JP2663499B2 - ビームスキャン追尾の初期捕捉装置 - Google Patents

ビームスキャン追尾の初期捕捉装置

Info

Publication number
JP2663499B2
JP2663499B2 JP63105516A JP10551688A JP2663499B2 JP 2663499 B2 JP2663499 B2 JP 2663499B2 JP 63105516 A JP63105516 A JP 63105516A JP 10551688 A JP10551688 A JP 10551688A JP 2663499 B2 JP2663499 B2 JP 2663499B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
signal
level
tracking
radio wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63105516A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01277784A (ja
Inventor
敏伸 山根
晶夫 倉本
隆司 清水
誠 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP63105516A priority Critical patent/JP2663499B2/ja
Priority to CA000568066A priority patent/CA1298402C/en
Priority to AU16778/88A priority patent/AU599293B2/en
Priority to US07/200,215 priority patent/US4881078A/en
Publication of JPH01277784A publication Critical patent/JPH01277784A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2663499B2 publication Critical patent/JP2663499B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ビームスキャン追尾装置に関し、特に、ア
ンテナが移動体に搭載された、例えば、静止衛星を追尾
する場合の初期捕捉装置に関する。
[従来の技術] 本出願人は、アンテナを電波源の方向に自己追尾させ
るためのビームスキャン追尾装置に関し、特願昭62−22
9606号において改良装置を提案している。
この改良装置は、ビームを電気的に走査可能なアンテ
ナと、前記ビームの走査に伴なって変化する二種の受信
信号の受信レベルを同期検波する検波器と、検波された
受信信号のレベルの高い方向を到来電波の方向と判断す
る信号処理部と、この信号処理部の指令信号に基づいて
アンテナ軸を到来電波の方向に駆動する駆動部とを設け
た構成としてある。
そして、このように構成することによって電波到来方
向の判断を迅速に行なうことができ、しかも、方向判断
は、受信レベルの振幅に基づいて行なうため、複雑な復
調機を必要としない。また、電波到来後は、アンテナ軸
の機械的回転によってアンテナ自体を電波到来方向に向
けるため、アンテナ単体のビーム走査角は小さくて済
み、設計が容易になるという効果を有するものである。
しかしながら、上述したビームスキャン追尾装置にあ
っても、初期捕捉装置を具備していない場合には、アン
テナを搭載している移動体が、遮蔽物の影に入ると、受
信レベルは低くなり、ビーム走査によるレベル差が生じ
なくなり、追尾不能になる。この状態では、アンテナは
駆動されず、その位置に停止してしまう。
したがって、移動体が動いた場合、アンテナは、電波
到来方向とは無関係の方向へ向いてしまう。ひとたび、
アンテナが電波到来方向から大きくずれてしまうと、移
動体が遮蔽物の外に出たとしても、アンテナは動かず、
波源の捕捉はできない。仮りに、移動体が遮蔽物の外に
出たとき、波源が第4図に示すAの方向にあるとして
も、追尾動作は、第1サイドローブ、すなわち第4図に
示すBの方向で、捕捉を行なってしまう。
そこで、初期捕捉装置が必要となり、従来の静止衛星
等を追尾する場合の初期捕捉装置としては、アンテナに
その指向角度を検出する角度検出器を設けたものが一般
的に用いられており、そして、この角度検出器の検出値
に基づいて、衛星の方向へアンテナを向けていた。
この従来装置においては、アンテナが移動体に搭載さ
れている場合、移動体とアンテナとの相対角を検出し、
アンテナの指向角度を検出するための検出器と、移動体
の地球に対する角度を検出するための検出器を具備して
いた。
[解決すべき問題点] 上述のように従来のビームスキャン追尾の初期捕捉装
置においては、アンテナの指向角度を検出するための検
出器と、移動体の地球に対する角度を検出するための検
出器が必要となる。また、これらの検出器には、通常レ
ゾルバーやジャイロコンパス等が利用され、これら2つ
の検出信号に基づいてアンテナの絶対角を算出している
ため、その処理は複雑になるという欠点があった。
本発明は上記の問題点にかんがみてなされたもので、
移動体が遮蔽物の外に出たときに、波源を容易に捕捉で
きるとともに、サイドローブによる誤追尾を防止できる
ようにしたビームスキャン追尾の初期捕捉装置に関す
る。
[問題点の解決手段] 本発明のビームスキャン追尾の初期捕捉装置は、上記
目的を達成するため、ビームを電気的に走査可能なアン
テナと、前記ビームの走査にともなって変化する受信信
号のレベルのうち高いレベルの受信信号の方向を到来電
波の方向と判断する信号処理部と、この信号処理部の指
令信号にもとづいてアンテナを到来電波方向に回転させ
るための信号を出力する駆動部と、上記受信信号のレベ
ルを検知し、レベルが一定のレベル以下になったとき、
上記駆動部からの信号にかかわらず上記アンテナを一方
向に回転させるための信号を出力する受信強度比較器
と、上記駆動部又は上記受信強度比較器からの信号によ
って上記アンテナを回転させるモータとを有する構成と
してある。
これにより、本発明のビームスキャン追尾の初期補足
装置は、受信信号強度が一定レベル以下になったとき
に、アンテナを一方向に回転させる指令信号を与えてア
ンテナを一方向に回転させ、レベルが一定以上になった
ら、一方向に回転させる指令信号を断ち、通常の追尾動
作に入ることができる。
[実施例] 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図で、1は
アンテナ、2は低雑音増幅器、3は受信機、4は移相駆
動回路、5は受信強度比較器、6は基準発信機、7はサ
ーボアンプ、8は検波器、9はモータ、10は速度発電機
であり、ビームスキャン追尾装置を構成している。この
うち、移相駆動回路4は、図示していないが、ビームの
走査にともなって変化する二種の受信信号の受信レベル
を同期検波する検波器と、検波された受信信号のレベル
の高い方向を到来電波の方向と判断する信号処理部と、
この信号処理部の指令信号に基づいてアンテナ軸を到来
電波の方向に駆動する駆動部とを設けた構成としてある
(特願昭62−229606号参照)。
したがって、本装置においては、アンテナビームは、
移相駆動回路4の制御により僅かに走査され、ビームの
走査によって生じるレベル差に基づいてアンテナ1をモ
ータ9にて駆動し、電波到来方向へ向ける。
しかしながら、アンテナを搭載している移動体が、遮
蔽物の影に入ると受信レベルは低くなり、ビーム走査に
よるレベル差が生じなくなって追尾不能となる。また、
移動体が遮蔽物の外に出た場合には正確な補足を行なえ
ない。
ここで、本装置においては、受信強度比較器5によっ
て受信信号のレベルを検知し、受信信号がある一定のレ
ベル以下になると、信号aを出力し、サーボ増幅器7
へ、図示せざる電圧源よりアンテナを一方向に回転する
ように指令電圧をかける。
この作用により、ビーム走査によるレベル差にかかわ
らず、アンテナは一方向に回転する。したがって、移動
体が遮蔽物の外へ移動し、さらに、アンテナか波源の方
向へ向いたとき、受信レベルは回復する。
第4図の例では、比較器6のレベルを−10dB程度に設
定しておけば、第1サイドローブに捕まることなく、波
源を捕捉できる。すなわち、電信強度が−10dB以下にな
ったときは、アンテナは一方向に回転し、−10dBより上
がった場合は、ビーム走査によるレベル差に基づき追尾
を行ない第4図cの位置で波源を捕えることができる。
なお、第2図において、11は電圧源であり、この場
合、追尾用信号と、電圧源信号を切り替える構成として
ある。アンテナを一方向に回転させるための電圧源11
が、追尾用信号に比べ十分に大きい場合は、第3図に示
すように、比較器5の出力信号に基づいて、追尾用信号
に電圧源を加算しても、同様の結果が得られる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明は、ビームスキャン追尾
装置に受信強度比較器を付加することにより、簡単な構
成の装置で移動体が遮蔽物の外に出たときに、波源を容
易に捕捉し、さらに、サイドローブによる誤追尾を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明におけるビームスキャン追尾装置の第
一実施例のブロック図、第2図は同じく第二実施例のブ
ロック図、第3図は同じく第三実施例のブロック図、第
4図は第1図で構成される装置にて走査されるアンテナ
のパターンを示す図である。 1:アンテナ、2:低雑音増幅器 3:受信機、4:移相駆動回路 5:受信強度比較器、6:基準発振機 7:サーボアンプ、8:検波器 9:モータ、10:電圧源 11:電圧源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 誠 東京都港区芝5丁目33番1号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−204480(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビームを電気的に走査可能なアンテナと、 前記ビームの走査にともなって変化する受信信号のレベ
    ルのうち高いレベルの受信信号の方向を到来電波の方向
    と判断する信号処理部と、 この信号処理部の指令信号にもとづいてアンテナを到来
    電波方向に回転させるための信号を出力する駆動部と、 上記受信信号のレベルを検知し、レベルが一定のレベル
    以下になったとき、上記駆動部からの信号にかかわらず
    上記アンテナを一方向に回転させるための信号を出力す
    る受信強度比較器と、 上記駆動部又は上記受信強度比較器からの信号によって
    上記アンテナを回転させるモータと、 を有することを特徴としたビームスキャン追尾の捕捉装
    置。
JP63105516A 1987-05-29 1988-04-30 ビームスキャン追尾の初期捕捉装置 Expired - Lifetime JP2663499B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63105516A JP2663499B2 (ja) 1988-04-30 1988-04-30 ビームスキャン追尾の初期捕捉装置
CA000568066A CA1298402C (en) 1987-05-29 1988-05-30 Tracking system with beam switching antenna
AU16778/88A AU599293B2 (en) 1987-05-29 1988-05-30 Tracking system with beam switching antenna
US07/200,215 US4881078A (en) 1987-05-29 1988-05-31 Tracking system with beam switching antenna

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63105516A JP2663499B2 (ja) 1988-04-30 1988-04-30 ビームスキャン追尾の初期捕捉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01277784A JPH01277784A (ja) 1989-11-08
JP2663499B2 true JP2663499B2 (ja) 1997-10-15

Family

ID=14409767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63105516A Expired - Lifetime JP2663499B2 (ja) 1987-05-29 1988-04-30 ビームスキャン追尾の初期捕捉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2663499B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2682204B2 (ja) * 1990-06-16 1997-11-26 日本電気株式会社 アンテナ制御装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57204480A (en) * 1981-06-11 1982-12-15 Mitsubishi Electric Corp Receiver

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01277784A (ja) 1989-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5448248A (en) Adaptive radio direction finding system
JPH0629716A (ja) 自動追尾式衛星放送受信アンテナ装置
JP2544691B2 (ja) 衛星放送受信アンテナ装置
JP2663499B2 (ja) ビームスキャン追尾の初期捕捉装置
JP3553582B2 (ja) 飛翔体の誘導装置及びその誘導方法
JP2004212285A (ja) レーダ装置、レーダシステム及びレーダ走査制御方法
JP3155875B2 (ja) 電子ビーム走査アンテナ装置
JPH0245783A (ja) レーダ装置
JP3227060B2 (ja) 移動体搭載アンテナの追尾制御方法
JP3075354B2 (ja) 追尾用アンテナ制御方法および装置
JPH04184282A (ja) 移動体衛星通信用追尾アンテナ
JP3122579U (ja) アンテナ追尾装置及びアンテナ
JP2748502B2 (ja) レーダ装置
JPH0613810A (ja) アンテナ制御装置
JPS6228427B2 (ja)
JPH08256007A (ja) アンテナの追尾制御装置
JP3110829B2 (ja) 衛星放送受信アンテナ装置
JP2637991B2 (ja) ビームスキャン追尾装置
JPH026029B2 (ja)
JP3186533B2 (ja) 追尾アンテナ装置
JPH11163617A (ja) アンテナ装置
JP3238523B2 (ja) 自動追尾アンテナ装置
JPH11142503A (ja) アンテナ制御装置
JP3895455B2 (ja) アンテナシステム
JP2952356B1 (ja) 障害物検出レーダの回転角度検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term