JP2667415B2 - イミドプレポリマーの製造方法 - Google Patents
イミドプレポリマーの製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
発明の技術分野
本発明は、硬化物の物性が優れたイミドプレポリマー
の製造方法に関し、さらに詳しくは、原料としての不飽
和ビスイミド、ジアミン、ラジカル重合禁止剤およびカ
ルボン酸または酸無水物の比率を特定して加熱反応させ
ることによって硬化物の物性を改良したイミドプレポリ
マーの製造方法に関する。 本発明の方法で得られるイミドプレポリマーは、強靭
でガラスクロスや金属への接着強度に優れ、かつ可撓
性、耐熱性も良好な硬化物の原料(基材)となるので、
摺動材料、軸受け、歯車、積層板、絶縁ワニス等の基材
として使用することができる。 発明の技術的背景ならびにその問題点 従来、イミドプレポリマーは、ビスイミドとジアミン
とをN−メチルピロリドンのような高沸点の溶媒を用い
て溶液状態で反応させるか、または上記原料を加熱して
溶融状態にして反応させることにより製造されること
が、たとえば特公昭48−7875号公報で知られている。 このようにして得られたイミドプレポリマーを加熱硬
化させると、耐熱性の優れた硬化物が得られるが、得ら
れた硬化物は脆いという問題点があり、引張強度、引張
伸び率、あるいはアイゾット衝撃強度の点でも、必ずし
も満足のいくものではなかった。 またこのプレポリマーからなるワニスをガラスクロス
に含浸させて積層板を製造した場合には、ガラスクロス
や銅等の金属に対して低い接着強度しか示さないという
問題点があった。 さらに、このプレポリマーは、ジメチルホルムアミ
ド、N−メチルピロリドン、ジメチルアセトアミド等の
極性溶媒に対する不溶分が多く、また、軟化点が高くな
るほど、この不溶分が急激に増えるため、高軟化点のイ
ミドプレポリマーを、上記のような極性溶媒中で製造す
ることには困難が伴なうという問題点があった。 そこで、発明者等は、原料である不飽和ビスイミド、
ジアミン、ラジカル重合禁止剤、カルボン酸または酸無
水物等の種類、配合比率、反応条件などについて鋭意検
討したところ、上記のような各成分を特定の割合で配合
すれば、上記のような問題点が一挙に解決されることを
見出して、本発明を完成させるに至った。 発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決
するためになされたもので、イミドプレポリマーを加熱
硬化させて得られる硬化物の脆弱性、接着性を改良し、
強靭でガラスクロスや金属への接着強度に優れるととも
に耐熱性も良好であるようなイミドプレポリマーの製造
方法を提供することを目的としている。 発明の概要 本発明に係るイミドプレポリマーの製造方法は、 予め4,4′−ジアミノジフェニルメタン(B)を加熱
溶融させた後、下記の(A)成分を両成分のモル比
(A)/(B)が0.9〜1.5の範囲になる量で添加すると
ともに、ラジカル重合禁止剤であるt−ブチルハイドロ
キノンと芳香族カルボン酸またはその酸無水物を前記
(A)成分と(B)成分との和に対してそれぞれ0.01〜
5.0重量%の範囲になるように配合して、溶融状態で、1
00〜200℃で加熱反応させることを特徴としている。 (A)成分:次の一般式(I)で示される不飽和ビスイ
ミド (式中、Dは炭素−炭素間の二重結合を含む2価の基を
表わし、Aは少なくとも2個の炭素原子を含む2価の基
を表わす。) 発明の具体的説明 以下、本発明に係るイミドプレポリマーの製造方法に
ついて具体的に説明する。 本発明の方法で用いられる、イミドプレポリマーの1
成分である、上記式(I)で示される(A)不飽和ビス
イミドとしては、具体的には下記のような化合物が用い
られる。 N,N′−エチレンビスマレイミド、N,N′−ヘキサメチ
レンビスマレイミド、N,N′−m−フェニレンビスマレ
イミド、N,N′−P−フェニレンビスマレイミド、N,N′
−4,4′−ジフェニルメタンビスマレイミド、N,N′−4,
4′−ジフェニルエーテルビスマレイミド、N,N′−3,
4′−ジフェニルエーテルビスマレイミド、N,N′−4,
4′−ジフェニルスルホンビスマレイミド、N,N′−m−
キシレンビスマレイミド、N,N′−4,4′−シクロヘキサ
ンビスマレイミド、N,N′−4,4′−ジフェニルメタンビ
スシトラコンイミドなど。 また、本発明の方法で用いられる、イミドプレポリマ
ーの1成分であるジアミンは、4,4′−ジアミノジフェ
ニルメタン(B)である。 これらの不飽和ビスイミド(A)と4,4′−ジアミノ
ジフェニルメタン(B)とはモル比(B)/(A)で、
0.9〜1.5の範囲で用いられる。 本発明で用いられるラジカル重合禁止剤は、t−ブチ
ルハイドロキノンである。 ラジカル重合禁止剤であるt−ブチルハイドロキノン
は、不飽和ビスイミド(A)と4,4′−ジアミノジフェ
ニルメタン(B)の合計量に対して0.01〜5.0重量%の
量で用いられる。 これらのラジカル重合禁止剤は、イミドプレポリマー
を加熱して得られる硬化物の脆さ及びガラスクロス等へ
の接着性を改良するために使用される。またこれらのラ
ジカル重合禁止剤を上記のような範囲でイミドプレポリ
マーに配合することによって、得られる硬化物の引張強
度、引張伸び率あるいはアイゾット衝撃強度が向上す
る。 本発明で用いられるカルボン酸は、芳香族カルボン酸
またはその酸無水物である。 この芳香族カルボン酸の例としては、安息香酸、o−
トルイル酸およびその異性体、o−tert−ブチル安息香
酸およびその異性体、o−クロル安息香酸およびその異
性体、o−ジクロル安息香酸およびその異性体、o−ブ
ロム安息香酸およびその異性体、o−ニトロ安息香酸お
よびその異性体、o−ヒドロキシ安息香酸およびその異
性体、o−メトキシ安息香酸およびその異性体、o−ニ
トロ安息香酸およびその異性体、o−アミノ安息香酸お
よびその異性体などの芳香族モノカルボン酸。フタル酸
およびその異性体などの芳香族ジカルボン酸。トリメリ
ト酸などのトリカルボン酸、ピロメリト酸、ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸などの芳香族テトラカルボン酸を
挙げることができる。 また、本発明に係る酸無水物としては、具体的には下
記のような化合物が用いられる。 無水テトラヒドロキシフタル酸、無水テトラヒドロキ
シメチルフタル酸、無水ナジック酸、トリメト酸無水
物、ピロメリト酸二無水物、3,3′,4,4′−ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸二無水物など。 これらの芳香族カルボン酸またはその酸無水物は、前
記不飽和ビスイミド(A)とジアミンである4,4′−ジ
アミノフェニルメタン(B)との合計重量に対して、0.
01〜5.0重量%の範囲で用いられる。 本発明に係るイミドプレポリマーを製造するには、原
料を加熱反応させることを要する。加熱反応は、通常10
0〜200℃までの適当な温度で数分間から数時間行なわれ
る。 この加熱反応を行なうに際しては、予め前記(B)成
分である4,4′−ジアミノジフェニルメタンを加熱溶融
させた後、前記(A)成分を添加して溶融状態で加熱反
応を行なわせると、反応がスムーズに進行する。 また、本発明に係るイミドプレポリマーは、ジメチル
ホルムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルアセト
アミド等の不活性な極性溶媒に溶解するので、これらの
溶媒中で加熱反応を行なうと反応がよりスムーズに進行
し、優れた特性を有するイミドプレポリマーが得られ
る。 また、上記のようにして得られたイミドプレポリマー
は、上述のようにジメチルホルムアミド、N−メチルピ
ロリドン、ジメチルアセトアミドなどの極性溶媒に溶解
するため、これらの溶媒に溶解されたイミドプレポリマ
ー溶液は、積層板製造用ワニスなどとして特に好ましく
用いられる。 かくして得られたプレポリマーは、上記のような溶媒
の中で溶液として、または再び粉末として使用すること
ができる。 このようにして得られたイミドプレポリマーは、180
〜250℃程度の温度で所望ならば加圧下で10分から2時
間加熱することによって、直接硬化させることができ
る。 また、このイミドプレポリマーの硬化物が本来有する
物性を発現させるには、180〜250℃程度の温度で4〜48
時間程度の後硬化処理が必要である。 本発明に係るイミドプレポリマーには、必要に応じ
て、下記のような滑剤または離型剤を添加することがで
きる。 カルバナワックス、蜜ロウ、ライスワックス、ステア
リン酸、ブチルエステルなどの脂肪酸エステル類、エチ
レンビスステアロアミドのような脂肪酸アミド類、モン
タン酸、ステアリン酸などの脂肪酸類およびその金属
塩、石油ワックス、ポリエチレンワックス、ポリプロピ
レンワックスおよびその酸化生成物、ポリメチルシロキ
サン、ポリメチルフェニルシロキサンなどのシリコーン
オイル。 これらの滑剤または離型剤の添加量は、不飽和ビスイ
ミドとジアミンの和(合計量)に対して0.1〜5重量%
であることが好ましい。 また、本発明に係るイミドプレポリマーには、必要に
応じて、アミン末端ブタジエンニトリルゴム(ATBN)等
のゴム成分、テフロン、シリコーン繊維、フェノール樹
脂、アニリン樹脂等を添加することもできる。これらの
添加量は、不飽和ビスイミドとジアミンの和(合計量)
に対して10〜200重量%の範囲であることが好ましい。 さらに本発明に係るイミドプレポリマーには、必要に
応じて、以下のような無機物質、または有機物質を充填
剤成分として配合できる。 シリカ粉末、アルミナ粉末、ガラス粉末、雲母、タル
ク、硫酸バリウム、酸化チタン、二硫化モリブデン、ア
ルミ粉末、鉄粉、銅粉、または水酸化アルミニウム、水
酸化マグネシウムなどの金属水酸化物、シリカ、アルミ
ナ、ガラス、フェノール樹脂などの微小中空体、ガラス
繊維、アルミナ繊維、炭素繊維、アラミド繊維、炭化ケ
イ素繊維、アルミニウム繊維、銅繊維などの強化繊維。 これらの添加量は、不飽和ビスイミドとジアミンの和
(合計量)に対して50〜500重量%の範囲であることが
好ましい。 発明の効果 本発明によれば、従来の方法で製造したイミドプレポ
リマーに比べて、ジメチルホルムアミド、N−メチルピ
ロリドン、ジメチルアセトアミド等の不活性な極性溶媒
に対する不溶分が非常に少ないという特徴を有するイミ
ドプレポリマーが得られる。したがって、本発明のイミ
ドプレポリマーを製造する際に、溶液状態で加熱反応さ
せる方式を採用することができ、また、高軟化点の樹脂
でも容易にワニス化することができる。また、この性質
を利用すると、耐熱性に優れるとともに、可撓性に富ん
だ硬化物を提供することができ、摺動材料、軸受け、歯
車、積層板、接着剤、絶縁ワニスなどの種々の用途に用
いることができる。 また本発明に係るイミドプレポリマーを加熱硬化させ
て得られた硬化物は、従来の方法で製造したプレポリマ
ーを加熱硬化したものに比べて、引張強度、引張伸び率
において大きく、アイゾット衝撃強度も大きい。 さらにまた、本発明に係るイミド系プレポリマーを積
層板の接着剤として用いると、銅箔のTピール剥離強度
やラミネート間でのTピール剥離強度が高くなるという
効果が認められる。 以下、本発明を実施例により説明するが、本発明は、
これら実施例に限定されるものではない。 実施例1 セパラブルフラスコに、35.6gの4,4′−ジアミノジフ
ェニルメタン、1.0gのt−ブチルハイドロキノンおよび
0.5gのp−ヒドロキシ安息香酸を入れ、150℃のオイル
バスに浸漬した。4,4′−ジアミノジフェニルメタンが
溶融して均一溶液となったところで、この溶融液中に、
撹拌しながら64.4gのN,N′−4,4′−ジフェニルメタン
ビスマレイミドを2分間かけて添加した。この混合物を
撹拌しながら15分間反応させた後、バットに抜き出し
た。このバットを160℃のエア・オーブンに入れ、さら
に45分間エージングした後、粉砕してイミドプレポリマ
ーを得た。 このようにして得られたイミドプレポリマーは、ジメ
チルホルムアミドに全量溶解した。 このプレポリマーは圧縮成形法により、200℃、30
分、150kgf/cm2の条件で、厚さ2mmの平板と断面積12.7m
m×12.7mmの角棒を成形した後、200℃で24時間、後硬化
処理をして成形品を得た。 このようにして得られた成形品の物性を、表1に示
す。 比較例1 市販のポリイミド樹脂[商品名ケルイミド1000(日本
ポリイミド(株)製)]から、実施例1と同じ条件で圧
縮成形法により成形品を得た。 このようにして得られた成形品の物性を、表1に示
す。 実施例2 セパラブルフラスコに、33.4gの4,4′−ジアミノジフ
ェニルメタンを入れ、150℃のオイルバスに浸漬した。
4,4′−ジアミノジフェニルメタンが溶融してから、こ
の溶融液中に、撹拌しながら0.5gの3,3′,4,4′−ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸二無水物を添加し、溶解反
応させた。 次に、この溶融液中に、撹拌しながら、1.0gのt−ブ
チルハイドロキノンを溶解させ、さらに66.6gのN,N′−
4,4′−ジフェニルメタンビスマレイミドを2分間かけ
て添加した。この混合物を撹拌しながら20分間反応させ
た後、バットに抜き出した。次に、このバットを160℃
のオーブンに入れ、さらに60分間エージングした後、粉
砕してイミドプレポリマーを得た。 得られたプレポリマーから、実施例1と同じ条件で圧
縮成形法により成形品を得た。 このようにして得られた成形品の物性を、表1に示
す。 実施例3 150gのジメチルホルムアミド、50.2gの4,4′−ジアミ
ノジフェニルメタンおよび0.75gの3,3′,4,4′−ベンゾ
フェノンテトラカルボン酸を入れたセパラブルフラスコ
をオイルバスに浸漬し、液温が100℃になったところで
1.5gのt−ブチルハイドロキノンと99.8gのN,N′−4,
4′−ジフェニルメタンビスマレイミドを加え、撹拌し
ながら液温を100℃に維持して3時間反応させた。 このようにして得られたワニスをガラスクロスに含浸
し、160℃で5分間乾燥させてプリプレグを作製した。
このプリプレグを9枚重ね合わせ、この上下に1オンス
の銅箔を置き、圧縮成形法により180℃で60分間成形
し、200℃で24時間、後硬化処理して銅張積層板を作製
した。 この積層板の銅箔のT−ピール剥離強度およびラミネ
ートのT−ピール剥離強度の測定をした。 その測定結果を表2に示す。 比較例2 市販のポリイミド樹脂[商品名ケルイミド601(日本
ポリイミド(株)製)]から、実施例3と同じ条件でプ
リプレグおよび銅張積層板を作製し、その物性を測定し
た。 その結果を表2に示す。
の製造方法に関し、さらに詳しくは、原料としての不飽
和ビスイミド、ジアミン、ラジカル重合禁止剤およびカ
ルボン酸または酸無水物の比率を特定して加熱反応させ
ることによって硬化物の物性を改良したイミドプレポリ
マーの製造方法に関する。 本発明の方法で得られるイミドプレポリマーは、強靭
でガラスクロスや金属への接着強度に優れ、かつ可撓
性、耐熱性も良好な硬化物の原料(基材)となるので、
摺動材料、軸受け、歯車、積層板、絶縁ワニス等の基材
として使用することができる。 発明の技術的背景ならびにその問題点 従来、イミドプレポリマーは、ビスイミドとジアミン
とをN−メチルピロリドンのような高沸点の溶媒を用い
て溶液状態で反応させるか、または上記原料を加熱して
溶融状態にして反応させることにより製造されること
が、たとえば特公昭48−7875号公報で知られている。 このようにして得られたイミドプレポリマーを加熱硬
化させると、耐熱性の優れた硬化物が得られるが、得ら
れた硬化物は脆いという問題点があり、引張強度、引張
伸び率、あるいはアイゾット衝撃強度の点でも、必ずし
も満足のいくものではなかった。 またこのプレポリマーからなるワニスをガラスクロス
に含浸させて積層板を製造した場合には、ガラスクロス
や銅等の金属に対して低い接着強度しか示さないという
問題点があった。 さらに、このプレポリマーは、ジメチルホルムアミ
ド、N−メチルピロリドン、ジメチルアセトアミド等の
極性溶媒に対する不溶分が多く、また、軟化点が高くな
るほど、この不溶分が急激に増えるため、高軟化点のイ
ミドプレポリマーを、上記のような極性溶媒中で製造す
ることには困難が伴なうという問題点があった。 そこで、発明者等は、原料である不飽和ビスイミド、
ジアミン、ラジカル重合禁止剤、カルボン酸または酸無
水物等の種類、配合比率、反応条件などについて鋭意検
討したところ、上記のような各成分を特定の割合で配合
すれば、上記のような問題点が一挙に解決されることを
見出して、本発明を完成させるに至った。 発明の目的 本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決
するためになされたもので、イミドプレポリマーを加熱
硬化させて得られる硬化物の脆弱性、接着性を改良し、
強靭でガラスクロスや金属への接着強度に優れるととも
に耐熱性も良好であるようなイミドプレポリマーの製造
方法を提供することを目的としている。 発明の概要 本発明に係るイミドプレポリマーの製造方法は、 予め4,4′−ジアミノジフェニルメタン(B)を加熱
溶融させた後、下記の(A)成分を両成分のモル比
(A)/(B)が0.9〜1.5の範囲になる量で添加すると
ともに、ラジカル重合禁止剤であるt−ブチルハイドロ
キノンと芳香族カルボン酸またはその酸無水物を前記
(A)成分と(B)成分との和に対してそれぞれ0.01〜
5.0重量%の範囲になるように配合して、溶融状態で、1
00〜200℃で加熱反応させることを特徴としている。 (A)成分:次の一般式(I)で示される不飽和ビスイ
ミド (式中、Dは炭素−炭素間の二重結合を含む2価の基を
表わし、Aは少なくとも2個の炭素原子を含む2価の基
を表わす。) 発明の具体的説明 以下、本発明に係るイミドプレポリマーの製造方法に
ついて具体的に説明する。 本発明の方法で用いられる、イミドプレポリマーの1
成分である、上記式(I)で示される(A)不飽和ビス
イミドとしては、具体的には下記のような化合物が用い
られる。 N,N′−エチレンビスマレイミド、N,N′−ヘキサメチ
レンビスマレイミド、N,N′−m−フェニレンビスマレ
イミド、N,N′−P−フェニレンビスマレイミド、N,N′
−4,4′−ジフェニルメタンビスマレイミド、N,N′−4,
4′−ジフェニルエーテルビスマレイミド、N,N′−3,
4′−ジフェニルエーテルビスマレイミド、N,N′−4,
4′−ジフェニルスルホンビスマレイミド、N,N′−m−
キシレンビスマレイミド、N,N′−4,4′−シクロヘキサ
ンビスマレイミド、N,N′−4,4′−ジフェニルメタンビ
スシトラコンイミドなど。 また、本発明の方法で用いられる、イミドプレポリマ
ーの1成分であるジアミンは、4,4′−ジアミノジフェ
ニルメタン(B)である。 これらの不飽和ビスイミド(A)と4,4′−ジアミノ
ジフェニルメタン(B)とはモル比(B)/(A)で、
0.9〜1.5の範囲で用いられる。 本発明で用いられるラジカル重合禁止剤は、t−ブチ
ルハイドロキノンである。 ラジカル重合禁止剤であるt−ブチルハイドロキノン
は、不飽和ビスイミド(A)と4,4′−ジアミノジフェ
ニルメタン(B)の合計量に対して0.01〜5.0重量%の
量で用いられる。 これらのラジカル重合禁止剤は、イミドプレポリマー
を加熱して得られる硬化物の脆さ及びガラスクロス等へ
の接着性を改良するために使用される。またこれらのラ
ジカル重合禁止剤を上記のような範囲でイミドプレポリ
マーに配合することによって、得られる硬化物の引張強
度、引張伸び率あるいはアイゾット衝撃強度が向上す
る。 本発明で用いられるカルボン酸は、芳香族カルボン酸
またはその酸無水物である。 この芳香族カルボン酸の例としては、安息香酸、o−
トルイル酸およびその異性体、o−tert−ブチル安息香
酸およびその異性体、o−クロル安息香酸およびその異
性体、o−ジクロル安息香酸およびその異性体、o−ブ
ロム安息香酸およびその異性体、o−ニトロ安息香酸お
よびその異性体、o−ヒドロキシ安息香酸およびその異
性体、o−メトキシ安息香酸およびその異性体、o−ニ
トロ安息香酸およびその異性体、o−アミノ安息香酸お
よびその異性体などの芳香族モノカルボン酸。フタル酸
およびその異性体などの芳香族ジカルボン酸。トリメリ
ト酸などのトリカルボン酸、ピロメリト酸、ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸などの芳香族テトラカルボン酸を
挙げることができる。 また、本発明に係る酸無水物としては、具体的には下
記のような化合物が用いられる。 無水テトラヒドロキシフタル酸、無水テトラヒドロキ
シメチルフタル酸、無水ナジック酸、トリメト酸無水
物、ピロメリト酸二無水物、3,3′,4,4′−ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸二無水物など。 これらの芳香族カルボン酸またはその酸無水物は、前
記不飽和ビスイミド(A)とジアミンである4,4′−ジ
アミノフェニルメタン(B)との合計重量に対して、0.
01〜5.0重量%の範囲で用いられる。 本発明に係るイミドプレポリマーを製造するには、原
料を加熱反応させることを要する。加熱反応は、通常10
0〜200℃までの適当な温度で数分間から数時間行なわれ
る。 この加熱反応を行なうに際しては、予め前記(B)成
分である4,4′−ジアミノジフェニルメタンを加熱溶融
させた後、前記(A)成分を添加して溶融状態で加熱反
応を行なわせると、反応がスムーズに進行する。 また、本発明に係るイミドプレポリマーは、ジメチル
ホルムアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルアセト
アミド等の不活性な極性溶媒に溶解するので、これらの
溶媒中で加熱反応を行なうと反応がよりスムーズに進行
し、優れた特性を有するイミドプレポリマーが得られ
る。 また、上記のようにして得られたイミドプレポリマー
は、上述のようにジメチルホルムアミド、N−メチルピ
ロリドン、ジメチルアセトアミドなどの極性溶媒に溶解
するため、これらの溶媒に溶解されたイミドプレポリマ
ー溶液は、積層板製造用ワニスなどとして特に好ましく
用いられる。 かくして得られたプレポリマーは、上記のような溶媒
の中で溶液として、または再び粉末として使用すること
ができる。 このようにして得られたイミドプレポリマーは、180
〜250℃程度の温度で所望ならば加圧下で10分から2時
間加熱することによって、直接硬化させることができ
る。 また、このイミドプレポリマーの硬化物が本来有する
物性を発現させるには、180〜250℃程度の温度で4〜48
時間程度の後硬化処理が必要である。 本発明に係るイミドプレポリマーには、必要に応じ
て、下記のような滑剤または離型剤を添加することがで
きる。 カルバナワックス、蜜ロウ、ライスワックス、ステア
リン酸、ブチルエステルなどの脂肪酸エステル類、エチ
レンビスステアロアミドのような脂肪酸アミド類、モン
タン酸、ステアリン酸などの脂肪酸類およびその金属
塩、石油ワックス、ポリエチレンワックス、ポリプロピ
レンワックスおよびその酸化生成物、ポリメチルシロキ
サン、ポリメチルフェニルシロキサンなどのシリコーン
オイル。 これらの滑剤または離型剤の添加量は、不飽和ビスイ
ミドとジアミンの和(合計量)に対して0.1〜5重量%
であることが好ましい。 また、本発明に係るイミドプレポリマーには、必要に
応じて、アミン末端ブタジエンニトリルゴム(ATBN)等
のゴム成分、テフロン、シリコーン繊維、フェノール樹
脂、アニリン樹脂等を添加することもできる。これらの
添加量は、不飽和ビスイミドとジアミンの和(合計量)
に対して10〜200重量%の範囲であることが好ましい。 さらに本発明に係るイミドプレポリマーには、必要に
応じて、以下のような無機物質、または有機物質を充填
剤成分として配合できる。 シリカ粉末、アルミナ粉末、ガラス粉末、雲母、タル
ク、硫酸バリウム、酸化チタン、二硫化モリブデン、ア
ルミ粉末、鉄粉、銅粉、または水酸化アルミニウム、水
酸化マグネシウムなどの金属水酸化物、シリカ、アルミ
ナ、ガラス、フェノール樹脂などの微小中空体、ガラス
繊維、アルミナ繊維、炭素繊維、アラミド繊維、炭化ケ
イ素繊維、アルミニウム繊維、銅繊維などの強化繊維。 これらの添加量は、不飽和ビスイミドとジアミンの和
(合計量)に対して50〜500重量%の範囲であることが
好ましい。 発明の効果 本発明によれば、従来の方法で製造したイミドプレポ
リマーに比べて、ジメチルホルムアミド、N−メチルピ
ロリドン、ジメチルアセトアミド等の不活性な極性溶媒
に対する不溶分が非常に少ないという特徴を有するイミ
ドプレポリマーが得られる。したがって、本発明のイミ
ドプレポリマーを製造する際に、溶液状態で加熱反応さ
せる方式を採用することができ、また、高軟化点の樹脂
でも容易にワニス化することができる。また、この性質
を利用すると、耐熱性に優れるとともに、可撓性に富ん
だ硬化物を提供することができ、摺動材料、軸受け、歯
車、積層板、接着剤、絶縁ワニスなどの種々の用途に用
いることができる。 また本発明に係るイミドプレポリマーを加熱硬化させ
て得られた硬化物は、従来の方法で製造したプレポリマ
ーを加熱硬化したものに比べて、引張強度、引張伸び率
において大きく、アイゾット衝撃強度も大きい。 さらにまた、本発明に係るイミド系プレポリマーを積
層板の接着剤として用いると、銅箔のTピール剥離強度
やラミネート間でのTピール剥離強度が高くなるという
効果が認められる。 以下、本発明を実施例により説明するが、本発明は、
これら実施例に限定されるものではない。 実施例1 セパラブルフラスコに、35.6gの4,4′−ジアミノジフ
ェニルメタン、1.0gのt−ブチルハイドロキノンおよび
0.5gのp−ヒドロキシ安息香酸を入れ、150℃のオイル
バスに浸漬した。4,4′−ジアミノジフェニルメタンが
溶融して均一溶液となったところで、この溶融液中に、
撹拌しながら64.4gのN,N′−4,4′−ジフェニルメタン
ビスマレイミドを2分間かけて添加した。この混合物を
撹拌しながら15分間反応させた後、バットに抜き出し
た。このバットを160℃のエア・オーブンに入れ、さら
に45分間エージングした後、粉砕してイミドプレポリマ
ーを得た。 このようにして得られたイミドプレポリマーは、ジメ
チルホルムアミドに全量溶解した。 このプレポリマーは圧縮成形法により、200℃、30
分、150kgf/cm2の条件で、厚さ2mmの平板と断面積12.7m
m×12.7mmの角棒を成形した後、200℃で24時間、後硬化
処理をして成形品を得た。 このようにして得られた成形品の物性を、表1に示
す。 比較例1 市販のポリイミド樹脂[商品名ケルイミド1000(日本
ポリイミド(株)製)]から、実施例1と同じ条件で圧
縮成形法により成形品を得た。 このようにして得られた成形品の物性を、表1に示
す。 実施例2 セパラブルフラスコに、33.4gの4,4′−ジアミノジフ
ェニルメタンを入れ、150℃のオイルバスに浸漬した。
4,4′−ジアミノジフェニルメタンが溶融してから、こ
の溶融液中に、撹拌しながら0.5gの3,3′,4,4′−ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸二無水物を添加し、溶解反
応させた。 次に、この溶融液中に、撹拌しながら、1.0gのt−ブ
チルハイドロキノンを溶解させ、さらに66.6gのN,N′−
4,4′−ジフェニルメタンビスマレイミドを2分間かけ
て添加した。この混合物を撹拌しながら20分間反応させ
た後、バットに抜き出した。次に、このバットを160℃
のオーブンに入れ、さらに60分間エージングした後、粉
砕してイミドプレポリマーを得た。 得られたプレポリマーから、実施例1と同じ条件で圧
縮成形法により成形品を得た。 このようにして得られた成形品の物性を、表1に示
す。 実施例3 150gのジメチルホルムアミド、50.2gの4,4′−ジアミ
ノジフェニルメタンおよび0.75gの3,3′,4,4′−ベンゾ
フェノンテトラカルボン酸を入れたセパラブルフラスコ
をオイルバスに浸漬し、液温が100℃になったところで
1.5gのt−ブチルハイドロキノンと99.8gのN,N′−4,
4′−ジフェニルメタンビスマレイミドを加え、撹拌し
ながら液温を100℃に維持して3時間反応させた。 このようにして得られたワニスをガラスクロスに含浸
し、160℃で5分間乾燥させてプリプレグを作製した。
このプリプレグを9枚重ね合わせ、この上下に1オンス
の銅箔を置き、圧縮成形法により180℃で60分間成形
し、200℃で24時間、後硬化処理して銅張積層板を作製
した。 この積層板の銅箔のT−ピール剥離強度およびラミネ
ートのT−ピール剥離強度の測定をした。 その測定結果を表2に示す。 比較例2 市販のポリイミド樹脂[商品名ケルイミド601(日本
ポリイミド(株)製)]から、実施例3と同じ条件でプ
リプレグおよび銅張積層板を作製し、その物性を測定し
た。 その結果を表2に示す。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭46−3845(JP,A)
特開 昭62−252471(JP,A)
特開 昭47−11834(JP,A)
特開 昭54−162793(JP,A)
特公 昭48−7875(JP,B1)
特公 昭48−43675(JP,B1)
特公 昭46−23250(JP,B1)
特公 昭46−46798(JP,B1)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.予め4,4′−ジアミノジフェニルメタン(B)を加
熱溶融させた後、下記の(A)成分を両成分のモル比
(A)/(B)が0.9〜1.5の範囲になる量で添加すると
ともに、ラジカル重合禁止剤であるt−ブチルハイドロ
キノンと芳香族カルボン酸またはその酸無水物を前記
(A)成分と(B)成分との和に対してそれぞれ0.01〜
5.0重量%の範囲になるように配合して、溶融状態で、1
00〜200℃で加熱反応させることを特徴とするイミドプ
レポリマーの製造方法; (A)成分:次の一般式(I)で示される不飽和ビスイ
ミド (式中、Dは炭素−炭素間の二重結合を含む2価の基を
表わし、Aは少なくとも2個の炭素原子を含む2価の基
を表わす。) 2.前記加熱反応を、ジメチルホルムアミド、N−メチ
ルピロリドン、ジメチルアセトアミドの極性溶媒中で行
なわせることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
のイミドプレポリマーの製造方法。
Priority Applications (9)
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---|---|---|---|
JP62310598A JP2667415B2 (ja) | 1987-12-08 | 1987-12-08 | イミドプレポリマーの製造方法 |
CA000585217A CA1338935C (en) | 1987-12-08 | 1988-12-07 | Imide prepolymer composition comprising unsaturated bis imide, diamine and an inhibitor |
KR1019880016258A KR920002705B1 (ko) | 1987-12-08 | 1988-12-07 | 이미드형 예비중합체 조성물 및 그 제법 |
EP88311591A EP0320238B1 (en) | 1987-12-08 | 1988-12-07 | Imide type prepolymer compositions and processes for preparing same |
AT88311591T ATE64928T1 (de) | 1987-12-08 | 1988-12-07 | Prepolymer-zusammensetzungen vom imidtyp und verfahren zu deren herstellung. |
DE8888311591T DE3863535D1 (de) | 1987-12-08 | 1988-12-07 | Prepolymer-zusammensetzungen vom imidtyp und verfahren zu deren herstellung. |
ES88311591T ES2023495B3 (es) | 1987-12-08 | 1988-12-07 | Un procedimiento para preparar una composicion de prepolimero de tipo imida. |
US07/495,581 US4987214A (en) | 1987-12-08 | 1990-03-20 | Imide type prepolymer composition comprising unsaturated bis imide, diamine, and a tertiary butyl hydroquinone polymerization inhibitor |
GR91401344T GR3002729T3 (en) | 1987-12-08 | 1991-09-16 | Imide type prepolymer compositions and processes for preparing same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2667415B2 true JP2667415B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2667415B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS519630B2 (ja) * | 1971-10-04 | 1976-03-29 | ||
JPS513879B2 (ja) * | 1971-10-15 | 1976-02-06 | ||
JPS54162793A (en) * | 1978-06-14 | 1979-12-24 | Hitachi Ltd | Thermosetting resin composition |
JPH0699663B2 (ja) * | 1986-04-25 | 1994-12-07 | 日産化学工業株式会社 | 熱硬化性樹脂ワニス |
-
1987
- 1987-12-08 JP JP62310598A patent/JP2667415B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01152126A (ja) | 1989-06-14 |
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