JP2665753B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2665753B2
JP2665753B2 JP62321430A JP32143087A JP2665753B2 JP 2665753 B2 JP2665753 B2 JP 2665753B2 JP 62321430 A JP62321430 A JP 62321430A JP 32143087 A JP32143087 A JP 32143087A JP 2665753 B2 JP2665753 B2 JP 2665753B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、コンパクトで紙詰まりを容易に除去でき
るようにした、同一用紙に再度画像を記録する画像記録
装置に関する。 〔従来の技術〕 従来、複写機やプリンタ等の画像記録装置において、
用紙の両面に画像を記録する場合には、転写部において
像担持体から用紙の一方の面に画像を転写し定着した
後、用紙を再び転写部まで搬送する用紙経路中におい
て、用紙の搬送方向を逆方向に切り換える手段(スイッ
チバック手段)を設け、該用紙を反転させてその裏面に
画像を転写記録するように構成されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、従来の両面画像記録装置においては、像担
持体の下方に転写手段が設けられており、更にその下方
に用紙の反転搬送経路が設けられている。したがって紙
詰まりの処理を行うためには、装置本体内に用紙搬送経
路を開くためのスペースを設ける必要があり、更に装置
が大型化している。また用紙搬送経路に手を挿入してジ
ャム紙を除去する場合、用紙搬送経路が装置の下方に設
けられているため、作業性が悪いという欠点があった。 このような欠点を解消するため、画像記録装置を用紙
搬送経路で分割可能に構成したクラムシェルタイプと称
する装置が用いられている。このクラムシェルタイプの
装置は、本体内に用紙搬送経路を開くためのスペースは
不必要となり、コンパクトに構成することができる。し
かしながら、このタイプの画像記録装置は、装置を分割
して開くため、用紙搬送経路から上部にある重量の大な
る部分を持ち上げて開く操作が必要となり、強いばね機
構あるいはオイルダンパーなどのコストの高い複雑な機
構を必要とした。更にまた、トナー像担持体と転写手段
間の用紙経路を開く機構と、両面記録用搬送経路を開く
機構が必要であり、2重の開放機構となって複雑な構造
になるという問題点があった。 本発明は、従来の両面画像記録装置における上記問題
点を解決するためになされたもので、コンパクトで紙詰
まりを容易に除去できるようにした画像記録装置を提供
することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段及び作用〕 上記問題点を解決するため、本願発明は、給紙部から
給紙経路を介して供給された用紙上に画像を記録する画
像記録部と、画像の記録された用紙を前記画像記録部よ
り上方を通して前記給紙経路へ再搬送するための用紙再
搬送経路と、該用紙再搬送経路を介して画像形成済みの
用紙を前記画像記録部へ搬送する用紙搬送手段と、前記
用紙再搬送経路を開放露出するため、前記画像記録部を
保持する装置本体に対して移動可能に設けられたカバー
とを設けて画像記録装置を構成するものである。 このように、画像の記録された用紙を給紙経路へ再搬
送するための用紙再搬送経路が画像記録部より上方を通
過するようにし、且つ用紙再搬送経路を開放露出するた
めのカバーを設けているため、最も紙詰まりの起きやす
い用紙再搬送経路上で紙詰まりが発生したとしても、画
像記録部を保持しない軽量のカバーを開けるのみの簡単
な操作で、容易に用紙再搬送経路を開放することがで
き、容易に詰まった用紙を取り除くことが可能となる。 〔実施例〕 以下実施例について説明する。第1図は、本発明に係
る画像記録装置の実施例を正面から見た断面図で、斜線
部は図面において手前のフレームと奥のフレームとを連
結している部分を示している。また第2図は、その上面
カバー48を開放した状態を示している。図において、1
は画像記録装置全体を示し、2は像担持体等を構成する
ベルトユニット、3は定着ローラユニット、4は潜像を
現像する現像ユニット、5は用紙搬送ユニット、6は潜
像を形成する印字ヘッド、7はモータ、8は電源ユニッ
トを示している。 上面カバー48は、回転支軸47を中心として回動し、第
2図に示すように90°開くことができるように構成され
ている。そして該上面カバー48の内側には、用紙搬送ユ
ニット5が支点34で緩く嵌合支持され且つバネ35で保持
されており、上面カバー48と共に上方に回動されて装置
本体より開くようになっている。また用紙搬送方向変換
手段として兼用される用紙手差し給紙部の一部を構成し
ている手差しローラ22のピンチローラ23も、前記上面カ
バー48の内側先端部に設けられており、同様に上面カバ
ー48と共に上方に回動されて開くように構成されてい
る。 定着ローラユニット3は、装置本体フレームの連結部
に対して、第2図において矢印Aで示す方向に着脱可能
に構成されている。またベルトユニット2は、装置本体
に対し矢印B方向に挿入し、矢印C方向へ回転させるこ
とによって装着でき、その逆の操作で機外へ取り外すこ
とができるように構成されている。現像ユニット4は、
支点75で装置本体フレーム間に揺動可能に支持され、ベ
ルトユニット2に向けて付勢されるようになっている。
印字ヘッド6は、ベルトユニット2の下方においてベル
トユニット2に対向してフレームに固定されている。 本体フレームはモールド一体成形で構成されており、
鉄板のベース81に固定されている。またベース81には導
電性箱体であるシールドケース82が溶接されており、そ
してベース81はプラスチック製底カバー83に固定される
ようになっている。 フレーム間に支持されている給紙ローラ24には、バネ
21によって用紙分離板20が付勢されている。中板15はフ
レームに設けられた支点17を中心に揺動可能で、先端下
面に設けられたバネ18によって給紙ローラ24に向けて付
勢されるようになっている。トレー11はフレームに固定
されて配置されており、用紙9はその後部を前記トレー
11上に載置し、先端部は中板15の両側に設けられたサイ
ドガイド16に挟まれ、且つ後端部はトレー11上にスライ
ド可能に設けた後端規制板12で位置決めされるようにな
っている。そして記録紙先端はバネ18の付勢力によって
中板15を介して給紙ローラ24に圧接されている。なお後
端規制板12の位置は用紙サイズセンサ13により検知され
るようになっている。 防湿カバー10は用紙9をトレー11と共に囲むように配
置され、フレームに設けられた支軸84を中心に、第2図
において矢印Dで示すように開閉可能に構成されてい
る。そして防湿カバー10上には、用紙を手差し給紙する
ための用紙幅方向位置決め用手差しガイド14が設けられ
ている。 給紙ローラ24の上方には、前記手差しローラ22とピン
チローラ23とが配置されており、手差しローラ22はフレ
ームに回転可能に支持されており、一方ピンチローラ23
は、先に述べたように、上面カバー48に支持されてい
る。そして上面カバー48が閉じた状態ではピンチローラ
23は手差しローラ22に付勢されるようになっている。 手差しローラ22と手差しガイド14との間の手差し挿入
紙経路63には手差しセンサ19が設けられており、用紙が
センサ19を押圧することにより用紙の有無を検知するよ
うになっている。紙ガイド25等で形成されている手差し
紙経路65と、トレー11から給紙ローラ24により給送され
る用紙の紙経路64とは、それらの下流側に配置された搬
送ローラ28とそのピンチローラ29の近傍で合流するよう
になっている。そしてその合流点には、レジストセンサ
26が配置されており、用紙が押圧することで検知するよ
うになっている。 前記搬送ローラ28のニップ部よりも給紙側には、紙経
路を遮断するように突出したり、また紙経路から退避で
きるようにゲート板27が設けられている。また搬送ロー
ラ28の下流側には上側紙ガイド30と下側紙ガイド31によ
って紙経路66が形成されている。そしてこの紙経路66よ
り定着ユニット3側には、ベルトユニット2の像担持ベ
ルト50の最上部に対向してコロナ転写器32が設けられて
おり、更に定着ユニット3側には、下面に用紙を吸引す
るスリット穴を設けたバキュームダクト33が配置されて
いる。そしてこれらの搬送ローラ28とそのピンチローラ
29,レジストセンサ26,ゲート板27,コロナ転写器32及び
バキュームダクト33によって前記用紙搬送ユニット5が
構成されている。 ベルトユニット2は、像担持ベルト50と、該ベルト50
を掛け渡して駆動する駆動ローラ51,テンションローラ5
2,バックアップローラとなるコロナシャフト56,ヘッド
シャフト57からなる駆動系と、クリーニングブレード55
及びオーガ等からなるブレードクリーニング機構54と、
スコロトロン帯電器58を含み、印字ヘッド6のフレーム
62に支持されたセルフォックレンズ61,現像ユニット4
のスリーブ76,コロナ転写器32及び除電ランプ60にそれ
ぞれ対応した開口部を有するユニットフレーム53とカバ
ー59によって覆われた一体的なカートリッジ構造になっ
ており、前述のように本体上部の上面カバー48を開放す
ることにより、オペレータの手で着脱,交換が可能にな
っている。 定着ユニット3は熱を発生する下側のヒートローラ40
と、該ヒートローラ40に強い力で押圧されている上側の
プレッシャローラ41とで構成されている。そしてこの定
着ユニット3のニップ部を挟んで、ベルトユニット2側
には紙経路70,排出ローラ44側には紙経路71が形成され
ている。排出ローラ44はフレームに回転可能に支持され
ており、そのピンチローラ45は排出ローラ44に圧接され
ている。排出ローラ44の下流側に配置したゲート46は、
回動して2つの位置をとれるように構成されており、第
1図において実線で示した位置では、用紙を反転紙経路
69へ、2点鎖線で示した位置では、排出紙経路72方向へ
方向変換する機能を備えている。排出紙経路72は装置本
体の外部へ延長され、用紙を収納する排紙トレー49で終
わるようになっている。 前記反転紙経路69はUターンして、上面カバー48と定
着ユニット3の最上部に固定されたプラスチック製紙ガ
イド43によって形成される紙経路68に連絡されている。
そして該紙経路68の延長上には、上面カバー48に固定さ
れた搬送ローラ38と、該搬送ローラ38に付勢されるピン
チローラ39が配置されている。前記紙経路68の右側下流
方向には、上面カバー48と用紙搬送ユニット5のフレー
ムにより形成される紙経路67が続いて形成されており、
該紙経路67にはセンサ36が設けられていて、用紙が該セ
ンサ36を押すことによって用紙の有無を検知するように
なっている。そして紙経路67は前記手差し下流側紙経路
65に合流するように構成されている。なお、37は紙経路
67を保持するための板バネである。 用紙搬送方向変換手段を兼ねている手差し給紙部にお
いては、第3図に示すように、手差しローラ22が軸受け
を介してフレーム86に支持されており、そして手差しロ
ーラ軸22aには該ローラ22と同軸にパルスモータ87の出
力軸が固定されていて、モータ制御基板88からの信号に
応じて駆動,制御されるようになっている。 トレー11の上面に配設される用紙後端規制板12には、
第4図に示すように、その下面に3つのリブ12a,12b,12
cと、その両側部に上部突出係合部12dと下部突出係合部
12eとが形成されており、第5図に示すように上部及び
下部突出係合部12d,12eをトレー11に設けた細長孔11aに
係合させて、用紙の長さに応じてトレー11の上面をスラ
イドできるように取着されている。また3つのリブ12a,
12b,12cは同じくトレー11に形成した細長孔11aよりトレ
ー下面に突出させ、トレー下面に配設されている用紙サ
イズセンサ13に対応するようになっている。そして上記
各リブ12a,12b,12cにはそれぞれ異なる位置に切り欠き
穴が形成されており、後端規制板12を移動させて用紙サ
イズに合わせることにより、各リブ12a,12b,12cによっ
て異なるパターンでセンサ13の光軸を遮るように構成さ
れている。したがって用紙サイズセンサ13から得られる
出力パターンにより用紙サイズを検出することができ、
その検出信号に基づいて印字位置や給紙タイミング,紙
詰まり検出タイミング等を適宜変えるようになってい
る。 防湿カバー10は、前述のように、その一端両側部に形
成した支軸84をフレーム86の穴と嵌合させ、その支軸84
を中心に回動可能になっている。そして該防湿カバー10
の上面には、手差しガイド14が設けられていて、第6図
に示すように、防湿カバー10の裏面に設けられたラック
アンドピニオン機構により、用紙の幅に対応できるよう
にスライド可能に構成されている。 中板15は、同じく第6図に示すように、その一端両側
に突出形成した支軸17をフレーム86の穴に嵌合させ、そ
の支軸17を中心に揺動可能になっている。また中板15
は、先端下面に当接させるように配置したバネ18によっ
て給紙ローラ24の方向へ付勢されるようになっている。
そして防湿カバー10はトレー11の上方に配置されてい
て、該防湿カバー10の一端を上方へ持ち上げ回動させる
と、回転支軸84の近傍に形成した突出部10aが中板15に
当接し、バネ18の付勢力に抗して中板15を押し下げ、中
板15の両側部に設けた係合部15aと嵌合して、防湿カバ
ー10を開放したまま保持できるようになっている。また
防湿カバー10には両側下端面に突部10bが設けられてお
り、該カバー10を閉じたときに、該突部10bをトレー11
に形成した穴11bに入り込ませ、第7図に示すように、
該穴11bの下方に配置した防湿カバーセンサ89の光軸を
遮ることにより、防湿カバー10の開閉状態を検知するよ
うになっている。 電源ユニット8と本体フレームとベース81とによって
囲まれた空間チャンバー85にはモータ7が配置されてお
り、また該チャンバー85を囲んでいるフレームの連結部
には穴86a,86b,86cが形成されている。電源ユニット8
中には、フレームのほぼ中央部近くにファン73が内蔵さ
れており、チャンバー85内の空気を吸引して、オゾンフ
ィルター74を通して機外へ排出するようになっている。
なお第1図において、78はフロッピーデスクドライブ、
79はコントロールボード、80はメモリーカードコネクタ
を示している。 次にこのように構成した画像記録装置における両面記
録動作について説明する。給紙ローラ24と手差しローラ
22を除いた、他の搬送ローラ28,排出ローラ44,搬送ロー
ラ38,定着ユニット3のヒートローラ40は、記録動作開
始と共に常に、例えば90mm/secの一定の搬送速度で回転
するようになっている。記録動作が開始されると、像担
持ベルト50の継ぎ目を検出する図示しないシームセンサ
からの検出信号に基づく駆動信号により、給紙ローラ24
が回転を開始し、トレー11より用紙9が一枚ずつ転写部
に向けて給送される。 用紙先端が紙経路64を通りレジストセンサ26で検出さ
れると、給紙ローラ24の回転が停止され、用紙先端がゲ
ート板27に突き当たった状態で停止する。ゲート板27が
退避されると、用紙先端は搬送ローラ28とそのピンチロ
ーラ29にくわえ込まれ、像担持ベルト50上に形成された
トナー像と同期して転写部へ向けて搬送される。転写部
において下面にトナー像が転写された用紙9は定着ユニ
ット3において定着された後、排出ローラ44で搬送さ
れ、実線位置に切り換えられているゲート46に沿って上
方へ向けられ、反転紙経路69と両面記録用紙経路68を通
って搬送ローラ38へ向けて搬送される。次いで搬送ロー
ラ38により紙経路67を通って手差しローラ22に向けて搬
送される。 この実施例においては、1枚目の用紙9の一面への転
写,定着に引き続いて、シームセンサの検出信号に同期
させて2枚目の用紙9がトレー11より転写部へ向けて給
紙が開始され、同様にして転写,定着が行われるように
なっている。 ところで1枚目の用紙9が、手差しローラ22に近づい
た時点において、シームセンサの検出信号に基づく所定
タイミングで手差しローラ22が、所定の例えば360mm/se
cの高速で、手差し給紙の場合とは逆方向の回転が開始
され、1枚目の用紙先端が手差しローラ22に達すると急
速に手差し挿入紙経路63部分へ搬入される。用紙後端が
紙経路67に配置されているセンサ36により検出されると
所定時間経過後に、手差しローラ22の回転が停止され
る。この時点で手差し給紙部へ搬入された用紙を観察す
ることにより用紙への画像形成状態を確認することがで
きる。 続いてシームセンサの検出信号に同期して手差しロー
ラ22の正方向の回転が、例えば180mm/secの搬送速度で
開始される。これにより手差し挿入紙経路63内に搬入さ
れ、その後端部を手差しローラ22とピンチローラ23で挟
持された状態で一旦停止していた1枚目の用紙9は、搬
送方向が反転され紙経路65を通って再び搬送ローラ28に
向けて搬送が開始される。そして同様な工程で用紙の裏
面にトナー像の転写,定着が行われ、鎖線で示すように
切り換えられたゲート46を介して排出紙経路72を通っ
て、機外の排出トレー49へ排出されるようになってい
る。 このように手差し給紙部を用紙搬送方向転換手段とし
て用いる場合に、手差しローラ22の搬送速度を他の搬送
ローラ等の搬送速度より大としているのは、引き続く2
枚目の用紙の搬送に支障を与えないように、1枚目の用
紙を速やかに反転させて裏面へのトナー像の記録を行う
ようにするためであり、手差しローラ22を本来の手差し
給紙を行うために用いる場合には、他の搬送ローラと同
一の搬送速度とすることができるようになっている。な
お、搬送ローラ38はワンウェイクラッチを介して駆動さ
れるように構成されており、用紙が搬送速度の大きい手
差しローラ22により搬送されるとき、その搬送に支障を
与えないようになっている。 次に紙詰まりの除去について説明する。ベルトユニッ
ト2の上方に配置される用紙搬送ユニット5を支軸34と
吊り下げバネ35で支持した上面カバー48を、回動支軸47
を中心として上方へ開くことにより、紙経路63,64,65,6
8,70が開放される。したがってこれらの部分に沿って発
生した紙詰まりは容易に除去することができる。また、
両面記録用の紙経路の一部である紙経路67も、用紙搬送
ユニット5をバネ35に抗して支軸34を中心にして、矢印
E方向に開くことにより、容易に開放することができる
ので、この紙経路67に発生した紙詰まりも容易に除去す
ることができる。 そしてトナー像担持体等を構成するベルトユニット2,
現像ユニット4,印字ヘッド6,モータ7,電源ユニット8等
の重量の大なる部材は装置本体の下方に配置されてお
り、紙詰まりを除去するため上方に開放させる上面カバ
ー48には用紙搬送ユニット5等の軽い部材のみを支持さ
せているので、上面カバー48の開閉操作は簡単な機構で
容易に行うことができる。また上面カバー48と共に上方
へ移動させる部材が少ないので、それらに対する配線等
も極めて簡単になっている。また上面カバー48を開放す
ることにより、ベルトユニット2,現像ユニット4等の消
耗品の交換作業も容易に行うことができる。 上記実施例では、給紙手段の上部に配置した手差し給
紙部を両面記録用の用紙搬送方向変換手段に兼用させた
構成のものを示したが、手差し給紙部とは別個に、給紙
手段の上部に両面記録用の専用の用紙搬送方向変換手段
を配置するように構成することもできる。また手差し給
紙部を設けずに、用紙搬送方向変換手段を給紙手段の上
部に配置するように構成することもできる。 〔発明の効果〕 以上実施例に基づいて説明したように、本発明によれ
ば、画像の記録された用紙を給紙経路ヘ再搬送するため
の用紙再搬送経路を、画像記録部より上方を通るように
形成すると共に、用紙再搬送経路を開放露出するための
カバーを、画像記録部を保持した装置本体に対して移動
可能に設けているので、最も紙詰まりが発生しやすい用
紙再搬送経路上で紙詰まりが発生しても、軽量のカバー
を開けるのみの簡単な操作で用紙再搬送経路を開放する
ことができ、容易に詰まった用紙を除去することができ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明に係る画像記録装置の実施例を示す正
面断面図、第2図は、第1図において上面カバーを開放
した状態を示す図、第3図は、その手差しローラ部分を
示す図、第4図は、後端規制板を示す斜視図、第5図
は、トレーを示す斜視図、第6図は、防湿カバーと中板
の関連構成を示す斜視図、第7図は、防湿カバーセンサ
部分を示す一部切り欠き斜視図である。 図において、1は画像記録装置、2はベルトユニット、
3は定着ユニット、4は現像ユニット、5は用紙搬送ユ
ニット、22は手差しローラ、24は給紙ローラ、48は上面
カバー、63は手差し挿入紙経路、64,65,66,70は紙経
路、67,68は両面記録用紙経路、69は反転紙経路、72は
排出紙経路を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 一夫 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−151871(JP,A) 特開 昭61−80269(JP,A) 実開 昭61−173946(JP,U)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.給紙部から給紙経路を介して供給された用紙上に画
    像を記録する画像記録部と、画像の記録された用紙を前
    記画像記録部より上方を通して前記給紙経路へ再搬送す
    るための用紙再搬送経路と、該用紙再搬送経路を介して
    画像形成済みの用紙を前記画像記録部へ搬送する用紙搬
    送手段と、前記用紙再搬送経路を開放露出するため、前
    記画像記録部を保持する装置本体に対して移動可能に設
    けられたカバーとを有することを特徴とする画像記録装
    置。
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