JPH07297647A - 自動利得制御回路 - Google Patents
自動利得制御回路Info
- Publication number
- JPH07297647A JPH07297647A JP9088094A JP9088094A JPH07297647A JP H07297647 A JPH07297647 A JP H07297647A JP 9088094 A JP9088094 A JP 9088094A JP 9088094 A JP9088094 A JP 9088094A JP H07297647 A JPH07297647 A JP H07297647A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diode
- amplifier
- automatic gain
- gain control
- control circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
- Amplifiers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】検波器に入力される高周波数信号のレベルが低
くても温度補償が容易であり、しかも製造容易な自動利
得制御回路を提供する。 【構成】減衰器2と信号増幅器3と方向性結合器4と検
波用ダイオードD62と平滑回路10と電圧帰還回路を
含む直流増幅器9とループ増幅器7と基準電圧発生器8
とが自動利得制御ループを構成する。ダイオードD61
とD62とが、同一パッケージに実装されしかも同一品
種のペアダイオード6を構成する。ダイオードD61と
D62の各各の電極端子は、それぞれ互いに独立に設け
ている。ダイオードD61は、抵抗器R1とともに直流
増幅器9の電圧帰還回路の一部をなし、検波用ダイオー
ドD62の感度特性の温度変化補償用とされている。
くても温度補償が容易であり、しかも製造容易な自動利
得制御回路を提供する。 【構成】減衰器2と信号増幅器3と方向性結合器4と検
波用ダイオードD62と平滑回路10と電圧帰還回路を
含む直流増幅器9とループ増幅器7と基準電圧発生器8
とが自動利得制御ループを構成する。ダイオードD61
とD62とが、同一パッケージに実装されしかも同一品
種のペアダイオード6を構成する。ダイオードD61と
D62の各各の電極端子は、それぞれ互いに独立に設け
ている。ダイオードD61は、抵抗器R1とともに直流
増幅器9の電圧帰還回路の一部をなし、検波用ダイオー
ドD62の感度特性の温度変化補償用とされている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は増幅器等から出力される
高周波数信号の信号レベルを所定レベルに自動的に制御
する自動利得制御回路に関し、特に温度補償機能を有す
る自動利得制御回路に関する。
高周波数信号の信号レベルを所定レベルに自動的に制御
する自動利得制御回路に関し、特に温度補償機能を有す
る自動利得制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の自動利得制御回路が、公
開特許公報,昭64−81509号(発明の名称:歪発
生回路)に開示されている。この自動利得制御回路は、
可変利得増幅器の出力信号の一部を検波器で検波し、こ
の検波電圧を温度補償ダイオード等の温度補償非線形素
子を帰還素子とする直流増幅器で増幅し、この増幅され
た検波電圧を上記可変利得増幅器の利得制御信号として
いる。そして、この自動利得制御回路は、検波器の非線
形素子の温度変化による動作点変化に応じて、上記温度
補償非線形素子により上記直流増幅器の増幅度を変化さ
せて上記可変利得増幅の出力する信号レベルを一定に保
っている。なお、上記検波器の非線形素子は、具体的に
は明細書に開示されていないが、一般にはダイオードを
用いることが多いものと思われる。
開特許公報,昭64−81509号(発明の名称:歪発
生回路)に開示されている。この自動利得制御回路は、
可変利得増幅器の出力信号の一部を検波器で検波し、こ
の検波電圧を温度補償ダイオード等の温度補償非線形素
子を帰還素子とする直流増幅器で増幅し、この増幅され
た検波電圧を上記可変利得増幅器の利得制御信号として
いる。そして、この自動利得制御回路は、検波器の非線
形素子の温度変化による動作点変化に応じて、上記温度
補償非線形素子により上記直流増幅器の増幅度を変化さ
せて上記可変利得増幅の出力する信号レベルを一定に保
っている。なお、上記検波器の非線形素子は、具体的に
は明細書に開示されていないが、一般にはダイオードを
用いることが多いものと思われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動利得制御回
路は、検波器の温度変化に応じて直流増幅器の増幅度を
変化させるために、検波器および温度補償用非線形素子
をどのように構成すればよいかが不明であるという問題
がある。
路は、検波器の温度変化に応じて直流増幅器の増幅度を
変化させるために、検波器および温度補償用非線形素子
をどのように構成すればよいかが不明であるという問題
がある。
【0004】また、この種の自動利得制御回路は、入力
される高周波数信号が低レベルの信号であっても、出力
レベルを高精度に制御することが要求される。
される高周波数信号が低レベルの信号であっても、出力
レベルを高精度に制御することが要求される。
【0005】さらに、この種の自動利得制御回路は、製
造工程の短縮およびコスト削減のために製造が容易であ
ることを要求されている。
造工程の短縮およびコスト削減のために製造が容易であ
ることを要求されている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の自動利得制御回
路は、高周波数信号をフィードバック制御信号である制
御電圧の制御によって減衰させる減衰器と、前記減衰器
からの高周波数信号を検波して検波出力を生じる第1の
ダイオードと、第2のダイオードを電圧帰還素子として
含み前記検波出力を増幅して前記制御電圧を生じる電圧
帰還型の直流増幅器とを有する自動利得制御回路におい
て、前記第1のダイオードと前記第2のダイオードと
が、同一パッケージ内に実装された同一品種のダイオー
ドであり、しかもそれぞれの電極端子を互いに独立して
設けている。
路は、高周波数信号をフィードバック制御信号である制
御電圧の制御によって減衰させる減衰器と、前記減衰器
からの高周波数信号を検波して検波出力を生じる第1の
ダイオードと、第2のダイオードを電圧帰還素子として
含み前記検波出力を増幅して前記制御電圧を生じる電圧
帰還型の直流増幅器とを有する自動利得制御回路におい
て、前記第1のダイオードと前記第2のダイオードと
が、同一パッケージ内に実装された同一品種のダイオー
ドであり、しかもそれぞれの電極端子を互いに独立して
設けている。
【0007】前記自動利得制御回路の一つは、前記直流
増幅器が、前記第2のダイオードに直列に接続した抵抗
器を電圧帰還素子としてさらに含み、前記第1のダイオ
ードの負荷抵抗の抵抗値と前記抵抗器の抵抗値との比
が、1/3から3の範囲内である構成をとることができ
る。
増幅器が、前記第2のダイオードに直列に接続した抵抗
器を電圧帰還素子としてさらに含み、前記第1のダイオ
ードの負荷抵抗の抵抗値と前記抵抗器の抵抗値との比
が、1/3から3の範囲内である構成をとることができ
る。
【0008】前記自動利得制御回路の別の一つは、前記
減衰器からの前記高周波数信号を増幅する信号増幅器
と、増幅された前記高周波数信号の一部を前記第1のダ
イオードに伝送する信号分配器とをさらに有する構成を
とることができる。
減衰器からの前記高周波数信号を増幅する信号増幅器
と、増幅された前記高周波数信号の一部を前記第1のダ
イオードに伝送する信号分配器とをさらに有する構成を
とることができる。
【0009】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0010】図1は本発明の一実施例の回路図である。
【0011】この自動利得制御回路は、IN端子1に受
けた高周波数信号S1を減衰器2に入力する。減衰器2
は、制御電圧Vcの制御によって高周波数信号S1の減
衰量を変化させ、この減衰量制御の結果である高周波数
信号S2を出力する。高周波数信号S2は信号増幅器3
によって増幅され、増幅された高周波数信号S3は方向
性結合器4に供給される。方向性結合器4は、高周波数
信号S3をOUT端子5に出力する高周波数信号S4と
ペアダイオード6の端子62に供給する高周波数信号S
5とに分配する。なお、自動利得制御回路としては、信
号増幅器3を省いた構成をとることがある。
けた高周波数信号S1を減衰器2に入力する。減衰器2
は、制御電圧Vcの制御によって高周波数信号S1の減
衰量を変化させ、この減衰量制御の結果である高周波数
信号S2を出力する。高周波数信号S2は信号増幅器3
によって増幅され、増幅された高周波数信号S3は方向
性結合器4に供給される。方向性結合器4は、高周波数
信号S3をOUT端子5に出力する高周波数信号S4と
ペアダイオード6の端子62に供給する高周波数信号S
5とに分配する。なお、自動利得制御回路としては、信
号増幅器3を省いた構成をとることがある。
【0012】ここで、ペアダイオード6は、端子62と
端子64との間に接続したダイオードD62と、端子6
1と端子63との間に接続したダイオードD61との、
同一品種の二つのダイオードを同一パッケージ内に実装
したものである。なお、端子61,62,63および6
3は、それぞれ互いに独立して設けておくことが重要で
ある。このペアダイオードとしては、ND413G−2
型ペアダイオード(日本電気(株)製)を用いることが
できる。ND413G−2型ペアダイオードは、同一チ
ップ上に構成された2つのショットキー・バリア・ダイ
オードを有し、順方向電圧VF ,端子間容量Ct等,高
周波数信号の感度特性を左右する特性がほぼ同一であ
る。
端子64との間に接続したダイオードD62と、端子6
1と端子63との間に接続したダイオードD61との、
同一品種の二つのダイオードを同一パッケージ内に実装
したものである。なお、端子61,62,63および6
3は、それぞれ互いに独立して設けておくことが重要で
ある。このペアダイオードとしては、ND413G−2
型ペアダイオード(日本電気(株)製)を用いることが
できる。ND413G−2型ペアダイオードは、同一チ
ップ上に構成された2つのショットキー・バリア・ダイ
オードを有し、順方向電圧VF ,端子間容量Ct等,高
周波数信号の感度特性を左右する特性がほぼ同一であ
る。
【0013】ペアダイオード6内蔵のダイオードD62
は、高周波数信号S5を検波し、検波電圧(検波出力)
Vd1を端子64に生じる。検波電圧Vd1は、抵抗器
R11とコンデンサC11とからなる低域通過フィルタ
である平滑回路10で高周波数成分を除去され、直流成
分を主体とする検波電圧Vd2になる。
は、高周波数信号S5を検波し、検波電圧(検波出力)
Vd1を端子64に生じる。検波電圧Vd1は、抵抗器
R11とコンデンサC11とからなる低域通過フィルタ
である平滑回路10で高周波数成分を除去され、直流成
分を主体とする検波電圧Vd2になる。
【0014】検波電圧Vd2は、抵抗器R1とペアダイ
オード6内蔵のダイオードD61とを電圧帰還素子と
し,演算増幅器等を用いる直流増幅器9を増幅素子とす
る電圧帰還型の直流増幅器に供給される。この直流増幅
器は、検波電圧Vd2を増幅して誤差電圧Veを生じ
る。
オード6内蔵のダイオードD61とを電圧帰還素子と
し,演算増幅器等を用いる直流増幅器9を増幅素子とす
る電圧帰還型の直流増幅器に供給される。この直流増幅
器は、検波電圧Vd2を増幅して誤差電圧Veを生じ
る。
【0015】ループ増幅器7は、誤差電圧Veと高周波
数信号S3のレベルを決定する基準電圧発生器8からの
基準電圧Voとを比較し、この比較結果が小さくなる方
向の制御電圧Vcを生じる。この制御電圧Vcが減衰器
2をフィードバック制御する信号であり、高周波数信号
S3,S4およびS5は、上記各回路によるフィードバ
ック制御により、所定レベルを保持することになる。
数信号S3のレベルを決定する基準電圧発生器8からの
基準電圧Voとを比較し、この比較結果が小さくなる方
向の制御電圧Vcを生じる。この制御電圧Vcが減衰器
2をフィードバック制御する信号であり、高周波数信号
S3,S4およびS5は、上記各回路によるフィードバ
ック制御により、所定レベルを保持することになる。
【0016】ここで、本実施例の自動利得制御回路の環
境温度が変化すると、ダイオードD62の順方向電圧V
F が変化する。例えば、環境温度が上昇すると、ダイオ
ードD62の順方向電圧VF が低下する。この順方向電
圧VF の低下方向変化は検波電圧Vd1を増大させる方
向である。この傾向は高周波数信号S5のレベルが低い
ほど著しい。一方、ダイオードD61は、ダイオードD
62と同じパッケージに実装された同一品種のダイオー
ドであるので、ダイオードD62とほぼ同じ温度変化の
影響を受け、順方向電圧VF が同様に低下するので接合
抵抗(動作抵抗)が減少する。この結果、上述の電圧帰
還型の直流増幅器において、ダイオードD61と抵抗器
R1とによる電圧帰還量が増大し、この直流増幅器の利
得が減少するので、誤差電圧Veは減少する。
境温度が変化すると、ダイオードD62の順方向電圧V
F が変化する。例えば、環境温度が上昇すると、ダイオ
ードD62の順方向電圧VF が低下する。この順方向電
圧VF の低下方向変化は検波電圧Vd1を増大させる方
向である。この傾向は高周波数信号S5のレベルが低い
ほど著しい。一方、ダイオードD61は、ダイオードD
62と同じパッケージに実装された同一品種のダイオー
ドであるので、ダイオードD62とほぼ同じ温度変化の
影響を受け、順方向電圧VF が同様に低下するので接合
抵抗(動作抵抗)が減少する。この結果、上述の電圧帰
還型の直流増幅器において、ダイオードD61と抵抗器
R1とによる電圧帰還量が増大し、この直流増幅器の利
得が減少するので、誤差電圧Veは減少する。
【0017】つまり、この自動利得制御回路では、温度
上昇によって検波電圧Vd1が増加するとその分だけ上
記直流増幅器の利得を減少させるので、環境温度が上昇
しても誤差電圧Veはほぼ一定値に留まることになる。
環境温度が低下しても、ダイオードD61とD62とに
よる補償効果により、誤差電圧Veは上述と同様にほぼ
一定値に留まる。
上昇によって検波電圧Vd1が増加するとその分だけ上
記直流増幅器の利得を減少させるので、環境温度が上昇
しても誤差電圧Veはほぼ一定値に留まることになる。
環境温度が低下しても、ダイオードD61とD62とに
よる補償効果により、誤差電圧Veは上述と同様にほぼ
一定値に留まる。
【0018】なお、検波器とされるダイオードD62の
感度特性の温度変化を電圧帰還型の直流増幅器の増幅度
特性でほぼ補償するためには、ダイオードD62の動作
抵抗とダイオードD61の動作抵抗とを、動作時におい
てほぼ等しく設定するのが好ましい。このためには、ダ
イオードD62の負荷抵抗とされる平滑回路10の抵抗
器R11の抵抗値とダイオードD61に直列に接続され
てこのダイオードD61の負荷抵抗器とも言える抵抗器
R1の抵抗値とをほぼ等しく設定すればよい。尤も、
(抵抗器R1の抵抗値)/(抵抗器R11の抵抗値)を
1/3程度から3程度の範囲に設定しても、この自動利
得制御回路は、十分、実用的な出力レベル補償特性を得
ることができる。
感度特性の温度変化を電圧帰還型の直流増幅器の増幅度
特性でほぼ補償するためには、ダイオードD62の動作
抵抗とダイオードD61の動作抵抗とを、動作時におい
てほぼ等しく設定するのが好ましい。このためには、ダ
イオードD62の負荷抵抗とされる平滑回路10の抵抗
器R11の抵抗値とダイオードD61に直列に接続され
てこのダイオードD61の負荷抵抗器とも言える抵抗器
R1の抵抗値とをほぼ等しく設定すればよい。尤も、
(抵抗器R1の抵抗値)/(抵抗器R11の抵抗値)を
1/3程度から3程度の範囲に設定しても、この自動利
得制御回路は、十分、実用的な出力レベル補償特性を得
ることができる。
【0019】本実施例の自動利得制御回路による一具体
例は、ペアダイオード6にND413G−2型ペアダイ
オードを用い、このペアダイオード6に周波数1.5G
Hz,信号レベル−20dBmの高周波数信号S5を入
力した場合に、環境温度0°C〜60°Cの範囲で、O
UT端子5における高周波数信号S4のレベル変化を1
dB以下に抑えることができている。なお、この直流増
幅器9にはNJMOP−07型オペレーションアンプ
(日本無線(株)製)を用い、抵抗器R1の抵抗値は2
KΩ,抵抗器R11の抵抗値は1KΩである。
例は、ペアダイオード6にND413G−2型ペアダイ
オードを用い、このペアダイオード6に周波数1.5G
Hz,信号レベル−20dBmの高周波数信号S5を入
力した場合に、環境温度0°C〜60°Cの範囲で、O
UT端子5における高周波数信号S4のレベル変化を1
dB以下に抑えることができている。なお、この直流増
幅器9にはNJMOP−07型オペレーションアンプ
(日本無線(株)製)を用い、抵抗器R1の抵抗値は2
KΩ,抵抗器R11の抵抗値は1KΩである。
【0020】本実施例の自動利得制御回路では、環境温
度が変化してもOUT端子5における高周波数信号S4
のレベルを所定レベルに留まるように温度補償するダイ
オードD62と、高周波数信号S5の検波用ダイオード
であるダイオードD61とを同じパッケージに実装され
た同一品種のダイオードで構成するので、同一特性を有
するペアダイオードを構成するために、シングルダイオ
ードを選別して使用するという工程を省くことができ
る。また、この自動利得制御回路では、同一特性のシン
グルダイオードのぺアで構成しても実装位置の相違によ
って生じがちな、ダイオードD61とD62との温度差
を避けることができる。このような温度差は、高周波数
信号S5が低レベルの場合には、検波電圧Vd1におけ
る温度変化分の割合が大きくなるので、温度補償の実施
に当って特に悩ましい問題となるものである。
度が変化してもOUT端子5における高周波数信号S4
のレベルを所定レベルに留まるように温度補償するダイ
オードD62と、高周波数信号S5の検波用ダイオード
であるダイオードD61とを同じパッケージに実装され
た同一品種のダイオードで構成するので、同一特性を有
するペアダイオードを構成するために、シングルダイオ
ードを選別して使用するという工程を省くことができ
る。また、この自動利得制御回路では、同一特性のシン
グルダイオードのぺアで構成しても実装位置の相違によ
って生じがちな、ダイオードD61とD62との温度差
を避けることができる。このような温度差は、高周波数
信号S5が低レベルの場合には、検波電圧Vd1におけ
る温度変化分の割合が大きくなるので、温度補償の実施
に当って特に悩ましい問題となるものである。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、高周波数
信号を検波して検波出力を生じる第1のダイオードと電
圧帰還型の直流増幅器が電圧帰還素子として含む第2の
ダイオードとを、同一パッケージ内に実装された同一品
種のダイオードでしかもそれぞれの電極端子を互いに独
立して設けているペアダイオードで構成したので、同一
特性を有するペアダイオードを構成するために、シング
ルダイオードを選別して使用するという工程を省くこと
ができるので製造が容易となり、製造工程の短縮および
コスト削減を達成することができるという効果がある。
信号を検波して検波出力を生じる第1のダイオードと電
圧帰還型の直流増幅器が電圧帰還素子として含む第2の
ダイオードとを、同一パッケージ内に実装された同一品
種のダイオードでしかもそれぞれの電極端子を互いに独
立して設けているペアダイオードで構成したので、同一
特性を有するペアダイオードを構成するために、シング
ルダイオードを選別して使用するという工程を省くこと
ができるので製造が容易となり、製造工程の短縮および
コスト削減を達成することができるという効果がある。
【0022】また本発明は、上記構成を有するので、上
記第1のダイオードと上記第2のダイオードとの間に温
度差を生じさせることがなく、入力される高周波数信号
が低レベルの信号であっても、出力レベルを高精度に制
御することができるという効果がある。
記第1のダイオードと上記第2のダイオードとの間に温
度差を生じさせることがなく、入力される高周波数信号
が低レベルの信号であっても、出力レベルを高精度に制
御することができるという効果がある。
【図1】本発明による自動利得制御回路の一実施例の回
路図である。
路図である。
1 IN端子 2 減衰器 3 信号増幅器 4 方向性結合器 5 OUT端子 6 ペアダイオード 7 ループ増幅器 8 基準電圧発生器 9 直流増幅器 10 平滑回路 61〜64 端子 C11 コンデンサ D61,D62 ダイオード R1,R11 抵抗器
Claims (3)
- 【請求項1】 高周波数信号をフィードバック制御信号
である制御電圧の制御によって減衰させる減衰器と、前
記減衰器からの高周波数信号を検波して検波出力を生じ
る第1のダイオードと、第2のダイオードを電圧帰還素
子として含み前記検波出力を増幅して前記制御電圧を生
じる電圧帰還型の直流増幅器とを有する自動利得制御回
路において、 前記第1のダイオードと前記第2のダイオードとが、同
一パッケージ内に実装された同一品種のダイオードであ
り、しかもそれぞれの電極端子を互いに独立して設けて
いることを特徴とする自動利得制御回路。 - 【請求項2】 前記直流増幅器が、前記第2のダイオー
ドに直列に接続した抵抗器を電圧帰還素子としてさらに
含み、前記第1のダイオードの負荷抵抗の抵抗値と前記
抵抗器の抵抗値との比が、1/3から3の範囲内である
ことを特徴とする請求項1記載の自動利得制御回路。 - 【請求項3】 前記減衰器からの前記高周波数信号を増
幅する信号増幅器と、増幅された前記高周波数信号の一
部を前記第1のダイオードに伝送する信号分配器とをさ
らに有することを特徴とする請求項1記載の自動利得制
御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9088094A JPH07297647A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 自動利得制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9088094A JPH07297647A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 自動利得制御回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07297647A true JPH07297647A (ja) | 1995-11-10 |
Family
ID=14010776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9088094A Pending JPH07297647A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 自動利得制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07297647A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009303321A (ja) * | 2008-06-11 | 2009-12-24 | Keihin Corp | 多出力判定回路 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4928147B1 (ja) * | 1968-07-31 | 1974-07-24 | ||
JPS6481509A (en) * | 1987-09-24 | 1989-03-27 | Nec Corp | Distortion generating circuit |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP9088094A patent/JPH07297647A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4928147B1 (ja) * | 1968-07-31 | 1974-07-24 | ||
JPS6481509A (en) * | 1987-09-24 | 1989-03-27 | Nec Corp | Distortion generating circuit |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009303321A (ja) * | 2008-06-11 | 2009-12-24 | Keihin Corp | 多出力判定回路 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR0138224B1 (ko) | 무선 주파수 증폭기 바이어스 제어방법 및 장치 | |
AU648364B2 (en) | Linear gain control amplifier | |
US5208550A (en) | Radio-frequency power amplifier device | |
US4502020A (en) | Settling time reduction in wide-band direct-coupled transistor amplifiers | |
EP2276168B1 (en) | Power amplifier integrated circuit with compensation mechanism for temperature and output power | |
JP3678939B2 (ja) | 温度補償を行ったagc回路 | |
EP0526241B1 (en) | Linear compensating circuit | |
US4547741A (en) | Noise reduction circuit with a main signal path and auxiliary signal path having a high pass filter characteristic | |
US4540953A (en) | Gain control circuit for obtaining a constant output signal amplitude by attenuating an input signal amplitude | |
US4437070A (en) | Amplifier arrangement whose overall gain is controllable by means of a control voltage | |
JPH07297647A (ja) | 自動利得制御回路 | |
US6879607B2 (en) | Semiconductor laser module | |
AU701157B2 (en) | Improvements to a logarithmic converter | |
JPH1093450A (ja) | 送信装置 | |
JPH0282804A (ja) | 光受信用前置増幅器 | |
JP3562977B2 (ja) | 減衰回路 | |
JP3351067B2 (ja) | 検波回路 | |
JP4387759B2 (ja) | 検波回路 | |
JP2000101374A (ja) | 自動レベル制御回路 | |
JPS626361B2 (ja) | ||
US4473852A (en) | Noise reduction system | |
JPS646597Y2 (ja) | ||
JP2666715B2 (ja) | 光受信回路 | |
JPH05299955A (ja) | 自動利得制御回路 | |
JPH07297645A (ja) | 検波回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960416 |