、D2及びデータ
信号D3は、ONデータ信号及びOFFデータ信号としてそれ
ぞれ液晶セル10の列電極Y2に付与され、論理回路50C3
らの両データ信号D1、D2及びデータ信号D3は、ONデータ
信号及びOFFデータ信号としてそれぞれ液晶セル10の列
電極Y3に付与され、以下同様にして、論理回路50Cmから
の両データ信号D1、D2及びデータ信号D3は、ONデータ信
号及びOFFデータ信号として、それぞれ液晶セル10の列
電極Ymに付与される。
ここにおいて、各定電圧回路45aからの定電圧(+
V3)、定電圧回路45bからの定電圧(+V2)、定電圧回
路45cからの定電圧(−V3)、定電圧回路45dからの定電
圧(−V2)、定電圧回路54aからの定電圧(+V1)、及
び定電圧回路54bからの定電圧(−V1)の決定方法につ
いて説明する。OFF表示状態にある表示画素(m、n)
に電圧を印加してON表示状態に変化させるとき表示画素
(m、n)の光透過率が電圧印加後90%に達する時間を
強誘電性液晶13の応答時間とし、第8図に示す様に、デ
ータ信号D0又は走査信号S0の信号幅に対応する前記応答
時間を設計応答時間to、データ信号D1又は走査信号S1の
信号幅に応答する前記応答時間を同様のtoとするとき、
第4図に示す曲線xとの関連にて、バイアス電圧をそれ
ぞれ+V2≒18(V)、+V1≒5(V)、+V3=22(V)
とすれば、ダイナミック駆動が可能となる。またマイナ
ス側のバイアスは−V2≒−18(V)、−V1≒−5
(V)、V3=−22(V)となる。但し、設定応答時間to
はV2=18(V)の電圧の印加時における前記応答時間を
言う。
以上の様に構成した本実施例において、線順次走査回
路20がフレームパルスa、同期パルスLP、シフトクロッ
クパルスSP、データパルスPx及びデータパルスPyをそれ
ぞれ発生し、リセットパルス発生回路30がフレームパル
スaに応答し、リセットパルスbを発生すると、第9図
に示す様に、行駆動回路40が、線順次走査回路20からの
同期パルスLP及びデータパルスPx並びにリセットパルス
発生回路30からのリセットパルスbに応答し、リセット
信号(S0)または選択信号(走査信号S1、S3)または非
選択信号(走査信号S2、S4)を、液晶セル10の各行電極
X1〜Xnのいずれかに行電極X1から行電極XnにかけてT/n
毎にシフトさせながら付与する。(但し、Tは一画面表
示時間を表す)。一方、列駆動回路50が、線順次走査20
からの同期パルスLP、シフトクロックパルスSP及びデー
タパルスPy及びフレームパルスa並びにリセットパルス
発生回路30からのリセットパルスbに応答して、ONデー
タ信号(データ信号D1、D2)またはOFFデータ信号(デ
ータ信号D3)を、液晶セル10の各列電極Y1〜Ymにそれぞ
れ繰り返し付与する。
行電極と列電極の部分拡大図を示したのが第10図であ
るが、いま、表示画素(1、1)がOFF、表示画素
(1、2)がONであるとすると、それぞれ液晶セルに対
する印加電圧波形は、前者が第11図(c)、後者が同図
(a)の様になり、このときの光透過率はそれぞれ同図
(d)、(b)の様になる。
第11図に従って本発明の作用を詳しく説明する。
まず、n×m個の表示画素の全ては、一画面表示時間
の最初の時間t0の間の零ボルトによってOFF表示(前記
第1の状態に対応)にリセットされる。そして、前記第
1の状態と前記第2の状態間の光透過率−電圧特性に見
られるヒステリシスを利用し、n・T/(2n+1)の間表
示データに従って、ON表示画素の書き込みを行う。次の
n・T/(2n+1)間には、前記第1の状態と前記第3の
状態間の光透過率−電圧特性に見られるヒステリシスを
利用して先と同じ表示データに従ってON表示画素の書き
込みを行い一画面の表示を完成させる。ON表示画素(1,
2)、OFF表示画素(1,1)に印加される電圧波形によっ
てさらに具体的に説明する。ON表示画素(1,2)には、
第11図(a)に図示した電圧波形が印加され、最初の零
ボルトのt0間でOFF表示(液晶分子の状態で言えば、前
記第1の状態に対応)になり、次の選択信号S1とONデー
タ信号D1の合成による電圧(V3+V1)のパルスによって
ON表示(液晶分子の状態で言えば、前記第2の状態に対
応)となる。この後、非選択信号S2とデータ信号D3の合
成による電圧V2の直流電圧によってON表示は(n−1)
・T/(2n+1)間保持される。そして次の選択信号S3
データ信号D2の合成による電圧−(V3+V1)によって別
のON表示(液晶分子の状態で言えば、前記第3の状態に
対応)となる。この後の非選択信号S4とデータ信号D3
合成による電圧−V2の直流電圧によってこのON表示も保
持される。この様子は、第11図(b)に光透過率−時間
の関係で示されている。次に、OFF表示画素(1,1)に
は、第11図(c)に示した電圧波形が印加され、先と同
様に零ボルト期間でOFF表示にリセットされた後、選択
信号S1とOFFデータ信号D3の合成による電圧V3及びその
後の非選択信号S4とONデータ信号D1又はOFFデータ信号D
3の合成による電圧V2+V1又はV2には、液晶分子が応答
せずOFF表示を維持する。また、選択信号S3とOFFデータ
信号D3の合成による−V2及び選択信号S4とONデータ信号
D2又はOFFデータ信号D3の合成による電圧−(V2+V1
又は−V2にも液晶分子は応答せずOFF表示を維持する。
この様子は、第11図(d)に光透過率−時間の関係で示
されている。
なお、本発明の実施にあたっては、両導電膜11b、12b
にそれぞれ高分子膜16、17を形成するようにしたが、こ
れに代えて、両導電膜11b、12bの一方にのみ高分子膜16
或いは17を形成するように実施してもよい。また、本発
明の実施にあたっては、液晶セル10を透過型に限ること
なく反射型としてもよい。
また、本発明の実施にあたっては、第1駆動信号は、
第9図に示す様に時間0にX1〜Xn、Y1〜Ymに1度に印加
される場合だけではなく、複数本のX電極およびY電極
に第1駆動信号を付与し、1画面表示時間Tの間に複数
回の第1駆動信号印加時間を設けることも言うまでもな
く可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体構成図、第2図は
第1図における液晶セルの拡大概略断面図、第3図
(a)、(b)、(c)は第2図における液晶分子の配
向状態を示す図、第4図は強誘電性液晶の光透過率と印
加電圧との関係を示す図、第5図は第1図における行駆
動回路の論理回路の詳細図、第6図は第1図における列
駆動回路の論理回路の詳細図、第7図及び第8図は第5
図及び第6図に示す回路の動作を説明するための出力波
形図、第9図は第1図に示す液晶セルに付与される信号
の説明図、第10図は行電極と列電極の部分拡大図、第11
図は液晶セルに対する印加信号の説明図である。 10……液晶セル、11と12……電極基板、13……強誘電性
液晶、14と15……偏向板、16と17……高分子膜、20……
線順次走査回路、21……ROM、22……コントローラ、30
……リセットパルス発生回路、40……行駆動回路、50…
…列駆動回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 一朗 東京都千代田区丸の内2丁目7番3号 昭和シェル石油株式会社内 (72)発明者 山田 祐一郎 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 徳永 政男 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 森 薫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 山本 典生 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−225230(JP,A) Japanese Journal of Applied Physic s,Vol.20 (1981) Suppl ement 20−4,P.215−218

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】n条の行電極とm条の列電極とが互いに格
    子状に対向されるように並設した両電極基板間に液晶を
    封入してmn個の表示画素を形成する液晶セルと、前記n
    条の行電極に走査信号を付与する行駆動回路と、前記m
    条の列電極にデータ信号を付与する列駆動回路とを備え
    て、前記mn個の表示画素によりマトリックス表示を行う
    ようにしたマトリックス型液晶表示装置において、 前記液晶は、印加電圧の正極性側において前記印加電圧
    が第1の閾値電圧を超えた時に第1の安定な分子配向状
    態から第2の安定な分子配向状態に変化開始し、前記印
    加電圧が前記第1の閾値電圧より小さい第2の閾値電圧
    を下回った時に前記第2の安定な分子配向状態から前記
    第1の安定な分子配向状態に変化開始し、前記印加電圧
    の負極性側において前記印加電圧の絶対値が第3の閾値
    電圧の絶対値を超えたときに前記第1の安定な分子配向
    状態から第3の安定な分子配向状態に変化開始し、前記
    印加電圧の絶対値が前記第3の閾値電圧の絶対値より小
    さい第4の閾値電圧の絶対値を下回った時に前記第3の
    安定な分子配向状態から前記第1の安定な分子配向状態
    に変化開始して、前記第1の安定な分子配向状態と前記
    第2の安定な分子配向状態の間の変化状態において第1
    のヒステリシス特性を有し、前記第1の安定な分子配向
    状態と前記第3の安定な分子配向状態の間の状態変化に
    おいて第2のヒステリシス特性を有するものであって、 前記走査信号は、表示を消去する消去信号と、表示状態
    を選択する選択信号とを有して構成されており、 前記消去信号と前記データ信号により前記表示画素に印
    加される電圧は、前記表示画素に対応した液晶を前記第
    1の安定な分子配向状態にするものであり、 前記選択信号と前記データ信号により前記表示画素に印
    加される電圧は、前記表示画素を明状態にするとき、第
    1の期間においては前記表示画素に対応した液晶を前記
    第2の安定な分子配向状態にし、前記第1の期間と異な
    る第2の期間においては前記表示画素に対応した液晶を
    前記第3の安定な分子配向状態にするものであることを
    特徴とするマトリックス型液晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記消去信号と前記データ信号により前記
    第1の安定な分子配向状態にされた後、前記選択信号と
    前記データ信号により前記表示画素を明状態にすること
    を特徴とする請求項1に記載のマトリックス型液晶表示
    装置。
  3. 【請求項3】前記第1の期間および前記第2の期間にお
    いて前記表示画素を暗状態にするとき、前記選択信号と
    前記データ信号により前記表示画素に印加される電圧
    は、前記消去信号と前記データ信号により前記第1の安
    定な分子配向状態にされた状態を維持するものであるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載のマトリックス型
    液晶表示装置。
  4. 【請求項4】前記第1の期間および前記第2の期間にお
    いて前記選択信号と前記データ信号により前記表示画素
    に印加される電圧は、前記消去信号と前記データ信号に
    より前記表示画素に印加される電圧を基準として極性が
    互いに異なる電圧であることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれか1つに記載のマトリックス型液晶表示装
    置。
  5. 【請求項5】前記第1の期間および前記第2の期間は、
    1画面表示時間内で設定されることを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれか1つに記載のマトリックス型液晶表
    示装置。
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