JP2668878B2 - 線速度一定デイスクの再生位置検出装置 - Google Patents

線速度一定デイスクの再生位置検出装置

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JP2668878B2 JP10671687A JP10671687A JP2668878B2 JP 2668878 B2 JP2668878 B2 JP 2668878B2 JP 10671687 A JP10671687 A JP 10671687A JP 10671687 A JP10671687 A JP 10671687A JP 2668878 B2 JP2668878 B2 JP 2668878B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はコンパクトディスク等の線速度一定ディスク
の半径上での再生位置をディスクから読み取る信号を利
用して検出する線速度一定ディスクの再生位置検出装置
に関するものであり、読み取り装置の位置を検出する位
置検出装置の取付け誤差の検出等に利用できるものであ
る。 従来の技術 近年、線速度一定ディスクのアクセス装置は、製造時
の無調整化や出荷後の安定した精度等が要求されてい
る。 以下図面を参照しながら、上述した従来例の線速度一
定ディスクの再生位置検出装置の一例について説明す
る。 第3図は従来の線速度一定ディスクの再生位置検出装
置を利用して、読み取り装置の位置を検出する位置検出
装置の取り付け誤差を検出する誤差検出装置のブロック
図を示すものである。第3図において31はディスクから
信号を読み取る読み取り装置、32は読み取り装置31で読
み取った信号よりディスクのアドレス情報である絶対時
間を検出する絶対時間検出装置、33は読み取り装置31の
ディスクの半径方向の位置を検出する位置検出装置、34
は読み取り装置31がディスク上の絶対時間零の位置に移
動するように、絶対時間検出装置32から現在の絶対時間
を得て位置指定装置35に命令を与える絶対時間零アクセ
ス装置、35は絶対時間零アクセス装置34から受けた命令
に応じた読み取り装置31の位置を指定する位置指定装
置、36は位置指定装置35で指定された位置へ位置検出装
置33で得た信号により読み取り装置31の位置を制御する
位置制御装置、37は位置制御装置36の信号により読み取
り装置31を移動する駆動装置、38は読み取り装置31が絶
対時間零に位置している時に位置検出装置33からの値よ
り位置検出装置33のディスクの半径方向の取り付け誤差
を算出する誤差算出装置である。 以上のように構成された線速度一定ディスクの再生位
置検出装置を利用して、読み取り装置の位置を検出する
位置検出装置の取り付け誤差を検出する誤差検出装置に
ついて、以下その動作について説明する。 まず絶対時間零アクセス装置34は絶対時間零のディス
ク半径位置を位置指定装置35に命令する。この時は位置
検出装置33の取り付け誤差は零として考慮しない。次に
位置指定装置35は位置制御装置36が読み取り装置31を命
令された位置に移動するように値を出力する。次に位置
制御装置36は位置指定装置35で指定された位置へ位置検
出装置33からの値を基に駆動装置37によって読み取り装
置31を移動する。そして移動後の位置で読み取り装置31
はディスクから信号を読み取り、その信号から絶対時間
検出装置32は絶対時間を検出する。絶対時間零アクセス
装置34はこの時の絶対時間からより絶対時間零に読み取
り装置31が近ずくように、位置指定装置35に命令を出し
直す。このようにして読み取り装置31が絶対時間零の位
置、またはその近傍へ移動した時に誤差算出装置38は絶
対時間零アクセス装置34から命令を受ける。絶対時間零
のディスク半径上の位置は規格により規定されているの
で、位置検出装置33から得た値と、位置検出装置33の取
り付け誤差が零である場合の設定値より取り付け誤差を
算出する。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、ディスクによっ
て線速度のばらつきがある為に、絶対時間からディスク
の半径方向の再生位置を知るには絶対時間零の位置しか
利用できない為に、位置検出装置の取り付け誤差を再生
中のディスクを利用して検出するには、絶対時間零の位
置、またはその近傍に読み取り装置を移動する必要があ
るという問題点を有していた。 本発明は上記問題点に鑑み、絶対時間からディスクの
半径方向の再生位置を検出する際、絶対時間に制約され
ず、どの位置でも検出することのできる線速度一定ディ
スクの再生位置検出装置を提供するものである。 問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の線速度一定ディ
スクの再生位置検出装置は、回転角度検出装置および同
期信号検出装置で検出した再生中のディスクの回転角度
と同期信号数の関係から再生位置での単位角度当りの同
期信号数を算出し、次に再生位置での絶対時間と単位角
度当りの同期信号数の関係からディスクの半径上での再
生位置を算出する位置算出装置を備えたものである。 作用 本発明は上記した装置によって回転角度検出装置およ
び同期信号検出装置で検出した再生中のディスクの回転
角度と同期信号数の関係から再生位置での単位角度当り
の同期信号数を算出し、次に再生位置での絶対時間と単
位角度当りの同期信号数の関係からディスクの半径上で
の再生位置を算出することで、絶対時間からディスクの
半径方向の再生位置を検出する。このようにして絶対時
間に制約されず、どの位置を再生中でも検出することが
できる。 実 施 例 以下本発明の一実施例の線速度一定ディスクの再生位
置検出装置について、図面を参照しながら説明する。 第1図は本発明の一実施例の線速度一定ディスクの再
生位置検出装置を利用した、読み取り装置の位置を検出
する位置検出装置の取り付け誤差を検出する誤差検出装
置のブロック図を示すものである。 第1図において、11は線速度一定ディスクから信号を
読み取る読み取り装置、12は読み取り装置11で読み取っ
た信号からディスクのアドレス情報である絶対時間を検
出する絶対時間検出装置、13は読み取り装置11で読み取
った信号からディスクに記録されている同期信号を検出
する同期信号検出装置、14は同期信号検出装置13で検出
した信号がディスクの傷等によって異常が有るかどうか
を検出する異常検出装置、15はディスクの回転角度を検
出する回転角度検出装置、16は回転角度検出装置15及び
同期信号検出装置13で検出した再生中のディスクの回転
角度と同期信号数から再生位置での単位角度当りの同期
信号数を算出し、同時にこの算出の際に異常検出装置14
により同期信号の異常時の部分を除く、又は異常時の部
分は正常時の部分を基に補正して使用し、次に絶対時間
検出装置12で検出した再生位置での絶対時間と単位角度
当りの同期信号数の関係からディスクの半径上での再生
位置を算出する位置算出装置、17は読み取り装置11のデ
ィスクの半径方向の位置を検出する位置検出装置、18は
位置算出装置16で求めた値と位置検出装置17で検出した
値の差から位相検出装置17のディスクの半径方向の取り
付け誤差を算出する誤差算出装置である。 以上のように構成された線速度一定ディスクの再生位
置検出装置を利用して、読み取り装置の位置を検出する
位置検出装置の取り付け誤差を検出する誤差検出装置に
ついて、以下その動作について説明する。 まず読み取り装置11はディスクから信号を読み取り、
絶対時間検出装置12は前記信号よりディスクのアドレス
情報である絶対時間を検出する。また同期信号検出装置
13は前記信号よりディスクに記録されている同期信号を
検出する。次に位置算出装置16は回転角度検出装置15及
び同期信号検出装置13で検出した再生中のディスクの回
転角度と同期信号数から再生位置での単位角度当りの同
期信号数を算出する。同時にこの算出の際に異常検出装
置14により同期信号の異常時の部分を除く、又は異常時
の部分は正常時の部分を基に補正して使用する等して前
記算出をする。例えばディスク2分の1回転分の同期信
号数を検出して単位角度当りの同期信号数を算出する場
合、ディスク上に傷があって8分の1回転分の同期信号
に異常があった場合は、その部分を同期信号数から除い
てさらに8分の1回転させて同期信号数を検出する。又
は異常部分を除いた8分の3回転分の同期信号数から単
位角度当りの同期信号数を算出する。 しかし再生位置の傷がひどく同期信号の異常が大きく
て、正確に単位角度当りの同期信号数を算出することが
できない場合は再生位置を変えて前記の動作を行う。 そして再生位置での絶対時間と単位角度当りの同期信
号数の関係から再生位置を算出する。 このようにして得た再生位置の値と位置検出装置17か
ら得た値との差から、誤差算出装置18は位置検出装置17
の取り付け誤差を算出する。 ここで絶対時間と単位角度当りの同期信号数の関係を
説明する。第2図はディスクの半径と絶対時間、及びデ
ィスクの半径と単位角度当り(1回転当り)の同期信号
数を表したグラフである。コンパクトディスクの場合、
絶対時間零の規格は半径25mmの位置である。そいて半径
をR,絶対時間をT,1回転当りの同期信号数をC,線速度を
V,ディスクのトラック間の距離をP,単位長さ当りの同期
信号数をA(線速度一定なので単位時間当りの同期信号
数と等しい)、絶対時間零の半径をrとすると下記の関
係式となる。 T=π(R2−r2)/VP C=2πRA/V この関係式より、絶対時間と1回転当りの同期信号数
が検出できれば再生位置を算出する事ができる。 発明の効果 以上のように本発明は、回転角度検出装置および同期
信号検出装置で検出した再生中のディスクの回転角度と
同期信号数から再生位置での1回転当りの同期信号数を
算出し、次に再生位置での絶対時間と1回転当りの同期
信号数の関係から再生中のディスクの半径位置を算出す
る事によって、位置検出装置の取り付け誤差を検出する
際に読み取り装置をディスク上の絶対時間零の位置にア
クセスしておく必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例の線速度一定ディスクの再生
位置検出装置を利用した読み取り装置の位置を検出する
位置検出装置の取り付け誤差を検出する誤差検出装置の
ブロック図、第2図は同実施例のディスクの半径と絶対
時間の関係、及びディスクの半径と1回転当りの同期信
号数の関係を表したグラフ、第3図は従来の線速度一定
ディスクの再生位置検出装置を利用して、読み取り装置
の位置を検出する位置検出装置の取り付け誤差を検出す
る誤差検出装置のブロック図である。 11……読み取り装置、12……絶対時間検出装置、13……
同期信号検出装置、14……異常検出装置、15……回転角
度検出装置、16……位置算出装置、17……位置検出装
置、18……誤差算出装置、31……読み取り装置、32……
絶対時間検出装置、33……位置検出装置、34……絶対時
間零アクセス装置、35……位置指定装置、36……位置制
御装置、37……駆動装置、38……誤差算出装置。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.線速度一定ディスクから信号を読み取る読み取り装
    置と、読み取り装置で読み取った信号からディスクのア
    ドレス情報である絶対時間を検出する絶対時間検出装置
    と、読み取り装置で読み取った信号からディスクに記録
    されている同期信号を検出する同期信号検出装置と、デ
    ィスクの回転角度を検出する回転角度検出装置と、前記
    の回転角度検出装置および同期信号検出装置で検出した
    再生中のディスクの回転角度と同期信号数から再生位置
    での単位角度当たりの同期信号数を算出する単位角度同
    期信号算出装置と、再生位置におけるディスクの半径を
    R、絶対時間をT、1回転当たりの同期信号数をC、線
    速度をV、トラック間の距離をP、単位長さ当たりの同
    期信号数をA、単位時間当たりの同期信号数F、絶対時
    間零の半径をrとすると、 T=π(R2−r2)/VP、C=2πRA/V、A=F/V の関係から、VとAを検出しなくとも既知の値であるr
    とPとFおよび前記の絶対時間検出装置で検出したTと
    前記の単位角度同期信号算出装置で算出したCを用いて
    Rを算出する位置算出装置とを備えたことを特徴とする
    線速度一定ディスクの再生位置検出装置。 2.線速度一定ディスクから信号を読み取る読み取り装
    置と、読み取り装置で読み取った信号からディスクのア
    ドレス情報である絶対時間を検出する絶対時間検出装置
    と、読み取り装置で読み取った信号からディスクに記録
    されている同期信号を検出する同期信号検出装置と、デ
    ィスクの回転角度を検出する回転角度検出装置と、前記
    の回転角度検出装置および同期信号検出装置で検出した
    再生中のディスクの回転角度と同期信号数から再生位置
    での単位角度当たりの同期信号数を算出する単位角度同
    期信号算出装置と、再生位置におけるディスクの半径を
    R、絶対時間をT、1回転当たりの同期信号数をC、線
    速度をV、トラック間の距離をP、単位長さ当たりの同
    期信号数をA、単位時間当たりの同期信号数F、絶対時
    間零の半径をrとすると、 T=π(R2−r2)/VP、C=2πRA/V、A=F/V の関係から、VとAを検出しなくとも既知の値であるr
    とPとFおよび前記の絶対時間検出装置で検出したTと
    前記の単位角度同期信号算出装置で算出したCを用いて
    Rを算出する位置算出装置と、前記同期信号検出装置で
    検出した信号がディスクの傷等によって以上が有るかど
    うかを検出する異常検出装置とを備え、前記単位角度同
    期信号算出装置は前記の回転角度検出装置および同期信
    号検出装置で検出した再生中のディスクの回転角度と同
    期信号数から再生位置での単位角度当りの同期信号数を
    算出する際に前記異常検出装置による同期信号の異常時
    の部分を除いて算出する、又は異常時の部分は正常時の
    部分を基に補正して算出することをことを特徴とする線
    速度一定ディスクの再生検出装置。
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