JP2730548B2 - マトリックス型液晶表示装置 - Google Patents

マトリックス型液晶表示装置

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JP2730548B2
JP2730548B2 JP8292592A JP29259296A JP2730548B2 JP 2730548 B2 JP2730548 B2 JP 2730548B2 JP 8292592 A JP8292592 A JP 8292592A JP 29259296 A JP29259296 A JP 29259296A JP 2730548 B2 JP2730548 B2 JP 2730548B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置に係
り、特に、強誘電性液晶を利用してなるマトリックス型
液晶表示装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のマトリックス型液晶表示
装置においては、強誘電性液晶のネマチック液晶にない
高速応答性及び記憶特性を有効に活用して、一表示画面
におけるON表示画素及びOFF表示画素をダイナミッ
ク駆動してマトリックス表示するようにしたものがあ
る。なお、上述したON表示画素とは、これに対応した
強誘電性液晶部分を含む表示領域であって光を透過させ
る表示領域をいう。一方、上述したOFF表示画素と
は、これに対応した強誘電性液晶部分を含む表示領域で
あって光を通過させない表示領域をいう。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成において、ダイナミック駆動を行う上で強誘電性液
晶の重要な特性とされる閾値特性においては、強誘電性
液晶の分子(以下、液晶分子という)が自発分極と印加
電界との直接相互作用で働くために、明確な閾値が介在
しないという現象が観察される。 【0004】このような明確な閾値を有しない場合に
は、マトリックス駆動における非選択期間で印加される
保持電圧で液晶が応答してしまい、コントラストが低下
するという問題がある。これに対しては、ダイナミック
駆動上必要とされる閾値を確保するために、駆動パルス
幅の制御、強誘電性液晶の応答速度の電圧依存性、負の
誘電異方性をもつ強誘電性液晶のスイッチング異常現象
等を利用して駆動パルスのパルス波形に工夫を凝らし、
かつ次の線順次走査までの時間の間、高周波重畳による
安定化効果により非選択時における液晶の高速応答を防
止して、マトリックス表示を行うものがある。 【0005】また、特開昭62−173436号公報に
は、非選択期間で印加される保持電圧により液晶が応答
しないように、走査信号、データ信号を4パルスにして
駆動する4パルス駆動法が提案されている。しかしなが
ら、上記したいずれの駆動法においても強誘電性液晶に
明確な閾値特性がないため、駆動回路を複雑な構成にせ
ざるを得ないという問題がある。 【0006】そこで、本発明者等は、鋭意検討を行い、
強誘電性液晶の配向処理に工夫を凝らすことによって、
強誘電性液晶に明確な閾値が現れることを見い出した。
この点については後述する実施例の中で詳細に説明す
る。従って、本発明は、強誘電性液晶の明確な閾値特性
を利用して、高コントラストのマトリックス表示を行う
ことを目的とする。 【0007】また、強誘電性液晶の明確な閾値特性に適
した、駆動回路を用いることを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、特許請求の範囲第1項に記載した発明においては、
n条の行電極とm条の列電極とを互いに格子状に対向さ
せるように並設した第1、第2の電極基板間に強誘電性
液晶を封入してmn個の表示画素を形成する液晶セル
と、 前記n条の行電極に選択信号と非選択信号とからな
る走査信号を所定の走査期間を時間的な基準として順次
付与する行駆動回路と、 前記m条の列電極にデータ信号
を付与する列駆動回路とを備え、前記走査信号と前記デ
ータ信号との合成信号を前記mn個の表示画素に印加し
て、前記mn個の表示画素によりマトリックス表示を行
うようにしたマトリックス型液晶表示装置において、
記強誘電性液晶の液晶分子には前記第1、第2の電極基
板の相対向する面に対してプレティルト角が与えられ、
前記第1の電極基板に与えられたプレティルト角と前記
第2の電極基板に与えられたプレティルト角とが逆傾斜
の関係を有しており、 前記液晶セルは、前記第1、第2
の電極基板間の印加電圧に対し一方極性側、他方極性側
において、絶対値が所定の電圧以上で光透過率が変化し
始める閾値を有する印加電圧−光透過率特性を有してお
り、 前記選択信号と前記データ信号との合成信号は、前
記走査期間内に印加され前記液晶セルを一方の光学的安
定状態にするのに充分な一定の電圧レベルを有する反転
準備パルスと、前記反転準備パルスが印加される走査期
間と同じ走査期間内における前記反転準備パルスの直後
に印加され、前記液晶セルを他方の光学的安定状態にす
る一定の電圧レベルを有する書込パルスとを有し、少な
くとも前記反転準備パルスの印加終了時には前記液晶セ
ルが一方の光学的安定状態になっており、 前記反転準備
パルス及び前記書込パルスが印加される前記走査期間内
において、前記書込パルスの直前の前記反転準備パルス
のパルス幅を、前記書込パルスのパルス幅よりも短く設
定したことを特徴としている。 【0009】上記構成において、強誘電性液晶の液晶分
子には、第1、第2の電極基板の相対向する面に対して
プレティルト角が与えられ、第1の電極基板に与えられ
たプレティルト角と第2の電極基板に与えられたプレテ
ィルト角とが逆傾斜の関係を有しているため、強誘電性
液晶に明確な閾値特性が現れる。その結果、液晶セル
は、第1、第2の電極基板間の印加電圧に対し一方極性
側、他方極性側において、絶対値が所定の電圧以上で
透過率が変化し始める閾値を有する印加電圧−光透過特
性を有することになる。 【0010】この印加電圧−光透過率特性に従って、表
示画素に走査信号とデータ信号との合成信号を印加して
いくことにより、マトリックス表示を行うことができ
る。この場合、印加電圧−光透過率特性により、非選択
期間には選択期間で決定された表示画素の光透過率を維
持することができるため、高コントラストの表示を行う
ことができる。ところで、一般的にマトリクス型液晶表
示装置において大画面化を目指した場合、行電極数が増
加し、それに比例して1走査期間が短くなる。強誘電性
液晶を用いた液晶セルの透過率は、印加電圧の波高値と
パルス幅の積で決定されるため、大画面化を目指した場
合、書込パルスの波高値を高くすると、非選択期間に印
加される電圧の波高値も必然的に高くなる。このため、
非選択期間に印加される電圧の波高値が閾値を超えて表
示の保持が不十分になり、表示品位が低下する可能性が
ある。 【0011】しかしながら、特許請求の範囲第1項に記
載の発明においては、上記印加電圧−光透過率特性を有
する液晶セルを用い、選択信号とデータ信号との合成信
号を、走査期間内に印加され液晶セルを一方の光学的安
定状態にするのに充分な一定の電圧レベルを有する反転
準備パルスと、反転準備パルスが印加される走査期間と
同じ走査期間内における反転準備パルスの直後に印加さ
れ、液晶セルを他方の光学的安定状態にする一定の電圧
レベルを有する書込パルスとを有するようにし、これら
反転準備パルス及び書込パルスが印加される走査期間内
において、書込パルスの直前の反転準備パルスのパルス
幅を、書込パルスのパルス幅よりも短く設定しているた
め、1走査期間を短くしても表示品位が低下することを
防止できる。 【0012】 【0013】 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。以下、本発明の一実施形態を図面に
より説明すると、図1は、本発明に係わるマトリックス
型液晶表示装置の全体構成を示している。この液晶表示
装置は、マトリックス型液晶セル10を備えており、こ
の液晶セル10は、図1及び図2に示すごとく、一対の
電極基板11、12を例えば、1〜4(μm)のギャッ
プを介し互いに平行に配設し、これら各電極基板11、
12間にフェニールピリミジン系強誘電性液晶13を密
封し、かつ各電極基板11、12に互いに偏光軸を直交
させてなる各偏光板14、15をそれぞれ外方から添着
して構成されている。 【0015】電極基板11は、図1及び図2に示すごと
く、透明状のガラス板11aにその内表面に沿い酸化イ
ンジウム或いは酸化スズからなる透明状の導電膜11b
を形成し、かつこの導電膜11bの内表面にn状の行電
極X1、X2、‥‥、Xnを図1にて図示上下方向に互
いに間隔を付与するとともに同図示左右方向に互いに平
行に突設形成して構成されている。 【0016】一方、電極基板12は、図1及び図2に示
すごとく、透明状のガラス板12aにその内表面に沿い
酸化インジウム或いは酸化スズからなる透明状の導電膜
12bを形成し、かつこの導電膜12bの内表面にm状
の列電極Y1、Y2‥‥、Ymを図1にて図示左右方向
に互いに間隔を付与するとともに各行電極X1、X2‥
‥、Xnに共に直交するように突設形成して構成されて
いる。 【0017】また、導電膜11bの内表面には、一酸化
けい素からなる蒸着膜16が、両導電膜11b、12b
に対する法線P(図2参照)と蒸着角度θa(=80
(度)〜85(度))をなすように斜方蒸着法により蒸
着されている。一方、導電膜12bの内表面には、一酸
化けい素からなる蒸着膜17が、法線Pと蒸着角度θb
をなすように斜方蒸着法により蒸着されている。これに
より、強誘電性液晶13の各液晶分子13aがプレテイ
ルト角θp=5(度)〜35(度)を与えられるように
強誘電性液晶13が配向処理されることとなる。 【0018】かかる場合、液晶セル10内への強誘電性
液晶13の密封にあたっては、まず、両蒸着膜16、1
7の各蒸着方位(即ち、各蒸着角度θa、θb)が両導
電膜11b、12bの各内表面間間隔の中心を通り両導
電膜11b、12bに平行(即ち、法線Pに垂直)とな
る中心線に対し線対称をなすように両電極基板11、1
2を平行に組合わせる。然る後、強誘電性液晶13を加
熱して等方性液体相とし、毛細管現象を利用して両電極
基板11、12間に注入し、かつ液晶セル10全体を毎
分1(度)程度にて徐冷することにより強誘電性液晶1
3をスメクチックC* 相になるまで冷却する。 【0019】このような冷却の結果、スメクチック層と
なった強誘電性液晶13の各液晶分子13aが、両蒸着
膜16、17の各蒸着方位及び凹凸に沿い前記中心線に
線対称をなすように配向することとなる。かかる場合、
各液晶分子13aのプレティルト角θpは、前記中心線
から各蒸着膜16、17に近ずくにつれて前記中心線に
線対称的に増大するようになっている。換言すれば、強
誘電性液晶13のスメクチック層が、図2に示すごと
く、前記中心線に対し、線対称的に各蒸着膜16、17
により断面湾曲状に曲げ変形を与えられることとなる。 【0020】しかして、このように構成した液晶セル1
0において、両電極基板11、12間に印加する電圧が
低い場合には液晶分子は回転しないが、所定の高電圧を
印加すると、強誘電性液晶13の前記中心線の一側に位
置する各液晶分子13a(以下、一側液晶分子という)
の回転方向が、強誘電性液晶13の前記13の前記中心
線の他側に位置する各液晶分子13a(以下他側液晶分
子という)の回転方向と逆になる。 【0021】このため、前記一側液晶分子が前記中心線
上近傍にて前記他側液晶分子とぶつかり合うこととな
り、その結果、強誘電性液晶13のエネルギー損失が、
前記一側液晶分子が前記他側液晶分子と同一に回転する
場合に比べ、大幅に増大する。換言すれば、強誘電性液
晶13の各液晶分子13aは、両電極基板11、12間
への印加電圧が低い場合には回転せず、所定の高印加電
圧でもって初めて回転し始めることとなる。このこと
は、強誘電性液晶13が明確な閾値をもつに至ったこと
を意味する。 【0022】因みに、上述のような配向処理した強誘電
性液晶13における印加電圧と光透過率との関係を実験
により確認したところ、図3に示すように曲線Xとして
得られた。なお、印加電圧は、強誘電性液晶13が応答
する応答時間以上の十分な時間、印加した電圧であり、
光透過率は、相対的な光透過率である。また、上述のよ
うな配向処理を伴わない従来の配向処理方法による強誘
電性液晶における印加電圧と光透過率との関係を実験に
より確認したところ、図3に示すように曲線Yとして得
られた。 【0023】これら両曲線X、Yを比較すれば容易に理
解されるとおり、曲線Xによれば、強誘電性液晶13の
光透過率が、印加電圧10(V)以下で零(%)を維持
し、印加電圧10(V)〜20(V)にて急増し、かつ
印加電圧約20(V)以上にて100(%)を維持する
一方、曲線Yによれば、強誘電性液晶の光透過率が、印
加電圧(V)から約7(V)にかけて40(%)から1
00(%)に増大し、かつ印加約7(V)以上にて10
0(%)を維持する。その結果、曲線Xによる特性をも
つ強誘電性液晶13が、曲線Yによる特性をもつ従来の
強誘電性液晶に比べて、非常に明確な閾値特性を有する
ことが認識できる。 【0024】なお、図3に示す印加電圧と光透過率の特
性は、印加電圧の正極性側について所定電圧以上のとき
光透過率が増大し始めるものを示しているが、強誘電性
液晶13はメモリー性を有するので、正極性側の電圧印
加から負極性側に所定電圧以上の電圧を印加したときに
光透過率が低下し始めることになる。また、各行電極X
1〜Xnと各列電極Y1〜Ymとの各交叉部は、これら
各交叉部に存在する各強誘電性液晶部分と共にそれぞれ
各表示画素(1、1)、‥‥、(1、m)、(2、1)
‥‥、(n、m)を構成する(図1参照)。行電極と列
電極との間に一極性の適正な電圧が印加されたとき強誘
電性液晶がとり得る分子配列状態にて表示画素が光を透
過させる状態(即ち、ON表示状態)となり、一方、行
電極と列電極との間に逆極性の適正な電圧が印加された
とき強誘電性液晶がとり得る分子配列状態にて表示画素
が光を透過させない状態(即ち、OFF表示状態)とな
るように、各偏光板14、15の偏光軸が強誘電性液晶
の分子配向軸との関係で定められている。なお、偏光板
14の背後には、同偏光板14に投光する光源が配置さ
れている。また、前記強誘電性液晶はその電圧印加解除
前の状態を同解除後も保持する。 【0025】また、液晶表示装置は、図1に示すごと
く、線順次走査回路20と、この線順次走査回路20に
接続した基準信号発生回路30と、線順次走査回路20
及び基準信号発生回路30に接続した行駆動回路40及
び列駆動回路50とを備えており、線順次走査回路20
は、ROM21と、このROM21に接続したコントロ
ーラ22により構成されている。ROM21は、液晶セ
ル10に表示されるための所定の表示内容を表す表示デ
ータを予め記憶しており、この表示データは、液晶セル
10の各行電極のいずれかに入力する行電極表示データ
と、液晶セル10の各列電極に入力する列電極表示デー
タとにより構成されている。 【0026】コントローラ22は基準クロックパルスa
(図7参照)を順次発生し、同期パルスb(図7参照)
を順次発生し、シフトクロックパルスqを順次発生し、
ROM21からの行電極表示データをデータパルスPx
として順次発生し、かつROM21からの列電極表示デ
ータをデータパルスPyとして順次発生する。基準信号
発生回路30は、図1及び図4に示すごとく、コントロ
ーラ22に接続したインバータ31とこのインバータ3
1に接続したインバータ32と、コントローラ22及び
インバータ32に接続したバイナリカウンタ33を備え
ており、インバータ31はコントローラ22からの各同
期パルスbを順次反転させて反転パルスとして発生す
る。インバータ32はインバータ31からの各反転パル
スを順次反転させて反転パルス(即ち、同期パルスb)
として発生する。バイナリカウンタ33は、インバータ
32からの各同期パルスbにより繰返しリセットされ
て、各リセット後にコントローラ22からの各基準クロ
ックパルスaを反転させながら計数しその各計数結果を
出力端子Q2からの二進パルスe(図7参照)として順
次発生する。 【0027】また、基準信号発生回路30は、インバー
タ32及びバイナリカウンタ33に接続したORゲート
34とバイナリカウンタ33に接続したインバータ35
を備えており、ORゲート34は、インバータ32から
の同期パルスbの立上がりに応答してハイレベルにてゲ
ートパルスC1(図7参照)を発生した後、バイナリカ
ウンタ33からの各二進パルスe及びインバータ32か
らの各同期パルスbに順次応答して各二進パルスeの立
上がり毎にゲートパルスC2(図7参照)をハイレベル
にて発生する。また、ORゲート34からの各ゲートパ
ルスC1、C2はインバータ32からの各同期パルスb
の立下りに応答してローレベルになる。インバータ35
は、バイナリカウンタ33からの各二進パルスeを順次
反転させて反転パルスe(バー)として発生する。 【0028】行駆動回路40は、コントローラ22に接
続したシフトレジスタ40Aと、基準信号発生回路30
及びシフトレジスタ40Aに接続した各論理回路40B
1、40B2、‥‥、40Bnを有しており、シフトレ
ジスタ40Aは、コントローラ22からの各同期パルス
bを順次シフトパルスとして受け、これら各シフトパル
スに同期して、コントローラ22からの各データパルス
Pxを、各論理回路40B1〜40Bnのいずれかに論
理回路40B1から論理回路40Bnにかけて順次シフ
トさせてデータパルスh(図7参照)として付与する。 【0029】論理回路40B1は、図1及び図4及び図
5に示すごとく、基準信号発生回路30のインバータ3
2及びシフトレジスタ40Aに接続したANDゲート4
1と、基準信号回路30のインバータ35及びシフトレ
ジスタ40Aに接続したNANDゲート42を備えてお
り、ANDゲート41は、シフトレジスタ40Aからの
データパルスhのハイレベル中にインバータ32からの
同期パルスbに応答してハイレベルにてゲートパルスj
(図7参照)を発生する。また、ANDゲート41から
のゲートパルスjはインバータ32からの同期パルスb
の立下りに応答してローレベルになる。NANDゲート
42は、シフトレジスタ40Aからのデータパルスh及
びインバータ35からの反転パルスe(バー)に応答し
て、データパルスh及び反転パルスe(バー)の両ハイ
レベル時にローレベルにてゲートパルスi(図7参照)
を発生し、またこのゲートパルスiを反転パルスe(バ
ー)或いはデータパルスhのローレベル時にハイレベル
にする。 【0030】また、論理回路40B1は、ANDゲート
41及びNANDゲート42に接続したNORゲート4
3を備えており、NORゲート43は、ANDゲート4
1及びNANDゲート42からの各ゲートパルスj、i
のローレベル時にのみハイレベルにてゲートパルスk
(図7参照)を発生する。トランスミッションゲート4
4は、ANDゲート41からのハイレベルのゲートパル
スjに応答して、このゲートパルスjを、定電圧回路4
4aからの負の電圧(−2Vo)に基き、(−2Vo)
のレベルを有する走査信号S1(図8参照)として各ト
ランスミッションゲート45、46との共通の出力端子
47から発生し液晶セル10の行電圧X1に付与する、
なお、各トランスミッションゲート44、45、46し
ては、例えば、(株)東芝製TC4066型集積回路が
採用される。 【0031】また、トランスミッションゲート46は、
NORゲート43からのゲートパルスkに応答して、こ
のゲートパルスkを、ゲートパルスjの立下り以後デー
タパルスhのハイレベル下にて定電圧回路46aからの
正の定電圧(+Vo)までシフトし、このシフト結果を
走査信号S2(図8参照)として出力端子+47から発
生し行電極X1に付与する。かかる場合、両走査信号S
1、S2が行電極X1を選択するための選択信号(図8
参照)としてT/nの間機能する。但し、符号Tは一画
面表示時間を表す(図9参照)。 【0032】また、トランスミッションゲート45は、
NANDゲート42からのハイレベルのゲートパルスi
を、データパルスhの立下り以後において零レベル(即
ち接地レベル)までシフトし、このシフト結果を走査信
号S3(図8参照)として出力端子47から発生し行電
極X1に付与する。かかる場合、走査信号S3が、行電
極X1を非選択とするための非選択信号(図8参照)と
してT/nの間機能する。 【0033】残余の論理回路40B2〜40Bnは、共
に、論理回路40B1と同様に構成されており、これら
各論理回路40B2〜40Bnは、シフトレジスタ40
Aからの各データパルスh並びに基準信号回路30から
の同期パルスb及びゲートパルスeに応答して、論理回
路40B1と同様に、各走査信号S1、S2及びS3を
それぞれ生じる。しかして、論理回路40B2からの両
走査信号S1、S2及び走査信号S3は、選択信号及び
非選択信号としてそれぞれ液晶セル10の行電極X2に
付与され、論理回路40B3からの両走査信号S1、S
2及び走査信号S3は、選択信号及び非選択信号として
それぞれ液晶セル10の行電極X3に付与され、‥‥、
また論理回路40Bnからの両走査信号S1、S2及び
走査信号S3は、選択信号及び非選択信号としてそれぞ
れ液晶セル10の行電極に付与される。 【0034】列駆動回路50は、コントローラ22に接
続したシフトレジスタ50A及びラッチ50Bと、基準
信号発生回路30及びラッチ50Bに接続した各論理回
路50C1、50C2、‥‥、50Cmを有しており、
シフトレジスタ50Aは、コントローラ22からの各デ
ータパルスPyを、同コントローラ22からのシフトク
ロックパルスqに応答して順次入力されて、パラレルな
m個のデータパルスに繰返し変換しラッチ50Bに付与
する。ラッチ50Bは、シフトレジスタ50Aからの各
m個のデータパルスをコントローラ22からの各同期パ
ルスbに順次応答し繰返しラッチしてデータパルスd
(図7参照)として各論理回路50C1、50C2、‥
‥、50Cmにそれぞれ付与する。 【0035】論理回路50C1は、図1、図4及び図6
に示すごとく、ラッチ50Bに接続したインバータ51
と、ラッチ50B及び基準信号発生回路30のORゲー
ト34に接続したANDゲート52と、インバータ51
及び基準信号発生回路30のインバータ35に接続した
ANDゲート53と、両ANDゲート52、53に接続
したNORゲート54を備えており、インバータ51は
ラッチ50Bからのラッチデータパルスを反転させて反
転データパルスを生じる。ANDゲート52は、ラッチ
50Bからのラッチデータパルスdのハイレベル中にO
Rゲート34からの各ゲートパルスc1、c2に順次応
答してハイレベルにて各ゲートパルスを発生し、またラ
ッチデータパルスdのローレベル時にローレベルにてゲ
ートパルスを発生する。 【0036】ANDゲート53は、インバータ51から
の反転データパルスのローレベル時にローレベルにてゲ
ートパルスを発生し、また同反転データパルスのハイレ
ベル中にインバータ35からの各反転パルスe(バー)
に順次応答してハイレベルにて各ゲートパルスを発生す
る。NORゲート54は、両ANDゲート52、53か
らの各ゲートパルスに応答して、ラッチデータパルスd
のハイレベル中に各ゲートパルスf1(図7参照)を発
生し、またラッチデータパルスdのローレベル中に各ゲ
ートパルスf2(図7参照)を順次発生する。NORゲ
ート55は基準信号発生回路30インバータ32からの
各同期パルスb及びNORゲート54からの各ゲートパ
ルスf1、f2に応答してハイレベルにて各ゲートパル
スg1、g2(図7参照)を順次発生する。 【0037】トランスミッションゲート56はインバー
タ32からの各同期パルスbに応答して各同期パルスb
を零レベル(即ち、接地レベル)にシフトし各トランス
ミッションゲート57、58との共通の出力端子59か
ら各データ信号D1(図8参照)として生じ液晶セル1
0の列電極Y1に付与する。また、トランスミッション
ゲート57がNORゲート54からゲートパルスf1を
受けとるとともに、トランスミッションゲート58がN
ORゲート55からゲートパルスg1を受けると、トラ
ンスミッションゲート57がゲートパルスf1を定電圧
回路57aからの負の定電圧のレベル(−V1)までシ
フトするとともに、トランスミッションゲート58がゲ
ートパルスg1を定電圧回路58aからの正の定電圧の
レベル(+V1)までシフトする。 【0038】このため、このような両トランスミッショ
ンゲート57、58のシフト結果が合成されて出力端子
59から各交流的データ信号D2(図8参照)が零レベ
ルを基準として発生し列電極Y1に付与される。かかる
場合、各データ信号D1、D2が、列電極Y1に対する
各ONデータ信号としてそれぞれT/nの間機能する
(図8参照)。なお、各トランスミッションゲート5
6、57、58としては、例えば、(株)東芝製TC4
066型集積回路が採用される。 【0039】また、トランスミッションゲート57がN
ORゲート54から各ゲートパルスf2を受けるととも
に、トランスミッションゲート58がNORゲート55
から各ゲートパルスg2を受けると、トランスミッショ
ンゲート57が各ゲートパルスf2を定電圧回路57a
からの負の定電圧のレベル(−V1)までシフトすると
ともに、トランスミッションゲート58が各ゲートパル
スg2を定電圧回路58aからの正の定電圧のレベル
(+V1)までシフトする。 【0040】このため、このような両トランスミッショ
ンゲート57、58のシフト結果が合成されて出力端子
59から各交流的データ信号D3(図8参照)が零レベ
ルを基準として発生し列電極Y1に付与される。かかる
場合、各両データ信号D1、D3が列電極Y1に対する
各OFFデータ信号としてT/nの間それぞれ機能する
(図8参照)。 【0041】残余の論理回路50C2〜50Cmは、共
に、論理回路50C1と同様に構成されており、これら
各論理回路50C2〜50Cmは、ラッチ50Bからの
各ラッチデータパルスd、並びに基準信号発生回路30
からの同期パルスb及び各ゲートパルスc1、c2、e
(バー)に応答して、論理回路50C1と同様に、各デ
ータ信号D1、D2、D3を生じる。 【0042】しかして、論理回路50C2からの両デー
タ信号D1、D2及び両データ信号D1、D3は、ON
データ信号及びOFFデータ信号としてそれぞれ液晶セ
ル10の列電極Y2に付与され、論理回路50C3から
の両データ信号D1、D2及び両データ信号D1、D3
は、ONデータ信号及びOFFデータ信号としてそれぞ
れ液晶セル10の列電極Y3に付与され、‥‥、また、
論理回路50Cmからの両データ信号D1、D2及び両
データ信号D1、D3は、ONデータ信号及びOFFデ
ータ信号としてそれぞれ液晶セル10の列電極板Ymに
付与される。 【0043】ここにおいて、各定電圧回路44aからの
定電圧(−2Vo)、定電圧回路46aからの定電圧
(+Vo)、定電圧回路57aからの定電圧(−V
1)、及び定電圧回路58aからの定電圧(+V1)の
決定方法について説明する。OFF表示状態にある表示
画素(n、m)に電圧を印加してON表示状態に変化さ
せるとき表示画素(n、m)の光透過率が電圧印加後9
0%に達する時間を強誘電性液晶13の応答時間とし、
データ信号D1又は走査信号S1の信号幅に対応する前
記応答時間を設定応答時間toとし、データ信号D2又
は走査信号S2の信号幅に対応する前記応答時間を4t
oとするとき、曲線X(図3参照)との関連にて、VO
=15(V)とし、かつV1=7.5(V)とすれば、
O +V1=22.5(v)、VO −V1=7.5
(V)となり、VO +V1の電圧を印加したときに光透
過率が100%となり、VO −V1の電圧を印加したと
きに光透過率が0%になるため、強誘電性液晶の閾値電
圧を明確にできる。但し、設定応答時間to は、VO
V1=22.5(V)の電圧の印加時における前記応答
時間をいう。 【0044】以上のように構成した本実施形態におい
て、線順次走査回路20が、基準クロックパルスa、同
期パルスb、シフトクロックパルスq、データパルスP
x及びデータパルスPyをそれぞれ順次発生し、基準発
生回路30が各基準クロックパルスa及び各同期パルス
bに順次応答して、各同期パルスb、各ゲートパルスc
1、c2、e(バー)をそれぞれ図7に示すタイミング
にて順次発生すると、行駆動回路40が、線順次走査回
路20からの各同期パルスb及びデータパルスPx並び
に基準発生信号回路30からの同期パルスb、各ゲート
パルスe(バー)に応答して、選択信号(両走査信号S
1、S2)又は非選択信号(走査信号S3)を、液晶セ
ル10の各行電極X1〜Xmのいずれかに行電極X1 か
ら行電極XnにかけてT/n毎にシフトさせながら付与
し、一方、列駆動回路50が、線順次走査回路20から
の各同期パルスb、各シフトクロックパルスq及び各デ
ータパルスPy並びに基準信号発生回路30からの各同
期パルスb、各ゲートパルスc1、c2、e(バー)に
応答して、各ONデータ信号(データ信号D1、D2)
又は各OFFデータ信号(データ信号D1、D3)を、
液晶セル10の各列電極Y1〜Ymにそれぞれ繰返し付
与する(図9参照)。 【0045】このような状態において、液晶セル10が
行駆動回路40及び列駆動回路50によりどのようにマ
トリックス駆動されるのかにつき、各表示画素(1、
1)及び(1、2)を例にとって説明する。例えば、行
駆動回路40が行電極X1に選択信号(両走査信号S1
及びS2)を付与するとともに列駆動回路50が列電極
Y1にONデータ信号(両データ信号D1及びD2)を
付与すると、表示画素(1、1)がON表示画素(図1
0参照)として機能する。かかる場合、行電極X1と列
電極Y1との間には、走査信号S1とデータ信号D1と
の合成による消去信号E1(図11(A)参照)がto
の間付与されるとともに、走査信号S2とデータ信号D
2との合成による書込信号W1(図11(A)参照)が
4toの間付与されることになる。但し、消去信号E1
は(−2Vo)のレベルを有し、一方、書込信号W1
は、(Vo+V1)のレベル及び(−V1)のレベルを
有する交流信号である。 【0046】しかして、表示画素(1、1)は消去信号
E1のレベル(−2Vo)及び設定応答時間toに対応
する信号幅に基き一度OFF表示状態となり、然る後、
書込信号W1に対する強誘電性液晶13の応答に応じ図
11(B)に示すごとく光透過率を上昇させてON表示
状態となる。T/nの後は、行駆動回路40からの非選
択信号及び列駆動回路50からのONデータ信号(或い
は、OFFデータ信号)の合成による交流的保持信号H
(図11(A)参照)が表示画素(1、1)に付与され
てON表示状態を保持する。かかる場合、保持信号Hの
±V1のレベル変化及び信号幅のため、強誘電性液晶1
3は殆ど応答せず表示画素(1、1)のON表示状態が
確保される。 【0047】また、行駆動回路40が行電極X1に選択
信号(両走査信号S1及びS2)を付与するとともに列
駆動回路50が列電極Y2にOFFデータ信号(両デー
タ信号D1及びD3)を付与すると、表示画素(1、
2)がOFF表示画素(図10にて図示斜線部分参照)
として機能する。かかる場合、行電極X1と列電極Y2
との間には、走査信号S1とデータ信号D1との合成に
よる消去信号E2(図11(C)参照)がtoとの間付
与されるとともに、走査信号S2とデータ信号D3との
合成による書込信号W2(図11(C)参照)が4to
の間付与されることとなる。但し、消去信号E2は(−
2Vo)のレベルを有し、一方、書込信号W2は(V1
−Vo)のレベル及び(+V1)のレベルを有する。 【0048】しかして、表示画素(1、2)は、消去信
号E2のレベル(−2Vo)及びtoに対応する信号幅
に基き一度OFF表示状態となり、然る後、書込信号W
2の階段的変動に対する強誘電性液晶13の非動作下に
て、図11(D)に示すごとく光透過率をほぼ零に維持
しOFF表示状態を実現する。なお、その後のOFF表
示状態の保持は、上述と同様に保持信号Hによりなされ
る。(図1(A)(C)参照)。また、他の表示画素も
同様にして駆動され、その結果、液晶セル10がマトリ
ックス駆動されることとなる。 【0049】以上説明したように、強誘電性液晶13が
図3の曲線Xで特定される光透過率−電圧特性をもつよ
うに、両導電膜11b、12bの各内表面を各蒸着膜1
6、17の形成により配向処理することによって、液晶
セル10の各表示画素のON表示状態及びOFF表示状
態を明確にすべくダイナミック駆動するにあたり、各行
電極X1〜Xnに付与すべき走査信号、及び各列電極Y
1〜Ynに付与すべきデータ信号に、前記光透過率一電
圧特性との関連にて簡単な波形変化をもたせるのみでよ
い。 【0050】従って、強誘電性液晶13の明確な閾値特
性を前提として、表示装置の列駆動回路及び駆動回路の
回路構成を大幅に簡単にしつつ表示コントラストの向上
を図り得る。また、液晶セル10への印加電圧が一画面
表示時間Tですべて相殺されて零となるので、強誘電性
液晶の直流分による劣化をも未然に防止できる。なお、
本発明の実施にあたっては、両導電膜11b、12bに
それぞれ蒸着膜16、17を形成するようにしたが、こ
れに代えて、両導電膜11b、12bの一方にのみ蒸着
膜16或いは17を形成するようにして実施してもよ
い。 【0051】また、本発明の実施にあたり、強誘電性液
晶13のスメクチック層に曲げ変形を与えるに必要な配
向処理方法としては、斜方蒸着法に限ることなく、例え
ば、SBE液晶の配向に用いられるハイプレティルト用
ポリイミド配向膜LQ−1800(日立化成株式会社
製)を各導電膜11b、12bに塗布した後各蒸着膜1
6、17の蒸着方向にラビング方向を合わせてラビング
するようにして実施してもよい。 【0052】また、本発明の実施にあたっては、液晶セ
ル10を透過型に限ることなく反射型としてもよい。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態を示す全体構成図である。 【図2】図1における液晶セルの拡大概略断面図であ
る。 【図3】強誘電性液晶の光透過率と印加電圧との関係を
示すグラフである。 【図4】図1における基準信号発生回路の詳細回路図で
ある。 【図5】図1における行駆動回路の論理回路の詳細回路
図である。 【図6】図1における列駆動回路の論理回路の詳細回路
図である。 【図7】図1及び図4〜図6における主要な回路素子の
出力波形図である。 【図8】データ信号と走査信号の波形を示す図である。 【図9】図1における液晶セルに付与される信号の説明
図である。 【図10】行電極と列電極の部分拡大図である。 【図11】液晶セルに対する印加信号の説明図である。 【符号の説明】 10…液晶セル、20…線順次走査回路、30…基準信
号発生回路、40…行駆動回路、50…列駆動回路。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 (1)n条の行電極とm条の列電極とを互いに格子状に
    対向させるように並設した第1、第2の電極基板間に強
    誘電性液晶を封入してmn個の表示画素を形成する液晶
    セルと、 前記n条の行電極に選択信号と非選択信号とからなる走
    査信号を所定の走査期間を時間的な基準として順次付与
    する行駆動回路と、 前記m条の列電極にデータ信号を付与する列駆動回路と
    を備え、前記走査信号と前記データ信号との合成信号を
    前記mn個の表示画素に印加して、前記mn個の表示画
    素によりマトリックス表示を行うようにしたマトリック
    ス型液晶表示装置において、 前記強誘電性液晶の液晶分子には前記第1、第2の電極
    基板の相対向する面に対してプレティルト角が与えら
    れ、前記第1の電極基板に与えられたプレティルト角と
    前記第2の電極基板に与えられたプレティルト角とが逆
    傾斜の関係を有しており、 前記液晶セルは、前記第1、第2の電極基板間の印加電
    圧に対し一方極性側、他方極性側において、絶対値が所
    定の電圧以上で光透過率が変化し始める閾値を有する印
    加電圧−光透過率特性を有しており、 前記選択信号と前記データ信号の合成信号は、前記走
    査期間内に印加され前記液晶セルを一方の光学的安定状
    態にするのに充分な一定の電圧レベルを有する反転準備
    パルスと、前記反転準備パルスが印加される走査期間と
    同じ走査期間内における前記反転準備パルスの直後に印
    加され、前記液晶セルを他方の光学的安定状態にする一
    定の電圧レベルを有する書込パルスとを有し、少なくと
    も前記反転準備パルスの印加終了時には前記液晶セルが
    一方の光学的安定状態になっており、 前記反転準備パルス及び前記書込パルスが印加される前
    記走査期間内において、前記書込パルスの直前の前記反
    転準備パルスのパルス幅を、前記書込パルスのパルス幅
    よりも 短く設定したことを特徴とするマトリックス型液
    晶表示装置。 (2)前記データ信号は、一方の極性と他方の極性とか
    らなるパルス信号波形を有しており、 前記液晶セルを前記一方の光学的安定状態にする場合の
    前記データ信号と、前記液晶セルを前記他方の光学的安
    定状態にする場合の前記データ信号とが極性反転するよ
    うに構成されている 特許請求の範囲第1項に記載のマト
    リックス型液晶表示装置。 (3)前記一方の光学的安定状態は暗状態であり、前記
    他方の光学的安定状態は明状態であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項又は第2項に記載のマトリックス
    型液晶表示装置。
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