JPS626361B2 - - Google Patents
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- JPS626361B2 JPS626361B2 JP14272877A JP14272877A JPS626361B2 JP S626361 B2 JPS626361 B2 JP S626361B2 JP 14272877 A JP14272877 A JP 14272877A JP 14272877 A JP14272877 A JP 14272877A JP S626361 B2 JPS626361 B2 JP S626361B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03G—CONTROL OF AMPLIFICATION
- H03G3/00—Gain control in amplifiers or frequency changers
- H03G3/20—Automatic control
Landscapes
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、IC化に適したAM受信機用AGC回路
に関する。
に関する。
AMの受信機においては、強電界における過大
入力による出力信号の歪を防止し、電界の変化に
よる出力AF信号の変動を軽減するためAGC回路
は不可欠である。
入力による出力信号の歪を防止し、電界の変化に
よる出力AF信号の変動を軽減するためAGC回路
は不可欠である。
このようなAGC回路の一例を第1図に示す。
1はIFのAM信号などが加えられる入力端子、2
は可変利得増幅器、電子的な可変減衰器などで構
成される可変利得手段、3は増幅器でIFなどの
入力信号に対応したもの、4はAM検波器、5,
6はローパスフイルタ、7はシリコンダイオード
などからなる直流のレベルシフタ、8は引算回
路、9は基準電圧源である。
1はIFのAM信号などが加えられる入力端子、2
は可変利得増幅器、電子的な可変減衰器などで構
成される可変利得手段、3は増幅器でIFなどの
入力信号に対応したもの、4はAM検波器、5,
6はローパスフイルタ、7はシリコンダイオード
などからなる直流のレベルシフタ、8は引算回
路、9は基準電圧源である。
入力端子1に加えられたAM信号は可変利得手
段2を介して増幅器3からAM検波器4に供給さ
れ、増幅、検波されてローパスフイルタ5で出力
端子10にAM検波されたAF信号を発生する。
段2を介して増幅器3からAM検波器4に供給さ
れ、増幅、検波されてローパスフイルタ5で出力
端子10にAM検波されたAF信号を発生する。
また、AM検波器4の検波出力中の直流分を大
きな時定数を有するローパスフイルタ6で取り出
し、レベルシフタ7で直流レベルを適当にシフト
させて引算回路8に印加し、基準電圧源9の電圧
Vrとの差信号を取り出して可変利得手段2の制
御入力に加え、入力端子1に供給される入力AM
信号に応じて可変利得手段2の利得(必要に応じ
て負の値をもとりうる)を変え、出力端子10に
得られる出力AF信号を一定に保つようにする、
いわゆるAGC動作を行なう。
きな時定数を有するローパスフイルタ6で取り出
し、レベルシフタ7で直流レベルを適当にシフト
させて引算回路8に印加し、基準電圧源9の電圧
Vrとの差信号を取り出して可変利得手段2の制
御入力に加え、入力端子1に供給される入力AM
信号に応じて可変利得手段2の利得(必要に応じ
て負の値をもとりうる)を変え、出力端子10に
得られる出力AF信号を一定に保つようにする、
いわゆるAGC動作を行なう。
このとき、通常のAM受信機においては、入力
AM信号のレベルが微弱な場合にS/Nが劣化す
るので出力端子10に得られる検波された出力
AF信号のS/Nが一定値以上に達する入力信号
のレベルまでAGCが動作しないようにしなけれ
ばならないから、引算回路8の動作に電圧V1な
る不感帯を設け、レベルシフタ7の出力電圧が
V1+Vrを超えるまでは可変利得手段2にAGC制
御信号が加えられないようにしている。そして、
この引算回路8に設けた不感帯電圧V1によつて
AGCが動作している領域における出力AF信号の
レベルが決定されてしまう。
AM信号のレベルが微弱な場合にS/Nが劣化す
るので出力端子10に得られる検波された出力
AF信号のS/Nが一定値以上に達する入力信号
のレベルまでAGCが動作しないようにしなけれ
ばならないから、引算回路8の動作に電圧V1な
る不感帯を設け、レベルシフタ7の出力電圧が
V1+Vrを超えるまでは可変利得手段2にAGC制
御信号が加えられないようにしている。そして、
この引算回路8に設けた不感帯電圧V1によつて
AGCが動作している領域における出力AF信号の
レベルが決定されてしまう。
ここで入力AM信号のレベルとは搬送波のピー
クトウピーク値を示し、又出力AF信号のレベル
とは上記入力AM信号の搬送波を一定の値でAM
変調した時に得られる出力AF信号のピークトウ
ピーク値を示す。
クトウピーク値を示し、又出力AF信号のレベル
とは上記入力AM信号の搬送波を一定の値でAM
変調した時に得られる出力AF信号のピークトウ
ピーク値を示す。
この回路の特性の一例を第2図に示す。
横軸eiは端子1に供給される入力AM信号のレ
ベル、縦軸Vは端子10に現われる出力AF信号
のレベルに比例するAGC直流電圧で、引算回路
8に設けられている不感帯電圧がV1のときには
特性11のようになり、入力AM信号eiのレベル
がe1に達するまでは不感帯電圧V1にならないか
ら、AGCは動作せず、eiを超える入力AM信号ei
に対してだけAGCが働いてAGC直流電圧Vの変
化すなわち出力AF信号のレベルの変化をゆるや
かになるようにする。
ベル、縦軸Vは端子10に現われる出力AF信号
のレベルに比例するAGC直流電圧で、引算回路
8に設けられている不感帯電圧がV1のときには
特性11のようになり、入力AM信号eiのレベル
がe1に達するまでは不感帯電圧V1にならないか
ら、AGCは動作せず、eiを超える入力AM信号ei
に対してだけAGCが働いてAGC直流電圧Vの変
化すなわち出力AF信号のレベルの変化をゆるや
かになるようにする。
ところが、いま、何らかの原因で、不感帯電圧
V1が変化してV′1になつてしまつたとすると、
S/Nがまだ充分な値に達していない入力AM信
号のレベルe1においてすでにAGCが動作してし
まい、特性13で示したような状態になり、端子
10の出力AF信号は所望レベルよりも小となり
S/Nも悪い。反対にV″1のように不感帯電圧が
変つたときにはAGCは入力AM信号eiが過大入力
ei″に達してからようやく動作を始めるから、
AGC直流電圧Vのレベルが上りすぎ、これに比
例する端子10の出力AF信号も大となる。
V1が変化してV′1になつてしまつたとすると、
S/Nがまだ充分な値に達していない入力AM信
号のレベルe1においてすでにAGCが動作してし
まい、特性13で示したような状態になり、端子
10の出力AF信号は所望レベルよりも小となり
S/Nも悪い。反対にV″1のように不感帯電圧が
変つたときにはAGCは入力AM信号eiが過大入力
ei″に達してからようやく動作を始めるから、
AGC直流電圧Vのレベルが上りすぎ、これに比
例する端子10の出力AF信号も大となる。
従つて、AGC回路においては、電源電圧の変
動、温度変化、使用素子のばらつきなどによつて
も動作条件が変らないように構成しなければなら
ない。
動、温度変化、使用素子のばらつきなどによつて
も動作条件が変らないように構成しなければなら
ない。
さて、近年、電子回路のIC化が進み、AM受信
機などは特にIC化が著しく、AGC回路などはほ
とんどIC化されているのが現状である。
機などは特にIC化が著しく、AGC回路などはほ
とんどIC化されているのが現状である。
このようにIC化されたAGC回路の一例を第3
図に示す。
図に示す。
なお、この第3図においては第1図の回路と同
一または同等の部分には同じ符号を付してある。
一または同等の部分には同じ符号を付してある。
15,16は対になつたトランジスタで第2の
差動増幅器14を構成し、この増幅器14は第1
図における可変利得手段2と増幅器3の機能を併
せもつもの、17,18,19は第1の差動増幅
器を構成し、この増幅器は第1図の引算回路8に
対応している。20,21は平衡用の差動増幅器
を構成するトランジスタで、この回路のAGC動
作とは直接関係がないが、第1と第2の差動増幅
器の直流的なバランスを保ち、安定な動作を行な
わせるためのものである。
差動増幅器14を構成し、この増幅器14は第1
図における可変利得手段2と増幅器3の機能を併
せもつもの、17,18,19は第1の差動増幅
器を構成し、この増幅器は第1図の引算回路8に
対応している。20,21は平衡用の差動増幅器
を構成するトランジスタで、この回路のAGC動
作とは直接関係がないが、第1と第2の差動増幅
器の直流的なバランスを保ち、安定な動作を行な
わせるためのものである。
22,28,36はAM検波回路4を構成する
エミツタホロワ接続されたトランジスタと抵抗お
よびコンデンサ、29,37はローパスフイルタ
5を構成する抵抗とコンデンサ、27,35はロ
ーパスフイルタ6を構成する抵抗とコンデンサ
で、その時定数はローパスフイルタ5よりかなり
大きなものとなつている。33,34はレベルシ
フタ7を構成するダイオードで、通例シリコンダ
イオードが用いられる。24,25,26はバイ
アス用の抵抗、31は差動増幅器14の負荷抵
抗、30,32はバイアス電源、38,39,4
0は入力と出力の端子1,10と共にIC化に際
してICピンとなる端子で、端子38は電源端子
となるものである。
エミツタホロワ接続されたトランジスタと抵抗お
よびコンデンサ、29,37はローパスフイルタ
5を構成する抵抗とコンデンサ、27,35はロ
ーパスフイルタ6を構成する抵抗とコンデンサ
で、その時定数はローパスフイルタ5よりかなり
大きなものとなつている。33,34はレベルシ
フタ7を構成するダイオードで、通例シリコンダ
イオードが用いられる。24,25,26はバイ
アス用の抵抗、31は差動増幅器14の負荷抵
抗、30,32はバイアス電源、38,39,4
0は入力と出力の端子1,10と共にIC化に際
してICピンとなる端子で、端子38は電源端子
となるものである。
入力端子1に入力AM信号が供給されると差動
増幅器14の負荷抵抗31に増幅された信号が現
われ、トランジスタ22からなる周知のエミツタ
ホロワ型のAM検波器4で検波された出力AF信
号がローパスフイルタ5を介して出力端子10に
得られる。同時に、検波器4の検波出力中からロ
ーパスフイルタ6を介してAGC用の直流分信号
が取り出され、レベルシフタ7を経て引算回路8
のトランジスタ18に供給される。
増幅器14の負荷抵抗31に増幅された信号が現
われ、トランジスタ22からなる周知のエミツタ
ホロワ型のAM検波器4で検波された出力AF信
号がローパスフイルタ5を介して出力端子10に
得られる。同時に、検波器4の検波出力中からロ
ーパスフイルタ6を介してAGC用の直流分信号
が取り出され、レベルシフタ7を経て引算回路8
のトランジスタ18に供給される。
そして、このトランジスタ18に加えられる
AGC信号が増加すればトランジスタ18のコレ
クタ電流も増加し、差動増幅器を構成するトラン
ジスタ17のクレクタ電流を減少させ、このトラ
ンジスタ17を定電流源とする差動増幅器14の
利得を減少させてAGC作用を行なう。
AGC信号が増加すればトランジスタ18のコレ
クタ電流も増加し、差動増幅器を構成するトラン
ジスタ17のクレクタ電流を減少させ、このトラ
ンジスタ17を定電流源とする差動増幅器14の
利得を減少させてAGC作用を行なう。
このとき、トランジスタ15,16からなる差
動増幅器14の電流の減少は、引算回路8のトラ
ンジスタ18を定電流源とする差動対トランジス
タ20,21の電流増加により相殺され、負荷抵
抗31に流れる電流も含めて全体の電流の変化を
無くし、直流的に一定のバランスが保たれるよう
に働く。
動増幅器14の電流の減少は、引算回路8のトラ
ンジスタ18を定電流源とする差動対トランジス
タ20,21の電流増加により相殺され、負荷抵
抗31に流れる電流も含めて全体の電流の変化を
無くし、直流的に一定のバランスが保たれるよう
に働く。
端子1の入力AM信号のレベルが減少したとき
には反対に、トランジスタ18に加えられる
AGC信号も減少し、トランジスタ18のコレク
タ電流が減少してトランジスタ17のコレクタ電
流を増加させ、差動増幅器14の利得を上げ、出
力AF信号のレベルが減少するのを打消すように
する。そして、このときでもトランジスタ20,
21に流れる電流は差動増幅器14に流れる電流
と反対に変化し、負荷抵抗31に流れる電流も含
めて端子38から供給される全体の直流電流は変
化しないようにバランスが保たれる。
には反対に、トランジスタ18に加えられる
AGC信号も減少し、トランジスタ18のコレク
タ電流が減少してトランジスタ17のコレクタ電
流を増加させ、差動増幅器14の利得を上げ、出
力AF信号のレベルが減少するのを打消すように
する。そして、このときでもトランジスタ20,
21に流れる電流は差動増幅器14に流れる電流
と反対に変化し、負荷抵抗31に流れる電流も含
めて端子38から供給される全体の直流電流は変
化しないようにバランスが保たれる。
さて、この回路において、端子1に供給される
入力AM信号が零レベルのとき、すなわち無信号
時において、引算回路8のトランジスタ17のベ
ース電圧がトランジスタ18のベースにレベルシ
フタ7を介して検波回路4から印加されている電
圧よりV1だけ高くなるように、各部の定数を定
めておくと、引算回路8に不感帯電圧V1を設け
たことになり、既に説明した第2図の特性11を
与えることができる。
入力AM信号が零レベルのとき、すなわち無信号
時において、引算回路8のトランジスタ17のベ
ース電圧がトランジスタ18のベースにレベルシ
フタ7を介して検波回路4から印加されている電
圧よりV1だけ高くなるように、各部の定数を定
めておくと、引算回路8に不感帯電圧V1を設け
たことになり、既に説明した第2図の特性11を
与えることができる。
しかしながら、同じく既に説明したように、こ
の不感帯電圧V1の値は種々の要因により変化
し、特に第3図の回路のようにIC化した場合に
はばらつきが著しく、製造時に所望の歩留まりを
確保することが難しい。したがつて、大きなコス
トアツプの原因となつていた。
の不感帯電圧V1の値は種々の要因により変化
し、特に第3図の回路のようにIC化した場合に
はばらつきが著しく、製造時に所望の歩留まりを
確保することが難しい。したがつて、大きなコス
トアツプの原因となつていた。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を除
き、IC化が容易で歩留まりが良く、しかも特性
の良好なAGC回路を提供するにある。
き、IC化が容易で歩留まりが良く、しかも特性
の良好なAGC回路を提供するにある。
この目的を達成するため、本発明は、AM検波
器の入力と出力における直流分のレベル差に応じ
て可変利得回路を制御するようにした点を特徴と
する。
器の入力と出力における直流分のレベル差に応じ
て可変利得回路を制御するようにした点を特徴と
する。
以下、本発明の実施例を図面について説明す
る。
る。
第4図は本発明の基本的な一実施例のブロツク
図で、第1図と同一もしくは同等の部分には同じ
符号を付してある。
図で、第1図と同一もしくは同等の部分には同じ
符号を付してある。
可変利得手段2、増幅器3、AM検波器4、ロ
ーパスフイルタ5,6、レベルシフタ7、引算回
路8は第1図の場合と同じである。
ーパスフイルタ5,6、レベルシフタ7、引算回
路8は第1図の場合と同じである。
この実施例が第1図のものと異なつている点
は、基準電圧源9を除去し、その代りにAM検波
器4の入力からローパスフイルタ42により直流
分を抜き出し、レベルシフタ41を介して引算回
路8の基準電圧入力端に印加するようにしたこと
である。
は、基準電圧源9を除去し、その代りにAM検波
器4の入力からローパスフイルタ42により直流
分を抜き出し、レベルシフタ41を介して引算回
路8の基準電圧入力端に印加するようにしたこと
である。
一般にIC化されたAGC回路においては、可変
利得手段2および増幅器3、それにAM検波器4
は直流的に結合されている。したがつて、ローパ
スフイルタ42、レベルシフタ41から取り出さ
れる直流分は可変利得手段2を含む増幅器3の直
流動作状態に応じた電圧となつている。そこで、
端子1の入力AM信号が零のときにレベルシフタ
7と41を介して引算回路8にそれぞれ印加され
る直流の電圧は、電源電圧の変動、可変利得手段
2を含む増幅器3の直流的な動作状態の変動、引
算回路8の直流動作状態の変動などに対しては全
く同じ変化をし、引算回路8の動作に全く影響を
与えない。
利得手段2および増幅器3、それにAM検波器4
は直流的に結合されている。したがつて、ローパ
スフイルタ42、レベルシフタ41から取り出さ
れる直流分は可変利得手段2を含む増幅器3の直
流動作状態に応じた電圧となつている。そこで、
端子1の入力AM信号が零のときにレベルシフタ
7と41を介して引算回路8にそれぞれ印加され
る直流の電圧は、電源電圧の変動、可変利得手段
2を含む増幅器3の直流的な動作状態の変動、引
算回路8の直流動作状態の変動などに対しては全
く同じ変化をし、引算回路8の動作に全く影響を
与えない。
したがつて、引算回路8にレベルシフタ7と4
1を介して印加される直流の電圧はAM検波器4
の検波出力信号中の直流分によつてだけ差を生
じ、これによつてAGCの制御を行なわせること
ができ、引算回路8に設定されている不感帯電圧
V1が、可変利得手段2、増幅器3、引算回路8
の構成や動作のばらつきにより、或いは電源電圧
の変動などの要因により変化を生ずる恐れはほと
んどなくなるから、常に安定した動作のAGC回
路を容易に構成することができる。
1を介して印加される直流の電圧はAM検波器4
の検波出力信号中の直流分によつてだけ差を生
じ、これによつてAGCの制御を行なわせること
ができ、引算回路8に設定されている不感帯電圧
V1が、可変利得手段2、増幅器3、引算回路8
の構成や動作のばらつきにより、或いは電源電圧
の変動などの要因により変化を生ずる恐れはほと
んどなくなるから、常に安定した動作のAGC回
路を容易に構成することができる。
また、引算回路8に対する不感帯電圧V1の設
定は、引算回路8の内部構成素子によつて行なう
が、レベルシフタ7と41によつても行なうこと
ができる。
定は、引算回路8の内部構成素子によつて行なう
が、レベルシフタ7と41によつても行なうこと
ができる。
ところで、この不感帯電圧V1のばらつきは、
AM検波器4に用いられるダイオード、トランジ
スタなどの素子のばらつき、およびレベルシフタ
7,41のばらつきなどによつて生じるが、この
第4図に示す実施例によれば、これらのばらつき
による変動分は引算回路8の2個の入力に差動的
に加えられるから、レベルシフタ7と41の構成
をほとんど同じものとしておけば引算回路8によ
つて打消され、実用上問題になるのはAM検波器
4のダイオード、或いはトランジスタによるばら
つきだけとなる。
AM検波器4に用いられるダイオード、トランジ
スタなどの素子のばらつき、およびレベルシフタ
7,41のばらつきなどによつて生じるが、この
第4図に示す実施例によれば、これらのばらつき
による変動分は引算回路8の2個の入力に差動的
に加えられるから、レベルシフタ7と41の構成
をほとんど同じものとしておけば引算回路8によ
つて打消され、実用上問題になるのはAM検波器
4のダイオード、或いはトランジスタによるばら
つきだけとなる。
すなわち、レベルシフタ7,41にダイオード
の順方向電圧を利用すれば、その絶対値のばらつ
きは±50mV位にしか収められないが、IC化し
た場合には同一チツプに設けられるので、個々の
ダイオード間でのばらつきの程度を±3mV以内
に収めることは容易である。また、抵抗を用いて
分割し、引算回路8の入力における直流レベルを
所定値にする場合でも、抵抗による分割比を±3
%以内に収めることはIC技術としては極めて容
易であるから、結局、本実施例によれば、電源電
圧や回路素子のばらつき対しても不感帯電圧V1
のばらつきを極めて少なくすることができ、所望
の検波出力レベルを保つて必要なS/Nを有する
AM受信機を容易に実現できる。
の順方向電圧を利用すれば、その絶対値のばらつ
きは±50mV位にしか収められないが、IC化し
た場合には同一チツプに設けられるので、個々の
ダイオード間でのばらつきの程度を±3mV以内
に収めることは容易である。また、抵抗を用いて
分割し、引算回路8の入力における直流レベルを
所定値にする場合でも、抵抗による分割比を±3
%以内に収めることはIC技術としては極めて容
易であるから、結局、本実施例によれば、電源電
圧や回路素子のばらつき対しても不感帯電圧V1
のばらつきを極めて少なくすることができ、所望
の検波出力レベルを保つて必要なS/Nを有する
AM受信機を容易に実現できる。
第6図は第4図の主要部分の動作波形を示す波
形図である。
形図である。
入力端子1より入力AM信号が入力され可変利
得増幅器2、増幅器3にて増幅され第6図aに示
す出力波形を得る。ここで、直流電圧レベルを
Va、入力AM信号の搬送波レベルのゼロ―ピーク
値をΔVaとすると、AM検波器4の出力は第6図
bに示す出力波形となる。この結果、ローパスフ
イルタ42の出力は増幅器3の出力波形を平滑し
て第6図cに示す出力波形となりVaの直流電圧
となる。一方、ローパスフイルタ6の出力はAM
検波器4の出力波形を平滑して第6図dに示す出
力波形となり(Va+ΔVa)の直流電圧を得る。
この両者の差電圧(ΔVa)の引算回路8にて得
ることで、正確な(ばらつき等の影響を受けにく
い)AGC電圧を得ることができる。但し、第6
図は、AM検波器4を構成するダイオード又はト
ランジスタ(第5図におけるトランジスタ22に
相当)による直流電圧変化はないものとしてあ
る。
得増幅器2、増幅器3にて増幅され第6図aに示
す出力波形を得る。ここで、直流電圧レベルを
Va、入力AM信号の搬送波レベルのゼロ―ピーク
値をΔVaとすると、AM検波器4の出力は第6図
bに示す出力波形となる。この結果、ローパスフ
イルタ42の出力は増幅器3の出力波形を平滑し
て第6図cに示す出力波形となりVaの直流電圧
となる。一方、ローパスフイルタ6の出力はAM
検波器4の出力波形を平滑して第6図dに示す出
力波形となり(Va+ΔVa)の直流電圧を得る。
この両者の差電圧(ΔVa)の引算回路8にて得
ることで、正確な(ばらつき等の影響を受けにく
い)AGC電圧を得ることができる。但し、第6
図は、AM検波器4を構成するダイオード又はト
ランジスタ(第5図におけるトランジスタ22に
相当)による直流電圧変化はないものとしてあ
る。
次に、第5図は、第3図の回路に対応した本発
明の他の実施例で、IC化に対しての考慮が払わ
れているものである。
明の他の実施例で、IC化に対しての考慮が払わ
れているものである。
この第5図の実施例においても、第3図の回路
と同じ部分、或いは同等の部分には同一の符号を
付してある。
と同じ部分、或いは同等の部分には同一の符号を
付してある。
この実施例が第3図の回路と異なつているの
は、抵抗46、コンデンサ43からなるローパス
フイルタ42と、ダイオード44,45からなる
レベルシフタ41が設けられ、AM検波器4の入
力から直流分を取り出して第2の差動増幅器14
のトランジスタ16のベースに適当なレベルにし
て印加するようになつており、これに応じて抵抗
25が除かれ、さらに引算回路8のトランジスタ
17のベースから基準電圧源9が除かれて、代り
に差動増幅器14のバイアス電源30にレベルシ
フタ49を介して接続されており、トランジスタ
18にも上記レベルシフタ49に対応してレベル
シフタ52が付加されている点である。
は、抵抗46、コンデンサ43からなるローパス
フイルタ42と、ダイオード44,45からなる
レベルシフタ41が設けられ、AM検波器4の入
力から直流分を取り出して第2の差動増幅器14
のトランジスタ16のベースに適当なレベルにし
て印加するようになつており、これに応じて抵抗
25が除かれ、さらに引算回路8のトランジスタ
17のベースから基準電圧源9が除かれて、代り
に差動増幅器14のバイアス電源30にレベルシ
フタ49を介して接続されており、トランジスタ
18にも上記レベルシフタ49に対応してレベル
シフタ52が付加されている点である。
このレベルシフタ41,47,52を除去し引
算回路8を構成する第1の差動増幅器のトランジ
スタ17のベースに結合させれば第4図の実施例
と全く同じになる。
算回路8を構成する第1の差動増幅器のトランジ
スタ17のベースに結合させれば第4図の実施例
と全く同じになる。
しかしながら、この第5図の実施例では、レベ
ルシフタ41を第2の差動増幅器14のトランジ
スタ16に結合させて直流的な負帰還をこの増幅
器14に施し、AM検波器4の入力の直流電圧を
バイアス電源30の電圧よりレベルシフタ41の
シフト電圧だけ高い値に保ち、トランジスタ17
のベースにはバイアス電源30の電圧よりレベル
シフタ49のシフト電圧だけ低い電圧を印加して
ある。また、レベルシフタ49に対応して、レベ
ルシフタ52により、トランジスタ18のベース
電圧を低くしている。
ルシフタ41を第2の差動増幅器14のトランジ
スタ16に結合させて直流的な負帰還をこの増幅
器14に施し、AM検波器4の入力の直流電圧を
バイアス電源30の電圧よりレベルシフタ41の
シフト電圧だけ高い値に保ち、トランジスタ17
のベースにはバイアス電源30の電圧よりレベル
シフタ49のシフト電圧だけ低い電圧を印加して
ある。また、レベルシフタ49に対応して、レベ
ルシフタ52により、トランジスタ18のベース
電圧を低くしている。
これにより差動増幅器14のトランジスタ1
5,16の入力直流オフセツト、バイアス電源3
2の電圧変動、抵抗26,31の抵抗比のばらつ
きなどによる変化が負帰還により打消され、AM
検波器4の入力における直流分のレベルは常に一
定に保たれるので、第4図の実施例の場合よりさ
らに安定な動作が期待できる。
5,16の入力直流オフセツト、バイアス電源3
2の電圧変動、抵抗26,31の抵抗比のばらつ
きなどによる変化が負帰還により打消され、AM
検波器4の入力における直流分のレベルは常に一
定に保たれるので、第4図の実施例の場合よりさ
らに安定な動作が期待できる。
このとき、レベルシフタ41の働きは、トラン
ジスタ16のベースをコレクタ電圧より低く保
ち、トランジスタ16が常に動作領域に維持され
るようにするものであり、レベルシフタ49はト
ランジスタ17のベース電圧をそのコレクタ電圧
よりも常に低くし、動作領域に維持させると共に
差動増幅器8のトランジスタ17,18に適当量
の不感帯電圧を与えるためのもので、レベルシフ
タ52はレベルシフタ49に対応して同じだけレ
ベルシフトさせるために付加したものである。
ジスタ16のベースをコレクタ電圧より低く保
ち、トランジスタ16が常に動作領域に維持され
るようにするものであり、レベルシフタ49はト
ランジスタ17のベース電圧をそのコレクタ電圧
よりも常に低くし、動作領域に維持させると共に
差動増幅器8のトランジスタ17,18に適当量
の不感帯電圧を与えるためのもので、レベルシフ
タ52はレベルシフタ49に対応して同じだけレ
ベルシフトさせるために付加したものである。
また、トランジスタ20,21の機能について
は第3図に関して説明した通りであるが、この実
施例においては、差動増幅器14に施こされてい
る直流負帰還によりAM検波器4の入力における
直流レベルは常に一定に保たれるから、必ずしも
トランジスタ20,21は必要ではない。
は第3図に関して説明した通りであるが、この実
施例においては、差動増幅器14に施こされてい
る直流負帰還によりAM検波器4の入力における
直流レベルは常に一定に保たれるから、必ずしも
トランジスタ20,21は必要ではない。
しかしながら、トランジスタ20,21がない
状態で負帰還を働かせると、トランジスタ17の
コレクタ電流の変化とは無関係に抵抗31の電圧
降下が一定に保たれてしまうので、AGC作用に
よりトランジスタ17の電流が変つたとき、その
電流の変化はすべてトランジスタ15の電流変化
となつてしまい、AGC動作時には差動増幅器1
4を構成するトランジスタ15と16の動作電流
が不平衡状態になつて負荷抵抗31から取り出さ
れる出力信号の波形は正と負で非対称となり、検
波信号に歪を発生することも考えられる。したが
つて、トランジスタ20,21を設けておくほう
が望ましい。
状態で負帰還を働かせると、トランジスタ17の
コレクタ電流の変化とは無関係に抵抗31の電圧
降下が一定に保たれてしまうので、AGC作用に
よりトランジスタ17の電流が変つたとき、その
電流の変化はすべてトランジスタ15の電流変化
となつてしまい、AGC動作時には差動増幅器1
4を構成するトランジスタ15と16の動作電流
が不平衡状態になつて負荷抵抗31から取り出さ
れる出力信号の波形は正と負で非対称となり、検
波信号に歪を発生することも考えられる。したが
つて、トランジスタ20,21を設けておくほう
が望ましい。
また、この実施例では、AM検波器4の入力に
おける直流電圧は、バイアス電源30の電圧より
レベルシフタ41のシフト量だけ高い電圧に保た
れ、そして、引算回路8を構成する第1の差動増
幅器のトランジスタ18のベース電圧は、AM検
波器4の入力の直流電圧によりトランジスタ22
のベース・エミツタ間電圧、およびレベルシフタ
7,52のシフト量だけ低い電圧になる。そこで
レベルシフタ7と41および49と52のシフト
量が同じならば、引算回路8のトランジスタ17
と18のベース電圧の差、すなわち不感帯電圧
V1はAM検波器4のトランジスタ22のベース・
エミツタ間電圧だけで定まる。
おける直流電圧は、バイアス電源30の電圧より
レベルシフタ41のシフト量だけ高い電圧に保た
れ、そして、引算回路8を構成する第1の差動増
幅器のトランジスタ18のベース電圧は、AM検
波器4の入力の直流電圧によりトランジスタ22
のベース・エミツタ間電圧、およびレベルシフタ
7,52のシフト量だけ低い電圧になる。そこで
レベルシフタ7と41および49と52のシフト
量が同じならば、引算回路8のトランジスタ17
と18のベース電圧の差、すなわち不感帯電圧
V1はAM検波器4のトランジスタ22のベース・
エミツタ間電圧だけで定まる。
したがつて、不感帯電圧V1のばらつきはトラ
ンジスタ22のベース・エミツタ間電圧のばらつ
きだけによつて生じ、電源電圧の変動や他の回路
素子のばらつきによる影響を受けることはほとん
どなくなる。
ンジスタ22のベース・エミツタ間電圧のばらつ
きだけによつて生じ、電源電圧の変動や他の回路
素子のばらつきによる影響を受けることはほとん
どなくなる。
通常、入力端子1より入力される入力AM信号
のS/Nに対して、回路系(可変利得増幅2、増
幅器3)が発生するノイズ(N)は無視できない
値となる。この為、AGC動作が開始する点の入
力AM信号レベル(e1′、e1、e1″)により強電界
の入力AM信号レベル(2e1″)時の出力AF信号の
S/Nが決定される。この意味では、AGC動作
が開始する入力AM信号レベルは出来るだけ大き
な値の方が良い。ところが、AGC動作が開始す
る入力AM信号レベルが大きな値になるほど出力
AF信号レベルは大となる。これは、AGC回路の
本来の目的であるところの入力AM信号レベルの
増加に対して出力AF信号レベルを所定の値以上
に増加させないという効果を低下させる。この事
は、たとえば本AGC回路の出力端に接続される
次段のパワー増幅器などの入力ダイナミツクレン
ジをオーバーさせて歪みを生じさせるなどの悪影
響を生じさせる。
のS/Nに対して、回路系(可変利得増幅2、増
幅器3)が発生するノイズ(N)は無視できない
値となる。この為、AGC動作が開始する点の入
力AM信号レベル(e1′、e1、e1″)により強電界
の入力AM信号レベル(2e1″)時の出力AF信号の
S/Nが決定される。この意味では、AGC動作
が開始する入力AM信号レベルは出来るだけ大き
な値の方が良い。ところが、AGC動作が開始す
る入力AM信号レベルが大きな値になるほど出力
AF信号レベルは大となる。これは、AGC回路の
本来の目的であるところの入力AM信号レベルの
増加に対して出力AF信号レベルを所定の値以上
に増加させないという効果を低下させる。この事
は、たとえば本AGC回路の出力端に接続される
次段のパワー増幅器などの入力ダイナミツクレン
ジをオーバーさせて歪みを生じさせるなどの悪影
響を生じさせる。
この為、AGC動作が開始する入力AM信号レベ
ルのばらつきが少ない本回路を用いることによ
り、出力AF信号のS/Nが良く、かつ歪み等の
問題が生じない効果が得られる。
ルのばらつきが少ない本回路を用いることによ
り、出力AF信号のS/Nが良く、かつ歪み等の
問題が生じない効果が得られる。
なお、レベルシフタ7,41のシフト量がばら
ついても、それによる影響は極めて少なく、これ
により電源電圧の変動、他の回路素子のばらつき
による影響が特に著しくなることはない。
ついても、それによる影響は極めて少なく、これ
により電源電圧の変動、他の回路素子のばらつき
による影響が特に著しくなることはない。
例えば、レベルシフタ41の一方のダイオード
45を取り除いた場合、不感帯電圧V1はトラン
ジスタ22のベース・エミツタ間電圧にダイオー
ド44によるシフト量を加えた値となり、ダイオ
ード1個分の順方向電圧のばらつきは増加する
が、電源電圧の変動や他の回路素子のばらつきに
よる影響は受けない。したがつて、この第5図の
実施例によつてもAGC回路による検波出力や、
S/Nのばらつきを極めて少なくすることができ
る。
45を取り除いた場合、不感帯電圧V1はトラン
ジスタ22のベース・エミツタ間電圧にダイオー
ド44によるシフト量を加えた値となり、ダイオ
ード1個分の順方向電圧のばらつきは増加する
が、電源電圧の変動や他の回路素子のばらつきに
よる影響は受けない。したがつて、この第5図の
実施例によつてもAGC回路による検波出力や、
S/Nのばらつきを極めて少なくすることができ
る。
以上のように、本発明によれば、電源電圧の変
動や回路素子のばらつきの影響をほとんど受けな
いAGC回路を得ることができ、優れた性能のAM
受信機を構成することができ、IC化に際しても
高い歩留まりを保持することができるから、大巾
なコストダウンが可能である。
動や回路素子のばらつきの影響をほとんど受けな
いAGC回路を得ることができ、優れた性能のAM
受信機を構成することができ、IC化に際しても
高い歩留まりを保持することができるから、大巾
なコストダウンが可能である。
第1図は従来のAGC回路の一例を示すブロツ
ク図、第2図はその動作説明用特性図、第3図は
従来のAGC回路の一例を示す具体的な電気回路
図、第4図は本発明の基本的な一実施例に係る
AGC回路のブロツク図、第5図は本発明の他の
実施例にAGC回路の具体的な電気回路図、第6
図は本発明の説明に供する信号波形図である。 2……可変利得手段、3……増幅器、4……
AM検波器、5,6,42……ローパスフイル
タ、7,41……レベルシフタ、8……引算回
路。
ク図、第2図はその動作説明用特性図、第3図は
従来のAGC回路の一例を示す具体的な電気回路
図、第4図は本発明の基本的な一実施例に係る
AGC回路のブロツク図、第5図は本発明の他の
実施例にAGC回路の具体的な電気回路図、第6
図は本発明の説明に供する信号波形図である。 2……可変利得手段、3……増幅器、4……
AM検波器、5,6,42……ローパスフイル
タ、7,41……レベルシフタ、8……引算回
路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 AM信号入力端子と、該入力端子に供給され
たAM信号をAM検波回路に導くと共に該AM信号
のレベルを可変するところの可変利得増幅器と、
上記AM検波回路のAM検波出力から第1の直流
分を抽出する第1のフイルタと、該フイルタに結
合され上記第1の直流分のレベル(電圧)をシフ
トする第1のレベルシフタと、上記AM検波回路
の入力段側に結合され、AM信号から上記可変利
得増幅器の直流動作状態に応じた第2の直流分を
生成抽出する第2のフイルタと、該フイルタに結
合され上記第2の直流分のレベル(電圧)をシフ
トする第2のレベルシフタと、上記第1、第2の
レベルシフタと上記可変利得増幅器に結合され、
上記第2のレベルシフタの出力レベルを基準電圧
とし、上記第1、第2のレベルシフタの出力レベ
ルの差信号を抽出し、該差信号を上記可変利得増
幅器に供給する引算回路とからなり、上記引算回
路の差信号でもつて上記可変利得増幅器の利得を
制御することを特徴とするAGC回路。 2 上記可変利得増幅器は上記AM信号入力端子
に結合された第1の差動トランジスタと上記AM
検波回路及び上記第2のレベルシフタに結合され
た第2の差動トランジスタを含む第1の差動増幅
器からなり、上記引算回路は上記第1の差動増幅
器の第1、第2の差動トランジスタに結合され、
その定電流源を構成する第3の差動トランジスタ
と上記第1のレベルシフタに結合された第4の差
動トランジスタと上記第3、第4の差動トランジ
スタに結合され、その定電流源を構成するトラン
ジスタを含む第2の差動増幅器からなることを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載のAGC回
路。 3 上記AM検波回路の入力段の直流電圧が、上
記第1の差動増幅器の第1の差動トランジスタの
バイアス電源の電圧より上記第2のレベルシフタ
のシフト電圧だけ高い値に設定され、上記第2の
差動増幅器の第3の差動トランジスタのベースに
は上記バイアス電源電圧が第3のレベルシフタを
介して印加され該トランジスタのベースが上記バ
イアス電源の電圧より上記第3のレベルシフタの
シフト電圧だけ低い電圧に設定され、上記第2の
差動増幅器の第4の差動トランジスタのベースが
上記第3のレベルシフタによるレベルシフトに対
応して低くなるように上記第1のレベルシフタを
もつて設定されていることを特徴とする特許請求
の範囲第2項記載のAGC回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14272877A JPS5475975A (en) | 1977-11-30 | 1977-11-30 | Agc circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14272877A JPS5475975A (en) | 1977-11-30 | 1977-11-30 | Agc circuit |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5475975A JPS5475975A (en) | 1979-06-18 |
JPS626361B2 true JPS626361B2 (ja) | 1987-02-10 |
Family
ID=15322196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14272877A Granted JPS5475975A (en) | 1977-11-30 | 1977-11-30 | Agc circuit |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5475975A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2545060Y2 (ja) * | 1990-10-11 | 1997-08-25 | 富士通テン株式会社 | 復調回路 |
US5825239A (en) * | 1997-05-06 | 1998-10-20 | Texas Instruments Incorporated | Peak detector for automatic gain control |
JP4774845B2 (ja) * | 2005-07-19 | 2011-09-14 | ソニー株式会社 | 復調回路 |
JP4692346B2 (ja) * | 2006-03-23 | 2011-06-01 | パナソニック電工株式会社 | 受信装置 |
-
1977
- 1977-11-30 JP JP14272877A patent/JPS5475975A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5475975A (en) | 1979-06-18 |
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