JP2667939B2 - 構築玩具装置 - Google Patents
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Description
りわけハブ状接続具要素と、該接続具要素に着脱自在に
係合するのに適合する支柱状構築要素とで、複合構造物
を製作する為の新規で改良した形態の構築玩具装置に関
するものである。
って様々な形態に組合せて複合構造物を製作することの
できる構築玩具は、種々知られている。
のであるが性能を大いに高める独特で有利な様々の特徴
を具備すること、又低コストで製造できるように射出成
形技術により大量生産されることを目的とする。
の端部を受入れ固着する為に、ハブ状接続具要素には総
じて放射方向に向けられた複数のソケットが設けられ、
該ソケットは構築要素の横からの嵌め込みに対して便利
なように形作られている。構築要素の端部にはフランジ
端縁を形成する環状溝が設けられている。前記接続具要
素に於ける各ソケットは離間する一対の把持アームによ
り形成され、各把持アームには前記構築要素の環状溝に
嵌められる内方に突出する係止突起が配設されている。
従って、構築要素が接続具要素に横から嵌め込まれて取
付けられた後には、該構築要素は接続具要素に対して放
射方向への引き抜きができないように強固に固着され
る。
成形され、又両端部間の区域が断面概略X字状に形成さ
れている。X字状断面部は対向する把持アームの係止突
起と相互作用するように構成されている。この結果、構
築要素を接続具要素に於ける“標準”放射方向に対して
90度の角度方向に向けて、一対の把持アーム間に外周
方向から押込んで嵌着することが出来る。この場合、把
持アームの前記係止突起が構築要素の前記X字状断面部
と係合して、該構築要素の移動が制限される。
とにより可能となる構造上の態様の一つは、有節ベルト
状構造の組立体であって、ブルドーザ,タンク,コンベ
アベルトの様な動的作動玩具構造物や架線の様な静的玩
具構造物として具体化することが可能である。
接続具要素ともう一つの接続具要素とを、それぞれを含
む各平面が互いに直角を成すように、結合させることも
可能である。斯くの如く結合された一対の接続具要素は
2つの主平面に亘る構築部材との組立体の用に供する。
尚、当該利用可能なソケットには、ハブ状接続具要素の
主要平面に対して直角方向に構築要素を嵌着させ得る。
又、変更態様として、中心軸から四方向に延びる四平面
に構築要素を延出させて取付けることの出来る接続具要
素の組合せ体を提供することが可能である。更らに、
(T字形結合を形成する)接続具要素組合せ体、又は構
築要素が二つの平面に延出する(直角の鉤形結合を形成
する)接続具要素組合せ体の変更態様が提供される。
方の構築要素端部のそれぞれの構造は、迫出し手段と溝
手段との相互作用が構築要素をその軸方向に適度に凹部
の基壁に押付けて密着させるように構成されたものであ
る。この構成は、構築要素と接続具要素との間の接続に
於ける安定性をかなりの程度増す。
は、所定の公式に従って等級付けられた一連の各等級長
さの支柱状構築を含む。この等級付けにより相違する支
柱状構築長さの関係は、一連の等級のうち或る等級長さ
の支柱状構築要素2本が接続具要素により直角状構造に
連結形成された時に、次に大きな長さの等級の支柱状構
築要素が連結されて三角形構造の斜辺を形成するに適し
た長さを有するように等級付けされている。斯くして、
大きな構造の組立体が、様々の大きさの異なる堅固な三
角形構造の下位組立体を利用して形成され得る。
素が上記した関係に従って提供される本発明の新しい玩
具装置に於いては、或る等級の所定長さの一対の類似構
築要素が一個の接続具要素の両側に同軸に取付けられて
成る構造物は2倍以上の長さ等級の支柱状構築要素と同
じ長さを有する。斯かる構成は何れの組立体に於いても
構築部品の配列に於いてかなりの程度の柔軟性を与え
る。
築要素が接続具要素に横から嵌め込んで該接続具要素と
一体に組立てることができることである。この結果、一
対の接続具要素の中心間距離は支柱状構築要素を受入れ
る為に大きくするに及ばない。従って、構造物が実質上
完成段階に至った後さえ、該構造物を容易に増築かつ/
又は変更することが可能である。
(車軸として作用する)と連結接続具要素との間を駆動
関係にすることが望ましい。この為、本構築玩具装置
は、既述した類型のソケット形成凹部を具備する駆動部
品要素を含む。該駆動部品要素は、隣接する接続具要素
に対して車軸として作用する支柱状構築要素をその厚み
幅に亘って受入れ支持することを目的としている。接続
具要素を支持する支柱状構築要素と該接続具要素とが駆
動関係に連動するように、前記駆動部品要素には側方向
に延びる駆動ピンが設けられ、該駆動ピンを接続具の隣
接スポーク状隔壁間に嵌め込むように配列している。
もっと詳しく理解する為に、以下に詳述する好ましい実
施例並びに添付図面を参照すべきである。
示す参照番号10はハブ状接続具要素を示し、中央ハブ
円筒11と放射スポーク12から構成されている。図示
の形態のものは、参照番号13により包括的に示す放射
方向に配列される8本の支柱状構築要素を接続できるよ
うに用意されたものである。
ト14を支持し、該ソケットはそれぞれ一つの基壁部1
5と一対の離間対向する把持アーム部16から成る。ソ
ケット14は接続具要素の中心軸17に対する放射方向
に配列され、各対の把持部16はソケットの放射方向軸
19を挟んでかつ概略平行状に配列されている。
部には、ソケットの放射方向軸19を中心として凹弯曲
溝18が設けられ、把持アーム部の外端20から基壁部
15に向かって適当な距離、通例ほぼ真中まで延びてい
る。
形に構成され、接続具要素の前記把持部の凹弯曲溝18
と相互作用するように該溝と同一の径を有す。図5から
明らかなように、凹弯曲溝18の円弧により把持アーム
部16の横入口域が構築要素13の直径より短い寸法に
挟められるが、把持アーム部16の内部両側22が喉部
21から外方側面23に向かって発散するように形成さ
れることが望ましい。発散角はほぼ15゜が適当であ
る。斯くして構築要素13は、把持アーム16の側方向
の変位拡径により、凹弯曲溝18に横から容易に挿入で
きる。構築要素13が一旦凹弯曲溝18に嵌着された
ら、把持アーム16が該構築要素を密に取囲み、適切に
保持する。
形の係止突起24が設けられ、ソケット放射方向軸に対
し直角方向に延びている。図示の構造では、図2の拡大
斜視図で最も良く示されるように該突起24はほぼ均一
断面で、把持アームの両側間に延びている。前記係止突
起24は、ソケットの基壁部16から放射方向に若干離
れており、その基壁部と一緒になって、ソケットの内方
寄りの基部にフランジ受入凹部25を形成している。
は、その縦断面がソケット14の縦断面(接続具要素1
0及び放射方向軸を含む平面で切取った断面)とほぼ同
一である。即ち、構築要素13は、ソケットのフランジ
受入凹部25に嵌り込む程度の寸法と形状の外周円形端
部フランジ26を具備する。この円形端部フランジ26
に隣接して、断面半円形の環状凹溝27が設けられ、前
記把持アームの対向係止突起24間の狭間空間内に受入
れられる。又、該環状凹溝27に隣接して、外周円形被
把持部28が設けられ、前記把持アームの凹弯曲溝18
に嵌め込まれて、把持されるように形成されている。該
外周円形被把持部28の軸方向長さは、把持アーム16
の凹弯曲溝18の有効長さに対応させることが望まし
い。
0に示される。勿論、長さは一つの寸法に限定されるこ
となく、本発明の本旨を内包する構築玩具装置にあって
は、通例様々な適当長さの構築要素を数多く使用するも
のである。構築要素の両端部30間の部分は断面X字状
に形成され、通例90゜の角度毎に放射方向に延出する
2対の迫出し部31から成る。好ましくは該迫出し部の
外面32は、構築要素の外周円形部分により形成される
円筒状包絡面上に在る。尚、構築要素の断面X字形状は
前記迫出し部31が2対に原則的に限定されるものでな
く、3対の迫出し部を60゜の角度毎に配置して形成し
てもよい。従って、本明細書で使用する“X字形状”の
語は変更例も含むものと解釈されるべきである。
1の厚み33を適度な寸法にすると共に、番号34で示
す如く両側壁面を若干斜行させることによって、構築要
素を横にして放射ソケット14の開口部に外周方から押
込み、更らに一対の対向係止突起24の間に押圧して、
隣接迫出し部の間の凹陥部39に係止突起24を据える
ことが可能である。
16の幅36とほぼ同じ寸法だけ離れた一対以上の外周
円形部35の箇所で分断されている。構築要素13が図
11,図12に示す如く係止突起24で係止されている
ときには、構築要素は放射方向、側方向及び回転方向に
関し固定される。又、構築要素のうち隣接する外周円形
部35間が広く空いた区間部分37が横にして放射ソケ
ット14に取付けられているときには、該構築要素を軸
方向に沿って限度内で位置調整することが可能である。
照番号40により包括的に示す多面ブロック状のアダプ
ター具要素を用意している。該アダプター具要素は、従
来のブロック型の構築要素と本発明の構築玩具要素との
間を取持つように形成されている。例えば、上部底部逆
様に示す図14,図15に於ける構成要素41,42は
公知タイプのブロック状構築部品で、開放空洞49を形
成する上壁44及び横壁45−48を具備する一側開放
ブロック形態に構成されたものである。上壁44には複
数(図示例では8本)の短寸の円形突起50が外側に設
けられている。上壁44内側から空洞49内に三本の長
寸の筒状摩擦ポスト51が延びている。これらブロック
型構造部品41,42の公知の形状によれば、空洞49
の内部寸法は複数の外側突起50を取囲んで接するよう
に定められる。加えて、摩擦ポスト51の外径寸法は、
2個のブロックを上下に重ねて設置した時、外側突起5
0の側面と接点接触するように定められている。従っ
て、公知の方法で、複数個の組立てブロックを擦り合せ
て組立てることが可能で、因って複合構造を形成され
る。
横壁53を具備し、上下逆様に示す図13の構成では立
方体構造であるが他の構造も本発明の思料の範囲内であ
って可能である。上壁52外側から4本の長寸の円形突
起54が突出している。これら突起は、前記組立ブロッ
ク41,42の短寸の円形突起50に対応する径と間隔
を有し、該組立ブロック41,42の開口空洞49に挿
入することができる。該突起54の長さは概略空洞49
の深さに対応することが好ましい。又、アダプター具管
状スリーブ55がアダプター具ブロック40の上壁52
の内側から開口空洞56に延出している。該管状スリー
ブの内径は、図14に示す如く、構築要素16の端部3
0が密着状に嵌り込むように寸法付けられている。該管
状スリーブ55はアダプター具ブロックの横壁53の開
口端縁57より内方に奥まって位置するので、該アダプ
ター具ブロックを別の公知の方法で従来の組立ブロック
と一体に組立てることも可能である。
概略“雪片”形状を呈し、前記した接続具要素の構造上
の多くの特徴を具備するが、もう一つの類似構造の接続
具要素と直角に組付けられるように変形されている。該
接続具要素70は全体的に平坦で周囲開放構造のもの
で、中央には軸心を横断する平面壁75を有す不屈な半
円形の芯部71が設けられている。案内壁72,73が
芯部71の対向各側点から平行に延出し、これら案内壁
と前記横断壁75とにより凹部74が形成されている。
両案内壁72,73間の間隔は、接続具要素の厚みと実
質的に等しく、もう一つの類似接続具要素が凹部74内
に嵌め込まれるのを許す。
ク状要素76−78が延出し、外縁で周壁79,80と
連結している。図示の構成では、該周壁79,80は、
概略八角形状であるが、凹部74を利用できるように八
番目の側辺が開放されて7つの辺で形成されている。図
17から明らかな如くほとんどの周壁79は一つのスポ
ークから別のスポーク(又は案内壁72,73)に連続
的に延びているが、凹部74と背向いの周壁80は不連
続部81を伴って形成されている。該不連続部81の機
能は後に説明する。又、各周壁79,80は、支柱状構
築要素受入れソケット82(連続壁79の場合)又は8
3(不連続壁80の場合)の基壁を形成している。各ソ
ケットは一対の対向把持アーム部84によって形成さ
れ、該把持部84の対向面にはソケットの放射方向軸に
対し直角に延びる断面半円形係止突起85が一体に設け
られている。該係止突起は、基壁79,80と相俊って
フランジ受入れ凹部86を形成している。把持部84の
内側外方部には、ソケットの放射方向軸88と同心の凹
弯曲溝87が形成されている。
は、環状溝92に隣接して円形端部フランジ91が、又
ソケットの把持部84の凹弯曲溝87に嵌着するように
配置された外周円形部93が設けられている。支柱状構
築要素90(以下単に支柱と称すこともある)は、通常
接続具要素70に対してソケット82の一つに横から挿
入することにより組立てられる。ソケット82への横か
らの挿入に対して、ソケットには、凹弯曲溝87を形成
する境界嶺94の狭隘な喉部から末拡がりの発散案内面
95が挿入容易なように設けられている。
形状は、支柱状構築要素端部をソケットに嵌め込んだと
き、支柱状構築要素のフランジの外壁91a平面がソケ
ットの基壁79(又は80)平面に適度に押圧されて対
面接触するように構成されている。このような構成は組
立体に対し相当な安定性及び不撓性を付与する。即ち、
支柱状構築要素の環状凹溝92の位置を標準として、ソ
ケットの係止突起85の位置を若干基壁部79の方向に
ずらすことにより望ましい関係が得られる。例えば、支
柱状構築要素が組合せ位置に嵌め込まれたときに、該支
柱状構築要素は自動的にソケットの基壁に向って押付け
られ、両壁91a,79が密着状に対面接触させられ
る。
と、参照番号70aは類似の第二接続具要素を包括的に
示し、この第二接続具要素は第一の接続具要素70と同
一構造であるが、前者70aの主要平面が後者70の主
要平面に対し直角方向に位置し、又前者70aの凹部
(図17に開示せず)が後者70の凹部74に向い合う
ように位置付けられる。第二接続具要素70aを矢印9
6の方向に移動させてこれら2つの接続具要素70,7
0aが組合されたとき、第一接続具要素70の芯部71
より左側部分は第二接続具要素70aの凹部に嵌まる。
同じく第一接続具要素70の凹部74に第二接続具要素
70aの芯部の右側部分が嵌まる。これらの接続具要素
70,70aの完成組合せ体は図16の斜視図に示す。
この組合せ体は二平面に亘って放射する支柱状構築要素
受入れソケットを提供し、従って本玩具装置の構築可能
性は大いに高められる。
合せを確実にする為に、相互に作用する迫出し部と溝部
がそれぞれに設けられている。前記案内壁72,73に
は横断方向係止溝97が設けられ、これら係止溝は、他
方の接続具要素70a上の適切位置に設けられた係止追
出し突起98を受入れるように配置されている。該迫出
し突起98は図17に示す如く前記放射スポーク77上
に形成されている。接続具要素70,70aの組合せの
際、前記迫出し突起98が案内壁72,73の外縁に達
したとき、該案内壁72,73は適度な距離だけ外方に
弾性的に変位して、突起98の進行を許す。この弾性変
位は、ソケットの前記周壁80に設けられた切欠き隙間
81によって容易に行われる。即ち、組合せの間、中断
周壁80の両分割壁は互いに接近方向に変位して、案内
壁72,73の離反方向への変位を容易にする。この過
程は容易に理解されるように両接続具要素70,70a
共々同時に起こる。
は対称的に並立する8個の支柱状構築要素受入れソケッ
トを伴って形成されている。他方、接続具要素70,7
0aは、それぞれ一側辺が開放する凹部74の為一つ少
ない数の支柱状構築要素受入れソケットで形成されてい
る。しかし、2つの接続具要素が図16に示す如く組合
せられるとき、各接続具要素は、他方の接続具要素に対
し結果的に一個の支柱状構築要素受入れソケットを提供
し、この為各平面毎に4対の背向いソケットが存在す
る。
られたとき、各接続具要素の3対の背向いソケットは支
柱状構築要素90の横からの嵌め込みに対して支柱状構
築要素が進入到達得る状態にある。しかし、83,83
aで示す一対の背向いソケットの場合は、他方の接続具
要素の把持部84が直ぐ隣りにあるので、支柱状構築要
素の通常の横からの嵌め込みは妨げられる。しかし、進
入到達が部分的に制限されたこれらソケット83,83
aに対する支柱状構築要素90の嵌め込みは、中断基壁
80により容易に行なわれる。切欠隙間81により隣接
把持アーム84の外側への変位が一定限度可能となっ
て、支柱状構築要素90は図19,図20に概略的に示
すてこ動作により摺動嵌入され得る。図19を参照して
説明すると、破線で示す支柱状構築要素90の位置は、
支柱状構築要素を接続具要素70aのソケット83aに
挿入するに際しての代表的な出発位置を表す。支柱状構
築要素の端面100の一部が当該隣接把持アームの外面
101に凭れかかされている。この把持アームは、支柱
状構築要素を図19に示す角度に支持して当該ソケット
に横から嵌め込むときのガイドとして役立つ。この操作
過程に於いて切欠き隙間81は通常より広く開口して、
対向把持アームが当初外側に変位する。加えて、支柱状
構築要素の矢印方向102へのてこ動作によって案内面
101が上方向に押圧されて、案内壁72が外側に若干
反らされ、従って当該隣接把持アーム84は図20の矢
印103の方向に変位する。支柱状構築要素のてこ動作
は、図19の実線で示す如く支柱状構築要素のフランジ
端部がソケット凹部に嵌着されるまで続けられる。又、
前記ソケット83,83aの凹部からの支柱の取外し
は、大体逆の過程で行なわれる。
形成凹部150と支柱状構築要素140の形状は、ソケ
ットの基壁125の表面152から係止突起130,1
31の中央線151までの寸法を、支柱状構築要素の端
面154から環状凹溝147の中央線153までの寸法
より若干少なくして、支柱状構築要素の環状凹溝147
の中央線153に対して、ソケットの係止突起130,
131の中央線151が基壁125の表面152寄りに
位置するように形成されている。この結果、支柱状構築
要素140をソケット凹部150に横から押圧して嵌着
したとき、係止突起130,131は環状凹溝147の
側部と強く接当して、支柱状構築要素の端面154をソ
ケット凹部の基壁面152に密着させる。これらの2つ
の面がぴったりと対面接触状に保持されることにより、
望ましいことに追加不撓性が支柱状構築要素と接続具要
素の組合せ体に付与される。
成凹部150を具備する様々に異なる形態で形成され得
る。二つ以上のソケット凹部を有する接続具要素は、ソ
ケット凹部が45゜の角度毎に、又はその倍数の角度毎
に分設されるが、これ以外の他の構成も本発明の思料の
範囲内で使用可能である。
素160は、円形壁162により形成されるハブ筒16
1を有する。該ハブ筒の内径は、ほぼ支柱状構築要素1
40(図30)の円筒状包絡面の直径と同じ寸法であ
る。尚、この円筒状包絡面の直径は、支柱状構築要素の
外周円形部146,148の直径に対応し、又迫出し部
145の外径寸法に対応する。斯くして、支柱状構築要
素がハブ筒内空間163に若干の隙間を伴って遊嵌する
ようにすると、支柱状構築要素はハブ筒内を自在に回動
及び長さ方向に移動が可能である。ハブ筒の軸164は
ソケット凹部150の長手方向軸に対して直角方向に位
置する。ソケット凹部150の基壁167は、ハブ筒軸
164から離間するが、一対の連結部166によってハ
ブ筒162に連結されている。
に所定均等厚みを有するように形成されている。その厚
み寸法を支柱の円筒包絡面の直径にほぼ等しくすること
により、大抵の場合、後に詳述する如く複数の接続具要
素を支柱状構築要素の中央本体部の全長の亘って実質上
余すことなく、支柱状構築要素に対し横向きで、相互に
対面するように取付け組合せることが可能である。従っ
て、支柱状構築要素に該支柱の中央本体部の全長に亘り
交差状に連結される接続具要素の壁構造物が形成され得
る。
ものと類似するが、180゜の角度向きが相違する一対
のソケット形成凹部150を有しており、それぞれのソ
ケット形成凹部の長手方向軸171が一致すると共にハ
ブ筒軸172と交差している。図22の接続具要素は、
図30に示す如く一対の支柱状構築要素を同軸線上に端
部接続するのにとりわけ有用である。このような訳でハ
ブ筒軸172から基壁の外方面(図31の面152に対
応)までの距離は、図22の接続具要素170の両ソケ
ット凹部に関し、図21の単一ソケット接続具160に
於けるその種距離と同一である。この距離寸法は図2
1,図22に於いて文字“d”で示される。この空間的
距離関係は本明細書で示す他の形態の接続具要素にも適
用される。従って、接続具のソケット形成凹部に固定さ
れる支柱状構築要素は、あらゆる場合に接続具要素のハ
ブ筒軸から一定距離の所に位置付けられる。
部150を設けた接続具要素180が示されるが、これ
らのソケット凹部は、ハブ筒軸182と直交する各軸1
81に沿って、かつ45゜の角度向きを相違させて配列
されている。ハブ筒185、ソケット凹部150等の構
造は、前記接続具要素160,170に関連して説明し
たのと概略同一である。
0,200には、それぞれハブ筒軸192,202と直
交する軸191,201に沿って45゜の角度毎に向き
を相違する3個又は4個のソケット形成凹部150が並
設されている。図23〜図25に示す接続具要素18
0,190,200は、それぞれハブ筒軸182,19
2,202に対して放射方向に延出し、隣接ソケット凹
部150の基壁と一体に結合する中間スポーク状隔壁1
83,193,203を具備している。他方、外側の壁
184,194,204は各ハブ筒185,195,2
05から接線方向に延出している。
0,230はそれぞれ5個,6個及び7個のソケット形
成凹部150を有するように形成され、各ソケット凹部
はハブ筒軸212,222,232と直交する各軸21
1,221,231に沿って45゜の角度向きを相違さ
せて並設されている。図26〜図28の各接続具要素の
外側壁214,224,234は、審美性又機能性の為
にハブ筒215,225,235から接線方向に配列さ
れている。例えば、接続具要素210の外壁214は、
連結ソケット形成凹部の把持部と一体になって、外縁を
形成する平坦状連続面を与える。
に示す構造を呈し、寸法が共通する、即ちハブ筒軸から
ソケット凹部基壁面までの距離dが共通な一連の接続具
要素の一つとして形成される。
玩具装置は、一連の等級長さに応じて段階づけられた所
定長さの支柱状構築要素を含み、これら一連の等級長さ
の支柱状構築要素を前記した接続具要素に対し一体に組
立て、一連の直角三角形構造ユニットを形成し得る。図
30の複合図には累進的に増加する長さの一連の支柱状
構築要素140a−140fを含めて示されている。長
さの増加量は、或る等級の2本の支柱状構築要素を一つ
の接続具要素で連結して直角三角形の二辺を形成するよ
うにした時、次に大きな等級長さの支柱状構築要素がそ
の直角三角形の斜辺を形成するに適した長さを有するよ
うに増加させた分に対応する。例えば、図32に於い
て、3点ソケット凹部直角接続具要素190は直角三角
形の側辺を形成する最小の等級長さの2本の支柱状構築
要素140aと接続されている。垂直方向に支柱状構築
要素140aは4点ソケット凹部接続具要素200と連
結され、他方水平方向の支柱状構築要素140aは5点
ソケット凹部接続具要素210と連結されている。これ
らの支柱状構築要素140aより次に大きい等級長さの
支柱状構築要素140bは前記接続具要素200,21
0に接続され、小型の直角三角形250の斜辺を形成し
ている。
成する支柱状構築要素140bはそれ自身、より大きな
直角三角形構造物260の一側辺をも形成している。加
えて、前記接続具要素200にもう一本の同寸の支柱状
構築要素416が接続され、直角三角形260の二側辺
を形成している。もう一個の4点ソケット凹部接続具要
素200は上側の支柱状構築要素416の上端部と接続
し、三番目の等級長さの支柱140cが前記上側接続具
要素200と前記接続具要素210とに接続し、直角三
角形構造物260の斜辺を形成している。図32から明
らかなように、一対の支柱状構築要素140cは更らに
大きな直角三角形構造物ユニット270の二側辺を形成
すると共に、その斜辺が次に大きな等級長さ支柱状構築
要素140dにより形成される。このようにして、一連
の等級長さの支柱状構築要素のうち最大等級の支柱状構
築要素の最大長さの限度内で累進的に大きくなる直角三
角形構造ユニットが組立てられ得る。
築要素の等級長さは所定の公式に従う。例えば、一連の
等級長さが“n”段階に等級分けされているとき、各支
柱状構築要素の長さは次の公式に従って定まる: Lx=(1.414)(X-1)×Dmin−(2×d) 但し、Lxは、等級1乃至“n”の内X番目の支柱状構
築要素の長さ: Dminは、一連の等級のうち最小等級長さの支柱状構築
要素によって連結された2個の接続具要素のハブ筒軸の
間の距離; dはハブ筒軸からソケット形成凹部の基壁までの距離で
ある。
の直角三角形の一側辺を構成する如く直角三角形ユニッ
トの構造物を組立てることは知られている。しかし、本
発明の構築玩具装置に於いては、接続具要素及び支柱状
構築要素の構造、つまり支柱状構築要素を接続具要素に
横から嵌め込んで組立てるのに便宜を与える構造から特
有な利点が導き出される。即ち、部品の組立て及び分解
を、複数接続具要素間の中心距離及び接続個所を変化さ
せることなしに行うことができる。従って、複雑で強固
な多次元の構造物が大いに容易に設計及び組立てること
ができる。
構築要素140a−140fと、向きが180゜の角度
相違する一対のソケット形成凹部を具備する接続具要素
との間の好ましい幾何学的関連性が示されている。接続
具要素はとりわけ図22に示すもので、同軸で背向いに
配列されたソケット凹部150を具備する2点ソケット
凹部接続具要素である。この接続具要素は連結具として
役立ち、二本の支柱状構築要素を連結してもっと長い支
柱状構築要素連結体を形成する。一個の接続具要素17
0(便宜上連結具と称することもある)が同寸の二本の
支柱状構築要素と接続されると、この支柱状構築要素の
長さの2倍以上の支柱状構築要素の長さに等しい支柱状
構築要素連結体が形成される。例えば、図30に示す如
く、2本の最小長さの支柱状構築要素140aが連結さ
れて、支柱状構築要素140cの長さに等しい支柱状構
築要素連結体が形成される。次に大きな等級長さの支柱
状構築要素140bが2本連結されて、支柱状構築要素
140dの長さに等しい支柱状構築要素連結体が形成さ
れる。他の相応連結体は図30の複合図に示される。勿
論、互いに異なる長さの支柱状構築要素を連結具170
で連結することも可能であって、図30に示す累増的規
準支柱状構築要素長さと相違する長さの支柱状構築要素
連結体を作り出すことができる。尚、全ての接続具要素
は、形状と関係なしに、ハブ筒軸からソケット形成凹部
の基壁面までの距離として共通の値“d”を採用したの
で、図30に示す関係性は支柱状構築要素が接続具要素
に対し同軸方向で組立てられる何れの場合でも得られよ
う。
ソケット凹部接続具要素160(図21)に、複数の同
一長さの支柱状構築要素例えば図30に示す要素140
cを接続させて成る。一列の複数(図では3個)の単一
ソケット凹部接続具要素160が、接続具要素の幅長さ
だけ隔てて平行状に配置され、図34で参照番号280
で示す支柱状構築要素に回動可能に接続されている。該
支柱状構築要素280は遊嵌状にハブ筒開口部281内
を貫通している。識別の為第一列の接続具要素に対し参
照番号282を付す。これらの接続具要素282と交互
に参照番号283により識別特定される類似の接続具要
素が配置される。後者の接続具要素283は支柱状構築
要素に対して、該接続具要素の係止突起130,131
が該支柱状構築要素の凹陥溝144に嵌まった状態で係
合され、因って該接続具要素283が該支柱状構築要素
280を確実に把持する。従って、前者の接続具要素2
82は各々支柱状構築要素280に対して自在に移動可
能であるけれども、後者の互い違いにした接続具要素2
83は支柱状構築要素280に対して回動不能及び摺動
不能に固着されている。この様な組立体の連続物は、所
望に応じて無端状若しくは一定長さにして、又は目的に
応じて適当な幅の有節ベルト状構造物を提供できる。図
33に示す如く、支柱状構築要素の両端部はベルト状組
立体の各側縁から若干の距離突出している。
具構築物として様々の好ましい用途がある。この内の一
つは、ブルドーザ,クレーン,タンク等のキャタピラー
装備乗物に使用されるキャタピラーの形成である。又、
壁又は屋根板、床面等として機能するパネル状構造物を
組立てることも可能である。又、幅の狭い組立体は例え
ば可撓性ケーブルとして利用することも可能である。
徴を有する接続具要素を2個互いに組合せるように構成
した形態の接続具要素が示され、複数の平面上に延出す
る支柱状構築要素を連結する手段を提供する。
の角度向きを相違する4つのソケット凹部150を伴っ
て形成されている。各接続具要素の一つのソケット凹部
150aと正反対方向位置に特別の凹部311が設けら
れている。この凹部311は一対の離間側壁312,3
13と基壁314によって形成される。該側壁312,
313は、接続具要素の規準厚みと同じ寸法だけ離間
し、反対方向のソケット凹部150aの長手軸の延長線
に対し対称的に配置されている。基壁314の露出面は
前記ソケット凹部150aの長軸対し直角方向の接続具
要素の主軸315を含む平面に位置する。これら接続具
要素310は、図35〜図37に示す態様で、即ち各特
別凹部311が互いに対向し、又各接続具要素の主要平
面が直交する状態で、組合されるように配列され、各特
別凹部311の基壁314が押合わされて、対面密着さ
れる。斯くして各接続具要素のそれぞれの主軸315が
実質的上同一平面上に位置することになる。
断溝316が形成され、スポーク隔壁319の両側から
突出する追出し突起317を係止状に受入れるように配
置されている。従って当該接続具要素310は、組合せ
時、意図的に分離する場合を除き、分離不能に相対的に
強固に係着される。詳しくは、図36に示す如く追出し
突起317が先ず凹部側壁312,313と接当して、
該側壁を外側に反らし、他方反対方向ソケット凹部15
0aの一対の把持アーム126は切欠き隙間318によ
り容易に相互に接近するように変位する。図37に示す
如く各部分が最終位置まで押合わされて、基壁314が
互いに嵌着するとき、各追出し突起317は各横断溝3
16に嵌込まれる。図35〜図39の組合せ接続具要素
は支柱状構築要素を直角二方向平面上に支持するのに用
意されている。従って前記接続具要素の配列は、図3
8,図39から理解できるように外向きかど構造物を組
立てるのに最も適している。
で示した形態の接続具要素310と別の7点ソケット凹
部接続具要素410とが組合せられるように配列してい
る。後者の接続具要素410は、一つのソケット凹部1
50aに対し反対方向位置に同軸に設けた特別凹部41
1を具備する。接続具要素310,410の組合せ体
は、多平面組立体を形成するもので、図35〜図39に
関して説明したのと同じ方法で組合せられる。連結した
組合せ体は、上方位置から見て図41に示す如くT字状
の形を呈し、支柱状構築要素を三方向平面上に支持する
為に用意されている。図40,図41のT字状組合せ体
に於いて上向きのソケット凹部150aは、他方の連結
接続具要素が存在する為、支柱状構築要素の標準的な横
からの嵌め込みに関して進入到着し難い。しかし、該凹
部の基壁に切欠き隙間318が設けられていることによ
って、前述した如く当初支柱状構築要素を或る角度で差
込んで、てこ動作により支柱状構築要素を据え付けるこ
とが可能となる。即ち、該隙間318により把持アーム
は一層容易に離間して、支柱状構築要素の嵌め込みに便
宜を与える。
ハブ筒内に支柱状構築要素を貫通させ、これら接続具要
素と支柱状構築要素を相互に係止させることにより一体
回動可能にすること、かつ/又は支柱状構築要素に沿っ
ての接続具要素の移動を不能にすることが望ましい。こ
の為に、本構築玩具装置は、図42〜図44に示す如
く、支柱状構築要素を回動不能に把持する駆動部品要素
を含んでいる。図示の形態に於いて、駆動部品要素は、
既述した形態のソケット形成凹部150を有する駆動ブ
ロック510から成り、適当なプラスチック材で射出成
形によって形成される。該駆動ブロックは、一対の把持
アーム16の各対向面に喉形状を成す対向係止突起部1
30,131を具備する。ソケット凹部150の基壁に
隣接して、駆動突出部511が係止突起部130,13
1と平行状に、駆動ブロック510の一側面512から
横方向に突出するように取付けられている。
は、8つのソケット凹部する完全な雪片形状の接続具要
素240を支柱513上に装着し、更らに駆動ブロック
510を支柱状構築要素513の本体部に嵌込み、該ブ
ロックの係止突起部130,131を支柱状構築要素の
長手方向凹陥溝144に嵌めて係止させている。従っ
て、ブロック510は支柱状構築要素に対し回動不能に
固着され、又支柱状構築要素沿いの長手方向移動に対し
て摩擦力で阻止される(しかし適度な力では支柱状構築
要素沿いに摺動可能である。)駆動突出部511は、接
続具要素240と駆動ブロック510とを直接隣接させ
たとき、隣接する一対のスポーク状隔壁123の間の台
形空間に差込まれ、該空間をほぼ占有するように配置さ
れる。従って、支柱状構築要素513と接続具要素24
0とは他方に対し回動不能に連結係止され、これらの要
素の一方に作用した回転駆動力は他方の要素にも対応し
て加えられることになる。駆動ブロック510を一つの
接続具要素の両側に設けることによって、該接続具要素
を支柱に対し軸方向移動不能の固着させることができ
る。
/又は駆動車輪が有益で望ましい部品要素である。有利
なプーリ・車輪兼用要素610が図45に示され、外周
リム611と、支柱密嵌用中央ハブ筒開口部612を伴
って形成された射出成形部品である。中央開口部612
から放射方向に一つ又は複数の駆動用孔613が設けら
れ、前記駆動ブロック(図42)の駆動突出部511を
嵌入できるように配列されている。図47に示す如く、
プーリ・車輪兼用要素610には外環状溝614が設け
られ、適当な駆動ベルト(図示せず)を巻回すると、該
兼用要素をプーリとして機能させることができる。駆動
ブロック510を用いて該要素610を支柱に連結させ
ることにより、該要素は駆動プーリ又は被駆動プーリと
して機能させられる。又、前記兼用要素610は、図4
6のタイヤ要素620を着けることにより車輪として機
能することができる。タイヤ要素620は例えばネオプ
レンのような弾性エラストマから形成され、タイヤの内
周部621は車輪兼用要素610の外環状溝614に密
嵌する程度の幅長さである。タイヤの外周部622は内
周部621より幅広で、車輪兼用要素610の外周リム
部611の横幅と等しく、段部623がタイヤの両側に
形成される。これら段部623は車輪兼用要素610の
外フランジ624と接当して、タイヤを外周リム部61
1に於いて適度に位置決めする。該兼用要素610を車
輪として使用し、随意駆動させる場合、前記駆動ブロッ
ク510が用いられる。
適当なプラスチック材からなる構成部品を大量生産射出
成形するのに適している。種々のプラスチック材がこの
目的に役立つが、例えば何回もの組立及び分解作業に対
して把持アーム部が適切に機能し得るように、素材とし
て妥当な強度と弾性を有するものを選択することは勿論
必要である。当該目的に合った公知の素材は“セルコン
M270(米国登録商標Celcon)”で、米国ニュージャ
ージー州チャザムのホチェスドセラニーズ社(Hoeshst
Celanese)から入手可能なアセタール共重合体である。
され、しかも極めて万能な構築手段を提供し、数限りな
い様々な静的及び動的構造物の組立物を可能とする。本
玩具装置は、様々の規格化した組立要素の経済的な大量
生産射出成型による製造に便宜が図られる。
な形態の動的構造物、例えば無端状キャタピラー又はベ
ルト、被駆動回転装置等を構築することが可能である。
これら構造物は、規格化した支柱状構築要素と規格化し
た接続具要素の原則的使用により完成させられる。具体
的には、接続具要素は数に於いて相違するが規格化した
ソケット形成凹部を利用し、又その種凹部は接続具要素
の主軸から規格化した距離の所に位置付けられる。同じ
く、支柱状構築要素は、様々の長さの本体部と連続する
規準端部形状を有する。更らに、二本の支柱状構築要素
を連結することのできる連結接続具要素を用意すること
によって、相対的に限られた数の規格化支柱状構築要素
長さ以外に利用可能な様々の長さ支柱状構築要素連結体
が倍増する。
らの嵌め込むことにより連結することができることによ
って、大きくて複雑な構造物の組立ては一層実用的にな
り、かつそれら組立部品を連結している間該組立部品の
中心間の距離を変更するに及ばない。即ち、従来の一つ
の組立部品を他方の組立部品に軸方向に挿入することを
必要とする組立の場合では、中心間の距離が一時的に拡
げられるが、最も良いときでも多大の注意を必要とし、
最も悪いときには或る態様の構造物の組立てができなか
った。これに反し、本発明の構成によれば、ハブ状接続
具要素は支柱状構築要素に対し独特な把持作用を果す。
即ち、把持アーム部の外寄り部分は反り返り可能である
ことにより横からの嵌め込みに便宜を与える。他方、把
持アーム部の内奥部は、フランジ受入れ空間が形成され
ているので、支柱状構築要素の端部フランジを横から自
在に受入れ、しかも該構築要素の軸方向の移動を積極的
に阻止することができる。
素に接続される支柱状構築要素との一部切欠き立面図。
大側面図。
柱状構築要素を横から嵌め込む場合の進行過程を示す、
図1の線7−7についての連続図。
それぞれの拡大断面図。
図。
ットに、ソケットの放射方向に対して直角方向に取付け
られているのを示す一部拡大斜視図。
明の構築玩具を一体に連結する為のアダプター具ブロッ
ク要素を下斜めから見た斜視図。
部切欠き側面図。
視図。
トに嵌め込まれる態様を示す一部拡大図。
ケット形成凹部を具備する単一ソケット接続具要素の側
面図。
素の側面図。
図。
を示し、又一連の等級の内或る等級の支柱状構築要素長
さと、それより短い等級の支柱状構築要素が接続具要素
によって同軸に連結されたものとの関係を示す複合図。
ケット部の断面を示す拡大図。
ユニットで構成された支柱状構築要素と接続具要素との
組立体の立面図。
に複数の支柱状構築要素を取付けて成る有節ベルト構造
物の平面図。
変更態様の接続具要素を示す諸々の図。
要素と、図16〜図20に示す類型の接続具要素との組
合せを示す図。
み幅に亘って受入れるよう構成され、かつ駆動突出部を
具備する駆動ブロックの斜視図。
要素をその厚み幅に亘って把持していることを示す側面
図。
に支持されて一体に連動可能な接続具要素を示す立面
図。
品要素の側面図。
47,線48−48についての概略断面図。
0,210,220,230,240,310,410
…接続具要素 11,161,185,195,205,215,22
5,235…ハブ筒 12,76,77,78,183,193,203…放
射スポーク 14,82,83,150…ソケット凹部 16,84…把持アーム部 18,87…凹弯曲溝 24,85,130,131…係止突起部 15,79,80,125…基壁部 13,30,90,14,280…構築要素(支柱状構
築要素) 26,91,146…フランジ 27,92,147…環状凹溝 28,35,93,148…外周円形部 31,39,144,145…迫出し部、凹陥部 40…アダプター具ブロック 510…駆動ブロック 511…駆動突出部 610…プーリ・車輪兼用要素 620…タイヤ要素
Claims (23)
- 【請求項1】 複数の接続具要素10,70,310
と、該接続具要素10,70,310に対し着脱自在に
係合され得る複数の支柱状構築要素13とから成り、複
合構造物を形成する類型の構築玩具装置であって、 (a)支柱状構築要素13の端部を受入れると共に保持
する為の外側開放のソケット凹部14を少なくとも1つ
具備する各接続具要素10、 (b)前記ソケット凹部14は内奥の基壁15と、一対
の対向側壁を構成する把持アーム16,16とによって
形成されていること、 (c)前記把持アーム16,16の少なくとも一方の対
向面に、前記基壁15と距離を隔てて横断方向に延出す
る一体の係止突起24、 (d)該係止突起24と前記基壁15とにより第1係合
室25aが形成されていること、 (e)前記把持アーム16には前記係止突起24からソ
ケット凹部14の開放縁まで延出する一対の対向凹弯曲
溝18が設けられていること、 (f)これら該対向凹弯曲面18は前記一対の把持アー
ム16,16間のソケット軸19と同軸で、第2係合室
25bを形成していること、 (g)前記構築要素13の少なくとも一つの端部は該構
築要素13の中間部35の外周面の延長面内に納まるよ
うに形作られていること、 (h)該構築要素13の端部は端縁に係合フランジ26
を具備し、該フランジ26は前記接続具要素10の第1
係合室25a内に該第1係合室25aの横から嵌め込み
可能で、該第1係合室25a内で構築要素13の軸方向
の移動を阻止されて係着されること、 (i)該構築要素13の端部は更に前記係合フランジ2
6に直接隣接して環状凹溝27を具備して該係合フラン
ジ26を部分的に形成していること、 (j)該環状凹溝27は、前記構築要素13の端部を前
記接続具要素10のソケット凹部14に該ソケット凹部
14の横から挿入したときに前記把持アーム16の係止
突起24を受入れ得るように形成されていること、 (k)前記把持アーム16の凹弯曲溝18は前記構築要
素13の環状凹溝27に続く外周円形被把持部28を密
着状に受入れるように形作られ、該外周円形被把持部を
位置決めすること、及び (l)前記把持アーム16は弾性的に反り返り可能で、
前記構築要素13の端部を前記接続具要素10のソケッ
ト凹部14へ該ソケット凹部14の横から挿入すること
に便宜を与えること、 から成る構築玩具装置。 - 【請求項2】(a)前記把持アーム16の係止突起24
は突出弯曲形状のもので、該把持アーム16の両側端間
を延出していること、及び (b)前記構築要素13の環状凹溝27は前記把持アー
ム16の係止突起24を密着状に受入れるような断面形
状を有し、構築要素13の軸方向に構築要素13が接続
具要素10から分離しないように固着されること、 によって特徴付けられる請求項1による構築玩具装置。 - 【請求項3】(a)前記構築要素13は長さ方向の少な
くとも一部分に外周円形部35を該構築要素13両端部
間の中央部に有すること、 (b)前記構築要素13は長さ方向の少なくとも一部分
に前記外周円形部35の外周面の延長面と接する迫出し
部31と凹陥部39とよりなる断面X字状部を有するこ
と、 (c)前記構築要素13が一対の前記把持アーム16,
16間のソケット軸19に対し直角に配列された状態
で、前記断面X字状部は一対の前記把持アーム16,1
6間の空間内に受入れ可能であること、 (d)前記構築要素13は、前記把持アーム16,16
の一対の対向係止突起24,24の間に外方から押圧さ
れて、該係止突起24により固定状に把持されるように
成されていること、 によって特徴付けられる請求項1による構築玩具装置。 - 【請求項4】(a)前記構築要素13の端部の係合フラ
ンジ26の外端面31aが平坦であること、 (b)前記構築要素13の環状凹溝27、係合フランジ
26の外端面31aに対する前記接続具要素10のソケ
ット凹部14の係止突起24、基壁15との相互関係
は、前記構築要素13の端部が前記ソケット凹部14に
組付けられたとき、該構築要素13の係合フランジ26
の外端面31aが軸方向に強圧されて前記ソケット凹部
14の基壁15に対面接触するように幾何学的に関係付
けられていること、によって特徴付けられる請求項1に
よる構築玩具装置。 - 【請求項5】(a)前記接続具要素70,310の主軸
71a,315に接する中央芯部71,314、 (b)該芯部71,314の周囲に放射状に配列された
複数の構築要素13受入れ用ソケット凹部82,83,
150,150a、 (c)これら芯部71,314とソケット凹部82,8
3,150,150aは総じて平坦形状で所定厚みの接
続具要素70,310を構成すること、 (d)前記接続具要素70,310の一側辺を開放する
と共に前記主軸71a,315まで延び、かつ該接続具
要素10の厚みに等しい幅の一側辺開放凹部74,31
1、 (e)該一側辺開放凹部74,311は、もう一つの接
続具要素70a,310を受入れて、二平面に放射する
ソケット凹部82,83,150,150aを具備する
接続具要素70,70a,310組合せ体を形成するの
に適合するものであること、 からなる前記接続具要素70,70a,310によって
特徴付けられている請求項1による構築玩具装置。 - 【請求項6】 前記接続具要素70,70a,310は
前記一側辺開放凹部74,311に対し背向いに正反対
方向の構築要素受入れ用ソケット凹部83,150aを
有し、第1の接続具要素70,310と第2の接続具要
素70a,310の組合せ体に於いて第1の接続具要素
70,310の一側辺開放凹部74の位置に第2の接続
具要素70a,310の該ソケット凹部83,150a
が占めるように構成されていることによって特徴付けら
れる請求項5による構築玩具装置。 - 【請求項7】 前記一側辺開放凹部74、311は第2
の接続具要素70a,310を受入れる為の一対の離間
する平行な案内壁72,73,312,313により形
成され、第1の接続具要素70,310の案内壁72,
73,312,313には、第1の接続具要素70,3
10と第2の接続具要素70a,310の組合せ体に於
いて、第2の接続具要素70a,310に設けられた引
止め手段98,317と相互作用をする引止め手段9
7,316を具備することによって特徴付けられる請求
項5による構築玩具装置。 - 【請求項8】(a)前記接続具要素70,70a,31
0はそれぞれ一対の把持アーム84,84と基壁79,
80からなる複数のソケット凹部82,83,150,
150aを具備すること、 (b)隣接ソケット凹部82,83,150,150a
の各基壁79,80は一体に連結されていること、 (c)前記基壁79,80の少なくとも一つに切欠き隙
間81,318が形成され、第1の接続具要素70,3
10と第2の接続具要素70a,310を組合せている
間、前記引止め手段97,98,316,317が相互
に係合する以前に前記案内壁72,73,312,31
3の外方への反り返りに便宜を与えるようにしているこ
と、 によって特徴付けられる請求項7による構築玩具装置。 - 【請求項9】 互いに着脱自在に連結可能な、プラスチ
ック材成形品の複数の接続具要素10,160,17
0,180,190,200,210,220,23
0,240と複数の支柱状構築要素13とから成り、複
合構築物を形成する類型の構築玩具装置であって、 (a)所定のソケット軸19,165,171,18
1,191,201,211,221,231,241
に配列されたソケット凹部14,150 (b)該ソケット凹部14,150は、前記ソケット軸
19,165,171,181,191,201,21
1,221,231,241に対して対称的に配列され
た一対の離間する平行の片持ち把持アーム16,16に
より、外側開放形状に形成されていること、 (c)該把持アーム16には、前記ソケット軸と同軸に
支柱状構築要素13を着脱自在かつ確実に保持する為
に、支柱状構築要素13と咬合する第1咬合手段である
凹弯曲溝18が設けられていること、 (d)該把持アーム16には、前記ソケット軸沿いの所
定の位置に支柱状構築要素13を着脱自在かつ確固に保
持する為に、支柱状構築要素13と咬合する第2咬合手
段である係止突起24,130,131が設けられてい
ること、から成る前記接続具要素10,160,17
0,180,190,200,210,220,23
0,240と、 (e)両端部30と、該端部30を一体に連結する中間
部35とからなる縦長の棒状部材であって、 (f)該棒状部材の両端部30には、前記接続具要素1
0,160,170,180,190,200,21
0,220,230,240の第1咬合手段である凹弯
曲溝18に係合する外周円形被把持部28の第1咬合手
段と、前記接続具要素10,160,170,180,
190,200,210,220,230,240の第
2咬合手段である係止突起24に係合する環状凹溝27
の第2咬合手段が設けられ、凹弯曲溝18と外周円形被
把持部28よりなる第1咬合手段は支柱状構築要素13
を前記ソケット軸19と支柱状構築要素13の軸が一致
するように保持する一方、係止突起24,130,13
1と環状凹溝27よりなる第2咬合手段は支柱状構築要
素13を前記ソケット軸沿いの所定の位置に保持するこ
と、 から成る前記支柱状構築要素13と、 (g)前記各対の把持アーム16は、前記ソケット軸に
対し横断方向に横から嵌込まれる支柱状構築要素13の
端部を受入れるのに便利な様に弾性的に離間可能で、前
記支柱状構築要素13は前記ソケット凹部14,150
に対し一定の関係で確実に配置されること、 からなる構築玩具装置。 - 【請求項10】(a)前記第2咬合手段は、前記把持ア
ーム16に設けた係止突起24,130,131と、前
記支柱状構築要素13の両端部30上に設けた、該係止
突起24,130,131に対し適合形状の環状凹溝2
7とから成ること、 (b)前記係止突起24,130,131は前記ソケッ
ト軸19,165,171,181,191,201,
211,221,231に対し横断方向に方向付けられ
ていて、一対の把持アーム16,16間へ支柱状構築要
素端部30を把持アーム16の横から嵌め込む際に前記
環状凹溝27を受入れるようにしていること、 によって特徴付けられる請求項9による構築玩具装置。 - 【請求項11】(a)前記ソケット凹部14,150
は、前記把持アーム16と一体で、かつ前記係止突起2
4,130,131から離間する基壁15を具備するこ
と、 (b)前記支柱状構築要素13は前記環状凹溝27から
離間する端縁外面31aを具備すること、 (c)前記ソケット凹部14,150の係止突起24,
130,131と基壁15との間隔は、前記支柱状構築
要素13に於ける環状凹溝27と端縁外面31aとの関
連で、支柱状構築要素端部30がソケット凹部14,1
50に嵌め込まれた時に、ソケット凹部14,150の
基壁15と支柱状構築要素13の端縁外面31aが強圧
状に密着するように寸法付けられていること、 によって特徴付けられる請求項10による構築玩具装
置。 - 【請求項12】(a)前記接続具要素160は、該接続
具要素160の厚み方向に支柱状構築要素13を受入れ
る為に該支柱状構築要素13と同寸同形の横断孔163
を有するハブ筒部161を具備し、該ハブ筒部161を
ハブ筒軸164が貫通していること、 (b)該ハブ筒軸164はソケット軸165に対して直
角に位置すると共にソケット軸165と交差すること、 (c)前記接続具要素160は、単一のハブ筒部161
と一体に連結する単一のソケット凹部150から成るこ
と、 によって特徴付けられる請求項9による構築玩具装置。 - 【請求項13】(a)前記接続具要素170は、該接続
具要素170の厚み方向に支柱状構築要素13を受入れ
る為に該支柱状構築要素13と同寸同形の横断孔174
を有するハブ筒部173を具備し、該ハブ筒部173を
ハブ筒軸172が貫通していること、 (b)該ハブ筒軸172はソケット軸171に対して直
角に位置すると共にソケット軸171と交差すること、 (c)前記接続具要素170は、単一のハブ筒部172
と一体に連結する一対のソケット凹部150,150か
ら成ること、 (d)該ソケット凹部150,150は一直線上のソケ
ット軸171によって互いに正反対方向向きに配列され
ていること、 によって特徴付けられる請求項9による構築玩具装置。 - 【請求項14】(a)前記接続具要素10,180,1
90,200,210,220,230,240は、該
接続具要素の厚み方向に支柱状構築要素13を受入れる
為に該支柱状構築要素13と同寸同形の横断孔を有する
ハブ筒部11,185,195,205,215,22
5,235,122を具備し、該ハブ筒部11,18
5,195,205,215,225,235,122
をハブ筒軸17,182,192,202,212,2
22,232,242が貫通していること、 (b)該ハブ筒軸17,182,192,202,21
2,222,232,242は前記ソケット軸19,1
81,191,201,211,221,231,24
1に対して直角に位置すると共にソケット軸19,18
1,191,201,211,221,231,241
と交差すること、 (c)前記接続具要素10,180,190,200,
210,220,230,240は、複数n個のソケッ
ト凹部14,150からなること、 (d)該ソケット凹部14,150の各々は隣接ソケッ
ト軸19,181,191,201,211,221,
231,241に対し45゜を成す各ソケット軸19,
181,191,201,211,221,231,2
41に沿って配列され、かつこれらソケット軸19,1
81,191,201,211,221,231,24
1の全ては前記ハブ筒軸17,182,192,20
2,212,222,232,242に交差すること、 (e)前記個数nは2から8の間の整数であること、 によって特徴付けられる請求項9による構築玩具装置。 - 【請求項15】(a)前記ソケット凹部14,150の
各々は前記ハブ筒軸17,164,172,182,1
92,202,212,222,232,242から所
定の一定距離の所に配置されていること、 (b)斯くして、支柱状構築要素13が何れのソケット
凹部14,150に保持されても、該支柱状構築要素1
3の端部30、は前記ハブ筒軸17,164,172,
182,192,202,212,222,232,2
42から一定の等しい距離の所に設置されること、 によって特徴付けられる請求項12,13又は14によ
る構築玩具装置。 - 【請求項16】(a)長さが段階的に相違する一連の等
級の支柱状構築要素13,140a,140b,140
c,140d,140e,140f…を具備し, (b)n個の等級の支柱状構築要素13,140a,1
40b,140c,140d,140e,140f…の
それぞれ相違する長さは、 公式Lx =(1.414)(x-1) ×Dmin −(2×d)
に従って定まること、但し、Lx は一連の等級1乃至n
の内X番目の支柱状構築要素の長さ;Dmin は一連の等
級のうち最小長さの支柱状構築要素140aによって連
結された2個の接続具要素10,160,170,18
0,190,200,210,220,230,240
のハブ筒軸17,164,172,182,192,2
02,212,222,232,242の間の距離;d
はハブ筒軸17,164,172,182,192,2
02,212,222,232,242からソケット凹
部14,150の基壁15,167までの距離であるこ
と、 (c)一連の等級の支柱状構築要素13,140a,1
40b,140c,140d,140e,140f…
は、接続具要素10,170,180,190,20
0,210,220,230,240との接続により大
きさの異なる複数の直角三角形を組立てるのに適合する
ものであること、 によって特徴付けられる請求項15による構築玩具装
置。 - 【請求項17】正反対方向に向う一対のソケット凹部1
50,150を有する接続具要素170の各ソケット凹
部150,150に該ソケット凹部の横から、一連の等
級のうち長さLx の支柱状構築要素13,140a,1
40b,140c,140d,140e,140f…の
端部をそれぞれ嵌め込んで接続して成る直線状の組立体
は一連の等級のうち長さL(x+2)の支柱状構築要素1
3,140c,140d,140e,140f…と長さ
が等しいことによって特徴付けられる請求項16による
構築玩具装置。 - 【請求項18】(a)前記把持アーム16には、ソケッ
ト軸19,165,171,181,191,201,
211,221,231,241に対して横断方向に延
びると共に、ソケット軸19,165,171,18
1,191,201,211,221,231,241
に向かって内方に突出する係止突起24、130,13
1が設けられていること、 (b)前記支柱状構築要素13には、両端部30、30
間の所定区域に長手方向に延びる対をなす凹陥部39が
形成されていること、 (c)前記支柱状構築要素13は、ソケット軸19,1
65,171,181,191,201,211,22
1,231,241に対し90゜の角度方向で前記ソケ
ット凹部14、150に嵌められて、前記把持アーム1
6によって回動不能に把持されること、 によって特徴付けられる請求項9による構築玩具装置。 - 【請求項19】(a)前記接続具要素160は、該接続
具要素の厚み方向に支柱状構築要素13,280を受入
れる為該支柱状構築要素13,280と同寸同形の横断
孔163を有するハブ筒部161を具備し、該ハブ筒部
161と一体に連結する単一のソケット凹部150を含
み、該ハブ筒軸164が貫通していること、 (b)該ハブ筒軸164は前記ソケット軸165に対し
て直角に位置すると共にソケット軸165に交差するこ
と、 (c)複数の当該接続具要素160を連結してベルト状
構造物が形成されること、 (d)隣接接続具要素160のそれぞれの側面が対向す
るように複数の当該接続具要素160が配列されると共
に隣接接続具要素の間が少なくとも1個の接続具要素1
60の厚み長さの距離だけ隔てられて成る第1群の接続
具要素282、 (e)該第1群の個々の接続具要素160のハブ筒軸1
64は同軸をなしていること、 (f)該第1群の各接続具要素160のハブ筒161を
貫通して延出する第1支柱状構築要素13,280、 (g)隣接接続具要素160のそれぞれの側面が対向す
るように複数の当該接続具要素160が配列されると共
に、第1群の隣接接続具要素160の間の空間の一部に
配置される第2群の接続具要素283、 (h)第2群の個々の接続具要素160は、該第2群の
各接続具要素160の係止突起130,131を前記第
1群の支柱状構築要素13,280の長手方向凹陥部3
9,144に係合させることにより第1支柱状構築要素
13,280を把持すること、 (i)第一群の接続具要素282と支柱状構築要素1
3、280に対して第2群の接続具要素283と支柱状
構築要素13、280を連結して成る組立体に対して、
更に追加群の当該接続具要素160と追加の支柱状構築
要素13,280を連結して連続延出状の有節ベルト状
構造物を形成すること、 によって特徴付けられる請求項18による構築玩具装
置。 - 【請求項20】(a)側方向に延出する駆動突出部51
1が一体に形成されている駆動ブロック510、 (b)該駆動ブロック510はソケット凹部150を有
し、ソケット凹部150の内面には対向係止突起13
0,131を持ち、一本の支柱状構築要素13,513
に対して駆動ブロック510の前記係止突起130,1
31が、該支柱状構築要素13,513の凹陥部39,
144に嵌められた状態で固定状に係止されているこ
と、 (c)前記支柱状構築要素13に付属具要素240,6
10が回動され得るように取付けられていること、 (d)該付属具要素240,610は前記駆動ブロック
510に近接して配置されていること、 (e)前記駆動突出部511が前記付属要素240,6
10の近接部123と駆動係合させていることにより前
記付属具要素240,160は駆動し得る、或いは前記
支柱状構築要素13により駆動され得ること、 によって特徴付けられる請求項18による構築玩具装
置。 - 【請求項21】(a)前記付属具要素610はリム部6
11とハブ部615を有する円形状車輪要素610から
成ること、 (b)前記ハブ部615は前記支柱状構築要素13を受
入れるハブ孔612を有すること、 (c)前記車輪状要素610は、前記駆動ブロック51
0の駆動突出部511を受入れる為の駆動用孔613を
有し、該駆動用孔613はハブ部615中心から放射方
向所定位置に設けられること、 (d)前記車輪状要素610は前記リム部611に外周
方向に開口する外環状溝614を有すること、 によって特徴付けられる請求項20による構築玩具装
置。 - 【請求項22】 エラストマ材で形成され、前記車輪状
要素610の外環状溝614に着脱自在に嵌められる環
状タイヤ要素620によって特徴付けられる請求項21
による構築玩具装置。 - 【請求項23】 一側開放空洞を形成する上壁44と4
つの側壁45,46,47,48と、上壁44から上方
に延びる複数の規則的間隔の外部円筒突起50と、上壁
44から前記空洞内に開放側に向かって延びる複数の摩
擦ポスト51とを具備する直方体形状の中空構築ブロッ
ク要素41、42からなる既製の建築ブロック要素セッ
トと、前記支柱状構築要素13を結合するためのアダプ
ター具要素40を含み、 該アダプター具要素40は、 (a)一側開放の直方体形状の中空成形アダプターブロ
ック、 (b)該中空成形アダプターブロックは上壁52と4つ
の側壁53を有すること、 (c)前記側壁53の内側面は、前記既製建築ブロック
41,42の所定数の外部円筒突起50により占拠され
る区域と外接し、即ち該側壁53は内側でそれら円筒突
起50と接当することができること、 (d)前記中空成形アダプターブロックは、当該上壁5
2の外側から外方に延びる複数の縦長外部円筒突起54
を有すること、 (e)該外部円筒突起54は当該縦方向長さが当該直径
よりも大きいこと、 (f)該外部円筒突起54の各々は、前記既製構築ブロ
ック41,42の側壁の厚みの2倍の寸法に等しい距離
だけそれぞれ離間し、因って2個隣接する前記既製構築
ブロック41,42の開放側に該外部円筒突起54が挿
入された時、これら2個の構築ブロック41,42を一
体に固着すると共に当該アダプター具要素40に固着す
ること、 (g)当該アダプター具要素40は、当該上壁52の内
側から開放側に延びると共に、一本の前記構築要素13
の端部30を密着状に受入るに適した内径の中空管状ス
リーブ55を有すること、から成るものであること、 によって特徴付けられる 請求項1による構築玩具装置。
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