JP2663300B2 - ノイズフイルタ - Google Patents
ノイズフイルタInfo
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- JP2663300B2 JP2663300B2 JP1176370A JP17637089A JP2663300B2 JP 2663300 B2 JP2663300 B2 JP 2663300B2 JP 1176370 A JP1176370 A JP 1176370A JP 17637089 A JP17637089 A JP 17637089A JP 2663300 B2 JP2663300 B2 JP 2663300B2
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- Japan
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- electrodes
- noise
- sintered body
- noise filter
- common electrode
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H1/00—Constructional details of impedance networks whose electrical mode of operation is not specified or applicable to more than one type of network
- H03H1/0007—Constructional details of impedance networks whose electrical mode of operation is not specified or applicable to more than one type of network of radio frequency interference filters
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、バリスタ特性を有する複数枚のセラミック
グリーンシートを電極を介在させて積層し一体焼成して
なる焼結体を利用したノイズフイルタに関する。
グリーンシートを電極を介在させて積層し一体焼成して
なる焼結体を利用したノイズフイルタに関する。
近年、マイクロコンピュータの発達により、産業用機
器、家電製品及び通信機器等のあらゆる装置にマイクロ
コンピュータが搭載されている。
器、家電製品及び通信機器等のあらゆる装置にマイクロ
コンピュータが搭載されている。
マイクロコンピュータが搭載された機器ではデジタル
制御処理が行われており、ノイズによる破壊あるいは誤
動作のおそれがあり、実際に、ノイズに起因する事故等
も生じている。ノイズの機器への侵入経路は、電源部分
及び信号配線部分であることが多く、従って、入出力部
分に用いられるノイズフイルタの役割が重要視されてい
る。
制御処理が行われており、ノイズによる破壊あるいは誤
動作のおそれがあり、実際に、ノイズに起因する事故等
も生じている。ノイズの機器への侵入経路は、電源部分
及び信号配線部分であることが多く、従って、入出力部
分に用いられるノイズフイルタの役割が重要視されてい
る。
EMIノイズの問題を解消するためには、ノイズを機器
から出さず、かつ機器に侵入させないことが必要であ
る。ノイズの出入は電線を経由するのが普通であり、従
って機器入出力部近傍において電線にノイズフイルタを
接続する方法が多用されている。
から出さず、かつ機器に侵入させないことが必要であ
る。ノイズの出入は電線を経由するのが普通であり、従
って機器入出力部近傍において電線にノイズフイルタを
接続する方法が多用されている。
従来から、用いられているノイズフイルタとしては、
(a)コンデンサ素子を用いたもの、(b)コンデンサ
−インダクタ複合系のもの、(c)インダクタ素子を用
いたもの及び(d)バリスタ素子を用いたものがある。
(a)コンデンサ素子を用いたもの、(b)コンデンサ
−インダクタ複合系のもの、(c)インダクタ素子を用
いたもの及び(d)バリスタ素子を用いたものがある。
(a)のコンデンサを用いたものは、微小ノイズを除
去するという点において優れているが、コンデンサのみ
では静電気のような高電圧パルスを吸収することができ
ず、高電圧パルスノイズに基づく装置の破壊や誤動作を
防止することができなかった。
去するという点において優れているが、コンデンサのみ
では静電気のような高電圧パルスを吸収することができ
ず、高電圧パルスノイズに基づく装置の破壊や誤動作を
防止することができなかった。
(b)のコンデンサ−インダクタ複合系ノイズフイル
タは、ホワイトノイズ等を吸収するのに適している。ま
た、(c)のバリスタ素子を用いたものはトランジェン
ト・ノイズを吸収するのに適している。
タは、ホワイトノイズ等を吸収するのに適している。ま
た、(c)のバリスタ素子を用いたものはトランジェン
ト・ノイズを吸収するのに適している。
しかしながら、信号ラインにおけるノイズ吸収は信号
の周波数と密接な関係がある。また、最近では、デジタ
ル化が進んでいるため、波形に大きな歪みが生じてはな
らない。よって、静電容量が大き過ぎると信号ライン用
ノイズフイルタとして用いることができず、またICの耐
電圧はは60〜70V程度であるため、これ以下にノイズ成
分を抑える必要がある。
の周波数と密接な関係がある。また、最近では、デジタ
ル化が進んでいるため、波形に大きな歪みが生じてはな
らない。よって、静電容量が大き過ぎると信号ライン用
ノイズフイルタとして用いることができず、またICの耐
電圧はは60〜70V程度であるため、これ以下にノイズ成
分を抑える必要がある。
コンデンサ−インダクタ系ノイズフイルタは、静電容
量の点では問題はないが、共振周波数帯のトランジェン
ト・ノイズをそのまま通過させてしまい、回路保護がで
きないという問題がある。また、高電圧のノイズの場合
には、波形を変えることは可能であるが、波高値を大き
く抑えることができない。
量の点では問題はないが、共振周波数帯のトランジェン
ト・ノイズをそのまま通過させてしまい、回路保護がで
きないという問題がある。また、高電圧のノイズの場合
には、波形を変えることは可能であるが、波高値を大き
く抑えることができない。
他方、バリスタ素子を用いたものでは、静電容量が50
0pF以上あり、信号ラインのような数100KHz〜数10MHzの
信号を扱う場合には、信号までも吸収あるいは変形させ
ることがあった。従って、現在のところ、バリスタは信
号ラインのノイズ除去用素子としては余り用いられてい
ない。
0pF以上あり、信号ラインのような数100KHz〜数10MHzの
信号を扱う場合には、信号までも吸収あるいは変形させ
ることがあった。従って、現在のところ、バリスタは信
号ラインのノイズ除去用素子としては余り用いられてい
ない。
本発明の目的は、トランジェント・ノイズの吸収に優
れたバリスタ素子の特徴を活かしつつ、静電容量が低減
されており、従って信号の吸収や変形を生じさせ難いノ
イズフイルタを提供することにある。
れたバリスタ素子の特徴を活かしつつ、静電容量が低減
されており、従って信号の吸収や変形を生じさせ難いノ
イズフイルタを提供することにある。
本発明は、バリスタの誘電体特性に着目し、これを有
効に利用することにより、コンデンサ−インダクタ系フ
イルタよりも信号ライン用ノイズフイルタとして優れた
ものを提供するものである。
効に利用することにより、コンデンサ−インダクタ系フ
イルタよりも信号ライン用ノイズフイルタとして優れた
ものを提供するものである。
本発明のノイズフイルタは、バリスタ特性を有する複
数枚のセラミックグリーンシートを電極を介在させて積
層し一体焼成することにより得られた焼結体を利用して
構成されている。すなわち、バリスタ特性を有する焼結
体の側面の第1の部分から第2の部分に向かって延びる
ように焼結体内に共通電極が形成されている。そして、
共通電極と厚み方向において焼結体層を介して隔てられ
た高さ位置に、少なくとも一本のスルー電極が焼結体側
面の第3の部分から第4の部分に向かって延びるよう
に、かつ上記共通電極と交差するように形成されてい
る。
数枚のセラミックグリーンシートを電極を介在させて積
層し一体焼成することにより得られた焼結体を利用して
構成されている。すなわち、バリスタ特性を有する焼結
体の側面の第1の部分から第2の部分に向かって延びる
ように焼結体内に共通電極が形成されている。そして、
共通電極と厚み方向において焼結体層を介して隔てられ
た高さ位置に、少なくとも一本のスルー電極が焼結体側
面の第3の部分から第4の部分に向かって延びるよう
に、かつ上記共通電極と交差するように形成されてい
る。
共通電極とスルー電極とが焼結体内で交差するように
配置されているため、バリスタ特性部分における電極重
なり面積が低減されており、従って静電容量が小さくさ
れている。
配置されているため、バリスタ特性部分における電極重
なり面積が低減されており、従って静電容量が小さくさ
れている。
また、バリスタ特性部分が分布型で形成されているた
め、不要インダクタンスが低減され、バリスタ応答性が
高められる。
め、不要インダクタンスが低減され、バリスタ応答性が
高められる。
さらに、バリスタ特性を有する焼結体の誘電体として
の性質をも利用することにより、コンデンサとしてのノ
イズ吸収性能と、バリスタとしてのノイズ吸収性能の双
方を併せ持つため、種々のノイズを効果的に吸収するこ
とが可能とされている。
の性質をも利用することにより、コンデンサとしてのノ
イズ吸収性能と、バリスタとしてのノイズ吸収性能の双
方を併せ持つため、種々のノイズを効果的に吸収するこ
とが可能とされている。
また、積層タイプであるため、バリスタ動作電圧を低
減することができ、回路保護効果を高めることが可能と
されている。
減することができ、回路保護効果を高めることが可能と
されている。
ZnOを97.5モル%、Bi2O3を0.5モル%、Co2O3を0.5モ
ル%、MnOを0.5モル%、並びにSb2O3を0.5モル%含む組
成となるように原料を配合し、それに水を加え、ボール
ミルにより粉砕した。
ル%、MnOを0.5モル%、並びにSb2O3を0.5モル%含む組
成となるように原料を配合し、それに水を加え、ボール
ミルにより粉砕した。
上記のようにして得られたスラリーを脱水し、乾燥し
た後、780℃の温度で2時間仮焼した。
た後、780℃の温度で2時間仮焼した。
仮焼された原料を粉砕し、有機バインダを加え、さら
に溶媒としてエチルアルコールを加えてスラリー状にし
た。このスラリーを用いて、ドクターブレード法により
膜圧60μmのグリーンシートを得た。
に溶媒としてエチルアルコールを加えてスラリー状にし
た。このスラリーを用いて、ドクターブレード法により
膜圧60μmのグリーンシートを得た。
得られたグリーンシートを所定の大きさ及び形状とな
るように打ちぬき、第1図に示すセラミックグリーンシ
ート1〜4を得た。
るように打ちぬき、第1図に示すセラミックグリーンシ
ート1〜4を得た。
セラミックグリーンシート2,3の上面には、Ag:Pd=3:
7の重量比となるようにAg及びPdを含有する導電ペース
トを塗布し、スルー電極部5a〜5c及び共通電極部6を形
成した。なお、以下においては、焼結後に形成された共
通電極及びスルー電極も、共通電極部及びスルー電極部
と同一参照番号を付与して説明する。
7の重量比となるようにAg及びPdを含有する導電ペース
トを塗布し、スルー電極部5a〜5c及び共通電極部6を形
成した。なお、以下においては、焼結後に形成された共
通電極及びスルー電極も、共通電極部及びスルー電極部
と同一参照番号を付与して説明する。
セラミックグリーンシート1〜4、並びにセラミック
グリーンシート1,4の上下に、さらに同一のセラミック
グリーンシートを各3枚積層し、2トン/cm2の圧力を付
加して圧着した。
グリーンシート1,4の上下に、さらに同一のセラミック
グリーンシートを各3枚積層し、2トン/cm2の圧力を付
加して圧着した。
得られた積層体チップを、1100℃の温度で2時間焼成
し、第2図に示す焼結体7を得た。
し、第2図に示す焼結体7を得た。
層結体7では、互いに対向する第1の側面7aと第2の
側面7bとの間に、共通電極6が形成されている。同様
に、第3の側面7cと第4の側面7dとの間に延びるよう
に、かつ共通電極6と交差するように3本のスルー電極
5a,5b,5cが形成されている。
側面7bとの間に、共通電極6が形成されている。同様
に、第3の側面7cと第4の側面7dとの間に延びるよう
に、かつ共通電極6と交差するように3本のスルー電極
5a,5b,5cが形成されている。
次に、上記スルー電極5a〜5c及び共通電極6の焼結体
側面に露出している部分に、Ag及びPdをAg:Pd=7:3の重
量比で含有する導電性ペーストを印刷し、1000℃の温度
で30分間焼付けることにより外部電極を形成した。外部
電極が形成された状態を第3図に示す。
側面に露出している部分に、Ag及びPdをAg:Pd=7:3の重
量比で含有する導電性ペーストを印刷し、1000℃の温度
で30分間焼付けることにより外部電極を形成した。外部
電極が形成された状態を第3図に示す。
第3図において、スルー電極5a〜5c(第2図)の両端
は、それぞれ、外部電極8a,8b,9a,9b,10a,10bに電気的
に接続されており、共通電極6(第2図)の両端は外部
電極11a,11bに電気的に接続されている。
は、それぞれ、外部電極8a,8b,9a,9b,10a,10bに電気的
に接続されており、共通電極6(第2図)の両端は外部
電極11a,11bに電気的に接続されている。
なお、スルー電極5a〜5cに幅は0.7mm、共通電極6の
幅は1.0mm、スルー電極5a〜5c間の間隔は1.2mmとした。
幅は1.0mm、スルー電極5a〜5c間の間隔は1.2mmとした。
得られたノイズフイルタの回路構成を第4図に示す。
また、上記のようにして得られた本実施例のノイズフ
イルタの特性を下記の第1表示す。なお、第1表におい
て、共通電極−スルー電極間の項の下方に記載されてい
る電極8a〜電極10aは、それぞれ、共通電極6に電気的
に接続された外部電極11aと、外部電極8a,9aまたは10a
との間の特性であることを示す。また、スルー電極間の
項における8a−9a及び9a−10aは、それぞれ、スルー電
極5a〜5cに接続された外部電極8a−外部電極9a間及び外
部電極9a−10a間の特性であることを示す。
イルタの特性を下記の第1表示す。なお、第1表におい
て、共通電極−スルー電極間の項の下方に記載されてい
る電極8a〜電極10aは、それぞれ、共通電極6に電気的
に接続された外部電極11aと、外部電極8a,9aまたは10a
との間の特性であることを示す。また、スルー電極間の
項における8a−9a及び9a−10aは、それぞれ、スルー電
極5a〜5cに接続された外部電極8a−外部電極9a間及び外
部電極9a−10a間の特性であることを示す。
なお、バリスタ電圧は、0.1mAの電流を流した時の出
力電圧であり、電圧非直線係数αは0.1mA及び1mAの電流
をそれぞれ流した場合の出力電圧をV0.1及びV1とした
場合、 α=1/log(V1/V0.1)で計算される。
力電圧であり、電圧非直線係数αは0.1mA及び1mAの電流
をそれぞれ流した場合の出力電圧をV0.1及びV1とした
場合、 α=1/log(V1/V0.1)で計算される。
第5図に示す測定回路を用い、試料として上記ノイズ
フイルタを挿入し、ノイズフイルタの外部電極10b−11a
間に1KVのパルスを印加し、その時の波形の変化を観測
した。比較のために、通常の誘電体チップからなるコン
デンサ・フイルタ、及びディスク型20Vバリスタに同様
のパルスを印加して波形を観測した。実施例及び比較例
のフイルタにおける波形変化を第6図に示す。
フイルタを挿入し、ノイズフイルタの外部電極10b−11a
間に1KVのパルスを印加し、その時の波形の変化を観測
した。比較のために、通常の誘電体チップからなるコン
デンサ・フイルタ、及びディスク型20Vバリスタに同様
のパルスを印加して波形を観測した。実施例及び比較例
のフイルタにおける波形変化を第6図に示す。
第6図から、本実施例のノイズフイルタでは、パルス
状のノイズが効果的に抑制されることがわかる。
状のノイズが効果的に抑制されることがわかる。
なお、上述した実施例では、スルー電極部5a〜5cとし
て、3本のスルー電極を形成したが、第7図に示すよう
に、共通電極部6の下方に一本のスルー電極部5bのみを
配置した構造としてもよい。すなわち、本発明において
は、スルー電極の数は任意である。
て、3本のスルー電極を形成したが、第7図に示すよう
に、共通電極部6の下方に一本のスルー電極部5bのみを
配置した構造としてもよい。すなわち、本発明において
は、スルー電極の数は任意である。
第8図は、本発明の第3の実施例のノイズフイルタに
用いられるセラミックグリーンシート及び電極形状を説
明するための分解斜視図である。バリスタ特性を示すセ
ラミック材料を主体とするセラミックグリーンシート21
〜23が用意される。ここでは、共通電極26が中央のセラ
ミックグリーンシート22上に該セラミックグリーンシー
ト22の長辺に平行に形成されている。他方、セラミック
グリーンシート21,23の上面には、それぞれ、スルー電
極25a,25c,25b,25dが、各セラミックグリーンシート21,
23の短辺に平行に形成されている。なお、スルー電極25
bは、上方のスルー電極25a,25c間の中央に位置するよう
に、またスルー電極25cは、下方のスルー電極25b,25d間
の中央に位置するように形成されている。
用いられるセラミックグリーンシート及び電極形状を説
明するための分解斜視図である。バリスタ特性を示すセ
ラミック材料を主体とするセラミックグリーンシート21
〜23が用意される。ここでは、共通電極26が中央のセラ
ミックグリーンシート22上に該セラミックグリーンシー
ト22の長辺に平行に形成されている。他方、セラミック
グリーンシート21,23の上面には、それぞれ、スルー電
極25a,25c,25b,25dが、各セラミックグリーンシート21,
23の短辺に平行に形成されている。なお、スルー電極25
bは、上方のスルー電極25a,25c間の中央に位置するよう
に、またスルー電極25cは、下方のスルー電極25b,25d間
の中央に位置するように形成されている。
上記セラミックグリーンシート21〜23を図示の向きに
積層し、さらに上方に電極の形成されていないセラミッ
クグリーンシートを積層し、焼成することにより、第9
図に示す焼結体27が得られる。この焼結体27の側面に、
外部電極28a〜31a,28b〜31b,32a,32bがそれぞれ形成さ
れている。本実施例のノイズフイルタでは、外部電極28
a〜31aと外部電極28b〜31bとの間において、それぞれ、
ノイズフイルタが構成されている。
積層し、さらに上方に電極の形成されていないセラミッ
クグリーンシートを積層し、焼成することにより、第9
図に示す焼結体27が得られる。この焼結体27の側面に、
外部電極28a〜31a,28b〜31b,32a,32bがそれぞれ形成さ
れている。本実施例のノイズフイルタでは、外部電極28
a〜31aと外部電極28b〜31bとの間において、それぞれ、
ノイズフイルタが構成されている。
しかも、本実施例では、横方向に隣合うスルー電極、
例えばスルー電極25aと25bとが焼結体内において異なる
高さ位置に形成されているため、隣合うノイズフイルタ
・ユニット間のクロストークが効果的に抑制されてい
る。
例えばスルー電極25aと25bとが焼結体内において異なる
高さ位置に形成されているため、隣合うノイズフイルタ
・ユニット間のクロストークが効果的に抑制されてい
る。
なお、各ノイズフイルタ・ユニットを構成するスルー
電極は、第10図に示すように、焼結体層を介して重なり
合う2枚のスルー電極25a,25a′、25b,25b′、25c,25
c′及び25d,25d′で構成されていてもよい。
電極は、第10図に示すように、焼結体層を介して重なり
合う2枚のスルー電極25a,25a′、25b,25b′、25c,25
c′及び25d,25d′で構成されていてもよい。
さらに、第11図に示すように、共通電極26は、スルー
電極25a〜25dが形成されている高さ位置よりも下方に位
置してもよい。もっとも、好ましくは、第8図及び第9
図に示したように、隣合うスルー電極、例えばスルー電
極25aと25bとが、共通電極26を介して反対側に配置され
る方が好ましい。隣合うスルー電極間において、間にア
ース電位に接続される共通電極26を配することにより、
相互干渉をより効果的に防止することができるからであ
る。
電極25a〜25dが形成されている高さ位置よりも下方に位
置してもよい。もっとも、好ましくは、第8図及び第9
図に示したように、隣合うスルー電極、例えばスルー電
極25aと25bとが、共通電極26を介して反対側に配置され
る方が好ましい。隣合うスルー電極間において、間にア
ース電位に接続される共通電極26を配することにより、
相互干渉をより効果的に防止することができるからであ
る。
また、隣接するノイズフイルタ・ユニットを構成する
スルー電極を異なる高さ位置に配するには、第8図に示
した実施例のように、2枚のセラミックグリーンシート
の上面に一つおきにスルー電極25a〜25dを形成する必要
は必ずしもない。例えば、第12図(a)、(c)及び
(c)に示すセラミックグリーンシート41,43,45のよう
に、3枚のセラミックグリーンシートに隣合うスルー電
極25a〜25dを分散して形成し、それによって隣合うスル
ー電極間の高さ位置を異ならせてもよい。
スルー電極を異なる高さ位置に配するには、第8図に示
した実施例のように、2枚のセラミックグリーンシート
の上面に一つおきにスルー電極25a〜25dを形成する必要
は必ずしもない。例えば、第12図(a)、(c)及び
(c)に示すセラミックグリーンシート41,43,45のよう
に、3枚のセラミックグリーンシートに隣合うスルー電
極25a〜25dを分散して形成し、それによって隣合うスル
ー電極間の高さ位置を異ならせてもよい。
また、第12図の例では、セラミックグリーンシート4
1,43,45間のそれぞれの間に、第12図(b)及び(d)
に示すように、共通電極26の形成されたセラミックグリ
ーンシート42,44が挿入される。このように、焼結体内
に複数枚の共通電極を形成してもよい。
1,43,45間のそれぞれの間に、第12図(b)及び(d)
に示すように、共通電極26の形成されたセラミックグリ
ーンシート42,44が挿入される。このように、焼結体内
に複数枚の共通電極を形成してもよい。
さらに、共通電極は、1枚のセラミックグリーンシー
ト上に複数本形成してもよい。
ト上に複数本形成してもよい。
以上のように、本発明におけるスルー電極は、共通電
極と焼結体層を介して隔てられており、かつ共通電極と
交差するように形成されている限り、複数本のスルー電
極が異なる高さ位置に形成されていてもよい。
極と焼結体層を介して隔てられており、かつ共通電極と
交差するように形成されている限り、複数本のスルー電
極が異なる高さ位置に形成されていてもよい。
また、共通電極及びスルー電極は、図示例のように焼
結体の異なる側面間に延びるように形成される必要も必
ずしもなく、焼結体の外周側面の任意の2つの部分間に
延びるように形成され得るものである。すなわち、焼結
体の一の側面に共通電極またはスルー電極の両端が露出
されていてもよい。
結体の異なる側面間に延びるように形成される必要も必
ずしもなく、焼結体の外周側面の任意の2つの部分間に
延びるように形成され得るものである。すなわち、焼結
体の一の側面に共通電極またはスルー電極の両端が露出
されていてもよい。
以上のように、本発明によれば、バリスタ特性を有す
るセラミックグリーンシートを電極を介在させて積層し
一体焼成することにより得られた焼結体を利用してノイ
ズフイルタが構成されている。従って、積層型であるた
め、バリスタ電圧を低めることができ、回路保護効果を
高めることができる。また、スルー電極が共通電極と交
差するように形成されているので、バリスタ特性部分に
おける電極面積を小さくすることができ、静電容量を低
めることができる。のみならず、バリスタ特性部分が分
布型で形成されているため、不良インダクタンスの発生
も低減され、バリスタ特性が改善される。
るセラミックグリーンシートを電極を介在させて積層し
一体焼成することにより得られた焼結体を利用してノイ
ズフイルタが構成されている。従って、積層型であるた
め、バリスタ電圧を低めることができ、回路保護効果を
高めることができる。また、スルー電極が共通電極と交
差するように形成されているので、バリスタ特性部分に
おける電極面積を小さくすることができ、静電容量を低
めることができる。のみならず、バリスタ特性部分が分
布型で形成されているため、不良インダクタンスの発生
も低減され、バリスタ特性が改善される。
よって、静電容量が小さく、かつコンデンサとしての
ノイズ吸収性能及びバリスタとしてのノイズ吸収性能の
双方を併せ持つノイズフイルタが実現されるため、ホワ
イトノイズやトランジェントノイズ等幅広い形態をノイ
ズを効果的に吸収することが可能となり、機器の誤動作
や破壊を効果的に防止することができる。
ノイズ吸収性能及びバリスタとしてのノイズ吸収性能の
双方を併せ持つノイズフイルタが実現されるため、ホワ
イトノイズやトランジェントノイズ等幅広い形態をノイ
ズを効果的に吸収することが可能となり、機器の誤動作
や破壊を効果的に防止することができる。
第1図は本発明の第1の実施例を得るのに用いられるセ
ラミックグリーンシート及び形成される電極形状を説明
するための分解斜視図、第2図は本発明の第1の実施例
において得られる焼結体を示す斜視図、第3図は本発明
の第1の実施例のノイズフイルタの外観斜視図、第4図
は本発明の第1の実施例のノイズフイルタの回路図、第
5図はノイズフイルタを測定するのに用いた回路を示す
図、第6図は本発明の第1の実施例のノイズフイルタ及
び比較例のノイズフイルタのノイズ吸収特性を説明する
ための図、第7図は本発明の第2の実施例において用い
られるセラミックグリーンシート及びその上に形成され
る電極形状を説明するための分解斜視図、第8図は本発
明の第3の実施例において用いられるセラミックグリー
ンシート及びその上に形成される電極形状を説明するた
めの分解斜視図、第9図は本発明の第3の実施例のノイ
ズフイルタの斜視図、第10図は第3の実施例のノイズフ
イルタの変形例を示す斜視図、第11図は共通電極がスル
ー電極の下方に配置された変形例を説明するための斜視
図、第12図(a)〜(e)は本発明の第4の実施例に用
いられるセラミックグリーンシート及びその上に形成さ
れる電極形状を説明するための各平面図である。 図において、1〜4はセラミックグリーンシート、5a〜
5cはスルー電極、6は共通電極、7は焼結体、7a,7bは
第1,第2の側面、7c,7dは第3,第4の側面を示す。
ラミックグリーンシート及び形成される電極形状を説明
するための分解斜視図、第2図は本発明の第1の実施例
において得られる焼結体を示す斜視図、第3図は本発明
の第1の実施例のノイズフイルタの外観斜視図、第4図
は本発明の第1の実施例のノイズフイルタの回路図、第
5図はノイズフイルタを測定するのに用いた回路を示す
図、第6図は本発明の第1の実施例のノイズフイルタ及
び比較例のノイズフイルタのノイズ吸収特性を説明する
ための図、第7図は本発明の第2の実施例において用い
られるセラミックグリーンシート及びその上に形成され
る電極形状を説明するための分解斜視図、第8図は本発
明の第3の実施例において用いられるセラミックグリー
ンシート及びその上に形成される電極形状を説明するた
めの分解斜視図、第9図は本発明の第3の実施例のノイ
ズフイルタの斜視図、第10図は第3の実施例のノイズフ
イルタの変形例を示す斜視図、第11図は共通電極がスル
ー電極の下方に配置された変形例を説明するための斜視
図、第12図(a)〜(e)は本発明の第4の実施例に用
いられるセラミックグリーンシート及びその上に形成さ
れる電極形状を説明するための各平面図である。 図において、1〜4はセラミックグリーンシート、5a〜
5cはスルー電極、6は共通電極、7は焼結体、7a,7bは
第1,第2の側面、7c,7dは第3,第4の側面を示す。
フロントページの続き (72)発明者 坂本 幸夫 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株 式会社村田製作所内 (72)発明者 山本 秀俊 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株 式会社村田製作所内 (72)発明者 坂井 清司 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株 式会社村田製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】バリスタ特性を有する複数枚のセラミック
グリーンシートを電極を介在させて積層し一体焼成して
得られた焼結体を利用したノイズフイルタであって、 バリスタ特性を有する焼結体と、 該焼結体の側面の第1の部分から第2の部分に向かって
延びるように焼結体内に形成された共通電極と、 前記共通電極と厚み方向において焼結体層を介して隔て
られた高さ位置において、前記焼結体の側面の第3の部
分から第4の部分に向かって延びるように、かつ前記共
通電極と交差するように形成された少なくとも一本のス
ルー電極とを備える、ノイズフイルタ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1176370A JP2663300B2 (ja) | 1989-07-07 | 1989-07-07 | ノイズフイルタ |
DE4021634A DE4021634C2 (de) | 1989-07-07 | 1990-07-06 | Rauschfilter |
US07/549,221 US5159300A (en) | 1989-07-07 | 1990-07-06 | Noise filter comprising a monolithic laminated ceramic varistor |
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---|---|---|---|
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-
1989
- 1989-07-07 JP JP1176370A patent/JP2663300B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-07-06 US US07/549,221 patent/US5159300A/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-07-06 DE DE4021634A patent/DE4021634C2/de not_active Expired - Lifetime
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