JP2665713B2 - スプリングワッシャー付座金 - Google Patents
スプリングワッシャー付座金Info
- Publication number
- JP2665713B2 JP2665713B2 JP5084419A JP8441993A JP2665713B2 JP 2665713 B2 JP2665713 B2 JP 2665713B2 JP 5084419 A JP5084419 A JP 5084419A JP 8441993 A JP8441993 A JP 8441993A JP 2665713 B2 JP2665713 B2 JP 2665713B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring washer
- pressing
- washer
- insertion hole
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、スプリングワッシャー
付座金に関するものである。
付座金に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、ボルト締めに際して弾性を与えて強固なボルト締め
ができるスプリングワッシャー付座金が多用されている
が、従来この座板とスプリングワッシャーとの固着は、
単にボルト挿孔を穿孔した座板上にスプリングワッシャ
ーを載せ、スプリングワッシャーの外縁数箇所に肉盛り
して溶接固定している。
ば、ボルト締めに際して弾性を与えて強固なボルト締め
ができるスプリングワッシャー付座金が多用されている
が、従来この座板とスプリングワッシャーとの固着は、
単にボルト挿孔を穿孔した座板上にスプリングワッシャ
ーを載せ、スプリングワッシャーの外縁数箇所に肉盛り
して溶接固定している。
【０００３】そのため、溶接作業が非常に厄介で、コス
ト高となってしまうばかりでなく、溶接時の熱によりス
プリングワッシャーに材質変化が生じ、適正なバネ性が
得られず、またスプリングワッシャーが折れ易くなり、
耐久性も劣化するという問題があった。
ト高となってしまうばかりでなく、溶接時の熱によりス
プリングワッシャーに材質変化が生じ、適正なバネ性が
得られず、またスプリングワッシャーが折れ易くなり、
耐久性も劣化するという問題があった。
【０００４】そこで、従来例えば実開平３−７２１１０
号に示すように、挿孔の数箇所に係止片を挿孔内面を押
し上げて突出形成し、この係止片を上方より押さえ付け
て座板上にスプリングワッシャーを回り止め状態に固着
するものが提案されたが、溶接の問題は解消したもの
の、止着強度が十分でなく、また、前記製作加工が非常
に難しい。
号に示すように、挿孔の数箇所に係止片を挿孔内面を押
し上げて突出形成し、この係止片を上方より押さえ付け
て座板上にスプリングワッシャーを回り止め状態に固着
するものが提案されたが、溶接の問題は解消したもの
の、止着強度が十分でなく、また、前記製作加工が非常
に難しい。
【０００５】即ち、この考案の係止片は、挿孔の内面を
バーリング加工などにより押し上げ形成するが、挿孔は
ボルト挿通孔であるために、係止片はあくまで薄く立ち
上げて、ボルトを挿通するのに支障を起たさないように
しなければならず、この押し上げ加工は非常に厄介であ
った。
バーリング加工などにより押し上げ形成するが、挿孔は
ボルト挿通孔であるために、係止片はあくまで薄く立ち
上げて、ボルトを挿通するのに支障を起たさないように
しなければならず、この押し上げ加工は非常に厄介であ
った。
【０００６】本発明は、これら従来技術に比べてスプリ
ングワッシャーの止着強度も劣らず、極めて係止片（押
付突出部）の加工が容易となる画期的なスプリングワッ
シャー付座金を提供することを目的としている。
ングワッシャーの止着強度も劣らず、極めて係止片（押
付突出部）の加工が容易となる画期的なスプリングワッ
シャー付座金を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
明の要旨を説明する。
【０００８】スプリングワッシャーａの内径に略等しい
挿孔１を穿設した座板ｂの挿孔１の周りに、挿孔１の内
縁上部から放射外方向にスプリングワッシャーａの幅に
略等しい若しくは少し幅広の長さを有する複数の押付溝
２を形成し、この押付溝２の外側端にこの溝形成のため
の押し付けにより押付突出部３を盛り出し形成し、この
押付突出部３内にスプリングワッシャーａを収納し、押
付突出部３を内側のスプリングワッシャーａに押し付け
当接してスプリングワッシャーａを座板ｂに固定したこ
とを特徴とするスプリングワッシャー付座金に係るもの
である。
挿孔１を穿設した座板ｂの挿孔１の周りに、挿孔１の内
縁上部から放射外方向にスプリングワッシャーａの幅に
略等しい若しくは少し幅広の長さを有する複数の押付溝
２を形成し、この押付溝２の外側端にこの溝形成のため
の押し付けにより押付突出部３を盛り出し形成し、この
押付突出部３内にスプリングワッシャーａを収納し、押
付突出部３を内側のスプリングワッシャーａに押し付け
当接してスプリングワッシャーａを座板ｂに固定したこ
とを特徴とするスプリングワッシャー付座金に係るもの
である。
【０００９】
【作用】挿孔１を穿設した座板ｂにスプリングワッシャ
ーａを次のように固着する。
ーａを次のように固着する。
【００１０】挿孔１の内縁上部から放射外方向に押し付
け可動ロッドなどにより押し付けて所定長さの押付溝２
を形成する。
け可動ロッドなどにより押し付けて所定長さの押付溝２
を形成する。
【００１１】この際、この押付溝２の外側端に押付突出
部３が盛り出し形成される。
部３が盛り出し形成される。
【００１２】このようにして挿孔１の内縁上部に放射外
方向に向けて複数箇所にこの押付溝２を形成して押付突
出部３を形成する。
方向に向けて複数箇所にこの押付溝２を形成して押付突
出部３を形成する。
【００１３】この押付突出部３内にスプリングワッシャ
ーａが収納されるように座板ｂ上にスプリングワッシャ
ーａを載せ、押付突出部３の上端３'を内側のスプリン
グワッシャーａへ押し潰し、座板ｂ上にスプリングワッ
シャーａを固着する。
ーａが収納されるように座板ｂ上にスプリングワッシャ
ーａを載せ、押付突出部３の上端３'を内側のスプリン
グワッシャーａへ押し潰し、座板ｂ上にスプリングワッ
シャーａを固着する。
【００１４】
【実施例】本実施例は、図１〜図３に示すように方形状
の座板ｂの中心に円形のボルト挿孔１を穿設し、この座
板ｂ上に内径がボルト挿孔１の外径と略合致するスプリ
ングワッシャーａを固着するスプリングワッシャー付座
金ａに本発明を適用している。
の座板ｂの中心に円形のボルト挿孔１を穿設し、この座
板ｂ上に内径がボルト挿孔１の外径と略合致するスプリ
ングワッシャーａを固着するスプリングワッシャー付座
金ａに本発明を適用している。
【００１５】本実施例では、この挿孔１の内縁上部に放
射外方向（挿孔１の中心から外方向）に向けて等角度間
隔を置いた三箇所に押付溝２を形成している。この押付
溝２はプレス機などにより押し付け可動ロッドを可動
し、断面湾曲凹状の押付溝２を形成し、この押付溝２の
押し付け形成により押付溝２の外側端に爪状の押付突出
部３を盛り出し形成している。
射外方向（挿孔１の中心から外方向）に向けて等角度間
隔を置いた三箇所に押付溝２を形成している。この押付
溝２はプレス機などにより押し付け可動ロッドを可動
し、断面湾曲凹状の押付溝２を形成し、この押付溝２の
押し付け形成により押付溝２の外側端に爪状の押付突出
部３を盛り出し形成している。
【００１６】この各押付突出部３の位置が丁度スプリン
グワッシャーａの外周縁部に近接するように押付溝２の
長さを調整し、この押付突出部３内にスプリングワッシ
ャーａを係合して座金ｂ上に載置した上で、各押付突出
部３の上端３'を上方より押し潰し、スプリングワッシ
ャーａ上に係止させ、更に余分な押付突出部３を下方へ
押し潰し、座金ｂ上にスプリングワッシャーａを固着し
ている。
グワッシャーａの外周縁部に近接するように押付溝２の
長さを調整し、この押付突出部３内にスプリングワッシ
ャーａを係合して座金ｂ上に載置した上で、各押付突出
部３の上端３'を上方より押し潰し、スプリングワッシ
ャーａ上に係止させ、更に余分な押付突出部３を下方へ
押し潰し、座金ｂ上にスプリングワッシャーａを固着し
ている。
【００１７】図４は円形の座板ｂを採用した第二実施例
を示している。
を示している。
【００１８】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、溶
接工程を施さずにプレス加工のみで固着できるため、従
来のように製作後にスプリングワッシャーに材質変化が
生じず予め設定した良好なバネ性を有し、耐久性にも秀
れたスプリングワッシャー付座金となる。
接工程を施さずにプレス加工のみで固着できるため、従
来のように製作後にスプリングワッシャーに材質変化が
生じず予め設定した良好なバネ性を有し、耐久性にも秀
れたスプリングワッシャー付座金となる。
【００１９】また、固着用の係止片となる押付突出部も
プレス加工により形成でき、また、この押付突出部を挿
孔の内縁ではなくスプリングワッシャーの外側に立設形
成する構成のため、挿孔の径をこの係爪形成によって狭
めてしまうような不具合も全く生じない。
プレス加工により形成でき、また、この押付突出部を挿
孔の内縁ではなくスプリングワッシャーの外側に立設形
成する構成のため、挿孔の径をこの係爪形成によって狭
めてしまうような不具合も全く生じない。
【００２０】また、押付突出部形成のための押付溝の形
成の押し付けも挿孔の内縁上部を利用するため容易に形
成でき、従って極めて製作作業性に秀れ、それだけ量産
性に秀れたスプリングワッシャー付座金となる。
成の押し付けも挿孔の内縁上部を利用するため容易に形
成でき、従って極めて製作作業性に秀れ、それだけ量産
性に秀れたスプリングワッシャー付座金となる。
【００２１】従って、本発明は上述のように構成したか
ら、スプリングワッシャーを押さえ付ける係止片（押付
突出部）をスプリングワッシャーの内側（挿孔）ではな
く、スプリングワッシャーの外側に押し付け形成する構
成のため、この係止片を所定の薄さにしなければならな
い要求や係止片が挿孔内へ突出してしまうことのないよ
うに形成する要求などがないから、挿孔内面を押し上げ
加工するような極めて厄介な加工工程は全くなく、従来
例に比べて加工が極めて容易となり、量産性に秀れ、加
工コストも減じることが可能となる実用性に秀れた画期
的なスプリングワッシャー付座金となる。
ら、スプリングワッシャーを押さえ付ける係止片（押付
突出部）をスプリングワッシャーの内側（挿孔）ではな
く、スプリングワッシャーの外側に押し付け形成する構
成のため、この係止片を所定の薄さにしなければならな
い要求や係止片が挿孔内へ突出してしまうことのないよ
うに形成する要求などがないから、挿孔内面を押し上げ
加工するような極めて厄介な加工工程は全くなく、従来
例に比べて加工が極めて容易となり、量産性に秀れ、加
工コストも減じることが可能となる実用性に秀れた画期
的なスプリングワッシャー付座金となる。
【図１】本実施例の座板の斜視図である。
【図２】本実施例の固着前の分解斜視図である。
【図３】本実施例の固着後の分解斜視図である。
【図４】第二実施例の固着後の分解斜視図である。
【符号の説明】 １ 挿孔 ２ 押付溝 ３ 押付突出部 ａ スプリングワッシャー ｂ 座板
Claims (1)
- 【請求項１】 スプリングワッシャーの内径に略等しい
挿孔を穿設した座板の挿孔の周りに、挿孔の内縁上部か
ら放射外方向にスプリングワッシャーの幅に略等しい若
しくは少し幅広の長さを有する複数の押付溝を形成し、
この押付溝の外側端にこの溝形成のための押し付けによ
り押付突出部を盛り出し形成し、この押付突出部内にス
プリングワッシャーを収納し、押付突出部を内側のスプ
リングワッシャーに押し付け当接してスプリングワッシ
ャーを座板に固定したことを特徴とするスプリングワッ
シャー付座金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5084419A JP2665713B2 (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | スプリングワッシャー付座金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5084419A JP2665713B2 (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | スプリングワッシャー付座金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06300027A JPH06300027A (ja) | 1994-10-25 |
| JP2665713B2 true JP2665713B2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=13830070
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5084419A Expired - Lifetime JP2665713B2 (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | スプリングワッシャー付座金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2665713B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2762270B2 (ja) * | 1995-01-31 | 1998-06-04 | 株式会社野島角清製作所 | スプリングワッシャー付座金 |
| CN110500354B (zh) * | 2019-08-21 | 2021-04-27 | 成都迈特航空制造有限公司 | 一种垫圈 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3072110U (ja) * | 1999-08-06 | 2000-10-06 | 潔 原田 | 表示付き携帯型日常品管理システム装置 |
-
1993
- 1993-04-12 JP JP5084419A patent/JP2665713B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06300027A (ja) | 1994-10-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1054386B1 (en) | Vibration damping washer assembly and method of attaching the same to heat insulating plate | |
| JP2002005145A (ja) | かしめナットおよびその製造方法 | |
| JP2000018223A (ja) | 溶着スタッド | |
| JP2665713B2 (ja) | スプリングワッシャー付座金 | |
| JP2665719B2 (ja) | スプリングワッシャー付座金 | |
| JP4445920B2 (ja) | ボタン用キャップ、止め具およびボタン | |
| JPS61210854A (ja) | モータのヨークの製造方法 | |
| JP2000120934A (ja) | 配管支持金具 | |
| JP2775624B2 (ja) | スプリングワッシャー付座金 | |
| JP2762270B2 (ja) | スプリングワッシャー付座金 | |
| KR102054111B1 (ko) | 차량용 리클라이너 샤프트 조립체 및 그 제조방법 | |
| JP2000283132A (ja) | クリップ | |
| JP2001105046A (ja) | パンチ機構のストリッパ落下防止装置 | |
| US5143471A (en) | Tubular reinforcement element and method of making same | |
| JPH0622013A (ja) | スピーカの固定構造 | |
| JP2002070815A (ja) | 金属帯板製のクランプ用フック及びその製造方法 | |
| JP2002276626A (ja) | パイプ連結部材 | |
| KR0115938Y1 (ko) | 스프링 글램프 | |
| JP3325841B2 (ja) | 板金製プーリの製造方法 | |
| JP2958770B2 (ja) | スプリングワッシャー付座金 | |
| JP2002021878A (ja) | 一方向クラッチ用リテーナの製造方法 | |
| JP3016771U (ja) | とも板フランジダクト間の締付け止め金具 | |
| JP3966041B2 (ja) | ステアリングロック装置 | |
| JPH03169348A (ja) | 触媒コンバータの金属触媒担体およびその製造方法 | |
| US1176235A (en) | Process of making lamp structure. |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080627 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627 Year of fee payment: 14 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627 Year of fee payment: 15 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627 Year of fee payment: 16 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |