JP2666166B2 - 天窓の水切り枠 - Google Patents

天窓の水切り枠

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JP2666166B2 JP22860292A JP22860292A JP2666166B2 JP 2666166 B2 JP2666166 B2 JP 2666166B2 JP 22860292 A JP22860292 A JP 22860292A JP 22860292 A JP22860292 A JP 22860292A JP 2666166 B2 JP2666166 B2 JP 2666166B2
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洋一郎 飛島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天窓取付部より雨水が
室内側に流れることを防止する水切り枠に関する。
【0002】
【従来の技術】天窓としては屋根下地材の開口部周縁に
方形状の木枠を取付け、この木枠に障子を取付けたもの
が知られている。このような天窓においては、木枠取付
部より雨水が浸入して屋根下地材の開口部より室内に流
れ落ちることがあるので、木枠の外側面と屋根下地材と
に亘って水切り枠を取付けている。
【0003】例えば、実開昭64−29412号公報に
示すように、縦板と横板より略L字状となった上水切り
板と、縦板と横板より略L字状となった一対の側部水切
り板と、縦板と横板より略L字状となった下水切り板を
方形枠状に連結して水切り枠とし、その水切り枠におけ
る各縦板を木枠の外側面に取付けると共に、各横板を屋
根下地材に接して雨水が木枠取付部より屋根下地材の開
口部より室内に流れ落ちることを防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる水切り枠におい
ては、上下水切り板の縦板長手方向両端部と側部水切り
板の縦板長手方向両端部の接触部は上下に連続した線接
触となるので、その連結コーナー部における下端部のシ
ール性が悪く雨水が連結コーナー部の下端部より水切り
枠内側に浸入し易くなる。特に、側部水切り板と下水切
り板との連結コーナー部において雨水が浸入し易い。
【0005】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした天窓の水切り枠を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】縦板10と、この縦板1
0の下端部に長手方向に連続して一体的に設けられ、か
つ縦板10の長手方向両端部より側方に突出した横板1
1より成る上水切り板7、縦板15と、この縦板15の
下端部に長手方向に連続して一体的に設けられ、かつ縦
板10の長手方向両端部より側方に突出し、かつその突
出部は縦板15より上流側に突出した横板16より成る
下水切り板8、縦板19と、この縦板19の下端部に長
手方向に連続して一体的に設けられ、かつ縦板19の長
手方向一端部より突出した横板20より成り、その横板
20の内端面20aが縦板19の下端部より内方に突出
した一対の側部水切り板9,9を備え、前記側部水切り
板9の縦板19の長手方向両端面を上下水切り板7,8
の縦板10,15の内側面に接して連結し、前記上水切
り板7の横板11における突出部分を側部水切り板9の
横板20における突出部分に重ね合せ、側部水切り板9
の横板20を下水切り板8の横板16における縦板15
より上流側に突出した部分に重ね合せ、この下水切り板
8の横板16における縦板15より上流側に突出した部
分の内端面を縦板15の長手方向両端面より内方に位置
させた天窓の水切り枠。
【0007】
【作 用】側部水切り板9の縦板19の長手方向両端
面及び横板20の縦板19下端部より内方に突出した部
分の長手方向両端面が上下水切り板7,8の縦板10,
15内側面に接し、前記横板20の縦板19下端部より
内方に突出した部分が下水切り板8の横板16における
縦板15より上流側に突出した部分の上面に重ね合うか
ら、下水切り板8の縦板15と側部水切り板9の縦板1
9の接触部下部は面接触となって連結コーナー部の下端
部のシール性が向上する。
【0008】
【実 施 例】図1と図2に示すように、屋根下地材1
の開口部2の周縁に方形枠状の木枠3が取付けられ、こ
の木枠3の上端面に取付枠体4が取付けてあり、その取
付枠体4に障子5が開閉自在に装着されて天窓を構成し
ている。前記木枠3と屋根下地材1に亘って水切り枠6
が取付けられ、この水切り枠6は屋根勾配方向上流側の
上水切り板7と下流側の下水切り板8と屋根勾配方向に
沿う左右一対の側部水切り板9,9より方形枠状となっ
ている。
【0009】前記上水切り板7は図1に示すように、縦
板10と横板11で断面L字状の長尺材となり、縦板1
0が固着具12で木枠3に固着され、横板11が屋根下
地材1に固着具13で固着され、かつその上に屋根材1
4が葺いてある。
【0010】前記下水切り板8は図1に示すように縦板
15と横板16で断面L字状の長尺材となり、縦板15
が木枠3に固着具17で固着され、横板16が屋根下地
材1に固着され、その横板16と屋根下地材1との間に
釦スカート18が設けてある。
【0011】前記側部水切り板9は図2に示すように縦
板19と横板20で断面L字状の長尺材となり、その縦
板19の下端部19aは鉤形に折曲し、かつ横板20の
内端面20aより離れた位置に一体的に連結されて縦板
19下端部19aと横板20との間に内方に開口した凹
部21を長手方向に連続して形成しており、前記縦板1
9の外側面にはビスホール22が長手方向に亘って一体
的に設けられ、このビスホール22の上面22aは水平
に対して突出端が下向きとなるように斜めとなり、スリ
ット22bは下方に開口しており、前記横板20には立
上り片23が長手方向に連続して一体的に設けてある。
前記縦板19が木枠3の外側面に固着具24で固着さ
れ、横板20が固着具で屋根下地材1に固着してあり、
その横板20における立上り片23より側方部分に屋根
材14が葺いてある。
【0012】前記上水切り板7は図3に仮想線で示すよ
うに、縦板10と横板11で断面L字状のアルミ押出型
材7′における縦板10の長手方向両端部10aをカッ
タ等で切断して製作され、横板11の長手方向両端部1
1aは縦板10の長手方向両端面10bより側方に突出
し、その縦板10の長手方向両端面10bは前記側部水
切り板9のビスホール22と対向した切欠き25が形成
され、かつ縦板10の内側面における長手方向両端部に
シーラー26が設けてあり、このシーラー26の下端部
は前記側部水切り板9の凹部21と対向して切欠き27
されていると共に、シーラ26と縦板10に亘ってビス
挿通孔28が前記ビスホール22と対向して形成してあ
る。
【0013】前記下水切り板8は図3に仮想線で示すよ
うに、縦板15と横板16で断面逆T字状のアルミ押出
型材8′における縦板15の長手方向両端部15aと横
板16の縦板15より上流側に突出した部分16aにお
ける長手方向中間部16bをそれぞれカッタ等で切断し
て製作され、横板16の長手方向両端部は縦板15の長
手方向両端面15bよりも側方に突出し、かつ縦板15
より上流側に突出した部分16aの内端面16cは縦板
15の長手方向両端面15bより若干内方に位置し、そ
の縦板15の長手方向両端面15bは前記側部水切り板
9のビスホール22と対向した切欠き29が形成され、
かつ縦板15の内側面における長手方向両端部にシーラ
ー30が設けてあり、このシーラー30の下端部は前記
側部水切り板9の凹部21と対向して切欠き31されて
いると共に、シーラ30と縦板15に亘ってビス挿通孔
32が前記ビスホール22と対向して形成してあり、前
記横板16における縦板15より上流側に突出した部分
16aは薄肉となって両面テープ33が貼着してある。
【0014】前記側部水切り板9は図3に仮想線で示す
ように、縦板19と横板20で断面L字状のアルミ押出
型材9′における縦板19と立上り片23の長手方向一
端部19b,23aをカッタ等で切断して製作され、横
板20の長手方向一端部(上流側)20bは縦板19の
長手方向一端面(上流側端面)19cよりも上流側に突
出し、その突出した部分20bの上面に両面テープ34
が貼着してある。
【0015】前記上水切り板7と側部水切り板9は図4
に示すように、上水切り板7の縦板10のビス挿通孔2
8よりビス35を側部水切り板9の縦板19のビスホー
ル22に螺合して側部水切り板9の縦板19の長手方向
一端面19cをシーラー26を介して上水切り板7の縦
板10の内側面に圧接して連結し、その連結コーナー部
にバックシール材36を装着して連結コーナー部をシー
ルしていると共に、上水切り板7の横板11の長手方向
両端部11aを側部水切り板9の横板20における長手
方向一端部20bに両面テープ34で接着する。このバ
ックシール材36は図5に示すように、側部水切り板9
の縦板19下端部の凹部21内に充填されてシール面積
を広くしてある。
【0016】前記下水切り板8と側部水切り板9は図4
に示すように、下水切り板8の縦板15のビス挿通孔3
2よりビス37を側部水切り板9の縦板19のビスホー
ル22に螺合して側部水切り板9の縦板19の長手方向
一端面19cをシーラ30を介して下水切り板8の縦板
15の内側面に圧接し、側部水切り板9の横板20を下
水切り板8の横板16における縦板15より上流側に突
出した部分16aに両面テープ33で接着して連結し、
その連結コーナー部にバックシール材38を装着して連
結コーナー部をシールしている。
【0017】このバックシール材38は図6に示すよう
に、側部水切り板9の下端部に形成した凹部21に充填
されるから、接触面積が広くなってシール性が向上す
る。
【0018】前記側部水切り板9の縦板19の下端部1
9aは鉤形に折曲して横板20の内端面20aは縦板1
9より内方に突出しており、しかもその縦板19の端面
19cが上下水切り板7,8の縦板10,15の内側面
に接しているから、側部水切り板9の横板20の縦板1
9より内方に突出した部分が下水切り板8の縦板15の
内側面に接して側部水切り板9の長手方向両端部と下水
切り板8の縦板15内側面との下端部接触面積が広くな
ってシール性が向上するし、側部水切り板9の横板20
における縦板19より内方に突出した部分が下水切り板
8の横板16における縦板15より上流側に突出した部
分16aに接するから連結コーナー部の下部が面接触と
なってシール性が向上するし、上水切り板7の縦板10
下面及び横板11が側部水切り板9の横板20における
縦板19より内方に突出した部分に接するから連結コー
ナー部の下部が面接触となってシール性が向上する。
【0019】側部水切り板9の縦板19外側面にビスホ
ール22を形成したので、そのビスホール22に流入し
た雨水はシーラー26,30によってシールされて水切
り枠内部に浸入しないし、連結コーナー部、つまり縦板
10,15,19の連結コーナー部内面が凹凸のない平
坦面となってバックシール材36,38を連続して装着
でき、さらにはビスホール22が水返しの役目を果すか
ら雨水が縦板10,15,19の外側面に沿って上に流
れることを防止できる。また、ビスホール22の上面2
2aが斜めとなっているから雨水が溜ることがないし、
スリット22bが下向きとなって側方から見た時に目視
されずに見栄えが良くなる。また、各横板を両面テープ
33,34で接着したから接触面積を小さくしてもシー
ル性を向上できる。
【0020】以上の実施例では側部水切り板9の縦板1
9外側面にビスホール22を一体的に設けて、上下水切
り板7,8の縦板10,15よりビスをビスホール22
に螺合して、上下水切り板7,8と一対の側部水切り板
9,9を方形枠状に連結したが、側部水切り板9の縦板
19にビスホールを設けずに、その縦板19の長手方向
両端面を上下水切り板7,8の縦板10,15の長手方
向両端部内側面に接して溶接で連結しても良い。
【0021】
【発明の効果】側部水切り板9の縦板19の長手方向両
端面及び横板20の縦板19下端部より内方に突出した
部分の長手方向両端面が上下水切り板7,8の縦板1
0,15内側面に接し、前記横板20の縦板19下端部
より内方に突出した部分が下水切り板8の横板16にお
ける縦板15より上流側に突出した部分の上面に重ね合
うから、下水切り板8の縦板15と側部水切り板9の縦
板19の接触部下部は面接触となって連結コーナー部の
下端部のシール性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】天窓取付部の屋根勾配方向に沿った断面図であ
る。
【図2】天窓取付部の屋根勾配方向と直角方向に沿った
断面図である。
【図3】水切り枠の分解斜視図である。
【図4】水切り枠の平面図である。
【図5】上水切り板と側部水切り板の連結コーナー部の
斜視図である。
【図6】下水切り板と側部水切り板の連結コーナー部の
斜視図である。
【符号の説明】
7…上水切り板、8…下水切り板、9…側部水切り板、
10…縦板、11…横板、15…縦板、16…横板、1
9…縦板、20…横板、35…ビス、37…ビス。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦板10と、この縦板10の下端部に長
    手方向に連続して一体的に設けられ、かつ縦板10の長
    手方向両端部より側方に突出した横板11より成る上水
    切り板7、縦板15と、この縦板15の下端部に長手方
    向に連続して一体的に設けられ、かつ縦板10の長手方
    向両端部より側方に突出し、かつその突出部は縦板15
    より上流側に突出した横板16より成る下水切り板8、
    縦板19と、この縦板19の下端部に長手方向に連続し
    て一体的に設けられ、かつ縦板19の長手方向一端部よ
    り突出した横板20より成り、その横板20の内端面2
    0aが縦板19の下端部より内方に突出した一対の側部
    水切り板9,9を備え、前記側部水切り板9の縦板19
    の長手方向両端面を上下水切り板7,8の縦板10,1
    5の内側面に接して連結し、前記上水切り板7の横板1
    1における突出部分を側部水切り板9の横板20におけ
    る突出部分に重ね合せ、側部水切り板9の横板20を下
    水切り板8の横板16における縦板15より上流側に突
    出した部分に重ね合せ、 この下水切り板8の横板16における縦板15より上流
    側に突出した部分の内端面を縦板15の長手方向両端面
    より内方に位置させたことを特徴とする天窓の水切り
    枠。
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