JP2666715B2 - 光受信回路 - Google Patents

光受信回路

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JP2666715B2
JP2666715B2 JP5351493A JP35149393A JP2666715B2 JP 2666715 B2 JP2666715 B2 JP 2666715B2 JP 5351493 A JP5351493 A JP 5351493A JP 35149393 A JP35149393 A JP 35149393A JP 2666715 B2 JP2666715 B2 JP 2666715B2
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phase
circuit
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compensation
capacitor
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宏樹 柳沢
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NEC Corp
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光受信回路に関し、特に
APDを受光素子として用い、応答速度が速い光受信回
路に関する。
【従来の技術】図2に、光受信回路の概要を示す。光受
信回路は、APD1と前置増幅器2とAGC回路3とピ
ーク値検出回路4と位相補償回路5とAPDバイアス制
御回路6と高電圧発生回路7で構成される。APD1に
入力された光信号は、ここで電気信号に変換され、前置
増幅器2に供給される。前置増幅器2の出力は、AGC
回路3で、振幅が一定になるように制御されて出力信号
として出力される。出力信号の一部は、ピーク値検出回
路4に入力される。ピーク値検出回路4は、出力信号の
レベルをモニタし、AGC増幅回路3は、モニタされた
レベルに応じて、増幅率を調整する(以上、電気AGC
ループ)。ピーク値検出回路4が出力するレベル信号
は、位相補償回路5を通った後に、APDバイアス制御
回路6にも入力される。APDバイアス制御回路6は、
高電圧発生回路7から供給される電圧を調整して、この
入力に応じたバイアス電圧をAPDに供給する。このう
ち位相補償回路5は、ループの応答速度を上げた場合
に、回路が発振しないように位相補償を行っている(以
上、光AGCループ)。このように、従来の光受信回路
では、電気AGCと光AGCの2つのフィードバックル
ープを形成して、ダイナミックレンジの広い受信回路を
構成していた。
【発明が解決しようとする課題】従来の光受信回路で
は、光AGCループの安定性を保つために、位相進み補
償を施している。これは、所定の周波数での位相を一時
的に進ませることにより、ループの位相余裕を増加させ
る特徴を持つ。図4は、位相進み補償のみを施した光A
GCループのμβ特性を示す。補償を行っていない場合
(点線)と比較し、所定の周波数(f0)における位相
が進んでいるが、同時に周波数f0付近の利得が増加し
ている。このように従来の位相補償回路では、所定の周
波数での位相を進ませることによって位相余裕を確保し
ているが、補償を行った周波数以上の領域での利得が増
加するため、補償効果が下がるだけでなく、帯域が延び
たことにより不要な高帯域ノイズが増加するという問題
がある。本発明の目的は上述の欠点を除去した光受信回
路を提供することにある。
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るため、本発明の光受信回路では、光AGCのループ内
に位相進み補償と位相遅れ補償回路を同時に設けてい
る。これにより、位相進み補償によって生じた利得の増
加を抑圧するように位相遅れ補償を行っている。
【実施例】次に図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。図1は本発明の光受信回路に設けられる位相補償回
路の構成を示す回路図である。図において、オペアンプ
8を用いた反転増幅回路の入力抵抗11にコンデンサ9
が並列接続され、オペアンプ8の反転入力端子とGND
間に抵抗12とコンデンサ10が直列に接続されてい
る。コンデンサ9とコンデンサ10の定数を適当な値に
設定することにより、それぞれ位相進み及び位相遅れ補
償を行う周波数を選ぶことができる。図5、図6はそれ
ぞれ位相進み補償、位相遅れ補償の周波数−利得特性及
び周波数−位相特性を示す。このように、補償を行う周
波数以上の利得が、図5の場合には増加するのに対し、
図6の場合には減少している。図3は、本発明による光
受信回路の光AGCループのμβ特性を示す。周波数f
1、f2においてそれぞれ位相遅れ補償、位相進み補償
を行っている。位相遅れ補償によって利得の増加を抑え
ているため、利得が0になる周波数が補償無しの場合
(図の点線部分)と同じになっている。結果として、従
来例(図4)に比べ位相余裕が増加している。周波数f
1付近において位相の遅れ及び利得の減少が生じるが、
ループの安定性には影響を及ぼさない。
【発明の効果】以上説明したように、本発明は光AGC
ループ上に位相進み補償と位相遅れ補償回路を同時に設
けることにより、互いに利得の変化を防ぎ、従来に比べ
位相補償の効果を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光受信回路で用いる位相補償回路の構
成を示すブロック図。
【図2】光受信回路の構成を示すブロック図。
【図3】(a)、(b)は光受信回路の光AGCループ
のμβ特性図。
【図4】(a)、(b)は従来例による光受信回路の光
AGCループのμβ特性図。
【図5】(a)、(b)は位相進み補償回路の周波数−
位相特性図。
【図6】(a)、(b)は位相遅れ補償回路の周波数−
位相特性図。
【符号の説明】
1 APD 2 前置増幅器 3 AGC回路 4 ピーク値検出回路 5 位相補償回路 6 APDバイアス制御回路 7 高電圧発生回路 8 オペアンプ 9、10 コンデンサ 11、12 抵抗器 13 入力端 14 出力端

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号を受光して電気信号を出力するア
    バランシェフォトダイオードと、 該アバランシェフォトダイオードにバイアス電圧を供給
    するバイアス電圧供給手段と、 前記電気信号を増幅して増幅電気信号を出力する増幅手
    段と、 前記増幅電気信号をモニタしてその出力レベルの
    ピーク値に応じたレベル信号を出力する出力レベルモニ
    タ手段と、 前記レベル信号に応じて前記増幅手段の増幅率を前記増
    幅電気信号の振幅が一定になるように制御する増幅率制
    御手段と、 前記レベル信号の位相を進ませて出力する位相進み補償
    回路と、前記レベル信号の位相を遅らせて出力する位相
    遅れ補償回路とを含む位相補償手段と、 前記位相補償手段の出力に応じて前記バイアス電圧を制
    御するバイアス電圧制御手段とを備えている ことを特徴
    とする光受信回路。
  2. 【請求項2】 前記位相補償手段は、 オペアンプと、
    記オペアンプの反転入力端子に接続される、第1の抵抗
    と該抵抗に並列に接続される第1のコンデンサとを含む
    並列回路と、 前記反転入力端子列と接地間に配置される、第2の抵抗
    と第2のコンデンサの直列回路とを備え、 前記第1のコンデンサと前記第2のコンデンサの定数の
    選定により、前記位相進みと前記位相遅れの補償を行う
    周波数を選ぶことを特徴とする請求項1記載の 光受信回
    路。
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