JP2663233B2 - 天井支持具 - Google Patents

天井支持具

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JP2663233B2
JP2663233B2 JP5123448A JP12344893A JP2663233B2 JP 2663233 B2 JP2663233 B2 JP 2663233B2 JP 5123448 A JP5123448 A JP 5123448A JP 12344893 A JP12344893 A JP 12344893A JP 2663233 B2 JP2663233 B2 JP 2663233B2
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貴史 上野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二階側床パネル等の枠フ
レーム又は横架材(本明細書において、単に「横架材」
という。)のフランジを挟持する挟持部と、挟持部に垂
設した天井パネルを取り付ける支持部とを備えた天井支
持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9に示すように、従来、二階側床パネ
ルPの横架材Fに天井パネルSを垂設する場合、根太受
材がある方向には取付金物を打ち込み固定できるが、根
太受材がない方向には取付金物を支持できないので、横
架材Fの下片に、現場調達した吊木受T1を係止し、こ
の吊木受T1に吊木T2を固定し、この吊木T2に直接又
はピース材T3を介して天井パネルSを取り付けるよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、天井パネ
ルSの上方には、すべて二階側床パネルPの頑丈な横架
材Fが配設されているにもかかわらず、この横架材Fに
取付金物を打ち込み固定できない箇所には、上記のよう
に現場調達した吊木受T1及び吊木T2等にて天井パネル
Sを取り付けるようにしているため、施工に手間がかか
るとともに、施工精度が一定しないという問題点があっ
た。
【0004】本発明は、ボルト、釘等を用いることな
く、二階側床パネル等の横架材に容易に取り付けること
ができるとともに、天井パネルを精度よく取り付けるこ
とができる天井支持具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の天井支持具は、横架材のフランジを挟持す
る挟持部と、該挟持部に垂設した天井パネルを取り付け
る支持部とを備えた天井支持具において、前記挟持部に
横架材のフランジの下面を押圧する別部材からなる板ば
ねを配設したことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明の天井支持具は、横架材のフランジにそ
の挟持部をたたき込む等の方法で挿入することにより取
り付けられる。このとき、天井支持具は、挟持部に配設
した別部材からなる板ばねが横架材のフランジの下面を
押圧することにより、横架材のフランジに確実に取り付
けられる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の天井支持具を図示の実施例に
基づいて説明する。図1〜図5に、本発明の天井支持具
の第2の実施例を示す。図においてFは二階側床パネル
の横架材で、この横架材Fのフランジ1に天井支持具2
を取り付ける。
【0008】この天井支持具2は、図2に詳示するよう
に、所要の強度を備えた帯状金属板製で、その上端を水
平方向にU字形に屈曲した横架材Fのフランジ1を挟持
する挟持部21と、この挟持部21の下方にほぼ垂直に
延びる天井パネルを取り付ける支持部22とからなり、
この支持部22は、二階側床パネルから高さ方向に予め
定めたの間隔を開けて天井パネルを取り付けるのに適し
た長さを有し、かつ、天井パネルの枠材に釘止め又はビ
ス止め可能なように取付孔23が適当な位置に穿設され
ている。
【0009】また、水平方向にU字形に屈曲した挟持部
21は、挟持部21の上片21aと下片21bとを上下
に平行に、かつ、所定の間隔をあけて構成するようにす
る。この上片21aと下片21bとの間隔は、予め想定
した横架材Fのフランジ1の最大の厚みを基準にして設
定する。なお、U字形に屈曲した挟持部21の奥行方向
の長さは、挟持部21をフランジ1に挿入して挟持した
際、天井パネル等の荷重を支持できるように定められ
る。そして、挟持部21の上片21aと下片21bの間
には、板ばね3が配設される。
【0010】この板ばね3は、その基端側を天井支持具
2の支持部22の一側面に固定し、他方の自由端側を屈
曲させて、挟持部21の上片21aと下片21bの間に
挿入し、かつ上片21aの下面に接するか近接するよう
にする。
【0011】これにより、横架材Fのフランジ1に天井
支持具2を取り付けるには、このフランジ1の任意の取
付位置の端縁に天井支持具2の挟持部21を図3のよう
に対対向して位置させた状態で、矢符A方向よりハンマ
ー等でたたき込むと、板ばね3が撓み、挟持部21がフ
ランジ1に挿入され、かつ、板ばね3が横架材Fのフラ
ンジ1の下面を押圧することにより、上片21aの下面
はフランジ1の上面に密着することになる。これによ
り、フランジ1の厚みが挟持部21に挿入されるものな
らば、図4(1)のように薄くても、また、図4(2)
のように厚くても、同じようにして取り付けることがで
きる。
【0012】この天井支持具2に天井パネルSを取り付
けるには、支持片22に天井パネル枠又は桟を釘又はビ
スにて固定して行う。
【0013】図6〜図8に、本発明の天井支持具の第2
の実施例を示す。この天井支持具は、水平方向に偏平コ
字形に屈曲した挟持部21を備えるとともに、この挟持
部21の上片21aと下片21bの間に配設した板ばね
3の中央部先端を逆V字形に屈曲して係止片3aを形成
し、この係止片3aを板ばね3の他の面よりも突出さ
せ、この係止片3aの突起部をフランジ1の所定位置に
穿設した係止孔1Hと挟持部21の上片21aに穿設し
た係止孔2Hに嵌合係止することにより抜け止めとした
もので、その他の構成は、上記第1実施例と同様であ
る。
【0014】このように、予めフランジ1の天井支持具
2を取り付ける位置に係止孔1Hを穿設しておくと、天
井支持具2の取付位置の決定を容易に、かつ確実に行え
る。
【0015】
【発明の効果】本発明の天井支持具によれば、天井支持
具を横架材のフランジに釘やボルト等を用いずに簡単
に、かつその取付位置が限定されることなく取り付ける
ことができる。そして、特に、挟持部に横架材のフラン
ジの下面を押圧する別部材からなる板ばねを配設するこ
とにより、天井支持具を横架材のフランジに確実、かつ
容易に取り付けることができるとともに、挟持部に剛性
を持たせることができるため、天井パネル等の荷重によ
って挟持部の上片が変形することがなく、また、挟持部
の上片の下面がフランジの上面に常に密着するため、天
井パネルを精度よく取り付けることができ、さらに、挟
持部とは別部材からなる板ばねの肉厚を薄く形成するこ
とができるため、肉厚の異なる横架材のフランジに挟持
部を挿入することができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の天井支持具の第1実施例を示す外観斜
視図である。
【図2】天井支持具の外観斜視図である。
【図3】取付方法を示す説明図である。
【図4】フランジの厚みの異なる場合の説明図である。
【図5】天井支持具の外形を示す説明図である。
【図6】本発明の天井支持具の第2実施例を示す外観斜
視図である。
【図7】分解斜視図である。
【図8】取付方法を示す説明図である。
【図9】公知例の説明図である。
【符号の説明】 P 二階側床パネル S 天井パネル 1 フランジ 2 天井支持具 21 挟持部 22 支持部 3 板ばね

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横架材のフランジを挟持する挟持部と、
    該挟持部に垂設した天井パネルを取り付ける支持部とを
    備えた天井支持具において、前記挟持部に横架材のフラ
    ンジの下面を押圧する別部材からなる板ばねを配設した
    ことを特徴とする天井支持具。
JP5123448A 1993-04-27 1993-04-27 天井支持具 Expired - Fee Related JP2663233B2 (ja)

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JPH06307000A JPH06307000A (ja) 1994-11-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5789435B2 (ja) * 2011-07-12 2015-10-07 大和ハウス工業株式会社 梁取合い金物及びこれを用いた天井構造
GB2517705A (en) * 2013-08-28 2015-03-04 Armstrong World Ind Inc Ceiling system with ceiling element mounting brackets

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5844754Y2 (ja) * 1978-09-15 1983-10-11 松下電工株式会社 建築板用廻り縁
JPH044089Y2 (ja) * 1985-05-11 1992-02-06
JPH06193187A (ja) * 1992-12-28 1994-07-12 Sekisui House Ltd 天井吊り金具

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