JP2637517B2 - 液晶装置 - Google Patents
液晶装置Info
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- JP2637517B2 JP2637517B2 JP63284211A JP28421188A JP2637517B2 JP 2637517 B2 JP2637517 B2 JP 2637517B2 JP 63284211 A JP63284211 A JP 63284211A JP 28421188 A JP28421188 A JP 28421188A JP 2637517 B2 JP2637517 B2 JP 2637517B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、強誘電性液晶を用いた表示装置に関し、特
にフリツカーの発生が目だたない階調表示に適した表示
装置に関する。
にフリツカーの発生が目だたない階調表示に適した表示
装置に関する。
従来より、走査電極群と信号電極群をマトリクス状に
構成し、その電極間に液晶化合物を充填し多数の画素を
形成して、画像或いは情報の表示を行う液晶表示素子は
よく知られている。この表示素子の駆動法としては、走
査電極群に順次周期的にアドレス信号を選択印加し、信
号電極群には所定の情報信号をアドレス信号と同期させ
て並列的に選択印加する時分割駆動が採用されている。
構成し、その電極間に液晶化合物を充填し多数の画素を
形成して、画像或いは情報の表示を行う液晶表示素子は
よく知られている。この表示素子の駆動法としては、走
査電極群に順次周期的にアドレス信号を選択印加し、信
号電極群には所定の情報信号をアドレス信号と同期させ
て並列的に選択印加する時分割駆動が採用されている。
これらの実用に供されたのは、殆どが、例えば“アプ
ライド・ウイジクス・レターズ”(Applied Physics Le
tters")1971年,18(4)号127〜128頁に掲載のM.シヤ
ツト(M.Schadt及びW.ヘルフリヒ(W.Helfrich)共著に
なる“ボルテージ・デイペンダント・オプテイカル・ア
クテイビテイー・オブ・ア・ツイステツド・ネマチツク
・リキツド・クリスタル”(“Voltage Dependent Opti
cal Activity of a Twisted Nematic Liquid Crysta
l")に示されたTN(Twisted Nematic)型液晶であっ
た。
ライド・ウイジクス・レターズ”(Applied Physics Le
tters")1971年,18(4)号127〜128頁に掲載のM.シヤ
ツト(M.Schadt及びW.ヘルフリヒ(W.Helfrich)共著に
なる“ボルテージ・デイペンダント・オプテイカル・ア
クテイビテイー・オブ・ア・ツイステツド・ネマチツク
・リキツド・クリスタル”(“Voltage Dependent Opti
cal Activity of a Twisted Nematic Liquid Crysta
l")に示されたTN(Twisted Nematic)型液晶であっ
た。
近年は、在来の液晶素子の改善型として双安定性を有
する液晶素子の使用がクラーク(Clark)及びラガーウ
オール(Lagerwall)の両者により特開昭56−107216号
公報、米国特許第4367924号明細書等で提案されてい
る。双安定性液晶としては、一般にカイラルスメクチツ
クC相(SmC*)又はH相(SmH*)を有する強誘電性液
晶が用いられ、これらの状態において、印加された電界
に応答して第1の光学的安定状態と第2の光学的安定状
態とのいずれかをとり、かつ電界が印加されないときは
その状態を維持する性質、即ち双安定性を有し、また電
界の変化に対する応答がすみやかで、高速かつ記憶型の
表示装置等の分野における広い利用が期待されている。
する液晶素子の使用がクラーク(Clark)及びラガーウ
オール(Lagerwall)の両者により特開昭56−107216号
公報、米国特許第4367924号明細書等で提案されてい
る。双安定性液晶としては、一般にカイラルスメクチツ
クC相(SmC*)又はH相(SmH*)を有する強誘電性液
晶が用いられ、これらの状態において、印加された電界
に応答して第1の光学的安定状態と第2の光学的安定状
態とのいずれかをとり、かつ電界が印加されないときは
その状態を維持する性質、即ち双安定性を有し、また電
界の変化に対する応答がすみやかで、高速かつ記憶型の
表示装置等の分野における広い利用が期待されている。
さらに、誘電率異方性が負である強誘電性液晶を用い
た表示素子が、特開昭60−176097号公報、米国特許第4,
668,051号公報、特表昭62−502636号公報、米国特許4,7
07,078号公報、特開昭62−240378号公報等で提案されて
いる。誘電率異方性(Δεとして知られている。)を負
にし、その絶対値を大きくした液晶組成物を用いると、
書込直後にAC(交番電圧)信号を印加することによっ
て、高コントラストの表示が得られている。
た表示素子が、特開昭60−176097号公報、米国特許第4,
668,051号公報、特表昭62−502636号公報、米国特許4,7
07,078号公報、特開昭62−240378号公報等で提案されて
いる。誘電率異方性(Δεとして知られている。)を負
にし、その絶対値を大きくした液晶組成物を用いると、
書込直後にAC(交番電圧)信号を印加することによっ
て、高コントラストの表示が得られている。
しかしながら、強誘電性液晶素子は、一回の走査選択
時にその走査ライン上の画素は、明状態に基づく白表示
と暗状態に基づく黒表示の何れか一方に選択されるべき
である。従って、一走査選択期間が長く、そして走査線
数が増大することによって、一フレーム走査の周波数が
小さくなる。このため、フレーム周波数が2〜15Hzのよ
うな低フレーム周波数走査に基づくフリツカを発生し、
表示品位を低下させていた。
時にその走査ライン上の画素は、明状態に基づく白表示
と暗状態に基づく黒表示の何れか一方に選択されるべき
である。従って、一走査選択期間が長く、そして走査線
数が増大することによって、一フレーム走査の周波数が
小さくなる。このため、フレーム周波数が2〜15Hzのよ
うな低フレーム周波数走査に基づくフリツカを発生し、
表示品位を低下させていた。
又、強誘電性液晶は、低温時の駆動においては、例え
ば高温時の15Hzフレーム周波数の走査駆動に較べ、駆動
パルス(走査選択期間)を長くする必要があり、このた
め2〜10Hzのような低フレーム周波数の走査駆動とする
必要があった。このため、低温時の駆動においては、さ
らに低フレーム周波数の走査駆動に原因するフリツカー
が発生していた。
ば高温時の15Hzフレーム周波数の走査駆動に較べ、駆動
パルス(走査選択期間)を長くする必要があり、このた
め2〜10Hzのような低フレーム周波数の走査駆動とする
必要があった。このため、低温時の駆動においては、さ
らに低フレーム周波数の走査駆動に原因するフリツカー
が発生していた。
さらに、Δε<0の強誘電性液晶は、高コントラスト
であるが、そのために、特に黒の選択書込時のフリツカ
ーが前述のΔε〜0又はΔε>0の強誘電性液晶に比べ
て、顕著に目立って発生していた。
であるが、そのために、特に黒の選択書込時のフリツカ
ーが前述のΔε〜0又はΔε>0の強誘電性液晶に比べ
て、顕著に目立って発生していた。
本発明の目的は、誘電率異方性が負である強誘電性液
晶を用い、低フレーム周波数の走査駆動に原因にするフ
リツカー発生を抑制した液晶装置を提供することにあ
り、別の目的はフリツカーのない階調表示を実現した液
晶装置を提供することにある。
晶を用い、低フレーム周波数の走査駆動に原因にするフ
リツカー発生を抑制した液晶装置を提供することにあ
り、別の目的はフリツカーのない階調表示を実現した液
晶装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、画像流れの発生を防止した液晶
装置を提供することにある。
装置を提供することにある。
本発明は、第1に、 a.走査電極と情報電極とで形成したマトリクス電極及び
誘電率異方性が負のカイラルスメクチック液晶を有する
液晶素子、並びに b.走査電極に、一垂直走査期間内に、走査選択信号を3
本おき以上で飛越し印加し、一画面を表示するための一
画面走査が完了する様に、該飛越し印加による一垂直走
査を複数回繰返し、且つ、該走査選択信号を、少なくと
も2つの連続する一垂直走査において、隣合っていない
走査電極に印加し、情報電極に走査選択信号と同期して
情報信号を印加し、走査選択信号が印加されていない走
査電極と情報電極との交差部に交番電圧を印加する駆動
手段を有する液晶装置に、第1の特徴を有し、 第2に、 a.走査電極と情報電極とを有し、該走査電極と情報電極
のうち、少なくとも一方を構成する複数の電極が少なく
とも2つの異なる電極幅で配線されているマトリクス電
極、及び誘電率異方性が負のカイラルスメクチック液晶
を有する液晶素子、並びに b.走査電極に、一垂直走査期間内に、走査選択信号を3
本おき以上で飛越し印加し、一画面を表示するための一
画面走査が完了する様に、該飛越し印加による一垂直走
査を複数回繰返し、且つ、走査選択信号を、少なくとも
2つの連続する一垂直走査において、隣合っていない走
査電極に印加し、情報電極に走査選択信号と同期して情
報信号を印加し、走査選択信号が印加されていない走査
電極と情報電極との交差部に交番電圧を印加する駆動手
段を有する液晶装置に、第2の特徴を有する。
誘電率異方性が負のカイラルスメクチック液晶を有する
液晶素子、並びに b.走査電極に、一垂直走査期間内に、走査選択信号を3
本おき以上で飛越し印加し、一画面を表示するための一
画面走査が完了する様に、該飛越し印加による一垂直走
査を複数回繰返し、且つ、該走査選択信号を、少なくと
も2つの連続する一垂直走査において、隣合っていない
走査電極に印加し、情報電極に走査選択信号と同期して
情報信号を印加し、走査選択信号が印加されていない走
査電極と情報電極との交差部に交番電圧を印加する駆動
手段を有する液晶装置に、第1の特徴を有し、 第2に、 a.走査電極と情報電極とを有し、該走査電極と情報電極
のうち、少なくとも一方を構成する複数の電極が少なく
とも2つの異なる電極幅で配線されているマトリクス電
極、及び誘電率異方性が負のカイラルスメクチック液晶
を有する液晶素子、並びに b.走査電極に、一垂直走査期間内に、走査選択信号を3
本おき以上で飛越し印加し、一画面を表示するための一
画面走査が完了する様に、該飛越し印加による一垂直走
査を複数回繰返し、且つ、走査選択信号を、少なくとも
2つの連続する一垂直走査において、隣合っていない走
査電極に印加し、情報電極に走査選択信号と同期して情
報信号を印加し、走査選択信号が印加されていない走査
電極と情報電極との交差部に交番電圧を印加する駆動手
段を有する液晶装置に、第2の特徴を有する。
本発明をΔδ<0の強誘電性液晶(以下FLC)を用い
てその実施例を説明する。
てその実施例を説明する。
第1図は本発明の第1の実施例(第2図は第1図のA
−A′断面図である)を示し、上側電極群11A及び11B
(以下情報電極群)と下側電極群12(以下走査電極群
C)が互いにマトリツクスとなる様に構成され、それぞ
れガラス基板13と14に形成され、それらの間にFLC材料1
5がはさまれた構造となっている。又、図示の如く、走
査電極群CはC0,C1,C2…、情報電極群はA(A1,A2,A
3…)及びB(B1,B2,B3,B4…)から成り、一つの画素は
図の点線で囲まれた領域E(電極線幅A>B)、即ち、
例えば走査電極C2と情報電極A2とB2がオーバラツプする
領域Eで構成される。この時、電極線幅はA>Bであ
る。各々の走査電極群Cと情報電極群A・Bはそれぞれ
SWを介して、電源部(図示せず)に接続しており、前記
SWも又、そのON/OFFを制御するコントローラ回路(図示
せず)に接続している。この構成により、前記コントロ
ーラ回路からの制御の下で、例えば画素Eでのグレース
ケール表現は次の様に実施される。コモン電極C2が走査
されている時、白(以下W)はA2,B2にそれぞれWとな
る信号を付与した時、灰色1(以下Gray1)はA2にW、B
2に黒(以下B)となる信号を付与した時、灰色2(以
下Gray2)はA2にB、B2にWの信号を付与した時、黒はA
2,B2にそれぞれBとなる信号を付与する時、第3図は上
記のW、Gray1,Gray2、Bの中間調表現を示している。
−A′断面図である)を示し、上側電極群11A及び11B
(以下情報電極群)と下側電極群12(以下走査電極群
C)が互いにマトリツクスとなる様に構成され、それぞ
れガラス基板13と14に形成され、それらの間にFLC材料1
5がはさまれた構造となっている。又、図示の如く、走
査電極群CはC0,C1,C2…、情報電極群はA(A1,A2,A
3…)及びB(B1,B2,B3,B4…)から成り、一つの画素は
図の点線で囲まれた領域E(電極線幅A>B)、即ち、
例えば走査電極C2と情報電極A2とB2がオーバラツプする
領域Eで構成される。この時、電極線幅はA>Bであ
る。各々の走査電極群Cと情報電極群A・Bはそれぞれ
SWを介して、電源部(図示せず)に接続しており、前記
SWも又、そのON/OFFを制御するコントローラ回路(図示
せず)に接続している。この構成により、前記コントロ
ーラ回路からの制御の下で、例えば画素Eでのグレース
ケール表現は次の様に実施される。コモン電極C2が走査
されている時、白(以下W)はA2,B2にそれぞれWとな
る信号を付与した時、灰色1(以下Gray1)はA2にW、B
2に黒(以下B)となる信号を付与した時、灰色2(以
下Gray2)はA2にB、B2にWの信号を付与した時、黒はA
2,B2にそれぞれBとなる信号を付与する時、第3図は上
記のW、Gray1,Gray2、Bの中間調表現を示している。
この様に簡素な構成により2値表現のFLCに4値のグ
レースケールを表現することが可能となる。
レースケールを表現することが可能となる。
本発明の好ましい具体例では、1つの画素Eを構成す
る複数の交点がそれぞれ相違した交差面積で構成され、
特にこの相違した交差面積が最小交点面積1に対して2:
4:8:16:…:2n(n=1つの画素Eにおける交点の数)の
比率であるのがよい。
る複数の交点がそれぞれ相違した交差面積で構成され、
特にこの相違した交差面積が最小交点面積1に対して2:
4:8:16:…:2n(n=1つの画素Eにおける交点の数)の
比率であるのがよい。
本発明では、走査電極を2分割し、電極線幅C=Bの
時は、8階調レベル、C≠Dの時は16階調レベルが可能
となる。
時は、8階調レベル、C≠Dの時は16階調レベルが可能
となる。
又、情報電極側のみの分割の時では電極線幅A=Bと
し、カラーフイルターをAとBにそれぞれ補色関係にな
る様に設けると、4色のカラー表示が可能となる。例え
ば〔A=イエロー;B=ブルー〕、〔A=マゼンタ;B=グ
リーン〕又は〔A=シアン;B=レツド〕の補色関係の配
置とすることによって、白、黒、Aの色及びBの色の4
色表示が可能となる。
し、カラーフイルターをAとBにそれぞれ補色関係にな
る様に設けると、4色のカラー表示が可能となる。例え
ば〔A=イエロー;B=ブルー〕、〔A=マゼンタ;B=グ
リーン〕又は〔A=シアン;B=レツド〕の補色関係の配
置とすることによって、白、黒、Aの色及びBの色の4
色表示が可能となる。
又、第2図に示す偏光子16A及び16Bは、その偏光軸を
交差させて配置され、暗状態で黒の表示、明状態で白の
表示がなされる。
交差させて配置され、暗状態で黒の表示、明状態で白の
表示がなされる。
第1図に示すマトリクス電極は、下述する駆動例によ
って駆動されるが、本発明では等しい電極幅の走査電極
と情報電極とで形成したマトリクス電極にも適用するこ
とができる。
って駆動されるが、本発明では等しい電極幅の走査電極
と情報電極とで形成したマトリクス電極にも適用するこ
とができる。
第4図(A)は、走査選択信号SS、走査非選択信号
SN、白情報信号IWと黒情報信号IBを表わしている。第4
図(B)は、走査選択信号が印加された走査選択電極上
の画素(走査電極と情報電極との交差部)のうちの選択
画素(白情報信号IWが印加された画素で電圧(IW−SS)
が印加される)に印加される電圧波形、同じ走査選択電
極上の非選択画素(黒情報信号IBが印加された画素で電
圧(IB−SS)が印加される)に印加される電圧波形及び
走査非選択信号が印加された走査非選択電極上の2種の
画素に印加される電圧波形が示されている。第4図
(A)と(B)によれば、位相t1で走査選択電極上の非
選択画素には強誘電性液晶の一方の閾値電圧を超えた電
圧である電圧−(V1+V3)が印加されて、強誘電性液晶
の一方の配向状態を生じることによって暗状態が生じ、
黒の書込みが行われる。この時の位相t1では、走査選択
電極上の選択画素には強誘電性液晶の閾値以下の電圧で
ある電圧(−V1+V3)が印加されて、強誘電性液晶の配
向状態に変化を生じない。位相t2で、走査選択電極上の
選択画素には、強誘電性液晶の他方の閾値電圧を超えた
電圧である電圧(V2+V3)が印加されて、強誘電性液晶
が他方の配向状態に配向することによって明状態を生
じ、白に書込まれる。又、位相t2で走査選択電極上の非
選択画素には、強誘電性液晶の閾値以下の電圧である電
圧(V2−V3)が印加されて、前の位相t1での配向状態を
変化させない。一方、走査非選択電極上の画素には位相
t1とt2で、強誘電性液晶の閾値電圧以下の電圧である電
圧±V3が印加される。このため、本例においては、位相
t1及びt2で選択された走査電極上の画素が白か黒の書込
みが行われ、位相t1とt2の間の位相T1で走査非選択信号
が印加された状態となっても、前の書込み時の書込み状
態がそのまま維持されることになる。
SN、白情報信号IWと黒情報信号IBを表わしている。第4
図(B)は、走査選択信号が印加された走査選択電極上
の画素(走査電極と情報電極との交差部)のうちの選択
画素(白情報信号IWが印加された画素で電圧(IW−SS)
が印加される)に印加される電圧波形、同じ走査選択電
極上の非選択画素(黒情報信号IBが印加された画素で電
圧(IB−SS)が印加される)に印加される電圧波形及び
走査非選択信号が印加された走査非選択電極上の2種の
画素に印加される電圧波形が示されている。第4図
(A)と(B)によれば、位相t1で走査選択電極上の非
選択画素には強誘電性液晶の一方の閾値電圧を超えた電
圧である電圧−(V1+V3)が印加されて、強誘電性液晶
の一方の配向状態を生じることによって暗状態が生じ、
黒の書込みが行われる。この時の位相t1では、走査選択
電極上の選択画素には強誘電性液晶の閾値以下の電圧で
ある電圧(−V1+V3)が印加されて、強誘電性液晶の配
向状態に変化を生じない。位相t2で、走査選択電極上の
選択画素には、強誘電性液晶の他方の閾値電圧を超えた
電圧である電圧(V2+V3)が印加されて、強誘電性液晶
が他方の配向状態に配向することによって明状態を生
じ、白に書込まれる。又、位相t2で走査選択電極上の非
選択画素には、強誘電性液晶の閾値以下の電圧である電
圧(V2−V3)が印加されて、前の位相t1での配向状態を
変化させない。一方、走査非選択電極上の画素には位相
t1とt2で、強誘電性液晶の閾値電圧以下の電圧である電
圧±V3が印加される。このため、本例においては、位相
t1及びt2で選択された走査電極上の画素が白か黒の書込
みが行われ、位相t1とt2の間の位相T1で走査非選択信号
が印加された状態となっても、前の書込み時の書込み状
態がそのまま維持されることになる。
又、本例においては、位相T1で、書込み位相t1及びt2
での情報信号に対して逆極性の電圧が情報電極から印加
される。従って、第4図(C)に示す様に走査非選択時
の画素には交流電圧が印加され、書込み後の配向状態が
維持される。
での情報信号に対して逆極性の電圧が情報電極から印加
される。従って、第4図(C)に示す様に走査非選択時
の画素には交流電圧が印加され、書込み後の配向状態が
維持される。
第4図(C)は、第4図(A)と(B)の駆動波形を
用いた時の電圧波形のタイミングチヤートを示してい
る。本例では、走査選択信号を、7本おきに走査電極に
飛越し印加し、連続する8つのフイールドで、隣合って
いない走査電極に走査選択信号が印加される。本例で
は、走査電極を7本おきに選択し、8回のフイールド走
査で、1フレーム走査(一画面走査)することによっ
て、低温時において走査選択時間(t1+t2+T1)が長く
設定され、結果的に低フレーム周波数の走査駆動(例え
ば5〜10Hzのフレーム周波数)であっても、低フレーム
周波数の走査駆動に原因するフリツカーの発生を顕著に
抑制することができ、さらに連続する8つのフイールド
走査で隣合っていない走査電極を選択する様に走査選択
信号を印加することによって、画像流れを有効に解消す
ることができた。
用いた時の電圧波形のタイミングチヤートを示してい
る。本例では、走査選択信号を、7本おきに走査電極に
飛越し印加し、連続する8つのフイールドで、隣合って
いない走査電極に走査選択信号が印加される。本例で
は、走査電極を7本おきに選択し、8回のフイールド走
査で、1フレーム走査(一画面走査)することによっ
て、低温時において走査選択時間(t1+t2+T1)が長く
設定され、結果的に低フレーム周波数の走査駆動(例え
ば5〜10Hzのフレーム周波数)であっても、低フレーム
周波数の走査駆動に原因するフリツカーの発生を顕著に
抑制することができ、さらに連続する8つのフイールド
走査で隣合っていない走査電極を選択する様に走査選択
信号を印加することによって、画像流れを有効に解消す
ることができた。
第4図(D)は、第4図(A)の駆動波形を用いた例
であって、この例では、走査電極を2本おきに飛越し選
択し、連続する2つのフイールド走査で隣合っていない
走査電極を選択する様に走査選択信号が印加された。
であって、この例では、走査電極を2本おきに飛越し選
択し、連続する2つのフイールド走査で隣合っていない
走査電極を選択する様に走査選択信号が印加された。
第5図(A)と(B)は、本発明で用いた別の駆動例
であり、2回のフレーム走査で1周期の書き込みを行う
駆動法である。第5図(A)と(B)によれば、第1フ
レームの位相t11及び第2フレームの位相t22で黒の書き
込みが行われ、第1フレームの位相t12及び第2フレー
ムの位相t21で白の書き込みが行われる。
であり、2回のフレーム走査で1周期の書き込みを行う
駆動法である。第5図(A)と(B)によれば、第1フ
レームの位相t11及び第2フレームの位相t22で黒の書き
込みが行われ、第1フレームの位相t12及び第2フレー
ムの位相t21で白の書き込みが行われる。
第5図(C)は、第5図(A)と(B)の駆動波形を
用いた時の電圧波形のタイミングチヤートを示してい
る。この図より、走査非選択時の画素には交流電圧が印
加され、書込後の高コントラストは配向状態が維持され
る。この例では、走査電極を3本おきに飛越し選択し、
連続する2つのフイールド走査で隣合っていない走査電
極を選択する様に走査線択信号が印加され、このフレー
ムを2回くり返すことによって1周期の書き込みを行っ
た。
用いた時の電圧波形のタイミングチヤートを示してい
る。この図より、走査非選択時の画素には交流電圧が印
加され、書込後の高コントラストは配向状態が維持され
る。この例では、走査電極を3本おきに飛越し選択し、
連続する2つのフイールド走査で隣合っていない走査電
極を選択する様に走査線択信号が印加され、このフレー
ムを2回くり返すことによって1周期の書き込みを行っ
た。
第6図(A),(B)は、本発明で用いたさらに別の
駆動波形であり、走査信号波形で書込後は、書込波形よ
りもパルス幅の短い交流電圧が印加される。この駆動波
形を用いて、上述の実施例と同様な方法により、走査電
極を2本おき以上に飛越し選択し、連続する2つのフイ
ールド走査で隣合っていない走査電極を選択する様に走
査選択信号が印加された。
駆動波形であり、走査信号波形で書込後は、書込波形よ
りもパルス幅の短い交流電圧が印加される。この駆動波
形を用いて、上述の実施例と同様な方法により、走査電
極を2本おき以上に飛越し選択し、連続する2つのフイ
ールド走査で隣合っていない走査電極を選択する様に走
査選択信号が印加された。
第8図(A)〜(C)は、本発明の別の具体例を表わ
している。第8図(A)と(B)によれば、走査選択信
号SSが印加された走査電極上の画素には、位相T1で情報
信号の種類にからわらず、一済に黒表示に消去される。
続く位相t2でそのうちの選択画素(IB−SS)は、電圧−
(V1+V3)が印加されて、白表示に反転し、他の画素
(IW−SS)は前の位相T1での黒表示を変化させない電圧
(V3−V1)が印加されて、一走査ライン上の画素に対す
る書込みが行われる。一方、走査非選択信号SNが印加さ
れた走査電極上の画素には電圧±V3が印加され、書込み
時の状態をそのまま維持することができる。本例では、
位相t2とt4で書込み位相t3での情報パルスに対して逆極
性の電圧が情報信号から印加され、かかる電圧に基づい
て非選択時の画素には常時交流電圧が印加されることに
なる。
している。第8図(A)と(B)によれば、走査選択信
号SSが印加された走査電極上の画素には、位相T1で情報
信号の種類にからわらず、一済に黒表示に消去される。
続く位相t2でそのうちの選択画素(IB−SS)は、電圧−
(V1+V3)が印加されて、白表示に反転し、他の画素
(IW−SS)は前の位相T1での黒表示を変化させない電圧
(V3−V1)が印加されて、一走査ライン上の画素に対す
る書込みが行われる。一方、走査非選択信号SNが印加さ
れた走査電極上の画素には電圧±V3が印加され、書込み
時の状態をそのまま維持することができる。本例では、
位相t2とt4で書込み位相t3での情報パルスに対して逆極
性の電圧が情報信号から印加され、かかる電圧に基づい
て非選択時の画素には常時交流電圧が印加されることに
なる。
第8図(C)は、第8図(A)と(B)に示す駆動信
号を用いた時のタイミングチヤートを示すもので、第8
図(C)によれば、非選択時の画素には常時交流電圧が
印加されて、書込み時の高コントラスト画面を維持形成
することができる。
号を用いた時のタイミングチヤートを示すもので、第8
図(C)によれば、非選択時の画素には常時交流電圧が
印加されて、書込み時の高コントラスト画面を維持形成
することができる。
又、本例では、位相T1で一走査ライン上の画素に対し
て一済に黒表示に消去したが、明表示に一済消去しても
よい。
て一済に黒表示に消去したが、明表示に一済消去しても
よい。
本発明は、前述の例に限定されるものではなく、特に
走査電極に4本おき以上、好ましくは5本〜20本おきで
走査選択信号を飛越し印加することができる。又、本発
明では、電圧信号V1,−V及び±V3の波高値を|V1|=|
−V2|>|±V3|、好ましくは|V1|=|−V2|>2|±V3|に
設定するのがよい。又、これらの電圧信号のパルス幅は
一般に1μsec〜1msec、好ましくは10μsec〜100μsec
に設定され、低温時のパルス幅を高温時のパルス幅に較
べ長く設定するのがよい。
走査電極に4本おき以上、好ましくは5本〜20本おきで
走査選択信号を飛越し印加することができる。又、本発
明では、電圧信号V1,−V及び±V3の波高値を|V1|=|
−V2|>|±V3|、好ましくは|V1|=|−V2|>2|±V3|に
設定するのがよい。又、これらの電圧信号のパルス幅は
一般に1μsec〜1msec、好ましくは10μsec〜100μsec
に設定され、低温時のパルス幅を高温時のパルス幅に較
べ長く設定するのがよい。
本例では、Δε<0の強誘電性液晶として、ジアミノ
系化合物を含有したフエニルピリミジン液晶を主成分と
した液晶組成物を用いた。この液晶組成物のΔεは、約
−5であった。
系化合物を含有したフエニルピリミジン液晶を主成分と
した液晶組成物を用いた。この液晶組成物のΔεは、約
−5であった。
Δεの測定は、セル厚2μmの水平配向セル(芳香族
ポリイミド形成液である東レ社製の「SP−710」により
形成した配向膜を用いた)の容量測定に基づいてεを
求め、さらにセル厚2μmの垂直配向セル(フツ素系化
合物であるダイキン工業社製の「FS116S」により形成し
た配向膜を用いた)の容量測定に基づいてε⊥を求め、
Δε=ε−ε⊥として求めた。測定条件は、室温(25
℃)でのカイラルスメクチツクC相で、サイン波±0.5V
の印加電圧を用い、そのサイン波の周波数を100KHzと10
KHzとした。
ポリイミド形成液である東レ社製の「SP−710」により
形成した配向膜を用いた)の容量測定に基づいてεを
求め、さらにセル厚2μmの垂直配向セル(フツ素系化
合物であるダイキン工業社製の「FS116S」により形成し
た配向膜を用いた)の容量測定に基づいてε⊥を求め、
Δε=ε−ε⊥として求めた。測定条件は、室温(25
℃)でのカイラルスメクチツクC相で、サイン波±0.5V
の印加電圧を用い、そのサイン波の周波数を100KHzと10
KHzとした。
又、前例以外の液晶組成物におけるΔεは下記のとお
りであった。
りであった。
本発明の好ましい具体例では、駆動周波数(1KHz〜10
0KHz)下でΔεが−1以下、特に−2以下の強誘電性液
晶組成物が適している。
0KHz)下でΔεが−1以下、特に−2以下の強誘電性液
晶組成物が適している。
この他に、本発明では、メルク社製の「ZLI−414
0」、「ZLI4000」、「ZLI4131」や「ZLI4122」などのΔ
εが負の強誘電性液晶組成物を用いることができる。
0」、「ZLI4000」、「ZLI4131」や「ZLI4122」などのΔ
εが負の強誘電性液晶組成物を用いることができる。
第7図は本発明の表示装置の例を示す構成図である。
701は表示パネルで、走査電極702と情報電極703と、そ
の間に充填される強誘電性液晶とで構成され、走査電極
702と情報電極703とで構成されるマトリクスの交点にお
いて、電極に印加される電圧によって電界によって、強
誘電性液晶の配向が制御される。
701は表示パネルで、走査電極702と情報電極703と、そ
の間に充填される強誘電性液晶とで構成され、走査電極
702と情報電極703とで構成されるマトリクスの交点にお
いて、電極に印加される電圧によって電界によって、強
誘電性液晶の配向が制御される。
704は情報電極駆動回路で、映像情報信号線706からの
シリアルな映像データを格納する映像データシフトレジ
スタ7401、映像データシフトレジスタ7041からのパラレ
ルな映像データを格納するラインメモリ7042、ラインメ
モリ7042に格納された映像データに従って、情報電極70
3に電圧を印加するための情報電極ドライバー7043、さ
らに情報電極703に印加する電圧VD,Oと−VDを切替制御
線711からの信号によって切替える情報側電源切替器704
4を有する。
シリアルな映像データを格納する映像データシフトレジ
スタ7401、映像データシフトレジスタ7041からのパラレ
ルな映像データを格納するラインメモリ7042、ラインメ
モリ7042に格納された映像データに従って、情報電極70
3に電圧を印加するための情報電極ドライバー7043、さ
らに情報電極703に印加する電圧VD,Oと−VDを切替制御
線711からの信号によって切替える情報側電源切替器704
4を有する。
705は走査電極駆動回路で、走査アドレスデータ線707
からの信号を受けて、全走査電極の内の1つの走査電極
を指示するためのデコーダ7051、デコーダ7051からの信
号を受けて走査電極702に電圧を印加するための走査電
極ドライバー7052、更に走査電極702に印加する電圧VS,
O,−VSを切替制御線711からの信号によって切替える走
査側電源切替器7053を有する。
からの信号を受けて、全走査電極の内の1つの走査電極
を指示するためのデコーダ7051、デコーダ7051からの信
号を受けて走査電極702に電圧を印加するための走査電
極ドライバー7052、更に走査電極702に印加する電圧VS,
O,−VSを切替制御線711からの信号によって切替える走
査側電源切替器7053を有する。
708はCPUで、発振器709のクロツクパルスを受けて画
像メモリ710の制御及び映像情報信号線706,走査アドレ
スデータ線707,切替制御線711に対して信号の転送の制
御を行う。
像メモリ710の制御及び映像情報信号線706,走査アドレ
スデータ線707,切替制御線711に対して信号の転送の制
御を行う。
本発明によれば、Δε<0の強誘電性液晶を用いた表
示素子において、2Hz〜15Hzのような低フレーム周波数
の走査駆動に原因するフリツカーの発生を有効に抑制す
ることができ、特に低温時の長く設定された走査選択期
間であっても、フリツカーの発生がなく、実質的に広い
温度範囲に亘って高品位の高コントラストな表示画面を
得ることができる。さらに、本発明によれば、画像流を
有効に防止することができ、この意味で高品位の表示画
面を得ることができる。
示素子において、2Hz〜15Hzのような低フレーム周波数
の走査駆動に原因するフリツカーの発生を有効に抑制す
ることができ、特に低温時の長く設定された走査選択期
間であっても、フリツカーの発生がなく、実質的に広い
温度範囲に亘って高品位の高コントラストな表示画面を
得ることができる。さらに、本発明によれば、画像流を
有効に防止することができ、この意味で高品位の表示画
面を得ることができる。
第1図は、本発明で用いたマトリクス電極の平面図であ
る。第2図は、本発明で用いた強誘電性液晶素子のA−
A′断面図である。第3図は、中間調を模式的に示した
説明図である。第4図(A)〜(D)は、本発明で用い
た駆動波形例を示す波形図である。第5図(A)〜
(C)及び第6図(A),(B)は、本発明で用いた別
の駆動波形例を示す波形図である。第7図は、本発明の
ブロツク図である。第8図(A)〜(C)は、本発明で
用いた別の駆動波形例を示す波形図である。
る。第2図は、本発明で用いた強誘電性液晶素子のA−
A′断面図である。第3図は、中間調を模式的に示した
説明図である。第4図(A)〜(D)は、本発明で用い
た駆動波形例を示す波形図である。第5図(A)〜
(C)及び第6図(A),(B)は、本発明で用いた別
の駆動波形例を示す波形図である。第7図は、本発明の
ブロツク図である。第8図(A)〜(C)は、本発明で
用いた別の駆動波形例を示す波形図である。
Claims (8)
- 【請求項1】a.走査電極と情報電極とで形成したマトリ
クス電極及び誘電率異方性が負のカイラルスメクチック
液晶を有する液晶素子、並びに b.走査電極に、一垂直走査期間内に、走査選択信号を3
本おき以上で飛越し印加し、一画面を表示するための一
画面走査が完了する様に、該飛越し印加による一垂直走
査を複数回繰返し、且つ、該走査選択信号を、少なくと
も2つの連続する一垂直走査において、隣合っていない
走査電極に印加し、情報電極に走査選択信号と同期して
情報信号を印加し、走査選択信号が印加されていない走
査電極と情報電極との交差部に交番電圧を印加する駆動
手段 を有する液晶装置。 - 【請求項2】前記走査選択信号が選択されていない走査
電極への印加電圧を基準にして前で一方及び後で他方極
性電圧を有する信号である請求項1に記載の液晶装置。 - 【請求項3】前記駆動手段が前記走査選択信号の一方極
性電圧と全又は所定数の情報電極に印加された信号電圧
との合成された電圧によって、カイラルスメクチック液
晶の一方の配向状態を生じさせ、前記走査選択信号の他
方極性電圧と選択された情報電極に印加された信号電圧
との合成された電圧によって、カイラルスメクチック液
晶の他方の配向状態を生じさせる手段を有する請求項2
に記載の液晶装置。 - 【請求項4】前記駆動手段が前記走査選択信号の一方極
性電圧と選択された情報電極に印加された電圧との合成
された電圧によって、カイラルスメクチック液晶の一方
の配向状態を生じさせ、前記走査選択信号の他方極性電
圧と他の情報電極に印加された信号電圧との合成された
電圧によって、カイラルスメクチック液晶の他方の配向
状態を生じさせる手段を有する請求項2の液晶装置。 - 【請求項5】a.走査電極と情報電極とを有し、該走査電
極と情報電極のうち、少なくとも一方を構成する複数の
電極が少なくとも2つの異なる電極幅で配線されている
マトリクス電極、及び誘電率異方性が負のカイラルスメ
クチック液晶を有する液晶素子、並びに b.走査電極に、一垂直走査期間内に、走査選択信号を3
本おき以上で飛越し印加し、一画面を表示するための一
画面走査が完了する様に、該飛越し印加による一垂直走
査を複数回繰返し、且つ、走査選択信号を、少なくとも
2つの連続する一垂直走査において、隣合っていない走
査電極に印加し、情報電極に走査選択信号と同期して情
報信号を印加し、走査選択信号が印加されていない走査
電極と情報電極との交差部に交番電圧を印加する駆動手
段 を有する液晶装置。 - 【請求項6】前記走査選択信号が選択されていない走査
電極への印加電圧を基準にして前で一方及び後で他方極
性電圧を有する信号である請求項5に記載の液晶装置。 - 【請求項7】前記駆動手段が前記走査選択信号の一方極
性電圧と全又は所定数の情報電極に印加された信号電圧
との合成された電圧によって、カイラルスメクチック液
晶の一方の配向状態を生じさせ、前記走査選択信号の他
方極性電圧と選択された情報電極に印加された信号電圧
との合成された電圧によって、カイラルスメクチック液
晶の他方の配向状態を生じさせる手段を有する請求項6
に記載の液晶装置。 - 【請求項8】前記駆動手段が前記走査選択信号の一方極
性電圧と選択された情報電極に印加された電圧との合成
された電圧によって、カイラルスメクチック液晶の一方
の配向状態を生じさせ、前記走査選択信号の他方極性電
圧と他の情報電極に印加された信号電圧との合成された
電圧によって、カイラルスメクチック液晶の他方の配向
状態を生じさせる手段を有する請求項6の液晶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63284211A JP2637517B2 (ja) | 1988-11-10 | 1988-11-10 | 液晶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63284211A JP2637517B2 (ja) | 1988-11-10 | 1988-11-10 | 液晶装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02130525A JPH02130525A (ja) | 1990-05-18 |
JP2637517B2 true JP2637517B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=17675604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63284211A Expired - Fee Related JP2637517B2 (ja) | 1988-11-10 | 1988-11-10 | 液晶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2637517B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3183537B2 (ja) * | 1990-09-06 | 2001-07-09 | セイコーエプソン株式会社 | 液晶電気光学素子の駆動方法 |
SG111024A1 (en) * | 2000-09-28 | 2005-05-30 | Kataoka Bussan Kk | Filter device for coffee or the like |
TWI451393B (zh) * | 2011-10-14 | 2014-09-01 | Sitronix Technology Corp | A driving method of a liquid crystal display device and a driving circuit thereof |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61272724A (ja) * | 1985-05-27 | 1986-12-03 | Seiko Epson Corp | 液晶表示装置 |
JP2628157B2 (ja) * | 1987-02-04 | 1997-07-09 | セイコー電子工業株式会社 | 強誘電性液晶電気光学装置 |
JP2733222B2 (ja) * | 1987-03-31 | 1998-03-30 | キヤノン株式会社 | 液晶装置 |
-
1988
- 1988-11-10 JP JP63284211A patent/JP2637517B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02130525A (ja) | 1990-05-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |